ノエルの仕事を手伝い、契約を果たした二日後。俺はとある目的をもってギルド受け付けに、新たな居候となった娘のような存在。イムを連れ立って訪れていた。そして、俺の目的を聞いたノアは、ポカンとした表情でこちらを見つめている。
「……えっと、セレナさま? 正気、ですか?」
「おうよ、もちろん正気だとも。ギルドの規則上、問題はないだろ?」
「あっ、はっ、はぁ……。た、確かに問題はございませんが……」
俺の疑問に、ノアは困惑した様子で答えている。でなければ、俺の疑問に対して本気。ではなく正気、とは問いたださないだろう。……極めて失礼な話ではあるが。
……まぁ、サプライズを兼ねて家でこの話題を出さず、ここで初めて告げたからな。気持ちはわからなくもない。
実際、周りもざわざわ、と騒いで困惑していた。それぐらい非常識な内容だったからな。
その非常識な内容というのは――。
「ノア、お前だってイムの実力は知ってるだろ。大丈夫、
「それは、理解しているのですが……」
そう、イムの冒険者登録。そのために今日は訪れていた。
一応、俺も馬鹿じゃない。ギルド規定に目も通してきた。その中に、冒険者の登録下限の年齢が記載されていなかったことも確認済みだ。
もっとも、それは記載されてないから大丈夫。という意味ではなく、ギルドでの暗黙の了解。良識の部分であるのだが。
そもそも冒険者とは荒事家業であり、そのため最低限身体が出来上がっている――成長していることが求められる。
なので、基本冒険者になるのは齢にして15前後を目安としている。もちろん、それ以前に身体が出来上がっている、成長が早い場合はその限りではない。
そのため、先ほども目安、と言ったんだ。なので一応、過去に10代前半、若くて10歳程度で冒険者になった例もなくはない。が……。
それを加味してイムを見てみるとどうだろうか?
どう考えても成長期前の幼女であり、身体が出来ている、等とは口が裂けても言えない。俺だってなにも知らない立場なら、正気か。と思うことだろう。
しかし、この子の正体は魔の森に生息していたモンスター。しかも、一区画のボスモンスターとして君臨していたホワイトスライムであり、いまの状態でも俺やノエルの特級、とまでは言わないがそこいらの冒険者より格上。戦闘能力だけで見れば一流の冒険者に比肩する。
そう考えれば、イムが冒険者になることはなにも問題ない、といえる。それに、冒険者になる、ということは――。
「それで、セレナさま。イムちゃんの冒険者登録をするとして、どの
そう、冒険者には素の身体能力の他に職業、jobによる能力補正というものが存在する。
ちなみに、俺はナイトの上位種。アークナイトという上級職種に就いている。これはナイト、という言葉が示すように防御よりの万能職であり、俺の素の能力と組み合わせることで本気を出せば上位種のモンスターの物理は完全無効化。最上位種のドラゴンクラスであっても物理なら掠り傷程度、魔法攻撃であっても10発程度までなら普通に耐えられる。
……一応、補足として告げるなら、他の冒険者。俺がよく絡んでるあいつ辺りだと魔法一発で消し炭になり、物理を一撃でももらえば風船のように破裂して周囲に血と肉片を撒き散らすだろう。……あれでも、歴とした一流冒険者なんだが、なぁ。それはともかくとして――。
「ふむ、イムの職業かぁ……」
「……?」
俺が悩んでいることに、イムはこてん、と首をかしげることで答える。まぁ、人里に出てそこまで時間も経っていないのだし、よくわからないのも無理はない。
「イムは魔法って使える?」
しゃがんで、視線を合わせた上で問いかけると、イムは否定するようにふるふる、と首を横に振る。まぁ、もとはスライムだしそこは問題ない。それより、イムは体型的に大型の武器。大剣や鎌、槍などは向かないので必然的に武器は徒手空拳か、ナイフなどになるだろう。そして、本人の動きはスライムだと思えないほど機敏。これは人形の姿を得た恩恵だろう。それを勘案すると――。
「まずはシーフからアサシン。そして身体が出来上がってきたらグラップラー系に転職するのがマストだろうな」
動きの素早いイムであれば盗賊、暗殺系の職種との相性がいい。しかも、成長した後は格闘家系で近接戦の効果を上げつつ、スライムの特性。物理の軽減、無効化を相手に強いる。という、相手からするといやらしいビルドだ。正直、俺だって成長したイムの相手はしたくない。それだけで、イムの能力がどれだけいやらしいか、わかるだろう。
「セレナさまがそこまで考えていらっしゃるなら、私から申すことはなにもありません。いまから冒険者として登録を――」
ノアが観念した様子でイムの冒険者登録をしようとして、慌てて奥から出てきた同僚から、なにか紙を受け取っていた。それを目を通していたノアの顔がどんどん険しくなっていき――。
「セレナさま。セレナさま宛に緊急依頼です。イムちゃんの冒険者登録はこちらで行っておきますので、内容を確認次第、出発してください」
どこか、切羽詰まったノアの様子にただ事ではない。と、理解した俺はこくり、と頷く。そして俺はノアから渡された資料へ目を通すのだった。
資料に目を通した俺は、即座に準備をしてステラの街を飛び出した。
今回の依頼場所はステラの街から半日ほど進んだ山の中腹、そこに依頼で向かった女冒険者のグループが消息を絶ったため、その調査の依頼だった。しかも、間の悪いことに、近頃、その近辺でオークの集団が確認されていた、という。
まぁ、その調査に件の冒険者たちが派遣され、消息を絶ったのだが……。
ともかく、そうなると最悪の事態も考慮にいれなければならない。そう、女性冒険者たちがオークの慰み者になっている、という可能性を。
幸い、俺の全力の足であれば一時間もあれば現場に着ける。現にいまだって、すでに行程の半分は過ぎている。後、少しすれば――!
