・ベアトリクスとの初めての後
「ベアトリクスさん、僕達は非常にまずい状況に陥っています」
「まずい状況? それと何故敬称を付けて呼ぶんだ……?」
チュンチュンと鳥のさえずりが響き、窓から差し込む朝日によって目が覚める気持ちのいい理想的な朝。僕はベッドの上で身体を起こし、僕の膝と腕にすっぽりと収まっているベアトリクスと言葉を交わしていた。
「問題です。僕達は昨晩。ここで何をしていたでしょうか?」
「何って……君とキスして、抱きしめ合って……こ、子作りした……」
お腹を撫でながら恥ずかしそうに口にするベアトリクス。可愛いかよ。あすなろ抱きしてる今でも彼女の触感と匂いで愚息が元気になりかけているというのに。無意識に胸に手を伸ばして揉んでも文句ひとつ言わないし、それどころか目を閉じて唇を突き出しキスをねだって来る。
大きくなった息子はベアトリクスの股座に徐々に侵入していき、彼女もそれを受け入れ――十数分後。
音を出さないよう静かに絡み合い、出そうになった喘ぎ声はキスしてやり過ごすという方法で一発スッキリした僕は、胸板に頭を預けて息を整えるベアトリクスに視線を落とす。
「そう、ベアトリクスの魅力に我慢ができなくて情熱的な夜を過ごしちゃいました」
「……もしかして、嫌だったか? こんな剣ばっかり振っていた百歳越えのエルフは……」
「なんでそうなるの」
涙目になるエルフのもちもちほっぺたを引っ張る。もう一回わからせてやろうかと嗜虐心が疼くが、頑張って堪える。
「問題っていうのはこの宿がこういう行為を目的とした所じゃないってことだよ」
この世界でもラブホテルのように性交を目的とした宿屋は存在している。そこには精力剤やらプレイの道具やらがあるのだが、情事の痕を洗い流すための風呂がある。安い所でも最低シャワーはある。
じゃあ今いる宿みたいな寝泊りするだけみたいな所はどうかというと、シャワーどころか蛇口もない。前世ほどインフラが整ってないから当然ではあるが。付け加えるとここは水差しすらない。マジで寝るだけみたいな場所。
「ここで僕達がやることやったってバレるし、ベアトリクスの身体も洗えないってことだよ」
「……そうだった」
親指でベアトリクスの腹を押してみれば、彼女を孕ませようと奥の方にたっぷり出した白濁液がごぷっ、という音を立てながら秘部から吐き出される。
「とりあえず、シーツの綺麗な部分で拭こうか」
「うん……」
ベアトリクスと手を繋いで宿を出る。シーツは金を多めに払うことで持ち帰りできたし(店主は察したような顔をしていた)、部屋の臭いは窓を開けて大分薄れていたことを確認している。
ベアトリクス自身の情事の痕跡は全身を隠す黒いローブで隠せたのだが……その下はまぁすごい。
胸巻はキスした時に垂れた唾液や僕が舐めたりしたことで胸が湿ってたからシミができるし、布面積が小さいから首とかお腹のキスマークが隠せない。もじもじとすり合わせられる太腿は精液の白だけでなく破瓜の証である赤も残ってる。ホットパンツも完全に拭いきれなかった二人の体液でぐっちょり濡れてる。
彼女がもじもじしているのは僕と手を繋いでいることにも関係している……破瓜の痛みに慣れなくて上手くあるけないのだ。
そしておまけに――
「シ、シドッ」
「何?」
「どうしよう……奥に出された分が垂れてきてしまった」
天然エロフがローブをめくり、股から脚にかけて流れる白く濁った滴を見せつけてくるのだ。
その場で押し倒したり路地裏に連れ込んだりしなかった自分をほめてほしい。その日の夜、「今晩も大丈夫だぞ」と耳元で囁いてきたエルフを喘がせる少年はそんなことを考えるのであった。
