イムが我が家にやってきてから数日後。今日も今日とてギルドから特別依頼がない俺は、ギルド内部の冒険者をみながら暇を潰していた。
「……いやぁ、どうすっかなぁ?」
しかし、だからといってずっとこんなことをしてる訳にもいかない。いまは貯蓄もあるから大丈夫だが、それがいつまでも続けれる訳がない。
今後のことで悩んでいると、後ろからがばり、と抱きつかれる。そして、背中でぐにゅり、と柔らかいものが潰れる感覚。この感覚、おっぱいが押し潰される感覚だということを悟った俺は、抱きついてきたのが誰かわかって嘆息する。
「……何のようだよ、ノエル?」
「あはっ、わかっちゃった?」
顔を向けた俺に、きしし、と笑みをみせるとお願いをしてくる。
「ねぇねぇ、セレナ? あなた、暇なんでしょ? じゃあ、あたしの仕事、手伝ってよ」
「お前の仕事を……?」
「そそっ、今回は朽ちた洋館の調査。この頃、怪しい出入りがあるんだってさ」
「……はぁ。良いよ」
……正直、俺としてはあまり乗り気ではない。が、今回は手伝わないと
「約束、しちまったしなぁ……」
「やたっ!」
指をパチン、と鳴らし喜ぶノエル。過去、俺は彼女と契約――いわゆる、セックスによる支配の際にとある約束――をしていた。その履行を求められているのだ。
幸い、俺のいまの実力であれば準備しなくとも彼女に同道できる。
「では、行こうか?」
「うん、よろしくね。セレナ」
ノエルは気分上々な様子で手を引く。俺たち二人は目的地へと出発するのだった。
ノエルが目的としていた朽ちた洋館。それはステラの街からさほど離れていない距離。しかし、街道から少し外れた地点に建っていた。
その雰囲気はまさしく言葉通りであり、いかにも何かよくないものが潜んでいそうであった。
「わぁお、怪しすぎ」
「でしょう? で、この間。物見遊山に訪れた行商がここに入っていく不審なものを見たらしくて、ね。それがギルドに報告が入って、てところ」
「なるほど、ねぇ……?」
こうもあからさまに怪しいとちょっとげんなりするが、仕事を引き受けたのは事実。俺は腰に佩いた剣をすらり、と抜き放つと洋館の扉へと近づいていく。
そのままぎぃ、と扉を開いて中を覗く。少なくとも、中に怪しいやつはいないようだけだ……。
「……よし、行くか」
そろり、と中へ足を踏み出す。ぎし、と床が軋む音がする。朽ちた洋館らしく整備がされておらず、床が一部腐っているようだ。だが、それにしては――。
「中は、きれいだな。クモの巣も張っていない」
こういう廃墟にクモの巣は鉄板なのだが、見える範囲にそれがない、ということは最低限の掃除は行っている、ということ。誰かが出入りしている、というのは確かなようだ。
俺が確かめるように辺りを見渡したとき、物陰からぎぃ、と足を踏みしめた音がした。
ノエルが遅れて入ってきた? いや、違う。音は後ろ、入り口側からではなく建物内。ちょうど、窓から死角となり日が差し込まない暗闇の中から――。
「……ちっ、面倒な」
ちょうど暗がりから動いてくるものを確認できた俺は舌打ちする。
俺の視線の先、そこには爛れた皮膚と、内から見える腐った肉。そして生気のない瞳でこちらを見つめてくる化け物。
「……お、ぉぉぉぉぉ――――」
「
ゾンビの男が2、女が1、こちらへ向かってきている。ただ、まぁ。その足はおぼつかないものであり、まだ成り立てなのだろう。
「……成仏しろよ」
俺を押し倒そうとするゾンビに斬撃をお見舞いし、頚を撥ね飛ばす。断たれた頚から血飛沫があがる。
その間にも他のゾンビが近づいてきていたが――。
「――遅い!」
俺はその場で回転するように胴薙ぎ一閃!
