※この作品はR-18です。

ゴブリンスレイヤー ―灰の剣士―R-18   作:カズヨシ0509

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ドーモです。
IFルート・牛飼い娘 凌辱編、これで完結です。
長い間お待たせして本当に申し訳ありませんでした。
では投稿致しますドゾ。( ゚ ω ゚ )


IF―牛飼い娘・凌辱ルート・3 彼女の行く末(本番アリ)―

 

 

 

 

 

 

ああ…シたい…。

一杯…シたい…。

もう忘れられないよ…、あんな体験…。

誰でもいい…。

知らない人でも、好きでもない人とでも、男の人なら誰だって…。

ジワジワ疼いて仕方ないよぉ…。

誰でもいい…、誰でも…。

 

   ―― 然る牧場の娘より抜粋、その2 ――

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 たった一日の間に凌辱に次ぐ凌辱を受け、精神の破綻をきたした牛飼い娘。

灰の剣士の活躍で早期に居場所が特定され、彼女はすぐさま助け出された。

その後、地母神神殿にて保護される事となり、彼女は長期に渡る静養が必要と判断される。

幸いにも命に係わる様な怪我はなく、輪姦による妊娠の心配もなかった。

 

しかし問題なのは、寧ろ彼女の精神面にある。

 

普通なら目を背けたくなる様な凌辱でさえ、彼女は快楽の坩堝へと沈んでしまった。

あの小鬼の責め苦にさえ、悦楽を見出してしまう始末。

男と見るや見境なく性交を求め、神殿内の男性信徒などは彼女の色香と豊満な肉体に惑わされてしまうのだ。

現時点の彼女を自由に徘徊させるのは危険と判断され、複数の女性信徒が常に付き添い療養に当たるしかなかった。

 

女性信徒の献身な世話と尽力が実を結んだのだろうか?

時が経つにつれ、次第に平静を取り戻してゆく牛飼い娘。

今では自発的に礼拝へと参加し、説法に耳を傾け、調理や清掃を手伝う姿勢さえ見せていた。

 

しかし全てが順風満帆とはいかないのが、世の常である。

 

……

 

 彼は何の変哲もない、ただの男性である。

只人の男、さほど若くもない歳、痩せ型、平均的な顔立ち、秀でた才能など持ち合わせてもいない、何処にでも居る只人の男。

強いて言うなら、彼は地母神神殿にて活動する信徒である…事ぐらいだろうか。

この神殿は比較的女性信徒も多く、若い女性の割合も多い傾向にある。

だが彼…男信徒は、内向的な性格で自己主張も乏しく親しい異性も居なかった。

もうこの神殿で10年以上も活動しているが、何時もと変わらぬ雑用を熟すだけの日々。

それでも男信徒は特に不満に思う事もなく、逆に言えば心が動く出来事にも遭遇せず淡々と毎日を送るだけの人生を続けていた。

 

   ―― そう、彼(・)女(・)の姿を目にするまでは ――

 

最近になり保護されたという年若き女性…いや、正確にはまだ少女だというのだ。

そういえば街外れに牧場が存在すると耳にした事もある。

そこに住まう少女が、事件に巻き込まれ神殿に運び込まれた。

ふと廊下から聞こえてきた女性信徒の噂話。なぜ女というものは、こうも他人の噂が好きなのか。

半ば呆れかえりながらも、気が付けば自分も物陰から聞き耳を立てていた。

 

あの少女は、男に拉致され散々凌辱された。

終いには小鬼の群れにも襲われ、大のセックス好きと化してしまった。

男なら誰でも良く、小鬼でさえ喜んで股を開く、淫乱気質の少女。

などなど……。

 

下らない…。

実に下らない…。

 

自分はお世辞にも、敬虔な信徒といえる程の信仰心など持ち合わせも居ない、何処にでもいり平々凡々な只人の男だ。

しかし、仮にも此処は神の御前足る神殿。

その様な他人も領域に付け入り、あまつさえ無責任に盛り上がるなど――。

 

「ハァ…ばかばかしぃ…」

 

 噂話に華を咲かせる女性信徒に幻滅しながら、彼はそそくさと立ち去った。

自分は、ああにはなるまい。たとえ何者に成れずと守るべき倫理は存在する。

そう硬く心に誓い、アテもなく廊下を歩く。

しかし、その様な即興の決意を支えるものなど彼には備わっていなかった。

 

それは幸運、それとも不運?

 

すれ違ったのは、噂話の中心人物である件の『牛飼い娘』の少女。

 

「……」

 

 彼は思わず立ち止まり、その少女を凝視してしまった。

数人の女性信徒に付き添われ、自室に戻るのだろうか。

今は白を基調とした保護期間中を現す衣服を身に纏い、何処となく虚ろな微笑を浮かべる赤毛の少女。

確かに顔立ちは可憐で魅力溢れているが、特に目と意識を引いたのは凹凸に富んだ身体つきだ。

 

衣服越しに盛り上がり主張する、豊穣溢れる実りし双丘。

何とも瑞々しい張りは緩やかに滑らかに曲線を描き、衣服の白い色合いと相まり清らかでありながら何処か艶めかしい。

些か衣服も薄いのか、胸部を包む下着のラインも微かに浮き出ているではないか。

これが少女のしていい身体つきなのか。

彼女が歩く度に、ユサユサと僅かに上下する胸部の肉厚。

とても柔らかく弾力溢れた果実を連想させる、牛飼い娘の豊穣な胸。

 

「……」

 

 思わず言葉を失い立ち尽くしてしまった男信徒。

いけないとは思いつつも、ついつい彼女の下腹部へと視線を移してしまう。

やはり見えてしまう、下着の浮きライン。

恐らく白だと思われるが鼠径部を包んでいる下着の輪郭が、彼の心を更に惑わし乱れさせた。

 

 

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   ―― 触りたい ――

 

先ほどの高尚な決意など容易く崩れ去り、胸中に蔓延るのはシンプルな衝動だけだ。

まだ年端もいかないであろう少女ながら、周囲の女性信徒など一線を画す程に実った豊かな少女の躰。

 

「あら御免なさい、道を開けて頂けます?」

 

「え…あぁ…すいません…!」

 

 気が付けば廊下を遮る形で立ち尽くしていた男信徒。

ふと付き添いの女性信徒に声をかけられ瞬時に我へと返り、すぐさま横へと逸れ道を譲る。

 

「……ゴクリ……」

 

 つい生唾を飲み込み、牛飼い娘の後ろ姿にも目を焼き付けてしまう男信徒。

彼女の臀部も非常に卑猥の一言で、歩くごとに左右へと揺れる身肉は劣情を充分に震わせる。

 

確か複数の男と小鬼は、あの少女の身体を好きにしたと聞いている。

何と不平等な世界だろうか。

自分はこうして慎ましい生活を送っているというのに、悪人どもは望むがままの好き放題。

その瞬間、ふつふつと湧き上がるのは世界に対する不条理さと憤怒の衝動。

どうして自分は、こうも我慢しなければならないのか。

好きな物も食べられず、酒さえ滅多に飲めず、女との交流さえ制限され、祈りと説法に一生を捧げろというのか!?

 

   ―― フザケルナ ――

 

鬱屈した想い、押さえ付けられた欲望、叶う事のない望み、押し付けられる戒律と規律の数々。

もうたくさんだ。

その瞬間、何かが弾けた感覚を覚える男信徒。

 

ブツブツブツ…。

 

何かを呟き静かに自室に戻った男信徒は、秘かに悪辣な計画を練り始めた。

 

翌日の事である。

 

今日の牛飼い娘は、図書室の整理のため複数の信徒と共に駆り出されていた。

この作業に男信徒も自ら参加を表明。自分の仕事を終えていた事もあり、アッサリと受け入れられた。

早速作業が開始され、皆が割り当てられた本棚の整理に当たる。

男信徒も割り当てられた本棚へと向かうのだが、早速チャンスが訪れた。

彼が向かう先には、牛飼い娘が居り脇目もふらず本棚へと向き合っている。

 

――試してみるか。

 

男は何気なく移動する風を装い、牛飼い娘の真後ろへと接近。

そのまま、すれ違いざまに手の甲で彼女の尻部へと触れた。

 

「……(どうだ?)」

「……」

 

 ほんの掠る程度で手の甲を擦り付けたのだが、彼女からは何の反応も見られない。

僅かに触れた程度とはいえ、ほんのりとした人肌と柔らかい身肉の感触が何とも心地よかった。

一瞬とはいえ、この感触だけで心が跳ね上がりそうになる。

 

――よし、もう一度。

 

今度はもう少し深く長く触れてみよう。

これで何らかの反応を示すのであれば、偶然を言い訳にし取り繕えばいい。

此方は神殿生活も長く、幾らでも弁明が効く。

 

「……」

 

 次第に荒くなる呼吸を何とか鎮めつつ、再び牛飼い娘の方へとすれ違う男信徒。

それにしても、中腰で腰をくの字に突き出す姿勢は何とも卑猥だ。

やや薄い衣服に浮き出る下着のラインも、彼の劣情を更なる興奮に導き暴走しそうになる。

一歩また一歩近づくごとに、彼の鼓動音が脳内を通じ耳にも響くのだ。

 

「ハァ、ハァ…(ぐ…柔らかい…)」

 

 もう少しだけ手の甲を傾け、彼女の尻部…それも割れ目の部位へと僅かに押し付けた。

グニャ、とした感触に彼の視界は僅かに明滅していた。

 

「……」

 

 やはり彼女は作業に集中しているのか、何も言葉を発する事もなかった。

だが彼の手の甲が、衣服越しとはいえ臀部の割れ目を僅かに押したのだ。

時間にして1秒以下とはいえ、牛飼い娘は微かにブルッと身体を震わせる反応を見せる。

震わせるというよりは、尻肉が僅かにピクンと動いた程度の微かな反応。

 

――まずかったかな…?

