都合、セレナが現実でノアに、そして夢でノエルに嬲られてからすでに一週間が経っていた。
結局あの後、セレナは絶頂に次ぐ絶頂で、完全に腰が抜けてしまい、立つどころか動くことすら儘ならなくなってしまった。
その後、ノアの献身的な介護でようやく体調が回復し、ギルドへと顔を見せていた。
そして、セレナは以前おさわりの件で口論していた男の冒険者と話――というよりも、愚痴っていた。
「よう、セレナさんよ? 一週間の休暇、どうだったよ?」
げへへ、と卑下た笑みを浮かべ話しかけてくる冒険者。そんな彼に対し、セレナは力尽きたようにぐでぇ、とテーブルに突っ伏す。
「あぁ、一週間、なぁ……。色々あったよ、本当。色々」
顔を隠しながら、いかにも疲れた様子でぼやく。その脳裏にはこの一週間で起きたことが駆け巡っていた。
そもそも、あの冒険者は一週間、と言っていたが、本来であればセレナはもっと早い段階で復帰できた、筈だった。
しかし、セレナの介護をしている筈のノアが、定期的に我慢できなくなったのか、彼女を襲い、また腰砕けにさせ、その夜にはこれ幸いとばかりにノエルもまた、性的な意味で喰いに来る始末。
セレナは半ば、二人で談合してるのでは? と、思いつつも二人のおもちゃとなり、快復が延び延びとなって、結果。ここまで時間がかかってしまった。
いまだって、二人に与えられた快楽が幻肢痛のように時々子宮を震わせ、ごぽり、と愛液を吐き出させている。
「……ん、ぅ」
「まだ体調悪いんじゃねぇか?」
「いや、そういう訳じゃねぇんだが……」
彼の心配を否定するセレナ。事実、体調は悪くない。ただ、未だにちょっと発情してるだけだ。どうにも、ノアとノエルに交互に犯されていたせいで、大分癖になってしまっていることを感じる。
もっとも、セレナとしては気持ちいいこと自体は歓迎するし、普段セーブしている身体能力を本来のラインにまで戻せば――精神はともかく――肉体は耐えることなど造作もない。
まぁ、それはそれで味気ない。とも思っているので滅多なこと――今回の場合で言えば、あきらかに敵地。モンスターが蔓延っている地域に赴くとき以外――では、セーブを解除するつもりはない。ないのだが……。
「うぅん……。やっぱ、ちょっと。少し緩めるべきかねぇ……?」
「……緩める? 何をだ?」
「こっちの話、気にすんな」
流石に今回のことを考えると、多少力の段階を上げるべきかもしれない。そう考えてしまう程度には二人の性欲がすさまじかった。これがサキュバスのノエルだけなら、まぁそういうものか。と、納得できるのだが……。
「ノアのやつ、がっつきすぎだろ。思春期の男じゃあるまいに……」
なら、ノエルと同等の性欲を見せたノアはなんなのか。と、悪態をつく。
確かに気持ちいいことは歓迎する。するのだが、それでも限度というものがある。その限度を軽々越えてくるノアに、セレナは内心戦慄していた。
「実は先祖にサキュバスがいて、先祖帰りっていうんじゃねぇだろうな?」
冗談でそう口にしたセレナだが、笑えない冗談。というよりも、もしかして本当に……? と、逆に考え込んでしまう。
そんなセレナを不思議そうに見ていた男だが、ふとギルドの入り口がぎぃ、と開く音が聞こえた。
たしか、すでに冒険者の何組か依頼に出発していた筈だが、それでもセレナでもあるまいし、帰ってくるには早すぎる。唯一ステラの冒険者でセレナと同じようなことができるノエルは近くの席で何が楽しいのか、にこにこと二人を見ているのでこれも除外。
――と、なると依頼人、か?
