転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第二話
後編
「さてと。それじゃあそろそろ僕とオルフェも自己紹介をしてもいいかな?」
ルエルと南野さんがやり合っていた空気をかき消すように、サーシャはそう言ってきた。
そして場の空気を少しだけ和らげるように言葉を続けた。
「あはは。ルエルも南野さんも『キャラクター』が似てるからね。同族嫌悪って奴なんじゃ無いかな?」
「まぁ……否定はしないわよ」
「そうね。でも別に嫌いと言うわけでは無いわよ。私はルエルさんから『喧嘩を売られたから』買った迄よ」
南野さんはそう言って、やれやれと手を広げた。
その様子を見たルエルは小さくため息をつきながら手を伸ばした。
「ごめんなさいね、南野さん。私の方が大人げなかったわ。最近少し余裕がなかったのもあって、変な態度をとってしまったと反省してるわ。許してくれるかしら?」
「あはは。別に構わないわよ。ただ『彼に対しては引く気は無い』とだけ言っておくわね」
ルエルの手を取りながら、南野は不敵な笑みを浮かべてそう返した。
その様子に、ルエルも笑みを浮かべながら言葉を返した。
「ふふふ。そのくらいの『覚悟』が無いとここではやってけないわよ。改めて『歓迎』するわ。南野桜さん」
「ええ。よろしくお願いするわ。ルエル・アルフォートさん」
まぁ……仲良くなった。とは言えないけど、最低限『認め合った』って感じなのかな。
俺がそう結論を付けると、サーシャが苦笑いを浮かべながら言ってきた。
「あはは……そろそろ自己紹介をしてもいいかな?」
「ご、ごめんなさい!!無視する形になってしまったわね」
「ううん。いいよ南野さん。僕としてもそんなに気にしてないからさ」
サーシャはそう言葉を返すと、ひとつ咳払いをした後に言葉を続けた。
「僕の名前はサーシャだよ。エストグラムと言う世界で『勇者』をしていたんだ。今は元の世界ではなくてここで暮らすことを決めてるんだ」
「へぇ……そうなのね。異世界の勇者様と出会えて光栄だわ。よろしくお願いするわ」
「あはは。勇者様なんて呼ばなくていいからね。気軽にサーシャと呼び捨てで呼んで貰って構わないよ」
「そう?じゃあよろしくね、サーシャ」
南野さんはそう言うと、笑顔でサーシャと握手をした。
ルエルと違って穏便に自己紹介が終わったなぁ……
なんて思っていると、それだけでは無かったようだった。
「ちなみに僕も『彼に対して引くつもりの無い女』の一人だからね。君がタキモトさんの世界でどれだけ親交を深めていたのかは知らないけど、負ける気はさらさら無いから、そのつもりで」
「……なるほどね。私が知らないところで瀧本くんがここで一体何をしてきたのか非常に気になる所ではあるわね」
「あはは。少なくともここにいる全員は『そういう覚悟』を持ってここにいるからね」
「……わかったわ。ルエルさんが言っていた言葉の意味が理解出来たわよ」
南野さんがそう言ってサーシャと手を離すと、オルフェが微笑みを浮かべながら言葉を紡いだ。
「ふふふ。それでは私で最後になりますかね?」
そして、オルフェはその表情のまま自己紹介をして言った。
「私の名前はオルフェと申します。サーシャと同じエストグラムと言う世界で『魔王』をしていました。『タキモト様の女』の一人でございます」
「……ねぇ瀧本くん。貴方は一体ここで何をしてたのよ?」
「あはは……それは……」
南野さんの言葉に苦笑いを浮かべていると、ルエルがやれやれと手を広げながら言葉を返した。
「はぁ……私が教えてあげるわよ。リュウトはね、毎日毎日女をとっかえひっかえしながらのセックス三昧よ」
「ちょっと!!ルエル!?」
ルエルのその言葉に俺は反論の意味も込めて呼び返した。
だが、分が悪いのは俺の方なのは確定してる……
「なによ、リュウト。本当の事じゃない。さっきだってそのことを幸せだなぁ……なんて言ってたんだから」
「そ、それは……そうだけど……」
「ふぅん……ねぇ瀧本くん。後で詳しく話を聞かせてもらうからね?」
ジトリ……とした視線を向ける南野さん。
その言葉に対して異を唱えることは俺には出来そうに無かった。
「はい……何でも聞いてくれ……」
俺が南野さんにそう言葉を返すと、オルフェが微笑みながら彼女にとんでもないことを告げた。
「ふふふ。ちなみに南野さん。私も含めてここに居る全員は、タキモト様に『はじめて』を捧げておりますので」
「は、はじめてぇ!?」
「……あはは。そうだね。タキモトさんのはじめてはノエルさんだけど、ここに居るみんなのはじめては彼だからね」
サーシャのその言葉に、ノエルは顔を赤くしながら恥ずかしそうに下を向き、ルエルやオルフェは小さく首を縦に振った。
「瀧本くん……どうやらとんでもない生活……いえ性活をしてきたのね……」
「ひ、否定はしないかな……」
「まぁ南野さんもここで暮らすなら『そういう事をする覚悟』くらいは必要よ。別に構わないでしょ?」
「そ、そうね……私も覚悟を決めるわ」
ルエルのその言葉に、南野さんは顔を赤くしながらそう言葉を返した。
「あ、あの……俺の意思は?」
俺のその言葉に、ルエルは少しだけ呆れたような表情で言ってきた。
「はぁ?紆余曲折はあったとはいえ、リュウトを追ってこんな場所まで来た女に対して何もしないつもりかしら??それは彼女に対して失礼よ」
「ルエルさん……」
彼女のその言葉に、南野さんは少しだけ驚いたように目を見開いていた。
「ふふふ。そうですね。それでは『今日一日だけ』ですが、リュウトさんを南野さんにお預けしますね」
ノエルはそう言うと、南野さんの手を握りながら微笑みを浮かべた。
「私のわがままでリュウトさんを呼んでしまった事は、これでおあいこにして貰えると嬉しいです」
「……わかったわ。それじゃあ瀧本くんを『借りる』わね」
南野さんがそう言うと、ノエルを含めた四人が椅子から立ち上がった。
「それじゃあ私たちは自室に戻るわよ。この後は自由に過ごしなさい」
「あはは。それじゃあね南野さん。明日からまたよろしく」
「ふふふ。それではタキモト様とのお時間をお楽しみくださいね」
そして、三人が居間を後にしたあと、ノエルは俺の耳元で囁いた。
「リュウトさんの『一番』は私ですからね」
「あぁ、それは絶対に変わらないから安心してくれ」
「……はい。それでは失礼しますね」
俺の言葉に安心したノエルは、そう言い残して居間を後にした。
こうして、居間には俺と南野さんだけが残される形になった。
俺が南野さんに視線を向けると、彼女は二コリと笑みを浮かべながら言ってきた。
「さてと、瀧本くん。私ともエッチをしてもらおうかしら?」