 

彼は偶然を取り繕いつつも牛飼い娘の方を盗み見る。

だが、当の彼女は相変わらず作業に集中し、彼の方へ視線を送る事さえしなかった。

 

「フゥ…」

 

 少し動揺した彼だが、彼女の様子に安堵し少々時間を置く事にした。

あまり頻繁に触れては流石の彼女も何らかの違和感に気付くだろう。それでは偶然などを言い訳も通らなくなる。

数分ほどの後、彼はもう一度擦れ違いざまに触れる事にした。

今度は更に長くだ。

相変わらずの姿勢で、腰を突き出している彼女。

まるで誘っているのではないかとさえ思えるほどの恰好だ。

臀部が盛り上がる事で、下着のラインも明確に浮き出ており鷲掴みにしたい位に卑猥だ。

 

「……」

 

 またもや彼女の近くを通り過ぎ、今度は少し足を止め手の甲で臀部の中心を押した。

 

「……(これはもしかして…?)」

 

 やはり然したる反応がない。

作業に集中するあまり意識が向いていないのか、理由は分からないが彼女は作業に従事したままだった。

彼は手の甲を引っ込める事無く、僅かにグイグイと押しつつ微細な動きでスリスリと谷間の感触を味わった。

 

「……」

 

 それでも彼女は言葉を発する事がなかった。だが微かな反応は見られ、尻肉がピクピクと小刻みに震えていたのである。

それにともない違和感に気付いたのだろう。作業の手を止めた彼女は、此方に振り向いた。

 

「……!(不味い…!)」

 

 流石に危険を感じた彼は、慌てて彼女に背を向け作業のフリで誤魔化そうとする。

幸いにも彼女は直ぐに何気なく作業に戻り、後は何事も無かったかのように一連の仕事は終わりを迎えた。

 

整理が済み、労いの言葉をかけ壮年の女性信徒。

参加者全員が列に並ぶ中、男である彼は比較的背も高く牛飼い娘の後ろへ位置取るができた。

言うまでもなく偶然を装い、上手く彼女の後ろに位置した彼は心の中でガッツポーズをとる。

 

――よし、もう一度だ。

 

壮年の女性信徒の話は少々長い事で有名で、半ば説法染みていた。

普段なら辟易したくなるほどの内容だが、今回に限っては素直に感謝した彼。

さっそく牛飼い娘へとさり気なく近付き、再び手の甲で豊かな尻肉に触れた。

 

――ここまでは平気みたいだな、ならこれはどうだ?

 

掠る程度の接触なら特に反応する事もないようだ。

それでも手に伝わる身肉の弾力と人肌は、彼の劣情を煽るのに充分だ。

今度は手の甲を更に深く押し込みながら、谷間の間へと指関節を潜り込ませ上下になぞった。

 

「……」

 

 これには僅かにだが反応を見られる。

だが見た目では気付かれない程度で、豊かな尻肉が微かにブルッと揺れる位の動き。

彼女とて尻部の違和感には気付いている筈だ、今の反応を見た限り。

だが此方に振り向く事もなく、壮年女性信徒の話に耳を傾けていた。

 

――これはイケるかも…。

 

先ほども然したる反応を見せていなかった牛飼い娘。

これならもう少し、過激な接触でも受け入れてくれるのでは?

彼は掌を向け、彼女の臀部を触れるのではなく触る事にする。

呼吸による体軸の揺れの影響と言い訳する為に、あくまで直立不動の姿勢を保つ。

そして僅かに手を動かし、指先を彼女の尻肉に食い込ませた。

 

――うぉ…柔らかくて温かい…。

 

手や指の甲とは段違いの感触だ。そもそも指先は、人体の中でも鋭敏な部位の一つ。

牛飼い娘の実りある尻肉の弾力と体温に、彼は言いようのない興奮を覚える。

それでも牛飼い娘の反応に変化はなく、更に指先に力を込め何度か押しては戻すを繰り返した。

つまり彼女の尻肉を何度も摘まんでいたのである。

 

桁違いの魅惑に満ちた感触。

自我が崩壊しそうになる程、魅惑溢れた感触に何度も指先で摘まんでしまった。

指先でクニクニと摘まむ度に、張りの良い弾力で押し返され病み付きになってしまうのだ。

 

「……っ」

 

 ほんの微かに、ほんの微かにだが、彼女は僅かな反応を見せ臀部を揺らす。

 

――あ…やり過ぎた…か?

 

流石に悪手だったかと彼は慌てて手を引っ込めた。

幸い誰も勘付いていないようで、説法染みた話もそろそろ終わろうと差し掛かっていた。

 

 

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……

 

「それでは今日はご苦労様でした。一慈悲深き地母神様に深い敬愛と感謝を」

 

 最後に祈りを捧げ、一同は解散に移る。

図書室から出る間際、最後のチャンスとばかりに彼女の臀部に触れた男信徒。

出入り口に狭さを利用し、偶然彼女と順番が重なった風に見せかけ身体を接触。

その隙に今日一番に、指先を尻部の谷間に潜り込ませグニグニと数往復させたのである。

 

「ぅ…ぁ…」

「おっとすいません」

 

 偶然接触した様に取り繕いながらも彼女の臀部に指を潜り込ませる。

だが刺激を感じたのか、これには声を漏らした牛飼い娘。

しかし端から見れば自然と接触した様にしか見えない筈だ。

尻部を触られたのではなく身体の接触で声が漏れたと周囲も認識しているのか、彼を責める者は居なかった。

そして彼も彼で身体が接触したという事に装い、心にもない謝罪で応じた。

彼女は終始、彼に視線を向ける事はなかったが、彼は彼女の表情の変化を見逃さなかった。

凝視しなければ解らない程だが、牛飼い娘の頬は微かに赤味を帯び上気していたのである。

それに加え、若干呼吸も乱れていた様にも思えた。

 

「アァァ…今日は何ていい日だぁ…ハァハァ…」

 

 今も指先に残る、彼女の豊満な尻の感触。

先ほど振れたであろう指先を鼻孔に寄せ残り香を嗅ぐ男信徒。

軽く触れた程度では、彼女の体臭などこびり付きようもないが、香しい錯覚に見舞われ彼は恍惚の表情で酔いしれていた。

 

   ―― もっと、もっと、触りたい、あの感触をもっと味わいたい ――

 

聖職者である筈の彼の精神は、既に性欲一色に染まり切っていた。

牛飼い娘という魅惑の少女を目にし、彼の理性は半ば崩壊してしまったのである。

否…何処かで彼は非常に冷静に自我を働かせていた。

どの様な方法で、この欲情を叶えてやろうか?

それだけを自室で只管考え抜き、興奮で碌な睡眠もとれなかった。

その実現方法だが、翌日に早速叶える機会が訪れたからだ。

 

朝の礼拝。

毎日欠かさず執り行われる神事。

連日訪れる多くの人々で埋まる礼拝堂。

日ごとに差異はあるものの、今日は何時も以上に多くの参拝客が神殿に訪れた。

なんたる幸運。

計画を実行するには実に都合のいい朝だ。

 

後は上手く、牛飼い娘の真後ろへと陣取るだけ。

これだけの人々で埋め尽くされれば、必然と密着状態に持っていける筈だ。

早速彼は何気なく時間を潰し、今日に限って参拝客たちに向け熱心な挨拶を呼び掛けた。

普段の彼なら先ずこの様な真似はしないのだが、目立たない存在感も手伝い誰も違和感に気付く事はない。

少しすれば標的である牛飼い娘も礼拝堂に訪れる。

 

――よし、来た…上手くいってくれよ…。

 

行動を起こす前から、彼の心音がバクバクと耳に届く。

何時ものつまらない朝の筈が、興奮に満ちた時間帯に置き換わろうとしていた。

震える足取りで牛飼い娘へとさり気なく距離を詰め、何とか真後ろの位置を確保しようと躍起になる。

途中、一般人から割り込まれそうになるも、今の彼は強引に押し退け場所を譲ろうとはしなかった。

押し退けられた参拝客は不快そうな表情を彼に向けたが、一向に気にも留める事はない。

もう牛飼い娘にしか意識が向いていないのだ。

 

今日とて複数の女性信徒に付き添われている牛飼い娘だが、幸いにも彼を遮る様な並び方をとっていなかった。

 

――やった…!

 

思った以上に彼女の真後ろの確保が叶い、思わず満面の表情を浮かべてしまう。

しかも今日の礼拝堂は満員御礼なのか、周囲とは密着状態という有様。とにかく朝からツイていた。

それにしても注意深く観察すれば、少しばかり勿体ない状況でもある。

彼の両隣にも若く魅惑的な女性が陣取り、互いに密着する形と化していた。

既に彼の上腕部が偶然にも、女性の胸に接触してしまっているのだ。

両脇の女性客だが、年若く平均以上の顔立ちで身体付きも中々に豊満だ。

加えて胸が当たっているにも拘らず、両隣の女性たちは特に気にする風でもなく礼拝の開始時間を待っているという状況。

牛飼い娘などに構わず、この両隣の女性たちの感触を愉しんでいれば良かったのだ。

それなら何の危険もなく、不純とはいえ朝の礼拝を有意義に過ごせたものを。

 

しかし彼の意識は、完全に牛飼い娘にしか向いていなかった。

 

もう礼拝開始を待つまでもない。

既に周囲とは密着に近い形で、余程目立つ動作をしない限り周囲に感付かれる心配もない。

後は、牛飼い娘が変に声を上げない事だけが懸念材料だ。

 

早速だが軽く、彼女の臀部へと触れる事にした男信徒。

 

「…ハァ、ハァ…」

 

 既に軽く乱れ呼吸のまま手をゆっくりと忍ばせ、彼女の豊かで張りのある尻肉へと軽く触れた。

先日の様な手の甲ではなく、掌で何度も浅く撫で回す。

 

――うう…柔らかくて温かい…。

 

掌で軽く撫で回しただけだが、昨日とは段違いの感触に多幸感を覚える彼。

両脇のから来る女性の感触など目にもくれず、牛飼い娘の尻肉の弾力と肉厚だけに興奮を覚え、更に何度も撫で回した。

 

「……」

 

 牛飼い娘の方も、周囲の喧騒に加え大勢との密着で真面な身動きも不可能な状態だ。

しかも密着の感触が、彼の性的悪戯を誤魔化してくれる筈。

臀部から来る違和感や感触も、満員による密着状態だと思い違いを起こしてくれるに違いない。

現に牛飼い娘は、目立った反応を見せないまま壇上に視線を傾けているだけだ。

 

――よし、いける…!

