※この作品はR-18です。

ゴブリンスレイヤー ―灰の剣士―R-18   作:カズヨシ0509

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時間軸にして、本編前夜編・第76~118話あたりでしょうか?
あまり細かくは決めていませんが、見習い神官の少女(後の女神官)とオリ主である灰の剣士との湯浴みイベントです。
ただ、本番行為はありません。(彼は妙な誓いを立てているため)
主に愛撫がメインとなります。ガッカリした方はスマン…。

では投稿致しますドゾ。( ゚ ω ゚ )





本編ルート
第1話―見習い神官との湯浴み―


 

 

 

 

 

 

魅了(呪術の火)

 

イザリスの魔女の一人。

クラーナの特別な呪術。

 

敵を魅了し、一時的に味方とする。

 

生命とは炎に惹かれるものであり、こうした業もまた呪術の一側面であろう。

性別に関係なく使用できる。

 

効果時間は然程のものは無い。

しかし効果中は如何なる暗示をも受け入れる為、一種の催眠術としても使用できる。

強力な暗示をかけられた相手は、無自覚なまま術者の意のままに動かす事も可能なのだ。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 かれこれ何度目になるのだろう。

地母神神殿との縁が生まれ、傍らに居る少女との交流を持ち、どの位の時が過ぎたのか。

此処は地母神神殿の一画に設けられた湯浴み場。

神殿住まいの信徒達が、身を清める場所でもある。

この神殿では基本的に風呂施設は無く、少々大き目の桶に溜められた水または湯を使い清拭にて洗浄する方式を執っていた。

我々が当たり前の様に、浴槽に水を溜め電気やガスで湯を沸かすなどどという文明設備など、この時代には存在さえしていない。

石造りの堀に溜められた水をわざわざ手桶に汲み、それを湯浴み用の大釜に移し、適量に至るまで何度も繰り返す。

そこから火を熾し下方から釜を熱し中の水を沸かす。

適温を見計らった後、再び手桶で何度も湯浴み用の大桶へと移し替えるという手間のかかる作業を繰り返し、漸く湯浴みの環境が整うのだ。

湯を沸かすという作業だけでも大変な労力と人手が必要とされ、貯めた湯をぞんざいに扱うなど以てほか。

 

交流を持ったとはいえ、本来は部外者でもある灰の剣士。

そして神殿で育ち神官を目指す為、日夜勉学に励む見習い神官の少女。

 

過去に出会いを果たして以来、互いは緊密な関係性を積み重ねてきた。

端から見れば、二人の関係は恋人に近い程に親しく、神殿内でも半ば公認される程。

一部の信徒には、二人の関係性を危ぶむ者も居たのは、ある意味で仕方のない流れとも言える。

 

何せ、見習い神官の少女は12歳になろうという年齢。

対する灰の剣士と呼ばれる冒険者は、17~18歳(肉体年齢のみ)という既に成人年齢に達していた。

そんな二人が互いに裸身を晒し、これから湯浴みへと勤しもうというのだ。

時刻は当然、夜間。

心配しない方が可笑しい。

だが神殿の最高指導者にして領主でもある司祭長も次席の神官長も、何一つお咎めの言葉は無くあっさりと許可が下りていたのである。

尤も、見習い神官の少女が非常に強い要望を出していた事も大きな要因ではあった。

 

そろそろ異性を意識する年齢に差し掛かった少女だが、灰の剣士との湯浴みに彼女は抵抗感を覚える処か寧ろ積極的だ。

実は今夜が初めてではないのだ。

この可憐な少女と湯浴みを行うのは――。

これまで何度も少女とは湯浴みを共にしている。

正確には数えていないが、そろそろ5~6回目になるだろうか。

 

「お兄さん、何してるんですか?早く脱ぎましょ?」

 

 脱衣場にてこれまでの経緯を振り返っていた灰の剣士は、ふと少女から声を掛けられ我に返る。

既に彼女は、衣服を脱ぎに掛かっていた。

一定の時期を迎えた彼女は、見習い神官としての地位を認められ粗末な衣服ではなく白を基調とした簡易的な神官服を身に付けている。

肩掛けの布を外し、簡易神官服のボタンを外し、手際よく衣服を脱いでゆく。

それに伴い、彼女の肌部分が徐々に露出し始めていた。

幼女と少女の狭間にある微妙な年齢の素肌は、異様な程に白く瑞々しい程に滑らかだ。

抵抗はないのだろう。成人した男相手に肌を晒す事に。若しくは相手が灰の剣士だからであろうか。それとも過去に何度も湯浴みを繰り返す内に、羞恥心などとうに消え去っていたのか。

そんな思案に耽る彼を余所に、少女は簡素な下着にも手を掛け上下の下着も脱ぎ去ってしまう。

 

当然、彼の目に晒される少女の一糸纏わぬ白くも瑞々しい全裸。

一言で表すなら『折れる程に細い』…だ。

元から華奢で細身の彼女だが、衣服を脱ぎ裸となった姿は更なる特徴が顕著に現れていた。

また露わとなる少女の平坦な胸と、浅くも僅かな一筋の溝が奔る股間部。

もう何度も視界に納めていたが、最初の湯浴みからそれなりの期間も経過しているだけあり、少女の身体は確(・)実(・)に(・)女(・)の(・)特(・)徴(・)が(・)現(・)れ(・)て(・)い(・)た(・)。

あの時よりも鼠径部は成長が見られ、特に胸などは確実に膨らみが増していた。

この年齢なら然程の差は無かったが、乳首も若干ながら大きくなり色も濃くなりつつある。

見間違うことない。

幾度も少女と裸身を晒し湯浴みを繰り返した結果でもあった。

 

もう好い加減に見慣れた……などという事はない。

 

やはり何度見ても少女の裸を視線から離す事ができず、彼は思わず凝視してしまう。

 

「お兄さんどうしたんですか、ボ~っとしちゃって?あたしの身体、何か付いてました?」

 

 何時までも服を脱がない彼を不審に思ったのか、少女の方から声を掛けてきた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あ、ああ、失礼。少し考え事を…な」

 

「んもぅ、最近ちょっと変ですよ?ホラ、脱がせてあげますから屈んで下さい」

 

 此処で我に返った彼は、やっとの事で視線を外す。

彼の視線だが、少女も気付いていた筈だ。

しかし彼女は何ら気にする風でもなく彼を心配し、脱衣を手伝う為に彼を屈ませた。

彼が屈む事で、互いの身長差も埋まり幾分脱がせ易くもなった。

この体勢、彼の直ぐ傍には彼女の裸体が迫っている。

白くも若干の血色が彼の視界を覆い、思わず視線を下方へと降ろす。

すると今度は少女の、二つの盛り上がった幼い肉の丘と一筋の浅い溝が、彼の視界を支配した。

 

――……!