・アレクシアとの早朝稽古
僕はアレクシアと早朝の訓練をする時は小さな個人練習用の道場を使う。昔は王都ブシン流1部の教室で早朝稽古をしていた。朝早いから軽食とか扉を開け閉めしてくれるメイドさんはいないけど、更衣室とか風呂があるから汗を流したり着替えたりはできる。寮からも近いしね。
にも関わらず学園の端っこにあるような道場に稽古の場を移したのはリンドブルムに行って以降の話。アレクシアの処女を奪ってからのことである。というか本当に稽古をするだけだったら1部の教室を使うので、この道場を指定するのは「ヤるから来い」という合図なのである。
「はっ、あんっ……ふふ、この体勢ですると、んっ……いいとこに当たるし、貴方の顔も見えて悪くないわね……ちゅっ」
以前見せた僕の柔軟体操を続けている内に身体が柔らかくなってこんなことができるようになった、と言いながらI字バランスをしたアレクシア。チャイナドレスみたいにスリットの入った道着でそんなことをしたら瑞々しい太腿だけでなくパンツも見えてしまう。
そう思いつつもガン見していたのだが……大事な所を隠すための布はどこにも見えず、あっさりと白い茂みや秘部が露になる。
「どうせセックスするから穿いてこなかったのよ。それに貴方は好きでしょ? 私の脚とお尻」
どうしてパンツを穿いてないの、という僕の思考を読んだかのように上から目線の発言をするアレクシア。とろぉ……と蜜を垂らす膣を指で広げて見せつけられたら我慢できず、僕は彼女の誘惑にまんまと乗せられてしまった。
「ぅんッ……じゅるるるっ、れるれる、はっ、あぁっ……お゛っ♡」
王女の蜜壺を剛直で幾度も刺し貫く。膣道を擦り上げて膣壁を削りながら最奥に辿り着き、子宮口をこじ開けるようにぐりぐりと押し付け、子宮を押し潰すようにより結合部を隙間がないくらい密着させて陰茎を蜜壺に突きこんだ。
最初は余裕そうな顔をしてキスをしていたアレクシアも喘ぎ声が高いものから野太いものに変化し、脚を震わせながら僕にしがみ付くようになる。キスも繋がりをもとめるようなものから唾液を貪るような行為になり、膣内は絞め付けが強くなっていく。
「あっ、あっ、あ゛ぁ、イ゛ッ――――!」
子宮口に咥え込まれた亀頭が震えながら精液を吐き出していく。何度出されても意識してしまう熱と粘度を持つ体液をアレクシアは悶えながら膣内で受け止め、受け入れられなかった精液は愛液で濡れていた彼女の太腿に白い筋を作り上げる。
アレクシアの息が整うのを待って膣から陰茎を引き抜く。ぶぽっ、と栓になっていた陰茎がなくなって溢れ出す精液が床に白い水溜まりを形成し、引き抜いた時の感触で残り汁がアレクシアの下腹部にかかった……確かな膨らみがあるお腹に。
それらの光景を見たアレクシアは汗で額や頬に張り付いた白髪をどけながら性根の悪さが滲み出た笑みを浮かべる……頬が上気しているからかいつもならムカつく笑みもエロく見える。
「赤ちゃんにいっぱい貴方のがかかってる……中からも外からも子供にこんな苦くて生臭いものを浴びせるなんて……この変態」
「妊娠してるのに誘ってくる変態王女に言われたくは――むぐっ」
指で腹に付着した精液を掬い取って舐めながらそんなことを言うアレクシアに反論しようとした僕の唇は彼女に塞がれる。
「貴方みたいな変態から他の女の子を守るために搾り取ってあげる。いくら中出ししてもこの子が生まれるまで無駄打ちだけど頑張りなさいな」
・ニューの定期報告
ニューは魔剣士学園の寮でとある男子生徒と唇を重ねていた。学術学園2年生の制服を着た彼女は髪の毛を団子に纏め、野暮ったい丸眼鏡をかけた一見地味な女の子。端から見ればモブキャラ同士のカップルの逢瀬に思えるだろう。
