タンク系魔法少女 ~負けてからが本番!?~ 作:にゃんたるとうふ
突如剣を取り出して反撃してきた彼女の行動に驚いた表情を浮かべたメディアだったが、すぐに顔を引き締めると膣に突き刺していた肉棒を引き抜いて大きく身体を後退させる。
「(避けられた・・・っ)ならっ――――ぅわっ」
髪の蛇を数体斬り飛ばされながらも直撃を回避したメディアは、肛門に突き刺していた生殖器を引っ掛かりとして使いつつ、尻尾を大きく振るって彼女を投げ飛ばす。
「急ニ斬リカカッテクルカラビックリシタワァ、躾ガ足リナカッタカシラ?」
中を舞う彼女はくるりと体勢を整えると地面へと無事に着地を決め、ステッキをメディアに向けながら返答する。
「躾けられる、時間は終わり・・・次は貴女を、倒す時間」
「アハハッ♪随分ト強気ナ態度ネェ、サッキマデ私ト交尾シテイタ雌トハ思エナイワァ♪」
真剣な眼差しを向けてくる彼女を茶化すように口を開いたメディアだが、決して目を逸らすことなく一挙一動見逃すまいと警戒を強めている。
「『シルバーバレット』っ!」
「ソノ魔法ハ、私ニハ効カナカッタデショウ?――――ッ!?」
再び尻尾を振るって弾こうとしたメディアだったが、魔法が着弾すると同時に自身の強靭な鱗を砕かれて驚愕の表情を浮かべる。
「はぁっ!」
その僅かな隙をついて距離を詰めると手にした剣を振るい、彼女の接近に気付いたメディアは腕をクロスさせてガードするが容易く傷を付けられたことに苛立ちを見せる。
「ッ!・・・クッ、コノ程度・・・!」
腕を振るって反撃を試みるが自身の胴体を蹴って後方に跳躍して躱した彼女を追撃するように尻尾を振り下ろし、押し潰そうとするが剣の横振りで軌道を逸らした彼女は無事に着地する。
「ヘェ・・・(明ラカニ最初ヨリモ強クナッテイルワネェ、時間経過デ強クナル特性?ソレダト魅了ノ説明ガデキナイ・・・イエ、交尾ヲシテカラ強クナッタ?)モシカシテ、私ノ魔素ヲ取リ込ンダノ?」
「っ・・・!」
自身の言葉に驚きの表情を浮かべる彼女に予想が当たり口元を歪めるメディアだが、内心では状況をどう打開しようかと思考を巡らせていた。
「(モウ一度交尾ニ持ッテイク?イイエ、ダメネ・・・アノ反応、スデニ許容量ニ達シテイルミタイネェ)アハハッ♪トンダ隠シ玉ダコトッ」
「簡単に看破した、貴女に言われたく・・・ないっ」
髪の蛇の目から無数の光線を放つメディアに返事をしながら間を縫って駆け抜ける彼女に、速度も上がっていることに内心で舌打ちをしつつ冷静に彼女を観察する。
「(取リ込ンダ魔素ヲ自分ノ力ニ変エテイル、イエ・・・ドチラカトイウト自身ニ上乗セシテイル感ジカシラ?)随分ト厄介ナ特性ネェ、ケレドソレナラ有象無象ニ股ヲ開ク理由ガワカルワネ」
「好きで、やってるっ・・・わけじゃない・・・っ」
光線を掻い潜って目の前まで来た彼女はそう声を上げると剣を振るい、メディアはその巨体を後方へと下げるが彼女の方が速さが上回っており、薄く傷を付けられながらも鋭い爪を振り下ろす。
「ふっ・・・!はぁっ!」
「ンッ・・・!クァッ!?」
それを容易く受け止めた彼女は弾くと同時にメディアの胴体を斬り付け、呻き声を上げて体勢を崩したのを確認して畳み掛けるために地面を蹴り上げる。
「これで、とどめ・・・っ!」
突っ込んでくる彼女に向けて弾かれた方とは反対側の鋭い爪を振り抜いたメディアだが、彼女の服を切り裂くだけに留まり苦虫を噛み潰したように顔を歪める。
