あくめのオナホ なかだしメスイキ同時体験、生涯淫魔の栄養タンクな女体化副作用付き 作:あかん子を説法
長くなり過ぎたので分割
「本当に、いいんですか?」
「僕に聞きます? 其方の方がキツいんとちゃいますか、基本」
「先に答えて下さい。自分はね、ナカノくん。君の二倍近く年上の、男なんですよ?」
「まあそりゃ、嫌と言えば嫌ですけど……」
サカキさん宅。朝の日差し一つ入って来ない、カーテンを締め切ったリビングで。その中央の長机の上に置かれた怪しい桃色の香炉や、各種如何わしい道具の数々を挟んで、普段とは違うルーズな私服姿の僕らはソファーに浅く腰掛けながら最終確認を行っていました。
何の確認って? 言うのも憚られる行為に及ぶかどうかの確認です。
ここに至るまで随分掛かりました。葛藤を紛らわせる為に映画観たり野球観戦したり。
お互いノンケですし、サカキさん側はトラウマもありそうなので、かなり覚悟しないといけなくて。
「でもサカキさん、他に頼れる人いないんですよね?」
「……心苦しいですが、その通りです」
サカキさんは心底しんどそうに息を吐きながら、僅かばかり儚げな笑みを作りました。
「自分は交友関係が狭いので、ここで嫌と言ってくれるナカノくん以上に信用に値する人物はいません。無理だというのであれば、自分は潔く諦める他無いでしょう」
意地の悪い人です。それ言われて断ったら悪もんみたいですやん。
「もう一度聞きます。ナカノくん」
「いやもうここまで来てそれはズルいんですよ! ああもう分かりました、其方が覚悟決まってるならやりますやりましょう!」
────これで童貞卒業はきっとノーカン! だから、だからただの人助けだから!
「どうしてそこまで……あっ」
僕は意を決して香の蓋を開け、中で立ついかにもヤバめなショッキングピンクの棒を取り出し、先端にライターを近づけました。
事の経緯は三日前、同じ場所で決まったモノです。
「随分厄介なもんに捕まったね」
此方の相談を一通り聞いた後、PC画面の向こう。回る椅子に深く腰掛け腕を組む、デフォルメされた三毛猫の着ぐるみが一回転して、見た目通りのアニメ声を響かせました。
「相当上位のサキュバスだよ、最初期なら兎も角、これは手に負えない」
「ええっ、そこを何とか! 報酬は弾みますから、たのんますよ先生ぇ!」
「無理なもんは無理!」
ご覧に入れますは怪奇案件専門探偵事務所タスケモノ、ミヤケ先生。
絵面こそコミカルですが、過去に縁あってお見知り置きしました。故郷の地元で活躍中の、こういった件に詳しいお方です。
「ナカノくん……」
ああ、隣のサカキさんが置いてけぼりを食らってチベスナの様な目になってらっしゃる。
「ならせめて無理な理由を、此方のサカキさんに分かる様に説明して下さいな!」
「あー、もう! ええと、サカキさん、でしたっけ?」
「はい」
催促すると、漸く。先生は話してくれました。
「結論から言うと、あんたは今悪い魔物に嵌められて、家畜にされてます。常にミルクをお届けする牧場の乳牛みたいにね。接触は呪具だけで、直接のコンタクトは無いんでしたよね?」
「え、あ、はい。該当の類は、見ていません」
「だとしたら手広くやってる大食いな奴の特徴なんだけど……その割に手が込み過ぎだし、まだそのエリアで被害報告出てないんだよなぁ」
手元のタブレット端末、着ぐるみ着たままでどうやって操作してるんでしょうね。反応しなさそうですが。
「出ない程上手くやってると見るべきか。ま、そうだよな。孤独で草臥れた男をただ食い物にするんじゃなく加工して長期的食糧に、とか。確かに昨今はただ女の子にやるより脚つかなさそうだ。加工中も多めに精力を搾り取れそうだし、よく考えるもんだよまったく」
「っ、どうすれば……」
「どうしようもありませんよ。あんたに掛かっている術は強力過ぎます。同等以上の人外でも無い限り解呪不能だ。諦めて下さい」
「そん、な」
うーん僕の時もそうだったけど言い方ァ!
