あくめのオナホ なかだしメスイキ同時体験、生涯淫魔の栄養タンクな女体化副作用付き 作:あかん子を説法
大変です! うちの上司がおかしくなってまいました!
あ、突然申し訳ありません。僕は某社にてSEとして勤めさせて頂いております、ナカノと申します。上京してきた田舎者ですが、この春新卒三年目を迎えました。
ここだけの話、弊社はなっかなかのブラック企業です。週休二日制で、褒められるのは日曜だけは絶対休みという所だけ。月の残業はアベレージで80時間、120時間を超える事もあるテンプレみたいな会社です。
悪口は幾らでも言えるんですがつまらんので中略して。まあ兎に角直ぐ辞めようと思っていたんですが、未だ辞めていないのには理由が有りまして。そう、偶々何ですが、羨む事なかれ。初回上司ガチャで当たりを引いたんですよ。
その上司はサカキさんって言いまして。色々賛美の言葉を並べ奉りたいんですが、一言で言うならなんていうか有能が服着て歩いてる様な人でして。訊けば何でも教えてくれるし、しかも優しくて、困ってたら大体の事は手伝ってくれる、自分の中の理想の上司が具現化したみたいな人なんですよ。
なんでこんな人がこんな会社に残ってるんでしょうねえ。疲労にどっぷり浸けられて、判断力を奪った状態でマインドコントロールでも行ってなきゃ説明がつきませんね。はは、笑えませんがな。
と、さておき、その人が最近変なんです! 顔色悪くて四六時中上の空で訊いても反応が薄いし、残業の切り上げも早くなったし、トイレ休憩がやたら長くなったし……とにかく最近、明らかに体調悪そうなんですよ!
早く良くなって貰いたいなと思いながら静観してました。けんど全然良くならず悪化の一途を辿ってまして。仕事の効率も落ちて進捗もギリギリで、いよいよ強く言わなきゃなと思ってた所。本日、とうとう無視出来ない出来事が起きてしまったんです!
「今日も体調良くないんですか?」
「……そう、ですね」
いつものデスクワーク中、サカキさんは眼鏡の奥の焦点の合っていない瞳で画面を見つめたまま、苦しそうに息を吐きました。
目の下の隈がいつもより酷いし、頬は赤いし、どう見ても熱がある様にしか見えませんでしたが、本人曰く別に風邪じゃないとの事で。無理して働き続けてらっしゃったんですよね。まあこの会社では不調を押して働く事なんて良くあるんで、そのせいであんま強く言えなかったんですけど。
「…………ごめん、ナカノくん。ちょっと、席空けるね」
「またトイレですか?」
「いや、必要書類を、取ってこようかな、と……」
そう言って立ち上がった彼は、明らかにフラついてました。
見兼ねて「いや、僕が取りに行きますよ」って、進路を遮ったんです。そうしたら彼、脚がもつれたみたいで。
「あぐっ」
「うわっ、ちょっ、課長⁉︎」
僕の方に倒れてきたんで、咄嗟に受け止めました。
そん時気付いたんです。「あれ?」って。
サカキさん年齢はアラフォーらしいんですが、180センチ近くの長身細身でスラっとしていて、男の僕から見ても年齢より若く見えるタイプのごっついイケメンだったんです。
なんですが、そん時の彼、明らかに背が縮んでて。168の自分より頭の位置が高かった筈なのに、あんまり目線の位置が変わらない所か寧ろ低くて、細くてシャープだった身体もなんか少し丸くて、当たった瞬間の感触も柔い様に感じられたんです。
おまけに、ふわーっと甘い、石鹸とミルクが混じったみたいなにおいがして────
「っ、ごめん……」
「いえ……あっ」
ぼさっとしてる内に、彼は先に行ってしまいました。
気のせい、で済ませるにはちょっと違和感があり過ぎました。というかその後は、何回見ても彼は小さいままだったんです。
長身細身のアラサーイケメンじゃなくて、まるでスーツを着て男装してる女性社員の様にしか見えませんでした。
