※この作品はR-18です。

タンク系魔法少女 ~負けてからが本番!?~   作:にゃんたるとうふ

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第二十二話

ほぼ毎日の夫婦の営みで愛を深め合いながら一週間を過ごした彼女と陽香は、連休の初日を迎えて約束通り聖歌たちと出掛けるために待ち合わせ場所へと足を運ぶ。

「聖歌さん、今日はよろしくお願いします!」

「んっ・・・よろしく、お願いします」

待ち合わせ場所に着くと前回送迎に使われた車が停車しており、その側でメイドと談笑する聖歌と挨拶を交わす。

「えぇ、こちらこそよろしくお願いしますね。お二人は先に車に乗っておいてください、龍鬼と凪紗さんはすでに乗り込んでいますから」

聖歌に促されてメイドが開けてくれた車に乗り込むと、凪紗のスマホを覗き込んで瞳を輝かせる龍鬼の二人を確認する。

「? おっ、冬華と陽香か!おはようっ、二人とも早かったな!」

「冬華ちゃんと陽香ちゃん、おはよぅ。今日はよろしくねぇ?」

「はいっ!龍鬼さんと凪沙さんも、よろしくお願いします!それより、お二人は何を見てたんですか?」

「んっ・・・たしかに、気になる」

対面するように設置された座席に隣り合って腰を下ろした彼女と陽香に、凪紗はのんびりした様子でスマホの画面を操作すると二人に向ける。

「この前撮ったウサギさんの動画だよ、他にも色々な動物の動画があるんだぁ」

そう口にして動画一覧を表示した凪紗のスマホの画面には、多種多様な動物との触れ合いの記録がズラリと並んでいる。

「凪紗さんは、動物が好きなの?」

「うん、そうだよぉ。休日は動物園とか猫カフェとか、そういう動物のいるところを回るのが趣味なんだぁ」

凪紗の言葉に少しだけ考える素振りを見せた陽香は、ハッと何かを閃いたような表情を浮かべて彼女に顔を向ける。

「? 陽、どうかしたの?」

「たまには猫カフェとかに行くのもいいかなって思って、冬ちゃんとのデートで立ち寄ってみるのもありだよねっ」

自身の首を傾げながらの問い掛けに考えていたことを告げる陽香に、彼女はピクッと肩を震わせるとしなだれかかるように抱き着いて頬擦りする。

「っ、んっ♡陽とのデート、楽しみっ♡」

「それじゃぁ、凪がいいお店を紹介するねぇ。この街のお店は、だいたい全部回ったからぁ」

「いいんですか?ありがとうございます!それじゃあ、さっそく・・・」

お礼を口にした陽香はすぐさま情報を交換し、彼女と行く日時や場所を選別し始める。

「あっ、冬ちゃん!ここなんてどうかな?」

「んっ、いいと思う・・・んぅ、ふぅ・・・っ♡」

「もうっ、冬ちゃん!甘えてないでちゃんと画面見ないとダメだよっ、まったくもう・・・むふふぅっ♪」

口では注意しながらも表情からは気持ちは隠しきれずに笑みを浮かべて、彼女の腰に手を回して自身の側に抱き寄せながら擦り付けられる頭に頬擦りする。

「二人とも、とっても仲良しだねぇ・・・凪もいつか、そういう相手に巡り会えるかなぁ?」

「? 冬華と陽香が羨ましいのか、ならアタシとハグしてみるか?」

「うーん・・・凪はまだ、生きていたいかなぁ」

「別に力いっぱい抱き締めて、サバ折りとかしたりしないぞ?」

何かを感じたのか窓越しに車内を見つめる聖歌の姿から目を逸らしながらやんわりとお断りの返事をし、不思議そうに疑問符を浮かべて首を傾げる龍鬼に苦笑を漏らす凪紗であった。

 

