転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
幕間 ~サーシャside ①~
幕間
サーシャside ①
『魔王!!貴女との戦いもこれで百回目!!今回は引き分けでは無く、決着をつけさせてもらうよ!!』
僕は目の前にいる諸悪の根源『色欲の魔王 オルフェ』に『聖剣デュランダル』を突きつけた。
魔王との戦いはこれまでずっと『引き分け』で終わってきた。
まぁ、引き分けと言っても、戦いが進むと魔王が僕に『転移魔法』を使って魔王城の外に弾き飛ばす。という卑怯なことをしてくるからだけど!!
『……そうですね。ずっと貴女とこうして『八百長試合』をしていたかったのですが、私の方としても……もう限界が来てしまったようです』
瞳を伏せながら何かを呟いている魔王。
心無しかいつもより元気が無いように見える。
まぁ、僕には関係ない事だし、これはチャンスだよ!!
僕は己を鼓舞しながら彼女に言葉を投げかけた。
『何をブツブツ言ってるの!!ふん!!今回は魔王の転移魔法対策として、それを封じる魔法具を身に着けてきたんだから!!』
僕はそう言って、魔王に『転移魔法封じの首飾り』を見せつけた。
『これさえあれば、もう今までみたいに魔王の転移魔法で城の外に弾き飛ばすってのは出来ないからね!!』
『そうですか……わかりました』
魔王はそう言うと、魔法杖を眼前に構えて、全身から魔力を解き放った。
お、おかしい……なんなのあの魔力の量は……
圧倒的なまでの魔力量。今までの彼女からは想像も出来ない様なプレッシャーを感じる。
『本気で行きます……死なないでくださいね?』
『バカにしないで!!魔王を倒すのは僕なんだから!!命を失うのは貴女だよ!!』
僕は聖剣デュランダルに魔力を込めて、その能力を全開放する。
デュランダルは『全てを断ち切る能力』を持っている。
魔王がどれだけの魔力を持っていても、この一撃が決まれば終わりだよ!!
『やあああああ!!!!』
『……防御結界展開』
ガイン!!
魔王の張った紫色の結界に、僕のデュランダルの一撃が受け止められた。
『う、嘘でしょ!?』
全てを断ち切るデュランダルの一撃が、あんな防御結界ごときに!?
『……六芒星の縛鎖』
『な、何よコレ……う、うわあああ!!!???』
魔王の放った漆黒の魔力が鎖となって僕の身体に巻き付いてきた。
う、動けない!!!!
『こ、こんなの知らない!!何なの!!今までの戦いはなんだったんだよ!?』
ガチャン!!ガチャン!!と僕は身動ぎを繰り返すけど、魔王が放った鎖から抜け出すことが出来ない。
そんな僕に魔王は悲しそうな表情で言葉を放つ。
『人類と魔物……全力でぶつかり合えばどちらかが消え去る運命です。そうならないように……私はずっと……ずっと……『勇者と魔王がお互いの雌雄を決する戦いを続けている』という状態の維持をしてきたんですよ』
『な、何で……それじゃあ……今まで僕がしてきたことって……』
魔王から語られた『真実』に僕は思わず声を失う。
そして、そんな僕に魔王は杖を突きつけた。
『ですが……それももう限界です。私の配下がこの八百長試合に気が付き始めました。ですので……私は貴女を『この世界から』消し去ります』
魔王がそう言うと、僕の身に着けていた『転移魔法封じ首飾り』が木っ端微塵に砕け散った。
『う、うそ……』
『少しだけ……痛いと思いますが我慢してください』
足元に巨大な魔法陣を展開し、魔王は魔力を高めていく。ま、まだ上があるって言うの……
『魔力……全開放……対象を……瀕死の状態に追い込みます』
『許さない!!許さない!!許さない!!絶対に僕は貴女を許さない!!今ここで負けたとしても、必ず貴女を倒してみせる!!』
『……ふふ。それでこそ勇者です』
そして、魔王の杖から『膨大な量の魔力の奔流』が解き放たれた。
『あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!』
『さようなら……サーシャ。魔法図書館に居るノエルならきっと……きっと貴女を受け入れてくれるはずですから』
こうして……僕は意識を失った。
負けた……完膚無きまでに……僕は魔王に……
でも、僕は諦めない。
絶対に……絶対に……絶対……
次会った時は……必ず僕の手で……