俺は慌てて減速して身を隠す。そこにはオークの群れが、そして……。
――ぐちゅ、ぶちゅ!
「あっ、あんっ! ひ、ぃ……。ふと――!」
「もっ、やめ……! は、ひぃ……!」
「ぐっ、くぷっ……! ん、じゅるっ! ぷぁっ……! こ、の豚ど――おぶっ!」
そこにはある意味予想通り、複数のオークに廻され、嬲られている女性たちの姿。着ていたであろう鎧は無惨に破壊され、服も襤褸切れ同然にされた彼女たちのおまんこや、口におちんぽを突き込んで蹂躙するオークたち。その数は10体は下らない。
幸い、オークたちは全員女性に集中し、こちらを一切警戒していない。ならば――!
俺は剣を音もなく抜くと、息を殺して一番手前にいるオークに近づく。そして、背後から心臓を一突き。その直後、頚を撥ね飛ばす。
ごとり、と地面に転がる首。それでようやく他のオークも異変に気付くが、もう遅い!
「――はっ!」
俺は一足飛びで近くにいたオークの懐へ潜り込むと全力で頭を殴り付ける。俺の拳の威力に爆散、どころか血煙に変わるオークの頭。次――!
その後も俺は、次々とオークの身体を砕き、刎ね、蹂躙していく。
それを呆然と見つめる被害者の女性冒険者たち。周囲の驚異を排除すると、彼女らの膣へ剛直を挿入れたまま絶命したオークの身体を引き剥がす。
――ずるっ。ぶちゅっ!
「は、ぁん……!」
「……ひ、ぁ――ぅ!」
「んっ、は――ぁ!」
死んでも硬かったオークの逸物を抜く際に、膣壁を削られ、矯声をあげる女性たち。
うつ伏せに、あるいは仰向けに倒れ、荒い息をしている女性たちに簡易的なマントを着せながら、俺は自分の名を名乗る。
「俺はセレナ。ステラの街のセレナだ。きみたちがオークの調査に選ばれた冒険者グループで間違いないか?」
「あな、たが……セレナ。ステラの街の……?」
息も絶え絶えにこちらへ問いかけてくる女性。その目は情欲に燃えている。いままで散々オークに犯されて性欲を無理やり高められていたのと、助けに入った俺が白馬の王子さまのように見えていること。そして、俺が女性冒険者たちの憧憬の対象――とくに、俺が気に入った女性と一夜を共にしているのは、女性冒険者の中では結構有名な話だ――となっていることは想像に難くない。
「あぁ、俺がそのセレナだ。それより大丈夫か?」
「は、はい……。大丈――ん、ぅ……」
大丈夫、と答えようとしておまんこからどろり、と中出しされた精液が溢れてきて矯声をあげる。顔も赤く火照っており、とてもじゃないが俺と一緒に行動するのは難しいだろう。だとすれば彼女らは活動拠点の街へ帰すべきだ。
俺は荷物をごそごそと漁ると、目的の巻物を取り出す。そしてそれを彼女らへ押し付ける。
「これを……」
「これは?」
「それには帰還の術式が刻んである。使えばきみたちの拠点へ帰れる筈だ」
「え、でも……」
その瞳には困惑の色がある。未だ依頼が完了していない、というのと、いまの姿で帰還しても困る、という感情があるのだろう。しかし、依頼については俺が駆り出された時点ですでに失敗扱い。服装については、実際に襤褸切れになってしまっているため、渡したマントで我慢してもらうしかない。
「……あの、セレナさまはどうなさるのですか?」
他の女性、髪を短く切り揃えたボーイッシュな冒険者が問いかけてくる。
「俺は、ちょっとこの先へ進んでみる。気になることがあるからな」
彼女ら三人の立ち振舞い――オークに犯されていた姿からは信じがたいが――をみると、それなりに経験を積んだ手練れの冒険者に見える。それこそ、オーク程度になら遅れをとらないと思える力量だ。
