メタモン娼館経営記録 作:支配人バントウ
『赤い鈴をつけたニャビー』
とある地方の都会において、赤鈴をつけたニャビーはちょっと有名な存在だ。
この地方でも見かけないポケモンで毛並みも良く、立ち振る舞いも気品を感じさせていた。
そして何より、赤い鈴のついた首輪。これ自体は高価ではないが、首輪に使われている素材が高級であるため、この地方に訪れたセレブの誰かが捨てたのだとみんなが思った。
街の人々はそんな彼を仲間として受け入れた。
見かければ挨拶をして、木の実を渡し、ニャビーのために小さな家まで作った。
誰かの手持ちのポケモンになったという訳ではないが――それでも、ニャビーはこの街の一員になっていた。
そんなある日のことだった。
木の実屋さんの従業員がニャビーに木の実を渡そうと小さな家へと訪れたが、そこにはニャビーはいなかった。
散歩中なのだろうか、と思い木の実だけ置いて立ち去ろうかと考えたところで、従業員の耳になにか荒々しい音が聞こえた。
ポケモンたちの喧嘩と思わしき声だ。そして、その声の合間に鈴のような音も聞こえた。
従業員は思い出した。
最近この街に再びヘルガーが現れたと警察たちが警戒していたのだ。
どうやら以前捕らえたヘルガーではなく、その時に取り逃がしたデルビルが進化した個体だという。
その時に警察が攻撃したこともあって、前のヘルガーよりも人間と人間と共にいるポケモンへの敵意が高い可能性があるのだとか。
もしもあの可愛くも誇り高い凛々しさもあるニャビーが襲われていたら……
ヘルガーのことで少々足が震えているものの、従業員は物音のした路地裏へと勇敢に足を進め始めた。
少しずつ、でも、着実に。一歩ずつ足を進めていく。
路地裏の分かれ道にたどり着いたとき、先ほどまでの荒々しい音よりも大きな、物が倒れたかのような音が聞こえた。
それと同時化少し遅れてか、二匹のポケモンの争う鳴き声のようなものも聞こえた。鈴の音もまた、激しく鳴り響いた。
一匹の鳴き声は弱弱しく、弱っているようだったので、従業員はひょっとしたらと思いいてもたってもいられなくなり音の聞こえた道へと向かっていった。
争うような音はまたしても聞こえた。一匹の鳴き声が次第に弱弱しくなっていて、従業員は足を速めた。
そして音が聞こえた路地裏にたどり着くと、そこにはニャビーがいた。
ヘルガーもいた。しかし、従業員が想像していたような状況とは真逆だった。
「シャーッ……ヴニャァァ……」
「グルルゥッ……」
従業員が見たのは、倒れたヘルガーと、それを眺めているニャビーだった。
ニャビーは唸り声をあげていた。聞いたことのない声色だった。その身体は傷だらけで、治療をしないとと従業員は思ったが、それと同時に気になったのはヘルガーのことだ。
ヘルガーは倒れていたのだ。警察が言っていたヘルガーはまさしくこのポケモンのことだろう。
そんなポケモンが、倒れている。ニャビーよりもひどい傷だらけの姿で。
もしかしなくても、ニャビーがこれをしたのか?
