※この作品はR-18です。

メタモン娼館経営記録   作:支配人バントウ

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『炎のハンターには悩み事がある』

 

 とある街の、とある路地裏。

 そこには炎のハンターがいる。

 

 陰に潜み、影の中より魔の手を伸ばし、邪悪な志を持ったポケモンを殲滅する街の隠れたヒーローだ。

 

 つい先日もまた、街に突如集団で飛来してきたマーイーカの大群の3割を退治してくれていたという噂話がある。

 炎のハンターが現れるときはいつも鈴の音が鳴るのだが、いざ駆けつけてみればそこはもう戦いが終わった後。

 誰も炎のハンターを突き止めていない、この街の七不思議の一つになりかけている存在である。

 

 

 

 その正体はニャヒート。赤い鈴のニャビーが進化した姿だった。

 

「ニャアアア…」

 

 ニャヒートはとあるガラクタの山の上に建てた小屋の中で街の様子を時折大きなあくびを立てながら伺っていた。

 小屋の中には、オレンジ色のメタモンと並んで撮った写真が飾られていた。

 

 ニャヒートにとって、あの場所での記憶は大変忘れられない思い出だ。

 感謝してもしきれない、自らの生き方の転換点だったといえるだろう。

 自身のコンプレックスだった発情期の気性の荒さ。これの原因を知ることができたのだから。

 

 メタモンのナワバリに送られて、自分とたくさんの交尾をしたオレンジ色のメタモンからとある可能性をニャビーは聞いた。

 

“もしかしたら、赤鈴クンのその体質って進化寸前のサインかもしれないよ?”

 

 そのメタモン曰く、進化が近づいたポケモンはまれに進化後の体質や気質などを進化前に発現するポケモンがいて、そういうポケモンはたいてい気性が荒くなるのだとか。

 特にヨーギラスやサナギラスが暴れ始めるのがそういうサインで、バンギラスに近づいてきていることを示しているのだとか。

 

 そしてニャビーの場合、これに自らの肉体の成熟も合わさったのが災難の原因だったとメタモンは推察していた。

 それはつまり、人間でいうところの完全に勃起できるようになったというところだろうか。人間は勃起できる=生殖可能ということを知らせるサインであり、それはポケモンにもほぼほぼ同意義で通用する。

 しかし、ポケモンの場合は勃起するタイミングが発情期に限られていて、それ以前にポケモン自身が気づくことはあまりないのだ。

 

 つまるところ、進化直前のサインに生殖可能のサインが混ざった結果起きてしまった思春期×発情期の事故で、進化してしまえば次第に気性(ニャビーの場合は性欲)の荒さはコントロールできるようになるだろう、というのがメタモンの見解だった。

 

 

 

 実際、メタモンの見解は非常に正しかった。

 

 ニャビーは街に帰ってきて数日後にニャヒートへと進化した。

 進化したことでニャビーのころの悩みであった発情期の荒れ模様は落ち着きを見せ、ある程度抑制することに成功した。

 まあ、発情期になるとチンコは大きくなってキツイし、メスの穴に挿し込みたい衝動は消えてはいないが、それに駆られきるほど弱い精神ではなくなったので、問題はないと言える。

 

 そんなこんなで、現在ニャビー改めニャヒートは街の野生ポケモンたちを守るボス的な役割を背負っている。

 ニャビーの頃の暴走で自身に従順になり果ててしまったメスのヘルガーを始めとした多数のポケモンたちが街を巡回し、異変があれば即座に解決する。

 いうなれば警察の真似事みたいなものであるが、やっていて面白いし、悪くもない。

 ニャヒートは満足しながら日々を過ごしていた。

 

「――ニャッヴ」

 

 ……いや、ニャヒートには悩みがあった。

 ほかのポケモンに語るとそれは笑い話のようなものではあるが、ニャヒートからすれば重要で深刻な問題なのだ。

 

