クラス代表戦から数日が経過した。
一夏のIS操縦の訓練を見たり、座学をシャルロットとセシリアに教えられ、箒と共に剣道でフィジカルを磨くという生活を過ごしていた。
そして月日は四月の終わり。
IS学園は海の近くにあるために桜の木は少ないが数本あった桜も花が散ってしまっていた。
蜂也と一夏達は今日も真面目に”担当の教師である真耶の授業を受けていた”。
どうして蜂也のクラスの担任が千冬ではなく真耶になっているのか。
それは千冬が現役のIS選手で
IS学園に居るのは国際IS委員会の日本支部会長とIS学園の理事長、といってもパンフレットに載っている妻の理事長ではなく、裏理事長というべきか轡木十蔵という男性が千冬の唯一無二のIS操縦技術を他国の生徒に教えた方が未来のためではないか?と問いかけたところ承認委員会で承認されて千冬は現役でありながら大学を飛び級で卒業、教員免許を取得しIS学園における実技主に担当し、一般科目を補助で教えている。
これには織斑千冬が海外へ移籍、もしくは渡航しないような措置が取られており、日本政府は彼女とその親族の身の保証をするための措置であるという。
と、原作にはない事が事情としてあるらしく蜂也は調べて驚いていた。
真耶に至っては
彼女の場合は現役を引退しているので教師としては今年が初年度になるようだ。
初々しいのはそのためだが千冬と共に教鞭を取る姿は中々に様になっている。
長々と説明…というよりも原作にない話だったので蜂也も困惑していた。
「本日は飛行訓練を行います。」
真耶が本日の授業内容を説明する。
当然ながらISに触る授業ではあるが、一般の生徒には貸し出しの機体がこのタイミングではまだ出せないようで本格的にISに搭乗、動作させるのはまた後日という形になっている。
しかし、このISの授業を受ける格好が問題だった。
「「「…」」」
ISスーツはIS本体との生体電気の発電効率と発生率向上のために作られている専用のスーツなのだが…。
「(この景色…絶景だけど…)」「(ここで昂ると…)」「「(社会的に『死ぬ』な…)」」
この場に唯二の男は思った。
「どうしてこんなデザインにしたのだ」と。
ISは元々女性が操縦することを念頭に開発?されたパワードスーツであり、その専用スーツも女性が着ることを前提としたもので、そのデザインが”スクール水着”なのだ。
蜂也と一夏の目の前にはIS操縦者用スーツ(スクール水着)を着用した少女が一列に並んでいる。
身体のラインがくっきりと分かるピッチりとしたスーツに胸や腰周り、お尻が強調されてしまうデザインが嫌が応にも視界に入ってしまう。
そもそもにおいてIS学園…特に蜂也達のクラスは見た目が良い生徒が数多く在籍しているのでそれだけでもこの水のない場所でISスーツを着用している、ということがかなりの倒錯さを醸し出しているのだ。
「(ここで興奮して勃起なんてしてみろ…社会的に終わってシャルロットに嫌われる…無心だ…無心…!そもそも博士はなんでスクール水着にしたんだよ…!こんなんスケベセックス衣装じゃねーかよ…ありがとうふざけんな!!今度会うことがあったらお礼を言わせてほしい!…それとやっぱシャルロットのISスーツ姿…めちゃくちゃエロいな…)」
「どうしたんだろ…蜂也と織斑くんそわそわして…ねぇ箒、なにか知ってる?」
「本当にお前は…いや、そのままでいてくれ。」
「?」
シャルロットが表情を変えている蜂也に不思議なものを見るような視線を投げ掛ける。
その動作に箒は溜め息をついてしまった。
こういう時は鈍いのだと。
一方では
「(ここで勃ったら社会的に死んで千冬ねぇが悲しい顔をしながら警察署に迎えにきちまう…あと、箒に絶交されちまう…耐えろ俺!)」
心を無にしてISスーツを着用する女子達は脳内で二人は「全員ジャガイモ」と変換し続けた。
同時に蜂也のクラスの女子達は男子二人に対して半裸状態の蜂也と一夏の肉体美を見ながら顔が紅くなっていた。
「「「////」」」
細身ではあるが筋肉のある一夏にボクサーのような逆三角形の体型をしている蜂也。
二名は身長もそこそこにあり整った顔立ちの為、顔が紅くなるのも仕方のないことだった。
さらに女子達はばれないようにチラチラと男二人の下腹部を見ていた。
男子ISスーツは下腹部がかなり押さえつけられるため万が一起立してもばれない程度に押さえてくれているが元々の大きさが大きければそれは普通の服を着用し少し…的な影が出来てしまうのは仕方のないことなのだ。
(名護くん…スッゴい良い身体…)
(織斑くんもまけてないよぉ~)
(イケメンでガタイもいい…嫌いじゃないわ!!)
