転生先は美少女秘書の居る魔法図書館でした。寂しがり屋でちょっぴりえっちな美少女司書と毎日イチャラブセックス三昧 ~陰キャ童貞からの逆転勝ち組人生~ 作:味のないお茶
第五話 その①
高校一年を迎えた春。
俺は昨日のうちから準備をしていたカバンを手にして、家の外へと足を踏み出した。
「……外は快晴。天気予報ではこれから雨が降るって言ってたからな、折りたたみ傘を持って行くのが正解だよな」
天気予報では午後から雨が降るという予報が出ている。
入学式が終わって、諸連絡を含めたホームルームが終わったあたりで降るかもしれないな。
そう考えた俺は、玄関に用意しておいた折りたたみ傘をカバンの中へと入れておいた。
そして、家の扉にしっかりと鍵をかけたのを確認してから、学校へと向かった。
両親と自分の三人家族だったのは、つい半年ほど前まで。飲酒運転のトラック事故に巻き込まれ、両親は死んでしまった。
両親をいきなり失った寂しさと、半強制的に始まった一人暮らしにも少しづつ慣れてきた頃だった。
自転車に乗って学校へと向かっていると十五分ほどで目的地へと到着した。
家から一番近い公立高校で、自分の学力にもあっていたから選んだ高校だ。
駐輪場に自転車を停めて、自分のクラスが張り出されているであろう場所へと歩いていると、横顔だけしか見えていないが、目を見張るような美少女が目の前に居た。
「……あぁ言う見た目なら人生勝ち組なんだろうな」
そんなひねくれたことを思いながら歩みを進めていき、彼女の隣に立つ。
「すみません。横失礼します」
いきなり立っては失礼だと思い、俺は軽くそう言った。
「あ、はい。こちらこそ邪魔してすみません」
彼女は軽く会釈をして、少しだけ横にズレてくれた。
すると、彼女の双丘がふよんと揺れた。
で、でけぇ……
視界の片隅で捉えたとんでもない出来事に、俺は心を奪われ、ガン見しそうになったが、鋼の意思で自制心を働かせてそれをしないようにした。
絶対にそういう視線には敏感な女性だと思う。
同級生なのは確定してるし、いきなり嫌われるのも得策では無い。
俺は軽く咳払いをして、自分のクラスを確認していった。
「1年1組か……」
俺が軽くそう呟くと、隣の女性も少しだけ驚いたように声を上げた。
「わぁ、貴方も1組だったんですね。私も同じクラスですね」
「……え?そうですか。すごい偶然ですね」
俺がそう答えると、彼女は笑顔のまま右手を差し出して自己紹介をした。
「私の名前は、南野桜と申します。よろしくお願いします」
「俺の名前は、瀧本龍斗です。よろしく南野さん」
俺は差し出された彼女の右手をとって握手をした。
平均身長位の背丈。綺麗な黒い髪の毛は腰まで伸ばしていて、手入れが行き届いているのがよくわかった。
笑顔がすごく魅力的な女性だな。
これが俺と南野桜さんとの最初の邂逅だった。