てか、髪とかピンクだし、瞳の色も赤っぽい気がするんですが。レイヤーみたいなもんなのか、焦点を普通に合わせるとギリ元の姿に戻ったりしますけども。
……多分これ自分にしか見えてませんね。見えてたら絶対他の人ざわつくやろし。
「ナカノくん……まだ、残りますか?」
「あっ、えーと、はい」
声も、何処となくハスキーで低めの女の子っぽい様な。
「じゃあ、今日は先に、上がりますね……」
「あ、お、お疲れ様、です」
おっかしいなぁ、僕の頭の方がイカれたとは思いたくないんですけど。
ふらふらとした足取りで仕事を終えて去っていく彼の小さな背中を目で追っていると、背後から不意に声が聴こえて来ました。
「確かめなくていいの?」
「えっ?」
振り向くと、そこには見覚えの無い女性社員が。
って待て、いや、有り得ませんわ、こんなん見覚えが無いなんて。レディースのフォーマルスーツを貫通する程のダイナマイトボディーな上、滅茶苦茶美人じゃないですか。
背丈は僕と同じくらいなのにまあ腰の位置が高くて顔が小さいの何の。綺麗な艶々の黒髪はサラーっと腰まで伸びてて、肌は色白で瑞々しくて、さっき嗅いだサカキさんのニオイを数段レベルアップさせたみたいな、「女!!!!」って感じのめっちゃいい匂いしますし。こんなの同じオフィスに居たら噂が立たない訳が無いでしょう。
覚えた違和感を口に出す前に、彼女はクスリと微笑んで。色々硬直した僕の横に回って、痺れる様な声で耳打ちしてきます。
「気付いちゃったんでしょ? ついて行けば、理由、分かるかもよ?」
「っ……!」
ぞんわぁ〜と肌が泡立ったのも束の間、ハッとして名前を尋ねようとその方を向いてみましたが、その女性は忽然と姿を消していました。
振り向くまでにそう時間は無かった筈なんですけどね。何にせよ現実離れした体験でした。微かに残る筈の香りも失せてて、全部が夢みたいで。
……あっ。
ポトっとなんか落ちたなーと思ったら。手首に巻いてた頂き物のブレスレットが切れてました。これ一応お守り効果があるらしいんですけど、まさか。
不吉な予感がしましたね。これ関わったらダメなやつかもって。
けれど彼女の声と言葉が、僕の頭の中に強く焼き付いて離れませんでした。
ついて行けば、理由が分かるかも? サカキさんがああなってる理由?
久々の大好きな非日常です。殊更妙な高揚感に踊らされた僕は、仕事を急いで切り上げて、彼を追う事にしました。
あかんこれ、完全にストーキングですわ。野郎の尻追って何してんですか僕は。
彼の自宅らしきマンションの前まで着いた頃、ふと我に返った僕ですが。改めて頭の中で疑問符を付けました。
でもやっぱおかしいんだよなぁ。何度見ても、頭の中のサカキさんの後ろ姿と今のシルエットが一致しないんですもん。
歩いてるとこ見てると思ってしまうんですよどうしても。「腰くびれてるし、お尻ちょっとデカないですか? 動きちょっと内股でくねっとしてないですか?」って。妙な色気を感じてるの、僕がおかしいんですかこれ。
思い悩んでる内、彼はエントランスの方へと入っていきました。
これ以上は追えません。なんですかい、徒労ですやん。アホくさ。帰ろ帰ろ。
あ。
諦め切れない気持ちに無理矢理区切りを付けようとした所だったんですが。丁度彼、入口で膝から崩れ落ちて動かなくなってしまいました。
いつかそうなるんじゃないかなとは思う程度にずっと様子は変だったんで、そこまで驚きはしませんでしたが。
「課長!」
僕は考えるよりも先に、動いてしまいました。
「課長! あーいや、サカキさん! 大丈夫ですかサカキさん!」
一応ヤバい病気の可能性もありましたから。駆け寄って、あんまり揺すらない様出来るだけそっと起こして、意識の確認をしました。
すると、驚いた様に瞳が見開かれたんですけど。それが不自然に上擦ったかと思えば、大凡男子には出せないであろう、甲高くて艶かしい声が上がったんです。
「っ、ナカノ、くん……? なん、んんんっ!」