 

彼は確信し、少し強めに彼女の尻肉を揉む事にした。

 

もう誤魔化しなど効かない掌で、あからさまに弾力のある尻肉を何度も揉み解す。

 

――ウぉォ…堪らん…!

 

指先を押し込めば柔らかく温かい身肉の弾力で押し返され、掌を何度も回す様に撫でればグニャリと形を変える魅惑の尻肉。

布越しで柔肌を味わえないのは残念だが、それでも滅多に味わえない禁断の感触は麻薬にも似ていた。

しかも彼女は振り向く事なく、相変わらず前を向き続けている。

もう密着という誤魔化しなど通用しない程に、明らかなる痴漢行為を働いていた男信徒。

対する牛飼い娘も、一応は尻を捩る程度の反応を見せてはいるのだ。

だが既に男は確信に近い考えに辿り着いていた。

 

彼女の反応だが、心底嫌がっているようには思えない。

寧ろ受け入れようとさえしているのではないか。

 

もし本当に嫌悪するのなら、無理やりにでも彼の手を跳ね除けようと抵抗ぐらいはできる筈なのだ。

幾ら密着状態で自由に動けずとも、抵抗さえ不可能な状態ではない。

 

こうして尻を触り反応を確かめてみたが、彼女がした事といえば身を捩った程度。

振り向き睨むでもなく抗議の声を上げるでもなく、尻の捩りも自ら擦り付けているのではないかと思える程だ。

 

あからさまに牛飼い娘の臀部を揉み解し、豊かに実った感触を堪能する男信徒。

その間も彼女は微かに尻を揺らすだけで、それ以外の反応を見せる事もなかった。

 

――よし…次は…。

 

この展開に味を占めたのか、彼は更なる大胆な行動へ移る。

今度は揉むのではなく、指先を尻肉の谷間へと潜り込ませる事にした。

両尻の肉厚に挟まれた谷間は、衣服と下着に隠され直に見る事は叶わない。

だが人差し指と中指をやや強引に潜り込ませ、尻肉の溝へと侵入させる。

 

またもやグニャリとした感触が指先から伝わった。

尻肉を撫で回した時以上の体温で満たされていた、魅惑の谷間。布越しの肉厚が、潜り込ませていた彼の指を挟み包み込む。

強引に指を食い込ませただけの事はあり、生まれた初めて味わった尻の割れ目の感触。

何と甘美で未知なる領域なのだろう。

 

男は夢中で指をグニグニ動かし、衣服と下着越しの谷間を何度もなぞる。

途中で更なる深い部位を指先が捕らえた。

 

――これはもしかして…?

 

若しかせずとも男は察する。

彼女の菊門で間違いない。

 

これが少女の尻穴か。

 

次々と到来する禁断の感覚に、男は興奮に駆られ通しだ。

 

暫く彼女の菊門に指を押し込み、小刻みに何度も動かし続ける。

 

「…!…!…!」

 

 悪戯されている事には、彼女も気付いているのだろう。

ほんの微かにだがピクピクと小刻みに身体を震わせ、腰を左右に揺らしていた。

普段なら付き添いの信徒も違和感に気付く筈なのだが、今は密着という特殊な環境も手伝い気にも留めていない。

精々人々の揺れで、彼女もつられて揺れているのだろう。

その位の認識でしかなかった。

真後ろからでは彼女の表情は窺い知れないが、幾らか呼吸を乱していると思われる。

 

このまま尻穴を愉しむの良いのだが、礼拝の時間とて無限ではない。

気が付けば説法の半分を迎えているではないか。

まだまだ彼女の感触を味わえる。

 

今度は閉じた両脚から、彼女の披裂へと指を侵入させる事にした。

これだけ臀部を攻めても大した抵抗を見せなかったのだ。最も敏感な卑劣を触ったとしても、拒む事はないだろう。

閉じた両脚を抉じ開ける様に指を滑らせ、彼女の秘部に触れる事に成功。

 

だが閉じた両脚に阻まれ、本当に秘部に触れているかどうか曖昧な感じだ。

彼女が少しでも足を開いてくれれば、披裂に指を這わせる事が出来るのだが、少々調子に乗り過ぎただろうか。

諦めて再び尻部へと指を写そうとしたその時、何と自(・)ら(・)腰(・)を(・)突(・)き(・)出(・)し(・)僅(・)か(・)に(・)足(・)を(・)開(・)い(・)た(・)牛(・)飼(・)い(・)娘(・)。

 

「……!」

 

 これは何たる事か。

よもや思いもよらない彼女の動きに、彼はハッと息を呑む。

やはり彼女も気付いていたのだ。性的な悪戯をされている事に。

しかし拒むようなことはせず、敢えて腰を彼へと突き出し足さえ開いた牛飼い娘。

つまり彼女も望んでいるという事だ。

男信徒の悪戯を。

 

こうなれば、もう迷う必要はない。

男は躊躇いなく彼女の披裂へと指を這わせ、ゆっくりと割れ目に沿って往復を繰り返す。

 

――これが…、なんて素敵な柔らかさなんだ…!

 

衣服と下着越しで多少は鈍い感触だが、明らかに柔い肉肌が彼の指を挟み込む。

生々しい人肌が何とも心地よく、尻部とは異質の肉感が彼の心を揺さ振った。

 

「……♪」

 

 壇上より授けられる慈悲深き説法など、もう男の耳には届いていない。

夢中で人差し指の第一関節を曲げ、何度も彼女の披裂を摩り続ける。

衣服と下着の布壁に遮られているとはいえ、指先を刺激する柔らかくも弾力に富む媚肉の双丘。

誰も気付いていてはいないが、彼の表情は不気味な程に薄ら笑いを浮かべ、彼女の女性器を攻める事に没頭した。

 

「…ッ❤…ぅ❤ぅぁ…❤ぅッ…❤ぅぅ…❤」

 

 微かにだが彼女の呻く声が聞こえた様な気がした。

指先を曲げ何度も往復させれば、その度に彼女の腰がピクリと反応するのだ。

しかも往復させるうちに、心なしか披裂が更に柔らかさを増したような気がする。

いや、実際に増していた。

布越しといえど披裂を何度も刺激された事で、秘所から愛液が分泌していた。

彼女の真後ろでは表情を窺い知る事も出来ないが、礼拝開始時に比べ明らかに俯いている。

それに彼女自身もバレないよう僅かずつ腰を前後させ、彼の指先の動きに合わせていた。

これは抵抗ではなく、寧ろ受け入れている証拠だ。

 

「ぁ❤ぅ❤ぃ❤ぉぁ❤ぇぅ❤ぃぁ❤ぁぁ❤ぁぅ❤」

 

 彼女も望んでいる事を知り、彼の行動は更にエスカレートの色合いを増す。

だが此処で周囲に感付かれようものなら、今迄の行為が全て泡沫に消えてしまう。

あくまで誰にも気付かれず且つ大胆に――。

あと少しだけなら身体ごと密着させても大丈夫だろう。

ふと両隣を盗み見た彼だが、両隣の女性参拝客たちも何食わぬ顔で説法に耳を傾けている。

 

――あと少し…自然に…。

 

あくまで自然を装い、つま先を少しずつ動かし更に深く彼女と密着した。

 

「スゥ…ハァ…(これがこの子の匂い…)」

 

 既に汗ばんでいた彼女の項が、文字通り目と鼻の直ぐ先に在る。

ワザとらしく嗅ぐまでもなく、自然と彼女の体臭が鼻孔を通過してくれる。

うら若き少女特有の体臭は、狂わんばかりに香しく意識さえ飛びそうになる程だ。

よく見れば彼女は口を開け、何度も吐息を漏らし呼吸を乱れさせていた。

加えて項からも小粒の汗が滲み出ており、彼は少しだけ顔を傾け彼女の項へと舌を伸ばす。

 

「――ッ…!?」

 

 ほんの一瞬だ。

恐らく人生の中で、これほど素早く身体を動かしたのは生まれて初めてといってもいい。

素早く舌を出し彼女の汗を舐め取り、即座に舌を仕舞い顔を離れさせた男信徒。

舌が触れた瞬間、ビクンと顔を上げた牛飼い娘。

その動作は僅かな振動を伴い付き、添っていた女性信徒も彼女の方へと視線を傾けた。

これは不味いかと、心の中で動揺を覚えていた彼だったが、直ぐに壇上へと向き直った二人の女性信徒たち。

どうやら牛飼い娘が姿勢を正したのだと思い込んでいた様で、必要以上に怪しむ事もなかった。

彼女の後ろでは安堵の息を吐く男信徒。

流石に舌で舐め取る事は目立ちすぎると判断し、暫くは彼女の披裂を触り続ける事にした。

 

「ぁ❤ぅ❤ぃ❤ぉぁ❤ぇぅ❤ぃぁ❤ぁぁ❤ぁぅ❤」

 

しつこく何度も何度も彼女の披裂を指先でなぞり、やがて下着と衣服の上からでも愛液が滲み染みが形成されていた。

彼女も彼女で相変わらず腰を動かし続け、彼の指淫に身を委ね快楽を貪っている。

 

しかし、この時間も無限には続かない。

そろそろ説法も佳境を迎えようとしている。

そこで男信徒は、今も声を抑え悶える牛飼い娘の耳元に囁きかけた。

 

「今夜部屋に行くから鍵を開けておくんだ、あとトイレの鍵も…いいかい…?」

 

 これは我ながら大胆な発言だ。

こんな度胸が自分にも備わっていたのか。

実際行動に移すまで、彼の鼓動はバクバクと加速を繰り返し膝などはガクガクと震えたままだ。

しかも口に出してしまった後になり、今更ながら『馬鹿な事を口走った』と後悔してしまう。

 

だが牛飼い娘は無言で『コクン』と頷き、受け入れる意思を見せた。

 

その素振りを勿論見逃さなかった男信徒。

再び愚かな事を口走る。

 

「セックスしようよ」

 

「…はい…❤」

 

 微かな小声だが、今度は明確な言葉を以て受け入れる意思を示した牛飼い娘。

 

まさかここまで上手くいくとは――。

今までこれ程の幸運に見舞われた日など、未だ嘗て起こりえただろうか?

