わたしにとってセレナさん。いや、かあさまは特別な人だった。わたしは覚えてる、とても身体が小さかったとき、わたしを抱きかかえて慈愛の微笑みで見つめてくれたかあさまの笑顔を。抱かれて肌で感じたかあさまの暖かさを。一生懸命考えてくれて、照れ臭そうにわたしの名前はソフィ、だとはにかみながら教えてくれたことを。
わたしはソフィ、かあさまの娘のソフィ。
わたしはそれだけで十分だった。でも、世界はそれを許してくれなかった。この身、この心を与えてくれたのはすべてかあさまだった。
……だからこそ、許せなかった。かあさまを汚し、嬲る醜悪な化け物どもを。
気付いたのは偶然だった。わたしに会うとき、毎回身綺麗にしていたかあさまから感じた異臭。
今でこそわかる。そのイカ臭いものの正体は精液の臭いだった、ということを。
その事が気になったわたしは、こっそり、気付かれないようにかあさまの後をつけた。そのとき、すでにわたしは暮らしている場所が醜悪な化け物――オークの巣窟であることは知っていた。だけど、オークの生態は知らなかった。
そこでわたしは見たんだ。おまんこを貫かれ、おちんぽをしゃぶり、手でおちんぽを擦って奉仕し、媚びた笑顔を浮かべる雌としてのかあさまを。
最初に浮かんだのは困惑だった。なんで、かあさまはこんなことを、と。
次に浮かんだのは愕然とした気持ちだった。かあさまはわたしを守るため、化け物どもに股を開き、蹂躙をよし、としているのだ、と。
最後に浮かんだのは憤怒、だった。この化け物どもはわたしの大切な人を、わたしのすべてとも言えるかあさまを汚し続けている。
だからこそわたしは決意した。ここにいる化け物どもを許さない。必ずや根絶やしにしてかあさまを救うんだ、と。それこそが勘違い、筋違いだと気付くこともなく。
そのときはほどなく訪れた。かあさまが化け物に犯されているのは変わらない。でも、相手は一体。しかも身形のよさから特殊な個体であることは容易に想像がついた。
こいつを殺せば巣は混乱する。それを直感的に理解していたわたしは、かあさまを犯すのに夢中で隙だらけな化け物へそろり、そろり、と近づくとかあさま譲りの膂力を使って、背中から心臓を貫き破壊する。
心臓を破壊された化け物は当然死んだわけだけど、死体にのしかかられた、と勘違いして顔を赤く、恍惚とさせていた。
しかし、その背後から現れたわたしの姿。そして、右手は心臓を貫いたことで血濡れであり、そこでようやく異変に気付いたかあさまは――。
「……ねぇ、キング? キング、返事をして?!」
半狂乱のようにキングと、化け物へ問いかけ続ける。わたしはそこで初めて自分が失敗したことを悟った。ポロポロ、涙を流し化け物に縋りつくかあさまを見て、気付かない方がどうかしてる。
ほかの化け物については知らない。しかし、この化け物。かあさまがキング、と呼んだ化け物だけは間違いなく情があった。それをわたしが引き裂いてしまった。
わたしは忘れない、かあさまがわたしに一瞬見せた憎悪の眼差しを。視線で人が殺せたら、間違いなく即死したであろう重たく、昏い眼差しを。
これは咎にして罰。かあさまがいまだわたしを愛してくれているのはわかる。でも、同時に少しよそよそしくなった。化け物を殺したのが間違いなく原因だった。
