休日、『あなた』のスマホに通知が入る。画面を見ていると『あなた』の恋人の星乃一歌からだった。
今から会いに来るらしい。直接会うのは久しぶりだと思いながら『あなた』は一歌を出迎える準備をする。
しばらくすると家のインターホンが鳴る。ドアを開けると一歌がいた。
彼女は『あなた』に気づくと、どこか照れ臭そうに挨拶をする。
「こんにちは、久しぶり………」
一歌は練習帰りなのかギターケースを背負っていた。『あなた』は一歌をリビングに通して椅子に座らせる。そしてお茶を出した。
そして「急に会いたいなんてどうしたのか」と一歌に尋ねる。
「その………最近会えてないなって。練習ばかりしていて一緒にどこかに行くこともなくて。」
確かに一歌はバンド活動が忙しいらしく、休日も練習漬けの日々らしい。
「それで、少し時間が空いたから………会いに来たくなって。」
「やっとプロデビューもできたんだし、今は大事な時期だろうから気にしなくてもいいのに。」
と答えると一歌は首を横に振った。
「それでも、恋人のことをないがしろにしていいわけがない。皆と演奏するのは楽しくてやっとプロデビューもできた。だけど練習している時に頭によぎるんだ………最近、貴方とゆっくり過ごしてる時間なんてなかったんだって。」
一歌は続ける。
「貴方の優しさに甘えたままったら、いつかは離れていってしまうんじゃないかって怖い。だから………私に証明を残して欲しいんだ。」
それまで真剣に前を見据えて『あなた』に告げていた一歌の頬が赤くなる。その姿を見た『あなた』が取る行動はただひとつ。一歌の肩を抱き、『あなた』の部屋へと連れていく。そして、一歌をベッドに押し倒す。いざとなると少し戸惑った表情を浮かべた一歌だが、『あなた』が唇を重ねると、そっと目を閉じてその身を委ねた。
「ん……っ」
と吐息混じりに声を漏らしながらキスを続ける。
やがて、どちらともなく舌を絡め始めると次第に息が荒くなっていった。
一歌の表情は普段のクールものとは異なり興奮と期待で既に蕩けかけていた。
そんな姿を前にしてしばらく一歌に会えないでいた『あなた』が我慢などできるはずもなく、欲望のままに一歌を貪り始める。
「ひゃうんっ……んっ、あ、あ……あっ」
『あなた』は服をはだけさせた一歌のあらゆる所へと舌を這わせる。
脇、首筋、耳、へそなどあらゆる場所を舐めては吸い付ていく。
その度に一歌の身体はビクビクと震え出しさらに熱を帯びてくる。一歌の股の間に顔を埋めると、既にそこは十分過ぎるほどに潤っており『あなた』は優しく舐め上げる。
「ひゃぁあん♡」
と一際大きな矯声をあげる一歌に構わず丹念に舐めると、さらに蜜が溢れ出してくる。それを一滴残らず飲み干す勢いで吸う。
「だ、だめっ……そんなに強く吸われたらぁ」
『あなた』は一歌の割れ目へと舌を入れ、さらに奥へ奥へと突き入れる。その刺激に対し一歌の身体はビクビクと反応するが、それでもなお『あなた』は舌を動かすことをやめない。やがて限界を迎えたのか、一歌は身体を反らして絶頂を迎えた。
「はぁ……ぁ、あ……♡」
肩で息をする一歌を休ませることなく『あなた』はズボンを下ろし自身の肉棒を取り出す。それは既に膨張しており今にもはち切れそうだ。それを見た一歌はゴクリと喉を鳴らす。そして、自ら脚を開き『あなた』を迎え入れようとする。
「き、て………」
その一言で完全にスイッチが入った『あなた』は一歌の膣へと挿入する。十分に湿っていたそこはすんなりと受け入れてくれた。まるで最初から一つだったかのようにぴったりと合わさる感覚がたまらない。
「ん………ぁあ!あ、あっ!」
『あなた』が腰を動かすたびに一歌の口から喘ぎ声が上がる。その反応を見てさらに興奮を高めていき、徐々に速く動き始める。パンッ、パチュンという肌同士がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
「ん……はぁ、あ♡んぁ!もっと、もっとぉ♡」
『あなた』の腰に脚を回しホールドする。それによりさらに深く繋がったことで一歌はより強い快楽を得ていく。
「あ、くる……きちゃう………!あぁん♡イくっ、イッちゃうぅう♡」
もう限界が近いのか一歌は『あなた』に抱きつき背中に爪を立てる。だがそれでも『あなた』の動きは一切止まらず逆に激しさを増した。そしてついにその時が訪れる──絶頂を迎えた一歌はまた大きく身体をのけぞらせ、全身を痙攣させる。それに伴って膣壁が収縮し、『あなた』の精液を求めきつく締め付けた。
それが引き金となり『あなた』も一歌の中へ大量の精を放つ。
「はっ、あぁ……ぁ♡たくさん出てる……♡」
射精し終えた『あなた』は一歌の中から引き抜くと、栓を失った秘裂からはどろりと白い液体が流れ出した。そして『あなた』は引き抜いた肉棒を一歌の前に差し出す。一歌は息を整えながらも、『あなた』の肉棒を口に含み綺麗に舐め上げていく。
「んっ……ちゅぱっ、れろ……」
再び肉棒に込み上げる感覚がした『あなた』は一歌の頭を掴み、そのまま喉奥へと突き入れた。
「んぐっ!?……んんっ」
いきなりのことに咽せそうになるも一歌は必死に耐える。だがそれも束の間、次の瞬間には口内へと精液が注がれた。
「んん〜〜〜〜っ♡………ぷはっ」
全て出し切った『あなた』が一歌の口から引き抜くと、一歌は口を開けて飲み干したことを見せつけるように舌を出すのだった。
後片付けが終わり、玄関に立った一歌は『あなた』に微笑んで
「私のことを愛してくれてるって証明してくれてありがとう。私………頑張るよ。もっと皆と、貴方と前に進むために。」
そう言ったのを聞いた『あなた』は一歌のことを無言を抱き締める。そして離れてからお互いに手を振りあうのだった。