数分も立たない内に到着した絵梨と由良を連れて車に乗り込んだ聖歌の指示によって、運転席に乗り込んだメイドの運転で待ち合わせ場所から目的地に向けて発進する。

「そういえば具体的な場所まで聞いてませんでしたけど、どこに向かってるんですか?」

「昔から懇意にしている『雅ノ里』という温泉旅館ですね、山の中なので少しだけ遠いのですが風情のある旅館なんですよ」

ふと気になったことを質問する絵梨に柔和な意味を浮かべながら解答する聖歌は、メイドから受け取ったパンフレットを絵梨に手渡す。

「わっ、たしかにとっても風情があって良いところですね!見て見てっ、由良ちゃん!露天風呂もあるし、たくさんの効能もあるよっ!」

「っ、っ!」

受け取ったパンフレットを隣に座る由良に見せながらはしゃぐ絵梨の姿を微笑ましく眺めつつ、彼女と陽香の二人に一冊と凪紗に一冊をそれぞれ手渡しする。

「ありがとうございます、聖歌さん!本当に風情があって良いところだね、冬ちゃん!」

「んっ、たしかに」

「そういえば、部屋割りとかはもう決めてるのぉ?」

パンフレットから視線を聖歌に移した凪紗の疑問の声に、軽く頷きを見せてから全員が顔を上げるのを見計らって口を開く。

「今回は大部屋を一部屋予約しています。前回はそれぞれで別れていましたが、今回は龍鬼の希望があり皆で同じ部屋を使うことにしました」

「これなら皆と一緒に遊べて話もしやすいしな、遊び疲れて寝落ちしても部屋を移動しなくて済むから楽だろ?」

胸を張って自信たっぷりにそう告げる龍鬼の様子に、絵梨は聖歌に顔を近付けて囁くように耳打ちする。

「龍鬼さん、夜更かしする気満々ですね」

「そうですね、今夜は寝かせないだなんて・・・龍鬼も大胆ですねっ♡」

「? おっと、聖歌?どうかしたのか?」

「いえ、ただ龍鬼と触れ合っていたかったのでっ♡」

「おっ、そうか!聖歌なら、アタシをいくらでも触っていいからな!」

「っ!うふふっ♪これはもう同意を得られたと考えていいんですよね?」

照れくさそうに頬に手を添えながら甘えた声を漏らす聖歌に龍鬼は疑問符を浮かべつつ、体重を預けるように寄り掛かる身体を抱き留める。

「龍鬼さんにそんな意図はないと思いますけどね、あはは・・・ひゃっ!?ゆ、由良ちゃん!?」

「・・・っ、っ!」

苦笑を漏らしていると自身の腰に手を回して、抱き寄せる由良に驚きの声を上げる。

「とっ、突然腰を掴まれてビックリしたよ!もしかして聖歌さんと龍鬼さんのやりとりを見て、我慢ができなくなったとか?」

「っ!っ、っ!」

「えっ、本当にそうなの?ふゃっ!?♡ちょっ、由良ちゃんっ♡他の人もいるのに、そんなとこ触っちゃ・・・ひゃんっ!♡」

戸惑う絵梨をお構い無しに身体を密着させる由良は、手を絵梨のスカートの中に滑り込ませると下着越しに割れ目に沿って秘部を撫でる。

「っ、っ・・・!」

「んひっ、由良ちゃっ・・・♡他の人も、居るのにぃ・・・っ♡見られちゃっ「じぃーっ・・・」――――びゃあっ!!?なななっ、凪紗さんっ!?」

それぞれのパートナーと乳繰り合う聖歌と陽香に気を取られていた絵梨は、対面に座る凪紗の存在が頭から抜けていてジッと向けられる視線に気付いて身体を跳ねらせる。

「えぇっと、凪紗さんっ・・・これはそのっ、うぅんっと・・・!」

「凪のことは気にしないで、続きをしていいんだよぉ?皆がどうやって愛し合うのか、興味があるからぁ」

「さすがに見られながらは恥ずかしいですっ!」

「っ、っ!・・・っ!」

「そういう問題じゃないよ、由良ちゃん!?」

羞恥心で顔を真っ赤に染める絵梨を尻目に行為を続けようとする由良に、驚愕の声を上げながらどうにかして止めようと動くが逆に押さえつけられてしまう。

「ちょっ、由良ちゃん・・・っ!?んむっ、むうぅぅっ・・・!♡」

覆い被さるように身体を重ねた由良に強引に唇を奪われた絵梨は、驚愕で見開かれた瞳を蕩けさせて口付けを受け入れると自ら舌を絡める。

「わぁ~、由良ちゃんは大胆だねぇ。宿に着くまでに終わるかなぁ?」

のんびりとした口調で感想を漏らした凪紗は、自身にもあれだけ求めてくれる恋人が出来たらいいなとこれからの出会いに期待するのだった。

 

 

それぞれのイチャつきを眺めて過ごすこと数時間が経った頃、緩やかな駐車を終えて停車した車のドアをメイドが開いたことで目的地に着いたことに気付く。

「皆様、お待たせいたしました。『雅ノ里』の駐車場に到着いたしました、ここから宿までは徒歩で少しばかり歩いていただくことになります」

「そういえばそうでしたね、では皆さん。お宿の方へと移動しましょうか?」

身嗜みを整えた聖歌の号令に思い思いの反応を示した面々は、車から降りると凝り固まった身体を解すように伸びを行う。

「本当に山の中に旅館があるんだね・・・楽しみだね、冬ちゃん!」

「んっ、楽しみっ」

「うん?おーい、絵梨っ!降りないで何してるんだ?」

不意に車内に視線を向けた龍鬼は未だ動こうとしない絵梨を疑問に思って声を掛けると、肩を大きく振るわせて慌てて着崩れた衣服を整えながら荷物を持って下車する。

「なっ、何でもないですよ!あ、あはははっ・・・」

「っ・・・!」

「? そうか、ってなんかもうフラフラじゃないか?本当に大丈夫か?」

由良に肩を借りて震える足腰でどうにか立っている絵梨の姿を心配そうに見つめる龍鬼に、聖歌は背後から肩に手を置くと旅館に続く山道に向けて押して歩を進める。

「龍鬼、絵梨は由良に任せてわたくしたちも旅館へ向かいましょう。荷物はお願いしてもいいですか?」

「かしこまりました、お嬢様」

聖歌の言葉に恭しいお辞儀で返したメイドは全員分の荷物を軽々と持ち上げて先導し、それに続くように歩みを進める彼女たちは森の景色を眺めながら談笑を交える。

 

少しばかり坂となった山道を登った先に目当ての温泉旅館『雅ノ里』が見えたことで一行は感嘆の声を上げ、聖歌が入口の戸を開けて足を踏み入れるのに続いて建物内に入ると着物に身を包んだ妙齢の女性が笑顔で出迎える。

「聖歌様、それにお連れ様もよくぞいらっしゃいました。本日は当温泉旅館『雅ノ里』にお越しくださり、誠にありがとうございます」

「女将さんもお出迎えありがとうございます、そして申し訳ありません。急に予定を変更して、大部屋を用意していただいて」

「聖雲様が多忙なのは今に始まったことではありませんから、お気になさらないでください。また次のお休みが取れた際に、我が宿をお使いいただければ構いませんから」

「ふふっ、はい。お母様にも伝えておきますね、近い内に予約を取る予定ですから」

「それは楽しみですね、ではそろそろお部屋の方にっ――――あら?」

親しげに温泉旅館の女将と会話を続けていた聖歌は、不意に出入り口の戸が開かれたことに気付いて視線を向ける女将につられて顔を向ける。

「宮本様っ、お待ちしておりました。渋滞に巻き込まれてしまったと聞きましたが、大丈夫でしたか?」

「えぇ、大丈夫よ。ごめんなさいね、予定の時間から大分遅れちゃって・・・そちらのお客さんを案内していたんでしょう?ってあら、もしかして凪紗ちゃん?」

宮本様と呼ばれた若々しい見た目の女性『宮本 美咲』は朗らかな笑みを浮かべながら女将に謝罪を口にしつつ、彼女たちに視線を向けたところで知り合いの姿を見つけて声を上げる。

「? あぁ~っ、美咲さんだぁ」

「あらあらっ、すっごい偶然ね!まさか同じ旅館に泊まる予定だったなんて、和沙(かずさ)もきっと喜ぶわっ!・・・って雅樹さん、和沙!何をしているの、早く入ってきたら?」

