※この作品はR-18です。

怨霊ハーレム   作:ボルメテウスさん

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知識が呼んだ災害

知識というのは、いつの時代でも、強い力となる。

その事を、俺はDr.STONEで学んだ。

だけど、強い力というのは、争いを呼ぶ事もある。

 

「へぇ、なるほどね。取り込んだ存在を自らの力に出来る。色々な奴を見たけど、あなたのような存在は、初めてね」

「それはどうも」

 

そう言いながら、俺の方を見つめる女性。

日本ではない、外国のフードで、顔を隠しており、その素顔を見る事は出来ない。

だが、彼女から放たれる気配からも、彼女が人間ではないのは、察している。

 

「それで、俺に何の用なんだ」

「なに、これの事を聞きたくてね」

 

そう、彼女が取り出したのは。

 

「…」

 

サルファ剤。

それは、俺が生活で本格的に困った際に、作った代物。

万能薬という事で、安く作り、各地で売りまくった。

おかげで、生活基盤が整い、時折、自分用に造っていたが、まさか、今回の騒動のきっかけになるとはな。

 

「それはあれか?やばい薬なのか?」

「えぇ、やばい薬ね、本当に。

なんだって、この薬、おそらくこの時代で作られているどの薬よりも万能よ。

それも、魔の何もない純粋な化学で」

 

そう言った女性はフードの下からでも分かる程の凶悪な笑みを浮かべていた。

 

「あなたの行動、見させてもらったわ。

最初は、この薬だけかと思ったけど、色々と面白い発明をしているじゃない。

あなた、本当に無能って、呼ばれているの?」

「情報をそこまで知っているとはね、あんた、何者だ?」

「そうね、自己紹介がまだだったわね」

 

そう言い、女性はフードの下にある素顔を見せる。

 

「メドゥーサよ。

まぁ、この名前も、私が勝手に名乗っているだけだけどね」

 

それと共に、ハリベルが俺の身体から飛び出した。

 

「ハリベル?」

「七花、こいつは危険だ」

「あら、鮫が蛇を相手に、そんなに警戒するのかしら?」

 

ハリベルは、そのままメドゥーサに向けて、殺気を向けている。

その間も、メドゥーサは、まるで何事もないように笑みを浮かべながら言う。

 

「そんなのは、百も承知だ。

まぁ、それよりも聞きたいが、メドゥーサ。

お前の目的はなんだ」

「あなたの知識よ」

「漫画で読んだ知識程度か?」

「…その言い方、少し気になるわね、えぇ、ますます気になるわねぇ」

「まぁ、それを求めるんだったら、俺と取引しないか?」

「七花!」

 

俺の一言に対して、ハリベルは目を見開き、見つめる。

 

「俺の目的を達成する為には、力だけではなく知恵も必要だ。

それもとびっきり悪い奴のな」

「あら、悪人だと思うのかしら」

「あぁ、しかもとびっきりのな」

 

俺の言葉に対して、メドゥーサはこちらを観察するように見る。

 

「その目的によるわ」

「俺の元の家族をぶっ潰す。

奴らを殺すんじゃなくて、奴らの家を徹底的にどん底に」

「へぇ、私に悪者と言う割には、あなたも相当の外道じゃないか」

「俺は正義の味方のつもりはない。

ただ、無関係な奴を巻き込むような悪人になるつもりもない」

「そっ、まぁ、良いわ。

だったら、それに加えて、潰した時には奴らの家にある資料を、私に頂戴」

「悪用するのか?」

「時代が変われば、悪は正義、正義は悪。

いくらでも変わるわ。

それこそ、少し前には人を殺す事が正義みたいな、この国では特にね」

 

そこまでの徹底的な言葉に、俺は納得する。

 

「ならば、交渉は成立だ」

「そっ、それで、あなたの体内に入るのよね。

方法は詳しい事は調べられなかったけど」

「んっセックスだけど」

「…はい///」

 

それまで、怪しげな雰囲気を出していたメドゥーサ。

だが、俺の一言に対して、初めて、表情の変化が見られた。

次回作アンケート

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