※この作品はR-18です。

タンク系魔法少女 ~負けてからが本番!?~   作:にゃんたるとうふ

17 / 32
閑話・変化する関係

街を照らす朝日が昇り始めた早朝、自室の扉を叩く音で絵梨は目を覚まして左右に視線を向ける。

「絵梨ちゃん、今日はお友達と出かけるんでしょう?そろそろ起きて、準備したほうがいいんじゃないかしら?」

「んっ、うぅー・・・?ふぁい、いまおきるぅ〜」

掛け布団を被ったまま上体を起こした絵梨は寝ぼけ眼を擦りながら眠たげな声を返し、両腕を上げて大きく伸びをすると部屋を見渡すように首を回す。

「はれ・・・由良ちゃんはぁ?」

ずり落ちる掛け布団を気にすることなく目当ての人物が部屋の中に居ないことに疑問符を浮かべる絵梨は、ベッドから抜け出すと生まれたままの姿でありながら部屋の扉を開いて廊下へと足を踏み出す。

「――あっ、絵梨。おはよう」

「わっ、由良ちゃん!?おはようっ、だけど扉のすぐ側に居たら危ないよ?」

部屋を出てすぐに思い浮かべていた人物が立っていたことに驚きの声を上げた絵梨は、注意を口にしながら目の前の人物の腕に抱き着くと頬を膨らませる。

「私を置いて一人でどこ行ってたの?側にいなくて不安になったんだからね!」

「――お手洗いに行ってただけなんだけど、今度からは一声かける?それとも、絵梨がお手洗いになってくれる?」

不満を口にする絵梨の姿に口元を緩ませながら、由良は最後に自身の欲望を返事に混ぜて問い掛ける。

「うぅ〜っ・・・?由良ちゃんのなら、全然受け止めるけど・・・?(あれ?私、何言ってるんだろ?でも由良ちゃんの役に立ちたいし・・・?)」

「――言質、取った。次からは絵梨を使うから、よろしく」

由良の言葉を耳にした絵梨は頼られたことに嬉しそうに顔を破顔させ、今後のことを思い浮かべて少しだけ胸を高鳴らせるのだった。

 

会話を終えた由良は絵梨の手を取ると階段を降りて一階へと移動して、リビングへと続く扉を開いて二人揃って足を踏み入れる。

「おはよう、お母さん!」

「――おはようございます、お義母さん」

二人の挨拶が聞こえた絵梨の母親である優梨は、台所から顔を出すと柔和な笑みを浮かべて口を開く。

「二人ともおはよう、もう少しで朝食の準備も終わるから待っていてね?」

優梨の言葉に頷きを返した由良はテーブルを囲うようにして置かれた椅子へと腰掛けると手招きをし、それを受けた絵梨は嬉しそうに頬を緩ませて駆け寄ると由良の足の上に腰を下ろす。

「ふふっ、二人は相変わらず仲良しね」

「うんっ!だって私は由良ちゃんのお嫁さんだもん、毎夜愛し合ってるんだから当然だよ!」

「――絵梨の言う通り、毎日可愛がってる」

微笑ましげな視線を向けて口にする優梨に自慢げに胸を張りながら答える絵梨の言葉を証明するように、産まれたままの姿を晒す絵梨の肢体に手を這わせて愛撫を行う。

「んぅっ、由良ちゃ・・・っ♡お母さんの前ではっ、ひゃん♡」

「――ご飯ができるまで手持無沙汰だから、その間は絵梨を愛でる」

そう口にして膨らみや秘部などを弄り始めた由良に、絵梨は恥ずかしそうに身を捩りながらも抵抗することなく受け入れる。

「あら、ふふっ・・・あんなに喘ぎ声を上げて乱れるなんて、二人は本当に相性がいいのね」

行為に及ぶ由良にされるがまま身を任せて嬌声を漏らす愛娘の姿に、微笑みを浮かべながら見守りつつ朝食を仕上げていく優梨であった。

 

絵梨を愛でていた由良だが出来上がった朝食を手に持って台所から姿を見せた優梨を目にすると、手を止めて配膳の手伝いをしてから席に戻って手を合わせる。

「――いただきます」

「はぁ、ふぅっ・・・♡い、いただきまーすぅ・・・」

「ふふっ、どうぞー」

由良の隣の椅子を腰掛けた絵梨は荒くなった息を整えてから同じく手を合わせ、二人の言葉を耳にした優梨は笑みを浮かべながら嬉しそうな声を返す。

「そういえば絵梨ちゃん、今日は水着を買いに行くんでしょう?」

「んむ?んくっ・・・うん、そうだけど?」

「ならお小遣いを多めに渡しておくわね、えぇっとお財布は・・・」

席を立って近くに置いていた鞄へと手を伸ばそうとする優梨に、由良は制止するために声を掛ける。

「――お金なら心配ない、夫として絵梨の分も私が支払うから」

「んぐっ・・・!?さ、さすがにそれはダメだと思うけど・・・!?」

「そうね、別にお金の心配はしなくていいのよ?我が家もそこまで困窮しているわけじゃないから、ね?」

自身の提案に慌てた様子で声を上げる絵梨と焦った様子で宥めるように声を掛ける優梨の二人に対して、由良は少しだけ誇らしげに胸を張ると懐から財布を取り出して二人が見やすいように掲げる。

「――こんなこともあろうかと、お金は貯めてあるから大丈夫」

由良の掲げていた財布の中身を確認した優梨は片頬に手を当てて困惑した表情を浮かべ、絵梨は目を見開いて驚いた表情を浮かべる。

「なら問題ない、のかしら?」

「えっ、むしろなんでこんな大金持ってるの?なっ、何か危ないことをしてないよね!?」

絵梨の不安気な問い掛けに首を左右に振って返した由良は、なぜ資金を多く持っているかの理由を口にする。

「――私の両親は共働きで家にいることが少ないの、だから夕食代として一万円を置いていくことが多いんだけど・・・最近は絵梨のお家でご厄介になってるから、使う機会が無くて貯まっていく一方だったの」