だが、実際にはオークに犯されていたし、そのオークたちも妙に統率が取れていたように見えた。もしかしたらオークの上位種が群れの統率を取っているのかもしれない。そうなれば放置するのは悪手だ。最悪、近場の街や村が一つや二つ、壊滅する可能性だって否定できない。
それを確かめるため、調査を続けるつもりだ。
そのことを告げると、リーダー格の女性冒険者は重苦しく頷く。そして――。
「わかりました、このままでは私たちは足手まといでしかありませんね。……いいよね、二人とも?」
彼女の確認に、先ほどのボーイッシュな冒険者とふわふわした髪のおっとりとした女性冒険者も頷く。そして彼女は――。
「ご武運を、セレナさま――」
「……ありがとう」
そのやり取りを最後に巻物を起動。自身の本拠地へと帰還する。それを見送った俺は。
「さて、と。行くか」
山の奥へと歩を進める。果たして鬼が出るか、蛇が出るか……。
山をしばらく進んだ俺は、いかにも怪しい洞窟を発見した。なにせ、入り口には松明が置いてあるし、あきらかに人以外の生物――しかも二足歩行の――が出入りしている後がある。
「ビンゴ、というやつかな?」
俺は警戒しながら洞窟の中へ入る。中に入ってわかったのは、あきらかに何らかの手入れが入っている、ということ。つまり、この洞窟は巣として利用されている、ということだ。つまり、この洞窟。大当たりという可能性が高い。その証拠に――。
「辺りをオークが彷徨いてるな。歩哨か……? って、ちょっと待て」
奥の方に簡易的な鎧をまとったオークが見えた。恐らくオークの進化種、オークリーダーだろう。と、なると――。
「結構規模がでかい巣の可能性が高い、か」
これはあの娘たちを帰して正解だった。どう考えても手に負えるレベルじゃない。彼女たちには悪いが、仮にここまでたどり着いても繁殖用の孕み袋として飼われるのがオチだ。
そこまで考えたとき、俺の背中にぞくり、とした悪寒が走る。俺は振り返るとともに剣を盾のように構えた。
――ギィ、ン……!
なんとか背後からの奇襲を防いだ俺だが、下手人をみて目を見開く。そこにはオークリーダーよりも豪勢な鎧を着込んだオークの姿。
「オーク、ジェネラル……だと!」
オークリーダをも越える上位種、オークの将軍。オークジェネラルの姿があった。
――まずい、まずいまずいまずいっ!
俺の予想よりも、遥かに大規模な巣の可能性が出てきた。むしろ、こんな大規模化するまでどうして放っておいたんだ、と悪態を吐きたくなるレベルだ。
しかも、ジェネラルが出てきたということは、俺の侵入がバレた、ということ。巣の中で袋のネズミとなってしまった。なんとか脱出を優先しないと……。
そう焦っていた俺だが、さらに焦る事態へ突き落とされる。
――じゃり。
「……足音! ――っ! まさ、か……!」
足音を聞き、視線を横にずらした俺に見えてきたもの。それは、2体目、3体目のオークジェネラルの姿だった。
いくら俺が物理攻撃を無効化できる、といってもこの前のヴァンパイアロードのように拘束されてしまうと意味がない。
そして、ここは完全に敵地であり、ジェネラルが複数体いるなら確実にオークの最上位種、オークたちの王。キングオークも存在する。なら、どうにかして逃げるか。もしくは……。
オークジェネラル3体と相対した俺は、何とか隙を見出だそうと切り結んでいた。
「……はっ!」
「――――!」
銀閃が煌めく。がきんっ、と互いの武器が当たる度、火花が飛び散る。
「しゃあっ――!」
その場で回転して、周りを薙ぎ払う。それを飛び退くことで躱すジェネラルたち。隙が出来た!
俺は飛び退いたジェネラルの1体へ急速に接近!
