そんなキャラのおねショタは最高だぜ!
古都アレクサンドリア。入ったら二度と出られなくなると言われている『深淵の森』の中にある『シャドウガーデン』の本拠地。日の光すら遮る青紫の霧に包まれており、その霧は濃密な魔力が満ち溢れた龍の吐息。認めた者以外は殺す猛毒に加えてただでさえ迷いやすい立地によって、絶対的な護りを得た場所であった。同時に主であるシャドウが『霧の龍』という次元が違う存在に認められた証でもある。
遊びに来たデルタがピクニックに行くと教えてくれたので、先回りして準備して待っておこうと盗賊狩りでコツコツと貯めた貯金でいい食材を買って出発。目的地の森の中に入ったらまぁ迷う迷う。まだ学園に通っていなかった僕は夜が明けるまでに帰らなければならなかったので森を出ようとしていたら、『七陰』の皆と明らかに方向を迷わせる霧を発生させている龍と遭遇。帰宅のためにぶちのめしたら認められたというのが実情だが。
閑話休題。
僕は夜のアレクサンドリアに来ていた。それも泊まりで。実家との距離の関係でアレクサンドリアには全力ダッシュで遊びに行ってもすぐ帰らなければならなかったのだが、姉さんがいなくなってしばらく経過したことによって一人での外泊が認められたのだ。
僕の目的はそう……ラムダだ。『七陰』以外でギリシャ文字で呼ばれている上に『シャドウガーデン』で成人している珍しいダークエルフの女性だ。
彼女は元軍人だったらしく、構成員が増えすぎて僕が近寄らなかった廃村からアレクサンドリアに拠点が移って初めて顔を合わせたのだが、僕が『七陰』の上司というだけで滅茶苦茶敬意を払ってくる。上下関係を重んじているというか、規律に厳しいというか……堅苦しい。
ラムダは『シャドウガーデン』の教官の役割を担っており、構成員のメンタルと身体を鍛える仕事をしている。そのため『七陰』以外で報告に来る唯一のメンバーと言ってもいい。話す内容は訓練のメニューとその成果がほとんどだ。
あと紅茶のティーカップに指突っ込んで飲むとマナー違反だと容赦なく注意してくる。冗談も拾ってくれない。僕は思った……会話が楽しくねぇ。
(うん、わかる。上司が恥をかかないよう恨まれたり罰されてもいいから進言するんだよね。新入りも実戦で死なせないために厳しく鍛えてるってアルファから聞いた。その性格には好感が持てる)
でもそれとこれとは話が別である。
アルファ達の前ならシャドウ様ロールプレイするだけで遊んだりしながら気軽に話ができるのに、何が嬉しくてどんなミスも見逃さないとこちらの一挙手一投足を見張る元軍人女性を相手に、貴族のマナーに気を遣いながらボロが出ないよう立ち振る舞わなければならんのだ。
彼女の立場的にも定期報告は避けられない。教官である彼女じゃなければわからないこともあるだろう。じゃあ彼女と『七陰』並に打ち解けて楽しくおしゃべりできるようになるしかないじゃないか。
もっと気軽に接してくれていいよと言ってもラムダからすれば僕は命を救ってくれたアルファ達の上司。そんな奴から楽にしていいと言われても難しいだろう。逆の立場なら簡単に言うんじゃないよと言い返したくなる自信がある。彼女と違うのは思うだけで口には出せないことだろうか。
ならもう
安直やらアルハラと言われるかもしれない。だが、ラムダには効果的かもしれない。彼女の性格からすると上司の誘いは受けて当然とか思ってそうだし、酒が入った方が彼女の口も滑らかになって本音も聞けるだろう。
そして酔った彼女から『七陰』や『シャドウガーデン』への愚痴を聞きだすのだ。人間である以上、不満の一つや二つはあるはずだ。それを二人だけの秘密にすることで親密度アップ、些細なミスは目こぼししてくれるようになるって寸法よ。決して脅迫材料を得ようとしているのではない。
とりあえず自分の組織のアジトなのに気配を極限まで殺して潜伏しながらイータによって高度な防衛システムが施された城を魔力なしで進み、魔力感知を頼りに彼女の部屋に辿り着く。アルファやゼータに見つかったら部屋に引き摺りこまれて朝までズッコンバッコンだからね。まだ成長中の身体なんだし、安定期に入るまで大人しくしていてほしい。
ボルドーの逸品90万ゼニー片手にノックする。酒にあんまり興味がない僕でも知っている銘柄がこれくらいしかないのだ。有名なワインなら美味しいでしょ。高い買い物だが仕方ない。
ノックしたらすぐに出てきたラムダが驚いて声を上げそうになるのを宥めすかして部屋に入れてもらう……部屋に何もない! ベッドと机と本棚くらいしかない。本も僕が興味ないのばっかりだし。酒が駄目だったら共通の趣味を話題にしようと思ってたのに。強いて言えば机の上の散らかりっぷりが僕の部屋の机と似てる。
何もない部屋で申し訳ありませんとラムダが椅子を勧めてくる。一脚しかないそれを譲ったらお前はどうするんだと目を向けたら、自分は立ったままで結構とのこと。気まずいから椅子を譲ろうと僕も立ち上がり、すったもんだの交渉の末、ラムダは椅子に、僕はミツゴシの高級ベッドを椅子代わりにすることに。
ふと彼女の傍を見たらタオルと櫛とシャツが。何か邪魔をしたのかと思って尋ねたら風呂に入ろうとしていたらしい。タイミングが悪すぎる。日を改めようとしてもラムダは譲らない。ええい、頭が固い!