それから、かあさまは巣に未練がなくなったのか、混乱に乗じて二人で脱出することになった。……違う。たぶん、このまま巣に居座ればわたしに危害が及ぶ。そう判断して脱出を決断したんだ。
わたしの予想でしかないが、それが嬉しくない、と言えば嘘になる。でも、そのせいでかあさまは、あの化け物との想い出もなにもかも捨て去って、脱出することになってしまった。
そして脱出した先、ステラの街で出会ったかあさまの義理の娘にして、わたしにとっても義姉であるイムと、かあさまの友人、ノエルさん。
……そして、ノエルさんに教えてもらったかあさまの体質。それとわたしが殺した化け物について。
特に、化け物についての予想を教えてもらったとき、わたしは足下ががらがら、と崩れ空中に放り出されたんじゃないか、と錯覚した。
なにせ、わたしが殺したあの化け物。あれこそがわたしのとうさまであり、わたしの中に汚らわしい化け物の血が混じっている、というのだから。
それを自覚してから、わたしには時折幻聴が聞こえるようになった。
――あの女を犯せ。屈服させ、自らの支配下に置け、と。
その幻聴は、間違いなくわたしの中に汚らわしいオークの血が混じっているのを確信させるものだった。
そして、いま。わたしの目の前ではオークジェネラル――あの巣の生き残りに犯され、矯声を上げるかあさまの幸せそうな姿。
……許せなかった。かあさまを幸せにできるのはどこの馬の骨とも知れない木っ端なオークどもではなく、わたし。
街で待っている筈のソフィが目の前に現れたとき、最初に感じたのは困惑と、自分のことを棚に上げるが、こんな危険なところへ来たことについて、説教しないと、という使命感だった。
「ねぇ、ソフィ? どうして、ここに――」
だが、ソフィには声が聞こえていないように、熱に浮かされたようにふらふら、とこちらに近づいてく――!
「ん、ちゅ――るっ。ちゅ、ぱっ……。あ、むっ!」
「んんっ……! ん、くっ――。はっ――く、むっ!」
実の娘にキスされた動揺で目を見開く。その間にもソフィの舌が俺の口へ侵入し、歯をなぞり、舌を絡めとり、こちらの口内を蹂躙してくる。
……それはまるで、キングを思わせる動きで――。
「……ぷ、ぁ。ふぅ――」
俺はようやくソフィから口を解放されて二人の間にはつぅ、と銀の橋がかかり、プツリ、と切れた。
ソフィのキスが気持ちよかった俺は、ぼぅ、とする頭をなんとか覚めさせようとかぶりを振る。そして、ソフィをきっ、と睨み付け――。
「ソフィ、なんのつも――――ひ、ぅんっ!」
……おまんこから、脳天に直撃する快楽の衝撃。恐る恐る下を向くと、そこにはジェネラルの精液に汚れるのも気にしないでくちゅり、と音を立てて侵入するソフィの指。そして、指はクリの裏側や、Gスポットをぞりぞり、と擦ってくる。
「ひ、きゅ……! あ、ぁっ――! ソフィ、やめ……! 俺たち、はぁ――――?!」
実の娘に喘がされる異常事態に頭の中が沸騰しそうになる。そんな俺の頭にソフィの声が響いてくる。
「かあさま、きつかったよね。でも、もう大丈夫。わたしと
「……とう、さま?」
……なんの、こと?