血飛沫をあげていたゾンビの遺体とともに、残り2体も上半身と下半身を泣き別れにする。
そのまま身体がずれて、ずしゃあ。と床に倒れるゾンビだったもの。それらは身体を灰にして消えていく。
「……眷属、か」
無から作り出したのか、それとも旅人を犠牲にしたのか。それはわからない。だが、ひとつ確実なのは――。
「上級種の何かがいる、ってことか」
ゾンビ、という下級モンスターを生み出せる何かが潜んでいるという事実。
「あっ、終わったの? セレナ?」
「遅ぇよ、ノエル」
いままで何をしていたのか、今さらになって屋内に入ってきたノエル。彼女は悪びれる様子もなく、にへら、と笑いながら話しかけてくる。
「ごめんごめん、ちょっと準備に手間取っちゃって……」
「まったく、さっさと行くぞ」
「うん――」
唐突に俺に抱きついてきたノエル。
「ちょっ、お前。何のつも――」
「ごめんね――」
その言葉とともに意識が急速に薄れていく。最後に見たのは、申し訳なさそうにしているノエルの顔だった――。
「――んっ……?」
じゃらじゃら、と鎖が揺れ動く音が聞こえる。ここは……?
辺りを見渡してわかったことは、ここがどこか部屋の一室であること、そして俺は天井から吊るされている手錠つきの鎖に腕を、床に設置されているトラバサミのような拘束具に足を拘束されていること。
でも、この程度の拘束なら、即座に破壊して――。
「――久しいな、セレナ」
突如として聞こえてきた男の声。その聞き覚えのある声に動きを止めて、改めて辺りを見渡す。すると、すぐ近く、しかしちょうど俺の死角になる位置に座って足組をしている老紳士。
「
「まぁ、そういうでない。我としてはこの日を一日千秋の思いで待っておったのだからな」
丁寧な言い回しをしている割りには、目をギラギラと欲望で輝かせている男。
「今日こそ貴様を跪かせて、我が伴侶として染め上げてくれよう」
「だから、無理だって言ってんだろ。年を考えろよ、クソ爺」
俺の罵倒に眉を少し動かす老紳士。そして、俺に近づいてくると――。
――ぐちゅり。
いつの間にか、恐らく俺が意識を失っている間に肌蹴させ半裸となって無防備となったおまんこに指を突き込む。
「ひっ、ぐぅ……!」
「それくらい跳ねっ返りの方が征服しがいがあるというものよ。それと、ご苦労であったな。
「はぁい、ゴシュジンサマ」
ノエルの声が聞こえ、そちらを向くとにちゃあ、とした顔してこちらを見つめている彼女の姿があった。
「てめ――あっ、ひ、ぁ――!」
「いまは我の相手をせよ」
老紳士の指にクリの裏側をごりごりと擦られ矯声をあげてしまった。俺の反応に気を良くしてにぃ、と口角が歪む。わずかに見えた口内から、人間より遥かに長い犬歯が見えた。そういえばこいつは……。
「どれ、今度こそ貴様を我が特別な眷属へしてくれよう」
そうのたまって俺の首筋に犬歯を突き立てようとする。しかし――。
――がきん、という音とともに犬歯は俺の肌を傷つけることなく止められる。その後も力を入れるがぎちぎち、と音がなるだけで歯を突き立てることはできなかった。
「おいおい、爺さん。女の柔肌も噛めなくなるくらい力が弱まってるんなら、もう引退すべきなんじゃないか?」
「貴様、本当に何者だ? ヴァンパイアロードたる我が、牙を突き立てることができないなぞ、あり得ぬ。本当に人間か?」
「冗談はよしてくれ、俺が人間以外の何に見えるってんだ」
……まぁ、種明かしをするといまの俺は身体能力のセーブを全部解除。本来の能力を発揮できるようになってる。この状態であれば、たとえ上位種のヴァンパイアロードだとしても、物理的に俺を傷つけることはできねぇよ。それに副次効果として、快楽に耐性、というか限界値が高くなったから結果的に耐えやすくなってるし。
「ならば、いつも通りするだけよ。血を吸い、送り込むことができなくとも、精液で染め上げることはできるしの」
「ひ、ぃ……! ち、くび。ちゅぅ、て――!」
そのまま爺さんは俺の乳首を、ちゅうちゅう吸いはじめる。それに合わせて、おまんこに突っ込んだ指も動かす。
――ぐちゅ、ずりっ、じゅちゅっ!
