※この作品はR-18です。

タンク系魔法少女 ~負けてからが本番!?~   作:にゃんたるとうふ

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閑話・名撫邸でのお泊り会(2)

本邸に戻ってすぐに食堂にて聖歌の両親との対面と夕食を済ませた一行は、大浴場で一日の疲れと汚れを落とすと思い思いの寝間着に着替えて彼女たちが泊まる部屋へと集合する。

「ボードゲームの数種類取り揃えておきました、お好きなものを選んでくださいねっ」

設置されたキングサイズベッドの上に並べられたボードゲームを指示しながら口にする聖歌に、全員が思い思いにボードゲームを眺めながら吟味していく。

「ここは無難に人生ゲームでいいんじゃないですか?」

「っ・・・っ、っ」

絵梨の言葉に別のボードゲームを手に取って提示する由良を横目に確認しつつ、別のボードゲームを眺めていた彼女は陽香が視線を送るボードゲームへと意識を向ける。

「陽・・・何見てる、の?」

「あっ、冬ちゃん。こうしてみると色んな種類があるんだなと思ってね、絵梨ちゃんの言う通り人生ゲームでいいんじゃないかな?他はチェスとか将棋とかで、二人で対戦するものだし」

「そうですね、では絵梨の選んだ人生ゲームにしましょうか。時間はまだまだありますから、他のゲームもできると思いますよ?」

衝撃を受けた表情を浮かべていた由良は聖歌の言葉を聞いて顔を綻ばせ、手に持っていた麻雀卓(脱衣バツゲーム付き)をベッドの上に戻して人生ゲームの準備を絵梨と始める。

「大ボリュームの物を用意したので、楽しんでいただけると思いますよ」

「推定プレイ時間約三時間、って書いてありますけど・・・」

長い戦いになりそうな予感を感じて苦笑を漏らす絵梨を尻目に、龍鬼以外の友達を自宅に呼んで遊ぶことを楽しみにしていた聖歌はワクワクした気持ちで微笑みを浮かべるのだった。

 

 

数時間にも及ぶ人生(龍鬼が彼女と結婚することになったり、それを陽香が略奪する形で阻止したり、絵梨と由良の間に子供がたくさん産まれたりなどetc.)を経て最後は聖歌と龍鬼の夫婦がゴールインして幕を閉じ、白熱したゲームに一息吐いた一同は飲み物を口にしながら気持ちを落ち着かせる。

「思ったより時間が掛かりましたねぇ、冬華さんと龍鬼さんが結婚しちゃった時の聖歌さんの圧は凄かったですけど・・・」

「それは、私も思った・・・死ぬかと、思った・・・っ」

「さっ、さすがに言いすぎです・・・!それにあれは龍鬼が悪いんですっ、ルーレットでわたくしを選ばなかったのがいけないんですっ!」

「えっ、アタシが悪いのか?・・・って、何が悪いんだ?」

聖歌の矛先が自身に向いたことに驚いた表情を浮かべる龍鬼だが、何故責められているのが分からず疑問符を浮かべて首を傾げる。

「むむっ・・・次のゲームが決まるまでに私はお手洗いに行ってますね、待っててね。冬ちゃん!」

「んっ、すぐ戻ってきてね?」

名残惜しそうに身を離した彼女は立ち上がって部屋を出て行く陽香を見送り、そのことに気付いた龍鬼も腰を上げると出入口へと向かう。

「あら、龍鬼。何処に行くのですか?」

「あぁ、アタシもお花摘みに行こうと思ってな。すぐ戻るから、次にやるゲームを選んでおいてくれっ」

そう口にして部屋を後にする龍鬼の後ろ姿を見送った聖歌は、気落ちしたタメ息を吐いてから視線を感じて顔を上げる。

「皆さん、どうかしましたか?」

「私も同じ、気持ちだなって思っただけで・・・絵梨は?」

「私はそのっ、お二人に話があるといいますか・・・」

躊躇うように言い淀む絵梨の様子に顔を見合わせた彼女と聖歌は、頷き合うと絵梨に顔を向けて話の内容を問い掛ける。

「察するに魔法少女関係のお話ですよね?陽香はともかく、龍鬼にも話せないことですか?」

「それはその、ですね・・・龍鬼さんには刺激が強いというか、なんと言いますか・・・っ」

「? それって、どういう・・・?」

二人の疑問符を浮かべる様子に意を決した絵梨は、由良に顔を向けると抱き寄せてから口を開く。

「じっ、実は由良ちゃんは魔の者の力が使えるんですっ・・・!」

絵梨の発言に驚いて目を見開く二人を尻目に、由良は誇らしげに胸を張りながら視線を受け止めるのだった。

 

慌てた様子で詳しい内容を説明した絵梨に、彼女は驚きで目を瞬かせつつ聖歌は顎に手を当てて珍しいものを見るような視線を向ける。

「つまり今は魔の者の特性と体質が残っているだけで、魔素を操ることはできない・・・そもそも有していない、っということですね?」

「は、はい!そうですね、特性も私以外には使っていないので問題ないと思いますっ!」

絵梨の言葉に頷きを見せる由良は身振り手振りで自身の意思を示し、それを見つめていた彼女は少しだけ首を傾げながら口を開く。

「でもそれなら、龍鬼にも話していいんじゃないの?」

「うぇっ!?それはそのっ、えぇっとですね・・・?」

彼女の疑問にもごもごと口を動かす絵梨を見かねた聖歌は、微笑みを浮かべながら言い辛いことを代弁するように言葉を紡ぐ。

「先程魔の者の体質が残っているというお話でしたから、冬華と相対する時のように生やすことが出来る・・・そういうことですよね?」

「えぅっ・・・は、はいっ。そう、ですぅ・・・」

「生やす・・・あ」

聖歌の言葉と頬を朱に染めて恥ずかしそうに返事をする絵梨の姿を目にした彼女は、言いたいことを察して声を漏らすと視線を由良(の下半身)へと向ける。

「よく話してくれましたね、絵梨。それでこのことを話したのは、わたくしに治してほしいから・・・ではないですよね?」

「そうですね、お二人には知っていてほしかったのでお話ししましたっ!」

絵梨の言葉に柔和な笑みを浮かべた聖歌は、少しだけ考える素振りを見せてから口を開く。

「絵梨、時間がある時でいいので由良の身体を調べさせてもらってもかまいませんか?」

「え?由良ちゃんがいいなら問題ないですけど、急にどうしたんですか?」

聖歌の問い掛けに首を傾げて疑問符を浮かべる絵梨に、人差し指を口元に当てながら声を返す。

「今は詳しいことは言えませんが、私や冬華にはとても重要なことなんです。なので協力してくれると嬉しいのですが・・・」

「聖歌と、私に・・・?」

疑問符を浮かべる彼女には後程伝えようと考えながら、由良へと視線を向けると事情を察した様子で肯定の頷きを見せる。

「ふふっ、ありがとうございます♪検査の日はまた後日、お二人の予定が合う日に合わせましょうか」

「あぁ~っ・・・なんとなく分かりました、たしかに冬華さんにも関係ありますね」

絵梨の何かに気付いた声と視線を向けられてもよく分かっていない様子で首を傾げる彼女に、伝えようか悩む絵梨が言葉を探している間に部屋の扉が開いて陽香と龍鬼が姿を見せる。