 ニャヒートには、未だにつがいとして相応しいポケモンが見つかっていない。

 ニャヒートは人間年齢でいえば高校生ぐらいのお年頃。まだまだ若いが将来を見据えてこの時期につがいを見つけておくべきだというのは理解しているのだが、いまいちいいポケモンがいないのだ。

 子分たちは手ごろなメスポケモンなんてたくさんいるだの、私ならどうですかだの言ってくるが、ニャヒートは理解している。そんなメスポケモンでは自分の太くて鋭いチンコを抱擁できない、と。

 もうあのメタモンと出会って数年経つというのに、自分のチンコを受け入れられる存在があのメタモン以外いないというのはなんとも悲しい話だ。

 

 とある日、子分のチョロネコの進化したレパルダスがニャヒートを誘惑したことがあった。

 ニャヒートにとって、レパルダスというポケモンの姿はとても印象に残っていることもあり、甘んじてその誘惑を受け入れた。

 しかし。

 

「レエエ、レ゛ナア゛ッ♡ レェニ゛ャ゛アァア♡♡」

「………ニャア」

 

 結果はレパルダスの完敗。

 ニャヒートが挿入してピストンを始めてからほんの数秒後、10回にも満たない回数のピストン運動によってレパルダスのマンコは限界を迎えた。

 情けなく潮吹きと失禁をマンコから吹き出し、前足は痙攣して地につき、後ろ足をピンと伸ばした体勢で彼女の顔はよだれでいつものクールビューティーが見るも無残なイキ顔を晒していた。

 

 その日以来、自分を売り込もうとするメスポケモンの姿はだいぶ少なくなった。

 レパルダスもニャヒートにかなり従順になり、ヘルガーとともに街を回る姿がよく見られるようになって街からすれば良いことづくめなのだが、ニャヒートとしてはいまいち消化不足感が残るのだ。

 

「……ニャァ」

 

 しかたがない。

 ニャヒートには今年の発情期にも自らのつがいとなるべきポケモンは現れなかった。

 その事実を甘んじて受け入れ、ニャヒートは部下に今週は自分がいなくなることを告げてとある場所へ向かった。

 

「ニャ」

「あっ、いらっしゃい、アカベル!」

 

 そこは、とある木の実屋さん。

 看板娘である10代後半の従業員の少女がニャヒートを存在に気づいて、挨拶を交わす。

 もう彼女とはかれこれこの街に来てからの長い間柄だ。

 ニャビーだった時にはちょっと怖い目に遭わせてしまったが、それを許してくれたこの子の懐の広さにはいまだかなわないとニャヒートは感じている。

 

「ニャッ」

「あっ…そっか、またこの時期なんだね」

「ニャア」

「わかった。すぐ準備してあげるからね!」

 

 ニャヒートは従業員にとあるチラシを見せた。

 それはポケモンセンターでこの暑い夏の時期に配っている、ポケモンとともに暮らす者たちにとっての目下最大の悩みを解消してくれるサービスのチラシ。

 色とりどりのメタモンが撮られた写真を用いたチラシで、それが何のチラシなのかニャヒートは理解していた。 

 

 ニャヒートはこの従業員に頭が上がらない。

 自分の下の世話を手配してくれるだなんて、面目なさすぎる。

 本来なら自分で何とかするべきところであるのに。

 ニャヒートは申し訳ないまなざしで、金銭の用意をする少女を見つめていると、視線に気づいた彼女はニャヒートの頭をなで始める。

 

「そんな顔しなくて大丈夫だよ、アカベル! ポケモンだもの、そういう時期もあるよねってことだよ!」

 

 そういってくれると、ニャヒートは嬉しくなる。

 自分のことを理解してくれる存在。受け入れてくれる存在。

 ニャビーの時に失ってしまったのはそれだった。

 