「ふ、くっ……! あ、ぁっ――! そ、こぉ……! ひぃ、んぁっ……!」
乳首、そしておまんこから送られる快楽信号に背を震わせる。おまんこはぴくぴく痙攣し、とろとろ、と蜜を、愛液を流し出す。
「ふぅ、
「……ちく、び。咥えたまましゃべるなぁ――!」
乳首に吹きかれられる息、そしてわずかに振動する歯で刺激されぷるぷると震え、同じようにおっぱいもぷるん、と揺れる。
その、揺れたおっぱいを鷲掴みにして、ぐにぐに揉みしだく爺。俺は振りほどこうとするが――。
――ぐちっ、にゅるっ。
「ひ、ぁんっ……! こ、の――!」
振りほどこうとしたタイミングでおまんこの指をぐちゅぐちゅ、音がなるほど激しく動かしてきた。それに反応して、振りほどく動きを止めてしまった。
爺はおっぱいを吸ってるから顔が見えないけど、きっと笑っているのは想像できた。舐めた真似、しやがって……!
怒りが俺を包み込む、しかし、そのまま行動しても元の木阿弥。また行動を止められるのが関の山だ。なら――!
「どう、したよ、爺……。お、れは、まだ、イッてねぇ、ぜ……? とっ、とう――おん、な……を、喜ば――せ、る技術すら……ぁ、なく、した……のぉ、かよ――ぉ?」
本音で言えばもうそろそろ快楽が危険水域に達するが、それを無視し、敢えて挑発する。そうすれば相手の冷静さを奪えると、思ったからだった。のだが――。
「そうか、そうか! では貴様の望み通り、一先ず逝かせてやろうではないか!」
――ずぷぷっ! ぐり、ぐりっ!
「ひっ、ぎゅぅ――! んっ、ぎぃぃぃぃぃぃぃぃ――――!」
じぃ、さんの熱くて……、硬い剛直がおまんこへ打ち込まれ、て――!
――ぶしっ、ぷしゃぁっ!
俺は潮を吹きながら盛大に果てる。身体には珠のような汗が浮かび、呼吸が荒くなって、爺さんの剛直をきゅ、きゅ、と締め付けているのがわかる。
「あ、ぐっ……。か、はっ――! は、ぁ……はっ。んんっ――!」
――ずりゅん!
爺さんの剛直がおまんこから抜かれた衝撃で、また軽く逝ってしまった。
そんな俺に、爺さんは剛直を、おちんぽを近づけてきて――。
「ほぅら、貴様を逝かせたものぞ。挨拶をせんか」
「む、ご……!」
――ず、りゅ!
おちんぽを俺に無理やり咥えさせる。正直、悔しさと気持ち悪さで今すぐ吐き出してやりたい。でも、いまは耐えるとき、我慢だ。
「ちゅ、ぷ――。じゅ……、れろっ。あ、むっ。ぴちゃ――、ずぷっ……!」
「おうおう、ちゃんと挨拶できたようだの」
俺がフェラチオを行ったことで機嫌がよくなったのか、髪を、頭を乱暴に撫でてくる。そんなつもりは、ないっての――!
だが、爺さんにそんなことは関係ない。気を良くした爺さんはおちんぽを奥に突き込んでくる――。
「お、ご……! むぐっ! じゅ、るっ――!」
「よいよい! では、良くできた伴侶に褒美よ。受けとるが良い!」
――どぷ、ぶりゅ、ぶりゅるるっ!
