転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第二話
「それではリュウトさん。ここの図書館の説明をしていきますね」
「あぁ、よろしく頼むよ」
俺はそう言って、前を進むノエルの後ろを着いていく。
そして、少しするとよく見たような図書館のテーブルのようなものが姿を現した。
テーブルの上には、パソコンのようなものが設置されている。
「こちらが管理スペースになります。書物の貸出や新しく入荷した書物の確認、整理を行います。リュウトさんが元いた世界のパソコンと使い方は一緒です」
「なるほどね。ちょっと使ってみてもいいかな?」
「はい。どうぞ」
俺はテーブルの反対側へと歩いていく。
そして、テーブルに備え付けられたパソコンを見ると、既に立ち上がっているようだった。
「……ふーん。インターネットみたいに検索機能があるんだ」
俺はそう呟くと、手元のマウスで軽く検索をかけてみようとした。
すると、
『寂しさ 紛らわす 方法』
『独り身 過ごし方』
『異世界転生 召喚 やり方』
などが検索履歴で出てきた。
ノエルの寂しい気持ちがすごく理解出来てしまい、胸が少しだけ締め付けられた。
てか、俺がここに転生してきたのってもしかして……
「えと、リュウトさん。そろそろ次の場所を説明しても良いですか?」
パソコンの前で固まっていた俺に、ノエルがそう声をかけてきた。
「あ、うん。すぐ行くよ」
俺はマウスから手を離し、彼女の元へと歩いて行った。
そうだな。俺がここに来た理由が、ノエルが呼んだからだとしても関係ない。
俺が来たからにはもう彼女の寂しい気持ちを感じさせたくない。
そう決意を固めて俺は彼女の後ろをついて行った。
図書館の奥へと進むノエルに、俺は軽く話を振ってみた。
「そう言えばさ、ノエル。衣食住が提供される。って話だったよね?」
「はい。そうですよ。これからリュウトさんに見てもらうのが私たちの家になります」
『私たちの家』という言葉に、俺の心が少しだけ沸き立つ。
そうか。やっぱりと言うか……一緒に暮らすんだな。
「リュウトさんのいた世界で言えばそうですね、マンションの一室。広さは3LDKと言った所でしょうか」
「3LDKってなかなか広いよな」
「あはは。そうですね。独りで暮らすには広過ぎるくらいでした……」
「まぁ、これからは俺も一緒に暮らすからな。寂しい思いはしないで済みそうだな」
俺はそう言って、軽くノエルの手を握る。
すると、少しだけ驚いたような表情を浮かべたあとに、彼女は俺の手を握り返してくれた。
「……えへへ。ありがとうございます、リュウトさん」
「まぁ、この位はさせてくれ。それに俺も幸せな気持ちになれるからウィン・ウィンって奴だよ」
手を繋いで歩くこと数分。俺たちの目の前に真っ白な壁と、それに備え付けられた扉のような物が現れる。
「これがあれか?俺たちの家の玄関ってやつか」
「はいそうです。あと、これが合鍵になりますのでリュウトさんに渡しておきますね」
「ありがとう。無くさないように気を付けるよ」
俺はノエルから貰った鍵をズボンのポケットの中に入れる。
そして、ノエルは自分が持っていた鍵で玄関の鍵を解錠すると、扉を開ける。
「どうぞ。何も無いところですけど……」
「あはは。まぁこれから増やしていけばいいと思うぞ」
「は、はい!!そうですね」
履いていた靴を玄関で脱いだあとに、部屋の中へと足を踏み入れる。
彼女の言うような何も無いと言うよりは、部屋の中はとても綺麗に整理されていた。
ズボラな性格には見えなかったから、こうなってるのはある種の予想通りとも言える。
「えと、こちらが居間になります」
「OK」
案内された居間には、大きなガラス製のテーブルとクッションが二つ。独り身なのにクッションは二つなんだな。
そして大きめのソファがあった。
俺の世界で言うところのテレビもあった。
「パソコンといい、テレビといい、なんて言うか俺の世界に準じたものが結構あるんだな」
「……リュウトさんを呼ぶに当たって……用意したものですからね……」
「……え?ノエル。何か言った?」
「い、いえ何も!!それでは寝室とお風呂の説明をしますね!!」
「そ、そうか……よろしく頼むよ」
何かを誤魔化すように手を振るノエル。
まぁ、特に気にすることでも無いか。
そして、彼女からお風呂と寝室の説明を受ける。
お風呂はこれまた俺が居た世界の物とほとんど同じようなものが設置されていた。
脱衣所、浴室、浴槽にシャワーも完備していた。
追い炊き機能も当然ある。
異世界に来た。という気持ちがどんどん無くなって行くのを感じるな。
まぁ、隣を見れば現実離れした美少女が居るから、異世界転生したんだという気持ちにはなれるけど。
その後、ノエルに案内された寝室を見た俺はかなり驚くことになった。
「こ、こちらが寝室です……」
「そうか、ダブルベッドか……」
広めの寝室には、ダブルベッドが一つだけ用意されていた。
つまり、今日から俺とノエルはこのベッドを使って一緒に寝ることになる。
「……俺は構わないけど、ノエルはいいのか?」
こんな出会ったばかりの男と一緒に暮らすだけじゃ無くて、寝る時も一緒。貞操とか気にならないのだろうか?
「わ、私も構いません……その、この広さのベッドでやっぱり一人で寝るのは寂しかったんです……」
そう言って寂しそうに瞳を伏せるノエル。
そうか、やっぱりこれだけ広い部屋。どう考えても一人では広過ぎる。
俺は衝動に駆られてノエルの身体をそっと抱き締めた。
「リュ、リュウト……さん?」
「一緒に寝ようか、ノエル。その……間違ってもノエルに手を出すことが無いように、鉄の意志を忘れないようにするから」
「……別に、手を出してもらっても構わないんですけどね……」
「……え?ノエル。また何か言った?」
俺の胸に顔を押し付けて何かを言われたような気がする。
ノエルに問返すと、先程と同じように彼女は手を振って誤魔化すような言葉を言った。
「い、いえ!!何も!!」
「そ、そうか……」
何度も何度も聞き返すのは失礼だよな。
次からは聞き漏らさないようにしていかないとな。
俺はそう考えながら、柔らかいノエルの身体をもう少しだけ抱き締めていた。