ラッピーの基地スキル「酔翁の意」だったので第2スキルは「酒にあらず」かなーって思ってたら存在しないことがわかったので、その第2スキルをでっち上げてみました。
うそうそ本当はエッチなラッピー×ドクター書きたかっただけ。
壊れた自分も歪んだ感情も受け止めてくれるドクターに惹かれて発情エッチしちゃうお話です。
拙文ですがどうかお読みくれると幸いでございます。
テキサス。
ボクが追い求める強さ。
ボクが取り戻したい強さ。
あの時のテキサスを取り戻せるなら、ボクはなんだってやってみせる。
分かっている。自分自身でも、歪んでいる、壊れているって。
だからテキサスがロドスに駐在していると突き止めても、その組織に入り込めるとは思ってなかった。龍門の騒動の時のように、その近くでちょっかい掛けられればいいと思っていた。
でも、物好きがいた。
「噂は聞いた。強いんだってな?傭兵としてロドスに来ないか?なに、ストーキングをするにも、休める所があった方がいいだろう?」
ロドスの指揮官。
頭から爪先まで肌を隠した不審者…。
ドクター。
毎日大量の書類と格闘し、仕事中に当然の如く居眠りし、よくわからないものを見境なく焼いて食べて、たまに理性を失って奇行に走るような…変人。
彼がボクをロドスに迎え入れてくれた。
お陰で、テキサスに近づけた。
それどころか仕事や部隊まで一緒にしてくれた。
その上、沢山の資金と資材をボクのために注ぎ込んでくれた。
…久しぶりの充実感、サイコーだ。
力を認めてもらえるのがこんなにキモチイイなんて。
でも…どうして、ここまでしてくれるんだ?
ボクのような狂人に…愛を注いでくれる?
久しぶりに…テキサス以外の人間に、興味を持ってしまった。
ドクターの護衛任務に名乗りを上げた。
可愛い小さな代表さんには難色を示されたけど、彼本人が許可をくれた。
彼の指揮や仕事を間近で観察して、彼についてたくさんのことを知った。
記憶を失っていること。
過去の自分が沢山の過ちを起こしていたらしいこと。
そして…その過去に囚われず、前に進めること。
…それはまるで、今のテキサスのようで。
「キミのことを知れば知るほど、テキサスのこともわかってくる。サイコーだね!」
だから。
前に進めるキミのことが、もっと知りたい。
何故過去に縛られない?何故先の見えない明日に歩いていける?
…何故、昔のテキサスに執着するボクを、認めてくれる?
気づけば…テキサスに酔っていたはずのボクは、ドクターにも惹かれていた。
最近、体が重い。
体全体が熱を帯びて、興奮が止まらない。
下腹部が疼いて、止め処なくむず痒い。
…久し振りの、発情期だ。
鉱石病の影響でここ最近ずっと来なかったから、完全に油断していた。医療オペレーターから抑制のための薬をもらったけど、一時凌ぎにしかならなかった。
…こんなに重いのは久し振りだ。昔は、あの頃のテキサスを思い出せばあっという間にイけて治ったのに、今は全く満足できない。眠れないほどの興奮がボクを包んでいる。
どうにか誤魔化そうと酒を煽っているが、酔いが回っても体の熱は冷めやまない。
どうすればいいものか。自分の他に誰もいないロドスのバーカウンターに突っ伏して頭を抱える。
このままだと仕事に支障が出てしまう。そうなると、ドクターに迷惑をかけるかも知れない。
ドクター。
あぁ、ドクター、いいな。
ドクターのことを考えたら少し体が楽になった気がした。
一度そう考えると、彼のことしか考えられなくなってしまった。彼とシたら、楽になるかもしれない。
この劣情、狂人のボクを受け入れて認めてくれたドクターなら、受け止めてくれるかも知れない。
でも、拒否されたらやだな。あの人に失望されたくないな。
ドクターのこと、もっと知りたいから。今の距離感を、失いたくない。
「呼んだ?」
不意に、本人の声がした。
顔を上げると、ドクターがいた。
「珍しいな。酔い潰れてるなんて」
