※この作品はR-18です。

アナル大好きな先生の性的嗜好を受け入れてくれる生徒の話   作:夜の機動戦士

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<SRT編②>アナルをたっぷり訓練した月雪ミヤコに、ねっとり対尋問訓練をされたりしたりする話

Interrogators

 

 月雪ミヤコと私が秘密の関係を結んでから、何週間かが経った。アナルフェチという忌避されること間違いなしな私の秘密を知ってなお、ミヤコは私を一途に慕ってくれる。それは、人を選ぶ嗜好を持つ私にとって救いでもあったし、後戻りできない底なし沼でもあった。

 

「先生、RABBIT小隊の訓練計画について助言を頂きたい所がありまして……」

 

 この日も、ミヤコは私の空き時間を確認して、シャーレを訪れてきていた。しかし、提出された計画書はもう既に完成しており、私が口出しをするような瑕疵(かし)はどこにもない。その通りの返答をしてミヤコに書類を戻すも、彼女に特段驚いた様子はない。用件が済んでも私の隣のデスクから離れようとしないミヤコは、何か言いたげな視線で私を見つめている。

 

「ミヤコ、どうしたの?」

「いえ……特に、何も」

 

 熱のこもった眼差しにあえて気付かないフリをして、ミヤコのリアクションを待った。あまり大きく表情を変化させることのない彼女だが、その内面はなかなかに情熱的だ。思っていることをあまり隠そうとしないというか。出会った頃は敵意を剥き出しにしていたが、和解と共闘の末、現在は積極的に好意をぶつけてくる。

 

 そんなミヤコだから、じっと私を見つめて黙り込んでいても、その内心を想像するのは難しくない。私の空き時間を狙って訪問してきた以上、自身のスケジュールにも空きを作っているのだろう。書類整理の手伝いをする間、手鏡を取り出して前髪の様子を確認したり、ハンドクリームを塗ったり、と身だしなみを確認しているのを見ると、微笑ましさすら覚えた。仕事をしながらちらりと横目で様子を窺ってみると、ミヤコもまた、こまめにこちらを見ている。

 

 時々交錯する視線と視線。時間の流れがやけにゆっくりに感じられる。彼女は少しずつ頬を朱色に染め始め、胸の前で組んだ指先が落ち着きを失いつつある。「先生、まだなんですか」。そう急かすようなじれったさが、微風になって私の頬を撫でていく。私もすっかりミヤコのことを意識していた。

 

「あのっ」

 

 とうとう我慢できなくなったのか、ミヤコが口を開いた。

 

「先生、今日はやっぱり、お忙しかったでしょうか」

 

 努めて平静を装うミヤコだが、二―パッドの頭をくっつけて、太腿を擦り合わせているのが、スカートの襞越しに見えている。私と二人きりという状況で、期待を隠しきれていない。あまり焦らすと、機嫌を悪くしてしまうかもしれない。そろそろ――私も、催してきていた。

 

「ううん、大丈夫だよ。どうしたの?」

「いえ、その……」

 

 色白の肌が、ピンクに染まっていく。

 

「ダメですか?」

「……準備(・・)はしてきてるの?」

「は、はいっ、万全です!」

 

 生真面目なミヤコの声が一瞬裏返り、思わず私は吹き出してしまった。

 

「おいで、ミヤコ」

「っ……! はいっ……!」

 

 私が席を立ち、執務室の入口に「外出中」の表示を出すよう操作すると、ミヤコは口元の緊張感を緩めて、私の後についてきた。

 

 

 * * * * *

 

 仮眠スペースのベッドに腰かけるなり、ミヤコはすぐに私を求めてきた。口付けを二、三度交わしたらもうお互いスイッチが入ってしまった。私は荒い呼吸を隠そうともせず、彼女をうつ伏せにして組み敷き、ローションを塗りたくったペニスを突き入れる。

 

 たくさん慣らし、セックスの味も知ったミヤコの菊門は、ぬるりと剛直を飲み込んでしまう。私の形をすっかり覚え込んだそれは、ペニスが侵入した瞬間にきゅっと窄まり、腸壁で亀頭を締め付けてきた。そのまま腰を前後に揺すると、彼女の口から熱い吐息と喘ぎが漏れる。

 

「はっ……♡ ああっ、ああぁぁ……♡♡」

 

 締まりのいい秘穴を肉竿が出入りするたびに、ミヤコが甘い声で鳴く。さらさらの銀髪に鼻筋を埋めて、新しくしたらしいシャンプーの匂いを堪能しながら、うつ伏せの彼女へ腰を打ち付ける。ミヤコはシーツに密な皺を形成し、もっと深い結合を求めるように尻を持ち上げだした。

 

「はぁ……。いいよ、ミヤコ。あったかくて、吸い付くっ……!」

「あっ♡ 嬉しいです、先生っ♡ も、もっと、もっと、してくださいっ……♡」

 

 行為中の彼女はとても従順だ。私の性欲を一手に引き受けることに、誇りを抱いているようですらある。そんなミヤコが可愛くてたまらない。既に怒張していた生殖器が、ますます硬度を増していく。パンッ、パンッと肉を打つ音が響く度に、ミヤコの嬌声が大きくなっていく。

 

「苦しくない? もっと激しくしてもいい?」

「はいっ、大丈夫ですっ……♡ せっ、先生の穴ですからっ、すきなだけ、どうぞっ♡」

 

 先生の穴。私だけの穴。その宣言が、私の征服欲をくすぐる。ミヤコの華奢な体を背後から抱きしめて覆い被さり、欲望のままに腰を振る。シーツに顔を埋めたままミヤコは呻き声のような喘ぎを発する。ぎゅっ、ぎゅっと括約筋がヒクついて、ペニスを締め上げる。

 

 休憩も挟まず、ヌルヌルの肉で剛直を扱き続けているから、私の限界まではそう長くなかった。階段を駆け上がるような腰遣いを、ミヤコも悟ったようだ。尻たぶを自ら広げ、少しでも奥まで頬張ろうとする。

 

「先生、そろそろ、ですよね……♡ 深い所に、くださいっ……♡」

「ミヤコ……っ!」

 ベッドが悲鳴をあげる。お互いの呼吸がテンポを合わせて、窒息しそうなほどに詰まっていく。極上の締め付けで私を搾り取るアナルに、思いのたけをぶつける。大人しめな普段の振る舞いからは想像もできないほど、ミヤコは悶えてよがり声を発していた。

 

「アアッ、あ、いくっ♡ おしりで、いきます……♡ はぁ、あおぉぉおっ♡♡」

 

 突っ伏したまま、ミヤコがオーガズムに身を震わせる。それを合図に、私も精を放った。どくん、どくんと、力強く跳ねる心臓にシンクロして、劣情が注ぎ込まれていく。

 

「先生の、熱いのが……たくさんっ……♡ 」

 

 絶頂の快感にうっとりと浸るミヤコに、緩慢なピストンで余韻を与えながら、括約筋の締まりで残り汁を搾り出す。離れていくのを嫌がるように媚肉が吸い付いてくる。エラに引っかかってめくれ上がる肛門を振り切って、ペニスを引き抜いた。ローションが結合部で掻き混ぜられて、精液みたいに白濁している。