こうなったら頼むぞボルドーの逸品90万ゼニー!
……よく考えたら妙齢の女性の部屋に夜来るってヤバくね? い、いやいや、僕にそういう意図はないしラムダだって性に奔放なタイプじゃない。ええい、もう入っちゃったし行くとこまで行っちゃえ! これを乗り越えたら胃がキリキリしない定期報告が待ってるんだ。
♦♦♦
ラムダは出会う前からシャドウのことを素晴らしい人物だと信じていた。
『七陰』を見ればわかる。技術、知識、衣食住。彼女達が与えられたそれらを目にすればいかに彼女達を大切に想っているのか伝わってくる。<悪魔憑き>であった自分を治療した『七陰』の技術も、元を辿れば彼女達を救おうとしたシャドウに行きつくのだから。
このアレクサンドリアもそうだ。一般の貴族として過ごしているシャドウが自由に動ける時間はラムダ達よりずっと少ない。にも関わらず、シャドウは『霧の龍』に追い詰められた『七陰』の危機に颯爽と現れてかの龍を打倒し、この古都に導いてくれた。素晴らしい以外の言葉がない。
だが、同時に彼女達であったから救われたとも思っている。仮に自分がシャドウに見つけられた最初の一人だったとして、独占しても不思議ではないあらゆるものを与えられたかと問われれば、無理だろうと即答できる。
ラムダは自分が好まれにくいと知っている。特に上の立場の者からは。『七陰』の皆は彼女の善意であると理解してくれているが、それがわかる者はどれだけいるだろう。
現に実戦で死なないよう厳しく教えている構成員に少なからず怯えられ、元居た軍でも<悪魔憑き>を発症した途端に即座に上層部によって『ディアボロス教団』に売り渡された。部下に彼女を助けようとする者はいなかった。
嫌われる覚悟で指導も諫言もしてきた。地位も、名誉も、この世界に存在する理由さえも失い、新たに陰の世界で生きる道を与えられてもその在り方は変わらない。恩人だろうと関係ない。実際に必要とあらば<悪魔憑き>を治療してくれたイプシロンをボロカスに貶している。定期報告の時も見逃しがたいことをすればシャドウでも注意した。
なのに……そんな自分にすら彼の慈悲は向けられている!
ラムダは酒が好きだが『シャドウガーデン』に加入してからは飲んでいなかった。自分以外に成人していなかった組織に嗜好品に過ぎないアルコールを持ち込むなど言語道断。加えてそのために教官の役割を一時でも休む気はなかった。
それでも訓練メニューに日々頭を悩ませ、つい先日加わった腐れ縁のハーフエルフによって溜まった疲れを癒すために酒を欲した時、シャドウは一流のワインを持って現れた。更に『七陰』の皆様に言いにくいことも聞いてくれるとも。
構成員にも目を向け、さりげなく寄り添ってくれる優しさ。アルファやゼータを孕ませたと聞いて僅かに下がっていたシャドウの株が天元突破した。
今の彼はシドとして振る舞っている。夜の空気の如く冷たい君臨者ではなく、静かな夜に優しく寄り添ってくれる陰のような雰囲気……非常にリラックスできる。アルコールを摂取した口は滑らかに回り、空になったグラスにすかさず注がれたワインを味わいながら飲み干す。
シャドウの思惑通り、アルコールはラムダの頭を柔らかくした。柔らかくし過ぎてしまった。
(そろそろ、でしょうか)
――と、久々の飲酒と蓄積した疲労によって酩酊してふわふわする頭で考えながらチラリとシャドウを見る。
自分の愚痴や悩みを聞きに来ただけとは思っていない。『七陰』にすら悟られないよう忍んできた彼の目的をラムダは悟っている。
そう――シャドウは性欲を発散したいのだ。他ならぬ自分の身体で!
