転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
ノエルside ①
パタリと居間の扉を閉めて、私は部屋を後にしました。
南野さんの気持ちを考えれば、私のしたことは到底許されることでは無いと思ってます。
好きな人を理不尽によって突然奪われる。それはとても辛いことだったと思います。
こうして魔法図書館の力によって、リュウトさんと再会出来たのは奇跡でしょうね。
今日一日でリュウトさんの気持ちが変わるとは思えませんが……元の世界の女性と関係を持てば、帰りたいとかの気持ちが芽生えても……
「はぁ……嫌です……私は……リュウトさんと離れたくないです」
私が小さくそう呟いた時でした。
「まぁ、リュウトのことだから、南野さんとえっちをすることはあっても、一番は変わらないと思うわよ」
「……ルエル」
部屋の外に出た私の前には、妹のルエルが待ち構えていました。
「そう……だと良いんだけどね」
「あの男のお姉ちゃん好きは半端じゃないわよ。正直な話をすれば、お姉ちゃんが『私だけを見て』って言えばこの関係は全部終わるわよ」
ルエルはそう言ってやれやれと手を広げました。
「リュウトさんはとても魅力的な人だからね。それを私が独り占めしてしまうのはちょっと……」
「あはは。ただのエッチ好きのへんたいだとも言えるけどね」
「ふふふ。そうね。私一人じゃ手に負えないとも思ってるわ」
私が苦笑いを浮かべながらそう言葉を返すと、サーシャとオルフェも近くに居たようで会話に参加してきました。
「タキモトさんの好意とノエルさんの好意によって、僕達もその『おこぼれ』にあずかれてる部分はあるからね。感謝してるよ」
「私はタキモト様には命を救われていますからね。感謝してもしきれませんよ」
「はぁ、本当に……リュウトは幸せ者よね」
呆れたような表情でルエルはそう言うと、私の肩を掴んで言葉を続けました。
「これだけの女性と関係を持ってても、リュウトの『一番』はお姉ちゃん一人なんだからね。私たちは『二番目の女』の椅子を奪いあってるだけよ」
「あはは。現状はルエルさんが座ってると思ってるからね。まぁでも、南野さんの登場で一番焦ってるのは、ノエルさんじゃなくてルエルさんだと思ってるからね」
「そうね。あそこまでルエルが敵意を見せるとは思わなかったわね」
サーシャの言葉に続けて、オルフェがそう言うと、ルエルは小さく息を吐きながら言葉を返したわ。
「はぁ……私も反省してるのよ。流石にちょっと大人気が無さすぎたわよ」
「まぁ、タキモトさんの元の世界の女性が来るなんて思いもよらなかったからね」
「ふふふ。さっさと帰れは言い過ぎだったわね」
「も、もういいでしょ!!仲直りはしたんだから!!」
「あはは。でもサーシャの言うように、南野さんの雰囲気はルエルに似てるところがあるからね。同族嫌悪という言葉も間違いでは無いのかしらね」
「お、お姉ちゃんまで……まぁそうね。胸も大きいし……あれは私やオルフェお姉ちゃんよりも大きいわね。まさに『国宝』ね」
「確かに。あそこまで大きいのは僕も初めて見たよ」
「ふふふ。まぁ大きさが全てという訳ではありませんが、初めて『敗北感』を味わいましたね」
『持てる者』たちの話に、私は悔しい気持ちを滲ませながら言いました。
「わ、私はいつも貴女たちに敗北感を味わいながら生きてるのよ……」
「あはは。確かにお姉ちゃんは『控え目』なおっぱいだからね」
「でも僕はノエルさんのは形も良くて魅力的だと思ってるよ」
「そうね。大きさが全てじゃないという言葉は、ノエルのためにあると思ってるわよ?」
「……それでも、もう少し大きくなって欲しかったと思うわよ」
「まぁ、魔法図書館では時の流れが止まるからね。お姉ちゃんのおっぱいもそれ以上育つことは……」
「……ルエル、それ以上言うと怒るわよ?」
「ご、ごめんなさい……」
「あはは。歳を取ることがないってのは悪くないとは思うけど、こういう弊害もあるんだね」
「ふふふ。どれだけ食べても体型維持を考えなくて良い。という意味でもありますけどね」
「そ、そうよ!!リュウトの美味しい料理をいくら食べても太ることは無いわ!!」
「ルエル……話を変えたわね。まぁいいわ……」
私はそう言ったあと、自室に向かって歩き始めました。
そして、三人に向けて言います。
「リュウトさんの『一番』は誰にも渡しませんからね?せいぜい『二番目の女』を争っていてください」
「あはは。私は今の地位に満足はしてないわよ?お姉ちゃんにも負けるつもりは無いわ」
「そうだね。僕もまずは二番目を取りに行くけど、最終目標は一番だからね」
「ふふふ。私も負けるつもりは無いわよ。せいぜいノエルも『育乳』を頑張ることね」
「……余計なお世話よオルフェ」
私はそう言葉を返して、その場を後にしました。
自室へと戻った私は身体をベッドに身体を投げて、横になりました。
「……負けません。ルエルにもサーシャにもオルフェにも……南野さんにも……リュウトさんは絶対に渡しません……」
私は目を閉じて、顔を枕に押し付けながら、そう決意を固めていきました。