たしかに、ときたま指名依頼。という形でここにたむろしている冒険者に直接依頼を持ってくるケースも、数としては少ないが存在する。
まぁ、その指名依頼も、大抵セレナかノエルどちらかに、なのだが。
そう思いながら入り口をみた男はぎょっ、とする。確かにそこにいたのは冒険者ではなかった。なかったのだが――。
はじめに感じたのは、白。髪も、服装も、肌も白く、唯一瞳の色がきれいな青色だった。ただ、それだけなら男もそう驚かなかっただろう。
ただ、そこにいたのは見た目、5、6歳に見える幼女だった。質の良い白のフリルワンピースを着ていることから、どこか良いところのお嬢さんで、迷子になってここに来た、という感じだろうか? と、あたりをつける。
いくらステラの街が治安が良いといっても、やはり小さい女の子が一人、というのは外聞が悪すぎる。
そう思った男は、その子に近づくとしゃがんで視線をあわせて問いかける。
「よう、嬢ちゃん。どうした、迷子か?」
「……ふぇ」
急に近づいた男をみた女の子は、少し後ずさると目に涙を溜める。
「お、おいおいっ。おっちゃんは怖くないって」
「……まま」
「まま? ママを捜してるのか?」
男の疑問に答えることなく、幼女はうぅ。と呻き声をあげる。
「参ったね、こいつは……」
「ぎゃはははっ。おまえっ、その面で怪しくねぇ、ってのは無理あるだろ!」
「るせぇっ! セレナ!」
男はバカ笑いしてからかってくるセレナに振り向いて罵声を浴びせる。だが、そこで。
「……せれな? あっ!」
幼女がセレナの名前を口にすると、とててっ。と走る。そして彼女の傍に寄ると。
「ままっ!」
「……は?」
セレナをママと呼び抱きつく。その表情は幸せそうで幼女が嘘を言っているようには見えない。
『え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――!』
一連の出来事にギルドにいるほぼ全員。セレナの元奴隷であり、彼女の家族構成を知っているノアも含め、悲鳴に似た絶叫をあげる。絶叫をあげなかったのは幼女に抱きつかれて呆然としているセレナと――。
「あっはははははははははははは――――!」
セレナを指差し、涙を流して爆笑するノエルのみだった。
ギルド内を阿鼻叫喚の坩堝に変えた少し後、俺はノエルを問い詰めるため、ノアに頼んでギルドの一部屋を借りて連れ込んだ。……まぁ、部屋にいるのは俺とノエルだけじゃなくて、監視役という体のノアと、俺をママと呼んだちっちゃい子もいるんだが。
「それで、ノエル? てめぇ、なんか知ってるんなら洗いざらい吐け」
俺自身、自分の目が据わってるのを自覚する。だけど、それも仕方ねぇ。なんせ、俺からしたらまったく、これっぽっちも覚えがねぇんだ。
第一、この子が本当に俺の子なら見た目の年齢そのままなら5、6年前。俺が15の頃に産んだことになる。
その頃は、俺が冒険者に成り立ての頃でとてもじゃねぇが子を孕む余裕も、ましてや育てる余裕なんてなかった。そもそも、まだ清い身体だったし……。
ともかく、そういった理由で俺としては、この子が俺の子だというのはあり得ない。可愛らしい、とは思うし、慕われるのも悪い気分ではないけど。それとこれとは話が別。
なにか知ってるってんなら、是が非でも吐いてもらわねぇと。
「やれやれ、落ち着きなよセレナ。そんな怖い顔してたら、この子が怯えちゃうよ?」
「……う、ぐ」
まさか、さっきこっちを爆笑してたやつに正論吐かれるとは……。って、違う!
「おいっ! ごまかそうったって、そうはいかねぇぞ――」
「……ふえぇ」
「あぁ、違う違うっ。キミに言った訳じゃないから!」
俺の怒声にあの子が怖がって……。って、ノエルのやつ。笑ってんじゃないよ!
「だから言ったじゃない。怯えちゃうわよ、って」
ちくしょう、事実だけになにも言い返せねぇ!
俺があたふたしてる間にノエルがあの子へ近づき、抱きしめ頭を撫でてあやしはじめた。
「まったく、ひどいママよねぇ。せっかくあなたが森からこっちへ、会いに来れるようになったのに」
……森? それより、やっぱりノエルのやつ。この子について、なにか知ってんじゃねぇか!
