あくめのオナホ なかだしメスイキ同時体験、生涯淫魔の栄養タンクな女体化副作用付き 作:あかん子を説法
ある日の深夜0時過ぎ。もう九月だというのに、連日熱帯夜で蒸し暑い都会の喧騒の中を揉まれて歩き、漸く安住の住処へ辿り着いた頃。
いつも細やかな灯りで迎えてくれるマンションの一室、505号室のその玄関の前に、縦横30センチあるか無いかのサイズの茶色い長方体、段ボールが置かれていました。
置き配というやつですね。然程高価でない日用品を頼んだ場合はこうしてくれるんですから、年がら年中家を開けている身には有難いです。
先日ア○ゾンで頼んだ洗剤と、何だったか。思い出せませんが、それが届いたんだろうと思い、自分は疲労を尻目に屋内に運び入れるなり開封して、中身を確認しました。
「…………は?」
あったのは丁寧に気泡緩衝材に包まれた、女性のお尻でした。
一瞬ギョッとしましたが恐らく事件性もグロもありません。ただのエロ。そうです、俗に言うオナホです。これでも一介の男子、少し見れば分かりました。
上は臍の所までありそうですが、下は太腿の付け根までで、その断面を下にして比較的安定感を持って収まっています。股間で一本筋を作っている閉じた陰唇と、肛門が見えますね。これ見かけだけじゃ無いのでしょうか。
会陰から尻たぶの細部まで随分と精巧に作られています。ギリギリ作り物と分かりますが、肉感のある赤みの差した陶器の様な白い肌は体温すら感じられそうですし、素直に感嘆するべきでしょう。最近の技術は凄いですね。
と、思わず吟味してしまいましたが、頼んだ覚えは有りません。何ですかこれは。
今更宛先を確認しました。きっちりと住所はここですし、ちゃんと注文者も自分の名前です。
だとすると知り合いの誰かの悪ふざけでしょうか。しますかねそんな事、社会人にもなって。居たとしても思い当たる節は、全く御座いませんが。
億劫だったので、一先ずクーラーのスイッチを押してから寝室に捨て置き、肩っ苦しいスーツを脱ぎ捨てシャワーを浴びました。
タオルを肩に掛けたまま涼しくなった部屋に全裸で向かい、今一度相対します。
恥ずかしながら告白しますと、自分は三日に一回程の頻度で性処理を行います。今日は土曜日で、ああ、もう昨日でしたか。兎に角確実に休みという事もあって、丁度その周期です。
普通程度ならお湯を浴びた後にぱたりと寝てしまったりもするのですが、度を越して疲れると性欲も増します。汗を流した後の身体は情欲に火照っていて、逸物は痛い程に張り詰めてしまい、目が冴えて関心が一切削がれませんでした。
実は自分、専ら手淫派で、道具を使用した経験は一切御座いません。
相手をしてくれる彼女が居る、という訳でもありません。単に自慰に態々何かを使う程性感の追求に関心が無くて、そこまでのめり込むのも怖かったので、これまで当該するグッズの類に特別興味を向けた事は殆どなく、機会も無かったのでただ知識として少しばかりネット上で目撃した程度に留まっていました。
ですので、初めて手の届く範囲にあるそれは、魅力と恐怖半々で映りました。
気味が悪くもあります。最初に開いて見た時の嫌悪感と居た堪れなさたるや、中々の物でした。普段の自分なら得体の知れないこんな物、直ぐに封を締め直して送り返していた事でしょう。
ですが、疲労で判断力の鈍った頭は最初の機会を逸しました。今となってはもう、溜まった日頃の鬱憤を吐き出す欲求が勝ります。何となくする嫌な予感も無視して、使う言い訳の方を考え始めてしまいました。
────説明書きは見当たりませんね。使い方は、大方想像通りでしょう。
他人の注文品だったとしても、伝票にはキチンとしています。自分が責を追われるとは考え難いです。