そう声を掛けられた女性の旦那『宮本 雅樹』と、名前を呼ばれた絵梨たちと年の近い所々にはねっ毛のある茶髪を揺らす少年が姿を見せると会釈を返す。

「あははっ、人が多いから邪魔にならないように外で待っていたんだけどね」

「でしたら先にお部屋にご案内いたします、荷物も持ったままでは疲れてしまうでしょうから」

そう告げて従業員の一人に案内を頼んだ女将は、先に行っていると口にして従業員に続いて歩き去る雅樹を見送る。

「な、凪紗お姉ちゃん・・・こっ、こんにちはっ!」

「和沙君、こんにちはぁ。今日はご家族と旅行だったんだね、凪はお友達とお泊り会なんだぁ」

緊張した面持ちで挨拶をする『宮本 和沙』に柔和な笑みを浮かべて返事をする凪紗の雰囲気に、美咲は何かを思い付いた様子で手を叩いて声を上げる。

「よかったら凪紗ちゃん、和沙もそちらの皆さんと一緒のお部屋に泊めてあげてくれない?こうして会ったのも何かの縁だし、和沙も凪紗ちゃんと一緒に居た方が楽しめるだろうし・・・どうかしら?」

「っ!?ちょっ、母さん!?何言ってるの!?」

「凪は構いませんけど、皆はどぅ?」

問い掛けられた一行はそれぞれのパートナーと顔を見合わせて、最終的な判断を委ねるように聖歌に視線が集中する。

「結論から言いますと、わたくしたちも問題ありません。っというわけで女将さん、申し訳ありませんが・・・」

「はい、かまいませんよ。お食事やお布団など、もう一人分追加で用意させていただきますね」

「女将さん、ごめんなさいね?こっちの我が儘で引っ掻き回してしまって・・・」

「問題ありませんよ、宮本様。そちらのお部屋から移すだけですから、そう大きな手間ではありません・・・それに今後ともご贔屓にしていただければ、此方は何も言うことはありません」

「もうっ、商売上手なんだから・・・っというわけで和沙、このチャンスをうまくものにするのよ!」

「もうっ、母さんっ!」

口元を手で隠しながら笑い声を漏らす美咲は逃げるように小走りでその場を後にして、大きなタメ息を吐いた和沙は彼女たちに向き直ると深々と頭を下げる。

「僕の母さんがすみません、それとありがとうございます。その、一緒に泊まるのを許してくれて・・・」

「気にしないでください、人数は多い方が楽しめますから。それに・・・貴方のお母様のように、貴方の恋路を応援していますから」

「っ!!?えっ、えぇっとそのっ・・・!?」

聖歌の耳打ちに顔を真っ赤に染めて狼狽する姿に微笑みを浮かべつつ、女将の案内で大部屋へと向けて歩き出すとこれからの出来事に胸を高鳴らせるのだった。

 

 

女将の案内で大部屋に辿り着いた一行はメイドが荷物を運び終えて退出するのを見届けてから、各々の荷物を確認してから借りてきた猫のように縮こまる和沙に向き直る。

「とりあえず、まずは自己紹介をしましょうか。わたくしは『名撫 聖歌』といいます、龍鬼の妻で高校三年生ですよ」

「アタシは『海道 龍鬼』っていうんだ、よろしくな!ちなみに聖歌と同じ高校三年生だ・・・ん?聖歌の自己紹介、変じゃなかったか?」

「私は『木崎 陽香』でこっちが幼馴染で恋人の『茅原 冬華』だよ、よろしくねっ。私たちは高校二年生だよ」

「んっ、よろしくね?」

「私は『双葉 絵梨』です、それで隣がお婿さんの『鷺村 由良』ちゃんだよ!由良ちゃんは喋れないから、そこは気にしないでねっ。ちなみに私たちは中学三年生です!」

「っ、っ」

全員の自己紹介を受けて一生懸命に名前を覚えようとする様子を微笑ましく思っていると、凪紗に肩を叩かれてハッと何かを思い出したように慌てて口を開く。

「ぼっ、僕の名前は『宮本 和沙』っていいます!今年から中学生になりましたっ、よろしくお願いします・・・!」

緊張した面持ちで自己紹介を終えた和沙はホッと安堵の息を吐き、頑張りを褒めるように凪紗に頭を撫でられてつい口元を緩ませる。

「和沙君は凪が一人暮らししてるマンションの隣に住んでるんだ、たまにお勉強を教えたりしてるんだぁ」

「なるほど、それが総じて気持ちを募らせて・・・っというわけなのですね」

聖歌の呟きにドキッと心臓を高鳴らせた和沙はそっと顔を背け、それを不思議そうに見つめる凪紗は手慰みに和沙の頭を撫でる。

「自己紹介も終わったし夕食も近いからさ、先に温泉でも入らないか?せっかく温泉旅館に来たんだからな!」

「龍鬼の言う通りですね、皆さんもそれで構いませんか?」

反対意見が無いことを見渡して確認した聖歌は荷物から着替えなどの用意を始め、彼女たちも続いて荷物から用意を始めるのを見てふと疑問に思ったことを凪紗は和沙に問い掛ける。

「そういえばパンフレットに混浴もあるって書いていたけど、和沙君は一緒に入りたぃ?」

「うぇっ!?そそっ、それはそのあのえぇっと・・・っ!」

「ふふっ、そんなに慌てなくても冗談だよぉ」

「ぁっ、え・・・そ、そうだよねっ!あ、あはは・・・はぁ」

落ち込んだ様子で荷物を漁(あさ)る和沙に首を傾げる凪紗を眺めながら、中々残酷な質問をするんだなと思う一行(龍鬼を除く)であった。

 

 

温泉でゆったりとした入浴時間を過ごした一行は旅館側の用意した浴衣に着替えて風呂上がりのコーヒー牛乳で喉を潤しながら、休憩室に置かれた卓球台を目にして牛乳瓶を彼女に預けた陽香が声を上げる。