 

思わず視線を外した彼だが、下半身は既に反応の兆しを見せていた。

 

幼い少女に何たる不埒な感情を。

 

そう罵られても反論しようもないのだが、少女も少女で女の特徴が芽生え始めた身体つきへと成長しているのだ。

しかも此処まで間近に近寄られては、嫌でも意識してしまおうというもの。

だが視線を逸らした先には、少女の脱いだ下着が目に付いた。

股座を覆う為のショーツの中心、即ちクロッチに付着している黄色味の白い染み跡を視界に収めてしまった。

多少の知識も備えていた為、彼には汚れの原因に推察が付いていた。

 

――今日は、何時もより汚れが酷いな。

 

過去に幾度も少女と湯浴みを共にした仲だ。

何度も彼女の下着を目にしていたが、過去の日々と比較してみても汚れの度合いが増している様に思えたのだ。

 

「ん?ああ、ソレですか?最近よく付(・)い(・)ち(・)ゃ(・)う(・)ん(・)で(・)す(・)。お小水ではないのは、確かなんですけど…。多分、お兄さんと一緒に居たからだと思いますよ」

 

「――何ッ!?私が原因だとッ!?」

 

 下着の汚れ、女性特有の体液が付着した跡なのは彼も理解していたが、少女が言うには彼に原因があるらしい。

 

「だってぇ…、お兄さんを見ているだけで、お股の方が何かムズムズするんですよ。時々気になって触ってみたら、ヌルヌルしてるし乾いた後はパリってしてるんです。最近になって特にそうだし…あたしになんか変な魔法掛けました、お兄さん?」

 

「そ…そうか…、それは恐らくだが…生理現象というものだ。過敏に意識しすぎる程ではない」

 

――クラ―ナの呪術『魅了』を掛けた覚えはない。…となると、彼女自身の心境によるものか。

 

この術は、かけた相手を一種の魅了状態へと陥らせ、無傷でやり過ごす為や同士討ちを狙うのが主な活用法だ。

効果時間は短いのだが効果度合いは非常に強力で、掛った相手は一種の暗(・)示(・)状(・)態(・)へと至る。

術の効果時間内に何かしらの命令を上手く指示する事で、相手は自覚のないまま半永久的に術者の思い通りに動かす事も出来るのだ。

例えば術の効果中に『目の前の相手に絶対服従を誓った上で何ら疑問にも思わない』その様な使い方も不可能ではない。

悪用次第では自分に都合の良い、世界規模の常識改変を実現する事さえ出来るのだ。

その様な恐ろしい呪術『魅了』だが、彼は少女に対し行使した事は一度もない。

況してや、四方世界に流れ着いてい以来、行使した相手は精々が小鬼位だ。無論、同士討ちをさせ特徴を観察するという目的で。

 

そもそも、自分に過剰な程の好意を寄せる少女に使う必要性さえ全くないのだ。

上手く口説けば、現時点でも思い通りに出来るだろう。

何せ、こうして互いに裸身を晒し何度も湯浴みを行う程の良好な関係。

ある意味で、少女は『恋の病』なる魔法に掛かっている最中とも言えよう。

少々、無自覚な性的欲求まで抱いている様だが。

 

「生理現象…ですか?成程、それならお互い様ですね…!お兄さんも、お股の部分が膨らんでるし、それも生理現象なの知ってますよ。神官長様が仰ってました…かお真っ赤にして…!」

 

――何だろう…この変な気分…///

 

「……!?」

 

――しまった、私とした事がッ…!

 

少女に指摘される形で、漸く自身の下半身に気が付いた灰の剣士。

まだボトムスを履いた状態だが、衣服の上からでも分かる位に盛り上がりを見せていた。

どうやら少女の裸体や脱いだ下着の汚れを見ている内に、彼の下半身は素直に反応してしまったらしい。

今更ながらに焦る彼だが、少女の方はというと息が荒く顔を紅潮させつつも惚けた表情を浮かべている。

 

「さ…先に行くといい。私も直ぐに続く…」

 

「…ハァ…フッ…はぁい…///」

 

 このまま脱衣場に留まった処で、状況は何も変化しない。

しかも少女は、若干の欲情状態にある。恐らく自覚はしていないだろうが、彼女自身も戸惑いを見せ落ち着きがない。

とにかく彼女だけを湯浴み場へと先に行かせ、彼は呼吸を整えながら衣服と外套を全て脱ぎ去った。

 

――えぇ~いッ!我ながら無節操な下半身よッ…!というより、モつんだろうな…我が理性…!

 

思春期に差し掛かったであろう年齢…下手をすれば未だ幼女とも呼べなくはない見習い神官の少女の裸体に、彼の下半身は性的欲求を主張しているのだ。

正直な反応なのは生者として大いに結構だが、些か欲に忠実過ぎはしないだろうか?

どうにも回を重ねていく毎に、少女の身体は確実に『女』へと近付き、彼は少女に対し劣情を抱く機会が多くなりつつあった。

このまま彼の理性が崩壊し、少女に襲い掛かるのではないか?