((”アソコ”も大きいのかなぁ…))
雑念を振り払う男子と”アソコ”の大きさを邪推し顔を紅く染める、そんなせめぎ合いがあるのも知らず真耶は授業を進行する。
「ISの基本的な動作ですね~。それでは…名護くん、織斑くん、オルコットさん。三名は前に出て手本を見せて挙げてくださいね。」
「はい」 「はいっ」 「かしこまりました」
気を取り直し、三人がそれぞれ返事をしてISを展開させる。
熟達した操縦者であるなら某宇宙刑事の速度でISをナノミクロンまでパーツ単位で縮小しそれをデータとして格納した待機形態を使用者の意思でIS本体が物体化させることが出来る。
ISの待機形態と所有者の脳波がリンクしているため、念じるだけで量子通信が行われ機体情報が展開され装着される、という仕組みになっているが長いので割愛。
蜂也はISの待機状態である拳銃をホルスターに入れたまま、セシリアは左耳の青のイヤーカフスが煌めき瞬時に装着された。
その時間は現役の国家代表よりも素早かった。
一夏も少し遅れて装着に成功した。
「装着し終わりましたね?では、皆さんお願いします。」
真耶の掛け声と同時にISが飛翔する。
先に飛び立ったのは蜂也、次点でセシリア、次いで一夏という結果だった。
上空で制止して後続の機体を待つ二人は話していた。
「流石の展開速度ですわね蜂也さん。」
「それを言ったらセシリアも大したもんだろ?もうプロ顔負けじゃないか。」
「ふふっ、貴方にリベンジするためですもの。鍛錬は怠りませんわ?」
「おーい!早すぎだろお前ら…」
遅れてきた一夏が話しかけてきた。
一夏も遅くはないのだが、蜂也達と比べるとどうしても見劣りしてしまう。乗って数週間ならば及第点以上だと二人は思った。
「お前が遅いんだよ、もう少し頑張れ
「それでも初戦のあの時に比べれば随分と成長されているように思いますわよ?そう悲観される必要はないかと。」
「セシリアの優しさが染み渡るようだぜ…。」
涙がちょちょ切れそうな一夏を尻目に真耶からの通信が入る。
『それでは皆さん、急降下と急停止をやって見せてください。』
「了解。」
「かしこまりましたわ。」
「わ、分かりました。」
そうして全員が急降下から急停止を誤差±ゼロで達成することが出来て観衆からは「おぉ~」と感嘆の声が漏れ出ていた。
「はい、良くできました!名護くんもオルコットさんも流石ですね!織斑くんも良くできています。」
千冬が叱りつけて伸ばすタイプだとするならば真耶は褒めて伸ばすタイプだとこの三人は理解した。
続けて武装を展開させる手本になったが問題なく
◆
「と、言うわけで!織斑一夏くんのクラス代表を祝して~」
「「「「「かんぱ~い!!!!」」」」」
カパッ、とプラスチック製品特有の音が響き、プラコップがぶつかり中に入っているオレンジ色の液体だったりが揺れていた。
夕食が終わった寮での自由時間、食堂の一区画を利用して『一夏のクラス代表就任祝い』をやっていたのだ。
テーブルには何時ものメンバー、蜂也、右にシャルロット、左にセシリア、そのとなりに箒、一夏の順番で座っている。
余談だが本来一夏は蜂也の隣だったがシャルロットの”お願い”により席を譲ってあげた形となった。
決して恫喝されて譲った、と言うことではない事をここに記す。
「随分と盛大にやったもんだな。」
「仕方ないよ。男の子がクラス代表になるって言うんだから盛り上がるのは、ね?」
「そうですわよ蜂也さん。一夏さんが代表をお断りした際には蜂也さんを代表に据えようと思いましたのに…」
「セシリアが俺の退路を断ったら本当に絶交しようと思った」
「それはわたくしが…ごめんなさい蜂也さん。」
「ああ、いやそう言うんじゃないんだよ…」