「えぇー・・・それって使ってもいいの?」

「――私の手元にあるんだから何に使おうと自由なはず、そもそも既にその話し合いは済ませてるから問題ない」

そう告げる由良の表情にどこか黒さを感じて頬を引き攣らせた絵梨は、由良が淫魔の魔の者の力を有していることに思い至って声を潜めて語り掛ける。

「・・・もしかしてご両親に魅了を使ったりしてない、よね?」

優梨に聞こえないように恐る恐る問い掛けてきた絵梨に対して、由良が不思議そうに首を傾げたことでその心配がないと考えて安堵の息を吐く。

「――ただ話し合っただけだから絵梨が気にしなくてもいい、筆談だと伝わり辛いだろうから・・・言葉で説明したけど」

「それしっかりと魅了をかけてるよね!?」

安心したのも束の間で伝えられた事実に驚愕の声を上げる絵梨だったが、不意に思い出したことがあってそれを口に出す。

「っていうか、私以外に魅了を使わないって言ってたと思うんだけど・・・むぅ」

「――絵梨とこれからも一緒にいるためには仕方がなかった、今夜はいつもより激しく愛してあげるから許してほしい」

「それなら、まぁ・・・」

不満を表すように頬を膨らませていた絵梨だが、由良の言葉に満更でもなさそうに頬を朱に染めて了承の返事をする。

「こほんっ・・・とにかくこれでお金の心配はないね、うんっ!」

「――無理矢理話題を逸らそうとしてる、可愛い」

「恥ずかしくなっちゃったのね、可愛い・・・ともかく、お金の心配はいらないみたいね。いいお婿さんに出会えてよかったわね、絵梨ちゃん」

微笑みを携えた優梨の言葉に恥ずかしそうに顔を俯かせながらもしっかりと頷きを返す絵梨に、由良は抑えきれずに絵梨のことを抱き締めるとその頬に口付けを落とす。

「んぅ・・・由良ちゃん、どうしたの?」

「――絵梨が可愛くてつい、出掛ける前に一回だけ・・・いい?」

自身を抱き締めながら耳元で囁くように告げられた由良の催促に、絵梨は身体を一度ビクリと震わせながらもちゃんと自分の意思で頷きを返す。

「――それじゃあ、さっそく・・・っ」

抱き締めるのをやめた由良は腰に回していた手を絵梨の胸へと押し当て、持ち上げるように触りながら先端を指ではじく。

「んうっ、ひゃぁっ!?♡ちょっ、由良ちゃん・・・っ!するんなら部屋に戻ってからっ、ここだとお母さんがいるから・・・!」

「あら、私のことは気にしなくてもいいのよ?」

由良の指が膨らみの形を変える度に軽く身体を振るわせる絵梨は優梨の存在を思い出し、慌てて止めようと声を上げるが微笑ましげな表情を浮かべる優梨の言葉で退路を塞がれる。

「――お義母さんは問題ないみたい、これで心置きなくできるね?」

「うぅ~っ・・・お母さんの前では仕方ないとしてもっ、前回みたいに外でするのは控えてほしいな!」

絵梨の返事にショッピングモールでの出来事を思い浮かべた由良は、少しだけ考える素振りを見せていると優梨が軽く手を上げて二人の意識を自身に向けて口を開く。

「絵梨ちゃん、由良ちゃんの情欲を受け止めるのもお嫁さんとして当然のことよ?それがたとえ外だったとしても、断ったりせずに全部受け止めなきゃ・・・ね?」

「むむむむっ・・・それは、そうだけどぉ・・・ぁっ♡」

優梨の指摘に何故か反論できない絵梨は言い淀みながらチラッと視線を由良へと向け、向けられた本人は口角を上げて笑みを浮かべつつ絵梨をそっと抱き寄せる。

「――もういい?そろそろ我慢できないから、するね?」

「っ♡・・・おっ、お手柔らかにお願いしますぅ・・・っ」

絵梨が了承の返事をした瞬間に椅子から転がり落ちるように床に押し倒され、舌なめずりする由良と視線を交差させると観念した様子で身を差し出すのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

軽く触れる程度の口付けを交わした由良は着ていた服を脱ぎ捨ててそそり立つ肉棒を露にし、それを目にした絵梨は口内が涎で満たされたことで喉を鳴らして身体の奥が熱を持って疼くのを感じる。

「――前戯は必要ないみたい、それじゃあ挿入(い)れるね?」

「う、うんっ・・・ぅあっ♡」

肉棒を目にしてすぐに肉壺から蜜が溢れ出して十分に濡れていることを確認した由良は、一言告げてからゆっくりと腰を前に出して膣内を味わいながら最奥へと肉棒を突き入れる。

「――んっ、ふぅ・・・相変わらず、絵梨の膣内は気持ちいいっ」

「んくっ、はぅ・・・っ♡由良ちゃんのおち〇ぽっ、全部入ったぁ・・・♡」

感想を述べつつ肉棒を刺激するように締め付ける膣壁を削りながら腰を打ち付けて最奥を叩く由良に、絵梨は最愛の夫に犯されていることに恍惚とした笑みを浮かべながら足を由良の腰に回してしがみ付く。

「んぁ、くぅっ・・・♡ぁんっ、ふぁ・・・っ♡」

由良の腰が前後する度に肉棒が膣内を押し広げながら子宮口に口付けを交わすと絵梨の口から甘い嬌声が漏れ、それを耳にする由良はさらに情欲を掻き立てられて腰の動きを速めていく。

「――そんなに締め付けたらっ、我慢なんかできない・・・っ」

絵梨の膣内を堪能しようと腰を動かしていた由良だが、最奥を突く度に軽く絶頂を迎える絵梨の締め付けに我慢できずに肉棒を押し込んで射精を行う。

「んあぁぁぁっ!?♡お腹の中っ、由良ちゃんで満たされてぇ・・・っ♡えへへぇ、気持ちいぃ・・・っ♡」

子宮を満たしていく熱い感覚に嬉しそうに口元をだらしなく緩ませる絵梨は、潤んだ瞳を由良へと向けて続きを求めるように唇を尖らせて口付けを催促する。

「んーっ・・・♡」

「――んっ、ちゅっ・・・それじゃあ、そろそろ支度を始める」

「んー・・・・・・っ?あ、あれ?」

口付けを交わして期待に胸を膨らませた絵梨だが、予想に反して秘部から肉棒を引き抜くと自身をお姫様抱っこして脱衣所へと向かう由良に、呆けた声と表情を浮かべるのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

優梨に見守られながら一度の性行為を終えた由良は身嗜みを整えるために絵梨を連れて風呂場へと行き、シャワーで全身を流して身を清めてから外出用の私服へと着替えてリビングへと舞い戻る。