「前回のテニスのリベンジです、勝負しましょうっ!龍鬼さんっ!」

「おっ、面白そうだな!卓球はあんまりしたこと無いからな、新鮮で楽しみだ!」

対戦を申し込まれた龍鬼は快活な笑みを浮かべて承諾するとラケットを手に取り、持ち方や振り方を聖歌に教わってから対戦相手の陽香へと向き直る。

「そういえば、うちの学校に卓球部・・・あった?」

「一応ありますが他の運動部に比べて、活動自体はそこまで活発ではなかったと思いますよ。ですから龍鬼も助っ人として呼ばれないので、経験が無いのでしょうね」

自身の疑問に龍鬼の分の牛乳瓶を眺めながら答えた聖歌は、少しだけ考える素振りを見せてから龍鬼が触れた飲み口に迷わず自身の唇で軽く触れる。

「聖歌、さん?何してるの?」

「間接キスのチャンスだったので、ついシてしまいましたっ♡冬華も陽香の分がありますから、シてみてはいかがですか?」

「んっ・・・私は陽に、直接するからいい」

「たしかにお二人は恋人同士ですから、人目を憚らずキスできるのでした・・・少し、いえかなり羨ましいですねっ」

「さすがに人の目は気にしたほうがいいのでは?」

誇らしげに胸を張る彼女と悔しがる聖歌の話を聞いていた絵梨はそんな感想を漏らし、おもむろに手に持つ牛乳瓶に視線を向けてから並んで座る由良に視線を向ける。

「っ、っ・・・っ?」

「・・・はっ!?私も言うなれば冬華さん側だから、間接キスとか別に気にする必要もないんだった・・・っ!」

「っ・・・?」

突然頭を抱えて唸り始める絵梨に首を傾げて疑問符を浮かべつつも、コーヒー牛乳に口を付けて火照った身体を冷やしてホッと一息つく由良であった。

 

食前の運動とばかりに卓球を楽しんだ一行が大部屋に戻るとすでに夕食が用意されており、料理に舌鼓を打ってお腹を満たすと食器を片付けてくれた従業員にお礼を述べる。

「隣のお部屋にはお布団も敷いてありますので、何かあればまたお声掛けください」

お辞儀をして食器と共に部屋を後にする従業員を見送った一行は、大部屋の中央を隔てる襖を開いて隣の部屋を確認する。

「四組二列の並びですね、ちょうど二人ペアが四つなので問題ありませんね。場所は、外か中かの違いですが・・・龍鬼はどちらがいいですか?」

それぞれ一列に四組の布団が敷かれて頭を突き合わせる形になっているのを把握した聖歌は、先程口にしたペアの龍鬼に声を掛けると歯を見せて笑顔を咲かせる。

「アタシが決めていいのか?んーっ・・・だったら内側の方がいいな、その方が皆と話しやすいしなっ!」

「でしたらわたくしは外側ですね、皆さんもどちらにするか決めておくのはどうでしょう?」

楽しそうに声を弾ませる龍鬼の姿に口元を緩ませる聖歌は他の面々にも声を掛け、荷物を整理するのを中断して自身が思うペアへと視線を向ける。

「うーん、結局同じ布団で寝るからなぁ・・・とりあえず私が内側でいいよね、冬ちゃん?」

「んっ、問題ない」

陽香の言葉に頷きを返した彼女は抱き着くように身を寄せて、小動物を思わせる仕草で頬擦りするように頭を擦り付ける。

「っ、っ!」

「え、由良ちゃんは外側がいいの?別にいいけど、何かあるの?」

「っ・・・っ、っ!」

「うひゃっ!?♡お尻揉んじゃっ・・・♡さっ、さすがに皆がいる前ではやめてね!?」

絵梨の懇願に頷きを見せながらも身体を弄る手の動きが止まらないことに、苦言を呈しつつも抵抗することなく甘んじて受け入れてキュンッ♡と子宮を疼かせる。

「和沙君はまだ皆に会って間もないから、外側でいいかなぁ?」

「え?う、うん。僕はそれでいいけど・・・ってもしかして、僕も同じ部屋で寝るのっ!?」

突然驚愕の声を大々的に上げた和沙に、視線が集まる中で首を傾げた凪紗が口を開く。

「うん、そういう話だったよねぇ?元々泊まるはずだった部屋から、お布団を移動してもらったんだからぁ」

「あっ、そっか・・・!で、でも僕だけ布団離しておけばっ」

「そんな仲間外れみたいなことしないよ、皆も一緒でいいよねぇ?」

凪紗の問いに反対意見もなく了承の頷きを返されたことで、和沙はそれ以上何も言うことができずに凪紗の側で眠ることになって緊張で胸を高鳴らせる。

「よしっ!寝る場所も決まったし、ゲームして遊ぼうぜっ!」

「そうですね。トランプやボードゲームなども多数持ち込みましたから、夜通し遊ぶことも可能ですよ」

龍鬼の声に反応して荷物から多種多様なボードゲームとトランプなどを取り出した聖歌に、先程まで緊張でぎこちなかった和沙が瞳を輝かせて吟味する姿に笑みを零す凪紗であった。

 

まずはトランプでババ抜きや大富豪などで遊んでいると、不意にアラーム音が部屋に鳴り響いて魔法少女組は顔を見合わせる。

「んっ、陽・・・少しお手洗いに、行ってくるねっ」

「むむっ、一人で大丈夫?なら早く戻ってきてね、冬ちゃん!」

「凪も少し席を外すけど、ゲームは続けていてねぇ」

陽香に断りを入れて聖歌と龍鬼に目配せをしてから自身に続くように立ち上がった凪紗と部屋を後にすると、懐からスマホを取り出してステッキを原寸大にするとマップを確認する。

「魔の者は二体現れたみたい、手分けして倒そうかぁ」

「んっ、わかりました」

彼女の表示するマップを覗き込んだ凪紗の提案に頷いて答えると、手で方向を示した凪紗とは逆方向へと早歩きで向かう。

 

 

マップを確認しながら早歩きで進んで着いた先は男湯や女湯と書かれた暖簾が揺れる温泉の前で、赤い点が差すのはその間に位置する混浴温泉に入るための脱衣所だった。

「混浴、初めて入るけど・・・お客さんは、当然いないみたい」

物珍しそうに脱衣所を見渡す彼女は女湯と変わらぬ内装に納得したような頷きを見せ、宵ノ世界への入口を探して隈なく脱衣所内を見回していく。

「それらしい、ものが見当たらない・・・っ?」

しかし見渡す限りでそれらしいものが発見できずに首を傾げる彼女だが、不意に違和感を感じて温泉へと続く戸に手を掛けて少しの重みを感じながら開く。

「こっち、だったんだ・・・んっ、しょっと」

赤黒い空に灰色の景色が広がるのを視認した彼女はステッキを振るって魔法少女に変身すると、一息吐いてから宵ノ世界に足を踏み入れて中心の廃墟を目指して歩みを進める。

その道中に建物の形をした瓦礫が無数に点在していることに気付いた彼女は、中心の廃墟以外にも建造物が建っていることがあるのかと頭を捻る。

「柱が立っている、こともあったから・・・ありえないこと、じゃないのかな?」

そんな疑問を口にする彼女は廃墟の前に佇む人影に気付いて顔を引き締め、何時でも応戦できるようにステッキを構えながら慎重に近づいていく。

「ヨウコソ、可愛イ魔法少女チャン♪ドウゾ、ユックリシテイッテホシイナ?」

側頭部から湾曲した一対の角と肩甲骨付近から生えた一対の黒い羽、黒い肌に身体に張り付いた服に見えない服に身を包んだ彼女と大差ない身長を持った少年の見た目をして紅い瞳を持った魔の者は、ニッコリと顔を綻ばせて彼女に向けて破顔する。

