比企谷八幡がいろんな女性Vとセックスする話 作:ぼっちプレイヤー
ぱちりと、戌亥とこは不意に目を覚ました。ソファーに横になって微睡んでいたら本格的に寝てしまっていたらしい。
あまりよくない姿勢で寝ていたせいか少し痛みが走る体を起こすと、いつの間にか掛けられていたブランケットが音を立てて落ちた。その拍子にブランケットに籠る彼の匂いが湧き出てとこの鼻腔を刺激する。
(本人がおるんやから、直接嗅げばええやろ)
顔を埋めたくなる衝動を押さえ込んでブランケットを羽織ながらキッチンに向かい、まだ見慣れない配置の棚からコップを二つ取ってインスタントコーヒーを作っていく。片方はミルクと砂糖多めに。
出来上がったそれを両手に彼がいるであろう寝室に向かい、肘で器用にドアノブを傾けて開ければやはりそこには家主である比企谷八幡がいた。
最近使い始めた眼鏡をかけノートパソコンで作業中だった八幡は部屋に入ってきたとこに気づき、手を止める。
「起きたのか」
「うん、本当は寝るつもりやなかったし。起こしてもよかったんやで?」
「気持ち良さそうに寝てたからな、起こすのは忍びなかったんだよ」
「まぁ、少し寝不足なのはハチのせいやしね」
とこがコーヒーを渡しながらそう言えば八幡は分かりやすく目を逸らし、それを見たとこはイタズラが成功した子供のようにあはー、と笑った。
八幡ととこは肉体関係をもっている、正しく言えばとこ″とも″。昨夜──時間帯で言うなら今日──も二人は心行くまで体を重ねあっていた。とこの言う八幡のせいはそういう意味合いである
八幡と燻れた関係を持っているのは何も一人や二人などではなく、二桁にもなる八幡に好意を抱いている女性が自ら好んで良くない関係を築いている。むしろ関係を押しきられているのは男であるはずの八幡の方だった。情けない話だが。
世間から見れば清いとはほど遠く、正しさとは反対に位置しているその関係はしかし、彼女たちの友人関係を拗らせることなく続いている。
(本当に、なんでこうなったんだか……)
幾度なく頭に浮かぶ疑問はやはり答えなどでるはずもなく、残ったのは自分に好意を持ってくれているということとその好意に甘えている己の不甲斐なさだった。
そして何度目になるかわからない思考を頭の片隅に追いやり、眼鏡を外してパソコンを閉じた。
「もうええの?邪魔になるんやったら退散するけど」
「ただのスケジュール調整だから問題ねぇよ、むしろ一緒にいるのに一人の時間作った方が申し訳ないわ。たださえ不誠実の極みみたいなことしてるんだから俺の時間ぐらい献上させてくれ」
「献上て」
そう言いながらベッドに腰を降ろすととこは大袈裟やなぁ、とからから笑いながら八幡のすぐ隣に座った。何でもないように振る舞っているとこだが、感情を表す尻尾は嬉しさを噛み締めるように緩く揺れている。
とこはこてりと八幡の肩に頭を預け、そこからどちらとも喋らずコーヒーを啜る音だけが響く。無言の静寂に気まずさはなくお互いが身を寄せあいゆったりとした時間が流れていた。
とこはこの瞬間が好きだった。
言葉はいらず、必要なのは緩い空間と口を湿らせる味の違うコーヒーだけ。彼の近くにいれば高鳴る鼓動もこの時は息を合わせるように落ち着いている。
八幡がコップの中身を空にすると同じく中身を無くしたとこがじっ、と顔を見つめていることに気づいた。
「どうした?」
「んー?やっぱり眼鏡ないほうが好きやなって。別に似おうてへん訳じゃないで?」
「たまに気づかれないけどそんなに変わるか?自分じゃ似合ってるかなんてわかんねぇけど」