「本当に一回だけしかしないんだね・・・そう言いつつも、何回かするものだと思ってたよ」

「――さすがに何回もすると待ち合わせに遅れるから、物足りないかもしれないけど我慢して」

「なんか私が催促したみたいに言ってるけど、欲情したのは由良ちゃんからだからね!?」

「――最後は、絵梨もノリノリだったくせに」

不服そうに声を上げる絵梨は由良から的確な反論を返されて頬を朱に染めながら目を逸らして身支度を済ませ、二人のやり取りを穏やかな笑みを浮かべて眺めている優梨へと向き直る。

「それじゃあお母さん、いってきます!夕ご飯は聖歌さんがレストランに招待してくれたから食べてくるから、少しだけ帰ってくるのが遅くなるかも!」

「えぇ、わかったわ。めいっぱい楽しんできてね?」

元気な返事をする愛娘の姿に笑みを深くする優梨は、自身に視線を向ける由良へと顔を向けると髪を梳くように優しく頭を撫でて声を掛ける。

「あぁ見えて絵梨ちゃんはプール施設に行ったことがないから、お婿さんとしてしっかり見守ってあげてね?それと、由良ちゃんもめいっぱい楽しんできてね?」

「――絵梨のことは任せてほしい、夫として妻を護るのは当たり前だから・・・いってきます、お義母さん」

いってらっしゃいと挨拶を返して玄関先から曲がり角を曲がって姿が見えなくなるまで見送った優梨は、玄関を閉めると二人の愛すべき娘が楽しい時間を過ごせることを願って微笑みを浮かべるのだった。

 

 

 

家を出発して少し歩いたところにあるよく待ち合わせに使う公園へと辿り着くと、自身たち以外の全員が揃っていることに気付いて慌てて由良の手を引いて小走りで駆け寄る。

「すっ、すみません!遅くなっちゃいましたか・・・?」

談笑を交わしていた面々は絵梨の声を聞いて顔を向けると、心配そうに眉を下げる絵梨を安心させるように笑顔を浮かべて口を開く。

「大丈夫だ、絵梨!まだ集合時間にもなってないしな」

「龍鬼の言う通りですよ、わたくしたちが早く来すぎてしまっただけですから」

龍鬼と聖歌の言葉に他の三人も同意を示すように頷きを見せ、先輩たちの優しさに触れた絵梨は安堵と喜色の籠った笑みを浮かべて感謝を伝える。

「皆さん、ありがとうございます!あっ、それとこっちにいるのが私の友達の由良ちゃんです!彼女は喋ることができないので私が通訳しますね!」

「喋れない、のに・・・通訳?」

絵梨の口にした単語の一つに疑問符を浮かべて問い掛ける彼女に、内心でハッとしながらも表に出すことなく絵梨は声を上げる。

「えぇっとそのあのっ、私には由良ちゃんの考えていることがわかるので気持ちを代弁できるというか・・・っ!そ、そんな感じですっ!」

乱れた心の内を隠しきれずに焦った様子で弁明を口にする絵梨に、思うところがある面々はそれぞれの愛すべき存在に意識を向ける。

「なるほど・・・以心伝心、っというわけですね。わたくしと龍鬼のようですね、ふふふっ」

「たしかに聖歌はアタシの考えてることを良く当てるよな!」

「私と冬ちゃんみたいだねっ、私も冬ちゃんの考えてることがわかるもん!」

「んっ、たしかに」

愛しい相手と笑い合う皆を眺めながら微笑みを浮かべる凪紗は、いずれ自身にもそういう相手ができるのかと思い描きながら微笑ましげに眺めるのだった。

 

仲睦まじく会話を繰り広げていた後輩たちに自身の自己紹介を済ませた凪紗との一通りのやり取りを終えた一行は、聖歌の先導の元で聖歌の母が経営に携わる水着専門店へと訪れる。

「品揃えは豊富ですから好きな水着をお選びください、ちなみにこの店舗の隣が目的のプール施設なのでじっくり選んでもかまいませんよ。それでは龍鬼、一緒に見て回りましょうか?」

「おぉっ、じゃあ全員好きな水着を選んで試着室の前で集合だな!」

そう口にしてから聖歌に手を引かれてその場を後にした龍鬼の二人を見送ってから、隣に立つ彼女の手を引いてから陽香は口を開く。

「それじゃ、私たちも水着を選ぼっか!いこっ、冬ちゃん!」

「んっ、また後で」

陽香に手を引かれながら軽く手を振って水着選びへと向かう彼女に手を振り返した絵梨は、残った由良と凪紗に視線を向けてから声を掛ける。

「私たちも水着を見て回りましょうか、凪紗さんはどうします?」

「凪は少し前に新しい水着を友達と買っちゃったからぁ、今日は見るだけにする予定だよぉ。だからぁ、あとは若いお二人でごゆっくりぃ・・・お邪魔虫は退散するねぇ?それと、あんまり羽目を外しすぎないようにね?」

「――――っ!?なななっ、凪紗さん・・・っ!?」

去り際に耳元で囁かれた内容に慌てた様子で声を上げる絵梨に、口元に手を添えて意味深に微笑んだ凪紗はふわりとスカートを靡かせながらその場を後にする。

「いっ、行っちゃいましたね・・・とりあえず、私たちも水着を見て回る?」

「――そうする、絵梨に似合う水着を選んであげる」

「・・・露出が多くて、エッチなのはダメだからね?」

「――それは遠回しに選んでって言ってる?」

もごもごと言い淀みながら発した絵梨の言葉に、少なからず期待が籠っているのを感じた由良は情事用の水着も見繕うことを決意する。

「あぅっ・・・あ、あんまり高いのじゃなければ・・・いいよ?」

自身の指を絡めるように弄りながら恥ずかしそうに顔を俯かせつつ上目遣いの視線を向ける絵梨に、口角を上げて笑みを深くした由良は絶対に自身の妻を愛でようと決意を固くする。

「――言質取ったから、それじゃあ見て回ろう?」

「うぅぅっ・・・うん」

頬だけでなく耳まで真っ赤に染めながら差し出された手を恥ずかしそうに取る絵梨の様子に、由良は愛おしそうな視線を向けながら嬉々とした様子で店内を練り歩いて目的の物を探し始めるのだった。

 