そんな不安感に苛まれながら、彼も湯浴み場へと直行する。

 

「う~ん、殆ど水ですねぇ…」

 

 好い加減見慣れた湯浴み場。中央には、大桶がポツンと置かれ中には湯が満たされていた…筈だった。

だが時間が経ち過ぎていたのだろう。時間経過と共に、湯の温度が徐々に冷めゆくのは、ある意味当然の結果でもある。

大桶の湯そのものの量は充分に満たされていたのだが、温度自体が微温湯(ぬるまゆ)を通り越え水同然に冷め切ってしまっていた。

湯浴み場だが、決められた順番で関係者たちが利用している。

そして少女と彼は、最後の順番に回されていたのであった。

その理由だが、何も差別されている訳ではない。

最後に利用する者が、湯浴み場を清掃するという決まりが定められているのだ。

灰の剣士と少女が湯浴みを行うのは今に始まった事ではないが、条件として最後の番に回され清掃する事で利用する事を許されていたのである。

そして少女の方も、最後の番に回される事が多くなっていた。灰の剣士の同伴は問わず、彼女は最後に回されていたのである。

その理由は、今ここで判明する。

 

「あ…キちゃった…」

 

 短い呟きと共に、少女は大桶の縁へと両手を付けた。そしてそのままの体勢で身体をくの字へ曲げ腰を浮かせ、両足を肩幅の広さに開く。

 

「あ、お兄さん…今からシますね。目を離しちゃダメですよ?」

 

 大桶に両手を付け彼に対し腰を向け浮かせる体勢の少女。

この姿勢で何をするのか?想像するまでもない。

そして少女はあろう事か『目を離すな』とさえ要求したのである。

 

「…どうしても見ておけ…と?」

 

「当たり前ですよ!…何か…気持ちいいんです…お(・)兄(・)さ(・)ん(・)に(・)見(・)ら(・)れ(・)な(・)が(・)ら(・)ス(・)る(・)の(・)……んッ…!」

 

 彼の目の前には、少女の臀部と性器が突き出されていた。

それに加え、性器の中心部には一筋の細い溝がクッキリと映っている。

性器のやや上側には、幾つものシワで円周部を描く黒くも小さな穴(ダークリング)が僅かに蠢き、宛ら別の生物の如き様相を示していた。

一応述べておくがダークリングと称しても、不死人の証である『ダークリング』とは全くの別の意味合いを持つ、誰もが有す身体の一部(尻の肛門)を指している。

 

「…あ…出る…」

 

 短い宣言の後、程無くして少女の突き上げた性器の溝が微かに拡がり、尿道から小水が勢いよく噴出した。

両脚を広げ、腰を突き出し、尻を突き上げ、性器を晒しながら、全裸で排尿に及ぶ少女の姿。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「…は…ァあぁ…はぁあぁァ~…///」

 

「……」

 

 惜し気もなく性器を男に晒し、排尿する少女。

彼との向きの関係で、少女の表情は分からなかったが恍惚に満たされているのは間違いないだろう。

今も、尿道から若干黄色めの小水が床を汚していた。床に飛び散る小水が、彼の足元にもかかるが一向に気にもせず唯々扇情的な姿の少女へと釘付けとなっていた。

そんな彼は言葉もなく思わずゴクリと唾を飲み込み、喉を鳴らす音がやけに大きく自らの耳を打つ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

やがて小水は勢いを止め、僅かばかりに開いていた溝は元通りピッタリと閉じられた。

 

「…はぁ~ん…おにい…さん…、あたし上手く出来て…ましたぁ…///?」

 

「ん…あ…ああ…、何時も通りだ…多分…だが…何だ…、少しばかり…脚に垂れているな…ウン」

 

 排尿を終えた少女だが、彼の視界には終わり際の小水の残りが彼女の脚を伝い床にまで細い道筋を形成していた。

この少女が湯浴みの番を最後に回されていた理由――。

 

   ―― お解り頂けただろうか? ――

 

彼女は、必(・)ず(・)といっていいほど風呂前に排尿してしまう性癖を持っていた。

少女自身でもイけないとは分かってはいたのだが、どうしても直す事は出来ず、同年代の少女たちとの湯浴み中とうとう発覚してしまったという訳だ。

別にそれで孤立した訳でもないのだが、周囲の印象もあり湯浴みの順序を最後に回される結果に落ち着いた。

そして過去にも灰の剣士との湯浴み中、つい我慢できず排尿行為に及んでしまったのだが彼は特に気にするでも咎めるでもなく、黙々と排尿の後始末に及んでくれていた。

彼女自身、人前で排尿など恥じるべき行為なのは認識している。

また所構わず人目の付く場所で、行為に奔る真似はしない。

だが何時しか湯浴みの度に、彼の目の前で排尿行為に及ぶ癖がついてしまい、気が付けば彼に見られながら行為に及ぶ事に快感を覚えてしまっていた。

 

「お…お兄さん…脚とお股…洗って貰えます…お小水…気持ち悪いです…」

 

 どうにも両脚を伝う小水の感覚が気持ち悪く、早く取り除きたいのが本音の少女。

排尿の様子を凝視していた彼の視線など気にもせず、洗浄を懇願した。

 

「お願いしますぅ…」

 

 また少女も急かす様に、彼に性器を向け無防備に腰を左右に揺らし急かし始めた。

その様子ときたら、もう完全に性行為を求め誘惑する娼婦と何ら変わらない。

第2次成長期を迎えたばかりの少女が、性器を無防備に曝け出しながら誘う様に腰を揺らす。

余りに幼い年齢と愛くるしい容姿に加え、成熟した娼婦の如き扇情的な少女の姿は、何とも背徳と禁忌に満たされた空間を提供していた。

因みに少女には、性行為に関する知識はまだ無い。

何れは授業で男女の営みについて学ぶだろう。もうそろそろ時期に差し掛かっていたのだが、最近国全体のみならず街でさえも大小様々な騒動が発生し、授業自体見送られ先延ばしにされる事が頻発していたのであった。

 

――いっその事、爆発してくれ…!

 

少女の性的な格好に、彼の陰茎は手すら触れていないというのに小刻みに震えていた。

この状況、彼の性的欲求を相当刺激していたらしく、既に彼の陰茎からは精(・)が(・)暴(・)発(・)する寸前であった。

正直な話、暴発とはいえ精を吐き出してしまえば、一時的に落ち着き冷静を取り戻す事ができるのだ。

残念だが余りに卑猥な少女の格好に、暴走寸前の性欲を抑え切る自信がなかった灰の剣士。

 

「……」

 

 彼は無言で少女に近付き、ピッタリと閉じた性器の双肉へと手を伸ばす。

 

「いや…待て…、湯は殆ど冷めていたのだったな…確か…。うむ…これでは風邪を引くかもしれぬ」

 

「…え…ええ、そうでしたっけ…?」

 

 一体何が起きたのか?

