転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第三十四話
「夢のような時間……と言えばいいけど、流石に五回を超えると身体が限界を向かえる感じがあるよな……」
ノエルとルエルによる『おしおき』を堪能した俺は、部屋の扉を開けて外へと出た。
部屋の中のベッドでは、二人がすやすやと寝息を立てている。
可愛い。こんな二人と蜜月の時間をたっぷりと過ごせるんだ。おしおきなんて言葉では絶対に無いよな。
そして、俺は目を閉じてゆっくりと魔法陣を頭に思い浮かべていく。
「えと……『疲労回復の魔法』発動」
覚えている魔法の一つを使うと、身体を包んでいた疲労感が無くなった。
この魔法は、おしおきを受けている最中は使う暇が無かったとも言える。
すると、俺の耳にどうやら居間の方から声が聞こえてきた。
「ははは。もしかしたらサーシャとオルフェが帰って来てるのかも知れないな」
先程別れを告げた二人だったが、向こうでのやることを終わらせたら帰って来ると言っていた。
万全の状態のオルフェなら、四天王の筆頭とは言え遅れを取るとは思えない。
きっと無傷での瞬殺だったのだろう。
サーシャもここに居るときに『転移のペンダント』と言うものを手にしていた。
それを使えば時間もかからずに移動が出来る。
王様との面会も直ぐに終わらせたのだろうな。
そう結論付けた俺は、少しだけ足早に居間へと向かう。
そして、その扉を開けて中を見ると、平和的な……ある意味では予想通りとも言えるような光景が繰り広げされていた。
「ふふふ……なかなかやりますねサーシャ。ですが私はここで『モンスターボール』を使います!!これで形勢逆転……な、なんですがこの金魚は!!??」
「あはは!!たまに出てくるハズレキャラだよ!!モンスターボールはこれがあるからね」
「た、他者の力に頼るのは魔王らしく無かったですね……私の実力で貴方を倒し……あああ!!!!」
居間のテレビの前で、サーシャとオルフェが『大乱闘』を繰り広げていた。
随分と平和的な『勇者と魔王の一騎打ち』とも言えるな。
「ふふふ。どうやら二人は本当に仲良しになったんですね」
「ノエル……起きたのか?」
二人の様子を扉の前で見ていると、後ろからノエルが話しかけてきた。
「はい。リュウトさんが部屋から出た気配がしましたので。何か小腹でも空いていたら軽く作ろうかとも思いました」
ノエルのその言葉を聞いた俺は、少しだけお腹が空いたような気がしてきた。
ははは。何だか素直な身体だな。
「そうか。言われてみればそんな気がしてきたな。よし……じゃあホットケーキでも作ってもらおうかな」
「それは楽しみね!!お姉ちゃんのホットケーキは天下一品よ!!」
俺とノエルがそんな話をしていると、後ろからルエルもやって来た。
「何だ、ルエルも起きたのか?」
「そうよ。二人が部屋から居なくなったのを感じたし、ちょっと小腹が空いたのよ」
「ふふふ。でしたら全員分のホットケーキを作りましょうか」
ノエルが微笑みながらそう言うと、ルエルは満面の笑みで拳を握りしめていた。
その様子を見た俺は、ゆっくりと居間の中へと足を踏み入れた。
そして、サーシャの使っているキャラが、オルフェのキャラを画面外に吹き飛ばしたところで声をかける。
「よう。おかえり二人とも」
すると、二人が同時にこちらを振り向き笑顔で言葉を返した。
「ただいま、タキモトさん!!楽しく遊ばせてもらっているよ!!」
「タキモトさま。ただいま帰りました。サーシャとの『一騎打ちの決闘』としてこちらを使わせてもらってますね」
「あはは!!オルフェが一騎打ちの決闘をしようって言うから、何かと思ったらまさかゲームとはね!!」
「ふふふ。これなら向こうで言った言葉は嘘にはなりませんからね」
そんなやり取りを聞いた俺は、二人に提案をする。
「どうだ、二人とも。一旦休憩にして、ノエルのホットケーキを食べないか?」
俺がそう言うと、二人の顔が満面の笑みに変わった。
「食べるよ!!いやぁ楽しみだね!!」
「ふふふ。私もいただきますね。ノエルのホットケーキはふわふわでとても美味しいですからね」
「わぁ!!それは期待しちゃうね!!」
そんな二人の前に、少しだけ苦笑いを浮かべながらノエルがやって来た。
「もぅ、そんなに期待されると困ってしまいます。ですが、腕を振るわせて貰いまね」
「あはは。でも楽しみにしてるよ、ノエルさん!!」
「ありがとうございます。サーシャさん。それでは作って来ますね」
そう言って台所へと向かうノエルに、俺は声をかける。
「俺も手伝うよ、ノエル」
「えへへ。ありがとうございます、リュウトさん。それでは一緒に作りましょう」
こうして俺は台所でノエルと一緒にたくさんのホットケーキを作っていった。
「邪魔したらダメだからね?」
「あはは。わかってるよルエルさん」
「まぁ、あの二人の中に割って入るのは難しいですよね。ですが、私たちが狙うのはまずは貴女の椅子です。覚悟してくださいね?」
「ふふん。勇者と魔王。二人まとめて相手してあげるわよ」
居間のテーブルでは、ルエルを含めた三人が何かを話しているのが見えた。
『序列』なんて言ってたけど、もしかしたらそれ関係かもな。
まぁ俺にとっての『一番』は未来永劫変わらない。
ノエルただ一人だからな。
「~~~♪♪」
隣では鼻歌を歌いながら卵をかき混ぜているノエルの耳元で、俺は小さく囁く。
「愛してるよ、ノエル。どれだけ人が増えたとしても、俺にとっての一番はノエルだけだから」
俺がそう言うと、ノエルはボウルを置いて俺に微笑みかける。
「えへへ……はい。ありがとうございます、リュウトさん。私も貴方を愛してます」
そして、俺とノエルはキスをした。
こんな日々ならば、毎日……何年、何十年、何百年、何千年……何万年続けたって構わない。
俺の幸せはここにある。
俺はノエルの身体を抱きしめながら、そんなことを考えていた。
転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~
第二章 ~完~
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