エルフは総じて見目麗しい種族だ。ラムダだって例外ではない。艶やかな灰髪はダークエルフの褐色肌によく似合う。酒精によって普段は鋭い切れ長の金の瞳は蜂蜜のように蕩け、ふっくらした唇からは熱を孕んだ艶っぽい吐息が漏れている。
酔ったことにより上気した肌や蠱惑的な仕草がシャドウの目を引いていることにラムダは気が付いている。軍属時代も自身の『女』の部分に引き寄せられた男達に頻繁に近寄られた彼女はそういった類の視線に敏感だった。そういった連中を嫌悪し軽蔑していたラムダだが、シャドウのものは嫌ではない。むしろぞくぞくと肌が震えるような心地よさを感じる。
というかぶっちゃけるが、自身に似合わないと敬遠していた可愛い系がラムダは好きだ。そんな生真面目軍人だった彼女の異性の好みは自分より強くてぱっと見は線が細い可愛い系であり、まだ身体は成熟していないシャドウはタイプど真ん中であった。
(確かに『七陰』の皆様は美しい……ですが、まだ未成熟です。成人しているのは私以外は極数名。そしてシャドウ様と面識があるのは私だけです)
同性のラムダから見ても『七陰』は全員が将来有望な見た目をしている。しかし、それは未来の話であってまだ幼い。もう男の快感を知ってしまったシャドウを満足させられるのは自分だけだ。恩を返すためにこちらも一肌脱がねば無作法というもの。
故に彼女はシドの前に立ち、言い放つ。
「脱げ」
「え」
僕は何を言われたかわからなかった。でも一つだけわかることがある。コイツ、酔ってる。誰だよ、酒飲む前に人並みに飲めるし『七陰』にも負けないって言った奴は。
「三度目はない。服を脱げ」
「え?」
「三度目はないと言ったはずだッ!」
僕を据わった目で見下ろしていたラムダが急に怒鳴った。知らん奴ならただの騒音と聞き流せるが、親密になった人の怒鳴り声はかなり苦手な僕の身体は硬直し、その一瞬で僕の衣服は斬り刻まれた。一瞬の早業だった。肌や髪の毛は一切傷付いてない。何度もやらないとできない匠の技だ。
僕の裸体があらわになる。つまり、ラムダが熱を逃がすために服の裾を引っ張った時に覗いた胸元とか、足を組んでくっきりと浮かび上がる鼠経部のラインで膨らんでた僕のエクスカリバーも晒されるということで――
「なっ、なぁぁ……!?」
「組織の上に立つ者が情けない声を出すんじゃない! そんな口は……こうだ!」
咄嗟に股間を隠そうとした僕の前でラムダの服が
更に彼女は僕の顔に秘部を押し付けてきた。ゼータやアルファよりずっと濃い雌の匂いが鼻腔を満たし、口の中には女の味が広がる。引き締まった臀部をどかそうにも手は使えず、顔を逸らそうにもハリと弾力のある太腿で固定されて動けない。魔力を使えば『七陰』にバレてこの姿を見られたらどうなるかわからず、僕に抵抗の術は残されていなかった。
「アルファ様やゼータ様がいるのに節操がないな。こんなチンポは躾けてやろう!」
「ふぅぅ!?」
こんなことをされても萎えるどころか硬さを増していた僕の陰茎がラムダの口に食べられた。じゅぼじゅぼと激しい水音とともに股間に走る快感に僕は悶えるしかない。
ラムダがやっていたのは激し過ぎる口淫だった。ペースもムードもへったくれもなく精液を絞り出すようなフェラ。頭が前後に動く度、噛むような強さで陰茎を食む唇が何度もカリ首に当たり、陰茎の側面に押し付けられたざらつきのある舌がやすりのように擦り上げる。
見えないことでより感度が高まった僕に、我慢ができるはずもなく……一分も経たずにラムダの口内で射精してしまった。喉に精液を流し込まれてもラムダは陰茎から口から離さず、解放したのは脈動が終わってからだった。
「あまりにも早すぎる……早漏なのか? いや、お二方が口でばかり奉仕していたから口での刺激に弱いのかもしれん。ならこちらで試すか」
ラムダがどんな顔をしていたかわからない。「女に奉仕されて当然と思うな! お前も女を気持ちよくさせろ!」と叱責された僕は必死で息をしながら押し付けられる陰部に舌を這わせていたのだから。しかし、彼女が何を考えて何をしようとしていたのかはすぐにわかった。