彼の視界に大桶が映り、時間経過の所為で張られた湯が冷めていた事を思い出した。

試しに湯に手を付けてみれば、殆ど水と変わらない温度にまで下がっていた事を再確認する。

 

「そんな事よりも、早く洗って頂けませんか?」

 

「ま、まぁ、そう慌てるな。今宵は少々趣向を凝らす。見ていたまえ」

 

「…は…はぁ…」

 

 意外な形で虚を突かれ、彼のみならず少女も幾許かの平静を取り戻す。

少女にとっては、湯の温度などどうでもよく彼に触って欲しかったのが本音だ。

しかし彼は大桶の湯へと向け、温める動きを見せた。

 

「火炎噴流…!」

 

「お…おおぉ…!」

 

 透かさず彼は、呪術の火である『火炎噴流』を発動させ大桶の湯へと噴射する。

それを目の当たりにした少女も目を見開き、脚に垂れる小水の事など気にも留めていない。

 

「す…凄い…火の魔法ですね…!……でも桶まで燃やしちゃダメですよ、お兄さん?」

 

「信用せよ。術の加減は私の得意とするところ」

 

 神殿内では奇跡とは縁深いものの、それ以外の魔法や術の類に接する機会はあまり恵まれてはいなかった。

少々珍しい術に見惚れていた少女だが、勢い余って桶まで燃やしていしまわない様に注意を促した。

 

程無くして水も同然な温度は、人肌を僅かに上回る適温(37~38度)にまで温められた。

 

「ふむ、これで良き。さぁ、偶には存分に浸かろうではないか?」

 

「わぁ、ホントにお風呂できちゃった…!?」

 

 大桶には人が浸かるに充分な量の湯が張られ、たった今、灰の剣士が『火炎噴流』の術で適温に保たれたのだ。

人二人が浸かるのに、桶の大きさも嵩も都合が良い。

どうせこの後、誰も使わないのは確実で使い終われば彼が後始末と清掃を任されている。

これも何時もの条件であり、幾度となく彼はそれを成してきた。

順序が最後に回されていたが、逆に余った湯を際限なく使えるという贅沢が彼等には許されていたのである。

 

「では浸からせて頂こう」

 

「あ、あたしも…!」

 

 遠慮はいらない。

彼と少女は大桶へと入り、ゆっくりと腰を降ろす。

円形で木製の大桶、木の接合部からは徐々に湯が漏れ出すのだが、布で切れ目を塞ぐ事で漏れ出る量を少しでも緩和していた。

湯浴みを終えるまでに、空になる事はないだろう。

 

「フゥ…落ち着く…」

 

「ふぁアァァ…気持ちいいです…」

 

 肩までとはいかないが胸辺りまでは湯で満たされており、二人は湯の快楽へと身を委ねた。

 

――よし。これで最後まで理性を保てそうだ。

 

先ほどの少女による排尿行為に、理性は崩壊しかかっていた灰の剣士。

危うく純真無垢な少女に対し、無理矢理の性行為に及ぶ寸前であった。

だがこうして湯に浸かる事で、落ち着きを取り戻す事ができたのだ。後は適当に身体を洗浄し、湯浴みを終えれば無事一夜を明かせるだろう。

彼は一先ずの安堵を覚える。

 

   ―― しかし現実は甘くはなかった ――

 

「よいしょッと…!」

 

「――!?」

 

 突如として、少女は灰の剣士へ背を預ける形で腰を降ろしたのである。

しかも何の躊躇いもなく。

辛うじて静まり返っていた彼の下半身は、再び天へ聳え立とうと反応を示す。

 

「――あっ…!?」

 

 そそり立つ彼の陰茎は、少女の股間部を丁度なぞる様に競り上がり、刺激を感じた彼女も思わず声を漏らした。

 

――……ダメだ…頭が…ボ~っと…する…。

 

刺激を感じていたのは少女だけではなく、彼も同じく陰茎を刺激されていた。

しかし精を吐き出す程ではなく、膨張した陰茎は相変わらず少女の股座を押し上げる。

 

「……」

「……」

 

 何時しか互いは無言となるも、少女の方は身を前後に捩り始める。

それは全身というよりも、腰を中心に前後へと無意識に動かしていた。

 

「ん…❤ふあ…❤あぅ…❤はぁ…❤アァ…❤ぁあ…❤あ…❤い…❤」

 

 ここまで来れば偶然とはいかない少女の動き。彼女は意図的に腰を前後へと動かし、自分の性器と彼の陰茎を擦り合わせていたのである。

端から見れば、性行為の背(・)面(・)座(・)位(・)という体勢に相当していた。

少女は両手を大桶の底へと付ける事で身体を支え、一心不乱に腰の動きを速めながら前後を往復させた。

無言ながらも湯浴み場は湯の跳ねる音だけが響き渡り、時折り少女の短い喘ぎが漏れ出ていた。

そして彼はというと、次第に意識が朦朧とし半ば理性も崩壊していた。

もう彼女の行為を止めさせる事など考えてはおらず、自らも少女の小振りな胸へと手を伸ばした。

伸ばした手は、少女の膨らみかけた胸を難なく包み込み、やがてゆっくりと丁寧に指を徐々に食い込ませる。

 

「あう…❤ンう…❤フゥん…❤ア…❤あ…❤アぅ…❤」

 

 揉(・)む(・)というよりは指(・)だ(・)け(・)で(・)摘(・)ま(・)む(・)という感じだ。

半ば崩壊した理性ながらも彼は力加減を絶妙に調整し、平坦にも似た少女の膨らみを何度も摩る様に揉む。

 

「あぁ…❤んふぅ…❤はあぁぁ…❤ァあぁ…❤」

 

 少女も少女で、抵抗する素振りなど微塵にも見せていない。

そもそも湯浴みの度に身体を密着させるほどの関係に発展していた二人。

今更、半端な自制心にどれ程の意味を成すというのか。

胸に集約される彼の愛撫に、少女は半開きの口から涎を垂らし身を任せていた。加えて身体を仰け反らせ、刺激が奔る度にピクンッ、ピクンッと反応する。

だが腰の動きは止まり、彼女の意識は胸と彼の手に向けられた。

一度動き出した流れはもう止まらない。

一頻り胸を愛撫した彼の指は、薄い桜色の先端部…つまり乳首をユルリと丁寧に摘まみ上げる。

 

「――あッ…!?…ヒぅッ…❤」

 

 乳首に指が触れた瞬間、胸から全身に電流の様な刺激が迸った。

少女は全身をガクンと揺らし、乳首を摘ままれる度にリズミカルな痙攣を繰り返す。

 