八幡が眼鏡を掛け始めたのはパソコンのブルーライトを遮断したかったのと、出先の現場で不審者と疑われるのを防ぐためである。特に後者はとこたちに手を借りることも多かったため、そっち方面に詳しいメンバーに相談した結果、眼鏡だけではなく服装にも助言をもらい多少はマシになった。
とはいっても警戒の色が変わっただけで未だに疑惑の視線がすべてなくなったわけではないが。
「あれや、いつものハチが社畜だとして、眼鏡のハチはインテリヤクザや。オールバックにしたらまんまそれやで」
「悪化してんじゃねぇか……」
「あはー。しゃーないよ、見たこともない奴が猫背で目を腐せて近づいてきたら誰でも声かけるて。いつもおるわけじゃないなら尚更や」
とこの尤もな言い分にどろどろと目を腐らせている八幡を見て、腐らせた本人であるとこはさらに笑みを深くした。
「でも個人的にはそのままの方が嬉しいけどな」
「そりゃ、知り合いが警備員に捕まってるのは笑いのタネになるだろうな」
「そうやなくて」
自虐的な笑みを浮かべる八幡に対して、言葉を区切ったとこは八幡の左腕に自分の右腕を絡ませそのまま胸の方に抱き寄せる。
八幡の腕にとこの体温と下着をしていないであろう服の上から胸の柔らかい感触がダイレクトに伝わり少し動揺した。
とこやとこ以外に何度も似たことをされているのに、未だに慣れた様子を見せない八幡に気を良くしたとこはコップをベッドに置き、今度は両腕で抱きかかえた。
「見た目で判断するような悪い虫は寄り付かんやろ?そんな奴にはあたしはハチの良いところもダメダメなところも知ってるって思えんるや」
「・・・・とこ達にはダメダメとかで済ませれるようなことじゃないだろ」
「でもあたし達は今の関係に満足してる。どうにかせなあかんて思っとるのはハチだけで、それだけでもう充分過ぎるんや」
とこは抱きしめている腕の手に指まで絡めて、肩に額をすりすりと押し付けながら。
「だってハチはそれだけあたし達のこと、あたしのこと考えてくれてるもん。それ以上の先はハチがおらんと嫌や」
そう言いきった。
八幡は彼女たちがどうしてそんなにも自分のことを想ってくれるのか理解も納得もできない。きっとどれだけ言葉を重ねても真の意味を汲み取るのは難しいのだろう。少なくとも今の八幡には無理だった。
だから、八幡が言葉の代わりに返せるのは一つだけ。
甘えるように額を擦りつけるとこの頬に優しく手を添える。自分のよりも大きく、骨張った手の感触にとこが動きを止めれば、八幡はゆっくりと顔を上向かせた。
先ほど口に出した言葉が恥ずかしかったのか頬は少し赤らんでいて、八幡を映す金と紅のオッドアイは次の行動を待ち望んでいる。
「ん」
顔を近づけて静かに唇を重ねれば、とこの柔らかい唇が形を変え口の中にある空気が艶のある声とともにこぼれた。
重なるだけの甘いキスをたっぷりと時間をかけてから離すととこは眼を細めてふぅ、と満足そうに、けれど名残惜しそうに息を浅くはく。
頬に添えた手をわずかに上下に動かし、もちっとした弾力のある肌を撫で、親指で目の下、頬骨の辺りを薄くこする。そうするととこは薄めた目でちらりと手を見やるともっと、と言わんばかり自分から頬をこすりつけた。
八幡が再度顔を寄せればとこがねだるように桃色の唇を少し突きだす。さっきと同じくゆっくりと重ねて、自分の唇でふっくらとした唇に吸い付くように挟んだ。
上と下を丹念に味わい、今度は舌先で左右になぞる。そして薄くあいた空間に舌を差し込んで、向こうから差し出してきた舌を絡めとれば戌亥の目がうっとりとしたものに変わる。
最初は舌先をちょんちょんと突き合わせ、次に裏側をつーっと舐め上げて、最後に激しく情熱的に絡みつかせる。