俺の頭の中では、そんな疑問が飛び交っていた。だが、その疑問も即座に放棄される。ソフィの愛撫が再開されたから。
ソフィの指がおまんこへ出入りする度、腰を無意識にヘコヘコと動かし、体が熱く――おそらく頬は蒸れたリンゴのごとく紅潮しているだろう――なって、唇からよだれが垂れる。
それだけじゃない、ふとした瞬間。ソフィは手のひらや親指でクリを弄り、不意の快楽を受けとる俺はかくかく、と腰を跳ねさせる。
それと連動するように膣内も熱くなり、くにゅくにゅ、と指を絞めつける。
……俺は、娘に喘がされ、良いように弄ばれている現状に興奮を覚えてしまっている。その証拠に、俺のおまんこはぱくぱく、と物欲しそうに蠢き、だくだく、と滝のように愛液を垂れ流している。
その愛液によってジェネラルの精液は洗い流され、いまはおまんこの元の色。多少黒ずんでいるものの、綺麗なサーモンピンク色が見えている。
それを現在進行形で実の娘に弄ばれていると思うと、おまんこからさらにごぽり、と愛液が吐き出されるのを感じた。
そんな俺相手にソフィはおっぱいを優しく掴むと、やわやわ、と揉みはじめる。
「ゃ――ぁんっ! おっぱい、と……! おまんこ――ぉ! どう、じは……ぁ!」
おまんこがぐぢゅぐぢゅになって、おっぱいも乳首からじわり、とミルクが漏れてくるのを感じる。
その漏れているミルクを物欲しそうに見ていたソフィは――。
――は、む。ちゅ、ぅ……じゅる。
「ひ、ぁ――! あ、ぁん、ぐっ……!」
乳首を唇に食むと、ちゅうちゅう、と嬉しそうに啜る。
……俺も俺で、ようやく。ようやくソフィにおっぱいをあげられたことで、胸のところがぽかぽか、と暖かくなる。
俺の娘が、ソフィにおっぱいを吸われることに多幸感を覚えているのだから。
「ぷ、ぁ……。かあさまのおっぱい、美味しい」
「そう、か……。な、らぁ……は、んっ。もっ、と――ぁ。飲んでも、いいん、だよ。……ひ、くっ。いま、俺のおっ、ぱいはソフィのため……あるん、だから――ぁ」
ソフィの愛撫で乱れに乱れた呼吸をひぃひぃ、いって整えながら告げる。
その言葉にソフィは最初、ビックリしていたようだけど、花開いた満面の笑みを浮かべて――。
「……嬉しいよ、かあさま」
嬉しそうに、美味しそうにおっぱいミルクをちゅぅ、ちゅぅ、と吸い続ける。俺はそんな彼女を優しく抱きしめる。
抱きしめたとき、ソフィはびくり、と身体を強張らせたがすぐに力が抜けて弛緩する。
本当におかしい娘だ。俺はお前に、愛しい娘であるソフィに危害を加えるつもりなんて、毛頭ないのに。
俺に身体を預け、まだまだ足りないとばかりにおっぱいを吸っているソフィの頭を優しく撫でる。……できれば、もっと早くこうしてあげたかった。それができなかったのは、間違いなく俺の弱さだ。
「は、ぁ……んっ! ソ、フィ、美味し……ぃ?」
返答はない、ただおっぱいを吸う力が強くなった。もっと欲しい、という意思表示だ。
「ぁっ……! ひ、んぅ……。そっ、か……ぁん! うれ、し……ぃぁ!」
少々、というにはかなりの時間が流れてしまったが、娘を――すっかり、成長しきってしまったが――抱きしめることができて、心がぽかぽか暖かくなる。
その間にもソフィはおっぱいを吸うだけじゃなく、乳首をペロペロ舐めたり、きゅ、きゅ、とおっぱいを絞ることでミルクを少しでも多く味わおうとする。
しばらくおっぱいを吸い続けた――しかも片方だけじゃなくて、ちゅぽん、と口をおっぱいから離して、ずっと放置されていてがちがちに硬くなったもう一方の乳首を、じゅうぅぅ。と力強く吸う始末。
最終的に両方の乳首がソフィの唾液にてらてら、とコーティングされ淫蕩な雰囲気を醸し出す。そして俺も俺で度重なる乳首への甘噛みや、舌による刺激で力が抜け、おまんこからとろとろ、と愛液を吐き出していた。
俺のおっぱいをさんざん吸ったソフィは満足したのか、唇を舌でペロリ、と舐める。そこに、なんともいえない卑猥さを感じ取った。実の娘だっていうのに。
「あっ……。は、ぅ……ん。ふ――ぅ、ひ、ぅ……。はっ、は――ぁ」
「……ごちそうさま。うん、満足。本当に美味しかったよ、かあさま」
「……そ、う。それは、よかっ――」
「――だから、今度は約束通り。わたしがかあさまを気持ちよくするね?」
「………………へ?」
俺が驚いたのはソフィの宣言もそうであるけど、それ以上にあの娘が鎧のハイレグ部分を弄って股間が露出するとともにぽろん、と出てきた逸物。あまりにも大きく、どうやって隠してた。と言いたくなるような、キングを彷彿とさせる太さと硬さを併せ持ったモノが出てきたからだ。
「ちょ、おま――。どういう……」
「……? どうしたの、かあさま?」
「どうしたの? って……」
不思議そうな顔をしているソフィを見て、はっ、と俺は思い出す。確かにこの子を産んだとき、おちんぽがついていたことを確認していた。それで、男の子だと思っていたのだけど……。
その後、ソフィの爆速での成長やらなんやらで、頭から完全にすっぽりと抜け落ちていた。
ソフィは両性具有者。男性の機能と女性の機能、どちらともの機能を持っている娘だったんだ。
そこで俺は、さっきソフィが言っていた真意を察する。……わたしととうさまが、かあさまを愛する。という言葉の真意を。
「……まさか、ソフィ。やめな――」
――ぐにゅり、ずるっ!