「ひッ…いゥッ❤…か❤…ハッ…❤はぁ…はぁ…はぁ…」

 

 小刻みな痙攣で彼女の後頭部が揺れ、彼の胸元にコツンと何度もぶつけてしまう。

少女は荒い呼吸を繰り返しつつも、摘ままれる乳首の快感に呑まれ意識を朦朧とさせていた。

だが、未発達で豆粒以下ほどの極小の乳首に、繰り返される絶妙な刺激は少々強かったようだ。

大桶の底に付けていた手を彼の手へと添え、無意識的な抵抗を示す。電流の如き快感だが、僅かばかりに痛みを伴ったらしい。

 

「――ッ!?し…失礼…!強過ぎた…か…!?」

 

 純真無垢で可憐な少女に対し、自分が何を行っていたのか。

彼女の添えた手の感触で、彼は漸く正気へと戻り急いで乳首から手を離す。

まだ発展途上の乳首では差は分かり難いのだが、彼女の乳首は針のように尖り微かな主張を見せていた。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…❤お…お兄さぁん…何か…ジィ…ンって…ハァ…ハァ…」

 

 愛撫が止まった事で、少女は体の向きを変え彼と対面姿勢を取る。

呼吸が荒いのは言うまでもないのだが、少女の顔は茹で上がったかの様に赤らみ完全に上気している。

また瞳は蕩けた様に焦点も宙を泳ぎ、目尻には僅かな涙と半開きの口からは涎がダラダラと垂れ、湯に滴り落ちていた。

そして少女は倒れこむ様に、彼の胸元へと身を埋(うず)め暫くは呼吸を乱し続けていた。

 

「んもう…お兄さんったらぁ…石鹸付けないと汚れは落ちませんよぉ…?」

 

「…ん…?あ…ああ…確かに…な…。では改めて汚れを落とすか…」

 

「はい❤…少し休憩したから、もう大丈夫ですよ…❤」

 

 少女の発展途上ながら僅かに膨らみを始めた、胸から乳首への愛撫――。

あれは完全に彼の劣情の故の行動なのだが、彼女にとっては洗浄して貰っていると捉えていた様だ。

当然、彼に対し抗議するような感情など抱いてはおらず、今度は彼の手を引き大桶から出る。

 

――…イカンな…。回を重ねる毎に抵抗感がドンドン薄まっている。しかもまだ…ボ~っとする。

 

初の湯浴みでも、少女の方は裸体を晒す事も触れられる事にも然したる抵抗を見せてはいなかった。

少女の身体に触れる事を躊躇していたのは、寧ろ灰の剣士の方だった。

しかし幾度も共に湯浴みを繰り返す事で、きめ細やかで白い柔肌に触れる機会は必然的の訪れ、次第に彼の方も抵抗感が薄れていたのである。

胸と乳首の愛撫を繰り返す事で僅かに見せた少女の抵抗――。そのお陰で多少の自我を取り戻した彼だが、やはり性欲は発散されておらず意識の大半を占めていた。

 

「え~っと…じゃあ何時も通りの格好で、洗いっこしましょうか♪」

 

 大桶から出た二人。

少女は洗浄用のタオルに粘液上の石鹸を付け、器用に泡立てた。

そして彼も少女に倣おうとしたが、ここで『待った』を掛けられてしまう。

 

「あ…ダメです。お兄さんは、手(・)であたしの身体を洗って下さい…!くすぐったい時と、ちょっぴり痛い時とで極端なんですよぉ…!」((o((≧з≦)o))プリプリ

 

 何と、彼はタオルの使用を禁止されてしまったのである。

加えて事も有ろうに、手で直に少女の身体を洗浄せよとのお達しが来てしまった。

 

「…そ…そうか…。仕方が…ないな…」

 

 別に今に始まった訳ではない。

何時しか彼は、少女の身体を手で洗浄するよう要求されていた。

彼自身、洗浄用のタオルを使うに辺り細心の注意を払いながら少女の身体を洗っていた積りだが、どうやら彼女のとっては、こそばゆさと痛みさえ伴っていた。

尤も、相手は年端も行かぬ少女で、肌の皮膚も強靭とは言い難い。要らぬ力加減で、少女の肌を傷付けるのは彼とて本意ではないのだ。

今回も少女の言う事を聞く事とし、彼は手に練り状の石鹸を塗り付けた。

 

「それじゃあ、失礼しますね。よいしょッと♪」

 

 これも幾度と繰り返された体勢だ。

互いが密着せんばかりの距離で、対面座位のような形で向き合う二人。

今までもこの体勢で、互いの身体を洗浄していたのである。

 

――ぬぅ…今宵は何時にも増して…ダ…ダメだ…。

 

あくまで無防備に彼の眼前へと腰を降ろしていた少女。

洗浄用の低い椅子に腰かけていた彼だが、対する少女は無遠慮に腰を降ろすものだから位置的な関係で、またもや彼(・)の(・)陰(・)茎(・)と(・)少(・)女(・)の(・)性(・)器(・)が(・)触(・)れ(・)合(・)っ(・)て(・)しまったのである。当然、彼の陰茎は再び盛り上がった状態だ。

 

「…!えっと、じゃあ洗いますから…お兄さんもおねが…います…ね…。んくッ…❤」

 

「…任セ…よ」

 

 性器から伝う刺激を意識しながらも、二人は互いの身体を洗浄し合う。

少女は手の届きやすい彼の胸元から脇腹を中心に擦ってゆき、彼は石鹸の付着した手で少女の身体全体を撫でるように摩る。

 

「…あ❤…ん❤…ん❤…ん…んぅぅッ❤」

 

「…どうした…?、腰(・)ではなく…手を動かし…たまえ…ぐッ…」

 

 彼の身体を洗っていた筈の少女――。次第に手の動きは御座なりと化し、腰を前後に動かす事に夢中となりつつある。

幼いとはいえ、性感帯である女性器だ。ピッタリと閉じていた双丘の成す媚肉は、彼の陰茎部に抉じ開けられ互いを摩擦し合っていたのである。

最初は、主に少女が腰を前後させ擦り付けていたが、次第に彼も合わせるかのように腰を小刻みに動かしていた。

その為、両者の性器は、より刺激に満ちた摩擦で互いの性感を甘受し合っていたのである。

だが、灰の剣士の方が自我が残っていたらしく、手の動きが緩慢な少女に指摘した。

 