「ッ――――グ、ァ・・・カハッ・・・」
勢いが衰えないまま突き出された剣はメディアの胸を貫き、それでもなお攻撃を仕掛けようとするがその前に身体が崩壊を始める。
「アーァッ・・・負ケチャッタ、ワァ・・・」
崩れ落ちて黒い靄へと変わったメディアをステッキで吸収した彼女は、大きく息を吐くとその場にへたり込むように尻餅をつく。
「はぁ、ふぅっ・・・特性が、発動したのに・・・すぐ倒せなかったのは、初めてっ」
メディアの強さに嘆息しながら、宵ノ世界の崩壊が始まったことでその場から立ち上がる。
「あっ・・・ここって、どうやって戻ったらっ――――」
出入り口が上空にあることを思い出した彼女は上を見上げてどうしたものかと考えていると、不意に浮遊感を感じて既視感を覚える。
「この感じ、入る時と同じ・・・?」
そう呟きながら暗い空間を落下する彼女は、このまま外に出られることを信じて身を任せるのだった。
「んっ・・・ぁっ、外だ」
真っ暗だった視界が晴れたことで辺りを見渡した彼女は、マンホールの上に座り込んで宵ノ世界に入る前の場所に戻ってきていることに気付く。
「時間は・・・夕方前、約束は守れそう」
スマホで時刻を確認した彼女は立ち上がるとその場から歩き出して帰路に着き、自宅で待つ幼馴染の姿を思い浮かべて口元を緩ませるのだった。
自宅の玄関を開けた彼女は見慣れた靴があることに頬を緩ませ、リビングを目指して歩みを進めようとしたところで寝室の扉が勢いよく開かれる。
「冬ちゃん!おかえりっ、用事はもう済んだの?」
「んっ、ただいま。用事は済んだ、けど・・・どうして、寝室に?」
喜色の笑みを浮かべる陽香に返事をした彼女は当然の疑問を口にし、頬を紅潮させて汗ばんでいる陽香はその問いに慌てた様子で視線を彷徨わせる。
「うぇっ!?えぇっと、これはその・・・そうっ!お昼寝!お昼寝してたんだっ、勝手にベッド使ってゴメンね?」
「んっ、別にいいよ?いつも陽が泊まる時、一緒に寝てるし・・・陽の匂い、好きだから」
「私も冬ちゃんの匂い、大好きっ!」
そう口にして抱き着いてくる陽香を優しく抱き留めた彼女は、鼻を動かしてふと気付いたことを声に出す。
「なんだか、いつもと違う匂い・・・?」
「っ!きっ、きっと汗かいてるからだよ!お風呂借りるねっ!」
「? 私は別に、気にしなっ・・・行っちゃった」
どたばたと慌ただしく駆けていった幼馴染の姿を眺めながら、匂いを嗅いでからお腹が疼くのを不思議に思いつつも何か飲もうと考えてリビングへと向かうのだった。
リビングでテレビを眺めながらのんびりと過ごしているとシャワーを浴び終えた陽香が姿を見せ、彼女を視界に捉えると笑みを浮かべて小走りで駆け寄って隣に腰掛ける。
「陽も、何か飲む?」
「冬ちゃんが今飲んでるものと同じものがいいな!」
陽香の言葉に頷いて返してソファから腰を上げた彼女は台所へと向かい、自身の飲んでいたカフェオレを手早く用意すると陽香の元へと戻る。
「冬ちゃん、ありがとう!んふ~っ・・・冬ちゃんお手製のカフェオレ美味しい!」
「んっ、それはよかった」
美味しそうにカフェオレに口を付ける幼馴染の姿に頬を緩ませながら、コクコクッと自身のカフェオレを飲みつつ彼女は陽香に声を掛ける。
「それで、映画は何を借りたの?」
「あっ、うん!気になるのが何個かあったから、今回は三つ借りてきたよ!」