むにゅっと柔らかくて温かいものが陰茎を全て包み込む。彼女の豊かな胸のふくらみに挟まれたと理解するのに時間はかからなかった。
胸での奉仕もラムダのやり方は変わらない。乳圧によって鈴口から滲み出した搾り汁と先程塗した自身の唾液を潤滑油代わりに、手で持った自身の乳房を別々の動きで縦に擦らせる。膣内と異なる柔らかさが僕の腰を跳ねさせた。
その反応を観察しながらラムダは弱い所を探るように動きを変化させる。気持ちよくさせるためではない、弱点を責められても耐えられるかを確かめるための胸での奉仕。それでも僕の陰茎は性の悦びを隠せない。
震えながら我慢汁を止められなくなった陰茎を包む胸を、ラムダは腕を組んで持ち上げるように寄せる。汗の湿り気と人肌の温もり、そこへ加わった柔らかい圧迫がトドメになった。乳肉に包まれたまま二度目の射精を始めてしまう。
吐精を終えて胸の谷間から解放し、褐色の肌を白濁に染めて尚も萎えていない陰茎を見てまた彼女は何か考え出した。
「胸でも果てるのが早い。だが、硬さはそのままか……なるほど。質より量ということか。ならばそれがどの程度のものか確かめてやる」
その言葉を聞いた僕は非常に嫌な予感がした。何故かはわからない。だが、とにかくヤバいと感じた。
しかし、逃げる手段を考える間もなくその瞬間は訪れる。
「――!?」
つぷぷ、と僕の中に異物が入ってきた。男に異物が入るような場所は二つ程度。僕がラムダを気持ち良くするために使っている口と、陰茎のすぐ近くにある肛門である。
肛門から入ってきた彼女のしなやかな中指が何かを探るように腸内を動き回る。体内を異物が這い回る感覚に呻き声を漏らしながら身じろぎする僕を、ラムダは射精したばかりで敏感な亀頭を激しく擦ることで大人しくさせる。この時既に、彼女は男に射精を強制させる場所を探り当てており――。
「幼いアルファ様達を孕ませたのだ、偶には女側の気分を味わいながら出すといい!」
くいっと折り曲げられた指がその箇所――前立腺をぐりぐりと刺激する。これまでと異なる快楽を享受しながら射精する僕の陰茎。それが吐き出したのは精液ではなく透明な汁で、部屋には精液とは異なる臭気が立ち込める。
「潮を噴いた、だと? 男でありながら本当に女の気分になったのか?」
「あぅぅ……」
「どうしようもない軟弱者め。そこまで落ちぶれたなら徹底的に扱いてやろう!」
僕の顔に跨っていたラムダの局部が消える。その隙に逃げ出せばよかったが、二度の射精と初めての潮噴きで消耗していた僕は動けなかった。そして尻の穴から指を抜く刺激で硬くなった陰茎を濡れそぼった割れ目にあてがう彼女の顔を見て、どうしてこんなことになったかを思い知る。
(ラムダって……酔うと教官モードになるのか)
イプシロンから聞いたことがある訓練役になった時のラムダの人格豹変。指導する時の彼女は上司だろうと容赦なく罵詈雑言を浴びせ、精神を徹底的に打ちのめすと怯えていたイプシロン。聞き流していたことを今度謝ろう。
そんな僕の口をラムダのふっくらしている唇が塞ぐ。ねっとりと口内を貪るようなキスをされながら僕は彼女に犯された。
ラムダの膣内は肉厚だった。膣壁はミチミチと陰茎を締め上げてきており、ヒダや突起が艶めかしくこすりあげる。腰を弾ませればずちゅずちゅと淫肉の摩擦刺激を与えられる。
「さっきまで処女だった女に犯される気分はどうだ? 悔しいと思うならやり返すがいい! 尻に力を入れて腰を突き上げろ!」
結合部から血を流しているのにラムダの腰遣いは止まらない。手で扱かれるような圧迫感を感じさせる腰の上下運動は激しさを増していき、亀頭が削れてしまうと思ってしまうほどの激しい責めに変わった。彼女に扱きに扱き抜かれた僕の身体は屈服の白旗を上げてしまう。
どくどくっ、びゅるる……そんな音が聞こえそうな勢いで子宮に吐き出される子種。ダークエルフの元軍人にして『シャドウガーデン』の現教官は口付けをやめた唇から銀の糸を引きながら溜め息を吐く。