 

「よかったよ、ミヤコ」

 

 横並びに寝転んで、口付けを交わす。火照りを冷ますために唇だけで済ませるつもりが、ミヤコは貪欲に舌を入れてきた。くちゅくちゅと唾液の潰れる音が立つ。一度離れて見つめ合うと、今度はミヤコが自ら目を閉じて、キスの続きを求めてきた。

 

 甘えるように頬擦りしてくる彼女が愛しくて、まだまだ繋がりたかったけれど、RABBIT小隊の訓練時刻が近付き、ミヤコは執務室を後にしなければならなくなった。瞳を潤ませる彼女も名残惜しそうにしていたけれど、拭き取るべきものを拭き取り、着衣を直すと、キリッと引き締まった顔を取り戻した。

 

「先生、よかったら、なのですが」

 

 情事の後に特有の気怠さの中、部屋を出る直前に、ミヤコから提案があった。それは生真面目な彼女の脳から出力されるとは思えないほど背徳的で、任務に真面目な彼女だからこそ思いつく発想であるといえた。

 

 

 * * * * *

 

 ミヤコとの逢瀬から十日後。人の近寄りそうにない密室を尋ねられて、私はシャーレ居住区の空き部屋へと彼女を連れてきていた。十日前にされていた「提案」の実行をするためだった。

 

「では先生、よろしいですか?」

「ミヤコ、その……痛いのは……」

「ふふっ。大人でも、生徒相手に怯えてしまうことがあるんですね」

 

「優しくしますから」という一言を期待していたのだが、ミヤコは妖しい微笑みを浮かべた。その手には、青いロープが握られている。

 

 以前、夜戸浦村を訪れての調査任務のとき、ミヤコと沖合の船で、海上での人質救出を想定していた訓練を行った。仮想敵の設定を忘れて、私は脱出を手引きされる捕虜の役割を与えられたのだが……あの時と同じぐらい、ミヤコはぎっちりと私の手首を拘束していた。

 

「ミヤコ、その……逃げたりなんてしないから、もう少し緩くならないかな?」

「恐れ入りますが、できかねます。訓練とはいえ、実戦を想定しなければなりませんから。少し苦しいかもしれませんが、辛抱してください」

 ベッドに仰向けに寝かされ、まな板の上の鯉と化した私を、ミヤコが見下ろす。くりくりした瞳がギラついている。

 

「……っ」

「ミ、ミヤコ? 拷問じゃ、ない、よね……?」

「それも悪くないかもしれません。ふふっ」

「ミヤコさんっ? その、それは、洒落にならないっていうか……」

 

 対尋問訓練という名目の拘束プレイ。そういうことになっているはずだが、起伏のあまり激しくないミヤコの表情からは、何を考えているかが読み取れない。そもそもミヤコは、私に何を尋問するというのだろう。多くの情報を握っている自覚はあるが、漏らすことでどこかが有利になる類の情報なんてほとんど持っていない。

 

 私の疑問を余所に、ミヤコはベルトを外し、スラックスを引き下ろしていく。

 

「愛し合うなら、抱き合ったり、キスしたり――ですが、これは尋問なので……」

 

 薄紫の瞳が、身動きできない私を見下ろす。シャツの上からガサゴソと私の身体をまさぐっていたが、程なくしてベルトに手がかかった。

「情報を引き出すための尋問には、色々なやり方があります。単純に肉体的苦痛を与える方法もありますが、快感を与え続けて精神を責めるのも有効とされています」

 

 ずるん――スラックスが下着ごと引き下ろされた。まだ臨戦態勢の整っていない、情けない姿の男性器が空気に晒される。それを見て「あっ」と思わず口にしたミヤコに目を逸らされて、何だか気まずさを覚えた。思えば、彼女の前に男根を晒す時は、いつだってギンギンだったから……。

 

「平常時は、あまり大きくないんですね」

 

 鼓動が跳ねたのが自分でも分かった。男のプライドに深々とナイフが突き刺さる。たとえそれが、非勃起状態のイチモツであっても、だ。内心に擦り傷を負う私を余所に、ミヤコがそっと手を伸ばしてきた。ぐにゅぐにゅした触感へ好奇心を抱いているのか、くたっとした性器に指を絡めて弄び出す。繊細で柔らかな手に竿を包んで扱かれると、刺激に反応して血液が集まりだす。

 

「……なるほど、こんな風にして、膨らんでいくんですね」

 

 やがて陰茎に巻き付く血管が膨らみ、海綿体が硬く膨らんでいくと、ミヤコは唇の端を僅かに持ち上げた。そのまま、仰向けの私の股間に覆いかぶさり、ぬるっとした温かいものが股間に触れた。花の蕾みたいな可愛らしい唇が、勃起しかけたペニスをぱくりと咥える。勃起を促すようにべろべろと口内で舐め回された。傘のくびれ目や縫い目、縫い目から鈴口に至るまでの敏感な所を舌で転がされて、あっという間に私は硬くなってしまった。

 

「ん……っぷ、んふ……♡」

 

 唾液を啜る音がした。ミヤコの頭が上下に揺らぎだす。

 

 ――なんだ、尋問って言った割には、奉仕してくれるんじゃないか。

 

 始まったばかりのフェラチオは、ソフトで、スローだ。優しい快感に包み込まれたペニスが、心地よさそうにビクンとミヤコの口蓋を擦りあげて、少しずつ我慢汁を滲ませていく。やがて、徐々に責めが強くなっていく、と思いきや……。

 

「…………」

 

 長い髪を時々手でかきあげながらの口淫は、ずっと弱火のままだ。ちゅぽっ、ちゅっ、と淫らなリップ音は聞こえてくるのに、刺激が弱すぎて、心地よさから先に進めない。

 

「……ミヤコ? その」

「んむ……っ。じれったいですか? ……ダメですよ。屈するには早すぎます」

「そ、そんな……」

 

 言葉を発する間、ミヤコの手が竿を扱いていたけれど、あまりにも締め付けが緩くて、今度は心地よさにすら届かない。風に乗って飛んできた、タンポポの綿毛みたいだと感じていると、「尋問を始めます」と無機質なトーンで呟き、ミヤコは掌を男根にそっと添えたまま、話し始めた。

 

「先生は以前、公園で入浴中の私達を見ましたね」

「あ……あの時はごめんね……」

「今は謝罪を求めていません」

「う……」

「四人全員で一緒に入浴するのは、安全上問題がありましたから。そもそも、入浴できる環境が整ったのは先生のおかげでもあります。私が聞きたいのは、別のことです」

 

 ミヤコが一呼吸置いた。一瞬息を詰まらせて、手コキも止めて、ゆっくりと唇が開かれる。

 

「先生はあの時、誰を最初に見たのですか?」

「……!」

 

 まさに尋問だった。ミヤコの質問を言い換えれば、お互いの顔と名前を覚えた程度の関係の頃、誰の裸体へ一番に興味を持ったのか、ということだ。ミヤコの指摘した事実はまさにその通りのことであり、「見ていない」と私が逃げる道は既に潰されている。

 

「答えてください。誰なんですか?」

「……ミヤコだよ」

「いいえ。先生は私と目が合う前に、他の誰かを見ていました」

「う……よく見てるね」

「尋問官に都合のいいことを言っても、手心を加えてもらえることはありません」

「心得ておきます……」

「それで、先生は誰に興味を持ったんですか?」

 

 怒ったりしませんから、と小声でミヤコが付け足した。

「……まず、モエに睨まれたのをよく覚えてるよ」

「…………」

 

 ミヤコが真顔になった。

 

 ――怒ったりしないって言ったばっかりじゃない!