 今ではもう、自分のことを自分で受け入れられるほどにニャヒートは成長した。

 あの頃のニャビーはもういない。激しい衝動に駆られるニャビーはもういないのだ。

 

 しかしながら、あの頃のニャビーを受け入れてくれている存在が、向こうにはいる。

 あの頃の荒れていて手が付けられなくなる危険なポケモンのニャビーを受け入れてくれるメタモンが向こうにいるのだ。

 そのうえで、昨年あのメタモンは――オレンジ色のメタモンはこう言い始めた。

 

“久々にあの頃のガツガツな赤鈴ニャビークンをまた見たくなっちゃったな~♡”

 

 その言葉にすら、ホッとする。

 単純に聞けば、今の自分では技量不足で彼女を満足できていないとも捉えられる言葉だがそうではない。彼女とは一進一退のイカせあいで争う仲。

 彼女のマンコはニャヒートが一番感じさせているのは紛れもない事実で、彼女がニャヒートとヤって不満だということはあり得ない。それはメタモンのナワバリ内で知れ渡っていることだった。

 

 ただ、オレンジ色のメタモンはあの頃が恋しくなっただけだということは分かりきっていた。

 あの頃の、いろいろと爆発寸前だったニャビーと再び愛し合いたいだけなのだ。

 

 そうだというなら、あの頃のニャビーのように彼女を愛してやろうとニャヒートは決心した……それと同時に、チンコが少し膨らんだのを感じた。

 下心丸出しな自分に恥ずかしさを感じるが、彼女のマンコは名器なので致し方ない。

 ほんの一週間の短い期間ではあるが、その間退屈させることのないようにたんまりと愛してあげようとニャヒートはプランを考える。

 あのメタモン相手にあんなことやこんなことをするのはどうだろうか……フフフ、思いつくだけで笑いが止まらなくなりそうになるニャヒートは、何とか笑いを堪えるものの、怪しい笑い声を出す結果となってしまった。

 

 そんな恥じらいと、プランを考えて不気味な笑い声を見せるニャヒートを見た従業員の少女は、チラシをじっと見て、少々考えたうえで、ニャヒートに声をかけた。

 

「……ねえ、アカベル」

「ニャ?」

「せっかくだしさ、向こうに好きなメタモンがいるんだったらさ……『特別!托卵・産卵サービス』っていうの、受けてみるつもりはない?」

「……ニャッ!!?」

「それとも、『超高値!メタモン売り出しサービス』を受けたほうがいいのかな……? あなたにお気に入りのメタモンがいるのなら、あなたの傍にいたほうがずっといいかもしれないでしょ? ……どうかな?」

「ニャ、ニャァッ!!!???」

 

 ニャヒートの絶叫が街中に木霊する。

 どうやら、今年からは彼女との距離がさらに縮まりそうだった。

 

 


メタモン名簿
メタモン名ジェリー体色オレンジ
年齢、精神上の性別8歳、メス 性癖、好きな体位手も付けられないような暴れん坊と性器で争うセックス、後背位

性格勇敢、打たれ強い

好きな場所廃校裏の大きな木

特記事項
数年前から接客しているニャヒート(旧ニャビー)との相性がとても良い。

しかし他のポケモンとの交尾による満足度が薄くなってきている。

メタモンたちのリーダー格として先陣きってエロいことを行ってきたメタモンであり、かなりの名器で個人的にも名残惜しくはあるが、巣立ちの時なのかもしれない。

ニャヒートの代理飼い主に連絡を立て、ある程度の割引(君に夢中!特別大割引サービス)をかけてプランのお誘いを行った。

現在、返答の待機中である。






基本的なこんな感じで5話でまとまるようなストーリーで展開していくつもりです。
割と突貫工事で物語を作っているので、粗が見つかることが多々あると思いますが大目に見てくれると幸いです。
今後とも、この作品をよろしくお願いします。



三番目の物語に登場するメインポケモンをアンケートで募集してます。ぜひ投票していってください。
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