「そりゃあないですよ先生! このまま黙って搾取され続けろってんですか? 死んじまいますよ!」
「いや向こうにとっては大事な家畜だ。すぐに死なせはしないだろうから大丈夫だろうよ」
「うわっ、今着ぐるみの中に人入ってます? 違う畜生が入ってんじゃないですか?」
「おお、言うなぁ小僧」
普通の職業じゃないからなんでしょうが、だいぶ口悪いし性格も難儀なんですよねこの方。
とはいえ、知っています。こういう時どうすればいいか。
「すんませんサカキさん、紹介する方間違えましたわ。相談料は自分が弁償しますんで、もっと良い方に」
「待て」
ほい食いついた。この方以上にこの筋で凄いお人なんて知らないんですけどね。ほんと、下手に出るの止めるとすぐこれなんですから、ちょろいというか何というか。
「何ですか? 今アポ探してたんですけども」
「根治は無理だが、嫌がらせする方法はある」
しっくり来ない言い回しです。サカキさんも僕も「嫌がらせ?」と首を傾げました。
「サキュバスに対してですか?」
「そうだ」
ちょっと、ズレてるかな。
「それを顧客が求めているとお思いで?」
「無論だ。身体の変化を止める手立てはない。ないが、それに伴って出る実害の大半に関しては、実行犯を退ける事で解決する」
「ほーん」
成る程、訂正します。それならば話を聞かせて頂きましょう。
なんてちょっと掌を返して教えを乞いましたが。その内容はだーいぶアレでした。
「先生、真面目に話してます?」
「大真面目だよ。サキュバスは人様が性感を得る際に生ずる精魂を食らうんだが、それには通常の食物と同じく味と栄養に幅があってな。変わるんだよ。人様側の感じ方一つでそれが」
「……つまり、愛のあるイチャイチャが度を過ぎると、あまったる過ぎて胸焼けを起こすと?」
「察しがいいな。精魂の成分変化は概ね被搾取側が抱く印象と相違無い。その通りだ」
ふざけている様子はありません。本気です。この毛玉は、本気で我々男同士で愛し合うという無理難題を吹っかけてきたっぽいです。
直近で性被害に遭ってる相手を前に何言ってんですかね。あんまりに酷くてツッコミたかったのに吹き出して機会逃してまいましたわ。
「すみません、その、相手って」
「ああ、別に隣のそれじゃなくても構いませんが」
「おい」
「恐らくその身体だともう、男性相手の方が現実的でしょうな」
「……」
ダメだ、落ち着け僕、冷静になれ。冷静に、問い詰めるんだ。
「よしんば。よしんばサカキさんが何方かと愛のあるそのセッ……イチャイチャとやらに至れたとしましょう。でもその程度で相手が退いたりしますかね? 大食いと言ってた気がしますが」
「良い質問ですねぇナカノくん」
「どついたろかボケ」
うん、ダメ。我慢ならんかった。
悔しいけどこの勝負は負けの様です。「おおこわい」と毛玉は振る舞いましたが、面も見えないのにそこに余裕が垣間見えました。
「君達にも食べ物の味に好き嫌いがあるだろう? それが、サキュバスにもあると思わんかね?」
「知らんがな。でもまー、そう言うって事はあるんでしょう? なら……あ」
「そう。甘いモノ好きなら、こんな苦そうなシチュエーションしか無さそうな人物は対象にしない」
「いや、でも甘さを引き立てる為の苦さという可能性も……あかん、何の話してんのか分からなくなってきた」