本当に悲しそうな表情を浮かべるセシリアに思わず頭の上に手を持っていきそうになったが反対側のシャルロットに腕を捕まれた。
そんなイケメンムーブは許さない、とシャルロットの鋼の意思を感じる。
実際は違うが。
「…オルコットさんは最近蜂也に引っ付きすぎじゃないかなぁ?」
それはそうだと蜂也も思っていた。
あの試合の一件以来セシリアは蜂也のグループに入り、シャルロットが右にセシリアが左に座るというパターンが定番化していた。
その度にシャルロットに右の脇腹をつねられるのはどうにかしてほしいのは確かだ。
セシリアに懐かれるのは悪い気分はしない…だが蜂也がセシリアに向けている感情は妹か姪に近しいものだ。
血の繋がりは無いけれども。
恋愛感情は無い、どちらかといえば可愛いものを愛でるとかそう言った感情だ。
「そうでしょうか?わたくしは蜂也さんを尊敬しているだけなのですが…」
「なっ…!?」
そう言って蜂也の左腕に引っ付くとシャルロットの表情が驚きに変わった。ここまで積極的に仕掛けてくるか、と。
制服越しにセシリアの柔らかい部分が当たっている。
蜂也は思った。「いや、それは尊敬している奴の行動じゃない」と。
セシリアが得意気な表情を浮かべてシャルロットに告げる。
「デュノアさん?そこまで悔しがるのでしたら蜂也さんにくっつけば宜しいのです。ねぇ、蜂也さん。」
「ねぇ…ってお前はなんで煽るようなことを…てか離してくれない?」
「おや、わたくしにくっつかれるのは嫌でしょうか?」
「嫌じゃないけどさ…困るんだわ。ああ、シャルロット脇腹つままないでっ!痛いんだけど!」
無言で膨れ脇腹をつまんでくるシャルロット。
「…」
「しゃ、シャルロットさん?」
「…(オルコットさんに唆されてるようでなんか嫌だけど…ええい!)っ!」
ぎゅっ。
「しゃ、シャルロット…?」
控えめに、かなり控えめに蜂也の左腕に抱きついた。
シャルロットの平均値よりも大きい柔らかいものが腕部分に伝わる。
「…////」
「お、おう…」
その光景を見てセシリアは難しい表情をしていた。
「(おや…デュノアさんがそのようなことをするとは予想外でしたけど…)」
想定外なのは蜂也の反応だった。
「(わたくしがくっついた時よりも嬉しそうじゃありません?…むぅ…)」
自分の時よりもシャルロットの時の反応が更に嬉しそうにしていたのがセシリア的には気に入らなかったらしく更にくっつかれる。
「…!」
シャルロットも負けじと自分の方に傾くように引っ張る。
「…なぁ、箒。」
「なんだ…ってまたやってるのかあ奴らは…全くけしからん。おい!」
箒の一言が入るまで蜂也を使ったシャルロットとセシリアの陣地ゲームが繰り広げられた。
その光景を見ていたクラスメイト達も「またやってる…」と少し呆れていた。
◆
「いてて…腕が痛い…ったくセシリアもシャルロットも俺で『どっちが本当の両親ゲーム』しやがって…」
一応機嫌が直ったシャルロットに飲み物を買いに行く事を伝え、寮の外にある価格の安い自販機付近に来ていた。
「…」
自分とシャルロットの分の飲み物を電子マネーで決済し購入する。
自販機の取り出し口から飲料ペットボトルを取り出そうとした瞬間に少女の怒号が聞こえた。
「あ~もう!事務室ってどこにあるのよ~!」
その聞き覚えのある声がした方向に視線を動かすと、夜風に揺れてピョコピョコとツインテールが動かして快活そうな表情が似合いそうなシャルロットとはまた別の美少女が身体に不釣り合いなボストンバックを持ち、もう片方の手にはしわくちゃの紙が握られている。
その姿を確認した蜂也は呟く。
「もうそんな時期だったのか…まさか俺が第一発見者か…まぁ、案内してやるか。っとその前に…」