そこそこに広い店内を見回した由良は数着の水着を抱えて試着室前に辿り着くと、絵梨に手渡すと試着室へと入るように促す。

「――それじゃあ、一つずつ試着して見せて」

「それはいいんだけど・・・どうして由良ちゃんも中に入ってるの?」

試着室の中にある棚に置かれた籠に水着を入れた絵梨は振り返り、同じく試着室内にいる由良へと疑問を投げ掛ける。

「――っ?見せてもらうんだから、一緒に入るのは当然だと思う」

「外で待っててもらって、試着が終わったら見せるでいいんじゃないかな?」

「――そうしたら他の人も見ることになる、それは絶対にダメ」

絵梨の疑問に視線を鋭くして明確な否定を示す由良の気迫に、絵梨はそれ以上意見できずに口を閉ざして渋々自身の衣服に手を掛けて脱ぎ始める。

「うぅっ、なんで私は外でストリップショーみたいなことをしてるんだろ・・・ってまともな水着が一着しかないんだけど、由良ちゃん?」

「――どうかした?早く着替えて見せて?」

尋ねようとした絵梨だが期待の籠った視線を向ける由良に、それ以上口にすることが出来ずに直に水着に着替えていく。

一番マシな水着であるフリルの付いたビキニに身を包んだ絵梨はその場で一回転し、緊張した面持ちで感想を求めるような視線を由良へと向ける。

「――やっぱり青色は絵梨に似合う、それはプールで着てもらうから・・・他の水着も見せてほしい」

「他ってもしかして、布面積の少ないビキニとかもはや紐みたいなコレのこと?」

籠に入れていた水着を掲げながらなぜこんな水着が置いてあるのかと疑問を抱きつつ問い掛けてきた絵梨は、由良に無言で頷きを返されてから視線で着替えることを促されて何故か否定できずに肯定するしかできないのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

乳輪と秘部が辛うじて隠せる程度のビキニを身に着けた絵梨は羞恥で頬を朱に染めつつモジモジと身を捩りながら、自身の反応を窺うようにチラチラッと視線を向けるいじらしい様子に由良は口元を歪ませる。

「――やっぱり私の見立て通り、絵梨によく似合ってる」

称賛の言葉を口にしながら絵梨を抱き寄せると臀部を強く鷲掴みにし、自身のスカートを押し上げる男性器を絵梨の秘部へと擦り付ける。

「んぅっ・・・♡ゆっ、由良ちゃん・・・っ♡当たって、るんだけどぉ・・・♡」

「――夫のおち〇ぽが大きくなってたら、何をすればいいか分かってるよね?」

「んっ、ふぁ・・・っ♡う、うんっ・・・♡」

グリグリと押し付けられる男性器の熱を感じた絵梨は甘い声を漏らしながら了承の返事をすると、由良のスカートをたくし上げて男性器を露にすると下半身のビキニをずらしてすでに十分濡れた秘部に直接押し付ける。

「これで後は、由良ちゃんが腰を突き出すだけでっ――――んぉっ!?♡」

絵梨が言い切る前に腰を勢い良く突き出した由良によって肉棒が愛液で滑りの良くなった膣内を押し広げて子宮を押し上げ、最奥を容赦なく突き上げられた絵梨は嬌声を上げて軽く絶頂を迎える。

「んぅ、くぁっ・・・♡はくっ、ふぁ・・・っ♡」

臀部を強く掴んだまま腰を乱暴に打ち付ける由良に、絵梨は肉棒が子宮を叩く度に熱の籠もった嬌声を上げる。

「――んっ、朝した時よりも締まって気持ちいい・・・やっぱり外でするほうが絵梨の好みみたい、これからも色々なところで犯してあげる」

「ぁんっ、くぅ・・・っ♡うっ、ぅん・・・♡いっぱい、愛してくださぃ・・・っ♡」

由良の言葉に打ち付けられる快感で思考が鈍っていた絵梨は懇願するような甘えた声で返事をし、さらに催促するように自身の腰を押し付けて由良の肉棒を刺激して射精に導く。

「――そんなことされたらっ、我慢できなくなる・・・から一回だけ射精す、ねっ」

「あっ♡くださいっ♡奥にいっぱい、由良ちゃんの子種ぇ♡・・・んはぁぁぁっ!?♡」

両者が腰を押し付けあった瞬間に由良は情欲を最奥に吐き出し、全てを受け止めた絵梨は身体を大きく震わせて嬌声を上げながら潮を吹く。

「んふ、はあぁ・・・♡お腹あったかぃ、えへへぇ・・・♡」

秘部から肉棒が引き抜かれたことで流れ出る精液を手で抑えながら恍惚とした笑みを浮かべる絵梨に、絵梨と自身の体液で汚れた萎える様子のない肉棒を見せ付けながら口を開く。

「――喜んでくれるのは嬉しいけど、まだ私は満足していないから・・・壁に手をついてお尻を向けて?」

「あ、はいっ♡わかりましっ「絵梨、いる?」――――ふぇ?この声、冬華さん?」

由良の言葉に素直に従って壁に手をつこうとした絵梨だが、試着室の外から聞こえた声に気を取り直すとこっそりと仕切られたカーテンから顔を出す。

「ふっ、冬華さん?どうかしたんですか?」

「ここに、いたんだ・・・実は、魔の者が現れたみたい。それで、凪沙さんが滅しに行ってくれたのを・・・伝えようと思って」

「な、なるほど・・・わかりました、ありがとうございます。冬華さっ――――んひょっ!?♡」

「っ?絵梨?」

顔を見せた絵梨に同時刻に起きている出来事を伝えようと訪れた彼女は、納得したことを示すように頷きを返した絵梨が返事を最後まで口にする前に甘い叫び声を上げたことに疑問符を浮かべる。

「んくっ、気にぃ・・・っ♡しないでっ、くだひゃぃ・・・♡」

「んっ・・・?あ」

蕩けた表情を浮かべて甘えた声で返答する絵梨に、彼女は何かを察した様子で声を漏らすと視線を彷徨わせながら口を開く。

「絵梨もお取り込み中、みたいだから・・・私はもう、行くね?えっ、と・・・程々に、ね?」

微かに頬を朱に染めた彼女はそう言い終えると近くの試着室前で待つ幼馴染の下へと小走りで向かい、側に人気が無くなったことで顔を引っ込めた絵梨はその勢いのまま振り返ると声を掛ける。