知見の深〜い様で。浅い自分が抱いた可能性は当然想定済みと言わんばかりに鼻で笑い飛ばされます。
「先程から言っている様に、食べる物が異なるだけで概ね我々と同じなんだよ奴らも。今一度聞こう、サキュバスはどんな姿をしている印象だ?」
「そりゃ、こう、えろえろな女性の」
「女性は甘味が好物な事は往々にしてあるが、どうだ? 体型を気にする者は皆、控えていないか?」
理屈は通っていて、つい納得してしまいました。
「奴らは特に身体が資本。まやかしで誤魔化せる者も多いと聞くが、基本は皆意識しているものだ。だから善悪問わず大抵ワンナイトラブ。世の人類女性と同じく好物である事が多いかどうかは知らないが、統計上皆甘味は控える傾向にある」
「成る程ー、だから相思相愛の相手を見つけていちゃつけば離れていくと。そういう寸法なんですねー」
「理解頂けて何よりだ」
分かりましたけども。この方、最大の問題点を置いてけぼりにして話進めてませんか。
そんな乾いた視線を感じ取ったのかどうかは分かりませんが。彼は「少し待って」と席を外して、暫くの後、何かを手に戻って来ました。
「さて、まあ事が事だ。解決法が提示されたとしても、実行に移すハードルが高かろう」
「……何ですかその、怪しい器は」
「裏の品だが、今回は特別に格安で貸し出してやる。嗅げば理性がぶっ飛ぶ惚れ香だ」
「ぶっは!」
二度目の吹き出し失礼します。薬頼みかい。
「オマケして絶倫待ったなしの精力剤も付けてやる。愛し合っても枯れたら意味ないからな。感謝しろ」
「それ、合法なんですか……?」
聞きたい事を訊いてくれたサカキさんに「まあ、パンピーの警察が認識出来る様な物じゃないから大丈夫」と毛玉は軽いノリで返し、当日郵送すると約束しました。
「依存性に関しても最初の一線さえ越えれば何とかなるだろうし、必要最低限の量だけにしとくから問題は出ないよ」
すっげー不安になってきたんですが。いいんですかサカキさん。
「使用方法は手書きのメモを同封しているから、その通りに」
「有難う御座います……」
「いやほんとに大丈夫ですかサカキさん⁉︎ お相手の候補とかって」
「うん、まあ、はは……」
あの幼馴染のおっさんとするつもりなんですかねちょっと。手ぇ震えてますがな、ダメですよそんなん。
「あ、既に狼藉を働いているご友人とは正直やめといた方がいいと思いますよ。淫魔の息が掛かってそうだし、第一香は嫌悪感を打ち消す程万能なモノじゃない」
「え」
「ちゃんと他に頼れるヤツに頼んだ方がいいよ。隣のそいつとか……は、何とも言えんが。まあ好きにしな。相手選びまでは手伝えないからね」
「何ですかその言い方はァ」
ふんとまた鼻で笑って、話はここまでと言わんばかりに、映像の中のマスコットはキーボードの位置へ手を伸ばします。
「そんな所だ、後は幸運を祈るよ。ああ、そうそう。十中八九実行すれば邪魔が入ると思うから、戸締まり魔除けはしっかりしとけ」
「はぁ⁉︎ ちょっ、待って下さいよ、あっ!」
切れました。あんのやろう。
「……どうするんですか」
「一先ず、有給を取らないといけませんね……」
取らせてくれるかな、と彼は空々しく笑いました。
確かに有給取れるかどうかは難関ですけども。
「あの、あれですよ。確かにミケ先生は頼りになるお方ですけども、他にも何か方法が」
「いえ、有難う御座いますナカノくん。ここまでして下さって」