「んっ、んふぅっ、んむ、ちゅるる、れるれろ、ぢゅるるる。んふぅぅぅっっ」
二人とも段々と熱が上がり、とこは抱きしめている腕の下で繋がってる手をきゅっきゅっと握っては離しを繰り返し、尻尾は流れ込む快楽と幸福感にパンクしたかのようにふらふらと力無さげに揺れている。
八幡の方も息が荒くなっているのを自覚して、頬を撫でいる手に力が入らないようにしながら手を握り返し、より強くキスを続けていく。
唾液をたっぷりと交換して口に吸い付きちゅぅ、と吸い上げれば、自分の唾液と混ぜあわせ戌亥の口に送り返す。それをとこは幸せそうにしてゆっくりと堪能しながら、こくりこくりと飲んでいく。
「ぷはぁぁぁっ、はぁぁーー」
お互いの唾液で濡れた唇を離せばその間に糸が出来上がり、とこはそれを舌で舐めとってこくんと喉をならして満足気に息をはいた。
息を整えているとこの顔はさっきよりも赤くなっていて、うっとりと蕩けた瞳には涙が反射して煌めいている。
八幡は荒くなった息を整え、とこに抱きかかえられている腕の拘束を解きながらベッドに緩く押し倒し上から覆い被さる。そしてとこの服の裾に親指を引っ掻けるようにして首もとまでめくり上げた。
とこの上半身がほとんど裸になり綺麗な白い肌と平均よりも大きく実った果実が姿を現す。それを指で触れればふにょり、と形を変えとこが擽ったそうに身をよじる。
八幡は果実の中央にある桜色の突起に目をつけ、顔の前まで頭を下げる。確認を取るようにちらりと上に目を向けると、とこは物欲しそうな潤んだ瞳で見つめ返し、八幡の頭に撫でるように両手を添えた。
了承の意と捉えた八幡は背中に手を回し、口を開けて乳頭に吸い付いた。
「んんっ!!」
思わずといった風に漏れでたとこの声を聞いて舌を伸ばす。突起を舐め上げれば強く短く息をはき、きゅぅっと体を縮こまらせた。
八幡は自分の愛撫に身を悶えさせている様子を感じとり、固くなっていく乳頭を唇と舌で優しく嫐っていく。
突起を口先で挟んで転がし、ちゅぅっと吸い上げたら舌の腹から先でゆっくり舐め上げる。今度は舌先でとんとんとつついて、先を固くしてくりくりと押し込んだ。
「んあっ、はぅぅ、ひんっ、んぁぁぁ、ん、んぁ?はあぁぁぁっ」
とこは八幡の頭を両手で抱き、身に迫る快楽を享受しながら固い髪質をさわさわと撫でまわす。声はあえて聞かせるために隠すことはせず、熱を増していく吐息と共に吐き出していく。
最初のキスと同じようにじっくりと甘い快感を送り、最後は強めに吸い付いて突起を持ち上げてから離すとひぅ、と可愛らしい声で鳴いた。
とこのふぅ、ふぅという荒い息を耳で拾いながらもう片方の突起に移ろうとすると、八幡は不意に呻くような声が出る。とこが八幡の両足の間に片足を入れ、テントを張った股関に膝をぐいぐいと押し付けていた。
八幡がとこに顔を向けると頬を紅潮させたままイタズラっぽく笑った。
お返しに八幡もとこのショートパンツの上から膝を押し当てるとくちっ、と水気のある音がして、その瞬間とこは短い嬌声をあげて、ぱたんと両足を閉じた。
「ひぃんっっ、ふー、ふー、──んはぁっ!?」
膝を押したり離したりしていやらしい音を強くさせ、大きく口を開けて桜色の突起をかぷりと口に含めばさっきよりも大きく喘ぎ、背筋を反らせる。
八幡はとこの反応に構わず口と舌の愛撫を激しくしていく。それだけではなく背中に回していた右手を持ってきて、反対側の柔肉を形が変わるほど揉みしだき、固くなった乳頭を親指と中指で摘まんで引っぱって、その上から人差し指でぐりぐりと押し込む。
「はひっ、ひぐ、んはぁぁっっ、んあ、あふぁあ!?は、んぁぁぁ~~」