「ゆ、由良ちゃん・・・っ!いきなり挿入れたりしたら、ビックリしちゃうよ!」

「――絵梨が無防備にお尻を突き出すのが悪い、それに誘うように腰も振ってた」

苦言を呈する絵梨もお構いなしに腰振りを再開した由良は、自身に否はなく誘惑した絵梨が悪いと告げる。

「そっ、そんなこと・・・っ♡してなっ、いぃ・・・♡」

否定の言葉を口にする絵梨の表情は打ち付けられる快感に喜びで歪み、壁に手をついて態勢を整えると腰を突き出して秘部を由良に密着させるように押し付ける。

「――全然説得力がない、嘘を付く悪い雌(こ)にはお仕置きが必要みたい」

「っ・・・♡はいっ♡いっぱいお仕置きして、躾けてください♡・・・んぁっ♡」

腰をくねらせて臀部を擦り付けて懇願する絵梨に応えるように、大きく引いた腰を勢いよく突き出した由良は固く反り上がった肉棒で何度も膣内を抉って最奥を力強く叩く。

「んぅ、くぁっ・・・♡ふぎっ、ほぉ・・・っ♡」

熱くて相性抜群の肉棒で膣内を蹂躙されて喜色の籠もった嬌声を上げる絵梨に、気持ちが昂った由良は雌の腰を掴む力と腰振りを強めて快感を貪る。

「んはぁ、ふぅっ・・・♡気持ちぃっ、ひぐぅ・・・っ♡」

「――あんまり声を出すと、周りに聞かれちゃうかもしれないよ?」

恍惚とした息を漏らしながら喘ぎ声を上げる自身に疑問を投げ掛ける由良に、腰の動きが止まり快感も打ち止めになったことに絵梨は呆けた顔で振り返る。

「んくっ、ふえ・・・っ?♡そんなのどうでもいいからぁ、もっと躾けてくださいっ♡」

口の端から涎を垂らしながら催促するように腰をくねらせる絵梨に、由良は口元を緩ませると腰を引いて肉棒の先端のみを膣内に挿入した状態にする。

「――絵梨がエッチな娘なのは知られてるから、気にしなくてもよかった・・・ねっ」

「うん、うんっ♡だから早く、膣内を掻き回してっ――――んおぉっ!?♡」

由良は腰を一気に突き出したことで最奥の子宮を押し潰されたことで、絵梨は大きな嬌声を上げて絶頂を迎えて潮を吹く。

「んぐっ、おぅ・・・っ!♡ふぉ、ひくっ・・・!♡」

何度も子宮を突き上げられる度に絶頂を迎えて身体を震わせる絵梨に、情欲を掻き立てられた由良は腰振りを速めて膣内を抉り続ける。

「んふ、おふっ・・・!♡おくっ、んひゅ・・・っ!♡」

「――そろそろ限界っ、だから射精すね・・・っ」

「っ、うんっ♡由良ちゃんの遺伝子で、私を染め上げてぇ♡――――んはあぁぁぁっ!?♡」

子宮口に亀頭を押し付けた由良は高まった欲望を勢いよく吐き出し、子宮内に子種が注がれて溜まっていく感覚に絵梨は叫びにも似た嬌声を上げて絶頂を迎える。

「んっ、はぁぁ・・・っ♡んひょっ!?♡」

膨らんだお腹を見つめながら甘い吐息を漏らす絵梨を尻目に、由良は射精を終えるとすぐに腰振りを再開して子宮を肉棒で押し潰す。

「んきゅっ、ぅく・・・っ!♡由良ちゃっ、うひぃっ・・・!♡」

「――まだ時間はありそうだから、もう少し発散しておくねっ?」

「まっ、待ってぇ♡足に力がっ、入らないからぁ♡・・・んぎゅっ!?♡」

自身の返答を聞くことなく腰を打ち付けて膣内を味わう由良に、絵梨は喜びの嬌声を上げながら抵抗することなく全てを受け止める。

「――絵梨、しっかり立たないと危ない。だから私が支えてあげる、感謝してね?」

「ふぅっ、くぁ・・・っ♡だったら、一旦休ませっ♡んぃっ、てぇっ・・・♡」

足に力の入らない絵梨の代わりに腰を掴んで持ち上げる由良は、制止の言葉を聞き入れずに腰振りを止めることなく膣内を抉って最奥を叩く。

「んぎゅっ、ふぁ・・・っ♡ぁんっ、くぅっ・・・♡むぎゅっ♡」

壁に手をついてどうにか耐えていた絵梨だが何度も絶頂を迎えていることで腕の力も入らなくなり、徐々に前のめりになって頬から顔を壁に打ち付ける。

「――絵梨、大丈夫?流石に限界みたいだから、体勢を変えよっか」

「エッチを、やめてくれたらっ♡済む話なんだけどっ、おぉっ!?♡」

絵梨の提案を聞こえなかったことにした由良は掴んでいた位置を腰から膨らみに変え、そのまま自身の方へと引き寄せて無理やり立ち上がらせる。

「おっ、おぉ・・・っ?♡今お腹っ、ぐちゅって・・・っ?♡」

しかし足に力の入らない絵梨は秘部に突き入れられた肉棒で支えられているため、自身の体重分の力で子宮を押し潰されてしまう。

「――――いびっ!!?♡」

そのことを頭で理解してしまった絵梨は大きく身体を仰け反らせて潮を吹き、その様子を眺めていた由良は快感で身を震わせる絵梨に配慮することなく腰振りを再開する。

「由良ちゃっ♡んぎゅっ、ほひ・・・っ♡このままじゃっ、わたひっ・・・♡ダメになっちゃっ――――ぅひゅうぅぅぅっ!?♡」

今の体勢を続けると後戻りできなくなってしまうと考えた絵梨は、どうにか止めようと声を掛けるが一歩遅く潰された子宮内に精液が勢いよく流し込まれる。

「――? ゴメン、絵梨。我慢できずに射精しちゃった、何か言った?」

「・・・ぁはっ♡うぅんっ、何でもないよ♡それより、もっと子宮潰して由良ちゃんの子種ちょうだいっ♡」

由良の問い掛けに口の端から涎を垂らしながら蕩けた笑みを浮かべた絵梨は、子宮が熱を持つのを感じながら次の射精を求めて腰をくねらせて肉棒に刺激を与える。

「――もしかして子宮潰されるの、気に入った?淫紋も発動したみたいだし、絵梨はエッチな娘だね」

「うんっ♡私はエッチでセックス好きの由良ちゃん専用の孕み妻です♡だから子宮ぐちゅぐちゅに潰して、精子で満たして赤ちゃん仕込んでくださいっ♡」

「――それじゃあ私が満足するまで犯してあげる、だから簡単に壊れないでね?」

その言葉を皮切りに遠慮なく子宮を押し潰す激しい腰振りを始めた由良に、絵梨は喜びの嬌声を上げながら何度も絶頂を迎えて潮を撒き散らすのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