ならこれはもう自分の物として扱っても問題無い。後は気持ちの問題。
……大丈夫、ですよね……一回だけなら。
そう決めればのめり込まずに、自分を律していられる筈。
そんな根拠の無い自信は、欲求に対する敗北宣言でした。
手は誘われる様に箱に入ったオナホへ伸び、その持ちやすそうな細腰部分を掴んで持ち上げました。
しっとりとした柔い質感が掌に吸い付きます。揉めば程良く沈み込んで弾力を返しますし、熱い場所に置かれていたせいか暖かいです。体温と錯覚出来てしまいます。
お陰でいつもの性処理用の、都合の良い妄想の産物が、小柄で愛らしい、理想の愛玩少女がお尻を向け、自分がその細腰を掴んでいるという絵が脳内で鮮明に再現されました。
ふーふーと荒く息を吐いて、熱り勃った肉棒を割れ目に押し付けます。が、鈴口からカウパーが溢れて準備万端のそれはすべらかな感触で滑って逸れました。
「んっ……?」
一瞬妙な感じでした。陰茎だけでなく陰嚢まで、大凡恥部と呼ばれるであろう範囲全ての表面から刺激が走って、電流が背筋を駆け上がったのです。
ただ自分はすぐに気のせいだと懸念を一蹴します。擦り付けている部分が気持ち良すぎるだけですね、これ。挿し込むばかりが能じゃない様です。
焦らすのも、大事ですよねっ……。
そのまま何度か擦り付けて楽しみますが、それだけで腰が抜けそうになって、膝が何度かかくつきます。
本物の女性ってこんな触り心地なんでしょうか。これはそれを模しただけの模倣品に過ぎない筈ですが、柔らかくて、すべすべもちもちで。触れ合っているだけで、その部分から腰の深い所まで快感が滲み入ります。
本来ならローション等を先に使うのでしょうが、もう頭にありませんでした。だってもう玉袋を伝って内腿に落ちてる気がするくらい自分ので滑っています。カウパーってこんなに出るものでしょうか。
凄く淫靡なニオイもします。自分の物の筈なのに、おかしいです。
「っ、はぁっ」
違和感とは裏腹に、欲望で動く身体は今一度肉棒を突き立てました。そして興奮に任せて、手にも腰にも力を入れます。
瞬間、逸物じゃない、その下の箇所に圧迫を感じました。
しかし一度そうと決めた動きを止めるには至りません。少し上の方を圧っした筈の竿先は、まるでオナホ側が吸い寄せるかの如く、割れ目の下方、その穴へと滑り込んで嵌り、ずぷぷと沈み込んで行きます。
「はっ、あああああぁ……」
男なのに酷く情けない、背筋の力が抜ける様な声を漏らしてしまいました。
別に自分はこういうので声を上げるタイプではありません。基本誰も聴いてなくとも我慢する方の人間です。
しかしながら、今回は我慢のしようもありませんでした。
「っ、ぁ……?」
疲れ過ぎて、おかしくなったんだと思いました。
感触が二つあったのです。一方は逸物が最奥に到達して包み込まれる感触。此方はあって然るべき物でしょう。
ただもう一方。陰嚢の裏側と、尻の穴の間辺り。決して何かが挿し貫く様な余地の無いその場所の肉が太い棒で押し開かれた末、一番奥を突かれた様な感触は、あって良い筈がありません。
「あ、ぐっ」
声が出る原因は後者の方のそれです。内側から肺の空気が押し出されて、勝手に喉から絞り出されます。圧迫され続けているので、吐くばかりで上手く吸えません。
疲れた脳味噌が痺れて、目の前が明滅します。これはヤバいと思い、引き抜こうとしました。
が、ダメです。肉穴はまるで本当に生き物の様に吸い付き、絡み付いて離そうとしません。
「はぅっ? っ、ううぅ?」
いや、離そうとしていないのは自分かもしれません。おかしな事にこのオナホ、身体の外にあって今自分の手で掴んでいるのに、完全に自分の身体の一部の様に、力感や触感を全て体験し行っているみたいに感じられるのです。
