「隠密行動に長けている霊を探す必要がある」
「それが、忍者なのか」
その俺の言葉に対して、ハリベルは答える。
それに対して、俺もまた同意するように頷く。
「俺達の中で、隠密に長けているのは、メドゥーサだけど、それでも完全に隠密が得意訳ではない。
だからこそ、そういう隠密活動に長けている忍者が欲しいんだ」
「なるほどね……でも、どうして、そこまでして、忍者が必要なの?」
「情報はどこから手に入れられるか、分からないからだ。それに忍者なら、情報を盗み聞きする事も可能だろうしな」
そう言いながら、俺は歩き続ける。そして、ハリベルは何かを考えるように言う。
「ふむ、それも、奴らに対抗する為か?」
「あぁ」
奴らの家の力は強い。それが、どういう風に力を持っているのか、それはよく分かっていない。
だが、少なくとも、奴らの情報網は侮れない。
それに対抗する為にも、忍者の力が必要になってくる。
そんな事を考えている時だった。
「紙?」
俺は一枚の紙を見つける。
それは、折り紙だった。
「折り紙?」
「……」
俺の言葉にハリベルは何も言わず、ただ黙って、その折り紙を見つめる。
すると、まるで折り紙は、意思を持っているように動き始めた。
「これは」
「どうやら、早々に探していた忍者はいたようだな、ただ」
それと共に見つめた先では、折り紙が巨大な鳥を作り出した。
『キィイ』
それは、奇声を上げると、こちらに向かって来た。
「どうするつもりだ」
「少し、落ち着かせて貰う。
紙を相手ならば」
同時に、俺はハリベルから、巴に変わって貰う。
それと共に、懐から取り出した薙刀に巴御前を宿す。
「ふぅ」
同時に、薙刀は炎を纏い、巨大な薙刀をゆっくりと構える。
「巴、頼めるか」「えぇ、勿論」
巴の声に合わせるように構える。
そのまま、こちらに向かって紙の鳥が襲って来ると同時に薙刀を振り下ろす。
「……凄いな」
目の前で起きた光景を見ながら呟く。
紙の鳥は、それと共に、爆散していく。
まさか、紙が炎に触れた瞬間、爆発した。
それに対して、俺は驚きを隠せない最中、そのまま目を真っ直ぐと向ける。
「そこか」
それは直感だろう。
俺は、紙の鳥の中にある気配に手を伸ばす。
同時に、掴んだのは女性。
青紫の髪に黒いコートを身に纏っている。
先程までの紙の鳥は、彼女が暴走していた要因だった。
そのまま、紙の鳥は、そのまま散り散りになって、消えていった。
「それで、どうする?」
「とりあえず、起きてから聞いてみよう」
そのまま、俺は、彼女を連れて、その場所から去って行った。
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