でも、詰め寄ったところでさっきの焼き直しだし、どうするか……。
俺が頭を悩ませていると、ノエルはにやにやと笑って当て付けのように、彼女についてヒントを出してきた。
「ママったら、まだ気付いてないんですって。一週間くらい前にも会ってたっていうのに、ね」
「…………セレナさま?」
あぁ、ノアから絶対零度の視線が!
……って、そうじゃない! 一週間前くらいに会った? 俺にそんな記憶は……。いや、待て……。森、一週間前? もしかして……?
「やっと、あなたも人化の術を覚えて意気揚々と――」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――!!」
マジかよ! 森、というより魔の森。一週間前、そして人化の術ってことは元々人間じゃねぇ!
それらに全て当てはまるのは、確かに1体いた!
「まさか、その子。ホワイトスライムかっ!」
俺が指を指しながら叫ぶと、女の子。ホワイトスライムらしき幼女は、ぱぁ、と花開いた笑顔をみせる。逆にノエルはようやく気付いたのか、と呆れ顔だ。
「……ホワイトスライム。モンスター?」
唯一、話についてこれないノアは、頭に疑問符を飛ばしている。まぁ、ノアには魔の森関連は話してないし……。
それよりも、だ。確かに今後の成長は楽しみだったけど――。
「まさか、こんな方向の成長は予想外だわ」
白い幼女の姿をみて呆然と呟く。まぁ、確かにこの子の白さとか、ある意味面影はあるんだろうけど。それに、あの辺り一帯のボスとなるだけの力量があるなら、人化の術を習得できるのも不思議じゃない。
いくら魔の森に住むモンスター同士が殺し合うことはないとはいえ、それでもノエルを筆頭に上級のモンスターってのはいる。
たとえはサイクロプスだって中級に近い上級モンスターだし、ゴブリンだってピンきり。というよりゴブリンの最上位種、ゴブリンロードだっている。あの個体だって下手な中級種より強い、上級に足をかけてる存在だ。
そういった存在たちがちょっかいをかけなくなった時点で、ホワイトスライムは格上。完全な上級、ノエルと同等の存在だといえる。
……いや、サキュバスと同等のスライムってなんだよ、って話なんだが。
それにこの子が、俺をママと呼ぶのもある意味納得だ。確かに、言い方を変えれば手塩にかけて育てた、ともいえなくもない。保護して食事の世話をしてたわけだし。
「なるほどねぇ、ってノエル。お前、本当教えろよ」
「いやよ、だってそっちの方が面白そうだったし」
「おまっ――。……はぁ。そういうやつだったよ、お前は」
けらけら笑うノエルをみて、頭を抱える。こっちはこれからどうするか、頭が痛いってのに……。
「それで、セレナさま? いい加減、こちらにも分かるよう説明して頂けますか?」
そうだった、ギルドもギルドで問題だった。しかも、魔の森関連、どう考えても厄ネタだ。どうすっかなぁ……。
「……あー、そうだなぁ。詳しいことは後で話すとして。とりあえず現時点では、この子は俺が2、3年前に保護した子で、今後は一緒に暮らすことになる、でオーケー?」
「いや、オーケー? と、言われましても……。それを報告しろ、と?」
俺と、ついでにノエルが頷くと、ノアは肩を落とす。実質ステラの街No.1とNo.2による連名だ。あきらかになにかある、と分かっていながらもギルドは追求できないだろう。もし、下手に機嫌を損ねて他の街へ移住されたら大損害、だからな。
「っと、そうだ。ここで暮らすなら名前をつけないとな」
「……なまえ?」
人化したホワイトスライムは小首をかしげている。流石に街中でモンスター名を呼ぶわけにもいかないからな。さて、どうしたものか……。
「ホワイトスライム……。ホワイト、シロ……。いや、犬じゃあるまいに。スライム、スラ、イム。……うん、イムか」
これなら人の名前っぽいし、問題ない、かな?