持ってきていた鞄の中からレンタル店の袋を取り出して三つのパッケージをテーブルに並べる陽香、それを眺める彼女は一つ気付いたことを口にする。
「恋愛映画、ばっかりだね?」
「前から気になってたんだけど中々無くて、この機会を逃す手はないと思ったんだ!面白さは保証するから安心してねっ!」
元々こういう系統を好む幼馴染だったなと考えながら、一つを手に取ってテレビの下にあるDVDレコーダーにディスクを入れる。
「今日は日曜だから夜更かしできないけど、来週は土曜日の朝練がないからゆっくり鑑賞できるよ!」
「そうなんだ・・・だったら、私の友達と会う?」
「前に話してた、冬ちゃんが仲良くなった人たち?会いたいっ!会ってしっかり見極めないと・・・っ!」
強い意志の籠った瞳を燃やしながら決意を新たにする陽香に、首を傾げる彼女だが始まった映画へと意識が逸れてそれ以上考えることはなかった。
女の子二人が夕日を背景に口付けを交わすシーンで終わりを告げた映画のクレジットを眺めながら、彼女はこういう恋愛の形もあるんだなとしみじみ考えていた。
「良い映画だったね、それに参考にもなる・・・っ!」
「んっ、たしかに・・・参考?」
陽香の感想に疑問符を浮かべながらもちょうどいい時間になっているのを確認した彼女は立ち上がり、お風呂に向かう準備を始めるためにカップを片付ける。
「それじゃあ、陽。私はお風呂に、行くから」
「じゃあ私はディスクとか片付けて、先に寝室に行ってるね!・・・色々と片付けなきゃいけないし」
「? そう、なんだ?」
陽香の呟きに首を傾げる彼女は深く追及することなく脱衣所へと向かい、その姿を見送った陽香は慌ててカップを片付けて寝室へと駆け込むのだった。
脱衣所へとやってきた彼女はポケットに忍ばせておいたスマホを取り出すとステッキを原寸大に変え、気になっていた点滅の原因を探るために液晶を操作する。
「『吸収した魔の者の情報』、の項目が光ってる?」
不思議に思いながら液晶を操作していた彼女がメディアの項目を確認すると、目を合わせてこちらに手を振るメディアの姿が映し出されて驚きの表情を浮かべる。
「どうして、動いてっ・・・?少し、調べたほうがいい・・・かな?」
今夜夢を見る時に確認してみようと考えた彼女だが、陽香と一緒に眠ることを思い出してどうしようかと考え直す。
「確認だけ、なら・・・今の内に、済ませられるかも」
そう口にした彼女はステッキをオデコに当てて深い深呼吸を行うと、ゆっくりと意識が沈んでいくのを感じた。
「・・・んっ」
自身の姿が魔法少女に変化していることに気付いた彼女は、見下ろしていた視線を上げて首を動かす。
「アハハッ♪コンバンハ、私ヲ倒シタ魔法少女サン?」
薄暗い空間を見渡していた彼女は後ろから声を掛けられたことで咄嗟に振り向き、反応を愉しむように笑みを浮かべながら自身を見下ろすメディアの存在に視線を向ける。
「どうして、ステッキに吸収されて・・・動いていた、の?」
「アラッ、モウ本題ニ入ルノネ?モウ少シ、番トノ会話ヲ楽シミマショウ?」
メディアの言葉で交尾の内容を思い出してしまった彼女は頬を朱に染めつつ、考えを振り払うように首を横に振ってから口を開く。
「別に、番じゃない・・・っ」
「ツレナイワネェ・・・ココデハ全テ貴女ノ思イ通リニデキルノヨ?交尾ダッテ犯リ放題ナノニ、アノ時ノ快感ヲモウ一度味ワエルノヨォ?」