「……ひっ! ぐ、ぅ――ぁ! こ、れぇ……!」
――ぐぷぷっ! ずりゅ!
みちみち、いや、ぎちぎち、とおまんこを圧し拡げながら侵入を果たすソフィの剛直。それは彼女が言うとうさま。キングの逸物を彷彿とさせて。
「お、ご……。ふと、いぃぃぃぃぃ――――!!」
膣壁どころかおまんこ全体をごりごりと削られ、俺は悲鳴を上げる。正直、太さはキング以上だ。このまま引き抜かれたら、内蔵ごと引き摺り出されるかもしれない。
ソフィもソフィで、顔を紅潮させ、腰を中心にぷるぷる、と震えていた。
「かあさまのおまんこ、すごい――! わたしのおちんぽ、ぐにゅ、ぐにゅ、って刺激してきて――」
ソフィの実況に、俺はかぁ、と顔が熱くなるのを自覚する。きっと顔は真っ赤になってるし、もしかしたら涙目になってるかもしれない。それぐらいに恥ずかしかった。
でも、いつまでも気にしてるわけにもいかなかった。
――にゅる、こつ。じゅぐっ、ごぶっ!
「ひっ、ぅ……ぁん! これ、あたまばかに、な――!」
ぐちゅ、とソフィが腰を動かす度、おまんこをごりごり、と擦られ俺の意思とは無関係にびゅ、びゅ、と潮を吹く。
それだけじゃない、ソフィはいまの状況を予測してたのだろう。ごつ、ごつ、と亀頭をポルチオへ打ち付け、ぐりぐり、と押し付けてくる。
「それ、ダメ……?! 感じすぎ――ぃ! あ、ぅ――! ひっ、は――ぁ! がっ……ぁ、はっ!」
ソフィの強すぎる責めに、俺は絶頂に絶頂を繰り返す。自然と地面に倒れ、ブリッジするように背中が弓なりになる。
だが、それだけじゃ許されないらしい。背中にソフィの腕が回され、ぐるり、と己ごと回転し対面座位に。そして今度はソフィが地面に寝転ぶことで、結果として俺が上に……。
「これ、ふか……ぃぃぃぃぃぃ――――!」
強制的に騎乗位にされた俺は、深々と娘の剛直が突き刺さり、子宮が押し上げられて絶頂。ソフィの腹にごぷり、と愛液を撒き散らす。
だけど、ソフィは俺のことを過剰に評価。ある意味神聖視しているようで……。
「もっと、気持ちよくしてあげるね、かあさま」
「まっ……! ゃ――! お、ぐっ……! ふ、ぎぅ――! だ――めっ! ぎ、ひっ――ぁ!」
……下から剛直で突き上げられ、俺は娘の目の前で無様な躍りを強いられる。頭は閃光で真っ白く染まり、いま、どこにいるのか? その把握すら難しくなる。
その証拠に、俺の目の前にはいつの間にか娘の、ソフィの顔が。でも、ソフィが起き上がった様子はなく、つまりそれは、俺が倒れてソフィに覆い被さっている、ということ。
当然、そうなったらソフィがどんな行動を起こすか、など簡単に予測できて――。
「かあ、さま……。んっ、ちゅ、じゅる……!」
「ん、ぶっ――! ぢゅるっ! ぷ、ぁ……! こん、なの……。だめ、なのに――ぃ!」
実の娘に良いように責められ絶頂を繰り返す。おまんこは俺の意志に反して、娘の剛直が射精できるように、ぐにぐに、と搾り取るように刺激する。
「あ、はっ――! かあさま、すごいっ! 射精る、射精るよっ! 膣内に――!」
「……だ、――まっ!」
――ごぷっ、どびゅ、ぶりゅるるるっ!