 

「まぁ、モエは羨ましくなるぐらいスタイルがいいので。体幹は細いのに、あんな……。……話を変えましょう」

 

 質問に一つ答えた程度では、楽にしてくれないらしい。ミヤコはまた私を咥えてきた。先程よりは少しだけ責めが強くなったけれど、それでもまだ、込み上げてくるものは感じられない。にゅくにゅく舌が絡みついてくる感覚は確かに気持ちいいのに、もう少し吸ってくれないだろうか、とムズムズしてしまっていた。

 

 そんな私を見て、ミヤコが目を細めた。

 

「……ぢゅるるっ♡ ぢゅっ♡ ぐぷ♡ がぽっ、がぽっ♡」

「うあぁぁ……っ!」

 

 情けない声が出た。突如として頬の粘膜が張り付き、溜め込んだ唾液を絡みつけて扱かれる。微弱な刺激を手繰り寄せていた意識へドッと快感が押し寄せて、腰が跳ねた。尿道の奥で燻っていたカウパー氏腺液がずるっと引きずり出され、嚥下されていく。

 

「や、待っ……ミヤ、コっ」

 

 緩い緩い責めの後に、この激しいフェラチオだ。射精を催促するように睾丸も揉みしだかれ、敏感な亀頭に吸い付かれる。私の息が荒くなるのを聞いたミヤコが、うっすら笑みを浮かべて、ちゅぽんと口を離した。そのまま裏筋へ舌を這わせて、根元から先端までを何度も往復させる。口淫を再開したらすぐに射精してしまうのを見越しているかのような動きだ。

 

 私の反応を楽しんでいたのだろう。射精欲求が腰の奥で煮立ったのもお見通しのようだ。あと少しでイケそうという所で、吸い付きながら唇を放してしまった。私が黙っていても、痙攣を繰り返すペニスが「やめないで」と頭を振って、尋問官に媚を売っている。それを見て、ミヤコは唇を吊り上げた。

 

「では、尋問を再開します」

「あ、っ、だめっ」

「このような場合、捕虜の拒否は認められません」

 

 人差し指と親指で形成したリングが、すっかり温まったペニスを扱く。尿道から搾り出された我慢汁が雫を形成し、ぷくっと膨らんで弾け、竿を濡らす唾液に溶け込んでいく。ビキビキッと張りつめて射精の準備を始めようとした瞬間――またも刺激が止まってしまう。

 

「先生、あなたはRABBIT小隊の他の隊員で、こんな風(・・・・)にすることがありますか?」

「なっ、ない。ないよ」

「本当ですか? 隊員たちとも、先生は仲がいいですから。以前は違いましたが、みんな概ね先生へは敬意を抱き、好意的な感情を向けている節があります。先生の指揮の下、同じ作戦に従事し、何度も成功を重ねてきました。ですから、それ自体はごく自然なことだと思います」

「……ミヤコ」

「こんなことをするのは、私だけですよね。そうですよね。先生が特別な興味を向けるのは私だけだって……先生の口からそれを聞いて、安心したいんです」

 

 私は両手の自由を奪われ、一番の弱点を好き放題に弄ばれている。絶頂も許されず、ミヤコの意のままにされている状況だ。それなのにミヤコは、不安に瞳を揺らしている。健気な独占欲に、心臓がきゅっと絞られるような心地がした。

 

「それはミヤコだけだよ。私の性的嗜好は、そうそう受け入れられるものではないだろうから……分かるよね?」

「……はい」

 

 生物の営みとしては明らかに不自然な興味。排泄孔に並々ならぬ好奇心を抱き、サーモンピンクの膣壁よりも、窄まりの奥にある腸壁を偏愛する。歪んだフェチズムを盗み知ってなお、私の欲望を満たそうと自己研鑽に励んだミヤコ。今や私は彼女自身を溺愛していると言えた。

 

「そうですよね。ここまでするのは、きっと私だけで……♡」

 

 微かな翳りが消え、ミヤコの表情に安堵の微笑が浮かぶ。

 

「少しだけ、いい思いもしましょうか」

 

 じゅこじゅことペニスを扱く手に、トドメを刺そうとする力が籠る。尿道が通り道を開けるように膨らみ、硬くペニスが張った。限界を迎える寸前、ミヤコは唾液をたっぷりプールした口でまた私を咥えこみ――予約の確認をするように、精子混じりの先走りを啜った。それが引き鉄になった。

 

「あッ、イくっっ……う……!」

 

 温かな粘膜に包まれたままの放精。トロ火で焙られ、たっぷり焦らされ、絶頂寸前に追い込まれてからまた焦らされて……。そんな風にしてグツグツ煮立った精液が、ミヤコの口内に放たれていく。

 

「んく……♡ ごぐっ♡ っぶ……ん、ぐ♡ ぢゅる、ぢゅっ……ちゅう……♡」

 

 烈しい射精なんて想定の範囲内。すました顔で精液を啜りとるミヤコは、そう言わんばかりだ。ペニスを根元から絞り上げるように吸い上げ、尿道内の白濁液も一滴残らず奪い取る。吸引されながらの射精は目が眩むほどの快感で、拘束された不自然な体勢でガクガク腰を揺らしてしまう。

 

「ぷは……ふふっ♡ 溢れそうでした」

 

 口元にこびりついた陰毛を取りながら、ミヤコが婀娜な微笑みを見せた。唇はぷるっとして、普段より赤みが強い。そこからちろりと覗く舌に、どろりと白く濁った液体が絡みついていた。ペットボトルのお茶を口に含んでべたつきを洗い流して、喉が蠕動する。残滓の一滴も外に零すことを、ミヤコは許さなかった。

 

「さて、先生。一度快感を味わってもらった所で、尋問の再開です」

 

 上気した肌の熱が冷める心地がした。飴の甘さを分からされた上で、お預けを食らわされてしまうのだ。精を吐き出して柔らかくなったペニスが垂れ下がり、睾丸にへばりついている。そこにミヤコが唇を這わせた。

 

 睾丸を柔らかく唇で挟んだり、舌でぷにぷに押したりしながら、再びねっとりしたフェラチオを始める。唾液で濡れた袋と唇が触れあう度に、ちゅっちゅっと淫靡な音が響いた。亀頭とキスしてしまいそうな距離で繰り返される吸引。そんな風にしてまたペニスが熱を持ち始めると、ミヤコの口が離れていく。