きゅっきゅっとリズムよく摘まんだり、緩急をつけて愛撫を重ねれば、とこの嬌声が段々と断続的になっていき体が快楽に跳ねる間隔を短くなっていく。
とこの絶頂がすぐそこまで来ていることを察した八幡は口と手を止めることなく快楽の渦へ導いていく。
「あっ、は、ハチっ、あたし、ひぐっ、あたしもう、いきそうっ、はっ、うぁ、もぅ、いっ、いっ、イク、イク~~~~っっ!!」
八幡になすがされるがまま、とこは八幡の頭を抱き寄せ、挟んでいる足にさらに力を込め体をくの字に折って達した。けれどそれは一層、八幡ととこを密着させ快感の強度を増幅させる。
とこが絶頂の波を享受している間、八幡は愛撫の手を緩めて快楽の余韻を長引かせてやる。やがて、絶頂の余韻も抜けたであろうとこの体が脱力したのを見てようやく、八幡は柔肉から手と口を離す。
八幡が顔を上げると、絶頂の過ぎたとこの顔は口が半開きになっており、そこから見える唾液の糸を引いた真っ赤な舌を隠そうとせず、満足そうに息を整えている。
「はーっ、はーっ、ハチ、ん」
息を整えたとこは頭に置いていた両手を八幡の首に引っ掛けるようにして、顔を近づけキスをする。啄むキスを繰り返し、寝ていた体を起こして顎や首に吸い付きながら向かい合うように座り直した。
八幡の肩に手を置いてキスを続けて頭を下げていくと、とこの眼に目一杯にテントを張りつめらせたズボンが見えた。キスを止めて手を伸ばして触れれば、それは布越しでも分かるほど固く、熱を帯びていて手が触れた瞬間にぴくっと跳ねた。
男のそれから手を離したとこは八幡と自分の鼻がくっつくぐらい近づいて、
「脱ご?お返し、したるから」
妖しい笑みを浮かべて言った。
八幡は服を脱ぎ次いで膝立ちになってパンツごとズボンを脱いだ。服とズボンはベッドの外に捨てる。
一方とこは首もとまで捲れていた服を脱いだ。その反動で形のいい双丘が軽くはずむ。八幡に脚を開くように促して、その間に四つん這いになって進んでいく。
八幡の脚の間にすっぽりと収まったとこは右手を太ももに添え、反対の手で真ん中が濡れるショートパンツを膝まで降ろし、残りを足でベッドの外に脱ぎ捨てた。
太ももに置いて両手でさわさわと撫でながら雄の象徴に顔を寄せると、むせ返る濃密な匂いがとこの鼻腔を通っていき、下腹部がきゅうきゅうと疼いた。
腰を降ろして足を外側に広げ──所謂女の子座りになってから口を開いて真っ赤な舌を見せつけて、亀頭に触れゆっくりと口に含んでいく。
「んぁ──れろ、ちゅ、ちゅぷぷぷ」
「っ、うぐっ」
暖かくて柔らかく、それでいて粘度を持った口内の感触に、八幡は呻き声を漏らす。ぷるっとした瑞々しい唇と、唾液を纏わせた舌から肉棒に与えられる快感に悶えながら、とこの頭に手を置いてさらさらの髪を撫で付けた。
とこはそんな八幡の姿を上目遣いで確認すると喜色の感情を隠さず、尻尾を左右にたしたしと音がなるほど振って徐々に口の動きを激しくし、肉棒を更に深く咥えていく。
歯が当たらないように気をつけ唇を前後に動かし、舌で柔らかい先端をちろちろ舐めまわして、七割ほど咥え込んだら口内をきゅっと締めて抜いていき、全部抜いたら口をぱっくりと開き根元まで一気に咥え込んだ。
「んく、んふぅぅぅ、れる、ちろちろ、じゅっ、じゅるるるるっ、んはぁぁぁ、────あむ、んふぅぅっっ」
八幡は痺れるような快楽を誤魔化すためにとこの頭を撫で回す。それでも隠しきれない快感が息を荒くさせ、撫でる手を強くさせていく。先ほどのとこにしていた愛撫もあり快感のピークはすぐそこまで迫っていた。
