※この作品はR-18です。

メタモン娼館経営記録   作:支配人バントウ

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燻ぶり続ける

 

 山奥の村だった場所。

 そこに赤い鈴のニャビーは送られていた。

 

 その日、ニャビーが目を覚ましたのは夜明けの前だった。

 なにか物音がすると思って目を開けると、そこにはよく知る面々が、捕獲用の網と高性能なハイパーボールを構えながら近づいてきていた。

 驚きながらもニャビーは逃げ出そうと試みたものの、頑丈な網を投げつけられて身動きが取れなくなったところでハイパーボールを当てられ、ゲットされてしまったのだ。

 

 数日間、ボールの中で微睡んだ末にようやく、ボールから出ることができた時に見たいつもの街中とは全く異なる風景を見たニャビーはこう思った。

 

“ああ、また捨てられたんだな”

 

 ニャビーにはどうすることもできないことがある。

 ずばり言うと今頃の暑い夏に、自分のチンコが疼き始めるのだ。

 そして頭の中はチンコの疼き一側に染め上げられ、ポケモンに挿し込みたい衝動に強く駆られてしまうことがあるのだ。

 

 自分の前の飼い主は、その癖の強さに恐れをなしてニャビーを捨てた。

 

 なんとか主人の前では平常に装い頑張ってはいたものの、ダメだったのだ。

 その時は主人の娘が飼っていたニューラに手を出してしまっていた。

 なんとかニューラは孕んではおらず、大事にはならなかったが主人とその家族に恐ろしい感情を植え付けさせて捨てさせる決断をさせることには十分な出来事だった。

 

 捨てられた後に出会った街の人たち。

 彼らの前でもまた、ニャビーは普通に過ごし始めた。

 産まれた時からセレブの家庭で育てられてきたこともあって気品のある所作をしているところはあるが、それがニャビーにとっての普通の行動だった。

 結果としてニャビーはみんなから愛された。

 

 しかしニャビーは恐れていた。

 暑くなってくるこの季節に恐れを感じていた。

 

 またチンコが疼いて、誰かのポケモンを傷つけてしまって捨ててしまうようなことがあったらどうしよう、と恐れてやまないことはなかった。

 

 少しずつ暑くなってくるこの時期、ニャビーのチンコもだんだんと大きくなってきていた。

 それをなだめようと小屋の中で人目の無い時間にチンコを舐め、出すものを出して落ち着かせていたが、それでも限界があった。

 日に日に湧き上がってくる情欲に、悩まされる日々を送る中でニャビーのもとにいちまいのチラシが風に舞いながら運ばれてきた。

 文字こそ読めないが、警察の姿のイラストと、悪そうな顔をしているヘルガーの姿を見てなんとなく察した。これはお尋ね者の注意をしているんだな、と。

 

 それを理解したニャビーの頭の中に天啓ともいえる情欲の解消法が閃いた。

 『悪い奴なら問題はない』――それが、ニャビーが考え付いた発散方法だった。

 

 根本的な解決にはなっていない。それは、わかっていた。

 でも、それ以外にこの疼きは抑えられないのだから。交尾をするほかにチンコの勃起を抑えられないのだから。

 

 せめて、みんなが見ないことを望んで、朝早くからニャビーは行動に出たのだった。

 

 

 

 それでも、失敗してしまった。

 ニャビーにおいしい木の実を与えてくれる木の実屋さんの従業員にその姿を見られてしまった。

 その時に従業員はニャビーのことを止めてくれたが、その時のニャビーは完全にチンコをマンコに入れて気持ち良くなりたい一色だったがために牙を剥いてしまった。

 

 捨てられて当然だろうな。

 ニャビーはぼうっとした目で村を眺めていた。

 村……いや、村だった場所にはいまはたくさんのメタモンが住み着いていた。

 ニャビーにとって知らないポケモンだ。ブニブニしていて、紫色が一番多いけど、赤色とか青色も多い。変なポケモンだと思った。

 そして自分と同じように捨てられたのだろうポケモンたちがこの奇妙なポケモンたちにドギマギしていた。

 

 捨てられたであろうポケモンたちの中には、メスのポケモンもいた。

 そのポケモンは、ニャビーに背を向けていて、メタモンと話をしていた。

 

「……ニィィ」

 

 まただ。

 先日のデルビルでなんとか解消したつもりだったのに、もうチンコが硬くなり始めた。

 

 ここにいたら、彼らの迷惑になりかねない。

 

 そう感じたニャビーは、この場所を離れようと決心した――その時。

 

「メタァ?」

「ニャ…?」

 

 ニャビーは、オレンジ色のメタモンと出会ったのだった。

 

 


 

 

「発情期になると気性が荒くなるニャビー……そんなにやばいんすか?」

『聞いた話ですと性欲が異常なほどに活性化して、誰彼構わず犯してしまいそうになるみたいですよ。――改めて聞きますけど、何とかなるのでしょうか?』

「まあ、大丈夫じゃないっすかね。ウチ、そういう感じの発情期に見境なくなるタイプにも対応できるメタモンがいますし」

『――わかりました。よろしくお願いします』

「はいー。……そんじゃ、ジェリーの出番だな!」

「メタ!」

 

顧客表
顧客名ニャビー分類火猫ポケモン
年齢、性別年齢不詳、オス 性癖、好きな体位不明
飼い主野良のため無し(代理:従業員)
特記事項発情期になると静止が利かなくなる
奉仕する主要なメタモンジェリー(オレンジ色のメタモン)

 

三番目の顧客はどのポケモンがいい?

  • プクリン
  • ナゾノクサ
  • キリンリキ
  • アズマオウ
  • デリバード
  • ドラピオン
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