俺はいつの間にかノエルから離されていたホワイトスライムの子を抱き上げて名をつける。
「よぅし、それじゃあ。お前さんの名前はイム、イムだ」
「……イム? イム!」
抱き上げられた女の子、イムはそれが自分の新しい名前だと分かると、きゃっきゃっ、と笑って喜んでいる。後は……。
後ろで不満そうに佇んでいるノア。彼女へもある程度説明しないといけないんだろうなぁ……。
その後、全ての業務を終わらせたノアと家に帰ってきた俺、とついでに家までくっついてきたノエルはイムについて説明した。全ての説明を聞いたノアは、なんとも形容しがたい表情を浮かべている。
「それで、いままでの説明をまとめると。その子はもともと魔の森で暮らしていたモンスターで、セレナさまとの交流でなついた挙げ句、人間に変身できるようになって、ここまで来た、と?」
「……かいつまんで言うと」
「……バカですか?」
「うぐっ……!」
言葉のとげが……! まぁ、そう言われて仕方ないのは確かだけど。
「で、でもっ! この子、ある意味女性の味方だから! ほらっ、この前。ノアが俺の肌艶が良いって羨んでたことあったっしょ! それ、この子のお陰だから!」
「……ほぅ」
ノアの目がきらん、と光る。食い付いた! なら、後は――。あっ、でも……。
俺はイムに近づくと、小声で話しかける。
「なぁ、イム? 媚薬――獲物を気持ち良くさせるやつの分泌量って調整できる?」
「……? うん、できる」
良かった、もしできないのであれば最悪、ノアが快楽で発狂しかねなかったし。
「……と、なると。場所は浴室が良いかな? ノエルはどうする?」
「あたしは遠慮しとく。それに、もしものとき、説明役がいるでしょ?」
「……確かに」
「……あの、セレナさま。ノエルさん?」
俺たちのやり取りに不安を覚えたのだろう。ノアは顔をひきつらせている。
そんなに警戒しなくても良いのに。どうせノアも病み付きになるんだから。
浴室に移動した俺はこれからについて、ちょっと楽しみになっていた。まさか、一週間程度でまたできるとは思ってなかったからな。でも……。
「そう言えば、イム。その身体でどうやってやるんだ?」
この中で唯一衣服を着たままのイムに問いかける。すると彼女は。
「……ん」
手のひらをこちらに向けると指が触手のように伸び、髪もまたいくつかの束に分かれて触手のごとくうねうねしている。
「……ひっ」
その姿をみて、小さく悲鳴を上げるノア。何だかんだで見た目が小さい女の子でしかないのでギャップがすごすぎる。
こりゃあ、まず俺がしてるとこをみてもらった方が良いか?
「それじゃ、イム。最初は俺の方に集中してもらって良いか?」
「ママのほう……? わかった」
そういうとイムの指、というより触手が俺のもとへ殺到する。一部は俺のおっぱいへ巻き付き、おっぱいの裏や乳首をごしごし、と擦り、また別の触手は耳の裏やうなじ。おまんこへと移動する。
「あっ……、これっ、いい。ち、くび、こしゅこしゅって――! クリ、の……とこもっ――! 擦られ、て……! ひ、ぅ――!」
思わず内股になった俺。しかし、イムの触手はその程度で防げるわけもなく、にゅるり、と中へ入っていく。
「クリ、吸い付い――! ひ、ぐぅ……! そこっ、ちがっ――!」
おまんこ、膣内に入っていくだろうと思っていた触手はそちらに入らず、その上。尿道をつんつん、と突いてくる。いままで、そんなことしてくることなかったのに……!
――くちっ、ちゅぷっ、くぷっ。
「ひ、ぎゅ――! ほんと、に。はいって――! まっ……! ちゅぷちゅぷしちゃ……!」
少しづつ、少しづつ尿道を拡張するようにピストンする触手。いままで感じたことのない悦楽に、腰が引けてしまう。
そして、ノアは赤面している俺を興味深そうに、そして羨ましそうにみてくる。こうまで俺が喘いでいれば、それも仕方ない。俺だってノアと同じ立場ならそうなるだろう、し――!
「そこっ……! すっちゃ、だ――!」
尿道に侵入した触手は、あろうことか膀胱まで到達し、中に多少あったのを……!