「冬ちゃん、お待たせーっ・・・?どうかしたの?」

「んっ、陽・・・なんでもない、よ?」

「聖歌もなんだか嬉しそうだな、何か良いことでもあったのか?」

「えぇ、とても良いことがありましたよ♪」

陽香の問いに首を横に振って答える彼女と龍鬼の問いに満面の笑みを浮かべて喜色の籠った声で返す聖歌の姿を眺めながら、目の前の二組の仲をさらに深める手伝いが出来ることにヤル気を燃やして握り拳を作るのだった。

 

話に夢中でまだ次にやるゲームが決まっていないということで、戻ってきた二人を交えてゲーム選びをしていると聞き慣れたアラーム音が鳴り響く。

「っ、この音・・・」

「? 冬ちゃん、音がどうかしたの?」

魔法少女ではない陽香には聞こえていないようで、彼女の言葉に首を傾げながら疑問の声を上げる。

「んっ・・・なんでも、ないよ」

陽香の疑問にはぐらかした彼女はさりげなく周りに視線を向け、それを受けた面々は視線で会話を交わすと聖歌がおもむろに腰を上げる。

「すみません、皆さん。少しだけ用事を思い出したので、しばらくの間席を外しますねっ」

「聖歌、大丈夫か?」

「問題ありませんよ、貴女もお客さんなのですからゆっくりしていてください。何かあればこのベルを鳴らしてください、メイドが駆け付けますので用件を伝えれば対応してくれますから」

「ありがとうございます、聖歌さん!その、気を付けてくださいねっ」

「っ、っ・・・!」

心配してくれる面々に微笑みを浮かべて返事をしながら近くのテーブルにベルを置くと、お辞儀をしてから扉を開いて部屋を後にする。

 

 

 

部屋を出た聖歌は懐からスマホを取り出すとぶら下がるキーホルダー型のステッキを握って原寸大に戻し、マップを開いて赤い点の位置を確認するとその場から小走りで駆け出す。

赤い点に近付くにつれて人の気配が少なくなり、目的地点に着く頃には不気味なほどの静寂に包まれていた。

「楽しい時間を邪魔した罪は、しっかりと償ってもらいますねっ」

両開きの扉を開いた聖歌は見慣れた通路に足を踏み入れ、通路を抜けて宵ノ世界へと辿り着く頃には魔法少女の姿に変身を済ませている。

「っ・・・この雰囲気はっ――――『ホーリーシールド』っ!」

中心の廃墟を起点に風が吹き荒れていることに気付いた聖歌は、それよりも自身を突き刺す気配を感じて咄嗟に防御魔法を展開する。

「くっ・・・!っ、あれはっ・・・」

その瞬間に風の刃が光の壁に叩き付けられて粉々に吹き飛び、衝撃を受けて後方に下がりながらも上空へと視線を向けて気配の正体を視認する。

「・・・今ノヲ防ギマシタカ、少シハ実力ガアルヨウデスネ」

空に浮かぶのは二メートルを超える長身を有する女性で、豊満な胸を揺らしながら服の間から見える綺麗に割れた腹筋を持ち、六枚の機械の羽をはためかせながら手には自身の身長を超える槍を聖歌に向けて構えている。

「ミカエルと同じ、上位者ですか・・・厄介ですねっ――――はぁっ!」

女性が槍を振るうことで風を巻き起こして刃を作り、それを聖歌に向けて放つが光の粒をぶつけることで相殺する。

「ミカエルヲ知ッテイルノデスネ、デアレバ手加減ハ無用・・・ットイウコトデスネッ!」

「っ・・・!『ホーリーアロー』っ!」

羽を広げた女性は言い終えると同時に滑空して聖歌との距離を詰め、横薙ぎに振るわれた槍をしゃがんで回避して魔法を放つが槍を回すことで打ち払われる。

「ハァッ!」

「っ、はっ・・・!『ホーリーレイン』っ!」

上段に構えて振り下ろされた槍を後方に飛び退くことで躱した聖歌は、ステッキを上空に突き出して魔法を放つと光の雨が降り注ぐ。

「一定ノ範囲内ニ降ル雨デスカ、ナラバ範囲外カラッ「『ホーリーショット』っ!」――――ッ!?」

槍を振るって風を纏わせた女性は突きの構えを取るが、その前にステッキを突き出した聖歌が放った魔法を受けて吹き飛ばされる。

「カナリノ威力デスネ、風ヲ纏ウノガ遅レテイタラ危ナカッタデショウ」

空中で体勢を立て直した女性は魔法を受けたにも拘らず涼しい顔をしており、聖歌も焦ることなくステッキを構え直して冷静に様子を窺う。

「実力ヲ認メマショウ、強イ魔法少女ハ好キデスヨ?」

「貴女に認められても嬉しくありません、わたくしには龍鬼とミカエルさっ・・・んんっ!最愛の方々がいますからっ」

聖歌の言葉に意味深な息を吐いた女性は、何かを思い出したような素振りを見せてから口を開く。

「ソウイエバ名乗ッテイマセンデシタネ、私ノ名ハ『ガブリエル』・・・貴女ノオ名前ハナンデショウ?」

「・・・『名撫 聖歌』です」

「聖歌、デスカ・・・覚エテオキマショウ」

名乗りを済ませた女性改めガブリエルが槍を構え直すのと同時に、聖歌もステッキを構え直すと短く息を吐いてしっかりと相手を見据える。

「ッ――――ハァッ!」

金属音を響かせながら機械の翼を稼働させたガブリエルは、急降下するように滑空して高度を下げながら上段に構えた槍を振り下ろす。

「『ホーリーランス』っ!はっ、ふっ・・・!」

魔法の槍を作り出した聖歌は受け止めるのではなく流すように軌道を逸らして振り下ろされた槍を躱し、続いて振るわれる連撃も魔法の槍を盾にして防いでいく。

「武術ノ心得ガアルヨウデスネ、サラニ纏ウ風モ相殺スルトハ・・・少シ見クビッテイタヨウデス、ネッ!」

「っ、くぁっ!?」

強く振るわれた槍の衝撃を魔法の槍で防ぐが風圧を受けて後方に吹き飛ばされた聖歌は、空中で態勢を整えて着地すると同時に目の前に立つガブリエルに気付く。

「なっ――――ぐっ!?」

咄嗟に魔法の壁を張ることで直撃を免れた聖歌だが、衝撃は殺すことが出来ずに吹き飛ばされて廃墟の壁に叩き付けられる。

「げほ、ごほっ・・・!風を、纏うことでっ・・・速度を上げた、のですね・・・っ」

背中を打ち付けた衝撃で肺に溜まった空気を吐き出した聖歌は咳き込みながら思考を巡らせ、槍を振るいながら歩みを進めるガブリエルは興味深そうに目を細める。

「今ノ一瞬デ見抜クトハ、マスマス気ニ入リマシタヨ?」

「貴女に気に入られても、嬉しくないと・・・言いました、よねっ――――『ホーリーラピッドファイア』っ!」

両手でステッキを持って構えた聖歌が魔法を唱えると無数の光の弾がガブリエルに向かって斉射され、愉しげに口元を歪ませたガブリエルは避けるのではなく真っ直ぐ突き進んで光の弾の間を縫って突き進む。