なんで、こんなタイミングで。
慌てて立とうとしたけど、アルコールと体の興奮で倒れそうになる。
その前にドクターが、ボクの体を支えてくれた。
「おおっと、危ないな…大丈夫か?息も荒いし、体も熱いし…部屋まで運ぶぞ?」
大丈夫、と言おうとしたけど、言葉にならなかった。ドクターはボクを背負って、部屋まで運んでくれている。
彼の背中はいつもどおり男としては細くて、心地よい匂いがした。
部屋のベットに寝かされて、ドクターが側に座る。
「落ち着いた?」
とりあえず頷く。
早くドクターが居なくなって欲しかった。
このまま側にいられたら、キミのことを強引に求めてしまうかも知れないから。
「…ラップランド」
ドクターの手が、ボクの頭を撫でる。
体は細いのに、硬くてゴツゴツした大きな手。
それで触れられるだけで、体の疼きがひどくなる。
でも我慢、しなきゃ。きっと、ドクター、は、ボクの、ことなんか、求めてない…
「辛いことがあるなら、私にも教えてくれ」
「私が出来る範囲なら、全て受け止めてやるから」
意識が、視界が、一気にクリアになった。
自分の抱えている劣情が、秘めていた想いが、すべて許された気がして。
「…ほん、とう?」
「あぁ、本当。それでラップランドが楽になるなら、出来る限り受け止めてやる」
あぁ。
優しくて、お人好しだな。ドクターは。
おかげで、拒絶と失望の不安が何処かに飛んでいってしまった。
そんな甘い言葉をかけてくれるキミなら。
どんどん強くなるボクの思いも、愛してくれるよね?
ドクターの肩を掴んで、ベッドに引き摺り込む。普段より力が出ないけど、ドクターに負けるほどは弱ってない。そのまま組み伏せて、上から抱きつく。
ドクターの匂いが鼻の中をくすぐってきて、ずっと長い間忘れていた、女の本能が暴れだす。無意識に両脚を彼の太腿に絡めてしまう。
バイザーを強引に外す。初めて見る素顔は思ってたより平凡だったけど、今はその、動揺したようなその表情が堪らなかった。
「ラップランド…!?お前、まさか…」
間髪入れずその唇を塞ぐ。もう我慢できない。しない。
強引に口を犯して、舌を捻じ込む。
ドクターの舌を自分の舌を絡ませると、肉感的な快感が身体中を駆け巡る。
「ふーっ…んん…どくたー…んむ…むちゅ…」
深いキスをしながら、無心になってドクターの体中を撫で回す。
顔、肩、胸、背中、脚。全てが愛おしい。こんなに男として貧相な体付きなのに、ボクの体と心は彼を求めている。太腿に絡めた股を擦り付けてしまう。もう全身ぐちゃぐちゃだ。上も、下も。
ふとボクの足に、硬いものが当たる。熱くて、長いモノ。
「ふふ…」
良かった。ドクターも興奮してるんだ、ボクに。
思わず微笑みが溢れる。同時に下腹部の疼きが更に増していく。
体を密着させたまま、ドクターのズボンの中に手を突っ込む。すぐにお目当てのものは見つかった。
優しく握りしめると、ドクターの表情が歪む。そのまま掌で撫でると、その暑さと硬さが更に増していく。
もう我慢ならない。
欲しい。繋がりたい。ヒトツにナリたい…♡
脳味噌がアルコールと発情期のせいでめちゃくちゃになっているのを感じる。本能がドクターを望んでいて、後先考えられない。
馬乗りになって、ぐちゃぐちゃのズボンと下着を脱ぎ捨てる。握り締めたドクターのモノを強引に引き摺り出して、ボクの秘部にあてがう。
触れ合っただけなのに、全身に快感が走る。
意味もなく目から涙が流れててきて、胸の奥が、肺がツンと引き締まる感じがする。
「ドクター…ボク、を、うけとめて、ほしい…♡」
「ラップランド…」
ドクターは抵抗しない。今もなお困惑してるようだけど、その瞳はいつもバイザー越しから透けて見えていたような、力強い瞳で。
拒否の意思は感じられなかった。
ボクは、大きく息を吸って、腰を落とした。
体を押し分けていく感覚。
自分のものではない熱さがボクを貫いていく。