そう口にして股間部位の亀裂から赤黒い肉棒を露出するメディアを目にした彼女は、口内を涎が満たすのを感じながら視線を逸らせずに声を上げる。
「っ・・・興味、ないっ」
「口デハソウ言ッテモ、身体ハ正直ネェ?心配シナクテモ貴女ガ求メテイル情報ハ教エルワヨ、ソノ代ワリ・・・ワカルデショウ?」
問い掛けるような視線を向けるメディアに実質一つしか返答がないことに、彼女は顔を顰めながらも秘所から蜜が溢れるのを感じるのだった。
~♡♡♡~
「マズハ勘違イシテイルヨウダケド、ステッキデ吸収シタ魔ノ者ハ死ンデハイナイノ。滅スルコトデ負ノエネルギーヲ消シ去ッテ無力化シテイルノ、ダカラ夢ノ世界ニ呼ビ出シタリデキルノヨ」
「なっ、る・・・ほどっ♡でも、このっ・・・体位に、意味あっ・・・るの?♡」
自身の秘所に深々と肉棒を突き入れながら説明を始めるメディアに、彼女は甘い吐息の混じった声を漏らしながら問い掛ける。
「特ニ深イ意味ハナイワ、強イテ言ウナラ番ハ繋ガリ合ウモノデショウ?タダコウシテ愛ヲ確カメテイルダケヨ♪」
「私、はっ・・・貴女に、対して・・・っ♡愛情は持って、ないっ・・・♡」
メディアの言葉を否定するために声を上げる彼女だが、足はメディアの腰に回してガッチリと掴んで離さず、腕は首元に回して身体を押し付けるように密着している。
「マルデ説得力ガナイケレド、雌トシテシッカリゴ奉仕シテチョウダイネ?」
「そんなことっ、しない・・・っ♡」
口では拒否の返答をしているが腰は押し付けるように動かして肉棒を刺激しつつ、熱い視線を向けているメディアに唇を近付けると
「ンッ、チュ・・・♪可愛ラシイ求愛行動ネ、オ返シヲアゲルッ♪」
「ちゅっ、ちゅるっ・・・♡求愛行動、なんてっ・・・んぅっ、してない・・・っ♡」
腰を動かして膣内を擦り始めるメディアに反論を口にしながら口付けを続ける彼女に、メディアは嬉しそうに口元を歪めながら腰振りを速めていく。
「んくっ、ぅあ・・・っ♡奥叩かれっ、るの・・・気持ちぃっ、んぎ・・・っ♡」
「ンハァ♪ソウソウ、コノ夢ノ世界ハ貴女ノ意志デ時間経過ヲナクセルノ・・・ドウスル?」
「おぐっ、陽を・・・っ♡待たせてる、からっ・・・すぐっ、終わらせる・・・っ♡」
嬌声を漏らしながら返事をする彼女を眺めていると、不意に世界の動きが止まったことに気付いてメディアは口角を上げて笑みを浮かべる。
「ソウヨネェ♪邪魔ガ入ルトイヤダモノ、ジックリ愛ヲ育ミマショウ?」
「そんなんじゃっ、ない・・・っ♡ただ陽と、過ごす時間をっ・・・減らさない、為・・・っ♡」
言い訳するように口を開く彼女だが身体はメディアに寄り添って離れようとせず、口付けを求めるように唇を突き出す姿は番を求める雌の姿だった。
彼女の望みに答えるように腰振りを速めて強く肉棒を膣内の最奥へと叩き付けるメディアに、喜びの嬌声を上げながら身体を擦り付けるように押し付ける。
「んぐ、ふぁっ・・・♡おぉっ!?♡」
子宮を肉棒で押し潰される感覚に身を震わせて容易く絶頂を迎えた彼女に、メディアは堪え性のない恥部を持つことに呆れた視線を向ける。
「チョット突イタダケデ絶頂スルダナンテ、随分トヨワヨワナノネェ?」
「んごっ、言わ・・・ない、でっ♡」
蕩けた表情を浮かべながら甘えた声で返事をする様子に、愉しげに口元を歪ませながら打ち付ける腰の動きを強める。
「あぐっ、うぁっ・・・♡ふぎぃ、おぎゅ・・・っ♡」
「アァ、ソウダワ。貴女ガ滅シテ吸収シタ魔ノ者タチハ、記憶ヲ保持シタママノ状態ナノヨ?ツマリ、他ノ魔ノ者モ貴女トノ情事ヲ覚エテイルノ」