「量だけは認めてやってもいいが、それ以外が論外だ。足腰も弱い。これで他の『七陰』の方々を抱くなど私が許さん。徹底的に鍛えてやる……夜が明けるまでな!」
再び覆いかぶさってきたラムダの獣のような眼光に射抜かれながら、僕は諦めて身を委ね、彼女に貪られ続けた。
♦♦♦
「う……まだ夜か」
まつ毛を震わせながら瞼を持ち上げたラムダは独り言を漏らす。小さな彼女の部屋に差し込む光は太陽ではなく月のもの。時計の針も起床予定時間からはまだ遠い場所を示している。
彼女の顔には笑みが浮かんでいた。昨晩はいいことがあったのだ。尊敬するシャドウから気を配られ、話を聞いてもらい、酒までもらった。まるで魔力による圧縮睡眠を行ったようなすっきりした目覚めだ。温かくて抱き心地のいい何かもこの目覚めに一役買っているのだろう。
(抱き心地の良い?)
自分に何かを抱いて寝る習慣などあっただろうか? ガンマ様から製作予定と耳にした抱き枕とやらを渡されていればやるかもしれない。だが、そんな物は受け取っていないし、そもそも昨日は風呂に行ったか? あと、この股というか体内で感じる異物感は……。
恐る恐る視線を下に向ける。あどけない寝顔を晒した少年が寝ている。抱きすくめている自分の胸に顔をうずめ、腰をホールドされて逃げられない状態で。自分も彼も一糸纏わぬ姿で、肌と肌を密着させていた。特に股間なんかそこにある神聖な部位を繋げないと不可能なレベルで触れ合っている。
腰を引いた。ぬぽっと少年の年頃にしては大きな性器が抜かれる。少し遅れて溢れ出した白濁液が血を流した痕跡のある彼女の股を白く染めた。
ラムダの顔から一気に血の気が引いた。酔った勢いでやらかした記憶が怒涛の勢いで蘇る。頭を抱えて俯いた彼女の隣で目覚めたシドと目が合った瞬間、ラムダはベッドから飛び降りて全裸のまま地面に頭を叩き付けた。土下座である。
ぎょっとする主に自己満足でしかないと思いながら謝罪の言葉を紡ぎあげる。
「誠に申し訳ございませんでした……! 私はシャドウ様になんてことを……『七陰』の皆様にも顔向けが……いっそこの罪の償いは命で!」
スライムでナイフを作って本当に死のうとした彼女は少年に全力で止められ、二人だけの秘密にすることで話はまとまり、少年は部屋から立ち去り、ラムダは部屋の惨状をどうにかすべくひっそりと掃除にとりかかった。
――当然、話はこれで終わらない。
ダークエルフは一度覚えてしまった肉欲と主を性的に屈服させた時の快感が忘れられず、熟れた身体の熱を持て余す。少年の望み通り緩んでしまった
更に『七陰』のある発明品によって初めてのまぐわいによって子宮に撒き散らされた主の種が根を張ったことが判明する。主の子を宿したことを自覚した瞬間、彼女は子宮の疼きを止められなくなってしまう。
その後――
「シャドウ様……ちゅ、んんふぅ……シャドウさまぁ……」
定期報告で訪れた主の屋敷。全力で走ったことで蒸れた豊満な胸に主の顔を抱きとめ、苦しくなって顔を上げた彼の唇を貪る。
申し訳ないと心の内で謝罪しながらも、ラムダは幼い主の身体で性欲を発散するのであった。
♦♦♦
僕はねちっこいタイプだ。やられたらやり返す。その場でやり返せなくても恨みを熟成させ、数か月後にやり返したりもする。
そう……トラウマ寸前童貞喪失セックスをやったアルファを気絶するまでハメ倒したし、脅迫セックスをしてきたゼータが気持ちよく眠っている時に睡眠姦をした。
「だからねラムダ……もちろん君にもやり返す。君も悔しければやり返せって言ってたし」
にっこりと微笑みながらあの時の僕と同じように両手をスライムで縛り上げられてベッドに寝かされるラムダに教えてあげる。ちなみに彼女の格好は側面に青いラインの入った白いハイレグだ。今日は水中での訓練をする予定らしい。かっこいい彼女に似合う水着だね。
(アルファ様とゼータ様がおっしゃられていたのはこれのことですか……!?)
