無人発電所の最奥で伝説のポケモンが一人と向き合っていた。
圧倒的な能力差で痛めつけられ何度も眠らされるが、肝心の捕獲が成功しない。
捕獲に失敗したボールの残骸が散乱する室内で、少年の手がマスターボールに軽く触れる。
つかみかけた手をゆっくり離し、少年は首を横に振ってため息をついた。
次の瞬間、少年は世界から消滅する。捕獲に失敗したこの世界を放棄して、別の世界線へと移動したのだろう。
◇
サンダーが眠りから目覚めると、ずっしりと身体が重いことに気づいた。
何かが身体に張り付いている感じはしないが、身体に力が入らない。コンクリートの床にうつ伏せになったまま、金縛りに遭ったように起き上がらない。
異臭のする方に目を向けると、ベトベトンが「にたぁ」と不気味な笑みを浮かべながらサンダーのことを見下ろしていた。
「くゅるるるる……」
低い声で威嚇するサンダーに、ベトベトンはゆっくりと近づいていく。
腐ったヘドロのような匂いがする腕が伸び、くちばしが持ち上げられる。
なんとか逃れようとするが、力が入らない。持ち上げられた視界には、数十匹のベトベターがサンダーに向かって「かなしばり」を発動していた。
普段であればせいぜい「技」を使うのに支障が出る程度だが、幾重にも重ねられることで完全に自由を奪っているようだ。
「くゃぁぁあああ!」
電気を発生させようとしても、パチパチと火花が散るだけで終わる。
ねっとりとしたベトベトンの身体がサンダーの上にやさしくのしかかる。
体重はかけられておらず、ダメージはない。ひんやりと冷えた粘体がこびり付く。
「きゅしゃー、きゅしゃーっ!」
気持ち悪さに叫び声を上げ、かろうじて動く首を横に振るが、そんなことでは逃れられない。
ベトベトンの身体の一部が、サンダーの尻穴にピトッと触れた。
抵抗が激しくなり、金縛りを破って羽がピクピクと揺れるが、ベトベトンの体重を持ち上げることは出来ない。ベトベトンが大きく口を開け「べひゃぁ」と笑った。
サンダーは何者が相手であってもタマゴを産まないとされている。
だがポケモンという生き物である以上、生殖機能まで失ったわけではない。排泄兼用の穴がゆっくり広げられ、ベトベトンの性器がゆっくりと進入していった。
「ぎゃーぅ! ぎゃーーすっ!」
異物が侵入してくるが、痛みはなくむしろ本能的な気持ちよさがある。
醜悪に悪臭を放つ、見下していたオスに犯されながら、身体は刺激を快楽として処理してしまう。
ぐにぐにと押し広げながら挿入される感覚は、藻掻いて逃がすことも出来ず、脳に直接流れ込む。
「きゅ、きゅぉおおおおん! きゅぉぉぉおおおおお!」
サンダーの体内の最奥まで到達したベトベトンの性器が、ビクビクッと震える。
細く伸びたヘドロを、ベトベトンの遺伝情報が通ってサンダーの胎内にぶちまけられる。
ごぽっごぽっ……
ベトベトンの性器がゆっくりと引き抜かれ、ドロドロとしたヘドロがあふれ出す。
絶頂の余韻に浸るサンダーは抵抗する気力もなく、床に倒れ伏していた。
ベトベター達の「かなしばり」の効果が弱まりだしても抵抗できない。
まるで本能が、ベトベトンには勝てないと怖れてしまっているように。
ベトベトンの身体がゆっくりとサンダーから離れる。
解放された安堵に浸るサンダーの周りに、じりじりと無数のベトベターが近づいてきた。
お預けを食らっていた彼らからは細い性器が突き出していて、サンダーの穴をじっと見つめている。
ベトベトンが合図をすると、無数のベトベターがサンダーに飛びかかった。
敗北を本能に刻まれたサンダーは、戦おうという気力もおこらず、圧倒的に弱いはずの彼らに好きなようにされてしまう。
こうして伝説とまで言われたポケモンは、ヘドロポケモン達の慰み者になったのだった。