とこの方も肉棒から溢れる白濁液に八幡の限界が近いことを予感してもっと深く、喉の奥まで押しいれ、口婬の激しさを増していく。
亀頭が喉奥にこつこつと当たり、舌で竿全体を舐め上げられると八幡は一瞬体を強張らせ、出るっと呟いた瞬間一気に吐精した。
白く粘度を纏い、やけどするような温度を持ったそれがとこの口──喉の奥に殺到する。
「んぐっ、んふぅっっ!!ごっく、ごっく、じゅるるる、んっく、んんっ、むふぅぅっっ、じゅるっ、んっく、んっく、んん、ごくっ、ごくっ、んく、ちゅぅ────ぷはぁぁ」
とこは喉に吐き出された精液を受け止め余すことなく飲み干していく。どろどろした、若干苦味のあるそれを嚥下する度にとこの何かが満たされ体をぶるりと震わせる。最後まで飲み干したら唇で竿を扱くように引き抜き、鈴口に残った白濁液をしぼるようにして吸い付いた。
ようやく口を離したとこは眼を細めてもごもごと動かし、こくんと喉を鳴らしたら、八幡にんぁと幸せそうに口を開いて舌を垂らし″全部飲んだで″と言わんばかり口の中を見せつける。
八幡がとこの口腔に吐き出した白濁液はどこにも見当たらず、てらてらとした卑しい光沢を持つベロと上下に糸を引いた唾液が目に入り、肉棒が今出したばかりの精を忘れて硬度を保っていた。
ご褒美を待つ犬のような顔をするとこに八幡は手を伸ばし、両手で顔を包んで労いの口づけをした。唇だけではなく鼻や瞼、額に何度もちゅっとリップ音を鳴らし、頭や丸っこく可愛らしい耳を擽るように撫でる。
とこは尻尾をぱたぱたと動かしながら受け入れ、お返しにとこの方からもキスを送る。
「ん、ちゅぴ、ちゅっちゅ、んむ、ハチ、んんっ、はぁぁ、あむ、はむ、ちゅ~っ、んむ?んふぅ~、ぷは、ハチぃ、あ、んむぅぅぅ」
口づけを送り合っていると冷めていた熱がぶり返し、お互いの距離を縮まらせ次第に抱き合うような密着する形になった。
胡坐をかいた八幡の足の上にとこが座り、とこは八幡の首に腕を回して脚を腰に絡ませる。
とこはぴったりとくっついても足りないと言わんばかり身を揺らし擦りつける。柔らかな双丘がぐにゅぐにゅと形を変え、下ではとろとろと密を溢す秘部を張りつめた肉棒に押し付けており、お互いにぞくぞくとした快楽を背筋に走らせる。
二人同時に唇を離せば自然と見つめ合う形になり、しばらくして八幡はさっと目を泳がせた。
幾度となくキスどころか体を重ねてるのに、慣れない八幡の反応にとこはおかしさと愛おしさが溢れて、もう一度唇を合わせた。
八幡の肩に手を置いてとこは膝立ちになった。そして腰を落として秘部を肉棒にくちくちと擦る。
八幡の方はとこの綺麗な桃尻に手を伸ばし支えるように両手を添える。触れた瞬間にとこから色っぽい声が漏れた。今からだと言うのにとこはふーっ、ふーっという荒くなっている息を落ち着かせて、緩慢な動きで男根を密壺に収めていく。
「ひぅっ、んっあっ、んはぁぁ~~」
亀頭が敏感になっている入り口をかき分けながら進み、その拍子にとこから短く可愛らしい嬌声がこぼれる。
密壺は侵入してくるそれを拒むことなく受け入れ、むしろもっと食べさせろと言うようにくむくむと奥へ導いていった。
「うぐっ?」
肉棒が不意にきゅっと締めつけられ、その快感に思わず呻き声を漏れた八幡は、力んだ拍子に柔らかな臀部に置いている手を柔肉に沈み込ませた。
「んはぁぁ!!」
急な快楽にとこは嬌声を上げて背筋を反らせ、さらにきゅうきゅうと腔内をざわめかせる。八幡はとこの腰が落ちないように支えながら、気を抜いたら出てしまいそうな蠢く腔内の快楽に耐える。
「ふーっ、ふーっ、ハチも気持ちいいんやね。あたしもすごい気持ちええよ?」