一方でベッドに拘束されたラムダが思い出すのは交わったことを隠しきれなくなって打ち明けた際に、彼女より前に抱かれた二人から尋ねられた初体験の内容。もし普通じゃないプレイをしていればある日突然仕返しをされるという忠告。それがよりによって今日来たことにラムダは戦慄する。
「……あの、シャドウ様」
「んー?」
「何をなさるおつもりですか?」
「そうだね……これを使う」
不安そうに尋ねてきたラムダに見せるのはバナナ。皮を剥いても太くて長い果肉は美味しそうだ。
「これを君のここに入れる」
「あっ、あぁあ……そこはっ……」
ハイレグをずらして秘部をかき回す。同時に隠しきれないほど大きくなったお腹をぺしり、と軽く叩いた。赤ちゃんがいるのに何度も僕のものを突っ込んだから悦んでいるのかな?
溢れ出す愛液が下に伝っていくのを眺めながら僕はもう一つのプレイを伝える。
「で、君のお尻には僕のものを挿れる」
「……今、なんと?」
よし、愛液がローション代わりにお尻の穴に垂れてる。これを指で塗すついでに穴の周りの肉をほぐして……と。これなら大丈夫そうだと僕はヒクヒクする菊座に陰茎をあてがった。
「お待ちをっ! そこは、挿れるところでは……!」
「僕のお尻にも指入れたよな……じゃ、挿れるよ。バナナも一緒に」
「んんぅぅ――っ!?」
お尻の穴は秘部より入口が狭かった。本来は何も入ってはいけない場所だから、受け入れる構造になっていないのだろう。それでも優しく捩じ込むと、バナナを挿入した秘部から小さく潮が噴き出した。
腸内は奥に行くほど狭くなり、膣とは異なる粘膜と温もりがあった。腰を突き動かしても圧迫感がないから気持ちよくなれないし、とりあえず絞め付けが緩いのでラムダに絞めてもらおう。
「ラムダ、お尻の中を絞めて。よくお尻に力を入れろって言ってるんだからできるよね?」
「やぁぁっ、んあっ、あふ、んいい……はぁ、はぁ、ふひぃい……!」
「膣の方に力入ってるけど……あ、バナナ切れた」
喘ぎながら力んでいたようだけど、残念ながらお尻を絞めることはできなかった。代わりに力を込められた膣に入れられていたバナナは膣圧によって半ばから折れている。もし陰茎の方を突っ込んでいたらどうなったのやら。
とりあえず取り出せなくなったら不味いので膣内から半分になった愛液まみれのバナナを抜き出し、それがなくなったことで上半身を倒せるようになった僕は彼女の胸元に顔を近付ける。
肩ひもを下ろしてあらわになるたわわな胸……その先端にはあるべき突起がなかった。
彼女と初めて交わった時は気付かなかったけど、陥没乳首というやつなんだろう。僕はラムダの胸をゆっくりと揉みしだきながら、先端に吸い付いて隠れている桜色を出そうとする。
「んああぁぁっ! うぁああっ、はひぃ、いぃい!?」
急激にラムダの腸内が狭まり始めた。どうやら胸を気持ちよくされるとお尻に力が入るらしい。精液を搾り取ろうとしてくるお尻の中を僕は腰を動かしてこれでもかと腸壁を擦りたてる。
しばらくの抽挿を繰り返してこみ上げた射精感に逆らわず精を吐き出す。お尻の中に広がる温かさに震えるラムダに口を開けるよう命じ、緩慢な動作で開かれたそこに愛液まみれのバナナを放り込む。僕が食べるのは何にも付いてないバナナだ。
「さて、一回やってみて僕は気持ち良かったけど、ラムダはどうかな? またやりたい?」
もぐもぐと口を動かしていたラムダはゴクリと喉を鳴らすと――こくり、と頷いた。
二時間後、秘部とお尻の穴の両方から精液を垂らして気絶するラムダの傍で、僕はアルファに滅茶苦茶怒られた。夜はアルファのお尻で搾り取られた。
バスガイドのコスプレでやらせたかった。