転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第二話
「それでは南野さん。リュウトさんの説明でこの場所のことがある程度わかったかと思いますので、自己紹介と行きましょうか?」
俺と彼女の話に一段落が着いた頃。ノエルが微笑みながらそう切り出した。
「……えっと。うん。そうしてくれると嬉しいかな。貴女が私の名前を知ってることとかも含めて知りたいこともあるし」
「あはは。確かにそうですね。そのことも含めてお話させていただきますよ」
訝しげな表情の南野さんに、少しだけ表情に申し訳なさを浮かべながらノエルはそう答えた。
そして、机の上に置いてあるコップの水を一口飲んでから、ノエルは自己紹介を始めた。
「この魔法図書館で司書をしております。ノエル・アルフォートと申します。南野桜さんの名前を知っているのは、リュウトさんの居た世界のことを見ていたからです」
「そうなんだ。ちなみに、何でそんなことをしていたかを聞いてもいいかしら?」
その質問は『俺が死ぬ原因にもなったことを教える』ことになる。
ノエルとしてはあまり言いたくないところだと思うんだが……
そう思った俺はノエルに問いかけた。
「良いのか?ノエル」
「えぇ、構いませんよ。南野さんには知る権利がありますので」
ノエルはそう言うと、南野さんの目を見ながら言葉を返した。
「今でこそ、こうしてたくさんの人に囲まれている魔法図書館ですが、つい先日までは私一人で管理をしている場所でした」
「そうなんだ」
「司書になって十年の月日が経った頃。私は寂しさを紛らわすために、助手をしてくれそうな人を探すことにしました」
「……それが、瀧本くんだったのね」
スっと目を細めてそう言う南野さんの言葉に、ノエルは小さく首を縦に振った。
「はい。真面目で優しくて誠実。そんなリュウトさんならと思いましたからね」
「……まさかとは思うけど、瀧本くんを殺したのはノエルさんなの?」
「……っ!!南野さん!!??」
その質問はダメだ!!だって俺は現世での命に微塵も惜しい気持ちを抱いていない。
ノエルに殺されたなんて気持ちは全く持ってない!!
だが、南野さんの質問に、ノエルは目を伏せながら答える。
「はい。そう思って頂いて構いません。リュウトさんの命を奪い、この魔法図書館に転生させました。全ては私の寂しさを埋めるために行ったことです」
「……そう。話しづらいことを話してくれてありがとう、ノエルさん」
南野さんはそう言うと、小さく息を吐いてから言葉を紡いでいった。
「人殺し。なんて言葉で貴女を責め立てるつもりは無いわ。誰も居ない場所で十年も過ごす。その辛さは私には想像なんて出来ないわ」
「……南野さん」
南野さんはそう言うと、ニコリと笑ってノエルに言った。
「まぁ。瀧本くんを選んだのは『見る目があるわね』と言ってあげるわよ」
「あはは。ありがとうございます。そう言って貰えると助かります」
そして、南野さんは軽く笑みを浮かべながら自己紹介を始めた。
「私の名前は南野桜よ。瀧本龍斗くんとは三年間同じクラスで親交を深めてきたわ。知り合いと言われたのはとても遺憾ね」
「あはは……それは悪かったよ」
俺がそう言葉を返すと、隣に居たルエルが自己紹介を兼ねて話に加わってきた。
「私の名前はルエル・アルフォートよ。ノエルお姉ちゃんの妹よ」
「そう。顔立ちが似てると思ってたけど、姉妹だったのね。よろしくルエルさ……え?」
握手をしようとした南野さんの手を、ルエルはパシッと払い除けた。
「ル、ルエル!?」
「……え?どうしたんだ」
彼女の行動に驚いた俺とノエルは軽く声を上げる。
そして、ルエルはキツイ視線のまま南野さんに言う。
「この部屋を出て少し行った所に『転生の扉』という物があるわ。それを使えば貴女の居た世界に戻ることも出来るわよ」
「……へぇ。つまりルエルさんは私に『邪魔だから元の世界に帰れ』そう言いたいのね?」
ルエルから目を逸らさずに、南野さんはそう言葉を返した。
そして、俺は女同士の喧嘩の幕が上がったのを見た。
「そうよ。『一般人』にこの場は似つかわしくないわよ南野桜さん?」
「ふーん……たかが一般人ごときをそこまで躍起になって追い出したいなんて、余程自信が無いのかしら?ルエル・アルフォートさん??」
「……良い度胸ね。喧嘩なら買うわよ?」
「あら?先に喧嘩を売ってきたのは貴方でしょ??」
「そうね。……まぁちょっと胸がデカいだけの女には負けないわよ」
「ふふん?貴女も小さくは無いけど私よりは小さいわね??」
ルエルも大きいけど南野さんはそれを上回るレベルで確かにとても大きい。
体育の時間とかに視線を奪われていたのは内緒だ。
「……ルエルやオルフェより大きいとは思っていましたが、改めて見るとやっぱり大きいです」
南野さんの胸を見ながら、ノエルが寂しそうに自分の胸を触っていた。
めちゃくちゃ可愛いと思った。
だが、俺はそんな二人に苦笑いを浮かべながら言葉をかける。
「……おいおい。会って数分でなんでそんな喧嘩腰なんだよ……」
「ふん。別にちょっと気に入らないと思ってるだけよ」
「私は喧嘩を売られてるから買ってるだけよ」
「そ、そうか……まぁ、仲良くしろとか言うつもりは無いけど、ここで暮らすんだったら最低限の仲にはなって欲しいとは思うよ」
そして俺がそう言うと、今まで黙っていたサーシャが声を上げた。
「さてと。それじゃあそろそろ僕とオルフェも自己紹介をしてもいいかな?」