「ソンナツレナイコトヲ言ワナイデクダサイ、モット存分ニ楽シミマショウッ!」

「っ・・・!『ホーリーシールド』っ――――うあっ!?」

自身の魔法を潜り抜けて目の前まで来たガブリエルの振るう槍を光の壁で防ごうと試みるが、容易く砕かれて槍の纏う暴風を受けた聖歌は上空に打ち上げられる。

「かはっ・・・!(ミカエル様と違って、魔法よりも近接に優れているようですねっ。わたくしとは少々・・・いえっ、かなり相性が悪いですね・・・!)――――『ホーリーレイン』っ!」

光の雨が降り注ぐのを目にしたガブリエルは槍を突きの姿勢で構えると、先端に風を集中させて一気に解き放つ。

「ムッ、先程ノ雨デスカ・・・『獄風突』ッ!!」

竜巻のような突風が巻き起こり雨を吹き飛ばし、その先にいた聖歌は防御魔法を展開しようとするが間に合わずにその身で一心に受け止めてしまう。

「がっ!?・・・づっ、くぅ・・・っ!」

自身を襲う風に巻き上げられてさらに高く打ち上げられた聖歌は重力に従って地面に叩き付けられ、手放すまいと強く握り締めたステッキを杖代わりにしてどうにか立ち上がろうと身体に力を込める。

「少シ力ヲ込メスギマシタカ、デスガマダ動ケルトハ・・・コノママ手元ニ置イテオクノモイイカモシレマセンネ」

暴風によって斬り裂かれた衣服から覗く聖歌の肌を眺めながら口にするガブリエルに、歯を食い縛って足腰に力を込めた聖歌は顔を上げて視線を鋭くする。

「わたくしはまだ、負けていません・・・っ」

自身を見下ろすガブリエルを睨み返しながら立ち上がった聖歌だが、その足は震えて虚勢を張っていることが一目瞭然であった。

「デキレバ殺シタクナイノデスガ・・・抵抗スルノナラ仕方アリマセン、ソンナコトヲ考エラレナイホド痛メツケレバイイデショウッ「(ソレハ、見過ゴセマセンネ)」――――ッ!?」

ゆっくりと歩み寄るガブリエルが槍を振り上げるのを目にして咄嗟に瞼を閉じた聖歌だが、この場にいる者とは違う声を耳にして下げていた顔を上げる。

「っ、一体何が・・・?」

目の前には迫ってきていたガブリエルの姿はなく、少し離れた先で後方に滑るように吹き飛ばされた姿で驚愕の表情を浮かべる姿を確認する。

「ソノ銃・・・マサカミカエルノッ、ソコマデソノ魔法少女ト心ヲ通ワセテイルトハ・・・ッ」

「銃?心?一体、何を言って・・・?あらっ?」

ガブリエルの言葉に疑問符を浮かべていた聖歌だが、ふと自身の周りに黄金の銃が六丁展開されていることに気付いて呆けた顔を晒してしまう。

「これはミカエル様のっ・・・(聞コエテイマスカ、聖歌?)ひゃっ!?み、ミカエル様!?」

突然脳内に自身以外の声が響いたことで驚いた声を上げるが、見知った者であることに気付くと困惑しながらも気持ちを落ち着かせる。

「どうしてミカエル様の声が、今までそんなことはありませんでしたよね?(信頼度モシクハ親密度トイウノデショウカ、ソレガ一定ノ高サマデ届イタノデショウ。宵ノ世界ニイル間ハコウシテ会話ガ可能ナヨウデス、ソレニ私ノ力ヲ貸スコトモデキルヨウニナッタ・・・トイウワケデス)な、なるほど・・・今までの成果の賜物、っということですねっ!」

これまでの逢瀬の数々を思い浮かべて頬を朱に染めながら笑みを浮かべる聖歌に苦笑しつつ、警戒して距離を取るガブリエルへと意識を向けると言葉を投げ掛ける。

「(コウシテ貴女ト対峙スルノモ、久シブリデスネ。ガブリエル)」

「宵ノ世界ニ魔ノ者ハ共存デキナイ、久シブリナノハ当然ノコトデショウ・・・ミカエル、マサカ貴女ガ魔法少女ノ味方ヲスルトハ思イマセンデシタヨ」

「(ソレダケ聖歌ガ私ノ中デ、大キナ存在ニナッテイタトイウコトデスネ・・・自分デモ気付キマセンデシタ)っ・・・ミカエル様♡」

瞳を潤ませながら甘ったるい声を漏らす聖歌に、苦笑を浮かべつつも指摘することなくガブリエルに意識を向ける。

「(デハ、仕切リ直シマショウカ?手加減シテホシイナラ、懇願シテモカマイマセンヨ?)はぁ・・・♡ミカエル様、素敵ですっ♡」

「全力ノ貴女ト戦エルノデス、ソンナ無粋ナコトヲスルワケガナイデショウッ・・・!」

機械の翼を広げて足を付けた地面を踏み砕いて飛び上がったガブリエルは槍を構え、先端に風を集中させると全身にも風を纏いながら滑空するように一気に聖歌との距離を詰める。