情欲の治まった由良は秘部から肉棒を引き抜くと絵梨に口を使った掃除をさせると、試着した水着をハンガーに戻して身嗜みを整えてから試着室を出る。

「あぅ、なんだか記憶が曖昧なんだけど・・・足に力が入らない、由良ちゃん張り切りすぎだよっ」

「――反省もないし後悔もない、むしろ犯り足りないっ」

「これ以上はプールで泳げなくなるからダメだからね!?今も、ちょっと行けるか不安なのに・・・」

足に力の入らない自身に肩を貸す由良の言葉に制止を掛ける絵梨を気にすることなく、支える片腕とは別の空いた腕で身体を弄ろうと伸ばしたと同時に近くの試着室から幼馴染組が姿を見せる。

「あ、絵梨と由良。二人も、試着が終わった・・・の?」

「ふひゃっ!?冬華さん、と陽香さん!?」

姿を見せた二人は驚いた声を上げて肩を貸してもらっている絵梨に疑問符を浮かべていると、聞き辛そうに口をもごもごと動かしてから意を決した様子で絵梨が声を掛ける。

「えっとその、もしかして聞いてましたか?私と由良ちゃんが試着室で、その・・・っ」

「? ここの試着室は防音みたいだから、何をしてたかは分からないんだよ?・・・だから安心してね、絵梨ちゃん」

「えっ!?そ、そうなんですか?よかったぁ、危うくエッチな娘だと思われるところでした・・・」

「(殆ど何をしていたか、言っちゃってるようなものなんだけど・・・私も冬ちゃんを堪能してたから黙っててあげよっと)水着も選べたんなら、先に会計を済ませちゃおっか」

「んっ・・・陽香のも、支払う予定だけど・・・絵梨と由良のも、支払おうか?」

焦る絵梨を安心させるように声を掛けた陽香は仲間を見つけて嬉しく思いながら、話を逸らすように水着のことを上げると彼女は頷きと返事をしてから絵梨と由良に提案を持ち掛ける。

「あっ、そこは大丈夫です!夫である由良ちゃんが支払ってくれるそうなので、心配無用ですよ!ねっ、由良ちゃん?」

「っ、っ!」

絵梨の言葉に肯定の意味を込めた頷きを見せる由良に、彼女は無理強いするのもよくないかと考えながらふと気になる疑問があることに気付く。

「? 今、夫って・・・?」

「まぁまぁ、冬ちゃん!そんな細かいことは後にして、先輩たちが戻ってくる前にレジを済ませちゃおうよ!」

「んっ、陽が言うなら・・・」

彼女の背を押してレジへと向かう最中に絵梨にアイコンタクトのウィンクを投げ掛けたことで、自身の言った内容に思い至ってボッと羞恥で顔を真っ赤に染める。

「あうぅっ・・・は、恥ずかしいよぉっ――――ぅひゃっ!?ゆ、由良ちゃん!?」

「っ・・・!」

肩を貸す絵梨の可愛らしい姿に密かに胸を高鳴らせた由良は、空いた腕を伸ばすと確かな重量を感じる膨らみに手を添えて弄り始める。

「ちょっ、まだ冬華さんたちが近くにっ・・・ひゃあっ!?」

絵梨の制止の言葉を無視して手を動かし続ける由良の行動に困惑しながらも、抵抗することなく受け入れる姿に陽香は彼女と同じ気質を感じて予想が的中したと微笑みを浮かべる。

「? 陽、どうかした?」

「んーんっ、なんでもないよ。冬ちゃん♪」

「んっ、そう?」

嬉しそうな幼馴染の姿を不思議に思いながらも、陽香の嬉しそうな様子に彼女もつられて頬を緩ませるのだった。

 

彼女がレジを済ませた後に由良も自身と絵梨の水着を持って会計を済ませてすぐに龍鬼と聖歌が姿を見せ、続いて凪紗も魔の者を滅し終えた様子で軽い足取りで店内に姿を見せる。

「みんな水着を選び終えたんだねぇ、それじゃあプールに向かおっかぁ・・・絵梨は大丈夫ぅ?」

「ふへっ!?だだっ、大丈夫ですよ!?あ、あははっ・・・」

突然話を振られた絵梨は驚いて身体を跳ねらせたが、すぐに平静を装って返事をしてから笑みを浮かべて誤魔化す。

「? 絵梨がどうかしたのか?」

「簡単に言うと、わたくしと龍鬼と同じと言ったらいいでしょうか?」

「おっ、そうなのか?アタシたちと同じってことは、ベストパートナーってことだな!」

龍鬼が口にした疑問に返した聖歌の答えに、快活な笑みを浮かべた龍鬼は嬉しそうに声を弾ませる。

「龍鬼は相変わらずだねぇ」

「まぁ、そこも龍鬼さんの良いところ?でもあるんですけど・・・あの言い回しは狙ってやってる、わけじゃないですよね?」

「違うと思うよぉ?見てあの屈託のない笑顔、裏表のない純粋な言葉だろうねぇ」

微笑む聖歌に笑みを返す龍鬼の姿を眺めながら、凪紗の零した呟きに絵梨は苦笑を浮かべながらも受け答えを続ける。

「龍鬼さんが聖歌さんの気持ちに気付くのに、あとどれぐらいかかるんでしょう?」

「意外にふとした小さなきっかけで、コロッといっちゃうかもねぇ」

そう口にしながら会話を続ける彼女と陽香の様子を横目で確認した凪紗はクスッと笑みを零し、手を叩いて自身に注意を向けさせると全員に声を掛ける。

「それじゃあ皆の水着も選び終わったからぁ、そろそろメインイベントに移ろうかぁ?」

プール施設へと続く扉を指差しながら口にする凪紗に異を唱える者はおらず、当初の目的であるプール施設へと揃って足を踏み入れるのだった。

 