「あうんッ…❤だってぇ…だってぇ…あふっ…❤あっアッあッ…❤」

 

 辛うじて彼の言葉を認識している様だが、少女の意識は完全に下半身へと集約されている。

彼女に性の知識は備わってはおらず、言うまでもなく処女で、性交という行為自体も知らない。

だが女の生物学的本能とでも言うのだろうか。

自分の性器を擦れば言いようのない快感を得るという事自体を、既に覚えてしまっていた。

 

少し以前の事である。

今ほどではないが、性器の快感を知ってしまった見習い神官の少女。

あらゆる家具や調度品を利用し、自分の性器を刺激してみたのだが思うような快感を得る事は出来なかった。

また、自室の机の角などで刺激した事もあるにはあったのだが、力加減を間違えてしまい裂傷を招いた事もあった。

それが原因で神官長に見付かってしまい『何度も致すものではなく、況してや人前で絶対しない様に』と厳重に注意を受けてしまった過去があるのだ。

全(・)く(・)駄(・)目(・)と行為自体は禁止されてはおらず、『どうしても我慢できない時は一人で見付からない様に』と釘を刺されてしまった。

それ以来、少女は湯浴み時の快感を再現しようと何度も自室で試してみたのだが、やはり思うような快感を全く得る事が出来なかった。

加えて怪我まで負った経験もある。

以来ある種の恐怖を覚えた彼女は、次第に自慰行為を避けるようになり、一時期は積極的に試していた行為も全く致す事はなくなった。

 

だが、今の状況――。

最初に覚えてしまった以上の快感が、少女の意識を支配してしまっている。

性器より齎される快感の奔流に呑まれながらも、一種の悟りを得た。

 

灰の剣士が居なければ、この刺激を得る事が叶わないのだと。

 

「アひッ❤…ヒぅ❤…ウィ❤…ヒっ❤…ひぃッ❤…はっ❤…はっ…はっはァ…❤」

 

 ブジュリッ、ジュプッ、と擦り合わさる性器から滑った水音が二人の耳に…届く事などなかった。

もうそれどころではない。

少女は疎か彼までもが、滅多に味わえない快感の波に揉まれていたのである。

彼自身、性欲に支配されかかった意識ながらも何とか手を動かし、少女の身体の洗浄に努めていた。

――というよりも、もはや愛撫も同然な行為なのだが。

また石鹸の粘度と彼の手の感触が合わさり、少女の身体に更なる刺激を加える結果となる。

胸や乳首は言うに及ばず、脇に尻の割れ目やダークリング(肛門)にまで愛撫が行き渡り、少女は彼に抱き着き両足を絡め喘いでいるのだ。

 

そして彼までもが、少女の尻を持ち上げ抱きかかえる姿勢を取る。

 

「もう…少し…付き合ってくれ…!私も…ぐぅ…終わらせる…ぐッ…!」

 

 思いもよらぬ劣情と快楽に意識を乱されていたのは、彼とて同じ。

陰茎を刺激され続けていた彼だが、ここで一気に精を吐き出す事を思い付いていた。

なまじ半端に我慢し性欲の昂った状態を維持し続けていては、近いうちに必ず本格的な性行為に及ぶ事は確実だ。

際限なく満たしたい性的欲求に駆られたが、よもや成人前の未成熟な少女に姦通を強いる事には強い抵抗も抱いていた。

現在、快感に身を委ねている真っ最中だが、完全な情欲に溺れるほど心は腐敗していない積りだ。

欲望赴くがままに少女を犯し、悲しませるつもりなど毛頭ない。

安っぽい理性だと罵られれば最早それまでなのだが、自分の欲を満たす事に全てを捧げるほど性根も腐ってはいない。

だが何時までも性欲が昂ったままでは、どうしても冷静な判断力や意識が掻き乱されてしまうのは否定しようがない。

 

故に、今この状況を利用し溜まりに溜まった精を吐き出してしまえば、精神を安定化させる事も可能。

結果的に、この大事な少女の貞操を守る事にも繋がる筈だ。

だからこそ彼は敢えて、この行為に没頭し精を吐き出す事に集中した。

 

「ひゅぅうッ❤…いぎぃ❤…しゅ…しゅご❤…シュゴ…いッ❤…しゅ…シュキ❤…しゅきぃ…しゅぎぃい…❤おにいザァんぁぁあああぁぁん…!!」

 

 そうなれば、彼とて遠慮はしない。

持ち上げ抱きかかえた少女の性器と、自分の陰茎を腰り付ける動作を加速させた。

ジュブッ、ジュブッ、と性器の摩擦で発する水音が一層の激しさを増す。

お互い身体を密着させ、少女は両腕を彼の首元へと絡め、同時に両脚を彼の腰元へと絡み付かせる。

対する彼も少女の臀部全体を鷲掴みにし、一心不乱に性器を往復させていた。

陰茎の亀頭部が、少女の膣口、尿道、陰核(クリトリス)を圧迫させつつも往復の摩擦で刺激した。

未だ嘗てない快感を全身と脳細胞で味わう、灰の剣士と見習い神官の少女。

半ば白目を剥く少女は、本能赴くがままに嬉声を上げ涙と鼻水と涎を垂らしていた。

そして彼も快感により限界を迎え、陰茎の内部からナニカが込み上げる感覚を感じ取る。

 

「グッ……出すぞッ…!」

 

「――いィッ❤…いぎぃひぃ……ッ…!!」

 

 彼の尿道口から白いべたつくナニカが勢いよく噴射し、少女の性器全体を覆い隠す。

だが少女も絶頂に察した事で女性器から尿混じりの潮を吹き、彼の白濁液を洗い流してしまった。

白い体液と尿混じりの体液は奇妙に合わさり、湯浴み場の床にボタボタと滴り落ちる。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…」

「…ゥ…ぐふぅ…」

 

 ほぼ同時に両者は絶頂を迎え、少女を抱きかかえたまま彼は荒い呼吸を整えた。

少女の方はというと、意識はあるものの完全に脱力してしまい、彼が支えていなければ床に落ちてしまう程だ。

 

――ええぃ、とうとう抑える事ができなかった。だがこれで、何とか平静に戻る事ができた。

 