可憐にして豊満で年若い魅惑の少女、牛飼い娘という存在。

ほんの出来心で彼女の躰に触れたが、拒む様子もなく受け入れる事さえしてくれた。

彼の心臓は最高潮に跳ね上がり、同時に股間も最高潮に盛り上がる。

 

此処まで受け入れてくれるのなら、あとは一人きりになった瞬間を狙うだけだ。

就寝時は確実だが、用を済ませている時や一人自室にこもっている時なども狙い目か。

 

いよいよ朝の礼拝も終わりを迎え、彼はフィニッシュとばかりに指先を深く押し入れる。

 

「――ん…ァァ…❤」

 

 最後とばかりに押し込まれた指先が、彼女の深い膣口にブジュリと入り込んだ。

下着の布越しの指先が彼女の媚肉の内壁を擦り、一瞬だが途切れがちな声を上げた牛飼い娘。

突如襲い掛かった強めの刺激に上半身が仰け反り、一見その姿は天を仰ぐ感動に包まれた信徒の如く。

今朝の説法は余程、この牛飼い娘の心の隙間を埋めたに違いない。

軽く昇天した牛飼い娘の様子に、感激さえ浮かべた付き添いの女性信徒たち。

もっとも感動のあまり昇天したのは、説法ではなく男信徒の指印によるものなのだが。

彼の陰湿で淫猥に満ちた悪戯など気付きもせず、早々に彼女を引き連れ礼拝堂から立ち去った。

 

 

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その様子を見ていた男信徒は、指先に付着した彼女の愛液を凝視した。

人差し指と中指の間隔を広げれば、ネバ吐く液体が糸筋を曳きダラリと下方へ垂れ下がる。

 

「何て匂いと味だ…ペチャ…にチュ…♪」

 

 まだ周囲には多くの人が談笑に興じている。

彼は周囲に気付かれぬようそっと俯き、牛飼い娘の披裂から分泌されたであろう愛液を口に含み存分に味わった。

ほんのりと舌に広がる薄い塩味と、仄かに香しい香りは少女特有のものと判断される。

 

――さて、仕事を終わらせねば…!

 

今日も自分に課せられた仕事が存在し、それさえ片付ければ後は比較的自由が確保できるのだ。

しかも自分は目立たないながらも真面目に仕事を熟す信徒として、周囲からは一定の信頼も勝ち取っていた。

それ故、昨日の本棚整理も直ぐに許可が下りていたのである。

自由さえ確保できれば、あとは虎視眈々と牛飼い娘の一人時を狙うのみ。もちろん周囲の目を盗んだ上でだ。

そして就寝時は、そっと彼女自室へと忍び込み秘め事へと及ぶ。

既に部屋の鍵を開けておくようにと要求し、彼女さえも受け入れの意志を見せていた。

 

今日ほど一日が楽しいと感じた事はない。

不純な動機を滾らせ、彼も早足気に作業場へと向かう。いきり立つ下半身を隠そうともしないまま。

 

……

 

気の持ちようで仕事に対する姿勢が、こうも変わろうとは。

代わり映えのしない退屈な日々の作業でさえも、今は嬉々として当たる事ができる。

今日割り当てられた作業を普段の何倍もの早さで熟し、彼は自由な時間を確保した。

上司に当たる信徒には『他の作業を手伝う』と伝え、さっそく牛飼い娘の姿を求め徘徊した。

 

「あ…居た」

 

 そう時間を置く事なく彼女の姿を見付け、暫し様子を盗み見る事にする。

薬草栽培の補助作業に従事しているのだろう。

作業と水分補給を何度か繰り返し、やがて用を足しにその場から立ち去った。

 

これはチャンスとばかりに内心ほくそ笑んだ彼は、何気ない仕草で彼女の後を付けた。

神殿内の厠に入る牛飼い娘。

朝の礼拝でも彼女には『トイレの鍵を開けておくように』と指示しておいたが、果たして律儀に聞き入れてくれるだろうか。

先ず周囲に人が居ないかを入念に確認した後、彼女の入った厠のドアノブにそっと手をかけた。

 

――よし…いいぞ…!

 

何という事だろう。

抵抗もなくドアノブが回り、心の奥でガッツポーズをとった彼。

どうやら彼女は、言い付けを守り厠の鍵をかけずにいてくれた様だ。

そうと決まればモタモタしてる暇は無い。

極力音を立てずに厠のドアを開ければ、無防備に下半身を晒し屈んでいる牛飼い娘の姿が。

 

「…おぉ…」

 

 時間にした僅か数秒だが彼は思わず立ち尽くし、その扇情極まる艶姿に目を奪われた。

 

――おっといかん…!

 

だがこんな姿を他者に見られては、完全な変質者扱いどころか懲罰は必至。

彼は直ぐに彼女の厠に侵入し、急いでドアを閉め鍵をかけた。

対する牛飼い娘は、今の姿を見られようと特に声を上げるでもなく下腹部に力を込めていた。

 

「スカート、持ってて上げるよ…ハァ、ハァ…」

 

「ん…ァァ…はぃ…有難う…御座います…ンン…」

 

 捲り上げた彼女のスカートは長く、下手な持ち上げ方をすれば自らの尿や便で汚してしまいかねない。

別にその位は彼女とて理解しており、そうならないよう自分で持ち上げていた。

だが此処で彼が彼女のスカートを持ち上げ、必要以上に捲り上げてしまう。

その所為で、彼女の下半身は更に外気に晒される結果となるのだが、此処は厠の個室で誰の目にも付かない密閉空間。

また牛飼い娘も何ら拒む事なく受け入れ、そのまま用を足し始めた。

 

「おぉぉ…」

 

 大と小、両方を排出し始める牛飼い娘。

臀部の菊門と陰部の尿道口から、軟便と小水が便器穴へと落下してゆく。

スカートを持ち上げつつ下から覗き込む彼は、その一部始終に感嘆の声を漏らしていた。

軟便の異臭だけは鼻に突いて仕方がないものの、それも年頃の豊満な牛飼い娘のモノなら何ら不快に感じる事はない。

少々暗い密室だが狭さといい異臭といい、逆に怪しい興奮を覚えそうになってしまう。

 

「ん…ハァ…出しました…全部…」

「よ…よし…、今度は僕が綺麗にして上げるよ。お尻を突き出して」

 

「こう…ですか…ハァ、ハァ…」

 

 用を足し終えた彼女に向け、臀部を突き出すよう要求した彼。

勿論、彼女は素直に従い腰をやや高く上げ彼の方へと差し出した。

 

「スンスンスン…い…今から綺麗にしてげるからね…ハァハァ…(強烈な臭いだ)」

 

 彼の眼前に曝け出された菊門と披裂からは、強烈な刺激臭と共に異物が散見された。

まるで異界の生き物でも見ているかのような錯覚を覚え、異臭と相まり脳内がクラクラと揺さ振られるようだ。

 

そして彼はそのまま自分の顔を近付け、彼女の菊門と披裂へと舌を伸ばしたのである。

 

「――んぅッ…ヒぅッ…!?」

 

 敏感な部位とも言える、披裂と菊門に這わされた彼の舌先。

その感触に思わず声を上げてしまう牛飼い娘。

だが彼女とて現状を理解しているのか、直ぐに両手で口を覆い声を押し殺す。

 

「そんな…口でなんて…、あ、あぅ❤ぁぁあ、ぁ…❤でも…気持ち…いい…ンン❤」

 

 まさか舌で舐め取られるなど全くの予想外で、彼女は困惑の反応を寄せた。

だが直ぐに押し寄せる快感に、彼女は声を抑えつつも甘受する。

 

「ハァハァハァ…ぺちゃ…ぴちょォ…ぬちゃア…」

 

 男の方はといえば、一心不乱に彼女の不浄の部分を舐め続けるのみ。

先ずは菊門を重点的に舌先を捻じ込み、僅かに付着している便さえも舌先で舐め取ってゆく。

 

「ぁぁぁぁ…あぅ…ふぅぐ…ぅぅンン…❤」

 

 やはり菊門に何かを入れられるのは奇妙な感覚を覚えてしまう。

あの二人の賊徒に尻穴を犯された時も、焼けつくような痛みを覚えていたものだ。

それに比べれば苦痛も不快感もないが、こそばゆい様な妙な感覚に見舞われてしまう。

だが決して拒もうという気は気は起きない。

あの度重なる凌辱で、彼女は快楽を貪欲に求める心と身体へと開発されていた。

 