ここまでって。なんでここで投げ出せると思うんですか。
なんか遠慮してらっしゃるっぽいですが、ここで退く罪悪感を舐めてもらっては困ります。
「……放っておける訳無いじゃないですか、ご友人だって襲ってくるんでしょうに」
「……でも」
「自分も有給取りますよ」
「え、それは流石に」
「取れなかったら辞めれば済む話です! ウチの部署で回ってましたから潰れるかもしれませんがね! ははは!」
「えええっ?」
で、紆余曲折あって。結局今僕の手で、ヤバそうな香に火が付けられました。
実を言えばエントランスで拾い上げた時から、こうなる事を望んでいた自分が居た気がします。余りに不純で、ちょっと気持ち悪いので否定したかったんですけど。建前が揃ってしまった以上、仕方がありませんよね。
「小っ恥ずかしいですわぁ、これ」
「でも重要って赤棒線まで引かれてますから……」
「分かってますよ。じゃ、せーので行きましょう。せーのっ」
十分炙った後、メモの通りに燃える先端に二人同時に息を吹き掛ければ、妖しい煙が黙々と立ち上がり始めました。
「うおっ、ケムいっ」
慌てて炉の中へ戻し蓋を閉じると、少しの間の後、今度は先程見た煙が器からムラ無く広がって、仄かに甘ーい香りが辺りを包み込んでいきます。
意外とキツい感じじゃありません。案外優しい感じの、花の様な香りです。
「はは、何や、結構良い香りですね」
「そう、ですね」
久々の有給、このままリラックスタイムで過ごすのも悪ないなー。
「精力剤も取り敢えず飲んでおきましょか。これ仕事でしんどい時にも効くやつだったらいいんだけどなぁー」
そう余裕ぶっこけたのもほんの最初だけ。数分後に効果が現れ出しました。
────あ。
心音が徐々に大きくなるのを感じたかと思えば、頭がぼーっとし始めて。さっきまで何とも思わなかった香りに、何処と無くえっちな気分を覚える様になってきました。
まだ夏じゃ無いんで、部屋はそんなに暑くなかった筈なんですけどね。血の巡りが速くなったのか一気にカーッと火照って、汗が噴き出してきます。
これ、キマってきたんとちゃいますか。早ないですか。
「サカキさん……っ」
酔っ払った時みたいにぐわんと視界が揺らいだのはさておき。視線を移した先の彼のその姿を見た瞬間、胸が締め付けられました。
「ん……?」
サイズ違いで落ち気味の大きな眼鏡の奥、上目遣いの気怠げな視線が、小首を傾げた感じで此方を向いた時ですかね。仄かに赤みのさした細くて青っ白い頸をかき始めの汗が伝っていって、窪んだ鎖骨に落ちていくのが見えたんです。
たったそれだけなのに凄まじい破壊力で。脳味噌にガツンと来て、息が苦しくなりました。
「ああ、これは、効いてきたみたい、ですね……」
繊細そうな指先で桃色の前髪を払い、手の甲で額を拭いながらはにかんできます。その仕草すら愛らしいんですが何なんですか。
「そ、そそそうですね」
心臓が跳ね回ります。視線を逸らしてしまいました。
童貞丸出しのドギマギした返事はっず。間がもたないんでもっかい精力剤飲みます。
「んぐっ……っはぁー」
こんなんいつ以来ですかね。ほんと中坊の頃初恋の女の子の前でしてたみたいな、純な感じが出てヤバいです。
動悸を手で抑えて息を吐き、改めて相手は男、男やぞ! しっかりしろ! と落ち着こうとしました。けれども。
「はーー……っ、ふーー……」
吐息が、吐息がエロい!