大量の精を吐き出した事で、あれだけ性欲に支配されていた意識が短時間で元に戻る。

冷静となった彼は、少女に対しての行為に些かの後悔と自己嫌悪感が込み上げていた。

今も呼吸を乱す少女を降ろし、互いの体液で汚れてしまった後始末のために動きを再開する。

床に落ちた二人の体液を湯で流し、汗まみれとなった少女の身体を再び洗浄する必要に迫られた。

 

「…お騒がせしてしまい、大変申し訳ない」

 

 彼は振り向くでもなく、唐突に声を発す。

彼の後方には、数名の信徒達が様子を見に来ていたのである。

だがそれは今に始まった事ではない。やはり一組の男女が、共に湯浴みをする事自体、極めて異例には変わりないのだ。

お互いが神殿関係者ならまだしも、灰の剣士は冒険者で部外者も同然。

一方相手は、まだ未成熟な幼い少女。

幾度も湯浴みを繰り返す程の良好な関係だが、やはり少女の身が心配で、彼女たちは今まで湯浴み場の外で様子を窺っていたのである。

 

「え…えっと…あの…も…若しかして…?」

 

 年若くも成人を迎えた女性信徒が、少女の様子について尋ねてきた。

恐らく行為の一部始終を見ていた筈だ。

少女の何について聞きたいのかは、既に把握している。

 

「安心していい。一(・)線(・)は(・)越(・)え(・)て(・)い(・)な(・)い(・)。少々…付き合わせてしまったがな」

 

 性行為に及んだ否か。

確かめたいのは、その一点だ。

他にも気になる要項はあるのだが、それは後回しでいいだろう。

 

問い質す信徒に、彼は『性交には及んでいない』と応える。

 

「どれどれ、ちょっと失礼するわね」

 

「お…おい…、知らんぞ…」

 

 口から出まかせでない事を確かめる為、信徒の一人が少女の性器を指で広げる。

その様子に、灰の剣士も思わず引いてしまった。

互いに精を吐き出し絶頂を迎えた余波もあり、少女の方はとグッタリ脱力しながら床に横たわっている。

 

「――あッ…!?ひぁぁアッ…❤」

 

 信徒に指で性器をニュグリと広げられた事で過敏に反応してしまい、少女はビクンと短い痙攣で跳び起きた。

 

「う~ん、確かに…膜(・)は無事みたいね。あ…ごめんね、もう休んでていいわよ」

 

 広げた性器の内部に薄い皮膜を確認した事で、少女は未だ処女である事が証明された。

 

「それにしても、あれだけ一緒に湯浴みしておいてよく理性を保てるわね。他の冒険者は疎かウチの信徒でさえ手を出すレベルなのに…最初の一回目で」

 

「今回は少々弾けてしまったが、彼女はまだ幼過ぎる。それに無闇に手を出せば、彼女の心に傷を練り込む事になろう?」

 

 やはり見習い神官の少女は、女性信徒の多い神殿の中でも指折りの魅力を有した可憐な少女であった。

もし並の男なら、最初の一回目の湯浴みで手を出す程に危うい状況でもあるのだ。

今回は止む無く、少女に対し滾る性欲を向けてしまったが、やはり性交に無理やり及ぶのは抵抗を覚えてもいた、灰の剣士。

 

「まぁ、あんまり乱暴にしなきゃ、貴方になら受け入れてくれると思うわよ、この子はね」

 

「仮に抱いたら抱いたで、あれこれ要求する算段なのだろう?指導者側は…?」

 

「あれはあるかもしれないけど、邪推し過ぎよ。司祭長様や神官長様からも信頼を得ているって事よ、貴方の場合」

 

 灰の剣士という男の素性だが、神殿の上層側にはある程度知れ渡っている。

そして彼は、並の凡夫ではない。

世界の流れを一変させるだけの可能性を秘めてもいる、非常に希有な存在なのだ。

 

少女と関係を結べば、それをユスリのネタとして都合よく利用されるのではないか?

彼にとって少女は間違いなく大事な存在であり、この神殿にも世話になった恩義も感じている。

さりとて神殿の都合のいい存在として利用され続けるのは、流石に御免被りたかった。

 

彼の問いに対し、信徒の一人も少々複雑な表情を浮かべながら、肯定も否定もしなかった。

間違いなく彼という存在は注目を浴びているが、純粋に信頼も得ていたのは確かなのだ。

 

「そうか。今の言葉…覚えておく」

 

 彼女の言葉を鵜呑みにするには少々抵抗はあったが、受け入れる部分も存在していた。

此処は概ねの形で、受け止めておく事にしよう。

 

「ホラ、貴方は自分の身体を洗浄なさいな。この子は、私たちで診ておくから」

 

「かたじけない」

 

 洗浄もそこそこに盛り上がり互いに昇り詰めてしまった事で、彼も少女も身体中に体液が付着していた。

数名の信徒達に促され、彼は自身の身体を、少女は信徒たちが面倒を看てくれた。

幾許かの時間も経過し、長くも激しい湯浴みは漸く終わりを迎える。

 

信徒達に身支度を整えられた少女は、すっかり元通りに回復していた。

 

「お兄さ~ん…!今日の洗いっこ、なんか凄かったですね…。またお願いしますね!先に部屋で待ってますからね~❤」

 

「あ、ああ。後は私に任せておいてくれ」

 

 信徒達に引き連れられ、少女は先に部屋へと戻るため湯浴み場を後にした。

どうやら先ほどの一連の行為を、あくまで洗浄だと思い込んでいる少女。

だが確実に、性的な刺激と快感は少女の身体に刻み込まれていたのである。

今後も続くであろう、少女との関係。

少女の方は満たされた表情で、次にも多大な期待を寄せていた。

 

今回の件――。

信徒達の気遣いで、上には『いつも通りに湯浴みを済ませた』と、報告してくれるとの事だ。

それ自体は非常に有り難いのだが、『偶に性(・)欲(・)発(・)散(・)に付き合ってほしい』と要求されてしまう。

そもそも今の彼は素(・)顔(・)を晒した状態なのだ。

地母神に仕える信徒とはいえ妙齢の女性には違いない。

彼女達も女(・)であり、彼を魅力的な男性として認識していたのだ。

彼女たちは曰く『少女だけに独り占めさせるのはズルい』と。

 

「大丈夫だろうな…?…私の将来と、この神殿…?」

 