 

 

プール施設に足を踏み入れた一行はまずスタッフに更衣室へと案内され、それぞれが購入した水着へと着替えると飲食店や売店のある広場へと移動する。

「ここで後程昼食を摂るとして、今回プール施設を貸し切った経緯をお話ししますね」

「え?聖歌さんがお母さんにお願いしたんじゃないんですか?」

聖歌の切り出した内容に絵梨は首を傾げながら問い掛け、それに聖歌は首を軽く左右に振ってから本題を口にする。

「今回はむしろお母様からお願いされたんです、このプール施設を開業するにあたっての安全性を確かめるためのテスターとして・・・っという建前ではありますが、施設のアトラクションが問題ないかの確認をしてほしいということなのです」

「つまりは聖歌のお義母さんのご厚意ってことだな!」

「ふふっ♪そういうことですから、皆さんも気にせず楽しんでくださいね?」

龍鬼の言葉に頬を緩ませた聖歌は龍鬼以外に声を掛け、皆も頷きを見せてから施設内を見渡す。

「私はあのウォータースライダーに乗りたいです!由良ちゃんは?」

「っ・・・っ!」

「流れるプールがいいの?・・・ひゃぇ!?た、たしかにそうだけどぉ・・・っ!」

目を輝かせて高くそびえる螺旋を描くすべり台を指差す絵梨に問い掛けられた由良は別のアトラクションを指差し、その理由を耳にした絵梨は頬を朱に染めて驚いた声を上げる。

「気になるアトラクションがあるとは思いますが、順番に回っていきますから焦らないでくださいね?一応安全性を確かめるという名目ですから、一通り回った後は自由に遊んでもらって構いませんからね」

「それじゃあ、早く行きましょうっ!いっぱい楽しまないと損ですからっ!」

「っ、っ!」

小走りで駆けだす絵梨の手を握って揃って走る由良の二人の後ろ姿を眺めながら、年相応の振る舞いをする姿に微笑ましげな視線を向けながら一行も後を追うのだった。

 

ウォータースライダーに流れるプールと波のプール、アスレチックに大きな噴水のあるセンタープールなど多種多様なアトラクションを一通り楽しんだ一行は、丁度良い時間ということで昼食を摂るために飲食店へと来店する。

「海の家を模した内装とメニュー、それに加えて海の幸を使った料理やレストランなどで見られる料理など様々なものを用意させていただいております。ですから好きなものを頼んでください、本来ならお金がかかりますが今回はテスターとして来ていただいているのでお代は結構です」

柔和な笑みを浮かべるスタッフの言葉にそれぞれが近くのメニューを手に取って眺める中、由良と陽香以外の魔法少女組が聞き慣れたアラーム音が鳴り響く。

「あら、こんな時に・・・施設内に赤い点が三つ、どうしましょうか?」

「ならアタシも出向くから、ちゃっちゃと終わらせてご飯食べようぜっ!」

「そうですね、ではわたくしも向かうということでいいですか?」

「おうっ!じゃあ、あと一人は・・・」

席を立った龍鬼は不思議そうに見上げる陽香の隣に座る彼女へと視線を向けるが、それを遮るように凪紗が手を上げるとゆっくりと腰を上げる。

「もう一人は凪かなぁ、冬華ちゃんたちはゆっくりしていてねぇ?少しだけ用事を済ませに行ってくるからぁ」

「? わかりました、冬ちゃんと一緒に待ってますね?」

「んっ、気を付けてください」

彼女と陽香の言葉に頷いて見せた三人はそのまま飲食店を後にし、その背を見送った残りの四人は顔を見合わせてからメニューを再び確認して料理を頼むのだった。

 

運ばれてきた料理に舌鼓を打っていた彼女は、不意に訪れた尿意に身震いしてから隣に座る陽香へと声を掛ける。

「陽、少しお手洗いに行ってくるね?」

「んむっ?じゃあ私も一緒に行くよっ!」

彼女に告げられた言葉に料理を飲み込んだ陽香は同行する旨を伝え、食べさせ合いをする絵梨と由良に顔を向ける。

「絵梨ちゃん、由良ちゃん。私と冬ちゃんはちょっと席を外すね、先輩たちが戻ってきたらお手洗いに行ってるって伝えておいてね?」

「あっ、はい!わかりましたっ・・・むぐっ」

返事をしている最中に料理を口に突っ込まれた絵梨は驚きの表情を浮かべつつ、由良からの行為ということで甘んじて受け止めて食事を再開する。

「行こっか、冬ちゃん」

「んっ」

立ち上がった陽香に手を取られた彼女も椅子から腰を上げると、飲食店内にあるお手洗いへと向かって歩いていく。

「――二人っきりになったね?食欲も満たせたし、他の欲も満たしていい?」

「うひゃっ!?さっ、さすがにここでするのはっ――――んぅっ♡」

背後から聞こえる夫婦の営みを始めようとする声を耳にしながら、陽香は彼女の手を引いてお手洗いに足を踏み入れるのだった。

 

「えぇっと、すみません。冬華さん、陽香さん・・・はしゃぎすぎたみたいで腰の方がその、アレなので休んでから合流しますね?」

っという絵梨からの進言で二手に分かれることになった彼女と陽香は、噴水の見えるセンタープールのプールサイドで隣り合いながらのんびりと歩いていた。

「絵梨は、大丈夫かな?」

「(多分今も愛を確かめ合ってると思うけど、冬ちゃんには黙っておこうっと)由良ちゃんも側に居るから大丈夫だよ、それより今は私のことだけを見て考えてほしいなっ」

心配そうな彼女を安心させるように優しい声色で答えた陽香は、自身以外に意識を向けさせないように握っている手の力を強める。

「んっ、陽のことはいつも考えてるよ?」

「むふっ、本当に?嬉しいっ、大好きだよ!冬ちゃーん!」

「私も、陽のこと大好きっ」

嬉しい気持ちが爆発して抱き着いてきた陽香を受け止めた彼女だが、濡れた床に足を取られてしまって体勢を崩してしまう。

「っ!冬ちゃんっ!!」

「陽っ、危ない・・・っ!」

自身をクッションにしようとする幼馴染を押し留めて倒れ込んだ彼女に、覆い被さるようにして倒れてしまった陽香は唇に触れた柔らかい感触に気付いて咄嗟に閉じていた瞼を開く。