華奢な分、薬の回りが早いんでしょうか。向こうの様子はどんどん悩ましげに、艶っぽくなっていきます。
男子より明らかに周波数の高い吐息が喉の奥というか、鼻というか。その辺に掛かって、何とも言えない感じで絞り出されるんです。
股間に響きます。早まった血流がぐんぐん集まってきて止まりません。これ破裂とかしませんよね、って不安になるくらい、張り詰めていきます。
「んっ、すみません、ナカノくん……カラダ、おかしっ……っ!」
遂に出ました。完全にえっちな声が。
手で抑えられてくぐもりながらも、可愛らしー感じで上擦って、跳ねて。
流石に我慢ならず、逸らしてた視線を徐に戻してしまいました。
「はーー……はーー……っ、っーー〜〜……」
なんて、いじらしいんでしょうか。彼は丈の余ったダボダボの白地Tシャツの裾を股間の辺りで掴んで、伸びるくらい必死に抑えて耐え忍んでました。
抱き締めてやりたい衝動に駆られて、僕の身体はどんどん其方に吸い寄せられていきます。長机の上に膝立ちになって、食い入る様に前のめりに。獲物の前で次の動きを警戒する獣の如き動きでジリジリと。
「サカキ、さん……大丈夫ですか……?」
「っ、ふっ、目が、血走ってて、怖いですよ……」
本当に寸前で、不意に指摘されて「えっ」とビビりました。
彼のぎこちない笑みを前に強張って動けなくなって、その間にふと正気を失いつつあった自分に気が付きます。
「すんません、あっ、僕行儀悪っ」
思わず頭を抱えたくなったその時です。カタリ。サカキさんは唐突に眼鏡を机の脇の方に置いたかと思えば、
「でも、見えなければ、ちょっとマシになります、ね……っ」
なんと、自ら僕の手を取って、自身の方へと引き寄せました。
もやしみたいに非力な細腕だったんですが、如何せん此方の体勢は既に相当前へ傾いてます。
あっさり。バランスを崩して、小さなその胸へとダイブしてしまいました。
「えっ、あ……?」
香とは違う、いい香りがします。平たいんですけど、なんか、微かに柔らかい感じが────
「っ、っーー〜〜……!」
更に、理解の追い付かない僕を細腕は抱き込んで、ぎゅーっと。抱き締めて、さも愛おしさに悶えるが如く、子犬の鳴くような声を絞り出します。
「んなっ、サカキさんっ⁉︎」
「っ、はぁっ、すみませんっ、なんか、もう、衝動を、おさえられなくてっ」
振り解こうと思えば、多分振り解けると思うんですが。そんな考えは一切湧きません。
抗い難い愛情が伝わって来ますし、此方もそんな相手がもう愛おしくて愛おしくて。
俄かに彷徨った両腕が細腰に回って抱き返すのに、そう時間はかかりませんでした。
「はうっ、ーー〜〜!」
凄い喜んでらっしゃるのを肌で感じます。ハグってこんな幸せなもんでしたっけ。
お互いの身体が熱くて汗ばんでるのに全然不快じゃありません。寧ろそれが愛欲を掻き立てます。
理性が飛び始めて、硬く張り詰めた股間の肉棒をちょっとずつ、押し付けてしまいました。
それは相手も同じっぽくて、応える様に細腰を扇情的にくねらせて来ます。股間を僕の逸物に擦り付ける感じで、くいっ、くいっと。
その過程で硬いモノの存在が感じられるんですが、二、三センチくらいでしょうか。自分のものより圧倒的に小さい上、何か違和感が。
「っ、このっ!」
「あっ、やっ、まってくらさっ、ああっ!」
衝動的に、下着を脱がしにかかりました。
ゴム紐だけで止めるタイプの半ズボンは、中のパンツ共々シャツと同じ男物です。緩くて尻で止めている様な感じなので、あまりにも簡単にずり下ろす事が出来ました。
おっと、糸が……。
だいぶ興奮してらした様です。下着と股間の間に橋が掛かって、はたりと落ちました。
スケベな匂いも解き放たれましたが、それが全く男臭くありません。なんていうか、甘酸っぱい感じの匂いです。
「みないでくださぃっ、おねがいしまっ」
肝心の所が隠されて見えませんでした。本当に女か男か判断が付きかねます。
こればっかりは見ないと分からないので。「すんません」と両手を押さえて確認しました。
「うぁっ! あぁ」
「なん、このっ……なんや?」
キンタマが、ツルツルですやん。
目ん玉ひん剥きました。竿は子供の物みたいなちっこいのが残ってたんですが、その下にある筈の丸いシルエット二つが綺麗さっぱり無くなってるんですもん。
「これ、どないなってんですか」
普通ある様な皺がひとっつもありません。ボールとは明らかに違う膨らんだ土手があって、その真ん中に縦筋が一本だけあります。
普通なら触りに行くわけないんですけど妙に惹かれて、僕は手を伸ばしました。「あっ、さわらないでくだひゃっ」と妨害を受けましたが、全然止める手に力がありません。
何の問題もなく、さらり。指先は見た目通りの滑らかな感触に届いて、その面を撫でました。
「ふあっ!」
「うおっ!」
瞬間、サカキさんは弦を弾いたみたいな甲高い声を上げて、びくんっとその身を痙攣させます。
そん時に腰が前に突き出されて、ちっさい逸物の先端からぴゅくっと、透明な汁が噴き出て手にかかりました。
予想だにしない反応です。思わず身を引いて、手を引っ込めてしまいました。
「っ、ぅっ、っーー!」
二度三度続いて、暴発らしき現象はようやく収まります。
射精って言っていいんですかね。いや、でも竿には直接触れてませんし、そもそも精子出てきてますかこれ? 全然濁ってないですし、粘り気足りて無いんとちゃいますの?