 

「どうですか、先生。また焦らされると思うと……我慢するのが辛くなりますよね?」

「…………」

「こうして、我慢する辛さと秘密を守る辛さが天秤にかかって、バランスが崩れるんです」

 

 返す言葉が無かった。黙秘する私を見て、ミヤコは心なしか嬉しそうだ。真面目で従順な優等生だと思っていたけれど、意外とサディストの素質を隠し持っているのだろうか。そんなミヤコは、私の想像力を煽り立てるかのように、スカートの襞に隠して見せないよう、ショーツを引き下ろす。飾り気のないグレーのそれが湿っているかどうか気にする視線を、彼女はしっかりと捉えていた。

 

「今度は、先生のお好きなこっち(・・・)ですよ……♡」

 

 ローションのボトルを手に取り、小さな掌が粘液に濡れていく。それを股に持っていくと、湿った溜息と共に、粘つく水音が立った。

 

「あっ♡ ン♡ んふぅ……♡」

 

 ミヤコの手首が小刻みに動いている。スカートの襞がひらひら揺れ、華奢な太腿がぴくりと震えた。きっと、ローションを塗りこみつつ自慰に耽っているに違いない。ガチガチに硬くなったペニスへ見せびらかすように。吐息混じりの声と共に、ミヤコは時折、顎を軽く仰け反らせる。身動きの取れない私を見下ろしながらも、彼女の手は止まらない。アナルいじりに夢中になっている。

 

「んぅ……ぅふ……♡ ふふ、ふふふっ♡ おちんちんがピクピク震えてますよ、先生。待ちきれないんですか?」

 

 ヌラつく掌にローションのおかわりをまぶし、それを股間に持っていって、また手首をコネコネ回して穴をほぐす。ぐちゅぐちゅと泡立つほどに粘った水音が弾け、粘液はミヤコの掌から手首に滴り落ちていく。白い頬がりんごのように紅潮し、呼吸に合わせて肩が揺れ始めた。

 

 やがて、ミヤコの方も準備が整ったようだ。指の間で糸を引くのは、ローションだろうか。それとも、太腿を濡らす己の愛液だろうか。膝立ちで私に跨り、スカートが捲り上げられる。腰を私の方へ突き出して尻たぶを開き、粘液の白く泡立ってヒクつく尻穴を見せつけてきた。猛烈にオスの本能が駆り立てられる。

 

 できるわけがないと分かっているが、今すぐミヤコを押し倒して、尻の穴に男根を突き入れたい。そんな衝動に駆られて腰が浮いた。拘束された両手の震えにミヤコが気付いたのか、くすっと笑う声が降ってくる。

 

「ほら、先生♡ 先生の好きなお尻に、入れますよ……うンッ♡ っあ、おおぉ……ッ♡」

 

 ミヤコは上体を伏せると、ペニスの先端を自分の肛門へあてがい、ゆるゆると腰を下ろしていった。ずぷっ、と亀頭が腸内にめり込み、ほぐれた尻穴が私の欲望を迎え入れていく。マウントポジションで私を支配したまま、犯すように剛直を飲み込んで、ミヤコはひどく昂りを覚えたようだ。蕩けた瞳が私を見下ろしている。

 

「は~っ♡ はあぁ、はァ……♡」

 

 うっとりとした吐息と共に、ミヤコが腰を使い始めた。たっぷりまぶされたローションが、厚ぼったい水音を立てて潰れる。ぐちゅり、ぐちゅり。ずるっ、ずるっ。プリーツスカートの襞が揺れるたびに、きつく締まる肛門括約筋が竿を責め立てる。

 

「せ、先生ッ♡ 先生が好きなのは、私のお尻ッ、だけ、ですよねっ♡ エッチな本なんか、もういらないですよねッ♡」

「うっ、あっ……」

「答えてっ、くださいっ♡ 私の、いっぱい訓練したお尻の穴が、先生は好きなんですよねっ♡ そうですよねっ♡ 好きって、好きって言ってくださいっ♡」

「あ……そ、そうだよ。私が好きなのは、ミヤコの、お尻、だけだからっ」

「~~~~~~~っ♡」

 

 尻穴性交を貪っていたミヤコが、ぎゅううっと締め付けを強めた。紅潮した頬がほころんで、嬉しそうに潤んだ双眸が私を真っすぐに見下ろしてきた。打ち付けられる腰遣いが、速く強く、勢いづいていく。

 

「ああっ、嬉しい……♡ 先生♡ 先生っ♡」

 

 私と比べて小柄なミヤコが、ばすんばすんと下腹部をぶつけてくる。ヘイローを持つ者の力ゆえか、私が上になっている時よりもベッドが激しい悲鳴をあげている。息のかかる距離で、ミヤコは嬌声をあげながら、私の唇を奪ったり、首筋を甘噛みしたり、好き放題だ。尋問のこともすっかり頭から抜けてしまったのか、何も尋ねずにひたすら私を犯し続ける。

 

「ン゛ッ♡ うんッ、ん゛ふうぅぅっ♡」

 

 ミヤコが体を起こして、スカートの裾を咥え、結合部を私に見せつけてくる。ぐぽっぐぽっとミヤコが尻を上下させるたび、肛門の皺が伸び縮みする。大口を開けて肉竿を咥えこみ、亀頭が露出する程に引き抜き、一気に根元まで直腸へ引きずり込まれる。そんなピストンのたびに、前の穴からとろとろと果汁が零れ落ち、濃密なメスの匂いを漂わせる。何度も何度も亀頭を締め付けては、腸壁が竿を舐めしゃぶる。訓練を重ねた括約筋が緩み、悦楽を求めてうごめく様は、まさに魔性の蜜壺だ。

 

「みっ、ミヤコ、っ……そろそろ、止め……」

 

 腰の奥で焦燥感がざわめき出す。私が射精を訴えても、ミヤコは止まる気配が無い。むしろ、我慢の限界を迎えつつある私に気をよくして、より激しく腰を振りだす始末だ。ミヤコが腰を上げると、皺が伸びきって裏返ったアナルが視界に入る。そこに私の赤黒いペニスが突き刺さり、抜き出す時は隙間なくぴったりと吸い付いていて、引き戻す時は腸壁を刮げ取りそうな勢いで捲れ上がる。アナルマニアの脳を殴りつける光景に、我慢の糸がぷちんと切れてしまった。

 

 "どくんっ……♡"

 

「うぉ……あァ……!」

 

 "びゅぐぐっ♡ ぶぴゅ♡ びゅううぅうっ♡"

 茹った劣情が、アナルの奥へ注がれていく。私の射精を悟ったミヤコは腰を止め、腸壁に熱い粘液を浴びせられる感覚に、背筋を震わせている。まだ射精の最中にある怒張が、きつく締まる肉環に搾り取られる。ホイップクリームの袋にでもされた感覚に、腰が浮き上がる。

 

「ん、うぅ……♡ 出してしまいましたね、先生……♡」

「……うん。ねぇミヤコ、そろそろ、これ、解いてもいいんじゃないかな――」

 