「――――『熾天獄風斬』ッ!!」

迫りくる暴風の海を見据えながら深く息を吐いた聖歌は、自身の周りに浮かぶ黄金の銃に視線を向けて微笑みを浮かべる。

「なぜでしょう、まるで負ける気がしませんね・・・ふふっ♡――――『(熾天陸極光)』っ!!」

一際眩い光を纏った六丁の黄金銃から爆ぜるように解き放たれた光線は螺旋を描きながら収束し、一つの極光へと変化して真っ直ぐに暴風の海へと激突する。

「ハアァァァアアァァァァァッ!!」

「くうぅっ・・・!ふうぅぅっ、『ホーリーリング』っ!!」

槍に纏う暴風を強めて押し切ろうとするガブリエルに、聖歌は自身の魔法である光輪を光線に纏わせると威力を高めて押し留める。

「わたくしとミカエル様の愛が、貴女に負けるはずがっ――――ありませんっ!!」

声高らかに宣言した聖歌は一層ステッキを向ける力を強めて魔法の効果を高め、一気に暴風の海を押し戻したことでガブリエルは驚きの表情を浮かべる。

「ッ・・・!マサカ、コレホドトハッ――――」

負けじと暴風で押し返そうと試みるが槍の切っ先に罅(ひび)が入り、一瞬の暴風の海が揺らいだことでガブリエルは光線に飲み込まれて背後の廃墟を薙ぎ払う。

「はぁっ、はぁっ・・・勝った、のですか?(・・・イエ、アレハッ)」

糸が切れたようにその場に膝をついて座り込んだ聖歌の言葉に、ミカエルは訝しげな視線を向けながら銃口を下げることなく構え続ける。

「ミカエル様・・・?さすがに、今のを受けて倒せていないことはっ「ミカエルト貴女ノ力ヲ、見クビッテイタヨウデスネ」――――なっ!?」

聖歌の言葉を遮るように砂煙を斬り裂いて姿を見せたガブリエルは、全身に傷を付けながらも揺らぐことなく地に足をつけて立っていた。

「デスガココガ限界ナヨウデスネ、モウ立チ上ガルコトモデキナイノデハ?」

「くっ、そんなことはっ・・・!」

ガブリエルの言葉にステッキを杖代わりにして立ち上がろうと足に力を込める聖歌だが、震える足では立ち上がることが出来ずに腰を少し浮かせる程度がやっとであった。

「予想通リ、モウ動ケナイヨウデスネ・・・モットモ、私モ限界ナノデスガ」

「え・・・?」

側まで歩み寄ってきたガブリエルの声に顔を上げた聖歌は、よくよく観察して槍は砕けており肉体も黒い靄に変化していっていることに気付く。

「オット、槍ガ崩レテシマイマシタネ・・・フムッ」

「なっ、何ですかっ――――ひゃっ!?」

槍が黒い靄となってステッキに吸収されるのを見届けてから、考える素振りを見せたガブリエルはおもむろに聖歌を抱き上げて歩き出す。

「なにを、するのですかっ!?」

「ソノママデハ出口ヘ辿リ着ケナイデショウ。私ガ消エル前ニ運ンデ差シ上ゲマショウ」

「何故、そのようなことを?貴女なら、今のわたくしを容易く殺せるでしょう?」

「勝者ニソノヨウナ無粋ナコトヲスルワケナイデショウ、崩レル宵ノ世界二取リ残サレテ亡クナルナド・・・ソンナ下ラナイ死ニ方ハ許セナイ、ソレダケデス」

そう口にするガブリエルを見上げる聖歌に気まずげに視線を合わせない様子に、どこかおかしく感じてつい口から笑みが零れる。

「笑ウトハ、失礼デハ?」

「ふふっ、いえ・・・馬鹿にしているわけではないのです、ただミカエル様と同じ対応をされたのでついっ」

聖歌の様子にバツが悪そうな表情を浮かべるガブリエルだが、出口に着いたことで優しく地面に下ろして一息吐く。

「デハ聖歌、私ハココマデノヨウデス・・・デハマタッ」

そう言い残すと同時に全身が黒い靄へと変化してステッキに吸収され、宵ノ世界が崩れ出したと同時に押し出されるように聖歌は出入り口のあった本邸の廊下前に転がり出る。

「ふぅ・・・なんとか勝つことが出来ました、しかし・・・魔の者との信頼によって力を借りる、そんなことが出来るのですね」

変身を解いた聖歌はキーホルダーサイズに戻ったステッキを眺めながら、宵ノ世界でのやり取りを思い浮かべながらふと気になったことを口にする。

「ミカエル様、聞こえていますか?」

脳内に声は響かずに静寂が支配したことで、現実世界では会話ができないことを知って肩を落とす。

「さすがに無理ですか・・・しかしこの情報は共有すべきですね、冬華ならすぐにでも力を借りることが出来るでしょうし」

そうと決まれば部屋に戻ろうと腰を上げようとする聖歌だが、まだ疲労が残っていて立ち上がることが出来ずに数分後に通りかかったメイドに部屋まで運んでもらうのだった。

 

 

 

メイドに肩を貸されて部屋に戻ってきた聖歌を心配する面々に笑顔を返して問題ないことを伝え、ボードゲームを遊ぶ龍鬼たちを眺めて過ごした聖歌は良い時間であることに気付いてこの日はお開きとなった。

「聖歌、本当に大丈夫か?」

「えぇ、龍鬼。問題ありませんよ、疲れているだけで怪我はしていませんから」

「ならいいけど・・・無理するなよ?」

「っ、はい♪」

龍鬼の優しさに頬を緩ませて胸を弾ませる聖歌は、ベッドに寝転がると龍鬼の腕に抱き着いて頬擦りする。

「それじゃあ、今日はもう寝るか。おやすみ、聖歌っ」

「はいっ♪おやすみなさい、龍鬼っ♪」

瞼を閉じてから少しして寝息を漏らす龍鬼の寝顔を眺め、さらにその頬に口付けを落としてから自身も瞼を閉じて眠りについた。

 

 

パチリッと瞼を開けた聖歌は上体を起こすと周りを見渡して隣に龍鬼の姿がなく、自身が魔法少女の姿になっていることを目にして夢の世界であることを確信する。

「本当なら龍鬼と愛を育むのですが、今日は戦闘の疲労で身体を動かせませんからね。そっ、それに力を貸してくださったミカエル様にご奉仕して・・・お礼を伝えなければいけませんから、うふふっ♡」

頬を朱に染めて恍惚とした笑みを浮かべる聖歌は、部屋に続く扉が開く音を耳にしてベッドの上で正座すると三つ指ついて軽く頭を下げる。

「ミカエル様♡お待ちしておりましっ――――た?」

「ココハ、ソレニ貴女ハ・・・アノ時ノ魔法少女ノ、聖歌?」

「が、ガブリエル・・・っ!?」

思っていた人物とは別の熾天使が立っていたことに驚きの声を上げた聖歌に、ガブリエルもまた状況が飲み込めていない様子で困惑の表情を浮かべていた。

 

「ナルホド、夢ノ世界デハコウシテ貴女ト会ウコトガデキルノデスネ・・・貴女ガ望ンデイタノハ、ミカエルノヨウデスガ」

「うっ・・・それはもういいでしょう、それよりどうしてガブリエルが此方に?」

現状を聖歌に説明されたガブリエルは納得と同時に訝しげな視線を向け、それから逃れるように質問を投げ掛ける聖歌にタメ息を漏らしながら返答する。

「ドウシテト言ワレテモ、気付ケバ扉ノ前ニイテ開イタラ貴女ガイタ。ットイウダケナノデスガ・・・アァ、ソウイエバ貴女ニモウ一度会イタイト考エテハイマシタネ」

「もしかしてその願いが叶った、ということですか?しかしミカエル様も、わたくしに会いたいと願っているはずですが・・・?」

そう口にして考えるように首を傾げる聖歌だが・・・たしかにミカエルは聖歌と会いたいと願ってはいたが先の戦闘で初めて力を貸した反動の疲労感が勝り、ガブリエルの聖歌と会って話したいという願いが優先される形となった。