「――――っ!♡」

その表情を目にした彼女はドキッ♡と一際大きく心臓が跳ねるのを感じて頬を紅潮させるが、すぐにハッと気を取り直して首を左右に振ってから刀身を作り出す。

「ゆっくりする気なんて、ないっ」

「っ!ワァッ!?危ナイナァ、コレハオ返シダヨ!」

地を蹴って自身との距離を詰めてきた彼女の下段に構えた剣の振り上げを紙一重で躱すと、魔の者は羽をはためかせて飛び上がって掌に魔法の球体を作り出して撃ち出す。

「ふっ、はっ・・・!」

飛来する魔法弾を剣で斬り払って視線を鋭くして見上げる彼女に、魔の者は微笑みを浮かべながら片足に巻き付けていた先がハートの形になった黒い尻尾を揺らす。

「ソンナニ怖イ顔シナイデヨ、ボクハタダ君ト仲良クナリタイダケナンダヨ?」

「んぅっ♡・・・っ、私にはないっ!」

向けられる微笑みに胸が高鳴る感覚を抱いて揺らぐ心に戸惑いながらも、声色に甘さが乗る前に気持ちを振り払うように剣を振るって声を上げる。

「ソウ簡単ニハ堕チナインダ、マスマス君ノコトガ欲シクナッチャウヨ!」

気丈に振る舞う彼女の姿に嬉しそうに声を弾ませる魔の者は、複数の魔法弾を作り出すと剣を構える彼女に向けて撃ち下ろす。

「っ、くっ・・・『シルバーバレット』っ!」

降り注ぐ魔法弾を剣で斬り伏せたり躱したりなどして対処する傍らで、自身も魔法を放って応戦するが飛来する魔法弾に阻まれて魔の者に届く前に相殺される。

「一生懸命ナ姿モ可愛イヨ、ケドモウ諦メテボクト楽シイコトヲシヨウヨ!ネッ?」

「楽しいことっ♡――――っ、そんなことで・・・ま、惑わされないっ」

魔の者の提案に胸をときめかせて下腹部が熱を持つのを感じた彼女は、ハッと冷静さを取り戻すと頬を叩いて気持ちを引き締め直して言葉を返す。

「ツレナイナァ、デモモウ一押シッテ感ジカナ?」

クスクスと笑いを漏らす魔の者が再び魔法弾を作り出すのを目にした彼女は、いつでも迎撃できるようにステッキを構えながら真剣な眼差しを向ける。

「・・・フフッ♪」

「――――っ!♡」

自身と視線が交わったことに嬉しそうに頬を緩ませる魔の者の反応に、彼女は大きく鼓動を弾ませて幼さの残る笑顔につい見惚れてしまう。

「ボーットシテタラ危ナイ、ヨッ!」

「んぇ?♡――――っ!くっ、ぅあ・・・っ!?」

掛けられた声に呆けた声を漏らす彼女は眼前に迫る魔法弾に我に返り、咄嗟にステッキで魔法弾を受け止めて何とか事なきを得る。

「んっ、しっかりしないとっ・・・!『シルバーバレット・トリプルショット』っ!」

このままではまずいと考えた彼女は一度に三発の魔法を放つとその場から駆け出し、魔法弾を作り出して対処する魔の者の視界は相殺された魔法によって少なからず遮られる。

「ふっ、ほっ・・・!」

その隙に瓦礫となった建物の壁を蹴って跳躍した彼女は滞空する魔の者に接近し、魔法の残滓(ざんし)が流れて視界が晴れたことで至近距離まで近付いた彼女に気付いて魔の者は驚愕する。

「はぁっ・・・!」

「ア~ッ・・・コレハ、間ニ合ワナイカナァ」

腕を大きく振り絞って剣を振り抜こうと声を上げる彼女の姿に、魔の者は悲しげに眉を下げながら儚げな笑みを浮かべて抵抗を諦める。

「――――っ!♡」

「・・・・・・ッ?ワァッ!?」

衝撃に備えて目を瞑る魔の者だが一向に痛みが来ないことに疑問符を浮かべていると、腹部に衝撃を受けて思わず浮遊を中断して地面に尻餅をつく。

「やっぱり、ダメっ♡好きな人を、傷付けるなんてっ・・・私には、できない♡」

「ナ~ンダ、ギリギリデ魅了ガ効イタンダネ。ヨカッタヨカッタ、デモボクヲ怖ガラセタ罪ハ償ッテモラワナイトネッ♪」

自身の胸板に頬擦りして蕩けた瞳で見上げる彼女に特性の支配下に堕ちたことを認識して、手間取らされたことへの憤りを晴らそうと彼女の身体を眺めて舌なめずりするのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

頬擦りする彼女を一旦引き剥がした魔の者は埃を払うような仕草をしながら立ち上がり、足元に擦り寄ってくる彼女を見下ろしながら腰に手を当てつつ口を開く。

「危ウク死ンジャウ所ダッタヨ、ソノコトデボクニ言ウコトガアルヨネ?」

その言葉を受けた彼女は擦り寄るのをやめて魔法少女の服に手を掛けて脱ぎ捨てると、地面に正座した自身の隣に雑に畳んで置くと両手をついて深々と頭を下げる。

「先程は申し訳、ありませんでしたっ♡貴方に刃を、向けてしまった責任を取り♡貴方の恋人に、してくださいっ♡」

「責任ヲ取リタイッテイウヨリ、君ノ願望ダヨネ?」

魔の者の指摘に顔を上げた彼女の表情は浅ましい雌の顔を浮かべており、それを目にした魔の者は愉しげに口元を緩ませる。

「マァ恋人ジャナクテ、ボクノオ嫁サンニシテアゲテモイイヨ。タダシ条件ガアルケドネ、ヨイショット♪」

「本当、ですかっ?♡その条件って、一体なにっ――――ふぇ?♡」

恋人止まりではなく妻にしてもらえると分かって前のめりになりながら続きを催促する彼女の顔に、股間部位の衣服をずらした魔の者は曝け出した肉棒を乗せて息を吐く。

「フゥッ、窮屈ダッタヨ。ソレトコレガ条件、ボクノチ〇ポヲ受ケ入レテモ死ナナイコトッ!タダソレダケダヨ、ドウ?簡単デショ?」

魔の者を見上げるために上を向いていた彼女の頭ほどの長さに腕ほどの太さのある肉棒の存在感に身震いし、それとは別に触れた場所から伝わる熱と立ち込める匂いに下腹部が勝手に反応して潮を吹く。