 "ばちゅんっ♡"

 

「まだですよ、先生……♡」

 

 萎えることなんて許さない、とばかりに、ミヤコがまた腰を振り始めた。精液の滑りもましてヌルヌルの腸壁に包まれて、海綿体に血液が閉じ込められてしまう。まだ終わっていない。まだセックスの最中なのだと思い知らせるように、ぐちゅっぐちゅっと卑猥な結合音が響く。

 

「ウサギの交尾は数秒から1、2分で終わってしまうそうですが……私は、ウサギでは、ないのでっ……♡」

 

 ペニスの形を覚えこんだ直腸の肉が、にゅるにゅると竿に絡みついてくる。根元から先端に向かって、ぎゅぽっぎゅぽっと括約筋の狭き門に扱かれる。その締め付けは筆舌に尽くしがたい快感をもたらし、体の自由を奪われた私から思考能力まで奪っていく。

 

「ああっ、ミヤコ、い、イッたばっかり、なんだからっ」

「ハァ♡ い、イッたばかりなら、まだ、気持ちいいのが、残ってる、はずですよっ……♡」

 

 腰を浮かせ、最も締め付けのきつい入口で、ミヤコは亀頭のくびれ目を小刻みに扱く。ペニスの弱点をイジメたかと思えば、一気に腰を落として深々と挿入し、うっとりと息を吐く。先程私が放った精液と腸液が泡立って、ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てる。

 

 ミヤコは何度も大きく腰を上げては落とし、粘液を掻きだすようにして肉棒を責め立てる。亀頭までを引き抜くと、こびりついた精液とローションをこそげ落とすように、尻を揺すって竿を搾ってくる。それがまた私の劣情を煽り立てて、全身の組織へ戻りかけていた血液が海綿体をパツパツに張りつめさせる。

 

「はむっ♡ んちゅる……♡ んふ、はふッ♡ フーッ……♡」

 

 ナメクジが交尾するように、ミヤコが私の体に密着して唇を重ねた。互いの舌の上下を交互に入れ替えて、舐め回すように舌で口腔を掻き混ぜ合う。ミヤコの唾液は甘く、それを飲み込むと脳髄が痺れるようだ。

 

「せ、先生♡ 好きですっ♡ すき……♡」

 

 対尋問訓練のことはもう頭から抜けてしまったのだろうか。ミヤコは私の胴を抱き枕みたいにして、うわ言のように私への愛情を囁き続けている。甘い愛の言葉とピストンの音色が混ざり合って、脳髄の奥までどろどろに溶かされていくようだ。

 

「ん、おッ♡ ふうぅっ♡ い、イッ……イきそ……♡ あっ、いく、いく……♡」

 

 ミヤコの嬌声が上ずり始めた。私の耳元で、切羽詰まった呼吸が間隔を狭めていく。ペニスに絡みつく粘膜もざわめきだして、ねじれる腸壁が肉茎を締め上げる。直腸の最奥にある肉襞が、亀頭へむしゃぶりついてきた。

 

 "ぎゅっ、ぎゅううぅっ♡"

 

 密着した腰がうねり、恥骨同士がごりごりと擦れ合う。ミヤコの股間から染み出した粘液が、私の陰毛や下腹部を濡らす。締めて、緩めてを繰り返されたペニスは限界寸前で、ミヤコも軽いエクスタシーを繰り返しながら、昇り詰めていく。

 

「い゛くううぅぅぅっ♡♡」

 

 "どくんっ♡ びゅくっ、ぶびゅうっ♡"

 

 ミヤコが私に抱き着きながら絶頂した。それと同時に、突如突き上がった射精欲求のままに、精液が吐き出される。アナルのオーガズムにぶるぶる身を震わせるミヤコだが、彼女の直腸は腸内射精を余す所なく味わおうと、亀頭に吸い付き、尿道の中身を根こそぎ吸い上げようとうねる。

 

 "ぶびゅっ♡ ぶぴっ♡ ぴゅるっ……♡"

 

 熱い迸りが尿道を通るたびに甘い快楽が込み上げて、いつまでも止まらない。長い射精の間中、ミヤコは私にしがみついたまま痙攣している。涙がこぼれそうなほどに両目を潤ませると、ミヤコは顔を近づけて、私の唇を貪ってきた。私の舌を吸い、唾液を啜る音が脳髄へ直接響いてくる。この交合が終わってほしくないと願っているようだ。事実、射精の終わりを惜しむように、恥骨を擦りつけて、アナルセックスの続きをねだっている。

 

「はぁ……はぁ……♡ ま、まだです♡ まだ……っ♡」

 

 すっかり発情したメスの顔になったミヤコは、また腰を使いだした。彼女が満足してくれるまで、きっと終わらないのだろう――そんな諦めの境地に至りながら、ミヤコを迎えるように、私も腰を突き上げた。

 

 

 * * * * *

 

 私が捕虜となっての対尋問訓練から数日。今度は、役割を交代してミヤコに訓練を施すために、私はシャーレ居住区の空き部屋へ彼女を連れてきていた。

 

 多少物音を立てても周囲に聞こえない、壁の厚い居室。その一角にあるベッドにミヤコを寝かせ、恥辱を与えるために衣服の一切を取り払う。ロープで両手を後ろに縛り、腿と脛を縛ると、彼女はもう身じろぎすることすらままならない。私が膝を開けば、パールピンクの秘裂も、すっかりこなれた窄まりも丸見えだ。

 

「どこも隠せないね、ミヤコ」

「……っ」

 

 わざと嘲笑を交えてそう言うと、ミヤコが一瞬ムッとした顔になったのが見えた。

 

「こんな辱めを受けさせても、私の口を割ることはできません」

「その強気が、いつまでも続くかな?」

 

 ミヤコの羞恥を煽る目的で、私は彼女の生肌に手を伸ばした。すべすべで引き締まったお腹に掌を滑らせると、彼女はくすぐったそうに体を捩るが、両手どころか両脚まで拘束されていては、抵抗のしようもないようだ。

 シチュエーションにのめり込もうとする生真面目さからか、体中を撫で回されていてもしかめっ面を維持している。久しぶりに見る「イヤそうな顔」だった。反抗的な目つきが情事の時のトロけたそれになるまでの過程を思うと、なるほど、先日のミヤコがギラついた目をしていた理由が分かる気がする。もっとも、私は彼女のことを睨みつけたりはしていなかったけれど。

 

「気分はどう? 無抵抗で全身触られ放題だよ」

「どうもしません」

「ふふ……気が強いね」

 

 あの……と、ミヤコが遠慮がちに眉根を下げた。

 

「その、先生に触られるのが見えていると、どうしても……あ……♡」

 

 指が乳首を掠めた瞬間、甘い声が漏れる。体が自由にならない分、目で私の姿を追いかけてしまい、訓練の心構えを保てないようだ。

 

それならば、とアイマスクを取り出して、ミヤコに被せる。眼差しを観察できなくなってしまうのは残念だが、視界を奪われた状態で体を撫で回される感覚を味わわせることができると思うと、これはこれで。

