今回は綺麗なネームドモブとのイチャイチャ、敵のような存在である性格の悪い女にレイプされるの二つです。
アニメを見てマリーさんがエッッと思ったのは作者だけじゃないはず!
エライザに関しては設定の捏造マシマシです。それでもよければどうぞ。
これが本編に関わるかは知らん。
・マリー
近頃のサイショ城塞の城下町は夜になると遠くの山からの野良犬の遠吠えが響き渡るほど静かだった。オリアナ王国内で戦争がはじまり、残虐な兵士達によって沢山の住民が殺されたことにより、明るくて人通りの多い昼間以外は住民は出歩かなくなってしまったのだ。
マリーは自身が経営する酒場で小さなランプの灯りを頼りに帳簿とにらめっこしていたが、やがて額に手を当てて項垂れる。
「……だめ。今月の家賃どころか、明日の仕入れにも……」
ため息が出るのを止められない。あの人に助けられてから無法都市を抜け出し、なんとか酒場を経営できるようになったものの、すぐに戦争が始まって散々な日々である。
ついこの間も理由を付けて売り上げを全部持って行ったというのに、今日のお金が少ないと睨みつけてきた。理不尽にも程があるが、兵士もお金ではなく自分の体が目的なのはあの舐めまわすような目を見ればわかる。元娼婦のマリーはあの手の視線に敏感だった。
荒事は日常茶飯事だったがいい加減に辟易としてくる。無法都市では金を払わないような客は用心棒に痛い目に合わされるか二度と帰れなくなっていたが、ここでは自分一人だ。
「結局……また
胸元を押し上げる双丘に触れる。柔らかな膨らみは服の内側で艶めかしく形を変えた。お金を奪っていった兵士と似た連中に身体を売り、そして得たお金は兵士達に持っていかれる。それに抗う力もないのだから気持ちがどん底まで沈みそうだ。
それでも、マリーに諦めるという考えは存在しない。諦めずにいれば、きっと道は開けるのだから――。
「そうだ。寝る前に戸締りの確認をしないと」
酒場の出入り口に歩み寄る。扉に耳を当てたり窓を覗いたりして人がいないことを確認し、それでも夜中に忍び込もうとする人がいないか念のため扉を開く。心の準備さえしていればすぐに扉を閉めるくらいはできるだろう。
そして扉を開いた瞬間、風が吹いた。
「きゃっ!?」
思わず目をつぶってしまうほど強い夜風は店内のランプの灯を消し去り、マリーが取ってから手を離した扉を完全に開いてしまった。本当に今日はいいことがないと心の中で泣きそうになりながらマリーは目を開けた。
「あ……」
漆黒の男が立っていた。グールを倒した時に握っていた漆黒の刀はなかったが、彼を象徴する夜を纏ったかのような漆黒のロングコートは同じだった。
月の光で影になって顔はよく見えない。それでもマリーは確信を持って彼の名を口にした。
「シャドウさん……」
彼女の声は震えていた。心臓がうるさいくらい高鳴っている。夜風の冷たさがありがたいほど頬が火照っている。
漆黒の男――シャドウが刀の代わりに持っていた袋を放り投げる。兵士が奪ったマリーの店の売り上げが入っていた袋だった。受け取った拍子に見えたのは大量の金貨。
マリーの瞳から涙が零れた。堪えるように袋を抱きしめても何故か涙は止まらない。いくつもの雫が石畳の上に降り注いで弾けた。
「ッ、待って、お願い!」
マリーの涙が止まるまでずっと佇んでいたシャドウが背を向けた瞬間、マリーは思わず声をかけていた。ゆっくりと振り返ったシャドウの姿が瞬きをした瞬間に消えてしまうのではないか――そんなことを考えながらも、なんとか口を動かす。
「ありがとう、シャドウさん……。無法都市でもグールから助けてくれて、乱暴な兵隊さんからもお金を取り返してくれて……本当にありがとう」
シャドウは何も語らない。ただマリーをじっと見つめている。
「いつかまた出会えたら恩返しをしたいと思っていたんですけど、お店は食べ物もお酒もなくて、お金もシャドウさんが取り返してくれた分しかなくて。私が返せるのはこんなものしか……」