八幡をからかうように言いつつ、自分も果ててしまいそうな快楽に耐えているとこは額をこつんと当てて、腰を降ろしていく。
進めば進むほどとこの息は荒くなり余裕なんて忘れて、肩に頭を預け腕を脇から背中に回し、足は最初よりも強く腰に絡ませて、八幡の男らしい体にしがみつく。そしてついに密壺の最奥に男根がこつりと到達した。
その瞬間とこの頭で何かが弾けて、視界が真っ白に染まった。
「────っっっ~~~~~~!!」
流れ込む絶頂の渦に息すらも忘れて快楽をその身に享受する。
背中に回した手が皮膚に食い込むぐらい握りしめ、八幡が痛みを感じるほど絡めた足に力が入り、幾度なく体を震わせる。八幡から見えない肩にのった顔は焦点が合わず、オッドアイの双眸は視線を虚空に飛ばしていて、口からだらしなく舌が垂れ下がっていた。
(あたし、挿れただけでいってもーた)
体が絶頂に震える中、幸福感で満たされる思考でそんなことを思った。
子宮の入り口にぐりぐりと押さえつけられる度にびくりと身を跳ねらせ、視界はぱちぱちと明滅を繰り返し、終わらない快感の奔流に耐えるとことは裏腹に、肉壺は中をざわめかせ快楽を貪欲に貪っていく。
一方八幡は肉棒に与えられる、気を抜いたら果ててしまいそうな快感に歯をくいしばって耐えていた。このまま達してもとこの体と心は満たされるだろう。しかし、今までの経験則からこれ以上に満たせるタイミングがあることを直感した。
片方の手をとこの後頭部に回し優しく撫でていると、ようやく絶頂の過ぎたとこの体がくたりと脱力した。八幡の耳元で全力疾走した後かのような息継ぎを繰り返し、時折ぴくっぴくっと痙攣する。
とこは息を整えぬまま八幡の肩にかぷっと噛みついた。少し痛みが走るぐらいに犬歯をたてて痕を作り、満足したら舌先でちろちろと舐めまわす。首筋にも同じことをしたら唇を滑らせ、耳たぶをはむっと挟んでふにふにとした感触を楽しむ。
それでも体の疼きを押さえられず、もっと幸せな感覚を求めたとこは腰を前後左右に揺らしはじめた。絶頂に達してもなお、子宮は物足りなさそうにきゅんきゅんと鳴っては咥え込む男根を締めつけていく。
とこのはぁ、はぁという荒い息に構わず、八幡は桃尻を支えている手に力を入れ、上下に揺すればうぁっという低い声を耳が拾った。
ぬちっ、ぐちゅっという卑猥な水音が結合部で響いて二人の体液が混ざったものが溢れ出し、ベッドに染みを広げていくがそんなものが気にならないぐらい熱が高まっていく。
八幡がこつ、こつとリズムよく子宮口を小突いたり、先端をぐりぐりと押しつければ肉壁が歓喜してうねり、吐精を急かすように収縮を繰り返す。
「うぁ、はっ、あぅ、はっ、はひっ、ひぃん、ひぐぅぅっっ、んあ、あっ、んはぁぁぁ~~、あぅ、はぁ、はぁぁぁうぁぁ~~~~」
とこはもはや言葉さえも忘れて、与えられる快楽と胸の内から溢れる幸福感を逃すまいと意識が朦朧とする頭で必死に受けとめた。
視界はぱちぱちと弾け体は幾度なく痙攣し、垂れた舌から唾液が滴り落ちる。それでも八幡から与えられるすべてを鋭敏化した五感で拾いあげ脳に送っていく。
「は、はち、ひぐぅっ、あらひっ、あらひもぅ、むりらからっ、んひっ、いっ、いくからっ、いっしょに、いっしょにいこっ?」
「悪いっ、我慢できん、正直もう出そうだっ」
「っ、きてっ、はちのっ、なかにらひて、いっはいらひてっ、きもちよくなろっ?」
呂律の回らないまま甘くねだるとこに八幡が自分の方が限界だと伝えると、下腹部をきゅっと反応させさらに吐精を促す言葉を耳元でささやいた。
八幡は両手にぐっと力をいれ、これ以上ないぐらい肌を密着させると低い声で唸り、とこの中に我慢していた快楽の奔流を一気に解放した。