仰天して固まりましたよ。上気したやわっこそぉな頬を汗と涙が伝い落ちてく様や、濡れて乱れたやわ細い桃色髪の下で悩ましげにハの時に歪んだ眉を直近で見たら、普段のクールで落ち着いた彼には全く見えませんでした。
キュッと結んだ桜色の唇といい、全体的に丸く柔くて、しんどそうな表情といい、緊急時に不謹慎なんですがその、いじらしくて。不覚にもちょっと胸打たれてしまいました。そんくらい彼というより彼女、イケメンというより、中性的な美少女にしか見えなかったんです。
「さっ、サカキ、課長……?」
「おっ、お願いしまっ、っ、離し、てっ……っっ!」
腕の中で、陸に打ち上げられた魚みたく身体が大きく跳ねました。
一度では終わりません。二度三度続きまして、その過程で横向けになって、丸く小さく縮こまってしまいました。
離して言われましたが、離せませんでした。細かく震え続ける肌の感触がやっぱ柔っこくて、思った以上に華奢だったんですもん。
「ぅっ……んっ……!」
すると彼、苦しそうに声を堪え始めたんです。それが鼻に掛かって、媚びて甘えている様にも聴こえて。情緒は最高に困惑しました。
いや待て、この人男ですよね? あれ男?
でも、この時点の僕は偉かったので。何とか本来の目的を見失わずに済んだんですよ。マジでヤバかったんですけどね。
男って何? って、んなの今関係ありませんがな!
「待ってて下さいね、今救急車を」
「ちがうっ! よしぇえっ!」
「うおっ⁉︎」
急に必死こいて叫んで暴れたので、思わず離してしまいました。
そのせいでサカキさんは転がって半回転して、自分の眼鏡を遠くに飛ばしてしまったんです。けれど拾いに行こうともせず、向こうを向いたまま息も絶え絶えに哀叫しました。
「ああっ、あああだいじょうぶ、れすからぁっ、ほおってっ、おいてっ……くだひゃぃ゛っ、ぁっ」
呂律が全然回ってねえ! と思ったのも束の間。今度はうつ伏せになって、また声を抑え始めました。
「いや大丈夫な様には見えませんがな!」と僕がスマホに119を入力しようとしたその時。
「っ〜〜〜〜!」
彼は一際大きな声を上げて、腰を浮かせ、その身を激しく波打たせました。
無理でしたホンマに。驚いて思わずスマホを落としてしまいました。拾い上げようと思いましたが、もうその様子が扇情的過ぎて。目が離せなくて、手だけ伸ばして何回も取りはぐりました。
「ふーー〜〜っ、っ、っーー〜〜……!」
はい、そうです僕はアホです。丸まった背中が何度も起伏しながら、ゆっくりと脱力していくのを、ただ息を飲んでじーっと眺めてしまいました。
微かにアンモニア臭がしたんです。よく見ると、入り口まで続く大理石を模した様な床に徐々に水溜りが広がり始めていました。
と、そこで漸く彼は少し落ち着いたらしくて。顔を上げてこっちを向きました。
眼鏡が外れて見えないからか、クマが深くて目付きのわるーい目を恨めしそうに此方を見据えてたんですが。声は弱々しく震えてました。
「……みるな」
やっとの思いで絞り出された言葉がそれですか。流石に無理ですよ。
「なにも、いうなっ……」
「……申し訳ありませんが、それは部下としてお応えし兼ねます」
冷静にそう述べると、観念した様にがっくり肩を落としました。
心苦しかったです。その肩がみるみるうちに震えだして、涙もポロポロ落ちていくのが見えました。
これで助けたいと思わなきゃ男が廃ります。何も分からないままでしたが、純粋な気持ちが湧いて、僕は一歩踏み出しました。
「お話、聞かせて頂けますか? えっと、ご自宅、大丈夫です?」
「っ、だいじょうぶじゃ、ありませんっ……!」
直感しました。ご自宅に何か理由があるんだなーって。諦めたかと思ったのに語気が強まりましたから。
でも無理強いは出来ません。僕は「あー、じゃあ、えーっと……」と思案しました。困りましたよ。この辺ホテル高いんですから。
「大丈夫じゃ、ありませんが……はぁ、この際ですっ、しかた、ありましぇっ、んんっ!」
