転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第十二話
「やっぱりノエルの作った料理の方が美味しいと思うんだよな」
「えへへ。ありがとうございます、リュウトさん」
「そうですね!!リュウトの作った豚キムチチャーハンも悪く無かったとは思いますが、やはりお姉ちゃんの作ったシチューには負けますね!!」
今日の夕飯は、ノエルが腕によりを掛けたクリームシチューだった。
材料の仕込みの手伝いをしようか?と声を掛けたら
『いえ、お昼はリュウトさんに全部やってもらいましたからね。夕飯は私にやらせてください』
と言われてしまった。
「本当に、とても美味しかったよ。それに何だろうか。特別な何かを感じるようにも思えたね」
「えへへ。いつも以上にたっぷりと『愛情』を込めさせていただきましたからね」
「そ、そうか。だから美味しかったんだね」
『お風呂が沸きました』
そんなやり取りをしていると、居間にお風呂の準備が出来たと知らせが入った。
「ノエル。夕飯の洗い物は俺の方でやっておくよ」
「……え。良いんですか?」
「あぁ。せっかくだからルエルと一緒に姉妹水入らずでお風呂に入ればいいと思うよ」
「なかなか良い事を言いますね、リュウト!!それじゃあお姉ちゃん、久しぶりに一緒にお風呂に入ろうよ!!」
「ありがとうございます、リュウトさん。それではお言葉に甘えますね」
そう言ってノエルとルエルはお風呂場へと向かい、俺は洗い物をする為に台所へと向かった。
「さてと。それじゃあ手早く済ませてテレビでも見てようかな。今日はセ・パ交流戦があったよな」
なんてことを呟いていると、お風呂場の方から姉妹の仲良さげな声が聞こえてきた。
『なるほど……これがルエルの十年間……』
『ちょ、ちょっとお姉ちゃん!!なんで私の胸を触ってるの!!??』
『ずるい……なんで私は育たなかったのに……ルエルだけ……』
『も、もー!!くすぐったいよお姉ちゃんー!!』
「……なんてテンプレなことをしてるんだよあの姉妹は」
まぁ、確かに視線を向けないように努力はしていたけど、ルエルの胸はノエルと比べて『かなり』大きい。
髪の毛や顔立ち、肌の感じなど、似ているところは多々あれど、胸の大きさだけは全く似てなかったな。
テニスゲームをしてる時は、右に左にたゆんたゆん揺れてて、危うく視線が釘付けになる所だったし、スゴロクゲームをしてる時は、腕に抱きつかれたりとかして、胸が押し当てられてノエルでは味わえないような幸せな感触を得ることが出来た。
隣にはめちゃくちゃ冷めた視線のノエルが居たことに目を瞑れば……だけど。
そして、洗い物を終えた俺はコップに麦茶を入れて居間へと戻り、テーブルの上のリモコンを使ってテレビをつける。
チャンネルを変えていくと、目当ての野球のチャンネルを見つけた。
贔屓にしているチームが今は勝っているようだ。
八回で二点差。抑えがラストを締めれば勝利だな。
「二点あればジャスティスなら安全圏だろ。今年は覚醒してくれてて嬉しいよな」
なんて事を呟きながら、冷えた麦茶を一口飲む。
惚れ惚れするようなストレートを眺めていると、ノエル姉妹が風呂場から出てきた。
「いい湯でした。洗い物ありがとうございます、リュウトさん」
「いや、いつも美味しい料理を作ってくれてるからな。この位はさせてくれよ」
「えへへ。そう言って貰えると嬉しいです」
「リュウトは野球が好きなんですか?」
「そうだな。昔は少年野球をやってたよ。今は見る専門だけどな。それでもだらしない身体にはなりたくなかったから、筋トレは続けてたよ。それは今も変わらないかな」
「なるほど。だからそれなりに筋肉質な身体をしてたんですね。私、だらしない男は嫌いですからね。私生活も、身体付きも、です」
そして、テレビでは抑えのジャスティスが三者凡退でゲームを締めたことが確認出来た。
よし。これで何の憂いもなく風呂に入ることが出来るな。
「じゃあ次は俺が風呂に入ってくるよ」
「はい。行ってらっしゃいリュウトさん」
「……リュウト。私たちの残り湯で変なことしないでくださいよ?」
「……しないから」
そんなやり取りをした後に、俺は風呂場へと向かい、脱衣所の扉を開ける。