新たな情報を伝えながら子宮口にキスをするように肉棒を押し付けるメディアに、彼女は口の端から溢れる涎も気にすることなく快感に身を任せる。
「なる、ほどぉ・・・っ♡んおっ、気持ちいぃ・・・っ♡」
「アハッ♪今ハソレドコロジャナイミタイネェ♪」
自身の肉棒に意識が向いて本来の目的が疎かになる雌の姿に笑みを零しながら、尻尾の付け根からもう一本の生殖器を露にすると彼女の肛門へと躊躇うことなく突き入れる。
「んおおぉぉぉっ!?♡両方に、挿入れちゃっ・・・ダメぇ♡」
「顔ニ全ク説得力ガナイワヨォ?物欲シソウニキュウキュウ締メ付ケテキテ、トッテモ気持チイイワァ♪スグニ射精シテシマイソウ♪」
「んごっ、ほぎょ・・・っ!♡んほ、ほおぉぉっ!♡」
膣内と腸内の肉壁を削るように激しく擦り上げる肉棒の動きに大きな嬌声を上げて潮を吹き、それでも治まることのない腰振りに彼女は壊れた玩具のように何度も絶頂を繰り返して潮を撒き散らす。
「スッカリオ尻デモ絶頂デキルヨウニナッタワネェ、トロトロニフヤケテ生殖器ヲ飲ミ込ンデ離ソウトシナイワァ♪」
「んおぉぉっ、同時にっ・・・ズポズポっ、ダメ・・・っ♡」
口ではそう言っていても彼女の秘部は肉棒に吸い付いて離れようとはせず、むしろ精気を搾り取ろうとギュウギュウと締め付けている。
「ンハァ・・・♪ソンナニ一生懸命ゴ奉仕シナクテモ、貴女ノ望ムモノハタップリト注イデアゲルワよ♪・・・ンァッ♪」
いうが早いか腰を押し付けて肉棒を最奥へと突き立てると高まった情欲を解き放ち、子宮と腸内を満たしてもなお止まることなく流し込まれる精に彼女の腹部は際限なく膨れ上がる。
「おぎゅうぅぅぅっ!?♡おっ、おぉっ・・・!♡ほひ、ぃぎゅぅっ・・・!♡」
グツグツと煮え滾るような熱さを感じさせる精液に彼女は身体を痙攣させて絶頂を迎え、体内で泳ぎ回る精子の感覚を認識して潮を撒き散らしながら
「ンッ、ファ・・・♪イツマデモ使ッテイラレル気持チ良サネェ、コウイウノヲ名器ッテイウノカシラ?」
「んぎっ、おひ・・・っ!♡おご、ぴぎゅっ・・・!♡」
肉棒を突き入れた秘部の感想を述べながら腰振りを再開するメディアに、押し寄せる快感に思考を支配される彼女は返事をする余裕などなくただ身体を預けて絶頂を迎えることしかできなかった。
~♡♡♡~
何度目かわからない射精を受け止めた彼女の腹部は妊婦のように膨れ上がり、口からは逆流した精液を溢れさせながら恍惚とした表情を浮かべていた。
「ン、フゥ・・・随分ト長イ時間交尾シテイタミタイ、モットモ時間ハ進ンデイナイケレド」
「んぇ、ごぷっ・・・♡」
呆けた状態で口から溢れる精液の匂いで身体を震わせる彼女の姿に、口元を歪ませながらふと浮かんだ疑問を投げかける。
「ソウイエバ・・・幼馴染?ノコトハイイノ?タシカ待タセテイルンデショウ?」
「ぉげっ♡おさ・・・なじみ・・・?――――陽っ!」
メディアの言葉をぼんやりとオウム返しした彼女は、思考が明瞭になるのを感じて幼馴染の名を叫ぶ。
「私、戻らないとっ・・・陽を、待たせてるから・・・っ」
彼女がそう口にすると薄暗かった世界が光で満たされていき、その光景を眺めていたメディアは少し驚いた表情を浮かべて呟きを漏らす。
「アラッ・・・一瞬デ意識ヲ覚醒サセルダナンテ、余程幼馴染トヤラガ大事ナノネェ(今ハ引キ下ガルケレド、イズレ幼馴染ニスラ無関心ニナルホド私ニ夢中ニシテアゲル♪)」