「ぁ…そこ…❤それ…いい…です…ぁん❤」

 

 一頻り菊門を舐め終え、今度は小水塗れの披裂へと舌を這わせた彼。

菊門と比較しても膣口は純粋な性感帯ともいえ、素直に快感を口にする牛飼い娘。

熱い吐息を漏らし左右に腰を揺らし、彼の舌先の摩擦を堪能する。

 

「ぬりゅ、ぴちょ、ぺちゃぁ…ハァハァハァ…(病み付きになる…)」

「ぁぁ…❤ぁぅ、ぁぁぅ、ぁぁん…❤」

 

 脇目もふらず彼女の膣口へ舌を這わせ続け、付着した小水と滲み出る愛液を救い取ってゆく彼。

次第に荒さが増してゆく彼女の淫声。

身体の奥底からゾワリと拡がる感覚だが、あの森で何度も迎えた絶頂が近い合図だと確信していた。

漏れそうになる大声を必死に両手で塞ぎつつ、快楽を少しでも貪ろうと必死に腰を押し付けた。

 

「――んッ…んンンんぉォぁぁぁ……❤❤」

 

 間も無く迎えた絶頂。

便器に跨った態勢のまま弓なりに仰け反り、必死に声を抑えつつ昇天した牛飼い娘。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…綺麗になったよ…気持ち良かったかい…?」

「はぁ、フゥ、ハァハァハァ…はぃィ…とても…良かった…です…❤」

 

 性的な目的で自分に近付いている事ぐらい、牛飼い娘とて理解はしている。

いくら快楽に依存しているとはいえ、その位の判断力と自我は未だ保っていた。

しかし今の彼女に、この男を拒む気も避ける気なども毛頭ない。

神殿の保護下に置かれ平穏な日々を送れたまでは良かったのだが、代償として性的欲求を満たせる機会を失ってしまっていた。

そんな時この見知らぬ男は、思いもよらぬ形で再び燻ぶっていた劣情を満たしてくれたのだ。

密かな願望を叶えてくれるこの男を拒む理由など、それこそ今の彼女には存在しない。

 

もっと深く、もっと濃厚に、もっと激しく――。

 

この疼く性的欲求を満たしてほしい。

その様な歪な思いが、津波のように押し寄せ容易に呑まれそうになる。

しかし――。

 

「そろそろ…戻らないと…ハァ…ハァ…」

 

 大と小を兼ねていたとはいえ、少し長居してしまった様だ。

乱れた呼吸と衣服を整えつつ、そっとドアを開け近くに誰も居ない事を入念に確かめた牛飼い娘。

 

「夜…絶対に行くから、鍵の方宜しく頼むよ」

「はい…セックス…楽しみ…ハァ、ハァ…❤」

 

 最後にもう一度口約束を交わし、先に個室を出た牛飼い娘。

その少し後、彼も個室のドアをそっと開け、周囲を確認した。

都合が悪い事に近くを誰かが通り過ぎるも、此方には目もくれず立ち去ってくれた。

 

「ああ…夜が待ち遠しい…ハァ…ハァ…」

 

 厠を出た彼は、恍惚とした表情で天を仰ぎながら魅惑の夜を待ち続ける。

 

……

 

そろそろ頃合いと判断すべきか。

夜も更け神殿の門も固く閉じられ、歩哨以外の関係者は軒並み寝床に就く時間帯だ。

そっと寝台から身を起こした男信徒は、忍び足で彼女の待つ部屋へと向かう。

定期的に見回りの関係者が徘徊しているが、頻度はそう多くはなくやり過ごす事など容易い。

彼等の目を盗み、彼女が控えているであろう部屋の前まで難なく辿り着けた。

 

もう疑う必要などない。先ほどの厠でも律儀に鍵を開けてくれていたのだ、彼女は。

そのまま静かにドアノブに手をかけ回せば、呆気なく扉が開き難なく侵入を果たす事ができた。

部屋の中へと忍び込んだ彼は、内側からドアの鍵を閉め外部からの介入を遮断する。

 

「お…素直に待っててくれたね。早速シようか」

 

「…はい…早く…早く…したい…❤」

 

 予想通り寝台に身を横たえながらも彼女は起きており、身をクネクネと捩じらせながら性交をせがむ。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…(そう慌てずとも…!)」

 

 この時の為に自分も我慢を重ね、射精を控えていたのだ。

このまま彼女に圧し掛かりたい衝動を抑え寝台の毛布を捲れば、歳不相応に育った身体が彼の目を打つ。

寝間着を纏ったままとはいえ、特に豊かな胸などは主張が激しい。

今夜という時間も無限ではなく、意外と限られている。だが今までとは違い多少の猶予もあるのも事実。

 

彼は早速、その主張の激しい豊満な果実に手を伸ばし、寝間着の上から揉み解した。

寝間着越しながら確かに感じる肉厚の弾力。今夜初めて触れた彼女の胸は、何とも柔らかく瑞々しい魅力が詰まっていた。

 

「あ…あふぅ…ぁあぁ…ハァぁん❤」

 

 揉み解すというよりは揉みしだくという感じで、半ば乱暴に指を食い込ませては感触を堪能する男信徒。

しかし彼女は痛がるどころか甘い声を漏らし、彼の乱暴な愛撫さえも受け入れた。

何と柔らかく丸い肉の果実だろうか。

今まで弄ってきた下半身とは別の意味で、豊満な胸の魅力に溺れそうになる。

 

 

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「ハァ、ハァ、ハァ…!(裸が見たいっ…!)」

 

 そう言えばまだ、彼女の全裸を拝んではいない。

部分的に彼女の身体を目にしていたが、男は興奮のあまり寝間着を脱がせに掛かった。

かなり強引に寝間着と質素な下着を剥ぎ取るも、彼女は一切の抵抗を見せず成すがまま受け入れる。

直ぐに一糸纏わぬ生まれたままの姿を、男の眼前へと曝け出した牛飼い娘。

 

――おぉォ…何て、イヤらしい身体つきだ…!

 

可憐ながら欲情し切った表情、豊満に育った二つの果実、そして開脚し既に濡れそぼっている下半身と陰部。

 

「シテ…シテぇ…早く…早くぅ…❤」

 

 仰向けで寝台に横たわる牛飼い娘は、愛液塗れの下半身を左右にくねらせ一刻も早い性交を尚も強請った。

既に桜色の乳首もピンッと限界まで突起し、碌に触ってもいない披裂からは滑った液体が寝台を汚している。

今や完全に欲情し切った牛飼い娘の艶姿に、男の方も急いで勃起した陰茎を取り出し彼女へと覆い被さる。

 

「よ…よし…入れるからな…ハァハァ…」

 

 いよいよ待ちに待った若い女との生殖行為。今日という夜を逃せば、もう二度と体験できる日など訪れる事はないかも知れないのだ。

もう男に行為を取り止めるという意思など微塵も無く、拙い知識を総動員させ彼女の披裂へと陰茎を当てがった。

 

――おっ…ここだな…入れるぞッ…!

 

グチュりとした感触が亀頭部に伝わり、男はそのまま腰を鎮め膣口へと陰茎を侵入させてゆく。

 

「う…ウぉォぉ…こ…これが…女の膣内(なか)なのかぁ…」

「あ…あぁぁぁ…❤これ…これぇ…❤セックス…セックスぅ…セックスぅん…❤」

 

 腰を深く沈めれば沈めるほど、グジュリと滑る淫音と共に陰茎が飲み込まれて行くのが分かる。

彼の亀頭部を全方位から絶え間なく包み込む肉壁が、絶え間なく摩擦で擦り上げ刺激を与え続けてくれる。

特に意識するでもなく勝手に腰が前後に動き、自然と膣口と陰茎の摩擦を促進した。

 

――ぐぉォっ…腰が止まらないッ…!

 

「ぁアン❤アン❤ぁぁん❤あアン…❤いい…いいよぉ…気持ちいぃん…❤」

 

 そこからは、情欲に任せるがままだ。

夢中で腰を振り続ける男信徒、対する牛飼い娘も愉悦の表情で受け入れる。

抽挿を繰り返せばパチュンパチュンと、媚肉と粘液の摩擦音が寝室に響き渡る。

 

「あ❤あ❤あ❤あ…❤いィん…吸ってぇ…オッパイも吸ってぇぇ…❤やぁぅん❤」

 

 ついつい彼女の膣内だけに意識を向けてしまいそうになる。

それ程までに彼女との性交は魅力に満ちていたが、必死に腰を振る彼に向け乳吸いをも要求した。

むろん男に拒む気などなく、すぐさま彼女の突起し充血した乳首へと吸い付いた。

 

「ブチュぅぅぅジュルルルる…、ズチュゥゥゥズズズ……」

 

 下品な雑音を立てながら無我夢中で乳首を吸引し、彼女の乳房と乳首を堪能しつつ抽挿も加速させる男信徒。

やがて込み上げる射精感に陰茎が震えはじめ、対する彼女も絶頂感が迫りつつあった。

 

「ウぉォぉ…来る…、もう直ぐ出すからね……!」

「うん…うん…いいよぉ…出してぇ…❤気持ちいいの一杯出してぇ…❤」

 

 射精を告げる男に対し、拒む素振りを見せない牛飼い娘。

膣内に出されれば今度こそ妊娠する可能性さえあるにも拘らず、快楽を優先させてしまうほどに貞操観念を崩壊させていた。

 

「――ぐぅぅッ…!」

「――アァァぁ…いいぃぃぃンン…❤❤」

 