……しかし、それは囮だった。
ジェネラルは俺が仕掛けてくるのを読んでいたのだろう。後ろ手に隠していた剣を振り上げ、こちらへ叩きつけてくる。
このとき、俺がダメージを気にせずジェネラルへ吶喊しておけば、また結果は違った筈だ。
しかし、癖とは恐ろしいもので、俺は咄嗟に防御を選択し、吹き飛ばされてしまった。
なんとか空中で体勢を立て直し、着地した後ずざざ、と足を滑らせながらも止まる。
「くそっ!」
思わず、悪態を吐く俺だが、背後が突然暗くなる。
「……しまっ――!」
後ろから俺を拘束するように飛びかかってくる残りのジェネラル。俺は蹴り飛ばして、距離を稼ごうとするが……。
――がしっ!
「……あぁっ!」
蹴り飛ばそうとした足を掴まれ、失敗に終わる。そして……。
――ビリ、ビリッ!
「おまっ――! お、ご……ひゅ!」
ちょうど股間部分を破られ、いつの間にかぽろんと出していた成人男性の二の腕はありそうな剛直を俺に突き入れる。
「ひ、ぎゅ……! が、はっ――!」
……もし、身体のセーブを解除していなければ、俺はこの剛直に殺されていただろう。それほどまでにすさまじい威力だった。……悦楽と言う意味でも、暴力と言う意味でも、だ。
――ぐちゅ、ぬちゅ、ごぷっ!
「あ、ぎっ……! ひ、ぐっ! う、ぁぁ――! はげ、し……! ごっ……!」
ジェネラルがピストン、というよりも俺をオナホのように扱う度、みちみち、と膣内が拡がり、満遍なく膣壁がごりごり、と削られる。
あまりの激しさに俺は仰け反りブリッジのように――。
「――――!」
「お、ぶっ……! む、んぅ……! ご、ぁ……! う、ぶっ――!」
……待ちきれない、とばかりにもう1体のジェネラルが俺の口内に剛直をねじ込んできた。正直、顎が外れるかと……。
それはともかくとして、上から下から責められる俺はがっくんがっくん、と揺れている。その扱いは女ではなく道具、だった。
俺はただの性欲処理の道具のように、ジェネラルたちの剛直をしごく穴として用いられている。そして、ほどなくして――。
――どぷっ、ごぷっ、どぴゅっ!
――どくっ、どくっ、どくっ!
「お、ごぉぉぉぉ…………!!」
おまんこと口内に放たれる精液。その濃さはもはやゼリーと遜色なく、あまりの濃度に飲み込むことも出来ず口に溜まる。
そして、おまんこと口から剛直が引き抜かれる。
――ごぽり。
「お、ごっ――、げほっ、か、はっ――! ぁ……!」
なんとか精液を吐き出せた俺は九死に一生を得た。もし吐き出せなければ窒息死していたかもしれない。だが、その程度で満足する――そもそも1体は参加すらしてなかった――ジェネラルたちではなかった。
――ず、どんっ!
「ひゅ、ぎぅ――ぃ!」
先ほどまで口にねじ込んでいたジェネラルが今度はおまんこに、待機していたジェネラルが口にねじ込んでくる。さっきまでおまんこを使っていたジェネラルは休憩、とばかりにこちらを見つめている。
……その後のことは言うまでもないだろう。俺は彼らが満足するまでおもちゃとして扱われ続けたのだから。
「お、ぶっ……! きゅ――! は、ぁっ――! じゅ、るっ! ぷ、ぁっ――! ぁ、んっ! ひ、ぎゅ――! あ、ぁぁっ!」
あれから二時間ほど俺は犯され続けていた。身体中にジェネラルの精液が付着し、どろどろになっている。
それでも耐えられているのは、俺の身体能力の高さ。そして、多少なりとも、ジェネラルの力を取り込んだから。それでも――。
「ん、むぅぅぅぅぅぅぅぅぅ――――!!」
もはや何度めかわからない絶頂。おまんこはぎゅ、ぎゅ、と剛直を絞るようにうごめく。それに合わせジェネラルも射精。
――どぷっ、ごぽっ、ぶりゅるるっ!
「ひ、ぎゅぅぅぅぅぅぅ――――!」
それでまた絶頂に押し上げられた俺は、がくがくと痙攣する。
――ごぷぷっ!
最後の射精とともに引き抜かれる剛直。その衝撃で腰がびくん、びくん、と震える。
「あっ、はぁ……」
それとともに意識が薄れていく。ジェネラルもまた満足したのか、俺を担いでどこかに移動しはじめる。それが俺の意識を失う前の、最後の光景だった。