困っている少女の側へ駆け寄る前に自販機からもう1本購入してから近づいた。
「あーもうめんどくさい…空飛んでさがそう…ってダメだった。もう~めんどうだな~。」
ISを使って空から事務室を捜索しようとしたがIS学園における校則があったことを思いだし自重した。
自重できるほど彼女は理知的だった。良く考えないだけで。
「しょうがない…歩いていれば見つかるでしょ。」
そう言って彼女はその場から歩き出そうとしたが。
「おい、事務室はそっちじゃないぞ。反対側だ。」
暗闇から男の声がした。
しかしその男の声は、少女が会いたい男の声色ではなかった。
声がした方向を無意識に警戒する。
「あんた誰?」
声のトーンが一段落ちる。あからさまに警戒しているのがバレバレだとあとになって理解した。
「ああ、暗闇から声を掛けて悪かったな。俺は単なる通りすがりの
「あんたが二人目の装着者?」
「ああ、それよりもそっちだと思いっきり反対方向だぞ。案内してやる。長旅でつかれてるだろうし。」
少女は目の前にいる男を面白い。と感じた。
昔馴染みによく似て妙なところで鋭いところがあると。
この時点で少女の好感度を蜂也は稼いでいた。
「あんた名前は?」
「名護蜂也だ。君は?」
名乗られたからには名乗るのが礼儀…本来であれば名乗ってから名乗るが普通なのだが。
「あたしは凰鈴音、中国の代表候補生よ。宜しくね蜂也。」
不敵な笑みを浮かべ自己紹介をしてくれた。
八重歯が見えるその笑顔は映像で見るよりも何倍も愛らしかった。
そこから鈴を事務室まで案内することになった。
無事に今日からIS学園の生徒として転入することが出来たが手続きが少し手間取った。
「ありがと、蜂也。助かっちゃった。」
「気にするなよ。自販機に飲み物を買いに来ただけだし…ってそうだ、ほい。」
ひょいっと飲料の入ったペットボトルを投げ渡すと綺麗にキャッチした。
「あっぶないわねぇ~危うく落とすとこだったじゃない!これは?」
「さっき1本当たったからやるよ。今から買いに行くのも面倒だろうし。」
「あんた気遣いの鬼?準備よすぎでしょ。ありがと、いただくわ。」
「ああ、じゃあな。」
「ああっ!ちょっと待って!」
「ん?」
「寮棟隣なんでしょ?案内してくれない?」
「了解。」
そう言って蜂也は鈴を連れだって寮へ案内する。
すぐそこの距離だったため入口付近で分かれた。
「ふ~ん、あれがフランスの
第一印象は好印象だと鈴は感じた。
幼馴染みと似た雰囲気を纏っていたと。
「それに…本国の方から男性操縦者の戦闘データ取ってこい。って言われてんのよね~…面倒くさい。ってあれ?」
寮に入る前に稼働している自販機が目についた。
そこに表示されているものを発見し思わず笑みを浮かべた。
「当たったって…ここ《当たり》の無い奴じゃないの…」
◆
翌日。
「はい、名護です。」
「どうしたの蜂也、って…」
『早朝に申し訳御座いません主任。ああ、おはよう御座いますお嬢様。』
「ウォルターさんもおはよう。というよりもこんばんわ、ですかね。」
デュノア社のIS開発部門《アハト・ワークス》の副主任ウォルターがにこやかな笑みを浮かべて通信してきた。
時差を考えれば向こうは夜だろう。
『お二人が揃っているならば都合が良い。お嬢様のISの調整並びに新装備の搭載調整が完了いたしましたのでご報告いたします。』
「もう終わったんですか?」
驚くシャルロットに蜂也は同意した。
「新システムの調整、結構面倒くさかったと思うんですけどね。」
『主任、僕たちを甘く見てもらっちゃ困ります…僕たちは困難なほど燃えるんですよ。』
ウォルターは変態だった。主にメカ関係の。