話している内にマリーはシャドウから目を逸らしていた。マリーは知られているのだ。無法都市で客の相手をした後の汚れた姿を、乱暴者や浮浪者が数えきれないほどいる都市で身体を売った光景を、沢山の男とともに一夜の夢と快楽に溺れてきた女であることを。
お金の入った袋を離さないまま胸元をはだけさせようとした手が止まる。なんて恥知らずなことを口にしていたんだろう。今も胸に抱く袋から感じた温もりとは違う理由で涙が溢れそうになる。
「すみません、忘れてくださ――」
――マリーの言葉は、彼女の唇をシャドウが奪ったことで途切れた。
口づけはすぐに終わった。しかし、シャドウが腰を抱くように手を回し、自分も頬を染めながら熱を帯びた瞳で彼を見つめるマリーはそれだけで終わらせるつもりはなかった。
「あっ、はっ、んん♡ あんっ、あ゛ぁっ、んぁ、ひぁぁっ♡」
淫蜜を垂れ流す蜜壺を赤黒い肉棒がかき混ぜる。うねる膣内では蕩けるような熱さの肉壁が竿にまとわりつき、膣襞は奥へ奥へと誘い込むようにカリ首をなぞり上げる。最奥では何度も殴りつけてくる亀頭から子種を搾り取ろうと子宮口が淫らな音を響かせて吸い付いていた。
性器で繋がり、肌を重ねて、舌を絡めて体液を交換する。今まで出会ったどの男よりも強いのに誰よりも優しく抱いてくるシャドウにマリーの心は完全に奪われていた。気持ちよくなりたくて、気持ちよくなってほしくて、触れ合うところを増やすように抱きしめ合う。
「んくぅ……ふあぁぁっ♡ いっ、あぁっ、お゛へえぇぇぇ……♡」
ベッドのきしむ音をかき消すほどの艶めいた喘ぎ声を上げるマリーの子宮にシャドウの精液が注ぎ込まれる。もう数もわからないほど種付けをされたマリーはシャドウの胸を枕にし、心地よい疲労感と快楽に包まれながら夢の中に落ちていった。
――目が覚めた時、朝日に照らされるベッドの上にはマリーの姿しかなかった。しかし、あの夢のような一夜が本当にあったことなのだと部屋に籠る臭いと濡れたシーツ、何より枕元に置かれたお金の入った袋が教えてくれる。
脱ぎ捨てていた黒い下着を身に付けたマリーは、まだ身体に残るシャドウとの逢瀬の感触を閉じ込めるように自分を抱きしめながら笑った。
しばらくして、マリーはオリアナ王国から旅立った。馬車に揺られるマリーの顔はこの先に不安なんてないかのように明るかった。
「やっぱり諦めちゃだめ。諦めなければ、きっといいことがあるんだもの」
かつて無法都市から抜け出した時に決めた自分の信条を独り言のように呟く。その言葉を誰に語り掛けているのかはマリーだけが知っている。自分の身体が自分だけのモノじゃなくなったことを今は彼女だけが知っている。
「だから……いつかまた会えますよね、シャドウさん。その時はこの子を撫でてあげてくださいね」
お腹に宿る愛しい人との子供を慈しみながら、マリーは遠くを見つめて微笑んだ。
――再び酒場を開いた美人店主が子供の名前を再開した地味な少年に考えてもらうのはまた別の話。
・エライザ
ミドガル魔剣士学園で生徒会副会長を務める妖艶な美女、エライザ・ダクアイカンには嫌いな女が三人いた。
一人目はクレア・カゲノー。田舎の男爵家の娘のくせにエライザより多く魔力を持っており、剣の腕前も騎士団にスカウトされるほど。エライザを守るのは取り巻きの仕事であると彼女は考えているため自身の腕前は左程気にしていないが、田舎娘が騎士団に目をかけられていることが気に食わなかった。
二人目はローズ・オリアナ。芸術の国であるオリアナ王国からの留学生なのにミドガル魔剣士学園の中でトップクラスの腕前を誇り、学年問わず人気があるおかげで二年生のくせに生徒会長を務めている。優しさという貧乏くじを引き受けているだけでちやほやされる貴族の誇りがなさそうな彼女が気に食わなかった。
三人目はアレクシア・ミドガル。入学して早々に百人以上告白されたこの国の第二王女。ミドガル王国最強の姉と比べられて凡人の剣と呼ばれるほど才能がないくせに、魔剣士学園に入学して努力しているとアピールするように前を向いてアピールする姿が気に食わなかった。