 

「さて、尋問を始めるとしようか」

 

 何を尋ねようか。キヴォトスの生徒の機密情報なら、握っているのはむしろこっちの方だし、ミヤコとは何度も肌を重ねている。そう考えるとあまり尋問に適した話題も思い浮かばない。他の隊員について何かを暴露させようとも思ったけれど、それはミヤコが後で機嫌を損ねてしまいそうだ。

 

 ここは、恥ずかしい質問をねっとり浴びせるとしよう。呼吸を整えるミヤコに、そっと囁く。

 

「今、どんな気分?」

「……どんな気分でもありません。尋問に耐える時は、心を無にしますから」

「手足を縛られて、目隠しもされて、ドキドキしてたり?」

「否定します」

 

 彼女のきっぱりとした口調には、明確な拒絶の意思が乗っている。まだ関係の浅い頃に「嫌いです」と真顔で言われたのを思い出した。視界を塞いだことで、対尋問訓練であるという意識が深くなったようだ。全裸かつ無防備な体勢で強がっているのを見ると、もっとこう……虐めたくなる。

 

「っ!」

 

 仰向けに引っくり返ったミヤコの顎を掴む。顔を持ち上げさせると、唇が真一文字に結ばれた。いつもだったら、こうすれば目を閉じて自ら顔を近づけてくるというのに。

 

「ん、ムっ……! ん、んーーー!」

 

 顔を背けようとするのを許さず、唇を奪った。反射的に口を閉じられるが、頬に指を食いこませて咬合を妨げると、隙間が生まれた。そこへ、舌を捩じ込む。

 

「あ、ふっ! い、いやッ……!」

 

 奥で縮こまっているミヤコの舌を捕まえ、引きずり出す。粘液をまとった舌が絡み合って、ヌチャヌチャと音を立てる。もしもミヤコが、敵対する尋問官を頭に思い描いているならば、さぞ屈辱だろう。しかしながら、合わせた唇を食みながら舌を貪っていると、次第にミヤコの吐息が荒くなっていく。

 

「嫌がらないんだね」

「だっ、誰がッ……」

 

 反抗する語気とは裏腹に、唇同士には唾液の橋がかかっている。言葉の先を塞ぐようにもう一度仕掛けると、不意を突かれたからか、それともガードが緩み始めたのか、抵抗はされなかった。ぬちゅぬちゅと絡み合う粘膜の音に混じり、息遣いが官能的になりつつあるのに、ミヤコは気づいていないのだろうか。

 

「ふっ……! んく……」

 

 指先のフェザータッチが、ミヤコの肌を這いまわる。二の腕をくすぐり、微かに汗ばんだ腋をなぞる。首筋から鎖骨へ、乳房の横から脇腹までも撫で回す。どこを触られるか分からないミヤコは、無反応を貫ききれず、ぴくぴくと体を震わせてしまう。次第に彼女の肌は熱を持ち始めて、艶っぽい湿気が立ち上る。「少女」という表現のふさわしいサイズの乳房に侵入し、乳輪をくすぐると、ミヤコの呼吸が詰まりだす。

 

「ん……ん……♡」

「どうしたの? 期待してるの?」

「く……! そんなわけが――ああんっ♡」

 

 言葉を遮って乳頭をきゅっと摘まむと、ミヤコが背を反らした。私の問いかけを否定したのが、一秒もしないうちに台無しだ。

 

「ここ、好きでしょ?」

「あッ、違っ♡ や、んんぅ……♡」

 

 乳輪を優しく撫で回し、摘まんだ乳首をカリカリ刺激する。敢えて愛撫のように甘い快感を与え、尋問であることを忘れさせる。ミヤコは声を上げまいと唇を結んで耐えようとしているが、肉体の反応は誤魔化せていない。快感から逃げようとするように体を捩るも、吐く息が甘くなっていく。ちらりと下半身の様子を窺ってみると、M字に開いた脚の付け根は潤い、灯りを反射してテカっていた。

 

「濡れてるね。体は正直だよ」

「!! ふうぅッ♡ そんな、ことはっ……♡」

「恥ずかしい所を丸出しにして、好き放題に弄ばれてるのに……これじゃ尋問になんて耐えられないよ?」

 

 どんなに言葉で守りを固めようとしても、下の口は素直に昂り、涎を垂らしてしまっている。性器を潤ませながら声を抑えようとする姿には愛おしさすら覚える。胸を弄ぶ手をいったん止めて、お腹から腰のラインを指先でなぞると、ミヤコの腰が浮き上がる。

 

「はっ……はぁ……」

 

 荒い呼吸に合わせて上下するお腹には、健康的な筋肉がうっすらと影を作る。ぷにっとした肌の感触の下には、日頃の厳しい訓練の成果が隠されている。だけど、臍の下を辿り、しゃくっとした陰毛の感触を通り過ぎれば、メスの反応剥き出しの秘部が、むわっと性の臭いを漂わせている。

 

「さて、まだ何も尋ねていなかったね。ミヤコは週に何回ぐらいオナニーするのかな?」

「え……えっ? そんなの……」

「何もしていない反応じゃないよね、これは」

 

 私は女性器にそれほど強い興味は持たないが、充血して花開く粘膜が愛撫を乞うように濡れそぼっていると、何かしらはしてあげようかな、という気になる。私の関心は、その下にある可愛らしい窄まりの方だけど。

 

「そんなこと、答えられるわけが……!」

 

 ――「していない」とは言わないんだね。

 

 彼女の声は揺らいでいた。私が、クリトリスの周りをゆるゆるとなぞっているせいだろう。包皮の上からちょんとつついてやると、華奢な腰がかくんと跳ねた。

 

「答えて」

「う……あ……」

「答えなさい」

「あっ……♡」

 

 少し強めに言うと、ミヤコはぶるっと胴を震わせてから――「週に五回です」と小声で答えた。彼女の性格からして、嘘や脚色は交えていないだろう。正直に答えた報酬に、薄皮に包まれた肉豆を、そっと撫でる。

 

女性器の愛撫は不慣れだが、相当敏感な組織であるらしいことだけは知っているから、指で挟むにしても、豆腐を摘まむような力加減だ。それがミヤコにはじれったくもたまらない快感らしく、小ぶりなお尻がふりふりと揺れている。

 

「はっ♡ あっ、ああ……♡」

「どんな風にするのか、説明してごらん」

「えっ? そ、そんなの……」

「答えないと、止めちゃうよ?」

「あっ♡ い、イヤです、止めないでっ……♡」

 

 指の腹「の」の字を描き、秘芯をそっと捏ねる。甘えるように下腹部を押し付けようとするミヤコから手を遠ざけて逃げると、「うぅ……」と悩ましい呻きが漏れてきた。

 

「そ……その……テントでしたら、みんなにバレてしまうので、キャンプから少し離れて、林の中で……」

「うん。それで?」

「はっ、あう♡ ……うぅ♡ どうして、すぐ、止めるんですかっ……」

「説明できたら、してあげるからね」

 