具体的に例を言えば腰を強く持つと、対応する箇所に圧迫と体温を覚えますし、肛門を締めるみたいに力を入れると、自分の逸物が締め付けられます。感覚がリンクしていると言えば分かり易いでしょうが、挿入後は刻々と鮮明になっていって、最早根本的に別物同士が繋がっているというより、最初から一部だったかの様な。本当にそんな感じなのです。
それが苦しいだけなら何とかなったと思います。パッと手を離してしまえた筈です。
けれども、そんな手段が消え失せるくらいに錯乱して、離すどころか寧ろ腕を回して小さな腰にしがみ付いてしまう程、オナホ側の肉膣が抉られて生じる快感はぶっ飛んだものでした。
頭の中の妄想がしっちゃかめっちゃかになります。愛玩少女の反撃、感覚リンク攻撃、なんて。同人誌で見た事あったでしょうか。余りに体感として遠過ぎて、犯される側の感覚なんて想像した事ありませんでした。
痙攣と呼ぶべき震えが走る中、その反射的な動きも使ってどうにか背中を反って抜こうとします。が、少しの動作で鋭い刺激が走って脱力してしまうせいで、吸い付きに勝る程の力が入りません。
穴の方の力を抜こうとしても勝手にきゅううぅっと締めつけてしまいます。腰はくの字に曲がって、これ以上引けません。引けない癖に、意図に反して勝手に微かに前後したり、くねったりして、より状態を深刻なものにしていきます。
にっちもさっちも行きません。情けない姿のまま限界が迫ります。
「っ、ふっ、ふぅっ、ぅ……!」
脂汗をかきながら身体を強張らせました。わざと刺激を与えない様に、受けない様に。じっとして無駄な延命を図ります。
自慰の際に良くやる我慢と相違ない行動です。より長く快楽を味わいたいという浅ましい心理もしっかりと引き摺られています。
肉体は正直です。より奥深い欲求に素直な方の意志に応えます。下半身の熱は膨れ上がって留まる事を知りません。臍から下の境目が痺れ蕩けて分からなくなりました。
瞼も頭も重くなって、目の前が白み始めると、耐え切れなくなった膝がゆっくりと硬いフローリングの床の上に落ちてからガクガクガクッと笑います。
動き出せばもう、オナホと自分との間で跳ね返りを繰り返して暴れ回り、増幅されていく快感を止める術はありません。官能中枢は形が変わって元に戻らなくなる程蹂躙されていきます。
予感しました。凄いのが来ると。
朦朧とする中、自分は自らに残る全ての力を振り絞り、そして。体験した事の無い強烈な絶頂に襲われて、裏声の混じった、弱々しい断末魔を上げました。
「はっ、おっ、お゛おおおおおおおおおおおぉ……!」
どっ! どっ、どびゅっ、びゅっ、びゅっ! 自分の中で、激しい吐精の音が木霊しました。
注ぎ込むと共に、注ぎ込まれていきます。竿先から出る慣れ親しんだ灼熱の排出感に合わせて、ある筈の無い最奥にそれが打ち付けられるのです。
灼かれていく度、深く広くなっていく様に感じられました。内側から表皮まで熱が通って、臍下の表面までひりつく感覚に苛まれます。
それ以外は真っ白でした。射精の瞬間、普段の射精的絶頂感とは別に、その未知の最奥で快感の火花が散って、そこから生じた電撃閃光が脳天へ突き抜けたのです。一溜りもなく、耐えられませんでした。
「ぉっ、っ〜〜〜〜────」
力無く前に倒れ臥しました。ぶちゅっと接合部から粘液が漏れる音がして、意識が薄らいでいきます。
後始末はどうしようとか、そんな事考える余裕はありませんでした。
人生観が根こそぎ変わってしまいそうな程の充足感と虚脱感に負けて。自分はゆっくりと瞼を閉じました。