俺の喉奥におちんぽを固定して射精する爺さん。それを俺は――。
「む、ぐぅ……! ごきゅ、ご、くんっ。 ――がはっ、ごほっ!」
うぇぇ、飲んじまったぁ……。
出された精液を吐くことも、口に残すこともできず嚥下してしまった。気持ち悪い……。
俺の気持ちをお構いなしに、爺さんは顎をつかむと自身の方を向かせる。そして、俺の口を無理やり開かせると――。
「うむ、ちゃんと飲み込んだようだの、大変結構」
自身の精液をちゃんと飲み込んだのか、確認してきた。一応、ほんの一部。飲み込めなかった精液が舌に付着していたけど、その程度は許容範囲だったようだ。
「では、次だ。我が伴侶よ」
「ひ、ぁ……!」
そう言うと爺さんは俺の拘束を解く。しかし、いままでの責めで身体に力が入らない俺はその場にへたり込む。そんな俺を四つん這いにして、爺さんは後ろに回り込むと……。
――ずにゅる!
「ひ、あぁ――!」
バックからおまんこに未だ萎えていないおちんぽを挿入れてきた。そして、そのままピストンを開始する。
――ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
――ずぶっ! じゅぷっ! ぐちゅっ!
「あっ、あんっ! は、ぁ――! ひ、ぐぅ! う、ぁぁっ! は、ひぃ……! ひっ……ぅあっ!」
俺と爺さんの肉がぶつかる音と、おまんこから愛液が掻き出される音が周囲に響く。膣壁が剛直に削られ、俺は情けなく矯声をあげる。
――じゅぷっ、くりゅ、くりっ。
――きゅ、もみっ、きゅっ!
「ひっ……! あぁっ……! クリ、と、ちくび。きゅって、しちゃ……! は、きゅ――! ぅ、ん――! お、ぅ……! ひ、ぎ――ぃ!」
爺さんは俺に覆い被さるよう、身体を丸めると腰に添えていた手を、おっぱいとクリに伸ばし、おっぱいは揉みながら、ときに乳首を弄り、クリはしつこいぐらいこしゅ、こしゅ、と擦りあげる。
その責めに頭の中ではばちばち、と電流が、光が奔り、おまんこはきゅ、きゅ、と異物を締め上げる。
ぐにぐに、とおちんぽを刺激する動きに爺さんも少しづつ余裕がなくなってきてるようで、腰の動きが早くなってきた。
――ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅん!
――じゅぷ、ごりゅ! ぐりゅ!
「お、ぐっ――! ふ、ぎっ……! は、んぅ――! ひ、ぁあっ! それ、激し……! ふ、ぁっ!」
膣壁を削られ果て、Gスポットを刺激されて果て、おまんこを、乳首を弄られて果て、ポルチオを掘削機のように突かれて果てる。
次から次へと訪れる絶頂の連続に、俺の精神もまた削られていく。
「ひ、ぐ……、あ、はっ! これ、すご――! ま、たぁ――! う、ひぃ……! が、ぁ――! ふ、ぐ……ぅ!」
だが、その怒涛の責めは爺さんの限界も意味していた。
「どれ……! そ、ろそろ。我が情けを受けとるが良い――!」
――どぷっ、ぶりゅりゅ、ごぷっ!
