転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第二十四話
「ふふ。おかえりなさいルエル。『お楽しみ』は終わったみたいね」
「……リュウトはへんたいよ。まぁ……わかってたけど」
居間へと戻った俺とルエルはノエルの微笑みで迎えられた。
「あれ?サーシャとオルフェは何処に行ったんだ?」
軽く居間を見渡したところ、二人の姿が無かった。
外にでも出たのかな?なんて思ってるとどうやら違ったようだ。
「あの二人でしたら、お風呂場に向かいましたよ。オルフェはサーシャからお風呂場の掃除のやり方を教わっているようです」
「あはは。なるほどな。ならゲームの『敗者』はオルフェだったみたいだな」
俺が軽く笑いながらそう言うと、隣のルエルが少しだけ表情を歪めていた。
「オルフェお姉ちゃんの負けず嫌いは相当ね……十年経っても何も変わってなかったわ……」
「ふふふ。昔からあの子は『勝つまで諦めない』って考え方でしたからね」
「そうなのか。だとしたら『向こうの世界で部下に負けて逃げた』ってのも許せないんじゃないか?」
二人のその言葉を受けて、俺がそう言った時だった。
「そうですね。ラクスにはしっかりと『格の違い』を教え直す為に戻る予定ではありますね」
「オルフェ」
「オルフェお姉ちゃん」
お風呂場の掃除を終えたオルフェが、不敵な笑みを浮かべながら居間へと戻ってきていた。
「そうだね。僕も一度向こうの世界には戻る予定だよ。今のままだと『勇者は戦死した』って扱いだろうからね」
「なるほどな。二人がそう言うなら止めないよ」
俺がそう答えると、オルフェは少しだけ笑みを浮かべながら言葉を返した。
「その……タキモト様に『お願い』があるのですが聞いて貰えますか?」
「お願い?一体何のお願いなんだ??」
「その……明日。サーシャと共にエストグラムに戻る予定です。そしてそこで向こうの世界での問題を解決してきます」
「そうか」
「それが終わりましたら……サーシャと共にこちらで過ごさせてもらっても良いですか?」
「いや……俺はそれでも構わないけど……サーシャとオルフェは向こうの世界での『勇者』と『魔王』だろ?居なくなっても大丈夫なのか?」
俺が困惑しながら言葉を返すと、サーシャが軽く笑いながら言ってくる。
「あはは。それでも大丈夫なようなシナリオを僕とオルフェで考えてはあるんだ。だからその点に関しては問題は無いかな」
「そ、そうなのか……」
「正直な話をすれば、ここでの生活を知ってしまっては……向こうの世界では暮らせません……」
「そうなんだよね。もうエストグラムの食事とか無理な気がする……」
肩を落としながらそういう二人。
そうか。何となく理解と共感が出来た。
だが、俺一人の考えでは結論が出せないな。
なので、俺はノエルとルエルにも聞いてみることにした。
「俺は構わないけど……ノエルとルエルはどうだ?」
「ふふ。そうですね。私としても構いませんよ。万が一ここが襲撃された時『魔王』と『勇者』が居れば心強いです」
「私も構わないわよ。まぁ二人がきちんと『序列』を守ってくれるなら?だけど」
じょ、序列……
俺とノエルが寝てる間に何かあったのだろうか……
ルエルのその言葉に、オルフェとサーシャは不敵な笑みを浮かべていた。
「オルフェとサーシャが風呂の掃除をしてくれたんだよな。早速で悪いけど使わせてもらっても構わないか?」
ノエルとルエルの二人とえっちをしているので、身体が汗でベトベトだった。
ご飯を食べる前に汗を流しておきたいと思っていたところだった。
「うん。構わないよ。きっとそう言うと思ってたしね」
「一番風呂は家主の特権。とも言いますからね。どうぞご利用ください」
「あはは。ありがとう。助かるよ」
「私たちもテニスゲームで汗を流してるからね。リュウトが出たら夕ごはんの前に汗を流しておこうかしらね」
「そうだね。それじゃあ僕とオルフェは一緒に入るよ。彼女にお風呂場の使い方を教えようと思うからね」
「ふふ。ありがとうございます。サーシャ」
「でしたら私は皆さんがお風呂に入ってる間に夕ごはんの支度を済ませておきますね」
「ありがとうノエル。今日も楽しみにしてるよ」
「えへへ。今日はハンバーグの予定です。楽しみにしててくださいね」
「お姉ちゃんのハンバーグは絶品よ!!ご飯が無限に食べられるわ!!」
「ハンバーグ……これも僕の世界では高級料理だったね……楽しみだね!!」
「ふふ。ノエルは昔から料理が得意でしたからね。私も久しぶりに食べられるので楽しみです」
そして会話を終えた俺は着替えを手にして風呂場へと向かって歩いて行った。
脱衣場で衣服を脱ぎ捨てて、裸になって浴室へと入る。
中はオルフェとサーシャが掃除をしてくれているので綺麗になっている。
まぁ毎日掃除をしてるからな。
変なところに黒カビがあるとかそういうのは無い。
浴槽のお湯を桶ですくって身体にかけると、自然と声が出た。
「あぁ……良いな……」
そして、湯船に身を沈めると身体から一気に力が抜けていった。
「くはぁ……堪んねぇ……」
パシャリと湯船のお湯を顔にかけながら、俺は少しだけ思案する。
「序列……って話をしてたよな。それは多分『俺に対してのこと』って意味だよな」
俺の中での『一番』はノエルだ。
それは絶対に変わらないし、彼女が『嫌だ』と言ったら全てを拒否するつもりだ。
ルエルやサーシャ。オルフェとも関係を持っているが、ノエルが『私一人だけにして欲しい』と言えば全部の関係を断ち切って彼女の意志に応える。
それくらいの覚悟はある。
「この現実はノエルが『許容してくれてるから』なんだよな……」
じゃあ『ノエルより下』はどうなんだ。
という話をすれば……ルエルだと思ってる。
正直な話をすれば、ノエルが居なければずっと一緒に暮らしても構わないと思えるくらいの感情はある。
彼女との会話は楽しいし。
喜怒哀楽がハッキリしてて、表情も豊かで可愛い。
……胸も大きいし。男の理想を体現したような身体をしてるしな。
サーシャやオルフェは……空気に流されたってのが大きいし。
いや、二人に魅力が無いって話ではなくて……
「いや……何を考えてるんだ俺は……」
パシャリと顔にお湯をかけて思考をリセットする。
まぁ。二人の話だと、向こうの世界の問題を片付けたらこちらで暮らすようだ。
そのことをノエルが許容してる以上、『えっちな行為』をすることもあるだろう。
ノエルを悲しませない。
それは当然だけど『性欲に勝てない自分のどうしようもなさ』も理解してる……
「まぁ……なるようにしかならないからな……」
あまり考え過ぎても仕方ない。
今を楽しみながら過ごしていこう。
ここでの生活はまだまだ始まったばかりだし、これから十年、百年、千年、万年続いて行くんだからな。
そう結論をつけた俺は、湯船から身体を出してボディタオルとソープで身体を洗っていった。