メディアの密かな決意など知る由もない彼女は夢の世界から現実へと浮上し、膨らんでいた腹部が元に戻っているのを確認するとホッと安堵の息を吐く。
「これは、危険っ・・・極力、使わないようにしないと・・・っ」
しかし彼女の意思とは関係なくこれからも夢に現れるメディアに四苦八苦するのだが、そんな未来のことを知らない彼女はさっさと入浴を済ませて寝室へと移動するのだった。
夢の世界でのメディアとの交尾で精神力を使っていたのか、ベッドに入ってすぐに寝息を漏らす彼女に陽香がいつも通り悪戯を行った次の日の学校でのお昼休み・・・部活からの呼び出しで共に昼食が摂れなかった陽香に代わり、こちらも龍鬼が用事で共に過ごせなかった聖歌と屋上で向かい合いながら昼食を摂っていた。
「言葉を介する魔の者ですか、冬華も出会ったのですね」
お弁当の唐揚げを頬張ってから彼女の言葉に返事をした聖歌に、驚いたりしないことを疑問に思って問い掛ける。
「驚か、ないの?」
「? えぇ、わたくしも戦ったことがありますから。ちなみに龍鬼も戦ったことがありますよ、龍鬼に至っては魔法少女になって初めの戦闘で出会ったようですが・・・」
「意外に、たくさんいる?」
彼女の疑問の声に首を横に振った聖歌は、ステッキを取り出すと液晶を操作してから彼女の隣に座り直す。
「わたくしが出会った魔の者の名は『ミカエル』、六枚の機械の天使の羽を持つ天使モドキでした」
液晶に映し出されていたのは聖歌の言葉通りの姿をした魔の者で、何処か抗議するように口を動かして聖歌を鋭い視線で睨んでいた。
「これ・・・怒ってる、のでは?」
「気にしなくても大丈夫です、相手からこちらに危害を加えることはできませんから・・・そもそもわたくしに敗北した負け犬ですから」
さらに抗議するように両手を振り回すミカエルの姿に少しだけ微笑ましさを感じながら、自身のステッキを取り出すと液晶を操作してメディアを映し出す。
「この方が冬華が戦った魔の者ですね、見た目はメデューサですね・・・それにステータスも高い、ひぁっ!?男性器の大きっ、射精りょっ・・・!?」
映し出される情報を眺めていた聖歌は見たこともない項目に可愛らしい悲鳴を上げつつも、目を逸らすことなく食い入るように見つめる。
「えっと・・・聖歌、さん?」
「はぅっ!?しかも男性器が二ほっ、つまり前と後ろに・・・!?」
頬を朱に染めながらじっくりと情報を眺め終えた聖歌は火照った顔を手で仰ぎながら、自身のステッキに映るミカエルへと視線を向ける。
「・・・夢の世界なら、問題はない?」
何を考えているのかを深く聞くのは止そうと考えた彼女は、質問の答えを聞いていないことを思い出して意を決して声を掛ける。
「えぇっと、それで・・・こういう魔の者は、いっぱいいるの?」
「貴女に拒否権はありません、今夜はじっくりっ――――はっ!?べっ、別に夢の中なら浮気ではないとか考えていませんよ!?えぇ、決して!」
「そのことは、今は置いておいて?」
狼狽する聖歌に困惑した様子で声を掛ける彼女に、大きな咳払いを挟んだ聖歌は取り繕うようにキリッと表情を引き締める。
「こほんっ・・・!そうですね、質問の答えは''いいえ,,です。ミカエルなどの名を持つ魔の者は、いわば上位者の位置付けになります・・・なのでそんなホイホイ現れるような存在ではないので安心してください」