 亀頭部に詰め寄る精液を一気に開放し、彼女の子宮奥へと放出した男信徒。

牛飼い娘も待ちに待った精液を受け止めた感触で、絶頂を迎えつつ嬌声で喘ぎ散らかした。

 

少しばかり声量が気になるも、幸い周囲に感付かれる事はなかったようだ。

 

「ハァ、ハァ、ハァ……、ウぉォぉ…まだまだ…我慢できん…」

「あ…やぁん…❤またぁ…するのぉ…❤」

 

 一頻り行為を終え落ち着いたかに見えた二人だが、恍惚とした表情で乱れた呼吸を繰り返す彼女の姿に再び劣情を催してしまう男信徒。

全裸で仰向けに横たわる彼女へと再び覆い被さり、またもや勃起した陰茎を膣口へと捻じ込んだ。

 

「あ❤あ❤あ❤あ❤あ…あぁぁん❤❤」 

 

 それから朝方まで、二人は一心不乱にまぐわい続けた。

 

………

 

……

 

…

 

あの夜以降、隙を見付けては牛飼い娘に手出しを続ける男信徒。

 

朝の礼拝や用を足す時の乱入など当たり前で、時には昼間といえど彼女の自室へと忍び込み性接触を続けた。

いっぽう牛飼い娘の方も完全に受け入れる姿勢を見せており、周囲に感付かれないように最大限に配慮していた。

その様な爛れた日々が続けば、次第に感覚や警戒感が薄れ何処かで気の緩みが生じてしまおうというもの。

 

かれこれ1週間が経過しようとしてた、とある日の出来事である。

 

「アンアンアンアン…❤気持ちいいよぉ…あぁぁぁん❤」

「おぅ、おぅ、おぅ…僕もだ…もっと行くからね…」

 

 今日も二人は部屋で性交に耽っていた。

まだ昼間なのだが、いま部屋に居るのは牛飼い娘と男信徒だけだ。

今日はたまたま周囲には誰も居らず、この隙を縫うように彼女の部屋に忍び込んでいた男信徒。

お互い当り前の様に性交に励み、彼が寝台に寝そべり彼女が上に跨る『騎乗位』で必死に腰を振り続けている。

 

「く…また出る…!」

「あ…来たぁ…これ好きぃィ…❤❤」

 

 もう何度出したかなど数えてもいない膣内射精。

それを嬉々として受け止める牛飼い娘。

そも当然と言わんばかりに繰り返したであろう二人の生殖行為だが、ついに終止符を打つ時がやって来た。

 

「あ……!?」

「ぇ……?」

 

 ふとドア付近に気配を感じ取った二人は、そっとその方を盗み見る。

 

「……」

 

「「……ァ…ぁ…」」

 

 二人の視界に映っていたのは、牛飼い娘と同じく保護対象の若い女性であった。

彼女も女性というよりは少女といった年齢で、茶色の短髪に程よく鍛え上げられた筋肉と豊満な身体つきを備えている。

また顔立ちも牛飼い娘に負けず劣らず可憐だが、何処となく影を抱えている様に見えるのは過去に辛い体験を経た所為でもあった。

 

彼女は以前、一党の仲間達ともに遺跡へと挑んだが運悪く小鬼の虜囚となり、散々な凌辱と拷問に晒され心身ともに無残な爪痕を刻まれた。

特に彼女は全身に焼きゴテを当てがわれ、想像を絶する責め苦を負わされ嬲られ続けるという拷問も味わった。

終わる事のない絶望に打ちのめされていた時、然る二人の冒険者により救われた。

 

   ―― ゴブリンスレイヤーと灰の剣士 ――

 

そう――彼女は後に『ゴブリンスイーパー』として名を馳せる事になる、女鎧戦士でもあった。

 

「あ…えと…、彼女とは合意の上でっていうか…その…こうして…受け入れてくれてるし…」

「…それで?」

 

 とうとう見つかってしまった。

どうやら、うっかりドアの鍵をかけ割れていたらしい。この性行為を何度も繰り返す内に、何処かで慢心が起きていたのだろう。

付き添いの女性信徒ではないにしても、これは非常に立場が危うい。

思い付く限りの弁明を試みる男信徒だが、女鎧戦士の少女は無表情で冷淡に返すのみだ。

 

「その言い訳、他でも通用するのかどうか、今から付き添いの人たち呼んで来ましょうか?」

「――ひっ…や、やめて…やめてくれぇ…!そんな事されたら…!」

 

「…でしょうね。今直ぐ部屋から出て行って…!そして金輪さい、その子には一切近付かない事…!…さもないと――」

「――わ、分かった…!すぐ出て行く…もうこの子には関わらないッ…!」

 

「え…ぁ…?」

 

 本来ならこの場で大声を上げ、直ぐにでも神殿関係者を呼び込みたい処だ。

そしてこの不届きな男には、より相応しい刑罰を与えるべきなのである。

しかし女鎧戦士の少女は、敢えて大声を上げるでもなく激昂するでもなく男信徒を部屋から押し出した。

男に対する憤りはあったものの、彼にも神殿での生活もある筈なのだ。

言葉による警告だけで済ませた女鎧戦士の少女。

対する男信徒は完全に委縮し、衣服を手早く整え颯爽と部屋から姿を消す。

この時以降、男信徒は牛飼い娘の近付く事はなくなった。

 

「……」

「……」

 

 情けない姿で部屋から出て行った男信徒。

今この場に残されているのは、女鎧戦士の少女と呆けた表情の牛飼い娘。

 

「先ずは服装を整えて。何時までそんな恰好を続けるつもり?」

「あ…えと…はい…」

 

 先ほどの性交で殆ど全裸の牛飼い娘。先ずは衣服を整えるよう求めた。

 

「あの…どうして…邪魔するの…?セックス…好きなのに…」

「……」

 

 少々乱れてはいたが服装を整えた牛飼い娘。

しかし結果的に性交を中断させられた形となり、少々の不満を目の前に佇む彼女へと向けた。

 

だが次の瞬間――。

 

「――ぃぎッ!?」

 

 突如として頬を襲った熱い破裂音と鋭痛。

自身に何が起きたのかも完全には把握していていない牛飼い娘。

しかし彼女は涙目になりながら、頬に奔る痛みを手で覆っていた。

 

「い…痛い…痛いよ…どうして、ブツの…?」

 

「…ごめんなさい…」

 

 痛みによる悲しみと少々の恨みがましい目で睨み付ける牛飼い娘。

対する女鎧戦士の少女は、頬を張ったことを詫びつつも真正面から見つめ返す。

 

「貴女の復帰を信じてくれている人たち。貴女の回復を願ってくれている人たち。貴女の心からの笑顔を待ち望んでいる人たち。そして何よりも、貴女を想ってくれる人が居る。…貴女は、そんな人たちの支えを心から裏切ろうとしているの…分かる…!?」

 

 今も頬を庇う牛飼い娘の両肩を掴み、必死に思いの丈をぶつける女鎧戦士の少女。

神殿の保護下に置かれ徐々に回復の兆しを見せていたかのように見えていたが、ほんの些細な切っ掛けで再び性に溺れてしまった牛飼い娘。

こうして彼女が今も神殿の庇護下で療養出来ているのも、全て彼女の無事と回復を信じる関係者たちのお陰でもあるのだ。

叔父である牧場主然り、三つ編みの受付嬢然り、商品納入先の関係者然り、そして幼馴染でもあるゴブリンスレイヤー然り。

そんな人たちの想いを余所に、見知らぬ男と性交に溺れていては、それこそ裏切り以外の何ものでもない。

その事で憤りに扮していた女鎧戦士の少女。

 

「それ程にまで性交が好きなら、それはそれで構わない。だけど、あの信徒と本当に交わり続けたい?それを貴女は真に望んでいるの?本当に抱かれたい、本当に望むお相手が居る筈でしょ?その人の事は、もうどうでもいいの?」

 

「――…!…そ…それ…は…」

 

 先ほど交わり続けていた男信徒だが、牛飼い娘にとっては単に抱いてくれるだけの相手に過ぎなかった。

別の言い方をすれば、今の彼女にとって性的欲求を満たしてくれるのであれば別に誰でも良かったぐらいなのだ。

だが女鎧戦士の少女の諭しに、ハッと目を見開く牛飼い娘。

 

   ―― 本当の意味で結ばれたい相手 ――

 

あの悪夢のような凌辱劇に巻き込まれた一因として、例の幼馴染の姿が脳裏に過る。

ああ…、どうして彼(・)の(・)事(・)を(・)今まで忘れてしまっていたのだろうか。

今も鮮明に蘇る彼の姿を思い出した途端、不意に涙腺が決壊し大量の涙滴が止めどなく溢れ返った。

 

「うぅ…ヒグ…あ…たし…、あたし…なんて…なんて事を…う…うえぇぇぇ……」

 

 そのまま屈みこみ嗚咽を漏らし始める牛飼い娘。

今でも鮮明に覚えている凌辱の数々や、今日まで何も考えず男信徒と交わり続けた日々。

あの凌辱劇などは抵抗も難しい故、まだいい訳も効くような状況だ。しかしあの男信徒と交わり続けた日々などは、完全に諦観し唯々快楽に溺れた現実逃避に他ならない。

この女鎧戦士の少女の言う通りだ。

自分は重大な裏切り行為を働いてしまったのだ。

今日まで自分を養い育て上げてくれた牧場主を始め、この神殿でも自分を懸命に支え続けてくれた付き添いの信徒たち。

更に自分を今でも心配してくれている、ギルド職員や仕事関係の人たち。

そして何よりも、自分をあの凌辱劇から助け出してくれた灰の剣士や、幼馴染で今でも大事な存在であるゴブリンスレイヤー。

彼等は今でも、自分の社会復帰を信じ待ち続けてくれているのだ。

そんな彼等の想いを踏み躙り安易な快楽に溺れるなど、自分は一体何をしているのだろうか。

その様な想いが過った途端、情けなさと申し訳なさが極限にまで達し大声で泣き続けた牛飼い娘。

 