いくらイムの、ホワイトスライムの主食が排泄物とはいっても……。というよりも、見た目幼女にされてる背徳感がすごすぎて……。
――くちっ、みちみち……。
「……って、この、たいみん、ぐぅ――!」
触手がアナルに入ってきた……! ちょっと、色々とシャレにならないって!
「……あっ! そこ、はぁ――ん! い、まっ……ぁ! され、る、っと……! ひぎゅ――! ぅ、ひぃ……!」
腸壁と尿道をごりごりと削られて、ほかにもクリの回り、を……!
――ちゅぅ、じゅぷ、ぢゅぱっ!
「ひぃ、んぐっ――! は、ぁ――! これ、すご……。あたま、ばかになるぅ――!」
下半身から脳天に直撃するすさまじい悦楽に壊れたマリオネットのごとくかくかく震える。そして、唯一挿入されていないおまんこはまだこないのか。と抗議するようにパクパクと開閉して愛液を垂れ流していた。
そんな俺の様子をじぃ、と凝視しているノア。よくみると、彼女のおまんこも愛液で濡れぼそっている。それだけ俺の痴態が刺激的なのと、なにより期待で胸が高まっているのだろう。
俺は悦楽でまともに動かなくなってきている身体をなんとかイムへ近づけ、耳元で囁く。
「イ、ムぅ――んぃ! もっ、そろ……そ、ひぃあ! ノアにぃ――! ふ、きゅ……! は、ぁ――ひっ!」
「……? んっ」
ほとんど喘ぎ声でまともに伝えられなかったが、それでも俺の言いたいことがわかったのか、こくり、と頷く。そして触手の一部をノアの足から、にゅるにゅると這い上がらせる。
その足の感触からようやく気付いたノアだが、この状態では逃げることすらできず――って、まずい。たしかあの娘は――。
俺はたとえ一回で伝えられなかったとしても、何度でも挑戦する。そんな気概をもってイムへ話しかける。
「は、ぐぅ――! イ、ムっ……んぁ! あの、娘の……っ! おま、んこだけは、ぁ――! さわ、らなぃで……あぁっ! ――げてぇ。ひゅ、く……ぁ!」
「……?」
「あの娘、ぉ……! あ、くぅ――! ま、ぁだ……! しっ――! た、ことぉ……ひ、ぐぅ! な、ぁ――ぅ!」
下半身、アナルと尿道をぐちゅ、ぐちゅ、とされながらもなんとか伝えられた情報。それを聞いたイムはどうしてそんなこと、言ったんだろう。と不思議そうな顔をしているが、こくり、と頷いた。
いくらこの子が幼い女の子の見た目をしているとは言っても、あくまでモンスター。それもスライムだから価値観が違う、ということだろう。それよりも――。
「ひ、ぁ……う。むね、きゅう、にぃ……!」
ノアの艶やかな声が聞こえてきたことで、腸壁をごりごり削られて一杯一杯だが、なんとか彼女の方をみた。
そこには、彼女の小振りなおっぱいを中心に広がって包み込むイムの触手。しかも広がった部分は脈動し、乳首や乳房全体を刺激しているように見えた。ノア自身の準備ができてたとしても、あくまで最初は少しづつ慣らしていく。そういうことだろう。あと、こちらからは見えないが、背中も擦られているのか、仰け反らせて頬を赤く染めている。
あれが気持ちいいのはよくわかる。たとえ感度が強制的に上げられた状態じゃなかったとしても、普通にマッサージとして気持ちいいん――。
「は、ぁ……! ひ、ゃ――ぅ!」
――ずぷぷっ! ずりゅっ、ぐちっ!