「こっ、これ・・・♡これ、ダメなヤツっ♡女の子が絶対、勝てないおち〇ぽ様っ♡負けるっ♡殺されるっ♡死んじゃうっ♡」

そう口にしながら顔を離そうとせずに一生懸命深呼吸を繰り返して匂いを堪能する彼女を嘲笑いつつ、不意に思い出したことに気付いて足先で秘部を弄りながら問い掛ける。

「ソンナコト言ッテ、顔ハ期待デ緩ンジャッテルヨ♪ッテソウダ、君ノ名前ヲ聞イテナカッタネ。チナミニボクハ『リリク』ッテイウンダ、君ノ名前ハナンテイウノ?」

「んっ、おぉ・・・っ♡私の、名前はっ♡んほぉっ!♡冬華と、いいますっ♡リリク、様ぁ♡んおっ!♡」

秘部の割れ目に沿って足先で撫でられる度に喘ぎ声を漏らしながら自己紹介をする彼女に、納得した様子で頷きを見せると秘部を撫でるのをやめて硬さを増した肉棒が持ち上がる。

「ソレジャア、マズハ口デ味ワッテモラオウカナ。ホラ口ヲ開ケテ、ア~ン♪」

「んっ♡あ~ぁっ・・・はぁむっ♡――――~~~~っっっ!!?♡」

「ウワァッ♪冬華ノ口ノ中温カイネ、ソレニ舌ガ巻キ付イテキテっ・・・フフッ、トッテモ気持チ良イヨ♪」

大きく口を開けた彼女に目掛けて肉棒を突き入れたリリクは口内の温もりと絡みつく舌のうねりに声を漏らし、肉棒が粘膜に接触した瞬間に彼女は感じたことのない多幸感と快感に潮を勢い良く地面に吹き付ける。

「ぢゅぶっ、ぢゅるっ!♡ぢゅぼ、ぶぢゅぅっ!♡じゅぽっ、んじゅぶっ!♡じゅぷっ、ぢゅるるるっ!♡」

彼女は指示される前に頭を前後させて肉棒に吸い付きながら口内で扱き、根元まで咥え込むと竿全体を舌で舐め回して恥垢を掃除しつつ唾液を塗り込み、引き抜く際は鼻の下を伸ばして吸盤のように吸い付きながら舐め溶かした恥垢を飲み干していく。

「凄イガッツキヨウダナァ、ソンナニボクノオ嫁サンニナリタインダネ。嬉シイヨ、冬華ッ♪」

「ぶじゅうぅぅっ、ぶぼぉっ!♡ぢゅるるっ、ぢゅぽっ!♡」

熱心に奉仕する彼女に声を弾ませながら肉棒に吸い付く頭を髪を梳くように優しく撫でるリリクに、一際大きく身体を震わせて絶頂しながら喜びを表すように吸い付きを強める。

「ぐぢゅっ、ぶじゅぅっ!♡ぢゅぽっ、ぢゅうぅっ!♡ぢゅぷっ、ぢゅるっ!♡じゅぶっ、ぢゅぼぼぼっ!♡」

「トッテモ気持チ良イケド、一旦止マッテネ~・・・コラッ、旦那ノ言ウコトハ絶対ダヨ!」

褒められてさらに口淫の吸い付きを強めて肉棒への刺激を増していく彼女に対して、精巣から込み上げてくる感覚を覚えたリリクは引き剥がそうと頭を押し退ける。

「ウワッ、ブッサイクナ顔ッ♪ソンナニチ〇ポガ欲シイナラ、下ノ口デタップリト味合ワセテアゲルカラ一旦離レテネッ♪」

「んっ、んーっ!♡――――んごぉっ!?♡」

鼻の下を限界まで伸ばして肉棒の先端に吸い付いて抵抗する彼女の無様な表情に、愉し気な嘲笑を漏らすリリクは秘部を蹴り上げて嬌声を上げている内に引き剥がす。

「ヒドイです、リリク様ぁ♡もっとおち〇ぽ、味わってもぉ♡んぉっ、ほおっ・・・!♡」

「勿論、タップリト味ワッテモラウツモリダヨ?コッチデ、ダケドネッ♪」

駄々を捏ねる彼女の秘部を足先で弄りながら股を開くように仕草で指示するリリクに、嬌声を漏らしながら嬉々として地面に仰向けに寝転がった彼女は大きく足を開いて秘部を曝け出す。

「それならそうと、早く言ってくださいっ♡もう私は、準備万端ですからっ♡リリク様のおち〇ぽで、貴方のお嫁さんにしてくださいっ♡」

「本当ニイイノ?君ミタイナ雑魚雌ヲ殺スチ〇ポダッテコトハ、咥エタ時ニ理解シテルヨネ?」

「リリク様のお嫁さんに、なる為ですから♡それぐらい、耐えてみせますっ♡ですから早く、おち〇ぽっ♡おち〇ぽ、恵んでくださいっ♡」

自身の言葉を深く考えることなく快楽を求めて腰をくねらせる彼女の浅ましい姿に、リリクは肉棒の硬さを増してしゃがみこむと秘部にあてがうように押し当てて擦り付ける。

「んぅっ、おぉ・・・っ!♡焦らさ、ないでぇ♡いれてっ、挿入れてくださいっ――――ふごぉっ!!?♡」

擦り付けられる肉棒に腰を浮かせて秘部を押し付けて懇願する彼女に、愉しげに口元を緩ませたリリクは一度腰を引いてから秘部を押し広げて膣内を擦りながら最奥の子宮を力強く押し潰す。