だが、むせび泣き続ける彼女を抱き締めたのは、今も目の前に居る女鎧戦士の少女であった。

 

「諦めないで…。そして逃げないで…自分の殻から…。私も…私も…、あの二人に助けられたの――」

 

「……(そうか…この人も)」

 

 しゃくりあげる牛飼い娘を抱きしめながら過去を話し始めた女鎧戦士の少女。

冒険者である彼女も古い遺跡の奥で小鬼の敗北し、悍ましい凌辱と暴力に晒された。

その後、灰の剣士とゴブリンスレイヤーに身柄を救われ、現在に至っている。

こうして正常に見える彼女だが、実はまだまだ暗い影を引き摺り続けている彼女。

彼女もまた戦っているのだ。小鬼の闇と悪夢と――。

 

「今度は私も協力する…ううん、協力させて。そして何時の日か、もう一度胸を張って会いに行きましょ。あの二人に…ね?」

 

「……はい……ハイっ…!」

 

 一頻り抱き締めた後、再び牛飼い娘と目線を合わせた女鎧戦士の少女。

まだ大粒の涙が零れていたが、今の彼女には明確な意志の力が瞳に宿っていた。

今まで浮かべていた諦めに似た虚ろな色合いは既に消え失せ、何処となく強くも清らかな表情を浮かべ始めていた牛飼い娘。

 

この日を以て、性に溺れる事がなくなった牛飼い娘。

より一層の明確な意思表示の下、積極的に奉仕活動に従事し、みるみる間に回復を遂げていくようになる。

またそれだけでなく、女鎧戦士の少女とも交流を深めつつ簡易的な護身術や戦闘訓練にも参加。

精神的のみならず肉体的にも逞しさを増し、自分の身を自分で守れるほどに成長を続けていく事になった。

 

余談だが、ごく稀に例の男信徒が下心満載で近付く事もあったが、明確な意思表示でキッパリと拒み完全に寄せ付ける事は二度となかった。

 

……

 

あれから更に幾許かの時が流れ、冒険者ギルドは相変わらずの盛況ぶりだ。

 

「ゴブリンが居た」

「はい…!」

 

「かなり多かったが、全て殺した」

「はい…!」

 

「お疲れ様です、成功報酬は此方に…!」

「ああ」

 

 このカウンターでも何一つ変わらない、何時ものやり取り。

小鬼の出現と殲滅を報せ、成功報酬を受け取るという半ば機械染みた報告義務。

 

「何が楽しいんだか…」

 

 隣では小声で一人呟く同僚の監督官。

些か冷めた目で、二人のやり取りに視線を向けている。

 

小鬼の出現と殲滅を報告し報酬を受け取るだけを、何時ものように繰り返す男女。

一人は小鬼退治の身を請け負う冒険者、周囲からは小鬼殺し(ゴブリンスレイヤー)と呼ばれていた。

そんな変わり者の彼に嬉々として応対するギルド職員、蜜色の長い髪を三つ編みで束ねた受付嬢で周囲からの評判も良好だ。

 

三つ編みの受付嬢から成功報酬を受け取ったゴブリンスレイヤーは、暫し小袋を見つめながら再び受付嬢に向け口を開く。

 

「まだ小鬼退治の依頼が残っていた筈だ」

「え…えぇ…残ってはいますが…」

 

「それを受ける」

「あ…えと…、ですが…他の新人冒険者さんの為にも仕事を残しておかないと――」

 

「問題ない。紹介しろ――」

 

「問題大ありだ…、今日は此処までッ…!今日だけで何件熟したと思ってる?10件は越えているのだぞ…!」

 

「……」

 

 あろう事か、彼は更なる小鬼退治の依頼を請け負うべく受付嬢に要求したのである。

予期せぬ彼の振る舞いに、流石の受付嬢も困惑し依頼の開示を躊躇する。

小鬼退治は、基本的に新人冒険者に適した仕事という風潮が広まっている。

危険な割に稼ぎの少ない誰もが敬遠する仕事だが、それ故に未解決のまま放置され無くなる事もなく常に余り気味でもあった。

しかし彼…ゴブリンスレイヤーという冒険者が出現した事で、著しい勢いで小鬼退治の依頼は底を着いていた。

身近な脅威である小鬼が排除されるのは大変喜ばしい事なのだが、逆に新人向けの仕事が枯渇気味となってしまう。

そこで最低でも1~2件は、新人冒険者の為に残しておかねばならないという奇妙な現象が、このギルドでは起きていたのである。

 

出し渋る受付嬢に『問題ない』とだけ告げ、開示を要求するゴブリンスレイヤー。

しかし、突如として後方から静観していた一人の冒険者、灰の剣士が割って入った。

彼が言うには『今日だけでも10件以上の小鬼退治を達成した』と告げられた。

 

「10件も熟したのだ、消耗品や小道具の補充も必須であろう?今日はこの辺りで切り上げる、良いな?」

「……」

 

「あの、差し出がましいようですが、私もそう思います。数日後またお越しくださいませ。多分、他の小鬼関連の依頼が舞い込んでいるかと思われますので」

「…そうか、俺は武器工房に立ち寄る。…ではな」

 

「お疲れ様でした~、またの起こしを~!」

「……」

 

 異常ともいえる小鬼退治だが、実は灰の剣士も参加していた。

流石に10件以上も連続で熟せば、消耗品の補充に加え休養も欠かす事は出来ない。

彼は敢えて黙ってゴブリンスレイヤーを手助けしていたが、過剰ともいえるオーバーワークを見かね、流石に意見を挿み強制的に切り上げさせたという訳だ。

 

灰の剣士、今の彼はゴブリンスレイヤーと正式に一党を組み、度重なる小鬼退治へと勤しんでいた。

 

――あの様子では、今日は神殿に立ち寄りそうにないな。

 

もう用は無いとばかりにギルドを去ったゴブリンスレイヤー。

既に姿を消した彼の方へと視線を送りながら、その身を案じた灰の剣士。

 

「ハァ…、では私から追加の詳細を――」

「はい、宜しくお願いします」

 

 軽く嘆息した灰の剣士は、三つ編みの受け付け嬢へと向き合う。

 

   ―― 小鬼を見付け全て殺した ――

 

ゴブリンスレイヤーは基本的に、これしか報告しないのだ。

その振る舞いは以前から見受けられていたのだが、あの牛(・)飼(・)い(・)娘(・)の(・)事(・)件(・)を経て以来、更に機械染みた言動に拍車がかかっていた。

 

「小鬼の他には、小悪魔(インプ)と呼ばれる魔神の眷属も含まれていた――」

 

 一日に何件も連続で小鬼退治を達成していたが、何も小鬼だけの編成ばかりではなかった。

大抵が別種の魔物も含まれており、時には小鬼を統制し、その逆という状況も発生していたのである。

 

実際何が起き、どの様な流れで解決へと至ったのか?

その後の処理は?

 

それ等の証明や報告も決して欠かす事の出来ない重要な義務であり、こうして灰の剣士が事細やかに詳細を報せていたのである。

 

「以上が此度の流れだ…。…ハァ~…流石に今日は疲れたな…」

「アハハハ…、本当にお疲れ様です…」

「貴方も変わり者よね~、あの彼は大切な友人だから…?」

 

 本来の報告義務を終えた灰の剣士。

彼も蓄積した疲労を吐露するかの如く、今度は深い溜息を漏らし大きく肩を落とす。

普段そういう素振りを見せない彼に対し、営業義務ではなく本心から労いの言葉をかけた三つ編みの受付嬢。

一方、隣の監督官は『何故そうまでしてゴブリンスレイヤーと組むのか?』と、疑問を投げ掛ける。

 

「……あれから、彼女は回復に向かいつつあるようだ」

 

 牛飼い娘の件について言及した灰の剣士。

保護した当初、かなりの人格破綻を見せていた彼女だが、今は落ち着きを取り戻しつつある事を告げる。

今の調子を維持できれば、元の生活を取り戻せる可能性も現実味を帯びてくる。多少の尾を引き摺るとしても。

その言葉を聞いた受付嬢たちも、安堵の表情が見られた。普段口には出さないが、内心では牛飼い娘の容態を気にかけていたのである。

 

「…寧ろ危険なのは彼の方だと、私は判断している」

 

「え…それはどういう――」

 

 しかし灰の剣士は直ぐに、ゴブリンスレイヤーの方へと話題を戻す。

彼の言う言葉に、思わず席から立ち上がりそうになる三つ編みの受付嬢。

 

   ―― 真に危険なのは牛飼い娘ではなく、ゴブリンスレイヤー側にある ――

 

どういう事だ。

あの事件での被害者は、紛れもなく牛飼い娘の方だというのに。

一刻も早く次の言葉を聞きたい受け付け嬢だが、何とか衝動を堪え彼の発言を待つ。

 

あの事件以来、小鬼退治への執着を飛躍的に増大させていたゴブリンスレイヤー。

普段から浸食を惜しむ傾向が散見されていたが、まだ己の体調や状況に応じる柔軟さも併せ持っていた。

しかし今の彼にはそれすら鳴りを潜め、小鬼の殺戮のみに拘る変容振りを見せていた。

 

例で言えば、人質の容態など気にも留めず、時には見捨てる発言さえ一度や二度ではない。

今日とて10件の内、一件の小鬼退治でもその様な姿勢が見られ、灰の剣士のフォローが無ければ人質ごと小鬼を殺そうとしていた位だ。

 