どいつもこいつも気に入らない。始末したくてもクレアはアイリス王女のお気に入りであり、ローズとアレクシアは王族。ミドガル王国の陰の支配者であるダクアイカン家の力をもってしても容易に手が出せなかった。
取り巻きの一人から面白い話を聞くまでは。
「それは本当かしらぁ?」
「はっ、はい! 間違いないです!」
シド・カゲノー。
クレア・カゲノーの弟とは思えないほど弱く影の薄い凡人。なのにクレアは食事や買い出しで理由を付けて何かとシドに構い倒し、興味がなくて聞き流していたが一時期アレクシアの恋人にも選ばれ(既に振られたそうだが)、ローズもその男にだけは明らかに態度が違うらしい。
「……使えそうねぇ」
目障りな女達が好意を寄せる男を自分のものにしたらどんな反応をするだろうか。次の獲物を見つけたエライザは口の端が裂けたような冷笑を浮かべた。
シドを自分のモノにするのは簡単だった。取り巻きの連中に脅迫させてダクアイカン家の別邸まで連れてこさせて、大貴族のエライザに呼び出されたことに困惑するシドに薬物を混ぜたコーヒーを口にさせ、何の抵抗もできなくなったシドをベッドの上に押し倒して終わりだ。
「セックスもなかなか悪くないわねぇ」
シドの童貞を奪ったエライザもかつてない充足感に包まれていた。
地味な貧乏貴族と思っていたのに顔は女のように可愛らしく、魔剣士のくせに肌は白くて線も細いが触れればしっかりとした感触が伝わって来た。男を犯しているはずなのに女を犯しているような不思議な気分を味わえた。
最初は肌を重ねる
取り巻きに気に食わない女を始末しろと言ったら必ず強姦する理由がわからなかったが、確かにこれは癖になる。弱い奴を犯して、辱めて、そいつの全てを蹂躙して無理矢理自分の色に染め上げるのはとても愉しい。
処女を散らすことになったが、性的な交わりによる快楽とこのとびきりの玩具を手に入れる対価と思えば悪くない。取り巻きへの褒美に抱かせてやろうと考えていたものの、この愉悦のために体内の膜を捨てたと考えた方が気分もいい。
未だにベッドの上で寝たままのシドの耳元に顔を近付ける。やめて、もう出ないと懇願しても搾り取られたせいか虚ろな瞳で天井を見つめていたが、耳の穴に舌先を捻じ込んでクチュクチュと音を鳴らしてやればすぐに顔を恍惚と屈辱で歪めた。
「大貴族の私の純潔を奪ったのだから、覚悟はできているでしょうねぇ? 貴方はずぅっと私の奴隷よぉ」
「う、ぅぅ……」
返事はなく、どこか反抗的に睨みつけてくる。まだ
シドの涙はとても甘かった。
それからエライザの愉悦に満ちた日々が始まった。とびきりの玩具であるシドを学園の中だろうが夜だろうが関係なくエライザの気分で呼び出して弄ぶ。わざとキスマークや自分の匂いを付けてやったらエライザとの逢瀬を必死に隠そうとするシドと、それに感付きながらも決定的な証拠を掴めなくてやきもきする女達の愉快な姿が見られる。男の服の下に隠れた自分の印を想像する時に笑いをこらえるのが大変だった。
(アレクシア、貴女はシドを従順な犬みたいに扱っていたんですってぇ?)
エライザは全裸のシドに自分の股座を舐めさせながら嗤う。鼻息を荒くしながら蜜壺の割れ目に舌を這わせて本当に犬のようだ。下手な口淫をする度に首に付けている首輪を締め付けてやったためシドの舌遣いはエライザ好みのものとなっており、軽く達したエライザの秘部から噴き出した透明な汁がシドの顔を濡らす。
褒美に肛門に入れてあげた尻尾の玩具を動かしてやると、シドはぶるぶる震えながら白いおしっこを漏らした。
(ローズ、貴女は選抜大会で戦うシドの男らしい姿に惚れたんですってぇ?)
その男らしいシドは毎晩のようにエライザに組み伏せられて、屈服の白濁液を垂れ流している。最初は口だけは反抗していたのにそれもなくなっていって、時々ただ涙を流しながら犯されるがままになっている。その時は首を絞めてやると勃起しながら睨みつけてくるので飽きは来ないが。
射精の直前に膣から陰茎を抜かれて、自分の腹や顔に精液を振りかけた姿に男らしさは微塵もなかった。
(クレア、貴女は弟を強い魔剣士にして騎士団に入れるつもりなのよねぇ?)