と、思いきやまた様子がおかしくなり始めました。どうも事は急を要するみたいで。プランBを考える時間も無かった様です。
「ああっ、じゃあ、肩貸しますんでっ! 案内出来ますか?」
「んん゛っ、んんんんっ……!」
こうして、許可を得た僕は懸命に彼を彼のご自宅まで運ばさせて頂きました。
大変だったんですよもう。ずーっと如何わしい声上げて悶えてたんですからサカキさん。部屋番とかも聞くの滅茶苦茶難しかったですもん。
全然腰が立たないみたいだったんで、途中から結局殆ど背負っていったんですけど、「んぐうううぅっ!」て突然アホみたいに跳ねて叫んだりしましたし。自分が元ラグビー部で良かったですね。あのしんどい部活で鍛えてなければ絶対途中で落として怪我させてましたわこんなん。
ポタポタ垂れて脚に掛かるおしっこのニオイとかも、偶然通り掛かった人の視線とかも、耐えるのにそこそこ適正必要だったとちゃいますか。そんなん気にする余裕も無かったから知らんけども。
「ふーー〜〜……ぅっ、っ! ーー〜〜……!」
「はぁー……サカキさーん、お家付きましたよー、大丈夫ですかー?」
まあ、で、だから何だって訳じゃないんですが。
少しくらいご褒美があっても良いじゃないかと。結局邪にも期待してもうてたんですよね。
「鍵とかって有りますー? って、え? 開いとりますやん」
ノブ回して開くって分かった瞬間、色んな可能性が頭に浮かびました。彼女さんおったんですか、とか、用心足りてませんやん、とか。見た目がいい癖して、既婚だって話は聞いた事無かったんで。
「いいですかーサカキさーん」
「ぅーー……ーー〜〜……」
「しゃーないですわ」
で、実際開けて、「お邪魔しますねー」と玄関に踏み入った時、察知しました。こりゃヤバいなーって。
男の靴が一足ある。まあこれは予備の物かも、で済む話です。
けど、奥に伸びる廊下の向こうから、冷房のひんやりした風に乗ってきた青くっさいニオイはちょっと常軌を逸してました。
「……サカキさん、お家で裂きイカ腐らせたりとかは」
「お、漸く帰ってきたな」
突き当たり、リビングに繋がってるであろう、少し開いた向こうから、低ーい男の声が響きました。
足音は近付いて来て、そして現れたのは。
「へへ、遅いからついヤって……っ」
なんと半裸でオナホを股間に嵌めたまま歩く、見た目4、50代の小太りなおっさんでした。
「いや誰やお前」
問いかけるとそいつ、無言ですぐさま引き返しました。「ちょ、待て!」と追おうとしたんですけども、背中にはサカキさんがいましたから。無理は出来ません。
「すんませんサカキさん、一回、下ろしますんで!」
更に言うと、体力に自信あるとはいえ流石におっかなかったんです。別に自分よりは上背も無さそうだし弱そうだったんですが、如何せん何してくるのか分からなくて。
だから、言い訳になるんですけども。下ろした後でも、僕ちょっと恐る恐る動いてしまって、相手に時間を作ってしまいました。
間も無くバンッ! と勢い良くリビングのドアが開いて、TシャツGパン姿で紙袋を持ったおっさんが僕を突き飛ばして、横をすり抜けようとしてきます。
「おっ、待てっての!」
手は掛かったんですが、取り逃しました。見た目で侮ったのが敗因です。思ったより足速かったし、おかしなくらい力があったんですよあのおっさん。
一応手荷物の紙袋だけは落として行きましたが、なんやこれさっきのオナホ?
「クソっ、通報! 通報せんと!」
「まってくらさいナカノくんっ……!」
不甲斐ない僕を、サカキさんは鬼気迫る声で呼び止めました。
「ワケを、はなします、からぁっ……いったん、おちついてっ……」
「……何を言うてはりますの」
この人に一体何があったんでしょう。
僕はただ唖然としてしまいました。
脳内に関西弁芸人を召喚したけど難しい問題
物語背景に必要なので頑張るしかなかった