「シカシ戦ッテイル間モ気ニナッテイマシタガ、ドウシテミカエルニ"様"ヲ付ケテイルノデスカ?」

「へっ!?そ、それはその・・・何と言いますか、えぇっと・・・っ」

ガブリエルの問い掛けにしどろもどろになりながらチラチラッと下半身に視線を向ける聖歌に、疑問符を浮かべながら自身の姿を確認するように顔を下げる。

「? 何処カ、可笑シイ所デモアリマスカ?」

「いっ、いえ・・・!そういうわけではないのですが・・・っ」

煮え切らない返事を漏らす聖歌にさらなる疑問符を浮かべていたが、向けられる視線の位置と頬を朱に染めて恥ずかしそうに身を捩る姿に何かに思い至る。

「モシヤ、ミカエルト性行為ヲシテイル・・・トイウコトデスカ?」

「ぇっ!?そそっ、そんなことはありませんよぉ・・・?」

「動揺シスギデハ?」

「うぅ・・・っ」

言い当てられた恥ずかしさで頬に手を当てて顔を逸らす聖歌の姿を目にして、胸が高鳴るのを感じたガブリエルはその表情を生み出したミカエルに少なくない嫉妬の感情を抱く。

「ソウイウコトナラッ――――」

「っ?ガブリ、エル・・・?――――ひゃっ♡」

ゆっくりと歩み寄って側まで来たガブリエルに不思議そうな顔を向けた聖歌は、目の前にブルンッ♡と跳ねるように姿を見せた男性器に甘い悲鳴を上げる。

「私ガ相手ヲシテアゲマショウ、聖歌モキット喜ンデクレルハズデスヨッ」

「そっ、そんなこと・・・ごくっ♡わたくしには、ミカエル様がっ・・・ふぁっ♡」

眼前に晒される男性器に生唾を呑んだ聖歌が断ろうと口を開くが、鼻先に向けられた男性器から伝わる熱と匂いに蕩けた甘い声を漏らす。

「一度ダケデス、一度ダケ試シテ駄目ナラヤメレバイイノデスヨ・・・ミカエルニモ内緒ニスレバ、バレルコトハアリマセンヨ(モットモ、私ハ一度ダケデ済マス気ハアリマセンガ)」

「一度だけ・・・そう、ですね。試すだけなら、浮気にはなりませんよねっ♡」

ガブリエルの言葉に流されるように頷きを見せた聖歌は、男性器を手に取って頬に擦り付けながら同意を示すのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

優しく添えるように触れる手から伝わる火傷しそうな熱さと脈動する肉棒の存在感に胸を高鳴らせつつ、触れていない方の片手で自身の衣服をはだけさせて肢体を露にする。

「それでは、ご奉仕いたしますねっ♡・・・ちゅっ♡」

一言断りを入れた聖歌は情欲に濡れた視線で肉棒を見つめ、口内が唾液で満たされていくのを感じながら鈴口に優しく触れる口付けを落とす。

「ちゅっ、ちゅぅ・・・っ♡ちゅぷっ、ちゅぅぅ・・・っぱ♡」

亀頭を中心に円を描くように口付けを続ける聖歌は裏筋に強く吸い付いてキスマークを付け、それを満足そうに眺めてから肉棒を縦に向けると竿に舌を這わせて舐め上げる。

「れろぉ、ちゅるっ・・・♡ぢゅぅっ、ぇろっ・・・♡」

大きく口を開いて垂らした舌で竿全体を丹念に舐め上げる聖歌を尻目に、ガブリエルは今まで感じたことのない快感に身を震わせながら甲斐甲斐しく奉仕する雌の姿を見下ろす。

「ちゅぷっ、れろっ・・・♡ちゅぅっぱ、ちゅうぅっ・・・♡ちゅるっ?♡ガブリエル、どうかしましたか?♡」

肉棒に唇を押し当てながら潤んだ瞳で上目遣いで見上げる聖歌に、ゾクリッと背筋に悪寒とは別の感覚を覚えたガブリエルは口角を上げる。

「私ノコトハ気ニセズ、オチ〇ポニ奉仕ヲ続ケナサイッ」

「っ、はい♡わかりました、ガブリエル"様"っ♡はぁー・・・ぷっ♡」

ガブリエルから投げ掛けられた命令に身を震わせて秘所から軽く潮を吹き、了承の返事をした聖歌はご主人様を満足させるために大口を開けて肉棒を頬張る。

「ぢゅぶっ、ぢゅぽ・・・っ♡じゅるっ、ちゅぷっ・・・♡」

亀頭を口内に含んだ聖歌はゆっくりと肉棒を飲み込んでいき、喉奥を使って根元まで咥え込むと涙目になりながら顔を前後させて肉棒全体をしごく。

「ぢゅぐっ、ぢゅぶっ・・・!♡じゅるぅ、じゅぼ・・・っ!♡」

「クッ・・・喉奥ノ締メ付ケガ強クッ、随分ト使イ慣レテイルヨウデスネッ」

カリまで引き抜いてから一気に根元まで咥え込むという長いストロークで肉棒を刺激する聖歌に、快感を感じつつも顔を歪ませながらも果てることなく雌の奉仕を受ける。

「じゅぽっ、じゅぷっ・・・!♡ぢゅるっ、ぢゅぽ・・・っ!♡(大きさも太さもミカエル様によく似ていますね、ですがガブリエル様のおち〇ぽは・・・ミカエル様のモノに比べて、鋼鉄のような硬さを持っていますね♡こんな素晴らしいモノで貫かれたらわたくし、どうなってしまうのでしょうっ♡)」

口の端から涎を垂れ流して口周りを汚しながらも一心不乱に肉棒を口内と喉を使って扱く聖歌は、ミカエル(旦那)様とガブリエル(ご主人)様の肉棒の違いを認識しながら瞳を蕩けさせて味わうように目を細める。

「フムッ・・・貴女モ十分濡レテキタヨウデスカラ、ソロソロイイデショウ」

「ちゅぶっ・・・?♡んぶっ――――ぷぁ・・・っ!♡」

聖歌の足元を確認したガブリエルの言葉を耳にしても未だ吸い付いて離れないことに呆れた様子で見下ろし、腰までの長さのある後ろで一つに束ねた金髪を掴み上げて引っ張ると自身から遠ざけて肉棒を引き抜く。