「あぁ…あぅ…くぅ…♡はい、る…あぐぅ…」
深く、深く、突き刺さるたびに身体中が快楽に包まれて、口から甘い声が漏れてしまう。
ハジメテ、だったけど全然痛くない。気持ち良すぎて、気がトビそうになる…。
ずっと長らく味わったことのなかった女性の快楽に溺れていく。
一番奥まで、ドクターの全てが入った時には、もう息ができない程だった。
「あ゛っ♡♡い゛く゛っ♡あ、あっ♡う゛う…う…♡」
電流を流されたみたいに、意識が白くなる。
チリチリと視界がぼやけて、力が抜ける。
…まさか、挿れただけで、イく、なんて。
力が抜けたせいか、体の重さが戻ってきて、ドクターの体に枝垂れかかってしまう。1回イって、少しだけ理性が戻ってきた。同時に、罪悪感が戻ってきた。
前に進むことができるキミやテキサスが眩しくて。
キミにまで、大きな感情をぶつけてしまって。
歪んだボクを、壊れたボクを、押し付けてしまって。
「…ごめん、ごめん、ドクター、ごめん…」
ドクターに、嫌われたくなかったのに。
なんでも受け止めてくれる優しさに漬け込んで、テキサスへの感情より大きなものを押しつけてしまった。
謝罪の言葉ばかりが口から出てしまう。
だけど。
「…謝るな」
ドクターは泣いて顔を埋めるボクの頭を撫でて。
「受け止めてやるって言っただろ」
ボクを、抱きしめてくれた。
また、息が止まりそうになった。
ドクターから、ボクを、抱き…しめてる…?
「俺が前に進むには、ラップランドの力が必要だって、思ってる」
ドクターが上半身を起こして、ボクに対面する。目が合って、治りかけてた熱がまた振り返す。繋がり合った処が、更に熱くなる。
「だから、君にも一緒に、前に進んで欲しい」
彼の手がボクの頬に触れる。
心臓が、殺し合いの時よりも、激しく鼓動する。
「君の過去に何があったかは知らないけど」
「全ての歪みを俺が受け止めてやる」
「全ての狂気も俺が慰めてやる」
「だから…遠慮しなくていいぞ」
「君が前に進めるなら…俺は喜んで」
「君の思いを、抱きしめよう」
最後の理性が、吹き飛んだ。
「ナニ、してもいいの…」
「あぁ」
「いつか狂って、キミを、傷つけるかもしれない、よ」
「構わない」
「テキサスにやってるみたいに、一生、付き纏う、かも、しれないよ」
「覚悟の上だ」
「…あ、あぁ…♡」
腰が、勝手に動く。
ドクターが、ボクのこと、ぜんぶ、受け止めてくれるって、抱きしめてくれるって、みとめてくれるって。
いつもの自信に満ちた瞳で、いってくれた。
「あ゛あ゛っ♡いいっ♡いいっ♡どくたー♡どくたー♡」
手を握ったら、握り返してくれる。
背中に噛み付いても、嫌な顔せず頭を撫でてくれる。
イッたボクの体を抱きしめてくれる。
キスしたら、舌を絡めてくれる。
ぜんぶ、うけとめてくれる。
そうだ。
ボクは昔のテキサスに惹かれてたんじゃない。
ボクの力を、それ以上の力を持って打ち倒すそのテキサスの力に、惚れ込んでいたんだ。
だから、昔のテキサスに勝って、認めてもらいたかったんだ。
ヒトリオオカミのボクは、暴力しか才能がなくて、誰にも認めてもらえなくて。
ずっと、自分の力を、自分自身を許容してくれる人を探していたんだ。
ボクはテキサスの力に酔いながら、本当は認めてくれる人を求めていたんだ。
だから、テキサスのように過去に囚われずに明日へと歩み続けるドクターに、狂人のボクを迎え入れてくれたドクターに、惹かれたんだ。
そのドクターと今繋がっている。
歪んだ感情から生まれた愛を、うけとめてもらっている。
そう思うと、更に体の熱が止まらなくなって、更にドクターを求めてしまう。
「あっ♡またイクっ………!んあ゛っ、ドクター…んむっ…♡…♡ん…♡」
発情した本能のままドクターを貪る。
ボクの体の奥深くまで、ドクターのモノを押しつけて、獣のように腰を振って。お互いに服も脱ぎ去って、汗まみれになりながら、何度も濃厚なキスをして。このまま溶けて一つになってしまうんじゃないかと思うほどに抱きしめ合って。