先程まで二人が使っていたので、開けると熱気が中から出てきた。
それと共に、二人の美少女の香りが身体を包んだ。
「……これはなかなかに官能的だな」
脱衣所でこれなのだ、浴室とかもっとやばい事になってる可能性もある。
俺は服を脱ぎ捨てると、気合いを入れて浴室の中へと身を投じた。
「……出たよ」
「おかえりなさい、リュウトさん。おや、顔が赤いですね。のぼせてしまいましたか?」
薄手の寝間着に着替えていたノエルが、俺の様子を見て心配そうに声を掛けた。
「あはは。ちょっと長湯をしすぎちゃったかな?」
本当は浴室に充満していた二人の香りにやられて、性欲が不味いことになってただけだけど……
流石にルエルも居るのに、抜く訳にもいかず悶々とした気持ちで風呂を済ませたからな……
「……ねぇリュウト。もしかして変なことをしていたんじゃないでしょうね?」
コップに冷えた牛乳を入れて、ルエルが俺に渡しながらそう声を掛ける。
「してないから。てか……してないからだとも言えるけどな」
俺はそれを受け取り、一口飲んだあとに言葉を返した。
あぁ……染みるなぁ……
火照った身体に冷えた牛乳は堪らない。
口からは思わず低い声が出てしまった。
「ふふふ。何よリュウト。おっさんみたいよ?」
「良いだろ。風呂上がりに牛乳を決めたらこういう声が出るのは普通だと思うぞ」
「そうね。みたい、と言ったのは間違いだったわ。普通におっさんだわ」
「まぁ……年寄り臭いなぁとは認めるよ」
そう言って俺とルエルは軽く笑いあった。
「……えぇ。何だか新婚夫婦みたいなやり取りしてます……て言うか、ルエルから敬語が無くなってるんですけどぉ……」
「さて。そろそろいい時間だからな。寝る支度に入ろうか」
風呂から出て少しした頃。身体の火照りも治まってきたのでそろそろ寝る支度に入ろうか。と言う時間になっていた。
「そうね。確かにもう夜も更けてきたし、寝るには良い時間よね」
「えと……寝る場所はどうしますか?私たちのダブルベッドで三人寝るのは流石に狭いかと……」
ノエルのその言葉に、俺は軽く笑いながら答える。
「それなんだけど、俺は今日は隣の部屋で来客用の布団を敷いて寝るよ」
「……え。リュウトさんはそれでいいんですか?」
「十年振りの姉妹の再会だろ?今夜くらいは一緒に寝た方が良いだろ」
「リュウト!!良いことを言うじゃない!!わかってるわね!!お姉ちゃん!!一緒に寝ようよ!!」
「わ、わかりました。ル、ルエル押さないで。それじゃあリュウトさん、また明日」
「おう。また明日な」
こうして、俺はノエルとルエルと別れ、隣の部屋で布団を敷いて寝ることになった。
来客用の敷布団を床に敷き、掛け布団と枕を用意したら寝る支度は完了だ。
「懐かしいな。こっちの世界ではベッドで寝てたけど、向こうの世界ではこのスタイルが日常だったからな」
隣の部屋ではノエルとルエルが仲良く寝てるのだろう。
姉妹仲が良いのはいいことだ。
「……さて、俺も寝るとするかな」
この世界に来て、初めて『ノエルとセックスをしないで寝る夜』になりそうだな。
まぁ一発抜いてから寝たいところだけど、そんなシーンを万が一にでも見られたら生きていけない。
そう考えた俺は、電気をオレンジ色の玉電にして、布団へと入った。
少しだけひんやりとした布団。これが段々と暖かくなってくるのが好きだった。
「おやすみ、ノエル」
俺はそう呟いて目を閉じた。
………………。
……………………。
…………………………。
性欲よりも眠気がやってきて、ようやく夢の世界に旅立てそうかな。
そう思っていた時だった。
コンコン。
と言う扉をノックする音が聞こえた。
「……ノエルかな?」
もしかしたら、ルエルが寝静まったあと、ノエルがこちらにやってきたのかもしれない。
セックスが好きな彼女だ。俺としたくなって来た。なんて言う都合のいい妄想が頭を過ぎる。
……そんな都合のいいことなんか無いだろ。
俺は軽く頭を振り、布団から出たあと電気をつけて扉へと向かう。
そして、扉を開けて外のノエルに声をかけた。
「こんな夜更けにどうしたんだよ、ノエ……え?」
「……こ、こんばんはリュウト」
部屋の前に居たのはノエルでは無く、ツインテールを解いて白銀の髪の毛を腰まで垂らし、胸元が少し窮屈そうな薄手の寝間着を着たルエルだった。