「あはは…でも本当にお疲れさまです。蜂也行ける?」
「ああ。
『本当に便利ですねその技術、もといその魔法…では、お待ちしております。主任、お嬢様。』
通信を切って制服を改造したホルスターからISの待機形態を取り出し壁際に向けてゲートを開く。
その瞬間亀裂が入り二人分通れる隙間が出来た。
「本当に便利だよねそれ…実戦で使ったら禁じ手だよねそれ。」
「使う気は無いからな…めっちゃ体力使うし。んじゃ数週間ぶりに帰るか。」
「うん。」
蜂也はシャルロットの手を取ってゲートを潜り抜けフランスのデュノア本社の《アハト・ワークス》に飛び、シャルロットの機体を受領しすぐさま日本のIS学園に戻ってきた。
足早に教室へと向かい入室する。
「おはよう~名護くん、シャルロットさん」
入室すると蜂也の席近くのクラスメイトが笑みを浮かべながら二名に挨拶をしてきた。
もちろん返事をする。
「おはよう。」「おはよう。」
クラスに入り着席するとクラスメイトが席に近寄ってくる。
「ねぇ知ってる?中国からの転校生が来るんだって。」
「へぇ…こんな時期に…」
「他国からの転入生…大方男性操縦者のデータを取ってこいって言われてるんだろうな。」
「あはは…そんな身も蓋も無いことを…」
「セシリアが現にそう言っているんだからそうなんだろうよ?」
「なるほど~そういう考えもあるのか。」
転入生が来る、ということを拡大解釈したらそうもなるだろう。
その会話に話題を振ってきたクラスメイトはなるほど、と手を叩く。
「まぁ、別のクラスだし関わることはないんじゃないか?」
いつのまにか蜂也の席の隣に来ていた一夏が会話に参加していた。
「触らぬ神に祟りなし、だな。蜂也関わろうとするなよ。」
「箒さん…それはジャパニーズ”前振り”というやつですか?」
「「「「それは違う」」」」
総ツッコミを受けてセシリアは少ししょんぼりした。
「なぜですのー!?」
悲しくなって箒に泣きついたセシリアを宥めていた。
その後クラス対抗戦の話になりクラスメイトもその話に参加して”トリガーとなるその発言をした”。
「今のところ専用機を持っているのは一組と四組、代表候補生はいるけどそれが第三世代機じゃなくて二世代機のチューンナップ機体らしいから余裕だよ。ほら、赤い人もいってたでしょ?『機体の性能差が戦力の決定的な差では無いことを教えてやる』って。」
いやそれは旧式の機体が使ってる人がいう台詞だ、と指摘したかったが前の入口から蜂也と一夏は聞き覚えのある声が耳に届く。
「その情報、古いよ。」
一夏がその方向を見て凄い顔をしていた。
「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから。」
「鈴……?お前鈴か?」
「そうよ、一夏。中国代表候補生鳳鈴音。今日は宣戦布告にきたってわ…あれ蜂也?」
自己紹介をしていた鈴は蜂也に気が付き驚いていた。
軽く腕をあげて気づいていることだけ告げるとこっちに笑みを向けた後に一夏と会話し始めた。
その後教室にやって来た真耶に注意されて素直に自分のクラスに戻っていった。
(鈴が来たってことはそろそろ『ゴーレム乱入』か…どうなることやら。)
本編最初の事件である『ゴーレム襲撃』。本編では1騎だけだったが…。
異物である蜂也がいることでゴーレムの数が増えていないことを祈りつつ授業を受けるために席へついた。
山田先生をヒロインに追加…?
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して欲しい
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しなくても良い