「が、ガブリエル様?♡・・・ぃづっ、きゃ!?」

乱暴に引き抜かれて困惑する聖歌を無視して髪を引っ張って持ち上げるとベッドに放り投げ、続いて軋む音を立てながら背後に立ったガブリエルは突っ伏す雌を見下ろす。

「貴女モ準備万端ノヨウデスカラ、ソノ身体ヲ使ッテ奉仕シテモライマショウカ。四ツン這イニナッテオ尻ヲ此方ニ向ケナサイ・・・・・・聖歌?」

自身の言葉に反応を見せずにベッドに倒れ込んだまま動かない聖歌に、疑問符を浮かべながら歩み寄ったガブリエルは消え入りそうな声を漏らしていることに気付く。

「なんて乱暴な、ミカエル様はこんなことっ・・・ですが酷い扱いを受けたのに、どうしてわたくしはこんなにっ・・・♡」

ブツブツと小声で呟く聖歌の様子を観察していたガブリエルは、秘所が先程よりも湿り気を帯びて溢れた雫がベッドのシーツを濡らしているのを目にする。

「モシヤ乱暴ニ扱ワレテ、感ジテイルノデスカ?トンダ淫売デスネ、ソレニシテモ・・・主人ノ指示ヲ無視スルノハ、見過ゴセマセンネ・・・ッ!」

「わたくしは虐められて、悦ぶ変態ではっ――――ひんっ!?♡」

自問自答を繰り返す雌の姿に業を煮やしたガブリエルは、振り上げた手の平を振り下ろして聖歌の臀部に叩き付ける。

「がっ、ガブリエル様!?いっ、一体何をっ――――ひぅっ!?♡」

再度振り下ろされた手の平が臀部に打ち付けられる度に、聖歌は喜色の籠った声を上げて軽く身を震わせて秘部から潮を吹く。

「私ノ言葉ヲ無視スル貴女ガ悪イノデス、飼イ犬ヲ躾ケルノモ主人ノ役目デスカラ・・・ネッ!」

「ひぐっ!?♡ガブリっ、エル様っ♡申し訳、ひぎっ!?♡ありませ、んぎゅっ!?♡」

身体を起こそうとする聖歌の頭を押さえつけてベッドに拘束したガブリエルは、謝罪を耳にしてもお構いなしに突き出された臀部に手を打ち付けて躾を行う。

「ハァ、ハァ・・・ッ。クダラナイコトヲ考エル暇ガアルナラ、私ニ身体ヲ差シ出シテ奉仕シナサイ・・・イイデスネ?ワカッタノナラ、四ツン這イニナッテオ尻ヲ此方ニ向ケナサイッ」

「はひっ、はへぇ・・・っ♡はぃ、ガブリエル様っ♡」

臀部に赤い手の痕を無数に付けられた聖歌は痛み(快感)で荒くなった息を整えながら返事をし、両手をベッドについて両足をピンッと伸ばした状態で臀部を突き出して秘部がよく見えるように曝け出す。

「これで、いいですか?♡ガブリエル様っ――――ぉんっ!?♡」

自身の身体を通して視線を向けながら問い掛けた聖歌に対して、肉棒を秘部に突き刺すことで答えたガブリエルは膣内の最奥を押し上げながら口を開く。

「ヤレバデキルデハナイデスカ、次ハ私ガ言ワズトモ股ヲ開クコトヲ心掛ケナサイッ」

「わかり、ましたっ・・・♡毎晩トロトロに解した膣内で、ガブリエル様の逞しいおち〇ぽ様を包んでっ♡一生懸命、ご奉仕させていただきますっ――――ほぎゅっ!?♡」

聖歌の言葉に満足したように頷きを見せたガブリエルは、中途半端に挿入した肉棒を根元まで膣内に押し込んだことで聖歌の腹部がボコッ♡と盛り上がらせる。

「フゥッ、コノ締メ付ケ・・・気ヲ抜ケバ、スグニ果テテシマイソウデスネ・・・ッ」

肉棒を不規則な動きで絞め付けて子種を強請(ねだ)る膣内に気を引き締めるために息を吐いたガブリエルは、腰を引いてカリ付近まで膣外に引き出してから一気に根元まで押し込んで最奥を突き上げる。

「かひゅっ、ふぎっ・・・!♡お腹、苦しっ♡ぅぎゃっ、ぐぴ・・・っ!♡」

聖歌の腰を掴んで固定して逃げられないようにしてから腰を何度も打ち付けて最奥を押し潰し、腹部を突き破らん勢いで挿入される肉棒に聖歌は口元をだらしなく緩ませて嬌声を上げる。

「ふぐっ、おごっ・・・!♡いぎゅっ、ふび・・・っ!♡」

肉棒を突き入れられる度に腹部に浮かび上がる子宮を目にして、自身の身体がいいように使われていることに言い知れぬ高揚感を抱いて軽く絶頂を迎える。

「ンッ、締メ付ケガ強クナリマシタネ・・・道具ノヨウニ扱ワレルノガ、ソンナニ気持チ良インデスカ?変態、デスネッ」

「っ・・・!♡わっ、わたくしは変態では・・・っ!♡んぉっ、ほごっ・・・!♡」

抗議しようと開いた口からは喜びを表す嬌声が上がり、頭では拒絶しようと考えていても身体は与えられる快楽に抗うことが出来ずに受け止める。

「クッ、サラニ締メ付ケガ強クッ・・・!私モコレ以上、我慢ハデキソウニアリマセンネ・・・ッ!」

「んぐっ、ふぅぎ・・・っ!♡ひぎゅ、ぉぴっ・・・!♡」

込み上げてくる感覚に身震いしたガブリエルは腰振りを速めて快感を高め、肉のぶつかり合う音と膣内を抉りつつ子宮を押し潰す衝撃に聖歌は顔を悦楽で歪ませる。

「デハ、射精シマスヨッ・・・シッカリ子宮デ味ワイ、主人ノ味ヲ覚エナサイ・・・ッ!」

「っ♡はいっ♡わたくしの身体はガブリエル様のモノなので、好きなだけ射精して遠慮なく使い潰してくださいっ♡――――んはああぁぁぁぁぁっ!!?♡」

肉棒を根元まで押し込んで子宮口を抉じ開けたガブリエルは高まった情欲を吐き出し、子宮が破れんばかりの勢いで流し込まれる火傷しそうなほど熱い精液に、聖歌は身体を仰け反らせて腰を浮かせると盛大に潮を撒き散らして絶頂を迎える。

「クゥッ、ハァ・・・コレガ射精デスカ、ミカエルガハマルノモ分カル気ガシマスネ・・・ッ、フゥ・・・」

「はひゅっ・・・♡ドクドクッと、子宮に精液がっ♡溜まっていくのが、わかります・・・っ♡んっ♡とっても、幸せですっ・・・♡」

一度目の射精を終えたガブリエルはブルリッと身震いして尿道に残った精液を吐き出し、コブシ大まで膨らんだ腹部を蕩けた瞳で見つめながら快楽の余韻で緩くなった秘部から小便を垂れ流す。