「ウァッ、スッゴク絡ミ付イテキテ気持チ良イヨ♪冬華ハドウ?気持チ良イ?」

「ぅおっ、ほひいぃぃっ!!?♡ふひゅっ、ひぃぃっ・・・!♡ぐぎょっ、ごぉおぉぉぉ!!?♡ぴっ!♡ぎょおぉぉぉぉっ!!?♡」

グポッ♡と肉棒を根元まで突き入れたリリクは締め付けるように蠢(うごめ)く膣内の動きに声を漏らしつつ問い掛けるが、彼女に返事をする余裕はなく叫び声のような嬌声を上げながら噴水のように潮を撒き散らして身体を跳ねらせる。

「オォ~ッ!今マデノ娘タチハ挿入レタダケデ絶頂(イキ)死スルノニ、冬華ハ意識ヲ保ッテイラレルンダネ!コレハ本当ニボクノオ嫁サンニシテアゲラレルカモッ、嬉シイナ~♪」

「わたっ、ぎゅぅっ!?♡私っ、もぉお゛!?♡リリク様のぉ、おち〇ぽっ♡味わえてっ、幸せでじゅぅっ!?♡ふごっ、ほひぃぃっ!!?♡」

身体を痙攣させつつも嬉しそうに声を弾ませるリリクに自身の意思を伝えた彼女は、治まりかけていた絶頂の波が再び押し寄せてきたことで勢いよく潮を撒き散らしながら大きく跳ねる。

「冬華モ喜ンデクレテルミタイデ嬉シイヨ、コレカラモット鳴カセテアゲルカラ・・・ネッ!」

「ぶぎっ!?♡ごおっ、ぉおおおぉぉ゛ぉぉぉっ!!?♡」

リリクが腰を引いて突き入れる行動を一度しただけで彼女は一度に数回の絶頂に達してしまい、目を白黒させる彼女を尻目にリリクは肉棒を締め付ける膣内を掻き回すための腰振りを始める。

「ぐっ、ぎゅぁっ!?♡ぶごっ、げぎっ!?♡ほごっ、ぶぐぅっ!?♡ふぎっ、ぐぅううぅぅぅぅっ!!?♡」

「クゥッ、スゴイ締メ付ケッ・・・!子宮口モチ〇ポニクッツイテ離サナイシ、ママニナル準備モバッチリミタイダネッ♪」

腰を打ち付ける度に連射される潮の噴水に嘲笑を浮かべながら、一生懸命に肉棒に奉仕する彼女の膣内を抉りつつ子宮を押し上げて腹部を盛り上げる。

「ママっ♡ママに、なりゅ♡ママにされちゃぅっ・・・!♡子宮に、ぶっ濃い精子っ♡注がれてぇ、リリク様の赤ちゃんっ♡孕みましゅぅ・・・っ!!♡」

開いていた足をリリクの腰に絡ませた彼女は首筋にも腕を回して蕩け切った表情を向け、射精を促すように腰をグリグリッ♡と押し付けながら膣内の締め付けを強める。

「サッキカラ絶頂(イキ)ッパナシノクセニ、今射精シタラ確実ニ妊娠シテ絶頂死スルカモシレナイケドイイノ?」

「いいっ!♡いいですっ!♡リリク様の、赤ちゃん孕んでっ!♡死ぬなら、本望ですぅ・・・っ!!♡」

もはや自身が何を言っているのか理解していない状態で快楽だけを求める彼女の姿に、笑いを漏らすリリクは望み通りに殺してあげようと考えて腰振りを速める。

「クッ、フゥ・・・ッ!ソロソロ射精スヨッ、シッカリ膣内締メ付ケテ子宮デ受ケ止メロッ・・・!」

「っ!♡はいっ、リリク様!♡子宮で子種っ、飲み干してぇ♡リリク様の赤ちゃんっ、孕みまっ――――ん゛ごおお゛お゛おぉぉぉおぉ゛ぉぉぉぉっ!!!??♡」

腰を深々と突き出して肉棒を根元まで捩じ込むと子宮口を抉じ開けて先端が子宮内に侵入すると同時に射精を行い、子宮を突き破る勢いで注がれた精子の衝撃と熱気を感じた彼女は大きく身体を仰け反らせて獣の雄叫びのような嬌声を上げる。

「ぶぎぃっ、ぎょおぉっ!?♡ぴぎゅっ、ぽげえっ!?♡ぎぃいっ、ぴょげぇええぇぇぇぇぇっ!!?♡」

リリクに絡ませた四肢にこれでもかと力を込めてしがみ付く彼女は先程とは比にならないほど身体を痙攣させ、食い縛る歯をガチガチと鳴らしながら白目を剥いて絶えることなく叩き付けられる絶頂の波に耐えようと無駄な努力を続ける。

「冬華ノ膣内ガ気持チ良スギテ、射精ガ止マラナイヨッ♪クゥッ、マダ出ル・・・ッ!」

「んぎゅっ、ごおぉっ・・・!?♡ふぅーっ、ぶふぅぅーっ!♡ぶぴぃっ!!?♡」

腰を掴んで逃れられないように動きを封じながら最奥の子宮に濁流のように精子を流し込むリリクに、腹部が徐々に膨らんでいく感覚に鼻息を荒くして耐えていた彼女は限界を迎えて一際大きく身を震わせる。

「ぶほおぉぉぉっ!!?♡ほひっ、ほおぉっ!!?♡もぅむ゛りぃっ!♡死゛ぬっ、じぬじぬゅっ!!♡赤ちゃん孕んでじぬっ、イギ殺ざれるぅっ!!♡んぎぃっ、ぎゅぅほおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!?♡」

潮を撒き散らしながら小便を漏らすという器用な真似をする彼女に、笑いを堪えられなくなったリリクは嘲笑を含んだ大きな声を上げる。

「プッ!アハハハハハッ!マルデ壊レタ玩具ミタイデトッテモ可愛イヨ、冬華ッ!心配シナクテモ絶頂死シテモ飽キルマデハ使ッテアゲルカラサ、安心シテ死ンジャエッ♪死ネッ!!」