身体の事情が分かりません。膝立ちのままおろおろ「く、くすぐったかったですか?」と尋ねました。すると、どうでしょう。
「っ、んんんぅ……!」
怒ってるんでしょうか。唇をきゅっと結んで、潤んだ瞳で睨みつけてきました。
滅茶苦茶可愛らしいです。もっと虐めたくなる感じの、女の子の表情にしか見えませんでした。
加虐的な気持ちと、大事にして抱き締めたくなる気持ちがせめぎ合います。
その末に、まあ、土壇場で素は出るんですね。
「あっ、ええと、すんません、あのぉ……」
ヘタレました。怖がらせたり嫌がらせたりは、思いが強くなる程臆病になって出来なくなってしまいました。
これじゃ、恥ずかしいのはどっちなんだか。
「……ふふっ」
気が少し抜けた所で、悪戯っぽい様な、諦観した様な、そんな感じに微笑まれました。
「ダメですね、これ……めがね外しても、ぜんぜん……」
「な、何がですか?」
どういう表情なのか判りかねます。別に表情読みは苦手じゃないんですが、今は自信がありません。怖がってるのかもと思ってしまいます。
「いえ、あの……もっと怖くて、いやなものだと思ってたんですが……」
違ったみたいです。彼は恥ずかしそうに口元を隠しながら、身構える此方の手をそっと引きました。
「クスリのせい、なんですかね。全然、怖くなくて、嫌でもなくて……寧ろ、初々しいナカノくんが、すごく、いとおしくかんじられてっ……」
「はえっ?」
焦点の合ってないとろーんとした紅の瞳の奥に、ハートマークが浮かんでる気がします。嘘ですよね、マジですか。
「おかしいですよね、こんなの……っ、くるしっ……」
今度は苦しみだしたかと思えば、唸り声を上げて此方に身を乗り出して来ます。
「ちょっ、ま」
「ダメだっておもうとっ……むね、しめつけられてっ……ダメなんですっ……だからっ」
僕のジーパンにパンツごと手が掛けられて、一気にずり下ろされました。
無理しないで下さいと口にしようとしたんですけれど。全部形になるその前に、ぼんっと露出した此方の逸物が弾けて、彼の頬を打ちます。
「ぁっ……!」
脚がすくんだみたいです。ぺたんとへたり込みました。けれど、言葉は途切れません。
「っ、はーー……もうしわけ、ありませんっ」
「いや、あの」
「其方も、効いてはいるみたいですけど……自分程効いてない様なので……ここは、年長者として、おねがいする側として、まかせていただけませんか……?」
一体、今の彼の内心がどうなっているんでしょうか。分かりかねます。
……でも、任せていいなら、気にせんでもええのか?
「仕事だと、おもってください……指示したとおりに、動いて……全部此方のせいにして、いいですから……」
痺れる様な甘言を前に、自分は「はい、分かりました」と返事してしまいました。
後半は3日縛り適用外、2日以内に上げます