聖歌の説明の最中に得意気に胸を張るミカエルを見つけて頬を緩ませる彼女に、メディアは面白く無さそうに顔を歪めるとミカエルに向けて鋭い視線を向ける。
「ですが出会うことがあれば気を抜かず、最大の警戒を持って挑むようにしてください。そちらのメディアがどうだったかは分かりませんが、ミカエルは地形を更地にするほどの魔法を連発してきましたから」
「え・・・よく、勝てたね?」
「龍鬼のことを考えると自然と力が湧いてきたのです、もしかしたら愛する者を思い浮かべると力が高まるのかもしれませんね」
聖歌の言葉になるほどと頷きを見せる彼女に、メディアは夢での出来事を思い浮かべてあながち間違いではないなと考える。
「まぁ、そうそう出会うこともありませんから。頭の片隅にでも置いておくといいでしょう」
「んっ、ありがとう。聖歌さん」
「ふふっ、どういたしまして」
微笑みを浮かべる聖歌につられるように口元を緩ませる彼女は、卵焼きを口に運んで舌鼓を打つ。
「ところで、話は変わるのですが・・・」
「? どうか、した?」
もじもじと身を捩りながら言い辛そうに口ごもる聖歌に、疑問符を浮かべた彼女は首を傾げる。
「冬華が戦った他の魔の者の情報も、見せて頂くことはできますかっ!?」
「それぐらい、問題ない・・・けど?」
「本当ですか!?ありがとうございますっ!よければわたくしの方もご覧になりますか?」
彼女の返事に嬉しそうに微笑みを浮かべながらの提案に頷き、それぞれのステッキを交換して情報の閲覧を始める。
「んっ、すごい・・・たくさん、戦ってる」
ざっと見ただけで五十体以上載っていることに彼女が感嘆の声を漏らしている間、聖歌はある一点の項目を目にしては可愛らしい悲鳴を上げながら食い入るように眺めていた。
一通り聖歌のステッキに載っている魔の者の情報を見終わったと同時に、聖歌も見終わったのか何故かやり遂げた表情を浮かべて清々しい笑みを浮かべていた。
「ありがとうございました、とても・・・とっても参考になりましたっ!」
「んっ、どういたしまして?」
何の参考かは聞かないようにしながらステッキを交換した彼女は、お昼休みも残りわずかであることに気付く。
「そろそろ、戻らないと」
「あらっ、たしかにそうですね。さすがにもう龍鬼の用事も終わっているでしょうから、今回はこれで解散としましょうか?」
聖歌の言葉に頷いて返した彼女は食べ終えたお弁当箱を片付けると立ち上がり、同じく片づけを終えた聖歌も立ち上がると思い出したことを口にする。
「あぁ、そうです。情報を見るついでに映像も貰ったのですが、よろしかったですか?」
「んっ、うん。もう今更、だから問題ないよ?」
少し諦めた様子で口にする彼女に苦笑を浮かべつつ、大事そうにスマホを抱える聖歌の姿に今後も要求されるんだろうなと一つ息を吐く。
「あっ、そういえば・・・聖歌さんも、夢の世界を使ってるの?」
「え?えぇ、夢の世界では怪我などをする心配がありませんから。鍛錬などをするのに使えますよ?わたくしは今夜少しだけ違うことをしますが・・・ふふっ」
不敵な笑みを浮かべる聖歌の様子に、深く追及することなくミカエルに内心でエールを送るのだった。
聖歌のデータベースより―――
――魔の者(ミカエル)――
攻撃 :D
魔法攻撃 :A
防御 :C
魔法防御 :B
素早さ :B
特性『熾天裁光』・・・自身の魔法攻撃を上昇させ、敵対する者を裁きの光で焼き払う。