転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
~エピローグ~
「そう言えばさ、前にちょっと話してたことがあったよな」
ホットケーキを食べながら俺は、ふと思い出したことがあったのでノエルに聞いてみることにした。
「前に話してたこと?ですか。何ですかねリュウトさん」
「別に大したことじゃないんだけどな。ほら、俺って今でこそこんなに『歳も近くて若くて可愛い女性に囲まれてるリア充野郎』だけど、現世ではこんなこと無かったって話だっただろ?」
「そうね。リュウトはとんでもないリア充野郎よ。幸せをかみ締めなさい」
「あはは……タキモトさんも面白いことを言うね」
「歳が近くて若くて可愛い女性に私を入れてくれているのは嬉しいことです」
三者三様のその言葉に軽く苦笑いを浮かべながら、俺はノエルに問いかける。
「あはは……でも、現世でも俺は『女性にモテてた』って話だっただろ?一体誰に好かれてたのかちょっと気になったんだよな」
「なるほど……そうですか」
それを聞いたノエルは少しだけ不安そうな顔で思案した。
あ、これは誤解を招いたかもしれない!!
俺は慌ててノエルに言葉を投げかける。
「ま、待ってくれノエル!!別にそれを聞いたからって現世に戻りたいとかそんなことを言うつもりは微塵も無い!!」
「い、いえ……別にそう考えた訳では……嘘ですね。少しだけ不安に思ったのも事実です」
「だったら別に知りたいとかもうどうでもいいと言うか……ごめん。変なこと言ったな」
ちょっと気になっただけだから、別にどうしても知りたいとか言う訳でも無いし。
だが、ノエルは違ったようで、微笑みながら言葉を返した。
「いえ、私も大人気なかったですね。これを聞いたからってリュウトさんが転移の扉で帰ってしまうなんてのは、有り得ないって」
「そうだな。もうこの生活を手放すのは無理だよ」
俺がそう言うと、ノエルは意を決した様な表情で一人の女性の名前を言った。
「現世でのリュウトさん。瀧本龍斗さんに好意を寄せて居たのは『
「……え?彼女が俺に好意??」
南野桜さんは俺が高校時代に過ごしていたクラスの『学級委員』だった人だ。
「あ、あの人には嫌われてると思ってたけど……」
家庭の事情もあり、学校行事には不参加気味だった。
色々と迷惑をかけていた記憶が多いくらいだ。
「……そんなことは無かったですよ?リュウトさんのことを見てる視線はまるで恋する乙女でしたからね」
「そ、そうだったのか……まぁ別にもう会うことも無いだろうしな」
俺はそう言ったあとに、コップに注がれた牛乳を一口飲んだ。
「彼女にはたくさん迷惑をかけた記憶しかないよ」
まぁ……俺としては彼女に一言くらいは謝りたいとは思うけどな。
そう思った時だった。
俺たちの目の前に『転移の魔法陣』が描かれた。
「て、転移の魔法陣です!!」
「また誰か来るの!?」
「敵襲かも知れない!!油断はしないよ!!」
「何かあれば直ぐに迎撃します!!」
サーシャはデュランダルを、オルフェはレーヴァティンを構えて転移の魔法陣の前に立つ。
すると光が収まると『良く見知った制服姿の一人の女性』が姿を現した。
「………………え?ここは……何処??」
「う、嘘ですよね……」
驚愕の表情を浮かべるノエル。
俺も同じ気持ちだった。
「南野……桜……さん……どうしてここに……」
「……え?瀧本くん??君は事故で死んだはずじゃ……もしかしてここは天国??」
南野さんは俺の顔を見て、キョトンとした表情を浮かべながら、そう言ってきた。
エピローグ ~完~
第三章へ続く