突然発生したおまんこへの異物感に、俺はあられもない声を上げてしまった。目を白黒させてイムをみると、そこには不満そうな彼女の顔が。ノアへ気を取られたことについて、あまりよそ見をしないで、という文句。ある意味独占欲が出たのかもしれない。
「ふ、くぅ……! あ、ぎ――ぃ。ひ、ぅ……んっ!」
おまんこ、アナル、尿道の責めに加え、触手が管を巻いておっぱいを絞るように刺激し、先端を乳首に突き立てると、くにくに、と弄る。
おまんこからはじゅぶじゅぶ、という音とともに蜜があふれ床一面に広がる。浴室でなければ大惨事だった。
「ふ、きゅ――! そ、こぉ。ちが、うのぉ……!」
いつの間にか、ノアの方もまだ挿入こそされていないが、おっぱいだけではなくアナルも弄られはじめたようだ。
顔に浮かぶ嫌悪感、しかし、その中にわずかな悦楽が混じっている。これなら大丈夫だろう。いまはそれよりも――。
「ふ、ぎ……ぃ! お、ぐぅ。ごり、ごりっ、てぇ――! うら、もぉ、だめ――ぇ!」
おまんこ側ではポルチオをグリグリ、と刺激されアナル側からは子宮の裏側をごしごし、と擦られて絶頂しているのがわかる。
実際おまんこが収縮し、どぴゅっ、と潮を吹いてるし、力が抜けて触手の支えがなければそのまま崩れ落ちていたのは間違いない。
「お、ほぉ――! こぉ、れ。しら、ない……! こん、なぁ……! ひぃ、んぅ――!」
俺が絶頂している間にノアもアナルへ挿入れられたようで、腰をかくかく、と震わせている。特に彼女の場合、俺の痴態をさんざん見ていたこととイムによる前戯で高まった悦楽で感覚が麻痺。ついでに俺が感じていることでアナルは気持ちいいこと、という刷り込みも行われて、それがより快感を引き出しているようだ。
その証拠にノアのおまんこからぴゅっ、ぴゅっ、と潮が吹き出し、しとどと愛液が垂れ流されている。
垂れ流されている愛液を求めるように触手をおまんこへ這わせるとくちゅ、くちゅ、とまんずりする。おまんこを擦られる感覚が気持ちいいのか、ノアは腰をヘコヘコ、と動かしている。しかもよく見るとあの触手、先の方がクリに当たるように角度も調整しているようだった。
――ぱちゅ、ぐぢゅ、ずちゅ。
――ずり、くりっ、ぷちゅっ!
俺とノア、二人の下半身から水音が響く。俺もそうだが、ノアもすでに限界が近かった。
「ん、ぎぃ――! ノ、ア……。ひゃ、ぁんっ! んくっ……!」
なんとかノアの元へ手を伸ばす俺。そして彼女の手を握ると。
「ん、ちゅ……。じゅるっ、れろっ! ……ぷぁっ! ……ぁん!」
「んむっ! ……ちゅっ、れるっ。……セレ、ナさま……ぁ!」
性感をさらに高めるため口づけする。その間にもイムの触手は下半身を突きまくり、腰が、おまんこが痙攣する。もう、げんか、い――!
「あ、がっ――! ひ、ぃあぁぁぁぁぁぁぁぁ――――!!」
「こん、な……! ひぎ、ぃぃぃぃぃぃ…………!」
最後の一突き。おまんこの奥まで突き込まれ子宮口をごり、と押し上げられた俺と、おっぱいとアナル。二つの責めを同時に受けたノアは絶頂する。
辺りに潮を撒き散らし、腰ががくがくと震え足腰が立たなくなる。それでも立っているのはイムの支えがあるのもそうだが、俺とノア。互いが互いを抱きしめ、支えあっていたからだ。
はぁ、はぁ、と荒い息を吐いていた俺たち二人。そして俺たちはどちらからともなく――。
「ん、ちゅ……。は、んっ――」
「ん、むぅ……。ぷ、ぁ――」
口づけし合う。その後、口から銀色の橋がかかり、ぷつり、と途切れるのだった。
その翌日、ノアは同僚の受付嬢たちから注目の視線を集めていた。
「ノア、どうしたの? 肌、きれい」
「本当、どうやって? 私も知りたい!」
「えぇ、ちょっと伝がありまして……」
その頬は少し朱に染まっている。昨日の情事を思い出しているのだろう。
それをみて俺はイムが受け入れられたことを理解して、にこり、と微笑むのだった。