従業員はそう思った。よく思い出せば、ニャビーはたまにほかの野良ポケモンにちょっかいをかけられる姿を見たことはあるが、それをヒラリと受け流して日々を過ごしていて、バトルをしている姿を見たことがなかった。
ニャビーにこんな側面があったなんて……と従業員が唖然としていると、ニャビーがヘルガーの臀部へと足を運んでいた。
「ヴニィァ…」
「ガルッ……!」
「ヴニャアッ……!」
「……グゥッ……!」
すごい、と従業員は思った。
凶暴なヘルガーを、こうも圧倒しているだなんて。
それと同時に、ニャビーにこんなことはやめさせないとと思い、ニャビーに駆け寄った。
「もうやめてっ、これ以上しちゃダメだよっ!」
「ニッ!? ヴニャアッ!」
「熱っ!」
従業員はニャビーを抱きかかえる。
しかし興奮しているのかニャビーの体温は厚く、そして暴れるニャビーの熱された牙に噛まれ、従業員はニャビーを落としてしまう。
ニャビーのおなかの中にある毛。毛づくろいをして溜まった毛を燃やしたことで熱された牙によって従業員は火傷を負っていたが、その痛み以上に従業員はぎょっとするものを見てしまった。
「フーッ、フーッ……」
ニャビーのチンコが見えていたのだ。しかも勃起していて、たまに見える時とは違う、何倍も大きな肉の棒がニャビーの股間に屹立していた。
従業員はそのニャビーの姿に何も言えなかった。いったいどうなってるのか、と叫びたかった。しかし、ニャビーの目が恐ろしくて、獲物を探す野生のまなざしをしていて、声をかけられなかったのだ。
「フーッ、ヴニャアッ……」
「グゥッ……ゥゥ!」
ニャビーは従業員を一瞥した後、何とか起き上がり逃げ出そうとしていたヘルガーの臀部に体を乗り上げた。
ヘルガーはニャビーを振り下ろそうと必死で身体を動かすものの、もう体力がないのか動きはフラフラしていて。
ニャビーを振り落とすことができず、逆にヘルガーの体をがっしりとしがみついていて。
ニャビーのチンコはヘルガーのお尻の割れ目にピタッと当たっていた。その状態でニャビーは何かを探すように腰を上げ、チンコをお尻に沿わせていた。
従業員は悟った。
ヘルガーがメスであることと、ニャビーがヘルガーを犯そうとしていることに。
これを止めたくても、従業員の体は動かなかった。
そして、ついにお目当ての
ヘルガーは自身の膣穴に挿入されて辛いのか、体を震えさせ、涙を流しながら早く終わるのを待っていた。
ヘルガーにとって耐えがたい苦痛だったろう。
人間を恨み、牙を研いで復讐のために戻ってきたところでどこからともなく現れた小さな一介のポケモンになすすべなくやられ、そして貞操まで奪われているのだから。
「ヴニャッ、ヴニャッ……ーーヴヴニャアッ!」
「――ゥゥッ!! ヴヴヴヴッ!!」
そして最後には、そのポケモンの子種を子宮に流し込まれてしまったのだから。
ヘルガーは耐え難い屈辱を感じただろう。もう人間に牙を剝くこともできないほどに。
それと同時に、ニャビーのことについても分かったことがある。
――『道理で捨てられたわけだ』という『納得』。
警察が駆け付けたころにはすでにニャビーはその場から忽然と姿を消していて、路地裏にいたのは誇りの一切合切を粉砕された挙句に子を孕んでしまったヘルガーと、そんなポケモンを慰めていたとある木の実屋さんの従業員の姿のみだった。
その後ニャビーはポケモンセンターで検査され、その結果『発情期になるととても気性が荒くなる』ということが判明した。
ポケモンセンターは気性の粗さを抑えるための木の実や、ほかのポケモンに被害が及ばないようにするためにポケモン用のオナホールなどを用意したが、効果は薄すぎた。
木の実はニャビーが嫌いな味で、ポケモン用のオナホールではニャビーのチンコの疼きは抑えることができなかったのだ。
そうこうしているうちに、路地裏にて倒れているポケモンの姿がまた確認された。
あのヘルガーの子分として活動していたデルビルが、ニャビーによってただの肉便器へと成り下がっていた姿だった。
後に調べた結果、ニャビーの小屋にはあのヘルガーについての注意喚起を促すチラシが入っていて、ヘルガーを性処理に使ったのは善意も含んでのことだっただろうと考えられた。しかしながら、悪いポケモンというのは街中にそうたくさんいるはずもない。
今はまだ悪さをするポケモンを積極的に懲らしめ、犯しているだけだがそれが善良なポケモンにまで矛先が向いてしまったら……。
街の人々がニャビーのことを恐れていく中で、木の実屋さんの従業員は有用な情報を聞きつけた。
ポケモンセンターで現在、ポケモン性処理サービスが執り行われているということを。
曰く、どんなに悪い性癖を持つポケモンでも確実にスッキリできると。
ポケモンリーグも公認したこのプロジェクトに、街の人々は賭けてみることにしたのだった。
三番目の顧客はどのポケモンがいい?
-
プクリン
-
ナゾノクサ
-
キリンリキ
-
アズマオウ
-
デリバード
-
ドラピオン