「オヤッ?主人ノ前デ粗相ヲスルトハ、コレハサラナル躾ガ必要ナヨウデスネッ」

「ふぎっ!?♡すみませんっ、ガブリエル様♡つい気が緩んでしまって、今後は気を付けまっ――――すびゅっ!?♡」

臀部を叩かれた聖歌は自らの行いを謝罪して慈悲を求めるが、ガブリエルは腰を引いてから最奥を突き上げると再び臀部に手を打ち付ける。

「ソレヲ決メルノハ私デス、口答エスルナドオ仕置キガ必要ナヨウデスネッ」

「くっ、口答えだなんてそんなつもりはっ――――ほひっ!?♡」

弁明を口にしようとする聖歌の臀部に手を打ち付けて黙らせたガブリエルは、腰振りを再開して最奥の子宮を肉棒で突き上げながら押し潰す。

「ふぎゅっ、ほっ・・・!♡おぉっ、うぎっ・・・!♡うぁっ・・・!?♡」

腕に力の入らない聖歌はベッドに顔を埋めて嬌声を漏らすが、それを不服に感じたガブリエルは髪を掴み上げると引っ張って顔を上げさせる。

「躾ダトイウノニナンデスカ、ソノ顔ハ?痛ミヲ受ケテ感ジテイルノデスカ、トンダマゾデスネッ?」

「わっ、たくしは・・・っ♡マゾなんかじゃっ――――ひぃんっ!?♡」

否定しようと口を開く聖歌だが臀部を叩かれた衝撃に甘ったるい悲鳴を上げ、無理矢理顔を上げさせられたことで悦楽に染まっただらしない表情を晒してしまう。

「ソンナ顔ヲシテイテハ、全ク説得力ガアリマセンネ」

「ほっ、本当にわたくしはマゾではっ――――ひぎゅっ!!?♡」

頑なに認めようとしない様子に苛立ちを覚えたガブリエルは少し強めに臀部に手を振り下ろし、先程よりも強い衝撃と痛みで身体を跳ねらせた聖歌は潮を吹いて絶頂を知らせる。

「コレダケ盛大ニ潮ヲ吹イテオイテ、マダ言イ訳ヲ続ケルノデスカ?」

「っ・・・♡いえ、ガブリエル様の言う通りですっ♡わたくしはお尻を叩かれて喜び、痛みを受けて簡単に達してしまうマゾメスですっ♡どうかご主人様の手でわたくしをお仕置きして、立派な雌犬に躾けてください♡」

膣内を締め付けて悦楽で蕩けた表情を向ける聖歌に、情欲を掻き立てられたガブリエルは髪を引っ張る力を強めて逃がさぬように腰を強く掴む。

「言質モ取レタコトデス、時間ノ許ス限リタップリト躾ケテアゲマショウ。感謝シナサイ、聖歌」

「んひっ・・・♡ありがとうございます、ガブリエル様っ♡――――ぷぎっ!?♡」

感謝を告げる聖歌を尻目に腰を大きく引いて力いっぱい打ち付けたガブリエルは、そのまま腰振りを再開して膣内を擦りながら最奥を押し潰す。

「ひぅっ、ほぉ・・・っ!♡ぇへっ、ひほっ・・・!♡あぇっ?♡」

身体を突き抜ける快感に口元をだらしなく緩ませて笑みを浮かべる聖歌は、自身の足がベッドから離れて膣内に挿入された肉棒だけで支えられていることに気付く。

「んぉっ!?♡わたくしの体重で、おち〇ぽ様が押し込まれてっ♡お腹っ、苦しいです・・・っ♡」

「軽イデスネ、シッカリ食ベテイマスカ?ット、聞コエテイナイヨウデスネ」

髪を引っ張って聖歌の身体を持ち上げたガブリエルは先程よりも、深く突き刺さった肉棒によって子宮が押し潰されて顔を喜色で歪ませる聖歌を確認して呆れた声を漏らす。

「コノママ髪ヲ引ッ張ッテ持チ上ゲルノモ良イデスガ、ソレダケデハ味気ナイデスネ・・・フムッ、デハコウシマショウ」

「っ?♡ガブリエル様?♡わたくしの首に髪を巻き付けて、何をっ――――ぐぎゅっ!!?♡」

散々引っ張られて乱れた自身の髪を首に巻き付けられた聖歌は内心でこの後に起こる出来事に胸を高鳴らせつつも、口では疑問を投げ掛けるがすぐに髪を引っ張り上げて首を圧迫されて絞め上げられたことで苦しげな嬌声へと変わる。

「かっ、ふひゅ・・・っ!♡ガブリぇ、りゅざまっ・・・!?♡」

「クァッ、今マデデ一番ノ締メ付ケデスネッ・・・!モット堪能スルタメニ、気ヲ抜けマセンネッ!」

持ち上げて下ろしてを繰り返して肉棒を扱くガブリエルは、聖歌に配慮することなく快感を貪るように腰を振り続ける。

「はがっ、ぐぎっ・・・!♡ほぎゅっ、ぎぃ・・・っ!♡」

首に食い込んで喉を締め上げる自身の髪を外そうと必死に藻掻(もが)く聖歌の表情を眺めつつ、締め付けが強くなって肉棒を刺激するのを感じながら嗜虐的な笑みを浮かべる。

「アァッ・・・!良イデスネ、ソノ表情ッ!ヤハリ思ッタ通リ、私好ミノ雌デシタッ・・・コレカラモ存分ニ虐メテアゲマスカラ、楽シミニシテオクノデスネッ・・・!」

「ぶぴっ、ひへぇ・・・っ♡ぁいっ、がぶりぇるざまっ♡――――ぎゅぎいぃぃぃぃぃっ!!?♡」

呼吸が出来ずに酸欠状態で頭の回らない聖歌だがガブリエルの言葉に肯定の返事をすると、二度目の射精を受け止めて身体を大きく震わせながら絶頂と共に潮を盛大に撒き散らす。

「ぐひっ、ふへぇ・・・♡気持ち、良いですぅ♡ガブリエル、様ぁ・・・っ♡」

身体を絶頂の余韻で痙攣させながら首絞めから解放された聖歌は媚びるように甘い声を漏らし、ガブリエルはスイカほどまで膨らんだ雌の腹部を撫でながら愉しげに口角を上げる。