「ぷぴっ――――ぴぎゅぅぅう゛う゛うぅぅぅぅぅぅぅっ!!?!?♡」

深く腰を落としてカリまで子宮内に捩じ込んだリリクに、彼女は一際大きな声を上げて仰け反りながら絶頂を迎えると白目を剥いたまま地面に力無く倒れ伏す。

「ウ~ント・・・?アッ、マダ息ハアルカラ死ンデハイナイネ。ヨカッタァ、セッカクノオ嫁サンガ死ンジャッタラ悲シイモンネッ♪トハイエ、気絶ハシチャッタワケダケド・・・マァ、関係ナイカ!気ニセズ夫婦ノ営ミヲ続ケルネ、冬華ッ♪」

気を失った彼女に配慮することなく腰振りを再開して快感を貪るリリクに対して、容赦なく叩き付けられる快感で目を覚ました彼女は射精を受け止める度に気絶しては叩き起こされを繰り返す。

 

何度目か分からない射精を受け止めて臨月を迎えた妊婦ほどまで膨らんだ腹部を抱えながら気絶から叩き起こされた彼女は、涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃになった顔を歪ませて笑みを浮かべるとリリクに命じられた通りに媚びを売る。

「リリク、しゃまぁ♡またっ、生き残りましたからぁ♡ご褒美っ、ご褒美くだしゃぃ♡」

「プフッ、フフフッ・・・!ソ、ソウダネ。ジャア赤チャンヲ産ム権利ヲアゲルヨ、嬉シイヨネ?」

「ひゃぃっ♡とっても、嬉しいでしゅっ♡これでリリク様との赤ちゃん、十八人も産めましゅぅ♡」

絶頂を迎えすぎて頭の緩くなった彼女の様子に笑いを漏らしながら口にしていた褒美を与えると、だらしない笑みを浮かべて喜ぶ姿に肉棒が硬さを増すのを感じて腰を掴む手に力を込める。

「ぁっ♡えへへぇ♡どうぞ、私の身体を使って♡おち〇ぽ気持ち良くして、無責任種付けしてくださぃっ♡」

「言ワレナクテモソノツモリダヨ、確実ニ孕ンデモラワナイトイケナイシネ♪」

その言葉を皮切りに再び腰振りを再開して膣内を削りながら最奥を叩き潰された彼女は、叫ぶような嬌声を上げて雄の情欲を受け止める喜びで膣内を締め付けながら顔をだらしなく緩ませるのだった。

 

 

~♡♡♡~

 

 

射精の余韻に浸りながらひとまず情欲の治まったリリクは膣内から肉棒を引き抜き、四肢を投げ出して地面に横たわって身体を痙攣させる彼女を見下ろしつつ口を開く。

「我ナガラタクサン射精シタナァ、コレダケ注ギ込ンデモ死ナナイナンテ・・・ヤッパリ冬華ハボクノ、運命ノ相手ダッタンダネ♪」

臨月を迎えた妊婦の二回りほど大きく膨らんだ彼女の腹部を眺めながら嬉しそうに声を弾ませつつ、近くの瓦礫に腰を下ろすと一息吐くように深呼吸をしてから身体を解すように伸びをする。

「んおっ♡リリク様の、精子っ♡子宮の中で、元気に泳いでましゅぅ♡――――ぅあ?」

精子が子宮内で脈動するのを感じて甘えた声を漏らしながら身を震わせていた彼女は、バチッと脳に電流が走って意識が鮮明になるのを感じて思考を巡らせる。

「んっ、うぅ・・・っ♡(特性は発動したけど、子宮で泳ぐ精子が気持ち良いっ♡動けないほどじゃない、だから一気に決めるっ・・・!)」

目を閉じて伸びをするリリクを横目で確認した彼女は情欲で膨らんだ重い腹部を抱えたまま上半身を起こし、手元にステッキを呼び寄せると刀身を作り出して足に力を込める。

「? アレ、冬華?一体どうしっ「はぁっ!」――――ゥワッ!?危ナイナァ、マタオ仕置キサレタイノカナ?」

のんびりしていたリリクは飛び掛かるように剣を振り被る彼女に気付き、その場から身を翻して飛び上がる瞬間に胸元を斬り裂かれたことに顔を顰めつつ魔法弾を作り出す。

「貴方との夫婦ごっこは、ここまでっ・・・!すぐに貴方を倒して、陽の元に帰るっ!」

「ッ!クッ・・・!」

駆け出した彼女に魔法弾を放つが初対面時よりも素早い動きで躱され、壁を蹴って跳躍した彼女の一閃により片羽を斬り飛ばされて高度が維持できずに地面に着地する。

「随分動キガ洗練サレタネ、ソレガ君ノ特性ッテコト?ボクト同ジ魅了ノ特性ジャナカッタンダ、ボテ腹ナノガ格好付カナイケドネッ」

「っ・・・それは後で、どうにかするからっ。今は貴方を倒す、のが優先」

精子の詰まった腹部を抱えたまま俊敏な身のこなしでリリクの側まで歩み寄った彼女は、片膝をついて笑みを浮かべるリリクに向けて剣を構えるとその胸を貫く。

「これで、終わり・・・っ」

「ゴフッ・・・ソウダネ、君ト愛シ合エナイノハ残念ダケドッ――――ネッ!」

ブワッ!と身体全体が黒い靄へと変化したリリクはステッキに吸い込まれることなく、黒い塊となって彼女が来た道を引き返すように素早い動きで宵ノ世界の出入り口に向かう。

「なっ・・・!?待って・・・っ!」

一瞬呆気に取られていた彼女だがすぐに気を取り直してその場から駆け出し、宵ノ世界の出入り口から出て行く黒い靄に続いて崩れ始める世界を後にするのだった。




宮本 和沙・・・一人暮らしをする凪紗のアパートの近くに住む中学三年生の少年、同年代と比べて小柄で童顔なために少女と間違われることがしばしばある。
近所に住む凪紗に恋心を抱いていて恋人になりたいと思っている、エッチなことには大変興味があるお年頃である。
母親の名は『美咲』で一般的な専業主婦で、父親の名は『雅樹』で大企業勤めのそこそこの役職の会社員である。



――魔の者(淫魔(インキュバス))――

攻撃   :D
魔法攻撃 :B
防御   :C
魔法防御 :C
素早さ  :D

特性『魅了微笑』・・・微笑みを向けた者を自身の虜にする、向ける時間や回数が多いほど効果は強まる。
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