 じれったそうなミヤコが、唇を噛むのが見えた。オナニーを告白させられているのが、分かっているのか、いないのか。

 

「腰を下ろすのにちょうどいいサイズの切り株があるんです。落ち葉のいっぱいある所で、誰か来ても足音ですぐ察知できる、ので、そこで、ェ♡ あ、ふぅぅぅうぅっ♡」

 

 指の腹でリズミカルに圧迫すると、説明するミヤコの言葉が途中で蕩けてしまう。肉豆は男のペニスよろしくビンビンと勃起して、上下する人差し指に合わせてぴくぴく痙攣しているのが分かった。

 

「林の中で、こんな風にクリをいじってるんだ?」

「んッ♡ うぁ、ちが……い、いえ、その……♡」

「言わないと止めちゃうよ?」

「ひいッ!? あ、ああぁっ♡ い、いや、とめちゃ、いや、ぁ……♡」

 

 コリッとした粒を摘まんで軽く引っ張ったら、ミヤコの声が裏返った。陰核の根元を固定して、その先端へ中指を伸ばし、ぐいぐいと押しこむ。縛られた足をばたつかせてミヤコが悶えた。

 

「い゛ッ♡ い゛いぃッ♡♡ あ゛ぁああ♡♡」

「クリが好きなんだね、ミヤコは」

「ちがっ♡ あああっ♡♡ そこだめですっ♡♡」

 

 指の付け根を使ってクリトリスを圧迫していると、もう隠そうともしない嬌声が切羽詰ったものになってくる。もう少しいじってあげれば、きっと彼女は絶頂してしまうだろう。だけど、そうはしてあげない。

 

「でもミヤコは、ここよりももっと好きな所があるよね」

「あ……♡ ひ、へ……♡」

「言ってごらん。ミヤコはどこが一番好きなの?」

 

 とろとろ愛液を垂れ流す蜜穴のさらに下へ、指先を近づける。窄まる皺には触れず、あくまでも縁をそっとなぞるだけ。ここなんだよね、と内心でミヤコへ確認を取りながら、彼女の自白を待った。

 

 "くに……くにゅ……♡"

 

「お……お……♡」

「どこなの? はっきり言いなさい」

「おっ、お尻の穴ですっ♡ ッあ゛♡♡ お゛ふぅう……♡」

「こんな所が好きなんだ」

 

 ここまでのおさわりですっかり焦れていたのだろう。ミヤコはあっさりとアブノーマルな性感帯を暴露した。蜜でヌルヌルになっていた菊門へ指をずぶりと挿し入れてやると、縛られた足首の先でギュウっと拳が形作られた。

 

 "くちゅ♡ にゅぷ♡ ぬるる……っ♡"

 

「あ゛っ♡♡ はあっ、あぁ♡ あ゛~~~♡」

「指は何本入れるの? それとも、道具を使うのかな」

「あぐっ♡♡ お、おっきいのを……お゛ッ♡ ~~~ッ♡♡」

 

 こなれた尻穴は、私の指一本など軽く頬張ってしまう。関節のこぶで入口をゴリゴリ引っ掻いてやると、嬌声が詰まり、背が反って腰が浮く。

 

 "ぐりっ♡ こちゅ、こちゅ♡ ぬむっ♡"

 

「ん、や゛♡ ぁあ♡ あぐっ♡♡ あ゛ああぁうッ♡♡」

 

 アナルをえぐられるのがよほど良いらしい。恥ずかしい質問をされながらお尻の穴で乱れるのが恥ずかしいのか、ミヤコは歯を食いしばって快感に耐えようとしていた。だがそれが逆に煽情的だというのは、彼女は気づいていないだろう。

 

「クリよりもずっと気持ちよさそうだね、ミヤコ。お尻の穴が大好きなんだ?」

「う゛♡ んぉお♡♡ あッあッ♡ そっ、それ、は……その……」

「質問されてるんだよ。早く答えなさい」

「ひぎゅッッ♡」

 

 "ぐぢぐぢぐぢぐぢっ♡"

 

 言い淀んだミヤコを咎めるように、アナルを抉った。背徳的な排泄感を味わわせるために、引き抜く時にはわざと勢いをつける。ぐりっ、ぐりっと手首を捻って括約筋を刺激すると、悲鳴とも喘ぎともつかない声があがる。

 

「は……はい……私、お尻の穴が好きな、ヘンタイです……♡ っア♡ 指で、ほじられて、きもちよく、なってますッ♡」

「指だけで満足できる?」

 

 ミヤコははっきりと頭を振った。拘束されている以上に股を大開きにして、前の穴からは愛液が小川のような筋まで作っている。指を出し入れする度に、ひくっひくっと菊門が震えていた。

 

 "ぢゅぷ♡ じゅぼ♡ じゅぶぶっ♡"

 

 "ぐぢゅ♡ にゅぶ♡ こちゅ、こちゅ♡"

 

「指じゃ、足りないです♡ せッ、先生のっ、太いおちんちんじゃないと、わたしっ、ダメなんですっ♡ お願い、です、お願いですから……♡」

「いいの? 対尋問訓練なんだから、そんなこと言ったら負けになっちゃうよ?」

「ご……ごっ、ごめんなさい……♡ 訓練失敗、です、が……♡」

「お尻に入れてほしい?」

「……はい……♡」

 

 残念ながら、ミヤコは尋問を耐えきることができず、快楽責めに屈してしまった。とはいえ、堕ちてしまった彼女を責めようとは全く思わなかった。スラックスの内側で興奮が高まりすぎて、私ももう我慢できそうになかったのだ。

 

 達磨みたいにされて動けないミヤコを、うつ伏せにひっくり返す。枕に顔を埋めて、尻をこちらへ向かって突き出させる。ミヤコのおねだり通り、太くて硬いものを与えてあげよう。

 

 "ずぬぬ♡ ぐも……っ♡"

 

「んっ、お゛おッ!? お゛ぉおおお゛ぉぉ~~~ッッ♡♡♡」

 

 バキバキに猛った男性器が菊門を押し広げ、亀頭が肉襞の一本一本を引き剝がしながら侵入していく。肉茎の太さを味わわせるようにじわじわ挿入していたら、埋没しきる前にミヤコは絶頂してしまい、竿の根元にイキ潮がかかったのを感じた。排泄孔に挿入されてあっさりメスイキする変態なミヤコには、もっとご褒美をあげないと。竿に絡みつく肉ヒダを搔きわけるように、亀頭で腸壁の突き当りをノックする。

 

 "ばちゅ♡ どちゅ♡ ばちゅ、ばちゅっ♡"

 

「お゛おおぉッ♡♡ はげ、しッ♡ あ゛ぁおッ、あ゛ーーーーー♡♡」

 

 肉の衝突とは思えないほどの派手な音を立てたピストンで、ミヤコのお尻の穴を責めたてる。ミヤコが私を責めていた時はまだ可愛らしかった喘ぎ声は、獣のように汚れ、濁っている。理性がドロドロに溶け切って乱れる彼女の締め付けは凄まじく、快感に任せて腰を振っていたら、こちらもあっという間に果ててしまいそうだ。