「ソレハ何ヨリデス、デスガマダ躾ハ終ワッテイマセンヨ?」

軽く髪を引っ張って首を絞め付けるガブリエルに対して、聖歌はゴクッと期待で喉を鳴らして小さな絶頂の波にさらされて緩んだ尿道から小便を垂れ流す。

「ドウヤラ躾ガ足リナイヨウデスネ、聖歌?」

「はぃっ、ガブリエル様ぁ♡わたくしをもっともっと躾けて、ご主人様無しでは生きられない身体にしてくださいっ♡」

聖歌の同意を示す懇願に気を良くしたガブリエルはそのまま雌をベッドに押し倒して覆い被さると、体重を乗せて身動きを封じて快感を逃がさないように固定してから、無遠慮で乱暴な腰振りで子宮を肉棒でぐちゃぐちゃに押し潰して快楽を貪るのだった。

 

合計十数回の射精を終えたガブリエルは痙攣する膣内から肉棒を引き抜くと、ベッドの端に腰を下ろして一息吐くと突っ伏したままの聖歌の臀部に平手を打ち付ける。

「んおっ・・・!?♡ほっ、おぉ・・・っ♡」

身体を大きく振るわせて嬌声を上げる聖歌だが、動けるほどの体力もない様子で緩んだ秘部から溜まった精液と小便を垂れ流す。

「アァ、モッタイナイ・・・デスガ、マダマダ注ギ込ム気ナノデ構イマセンガ」

「はぁ、へぇっ・・・♡ご主人様ぁ、愛しています・・・っ♡」

注ぎ込まれた精液で臨月を迎えた妊婦と同じくらい膨らんだ腹部を抱えながら、譫言(うわごと)のように愛を囁く聖歌に静まりかけていた肉棒が硬さを取り戻して怒張する。

「煽ルノガ上手イデスネ、ソレトモワザトナノデスカ?休憩ヲ与エヨウト考エテイマシタガ、ソノ必要ハ無サソウデス・・・ネッ!」

「――――くぴっ!!?♡」

突っ伏してうつ伏せに寝転がる聖歌の臀部を持ち上げたガブリエルは容赦なく肉棒を秘所に突き刺し、根元まで挿入すると驚きの嬌声を上げる雌を無視して腰振りを始める。

「ぷひっ、はひゅ・・・っ!♡ほおっ、ぉおぉぉっ・・・!♡」

腰を打ち付けられる度に挿入された肉棒で掻き出された精液や軽い絶頂で潮をベッドに撒き散らし、上体を起こす余裕のない聖歌は嬌声を上げながら与えられる快楽に表情をだらしなく緩ませる。

「時間ハマダマダタップリトアリマスカラ、身体ダケデナク心ニモ刻ミツケテ・・・名実トモニ私ノモノニシテアゲマショウッ」

「っ、ぁはっ・・・♡ぇへっ、ふへぇ・・・っ♡」

腰振りを続けながら覆い被さるようにして耳元で囁くガブリエルに、聖歌は期待に胸を膨らませて顔を綻ばせながらだらしなく開きっぱなしの口から笑いを漏らすのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

さらに精液を注ぎ込まれた聖歌の腹部は二回りほど膨らみ、ようやく情欲の治まったガブリエルは部屋の中を見て回りながら聖歌が目を覚ますのを待っていた。

「んっ、んん・・・っ、ふぁぁっ・・・?あれ、わたくし・・・」

「ヨウヤク目ヲ覚マシマシタカ、気分ハドウデスカ?」

飾られたフィギュアを手に取って眺めていたガブリエルは、聖歌の声を耳にしてフィギュアを元の位置に戻すと穏やかな口調で声を掛ける。

「あっ、はい。問題ありません・・・ガブリエル、様っ?」

寝起きのボンヤリとした思考を働かせつつ返事をした聖歌だが、数回瞬きをしてからガブリエルの姿をはっきりと視認して驚いた表情を浮かべる。

「? ドウシマシタ、聖歌?」

「あっ、いえ。先程と打って変わって体調を気遣ってくださったので、少々驚いてしまったといいますか・・・優しい一面もあるのだな、っと思っただけですよ」

聖歌の言葉に呆れた表情でタメ息を吐いたガブリエルは、静かに歩み寄ると聖歌の顎に指を添えて持ち上げる。

「躾ガ欲シイノナラ幾ラデモシテアゲマスガ、ソレバカリデハ面白クナイデショウ?ソレニ休息ヲ与エナイト倒レテシマイ、反応ガ愉シメナイデショウ?」

「っ♡ひどい方ですね、ご主人様はっ♡わたくしの乱れる姿を鑑賞したいなど、最低です・・・っ♡」

「ソウ言イナガラ、随分ト嬉シソウナ顔ヲシテイマスネ?トンダ変態マゾデスネ、コノ雌犬ッ」

ガブリエルが見下ろしながらの罵倒を投げ掛けると、聖歌は頬を紅潮させて身震いしてからお尻を向けて四つん這いになると媚びた鳴き声を上げる。

「っっ・・・♡つまり休息を取っている間は、ご主人様もわたくしに何もできないということですよね♡わんわんっ♡くぅ~ん♡」

そう口にして差し出したお尻を左右に振って求愛する聖歌に、情欲を刺激されたガブリエルは肉棒に血液が集中して直立するのを自覚する。

「本当ニ、煽ルノガ上手イデスネ・・・ッ!」

覆い被さるように圧し掛かったガブリエルは再びそそり立った肉棒で秘所を貫き、無遠慮の腰振りを始めたことで聖歌は大きな嬌声を上げて性行為に耽るのだった。

 

 

現実に比べて時間の進みが四分の一に設定していた夢の世界から目を覚ました聖歌は、まだ朝日が昇って少ししか経っていないことを時計で確認して枕に顔を埋める。

「(ミカエル様がいながら、わたくしはなんてことをっ・・・!ですが今回だけっ、今回限りにすれば浮気にはなりませんから・・・ミカエル様も許してくださるはずっ・・・あら?)」

枕に埋めていた顔を上げた聖歌は、枕元に置いていたスマホに付いたステッキ(キーホルダーサイズ)が点滅していることに気付いて手に取る。

「一体、何が・・・?」

ステッキを元のサイズに戻した聖歌は手慣れた手つきで液晶を操作していると、魔の者の項目の中でガブリエルの文字が点滅していることを確認して選択する。

「ガブリエル様、何かあっ――――ひゃ♡」

映し出されたガブリエルに問い掛けようとした聖歌だが、下半身を覆う衣服をはだけさせて男性器を露にする姿を目にして可愛らしい悲鳴を漏らす。

「なぜ、おち〇ぽ様を出してっ・・・そんな見え透いた誘惑に、負けるわたくしではありません・・・っ!♡」

生唾を呑んで喉を鳴らしながらも液晶を消してステッキをキーホルダーに戻した聖歌だが、秘部からは心情を表すように愛液が溢れて下着を濡らすのだった。




――魔の者(ガブリエル)――

攻撃   :A
魔法攻撃 :C
防御   :B
魔法防御 :D
素早さ  :B

特性『熾天暴風』・・・荒れ狂う風を操り、立ち塞がるものを粉微塵にして消し飛ばす。
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