「……ぐっ、ひ。ん、ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ――――!!」
子宮の中にどろどろとしたものが注がれているのが嫌でも理解できる。注がれる度に身体が痙攣し、おまんこはもっと、というようにさらなる刺激を剛直へ施す。それに応えるように剛直もまた、どぷ、どぷ、と精液を吐き出す。
すべての精液が子宮に吐き出されたあと、俺はようやく終わった、と荒い息をはいていた。でも、俺は失念していた。
「……あ、――はっ、ぁ……ぐ。ふ、ぅ――。が、は――ぅ。ひ、ぃ――ぁ!」
そもそも、キングだって一度精液を吐き出した程度で満足したことはなかった。
俺のおまんこの中でむくむく、と元気になるソフィの剛直。
「かあさま、またするね?」
「………………え?」
きっと、俺の顔は引きつっていたことだろう。
「あ、んっ! ふ、ぎっ……! それ、すご……! はげ、し――! ――ゃ! ら、め……!」
娘に押し倒され、正常位で剛直を。おちんぽで精液が注がれた子宮を押し潰すように突き込まれ、古い精液を掻き出されたあと、また注ぎ込まれて――。
「あっ、あんっ! が、ひぃ……! うし、ろ、からっ! こん、なぁ――! ひ、ぐ――ぅ!」
「あ、がっ――! ふか、い……! これ、すごい――のぉ! こん、なの……! だ、めぇ……! 娘、なのに――ぃ! ん、じゅる……! ぢゅるるっ!」
ソフィに抱きかかえられて、駅弁の体勢でひたすらポルチオを押し込まれて、俺は逃げることもできず、がくがく震えながら抱きつき、実の娘に唇を奪われる。それはまるで、誰が俺の支配者なのかを身体に刻み付けられるかのようで――。
「さぁ、かあさま! 逝け、逝っちゃえ――!」
「あ、がっ――! 本当に、逝っちゃう! 実の娘に中出しされて――」
――どぶ、どぷ、ごぶりゅるるっ!
「逝っ、きゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ――――――!!」
最後に俺がみた光景、それは娘が満足そうに微笑む。いまの背徳的な状況とはまるで場違いな光景だった。
「うわぁ…………」
少しはなれた場所で二人のことを心配していたノエルは、本来のサキュバスの姿に戻り監視していたのだが……。
「あの母娘、いくらなんでも歪すぎでしょ……」
端的にいって、ドン引きしていた。
「あの娘、セレナも大分参ってたみたいだから、と思ってたんだけど……。あの解決方法は力業過ぎよ……?」
母親が母親なら娘も娘、なのかしら? と、真剣に悩むノエル。
「……ま、まぁ。あれなら、精神的に死ぬことはないでしょ。……ないよね?」
自分で言ったことが信じられなくて、疑問形になる。まぁ、なんというか。性に奔放なサキュバスでさえドン引きするのだから、そう思うのも無理なかった。
「……と、ともかく。いくらなんでも、友人がそんな死に方するのは、さすがに目覚めが悪すぎるし、それに――」
さきほどまでの戸惑いが嘘のように真剣な表情になるノエル。
「あの娘、セレナが唯一生き残っている
と、真剣に悩みはじめるのだった。