しかし、ニューの方は眼鏡と化粧と髪型に誤魔化されずによく見ると上品で綺麗な顔立ちをしている。胸は大きく肉付きの良い脚もスラリとしており、恰好を整えれば上品なお姉さんになること間違いなしだ。
じゃあ男子生徒の方もイケメンなのかと言われればそうでもない。タイプとしては可愛い系だがそれも強いて言えばの話であり、ニューの上司達と違いすれ違っても記憶に残るどころかいたことを認識してもらえるかも怪しいレベルである。
だが、ニューにとっては人生で一番かっこいい男だ。彼――シド・カゲノーは。
「学園に潜入する時に目立つでしょ、そのお腹。どうやって隠してるの?」
シドの目を吸い寄せるのはニューのお腹。そこには新たな命が宿っていることがわかる膨らみがあり、いるのはニューとシドの血を継ぐ子供である。
そのお腹の誤魔化し方は服である。ミドガル魔剣士学園の制服は剣術でも学術でもベルトがあり、それを緩めることで服に余剰を作り、持っていたブラジャーを買い替える必要ができるほど育った胸でカーテンを作ったのである。そしたら今度は胸で目立ちそうだが、顔を地味にして身体をポンチョで隠せば問題ない。
というかニューにとって問題なのはこれからである。
安定期や任務のタイミングのせいでセックスが久しぶりなのだ。もう想像するだけでじゅんとあそこが濡れてきているし、今全裸になって寝ているベッドで純潔を捧げた時のことを思い出すと赤子がいる子宮が疼く。
シドがニューと繋がるべく彼女の脚を掴んで開脚させる。露になるのは既にとろとろに濡れていた秘裂。はしたないと思ったニューが視線を逸らした先には、先端から透明な露を垂らしながら大きく勃起した陰茎。
「……どっちも我慢ができてないみたいだね」
「……そうかもしれません」
どちらからともなく笑いながらキスを交わし、性器を触れ合わせる。シドが腰を前に出すと大きな陰茎がずぶずぶとニューの蜜壺に沈み込んでいく。挿入はとてもゆったりしていて、ニューとお腹の子を気遣った優しい行為で彼女の膣内はもっと愛液が分泌されるようになる。
そして始まる男女の絡み合い。ぱちゅぱちゅと愛液で濡れた肌がぶつかり合う淫らな水音と喘ぎ声にも似た息遣いが部屋に生まれては消えていく。
子宮口とその付近をねちっこく攻められるニューがはしたなく左右に投げ出されるように開いていた脚をシドの腰に回し、シーツを掴んですぐに達するのを堪えている間、シドは性器が深く繋がる度に揺れる乳房に手を伸ばしていた。
鷲掴みにされた綺麗な乳房の形が歪むのも気にせず、付け根から先端までを扱き上げる。何度も乳肉に指を沈み込ませたまま上に手を動かし、指が乳首を挟むところまで来たら再び付け根に戻る動きを繰り返した。
「ひゃんっ、ふぁ……は、あんっ……シャドウさま……なにか、きそ――んぁぁ!」
性感帯を刺激され続けた胸が快楽に耐えかね、これから産まれてくるこのために蓄えていた母乳を吹き出してしまう。それと同時に膣内は収縮して吸い上げるような動きをし、散々イジメてくれた陰茎から精液を絞り上げていく。
「……」
膣を貫いたままの陰茎の脈動が終わるのを感じ取ると、ニューは自分の顔にかかった母乳を舐め取り胸を持ち上げながらシドに尋ねる。
「ふふ……飲んでもらっても構いませんよ。私の身も心も、全てシャドウ様のものですから」
――その後の交わりはニューが幸せなまどろみに堕ちていくまで続いた。様子を見に来たアルファに「報告員を気絶するまで抱かないで」と嫉妬混じりに叱られるのはまた別の話。