戦国✝恋姫の世界に鬼子で転移してしまった件について 作:人中の蝮
そうして僕は北畠殿と一騎打ちをして決闘を繰り広げていた。
正直に言えばかなり強いと感じていた、こちらは鬼子な上に色んな人たちから鍛えてもらっているのに負けてしまったら間違いなくあの世で再会した時に怒られてしまうとして全力で頑張っていた。
何度も相手の斬撃を避けては攻撃をしても鍔迫り合いになり互角になっており一進一退の攻防になっていた。
それでもこちらは必死に戦いをして互角の勝負を繰り広げていた。確実に剣術などでは負けているのでここは鬼子としての種族パワーで押すしかなかった。
同じ種族なら間違いなく相手に軍配が上がっていただろう、それだけに技術面では負けていたのだ。それでも負けていないのは鬼子としての力のお陰であり僕自身の力ではない。
周り者たちは静かに勝負が終わる瞬間を待っていた、それでも勝負が始まってもう、一時間は経過しようとしていた。
やはり技術面で向こうは勝っていても人間だとして次第に疲れが見えてきて僕は鬼子だと言うことでまだ余裕があったがそれに最大の理由として向こうはもうそれなりに年齢であり僕は未だに青二才ではあるが体力には自信がありそれで相手の攻撃を耐えて徐々に有利になってきていた。
その時に北畠殿が僕に対してここまでの強者ならば名前を覚えておきたいと聞いてきたので僕は答える事にした。
「名前は直江龍秋長虎、越後の国が出身であります。覚えてくれたら幸いです」
「直江龍秋殿か・・・・長尾家の重臣、直江家の一族か」
まあ、そうですけど・・・この世界の長尾家ではないだよなと思いながらも相手に混乱させる事はせずに素直にそうだと言ってから勝負を続けていた。
そうして勝負が続いていたが最後は体力的に向こうが先に倒れえしまったのである。
「残念だ、もう少しだけ若ければもっとこんなに楽しい時間を過ごせただろうに・・・・この首を持っていくが良い、直江龍秋殿」
「北畠殿、見事な最期だと僕がしっかりとこの目に焼き付けておきます」
そうして僕は勝者として少しでも痛みを感じさせることもなく一撃で首をはねた。
そして首を拾ってそれを掲げて勝鬨を言うのだった。
「敵将、北畠具教はこの直江龍秋長虎が討ち取った!!抵抗をしないと約束するならば先程の北畠殿と約束した事を守るつもりだ!大人しく刀を置いて降伏せよ!」
そうしてその言葉を信じて多くの者たちが降伏してきたので北畠殿と約束したことを守る為にも丁重に扱いをして北畠家の勢力を滅ぼして伊勢を統一すると志摩の豪族たちも織田家の傘下に加わりたいとして降伏してきたのでこちらも受け入れた。
そして戦後処理をしながらも更に個人的であるが貯めていたお金を使って多くの草たちを雇って優遇して草たちにもとても良い待遇をすると伊賀と六角家に仕えていた甲賀の草たちも我と先へと傘下に入り始めて何もせずに伊賀の国を手に入れた。
予定よりも多くの領土を手に入れる事ができた、しかも甲賀に伊賀の草たちを味方にすることに成功したのである。
これは思っているよりも大きな収穫でありこれほどに草を味方にすれば情報戦では負けることはない、それだけでもかなり助かるなと思いながら戦後処理をしていると流叶さんが少しばかり心配そうにしながら話してきた。
「大将さん〜私からの助言になりますが大将さんは本当に優秀な人みたいでまるで陸遜みたいな人ですね〜」
そう言ってくれると嬉しいかな・・・・うん?もしかしてあれですか、陸遜みたいな末路を辿るかもしれないと教えてくれているのですねと言うと流叶さんは本当にすぐに理解してくれて助かります〜と言っていた。
なるほど確かに三つも国を平定すれば尾張一国よりも領土に石高は上になるのでそれは警戒されても無理はないと感じていた。
個人的には何も求めたりはするつもりはないのに向こうにはそれが伝わらない可能性があるだろうな・・・こんな時には確か、目に見える欲望を見せていれば安心すると言っていたなと言うとその通りですと言ってくれていた。
下手に聖人みたいな行動をするよりは欲望だらけの人の方が信用されると聞いたこともあるから。
さてと問題なのはそのお願い事だけど領土なら今すぐに独立すれば良いだけなので意味がないだろう。お金も信じられない程に持っているので必要はないのは向こうも知っているだろうし・・・うん〜と悩んでいた。
その時に流叶さんから信じられない言葉を出してきたのであった。
「ならいっその事、大殿を一夜抱いても良いですかとお願いをしてみれば良いのじゃないでしょうか〜?」
・・・・・・・おいーーーー!!!それは滅茶苦茶に恥ずかしいから、この前だって久遠様の妻である結菜さんに手を出してしまったのに今度は久遠様、本人にするのですかと真っ赤になりながら慌てていた。
「でもそれぐらいに言っておかないと信用されませんよ〜?それに別に実際に一夜を過ごす必要はありませんから〜大殿を抱きたいと伝われば良いだけなのですから〜」
そうか!別に無効が断る可能性があるのだ、それで僕は身の潔白と言うか偽りであるが目的を知る事もできて久遠様も安心をするという訳か。
この方法は古代中国の秦の時代に後の始皇帝が部下に対して疑い深い人格なのを見抜いたある家臣がそうやって難を逃れて生き延びたと言う話があるのだけど僕はそれをすれば良いのですねと言うと流叶さんははい〜!と言って嬉しそうにして答えてくれた。
なるほどこれならば問題はなさそうだし良かったと一安心をしていた。
それにしてもここまで大きくなったのは良いけど・・・何か嫌な予感がするだよな。
勿論のこと、最悪な事態に備えているつもりはあるのだけど・・・何かな・・・危ない気がするな。
でもそれが何なのかは分からないのでそうして戦後処理も終えてあと少しだけ滞在したら帰ろうと考えていた。
せっかく奪った領土を他国に奪われないようにする為に色々とマインクラフトの力を使い建造しているのだった。
そうもしながらもせっかく僕の下に集まってくれた家臣たちとの交流を図ってみることにしたのである。
美空様からも家臣を加えたらしっかりと交流をしないとならないと教えてもらったのでそんな意味でも家臣、ちい子さんと流叶さんとの時間を増やす事にしようと考えて清州城に帰る前にそうやって行動を起こすのだった。