次に自分の披露などお構いなしに、次の依頼へと向かおうと躍起になる。

現場の相対距離など考慮せず、そのまま徒歩で移動する程、彼は判断力を鈍らせていた。

これも3~4件目あたりで、その様な素振りが見られ、灰の剣士が慌てて対応し村から荷馬車を借り受ける手続きをとり事なきを得た。

 

また小鬼退治を終えた後、依頼主へと報告さえ怠りギルドへ帰還しようとする動きさえ起きていた。

その時でも彼は『ゴブリン、ゴブリン』と、うわ言の用の呟き兜奥から赤い瞳を灯らせていた。

 

「今のは、ほんの一部。…これが毎日のように繰り返されている」

 

「「……」」

 

 彼が明かしたゴブリンスレイヤーの今の姿、そのあまりの異常ぶりに二人の受付嬢たちは絶句してしまう。

しかも酷い場合は、今以上に奇行が目立つというのだ。

 

「今でこそ依頼を通し小鬼退治を熟しているが、その依頼さえ受けず情報も無しに徘徊する事もあったのだ。遭難する危険も顧みずにな」

「……」

 

 こうして灰の剣士が傍についていなければ、彼はギルドに立ち用る事もせず小鬼の殺戮だけを求め、近隣を徘徊していた可能性をも仄めかした。

身体が動く限り、思考が働く限り、呼吸が続く限り、彼は小鬼の殺戮だけを求める機械と成り果てていたのではないか。

言われてみれば今回の報告でも、その様な傾向が傾向が幾らか含まれていた様に思える。

辛うじて依頼を通す姿勢を見せていたが、もし灰の剣士が制止に入らなければ、彼は情報だけを手にし直ぐに出撃していた可能性は大いにあったのだ。

 

「もう知っているとは思うが、今の彼は牧場からも退去している」

「え、ええ、それは存じています」

 

 そして彼の生活だが、今は冒険者用の宿に拠点を移していた。

牛飼い娘が居ない今、彼が牧場で下宿する理由も薄れ自ら退去した。

元々ぎこちな勝った牧場主との関係、まだ理性が残っている内に彼なりに気を利かせた結果なのだろう。

若しくは彼自身の現実逃避なのかも知れない。

 

「まぁ、そう言う事だ。彼女が回復してくれれば、彼も以前の姿を取り戻すかも知れぬ。その時まで、私は傍で支え続ける積りだ。…暴走を抑える為にもな」

 

 小鬼退治の最中で見せていた暴走寸前のゴブリンスレイヤー。それを崖っぷちで踏み止まらせていた灰の剣士。

順調に牛飼い娘が回復してくれれば、彼もつられて以前の姿に戻れる望みはまだまだある。

今の活動自体、灰の剣士にとっても厳しいものを感じていたが、彼がある程度の平静を取り戻すまで傍で支え続ける旨を受け付け状態に明かした。

 

「…そろそろ私も行く。ではな」

 

「あ…あの…、これからも彼の事を宜しくお願い致します…!」

「貴方も無理しないでよ…!」

 

「ああ。(そろそろ、私も真の使命を果たさんとな)」

 

 伝える事は概ね伝えたつもりだ。

話を切り上げた灰の剣士は、彼の後を追うようにギルドから立ち去った。

去り際、受付嬢たちから声をかけられた灰の剣士。

孤電の術士の悲願を叶え、あの魔術師の世界にて行われた神々との邂逅。

その過程で告げられた、真なる巡礼の使命。

それを果たし全ての縛鎖を断ち切る為、彼も彼で独自に動かねばならないのだ。

何時までも小鬼退治で足踏みしている場合ではない。

そう遠くない内、ゴブリンスレイヤーとも袂を分かつだろう。

その件は敢えて告げず、静かに戸を潜り外へと出た灰の剣士。

 

……

 

思った通りだ。

目の前には、補充を済ませたゴブリンスレイヤーの姿。

 

「君の行動など分かり切っている。宿に戻るのだ」

「ゴブリンが居るかもしれん」

 

 此処は街の下層部分、下水道に通ずる道だ。

駆け出しや初心の冒険者は、まず此処に潜り冒険の初歩を経験する。

この下水道に出没すると言えば、大半が大ネズミや黒蟲の類で、偶に生きた粘液や骸骨といったアンデッドだろうか。

ごく稀に小鬼が出現するという事例も起きてるようだが、年に有るか無いかの頻度である。

 

「小鬼は居ない、ソウルで確かめた」

「確実という保証はない」

 

「……」

「……」

 

 次にとるべき彼の行動。灰の剣士には手に取るように分かっていた。

あの異常ぶりだ。

どうせ下水道にでも小鬼を求めていたのだろう。

しかし予め下水道へと意識を集中させ、ソウルを探り当てていたのである。

言われた通り完璧ではない、彼のソウルの感知と呼ばれる技術。

しかしその精度は、並の魔術師や精霊魔法使いのそれを遥かに凌ぐほどに正確でもある。

よほど広範囲でもない限り、下水道での感知漏れなどあり得ないのだ。況してや探り慣れた小鬼の波形など、尚の事。

 

埒が明かないとばかりに強引に足を踏み出すゴブリンスレイヤー。

灰の剣士の横を通り過ぎようとした矢先、腹部から重い衝撃に襲われた。

 

「彼女から逃げるな…、小鬼に癒しを求めるな…、諦めるな…!」

「…ゴフッ…、俺に…何が…でき…る…」

 

 すれ違う瞬間、彼の腹部に拳を叩き込んでいた灰の剣士。

牛飼い娘は、今も戦い続けているのだ。

であるならば、彼も逃げるのではなく克服に奔るべきではないのか。

意識の薄れゆく彼を抱きかかえ、宿へと戻る灰の剣士。

 

「そうとも…諦めはせぬ」

 

 夜は更け行くも時は針を刻み続ける。

 

……

 

更に時は過ぎ行く。

 

あの牛飼い娘は暫く神殿に留まり続けていた。

完全に心身共に回復を遂げていたが、敢えて神殿に残り続け勉学や訓練に明け暮れていた。

その理由とは――。

 

成人を迎えたと同時に、漸く神殿を出た牛飼い娘。

 

何と彼女は、冒険者へと至っていたのである。

 

「小鬼退治、無事終えましたぁ!」

 

「ご苦労様です、それでは報告を…!」

 

 いつもと変わらぬ冒険者ギルドでのやり取り。

三つ編みの受付嬢が、4人の冒険者を出迎える。

4人の内一人の豊満な少女が、受付嬢に報告を済ませるべくカウンターに身を乗り出した。

そう、嘗ての牛飼い娘である。

 

「よもや、彼女が冒険者に成るとはな」

「俺も最初は戸惑ったのだが…」

 

 受付嬢とやり取りする牛飼い娘の後方で、静かに言葉を交わしているのはゴブリンスレイヤーと灰の剣士。

 

「彼女が自分で選択した道よ、尊重すべきだわ」

 

 そしてもう一人の女冒険者も、牛飼い娘の選択肢を後押しした者の一人である。

彼女は一足先に神殿を出た後、冒険者稼業へと復帰。

現在は『ゴブリンスイーパー』として彼等と共に、小鬼退治へと勤しむ者の一人だ。

彼女は冒険者稼業の傍ら積極的に神殿に立ち寄り、一人残った牛飼い娘を公私に渡って支え続けた。

 

今ではこうして4人で一党を組み、様々な依頼に挑戦し続けているのである。

 

「皆ぁ、成功報酬受け取ったよ…!」

 

「依頼達成お疲れ様です、またの起こしを!」

 

 報告義務を済ませたのだろう、成功報酬を受け取った牛飼い娘が快活な声で此方に呼び掛けて来る。

 

「ねぇ皆、今日は牧場へ立ち寄ってみようよ。叔父さんへのお礼も兼ねて、あたしが久し振りにシチュー作ってあげるからさ…♪」

 

「ああ」

「フフ、楽しみね♪」

「今日は豪勢になりそうだ」

 

 今日の依頼は終わりだ。

過去に世話になった牧場へ立ち寄ろうと提案する牛飼い娘。

あの牧場主への謝礼も兼ね、今夜は彼女が腕によりをかけシチューを御馳走するとの事だ。

その言葉を聞いたゴブリンスレイヤー、スイーパー、灰の剣士も快く受け入れ、4人はギルドを後にした。

この日を機に、牧場は再び4人の下宿先となったのである。

 

……

 

「お、おい…、今夜もか…!?」

 

「当然でしょ、一杯シようね❤」

「私の事も可愛がってくれなきゃ嫌よ❤」

 

「少しは加減しろ…!(灰の奴…、逃げやがったな…!)(# ゚Д゚)」

 

   ―― これは別の世界線で起こり得た、も(・)し(・)も(・)の(・)お(・)話(・)である ――

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

あの子が冒険者に成るとはな。

この女(スイーパー)の支えの賜物といったところか。

かなりの期間を要したが、こうして以前の姿を取り戻している。

…それにしても不思議な感覚だ、仲間というものは。

一人では決して辿り着けぬ境地へと導いてくれる。

ただ――。

アイツ(牛飼い娘)といいコイツ(スイーパー)といい、毎晩のように俺を求めてくる。

勘弁してくれ…。俺とて、無限の体力を備えている訳ではないのだぞ。

灰の奴め…、上手いこと御託並べて逃げ果せたか…!(# ゚Д゚)

 

   ―― 西方の冒険者、然る鎧戦士より抜粋、その3 ――

 

 

 

 

 

 




そろそろ本編も執筆していかねば。
それにしても随分ダラダラ引きずっている気がします。
何とかせねばとは常日頃考えてはいるのですが、本当に小説を書くというのは難しいものです。
如何だったでしょうか?
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。  
デハマタ。( ゚∀゚)/
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