 これから先の展望に些かの不安を抱きながら、彼は独り湯浴み場に残り清掃を開始した。

 

清掃も完了し、後は就寝するだけだ。

しかし別の部屋で過ごす事は、少女が頑として許さないのである。

止む無く少女の要求通り、共に一夜を過ごす羽目になる。

先ほどの湯浴みの一件、結果的に性欲を解消できたのは幸いだ。

今夜は落ち着いて就寝にする事ができた。

だが問題は、寧ろ翌(・)朝(・)に起きてしまう。

 

「――あぁ…んぁあぁん❤これ凄い…癖になっちゃったぁ…❤」

 

「ぐぉッ…よ…止さぬかぁ…!」

 

 下半身…つまり陰茎に刺激を感じ目を覚ましてみれば、またもや少女が彼の股間に跨り腰を擦り付けていたのである。

いや、正確には女(・)性(・)器(・)だ。

どうやら昨夜の湯浴みは、彼女にとって強烈な快感を及ぼしていたらしく、寝間着越しではあるが腰を前後させ顔を上気させていた。

流石に焦りを覚えた彼は、少女に止めるよう求めるも動きを止めるどころか却って腰の前後動作を加速させてしまう。

 

「んッ❤お兄さぁぁん❤次は、銀髪のお姉さんも連れて来て下さいねぇ?あ…ハァん❤今度は3人で洗いっこしましょうよぉ…あうんっ❤」

 

 布越しでも聞こえて来る、ニチャ、ニチャ、という液体の摩擦音。

あろう事か、次は『銀髪武闘家』を連れ来いと要求した。

 

「却下だぁ…ぐぅッ…!?彼女では完全に問題発生がぁ…ァぐッ…!?」

 

 この少女でさえ、既に女の身体と成りつつあるのだ。

況してや豊満な身体つきの銀髪武闘家と共に、湯浴みや就寝を共にしようものなら今(・)度(・)こ(・)そ(・)理(・)性(・)崩(・)壊(・)を招いてしまう。

そうなっては、実に面倒な問題が跡から押し寄せて来るのは自明の理。 

 

「――えぇ~いッ!早急に退きたまえ、貴公っ…あがッ…!?」

 

「――もうちょっと、もうちょっとですから…男なんですから耐えて下さい…!あッ❤…ハッ…んッ…❤はっ、はっ、はっ、はッ…キ…来た❤…来た、きたきたきたきた…❤昨日の来たぁあぁぁ❤……あ…ァあぁッ…!?」

 

 どの道、彼女は動きを止める気など毛頭ない。

腰の動きを可能な限り加速させた少女は、やがて身体を大きく仰け反らせ昇り詰める。

焦点の合わない瞳を宙に漂わせながら、彼女は荒い呼吸を只管に繰り返し、彼の胸元へと倒れ込む。

昨晩と異なる点はと言えば、彼が合意していないという事だろうか。

しかし寄る快楽の荒波には抗えず、彼もまた達してしまう。

二人とも寝間着を纏ったまま行為に及んだため、下着の中で精を吐き出してしまった。

 

 

「お兄ぃさぁん…大好き…❤」

 

「今後……こ(・)の(・)様(・)な(・)事(・)を程々にしてくれるのなら、貴公の事をもっと好きになって差し上げよう」

 

「――えっ…本当にッ…!?」

 

「本当だ。こういうのは、あまり頻繁に繰り返すものでもない。大人になり、それでも私と添い遂げる気があるのなら…好きなだけサ(・)セ(・)て(・)しんぜよう」

 

「――は…ハイィッ!あたし…言うとおりにします…!今のも、これからはチョッピリだけにしますねッ…!だから、今の言葉…絶対に約束ですよッ…!?」

 

「よかろう」

 

 このまま今の行為に没頭させては、折角育て上げてきた才覚を無駄にする可能性を、彼は危惧していた。

少女は純粋に恋慕を寄せてくれている。それは彼とて充分に理解していた。

そんな彼女の想いを利用する形で心が痛むのだが、今後から快楽に溺れる真似を控えてくれれば、彼は更なる誠心誠意をもって応える事を少女に持ち掛ける。

その言葉を聞いた少女は、脱力した感覚など綺麗に忘れ去り一瞬で跳ね起きた。

どうやら素直に受け入れてくれた様だ。

これで、今後からは性器を弄る癖を控えてくれるだろう……多分。

幸いにも今の行為を周囲には知られてはいないらしく、誰一人部屋に詰め掛けて来る者は皆無だ。

ソウルで探ろうとも、近くに人の存在は感知できない。

 

「でも泊まりに来てくれた時は、またシましょうね…一杯…❤」

 

「…ん…ああ」

 

 この日を以て、彼は神殿に赴く事を極(・)力(・)控(・)え(・)た(・)そうな。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

これって凄く気持ちいいのに、どうしてみんな遠慮するんだろ?

神官長様も、人前では絶対にダメだって仰るし、何故かお顔真っ赤にするし。

でも自分でやってもあんまり気持ち良くないし、やっぱりお兄さんでないとダメみたい。

あの湯浴みでの洗いっこと触りっこは、ホント凄かったなぁ…❤。

頭真っ白になっちゃったぁ…❤。

お布団の上でも擦り合ったけど、あれも良かったし、何か癖になっちゃったぁ…❤。

けどお兄さんは、程(・)々(・)に(・)す(・)れ(・)ば(・)もっと好きになってくれるって言うし、大人の女の人たちも人前ではシないって言ってたし、自分でシテもあんまり気持ち良くないし、止めといた方が良いみたいですね。

良し、決めました…!

今から、控えよッと…!

 

こうして彼女は、自慰に没頭する癖に陥る事はなかった。

 

西方辺境街の地母神神殿。見習い神官の独白より抜粋。

 

 

 

 

 

 




う~ん…、エロをメインに据えた積りが、どうにも硬い内容になってしまった気がする。しかも無駄に長い…。
あまりエロくなかったら申し訳ない。
何か成人前から、かなりビッチっぽくなってしまった見習い神官(後の女神官)ちゃん。
一応、終盤での彼の言葉を充実に守る為、性的な行為は控えるようになりますので原作開始時には、元通り清純になっているかと思います。
(ただ異性に対する警戒心と羞恥心は、原作より希薄になる可能性が浮上)

如何だったでしょうか?
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。  
デハマタ。( ゚∀゚)/
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