エライザはダクアイカン家の別邸の窓から見える空き地で剣を振るうクレアを嘲笑う。目立つのを嫌がる弟の気持ちを配慮した姉の訓練をすっぽかした弟は、その予定を耳にして無理矢理呼び出したエライザの尻に向かって腰を振っていた。
その時、偶然エライザとクレアの目が合った。ほとんど服を着ていない姿で小刻みに揺れるエライザを見て何をしているのか察したのだろう。嫌なものを見たと言わんばかりに顔を顰めて目を背けて鍛錬を再開した。もしこの時、生来の負けん気の強さを発揮していればわざとらしく喘ぐエライザの相手が誰だったのか気付けたかもしれない。
姉は大事な弟の様子に気付けないまま汗臭く剣を振って、弟は姉の気持ちを踏みにじりながら女に溺れていく。そのまま互いの望みは遠く離れていくのだ。無様な姉弟に嘲りの笑みを浮かべながらエライザは膣内を締め付けて、シドの子種を搾り取るのだった。
「あらぁ? あらあらあらぁ……?」
季節が変わるほどの月日が経ったある日。姿見の前でエライザは首を傾げながら笑っていた。
鏡に映る黒いネグリジェ姿のエライザはいつもと変わらない。ただし、その手に持っているミツゴシ商会のとある商品と、エライザに生理が来ていないことが一つの結論を導き出す。
エライザはシドの子供を妊娠していた。
「ふふっ、あはははは! 面白いじゃない……!」
自分と血を分けた新しい命を身籠ったことを知ってもエライザは変わらなかった。腹を抱えて涙が浮かぶほど高らかに、邪悪に笑う。笑わずにいられない。
これから先、あの女達がどれだけ親密になったとしてエライザが誰よりも先にシドの子を妊娠した事実は覆せない。他の女と散々セックスした肉棒に発情しながら腰を振って、子供ができた頃か幸せの絶頂にいるところでこの事実を暴露してあげたらどれほど面白いだろうか。
そしてシドはエライザから逃げられない。女達がシドを許そうが許すまいが、
それからエライザはシドを呼び出すことをやめた。学園ですれ違うことがあっても関わりなんてなかったように無視し続けた。興味がなくなったと思って安心したのか、シドは学友やあの女達と楽しい日々を過ごし始めた。
その光景をひっそりと監視するエライザの身体は制服の下で変わっていった。最初は僅かな丸みを帯びていただけのお腹ははっきりとした膨らみになり、胸も大きさと重さを少しずつ増していった。柔らかくなった腰つきは彼女の魅力をより引き立てた。
まだ
そしてある日。久しぶりにシドを呼び出した。別邸の部屋に入ってきた瞬間、彼の表情は凍り付いた。
青ざめて震えるシドを見て、大きくなったお腹を撫でていたエライザは微笑みながら立ち上がるとシドの傍まで近寄り、彼の手を取って腹に触れさせる。
「気付いたみたいねぇ……そうよ、貴方の子供よぉ」
本来なら父親になったことを教えてあげるいじらしい行為。しかし、男の顔は絶望に染まり、女の顔は愉悦で歪む。
「いい顔ねぇ……これでもう逃げられないわぁ♡」
まるで心を溶かす毒のように甘い声。動かなくなったシドの手を引いてエライザはベッドに連れて行った。
――日が落ちて夜になっていく。母親になろうとエライザは何も変わらない。繊細な物に触れるように胸や腹を愛撫していた男が快楽を貪るように胸を揉みしだいて母乳が染み出す乳首に吸い付き、乱暴に腰を振って己の子供に精液をかける姿を見て嗤う。
「あっ、あんっ、ふぁぁん♡ んふっ、本当に愉しいわぁ♡ 貴方もそう思うでしょぉ?」
腹の中の命もシドも答えない。それでもエライザは満たされたように笑いながら、貪るような口付けをシドにするのであった。
見た目はいいけど性格最悪な女が記憶喪失や憑依でいい女になるっていう展開は見たことあるけど、見た目も性格もいい女が憑依されて性格最悪になるのを見たい。入れ替わりとか。
他にも書きたい展開とキャラがいますが、短かったらこれに統合するかも。