深く沈んだ子宮口にぴったりとくっついている亀頭から、マグマかと錯覚するような熱が吐き出され、子宮の中へ瞬く間に注がれていく。
「んはぁっっ!!あっ、うあ~~、あふぁあ!?はちのあつっ、あついのっ、どくどくいってっ、あっ、あ~~、はっ、はひっ、へはぁ~~」
自分の中に注がれていくそれに、とこは身も心も震わせて達した。
ぱちんと直接脳を叩かれるような快感と背筋に走るぞくぞくとした感覚に、言葉にもならない間延びした嬌声が漏れた。意識が飛びそうになる快楽と幸福感を享受しながら、達したまま本能で密壺をざわめかせて男根から精を絞りとらんと締めつける。
肉棒が脈打つ度に腔内が収縮し、それが快感を助長させて果てながら絶頂を繰り返す。
八幡の方はすべてをもっていかんと蠢く肉壁の快感に身を悶えさせ、絶頂が通り抜けるのを耐え忍んでいた。
やがて二人の体から力が抜け、荒い息づかいが空間に響く。八幡は手を臀部から背中に回してとこを抱き抱えるようにし、ゆっくりと背中から倒れこみとこの頭をぽんぽんと撫でた。
胸の上で息を整えたとこは顔を上げると、八幡と目を合わせて幸せそうに頬を緩ませて、子供のようにへらっと笑った。
事が終わりしばらく上体にとこを乗せたままでいると、頭をずいっと差し出される。八幡が何を言うまでもなくあやすように撫でれば、とこは気持ち良さそう眼を細めて尻尾をぱたぱた揺らし、目の前の体に噛みついたり、吸いついたり、額や鼻を擦りつけた。
匂いと、暖かさと、疲労のある気怠い体がとこの胸の内を満たしていって、溢れた幸福を彼の肌にぶつけていく。
同期や友達といる時にはない感情が溢れる感覚は、彼に惚れ込んでいる隠しきれない証拠。
自分がこんなにも満たされるのは、この男だけ。
とこは肩に額を擦りながら、幼子のような甘えた声で言った。
「はちぃ、大好き」
返ってきたのは罪悪感と愛情の混ざった口づけだった。
~おまけ~
「そう言えばこの前、おレンが勘違いしかけたらしいで」
「勘違いしかけた?」
「うん、あたしに恋人がおるって」
「・・・」
「前に喫茶店デートしたやろ?そん時に近くにおったみたいでな、声かけようとしたら男とおったからできんかったやって」
「俺ってバレなかったのか?事務所で顔ぐらいはみてるけど」
「顔合わせとか挨拶とかはしてへんやろ?事務所の時と違って眼鏡もなかったから、わからんかったんやろ」
「こっちから自己紹介するわけにはいかないしな。今度からもう少し遠くの方考えとく」
「そやね。一泊とかできたらええんやけど、なかなか時間合わんしなぁ。ハチも色々と忙しいし」
「あんまり気にしなくていいぞ。我が儘言ってんのも迷惑かけてんのも俺なんだから、都合ぐらいいくらでも合わせる」
「それはお互い様やと思うけど・・・なら甘えようかな」
「・・・あー、フレンさんの勘違いは誰から聞いたんだ?らしいってことは本人に直接言われた訳じゃないんだろ?」
「んー、ィゼちゃん」
「・・・・・・・・遺書でも書いとくか」
「うふふふっ!あはー!大丈夫やって。しかけたって言ったやろ?ちゃんと誤魔化せたみたいやで。相手がおレンやなかったら無理やったかもしれんけど」
「本当かよ。俺が言うのもなんだが、リゼで誤魔化せたんだったら相当アレだぞ」
「まぁそこはおレンやし」
「説得力がありすぎる」
「だから大丈夫大丈夫。でも、もしバレた時は・・・」
「・・・時は?」
「地獄で待っとる」
「・・・」
「せやからいつでも墜ちてき。そしたら向こうで二人っきりや」
「・・・地獄で済めばいいけどな」
「あはー!」