心の全てが、ドクターに埋め尽くされていく。
「ラップランド…ッ!そろそろ、俺も、限界だッ…」
ドクターが顔を歪めて、ボクを押し倒した。
立場が逆転して、まるでケダモノの交尾のようにお互いに腰をぶつけ合う。
ドクターも、ボクのこと、求めてくれるんだ。
「どくたーも、ボクで♡きもちよく、なってるんだね♡」
「あぁ…ッ!当然だろ…これだけされて…興奮しないやつなんかいないさ…!」
「ああっ♡うれっ、しい♡ボク♡どくたーのこと♡きもちよくできてるんだね…♡あ゛っ♡」
その言葉で、ボクを貫く怒張が大きく膨れ上がるのを感じた。
クルんだ。どくたーの、キモチイイの…♡
「どくたぁ♡どくたぁ…♡こわい♡こわい♡から、かお、みながらがいい…♡かお、みてて、ボクの、イッショにイクところ、見てて…♡」
「…ッ!あぁ…ああ!見ててやる、一緒にイこうッ…!」
その瞬間、腹の中で、熱が弾けた。
ボクの中で、ドクターの、劣情がぶちまけられて、快感が全身を駆け巡る。
「あ゛ぁっ!?あ゛♡くっっ、クゥゥゥ…♡」
今日一番の大きな絶頂。
視界が真っ白で、身体中が震えて、でもとてつもないぐらい幸せで。
全力でドクターの体に縋り付いた。
ドクドクと、精液がボクの体に流し込まれていのが分かる。その温かい感触を存分に感じながら、そして優しく微笑むドクターの顔を見ながら、ボクは意識を失った。
朝。
久しぶりに体が軽い。思考もいつも以上にはっきりしてて心地よい。最高の目覚めだ。
…ドクターはもういなかった。
まぁこれはしょうがない。遅刻したら可愛いCEOさんに怒られるだろうし、ボクの部屋から出てくるところなんて見られたら多分一部の連中が大騒ぎするだろうし。
でも、ちょっとだけ寂しかった。
だけど、心は今までにないぐらいに満たされていて、とてつもない充実感が胸を満たしていた。
長い間自分を縛り付けていた酔いが覚めて、本当に自分がしたいことを思い出せた。
昔のテキサスにも…まだ未練はある。武器を握り戦い続ける限り、多分これは拭いきれないだろうな。
でも今は、代わりにボクを認めてくれる人がいる。ボクを必要としてくれる人がいる。
ドクター。
ボクの力を、ボク自身を認めて受け止めてくれる人。
この力は、彼のために振るおう。
彼の歩みの果てを見届けて、ボクの歩みも見届けてもらえるように。
ボクは一歩踏み出して、いつもの仕事に向かった。
気分は人生の中で一番、晴れやかだった。
ラップランド、新規基地スキル習得
不在酒
ドクターとハイタッチ後、体力が0になるまで受注効率+40%
おまけ
「おつかれ〜テキサス」
「あぁ、お疲れ」
「しかし今日は仕事絶好調だったねぇ〜交代できたA6の二人が『やることない!』っていうくらいめっちゃ受注受けれたからねー」
「あぁ…」
「あの子が珍しくテキサスに絡んでこないで、真面目に仕事してたお陰かな?これからもこんな感じだといいねぇ」
「…あぁ、そう、だな。多分しばらくそうなるぞ」
「え?何でそう言い切れるの?」
(…ラップランドからドクターの匂いがする。しかもラップランド自身の、雌の匂いもする)
(しかも仕事に入る前、二人が抱き合ってるのを見てしまった…クロワッサンと一緒に)
(あいつのことは別にどうでもいいんだが…クロワッサンが口を滑らせて一波乱ありそうで怖いな…)
※テキサスにはバレていた。
※クロワッサンは不用意にアーミヤに言いかけたので暴露されないようドクターに口封じ(献金)されました。
※アーミヤはどのルートでも恐怖対象です。
こうしてヒトリオオカミは心から愛せるつがいと巡り合い、結ばれました。
彼女は狂気から解放され、ドクターと歩むことを望むようになります。
彼らの恋の行く末はどうなるのか?
次回更新で投稿される『愛落ちる時針』をお待ちください。