「あ、がっ……! ひ、ぃ――。あつ、いのが、おく、にぃ……! う、ぁぁっ――――!!」
爺さんが果てるとともに、俺もまた絶頂に導かれる。二人してがくがくと震え、精液が俺の子宮へ注ぎ込まれる。あぁ、この時を待っていた……。
俺は、俺の身体に力が張るのを感じた。ヴァンパイアロードの力の一部が、残滓が入り込んでくるのがわかる。
このために
――ずにゅる。
「う、ひぃ……」
おちんぽを抜かれた感覚でふたたび絶頂。膣内からはごぷり、と射精された精液が吐き出される。そして――。
「ご命令を、我が主」
能面のような無表情で恭しく頭を垂れる爺さん。そう、はじめに俺がまた、と言ったように爺さんに犯されるのはこれが初めてじゃない。もう、都合十回ほど犯されていた。
そして、今回。ようやく、爺さんを支配下に置くことができた。
「手、間……かけさせ、やがって――」
息も絶え絶えに悪態を吐く。そうでもしないとやってられなかった。こちらに来る前も言ってたが、本当趣味じゃないんだ。いくらモンスターとは言え、ここまで人間の男に似ているヴァンパイアロードに犯される、というのは。
それでも敢えて、この爺さんに犯されていたのは、力を手に入れたかった。というのもあるが、それ以上に――。
「はぁい、セレナ。ごくろうさま。で、あたしとの契約。覚えてるわよね?」
「……あぁ、覚えてるさ。爺さん、今後、お前はノエルの指示にも従え。良いな?」
「承知いたしました、我が主。ノエルさまにも従います」
「うふふ、ありがとう。セレナ」
ノエルとの約束、それは支配した爺さんの
なんのため、この爺さんをノエルが求めてるかわからないが、そのためにノエルはわざとらしい爺さんに協力してる振りをして、俺のところへ何度も、何度も案内していた。
ヴァンパイアロードと比べると格下となるが、それでもサキュバスもまた上位種。しかも、ことまぐあいのこととなると妥協しないサキュバスが極上の女がいる、と言えば疑うやつはまずいない。
つまり、爺さん本人は気付いてなかったが、まさにクモの巣に引っ掛かった蝶、そのものだったんだ。いくらノエルがこちら側の存在だとは言え、仲間に裏切られるとは、爺さんもあわれなもんだ。そのことに関しては、少し同情してやってもいい。
ともかく、これでノエルとの契約は完了。今後はもっと俺に協力してもらえることになった。それだけでも、俺としては十分な収穫だ。
「それじゃあ、俺はそろそろ街に戻るけど良いよな?」
「ええ、今回は助かったわ。今後はちゃんと報告とかもするから安心なさい」
「本当、頼むぜ」
前回のイムの件。本当に面倒なことになりかけたからな。それだけでも、だいぶん違ってくるだろう。
それを聞いて安心した俺は、最低限身だしなみを整えて街へ帰還することにした。
まず、家に帰ったら風呂だな。爺さんの精液とか洗い流さないと……。
セレナが帰るのをにこやかに見送ったノエル。彼女は支配下に置かれたヴァンパイアロードの老紳士を酷薄な、蔑んだ瞳で見つめる。
「本当、愚かなものよね。もう少し思慮深いか、欲深くなければ他の使い道もあったのに。よりによって、あの娘を眷属にしよう、だなんて」
セレナは勘違いしていたが、もともとノエルはヴァンパイアロードにセレナを紹介したりしていなかった。
ただ、風の噂でセレナを狙っている者がいる、と知って調査した結果、このヴァンパイアロードに行き着いただけだ。
そして、このヴァンパイアロードは仲間内でも強欲で有名だった。それがある意味致命的だったのだが……。
「そもそも眷属になんてできるわけないじゃない。お前とあの娘、器が違いすぎるんだから」
呆れたように愚痴をこぼす。そして彼女はヴァンパイアロードに、なげやりな命令を下す。
「そうね、あなた。まずは眷属を増やしなさい。ヴァンパイアの眷属を、ね」
「承知、いたしました」
「そして、それが終わったら適当な、外交的に孤立してる小国を滅ぼしてきなさい。あ、あとその後はあなたが国を乗っ取って、周辺国に国が滅びているのを悟られないように。良いわね?」
「……は、い。直ちに行動いたします」
煙のようにいなくなるヴァンパイアロード。それを見送ったノエルはくすくす、と嗤う。
「さてさて、これからどうなるか。楽しみね」
そう言うと、彼女もまた街への帰路へ着くのだった。