 

 "ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ "

 

「ミヤコはお尻の穴が好きだね? こんな風にお尻をほじくってもらわないと満足できないんだ?」

「ちがッ、ちがいますっ♡ せ、先生が♡ お゛ぉお♡♡ お゛ッ♡♡ あぎひぃいいぃい♡♡」

「何が違うの? お尻を振って喜んでるじゃない」

 

 尻をべちっべちっと叩く。弾力豊かな尻肉が揺れると共に、挿入された男根の根元を舐めしゃぶるように肉壁が吸着してくる。

 

「お゛ッ♡ おしりっ♡ おしりきもちいいですっ♡♡ あ゛、あぁぁ、い゛ぐっ♡ まらっ、おひりでイくっ♡ ん゛おぉぉ♡ い゛っぐうぅぅう、う……♡♡」

 

 "ぱんっぱんっぱんっ♡ ぱんっぱんっ♡ "

 

 ケツアクメしてびくびく痙攣するミヤコの肉壺に、容赦なく追い打ちをかける。開発の進んだ彼女の尻穴は、もう立派なメス穴だ。結合部ではどちらのものか分からない粘液が泡立ち、腰を打ちつけるたびにばちゅんと卑猥な音を立てる。

 

「あ゛ーー♡ あ゛~~~~ッ♡♡ イグっ、ずっとイってまひゅ♡ ひッ、ぎぃぃい♡♡♡」

「いいよ。好きなだけお尻でイキなさい」

「はひぃ♡ ふぃィいいい♡♡ うぐうぅっ♡ 太いのおちんちん抜けるとイ゛グッ♡♡ あ゛はぁッ、あぁイクぅううううう♡♡」

 

 ベッドに突っ伏し、汗と涎で枕を濡らしながら、ミヤコが絶叫した。外に嬌声が聞こえているかもしれないなんて、頭の片隅にもないだろう、きっと。イキっぱなしになった括約筋にギチギチと締め上げられて、私の限界も近づいてくる。我慢しようとは全く思わなかった。むしろ、早く腸壁の奥へ種付けして、支配欲を存分に満たしたい。

 

 "どちゅっどちゅっどちゅっどちゅっどちゅっ♡"

 

「だすよ、ミヤコ……一番奥に出してあげるね」

「あ゛ぇッ♡♡ お゛っ、お゛ぉぉ♡♡ あ゛、い゛♡ イ゛ッ♡ いっぐ……ぅうう~~~~~ッッッ♡♡♡」

 

 亀頭を思い切り突き入れ、腸壁の一番深い所へ、白濁液を注ぎ入れる。放尿みたいな勢いで射精して、脊髄をゾクゾク駆け上がる快感が、脳天へと突き抜けていく。あまりの気持ちよさに、放精しながら勝手に腰が動いてしまう。

 

 "どく……びゅるるるっ……ごぽ……♡"

 

「お゛ぉ……♡♡ お゛っ、お゛ぅう……ッ♡♡♡」

 

 腰をへこへこ押し付け、絶頂の余韻でがくがく震えるミヤコの腸壁に、ぶちまけた劣情を塗りこんでいく。結合部から逆流した精液が、ぽたぽたとシーツの上に零れていく。長い射精を終えてずぽんとペニスを引き抜くと、茎の太さに肛門がぽっかり開いたまま、ヒクヒク痙攣する。

 

 うつ伏せになったままのミヤコを仰向けにして、アイマスクを外す。汗と涙と涎でぐしょぐしょの蕩けた笑みが、そこにあった。手足の拘束を解くなり、ミヤコはじれったさをぶつけるように抱き着いて、キスを求めてきた。そのまま、茹った頭が冷めるまで舌を絡めあい、やがて穏やかに啄むキスを何度か交わすと、揺らぐ瞳に理性が戻ってきたようだった。

 

「……作戦失敗です」

「まぁ、いいんじゃないかな」

 

 乱れた痴態を晒してしまったのが気になるのか、ミヤコは俯いて恥ずかしそうにしていた。

 

 

 * * * * *

 

 シャーレからそう距離もない子ウサギ公園へミヤコを送り届ける間、ずっと左手を握られていた。秋の割には冷え込みの厳しい中で、体温を分け合うように、指を絡め合う。

 

 そうする中で、思った。

 

 私とミヤコの関係にはどのようなラベルが貼られているのだろう。先生と生徒、指揮官と小隊長……公的にはそんな関係だけど、きっとミヤコは男と女であることを望んでいるように思う。明確に関係を結んだ方がいいのだろうか。

 

 ミヤコの方からまだそういった告白は受けていない。好意自体は既に告げられているが、セックスの最高潮に達した時のどさくさでしかない。関係を先に進めたそうな雰囲気は見せているが、彼女は彼女で、踏み出せずにいるのかもしれない。俗に言う男女のステップを何段階も飛ばして、いきなり体の関係だけが先に出来ているからだろう。

 

 沈黙を共有しつつ並んで歩いていると、程なくして子ウサギ公園が近付いてきた。絡んだ指から力が抜け、結んだ手がほどけていく。言い訳のできる距離感になっても私は何となくそのままミヤコについていき、焚火で何かを煮ているRABBIT小隊に合流した。

 

 廃棄弁当を回収してきたばかりと思われるサキが、レジ袋を両手に提げていた。事前に口裏合わせをしていた通り、私に目配せしてから、ミヤコが私から離れ、彼女に近づいていく。

 

 ミユはどこにいるのだろう、と探してみると、ちゃんといた。焚火の近くに腰かけて火の番をしている。目立つ所にいるはずなのになかなか気付かなかった。差し入れの一つでも持ってくればよかったな、と思っていると、資材の整理をしていたモエが私に気づいた。

 

「先生じゃん。どうしたの?」

「あぁ、ミヤコとシャーレで打ち合わせしてて」

「ふ~ん……」

 

 棒つきキャンディを転がしながら、モエが私の横を通り過ぎる。……と、すれ違いざまに足音が止まった。

 

「ねぇ先生。どうして先生からミヤコの匂いがするのかな?」

「えっ!?」

 

 呟くような小声で言われて、思わず声が出た。怯む私を見て、モエはニタニタ笑っている。

 

「えっ、あ、いや、そんなに匂う?」

「くひひ、誤魔化せばいいのに、チョロ過ぎるよ、先生。なに? 二人っきりでハグでもしてたの?」

「まぁ、その……物の弾みで」

「へぇ~、ふぅ~ん……」

 

 ミヤコとしていたのはハグどころではなかったのだけど、モエはその場でそれ以上を追及してこようとはしなかった。軽いスキンシップ程度だと認識されたのだとホッとしていたが――

 

「火遊びの後始末は、もっとしっかりね」

 

 含みのある笑いを残して、モエは焚火の方へ歩き出していた。

 

 

 

 

 終わり

 




感想やご指摘など頂けると嬉しいです。
欲しいって言ってもそうそう来ませんが、言わなかったらもっと来ないので……。
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