「・・・んむ?」

「んんっ・・・」

開けた視界いっぱいに広がる最愛の彼女の尊顔に、自身と彼女の唇が重なっていることに気付いて陽香は勢いよく顔を上げる。

「ごっ、ゴメンね冬ちゃん!これはそのえっと、事故だから・・・っ?」

慌てて身体を起こそうとする陽香の腕を掴んだ彼女は、頬を朱に染めて恥ずかしそうに視線を彷徨わせながら口を開く。

「初めてが、事故なんてイヤっ・・・だから、もう一度して・・・?」

「っ!私で、いいの?」

「んっ・・・陽じゃなきゃ、いや」

自身の問い掛けに彼女がしっかりとした頷きを見せて瞳を閉じたことで、陽香は顔を近付けると優しく触れるような口付けを交わす。

「んちゅっ、ちゅ・・・ちゅぅ、ちゅぱっ・・・」

「んっ、ちゅく・・・っ♡んむ、んちゅっ・・・♡」

一度口付けを交わしたのを皮切りに唇を押し付けて貪るような口付けをし始めた陽香に、彼女は陽香の首元に腕を回して離れる気はないとばかりに抱き締める。

「ちゅぷ、ぷぁっ・・・冬ちゃん、満足した?」

「んぷっ、んぁ♡・・・んっ、もっと・・・してほしいっ♡」

頬を上気させつつ潤む瞳で見上げる彼女の催促の言葉に胸を高鳴らせた陽香は、彼女を強く抱き寄せて立ち上がると人目につかないところへと移動するのだった。

 

 

 

人目を避けることのできるアスレチックの物陰に移動して数十分程経った頃、ようやく満足した二人は物陰から姿を見せると皆が待つ飲食店へと歩みを進める。

「えへへぇ・・・冬ちゃんとキスできるなんて夢みたいっ、いい思い出が出来ちゃった♪」

「んっ・・・私も、嬉しかった」

満面の笑みで声を弾ませる幼馴染の様子に口元を緩ませた彼女は、頬を朱に染めながら同じ気持ちであることを告げて身を寄せる。

「冬ちゃんも喜んでくれてるなら良かった、何ならこれから毎日キスしちゃう?なーんてっ「ぇっ、いいの?」――――え?」

期待の籠もった瞳で自身を見上げる彼女と視線が交差した陽香は、冗談のつもりで言ったことが受け入れられてキョトンと呆けた表情を浮かべる。

「え、あっ・・・もしかして、冗談・・・だった?」

「っ!そんなことないよっ!私も冬ちゃんと毎日キスしたいって思ってたから、ただ受け入れてもらえるなんて思ってなくてビックリしただけだから!」

視線を下げてシュンッと気持ちを落ち込ませる彼女の姿に、慌てて否定を口にして自身の心情を伝えた陽香は彼女を強く抱き締める。

「じゃあ、毎日・・・キス、してくれる?」

陽香の腰に腕を回して抱き締め返しながら上目遣いで問い掛ける彼女に、大きな頷きを返して軽く触れる口付けを落とした陽香は笑みを浮かべつつ口を開く。

「もちろんっ!毎日何回でも、冬ちゃんが満足するまでキスしてあげる!」

「んっ・・・ありがとう、陽っ」

大好きな幼馴染から了承の返事を耳にした彼女は口元を緩ませて感謝を述べ、爪先立ちになって背伸びをすると口付けを返す。

「むふふぅ・・・って、そろそろ戻らないと心配させちゃうね」

「んっ、続きはお家で・・・する?」

「するっ!!」

自身の提案にすかさず大きな声で返事をした陽香の姿に、嬉しい気持ちが胸を満たしていく感覚に幸せな思いを抱きながら彼女は頬を緩ませるのだった。

 

魔の者を倒し終えて戻ってきた聖歌たちと合流した面々は、昼食を済ませると再びアトラクションを回って遊び尽くし・・・スタッフの方々にお礼を口にしてからプール施設を後にする。

「すでに出迎えの車が到着していますから、このまま夕食を食べに行こうと思いますがよろしいですか?」

聖歌の問い掛けに一行は肯定の頷きを返し、それを見届けるとメイドが車の扉を開いてくれる。

「それでは皆様、お送りいたしますのでお乗りください」

メイドの言葉に会釈をして車に乗り込んだ一行は、またも高級レストランに案内されて戸惑いながら食事を済ませてこの日は解散する運びとなった。

 

 

 

高級レストランから送迎してもらい自宅へと帰宅した絵梨と由良は、出迎えてくれた優梨に帰宅の挨拶を済ませてから沸かしてくれていたお風呂で身体を清め、就寝の準備を終えてから自室へと戻ってきていた。

「う〜んっ・・・」

「――絵梨、どうかした?まだ物足りないなら、いくらでも注いであげる」

自室に入って早々由良に身体を貪られた絵梨はベッドに脱力した状態で横たわっていたが、唸り声を上げて考え事をしていることに気付いた由良に下腹部を擦られて驚きの声を上げる。

「ぅひゃっ!?由良ちゃん落ち着いてっ!?それはいいんだけど、気になることがあっただけだから!」

「――気になること?」

下腹部を擦るのをやめて秘部に男性器をあてがった由良は、疑問を口にする絵梨に続きを促しながら腰を突き出して膣内を押し広げる。

「んひっ!?♡うっ、うん・・・っ♡お昼食べた後ぐらいから、冬華さんの方から陽香さんの側に寄り添ってたなって思っ・・・てぇ!?♡」

「――自分の気持ちを何かのきっかけで自覚したとか、そういうことだと思う・・・よっ」

絵梨の腰を掴んで腰振りを続ける由良はそう返事をすると同時に男性器を押し付けた最奥に射精を行い、熱い情欲を受け止めた絵梨は大きな嬌声を上げながらその言い分に納得の息を漏らす。

「っということは、陽香さんも進展したんだぁ♡後でお祝いのメッセージを送っておこうかな・・・んぅっ♡」

「――今はこっちに集中、まだまだ注ぐからっ」

「んひゃっ!?♡そんなに焦らなくても、私は由良ちゃんから離れたりしないよぉ・・・っ♡」

最愛の夫に向ける媚びた瞳を向ける妻に情欲を掻き立てられた由良は覆い被さるようにして腰振りを再開し、喜びの嬌声が部屋を満たす中でそれぞれの夜は更けていくのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。