比企谷八幡がいろんな女性Vとセックスする話 作:ぼっちプレイヤー
四角い液晶の上を専用のペンがするすると滑る。それに描かれる線は次第に輪郭を帯びて人の形を得るとより深く色づいたり、或いは再構築されたりを繰り返して閉じられた世界に浸潤していく。
楽しげで踊るように滑っていたペンは少しずつ速度を落とし、最後に緩く払われると持ち手であるしぐれういに仕事の終わりを告げられてその日の役目を終えた。
ういは未だに線だけの状態である不完全な子供をしばらく吟味して、独りでに頷くとぐっと身体を伸ばす。固まった筋肉が解れて血流の早まるのを感じたら、背もたれに重心を預けて深く酸素を吐き出した。数秒の間視線を上にぼーっとして、近くにあるティーカップを手に取れば残りは一口分といったところで喉を潤すのには物足りない。
今日やるべき作業は終わっていたためパソコンをスリープモードにするとスマホとティーカップを持ちリビングに向かった。
仕事関係の連絡に眼を通しながら扉を開いてソファーに居座る男を目尻に捉えつつ、キッチンカウンターの棚から紅茶を手に取る。
「クッキーとケーキがあるけど、どっちにする?」
「なにその正反対なチョイス……。う~ん、そこまでお腹減ってないしクッキーにしよっかな」
「ならレンジに入ってる。手作りらしいけど結構美味いぞ」
個別に包装されたティーパックを取り出して軽く濯いだカップに沈めているとソファーに座る男、比企谷八幡から差し入れがあるらしくレンジを開けてみればお洒落にラッピングされた包装紙がある。
どうみても八幡の趣味ではないそれのリボンをほどくと綺麗に形を揃えられたクッキーが出てきて、密閉されていたバターの香りがふんわりと鼻腔を擽ってきた。
一つ摘まんで口に入れるとサクサクとした口当たりのいい食感に、あとから続くコーヒーの匂いが良い後味になっていて非常に美味であった。
「確かに美味しい。手作りって言ってたけど誰だかわかる?」
「最近地下に居座るようになった、通称朝の化け物」
「ほんとにだれぇ?」
ネタに言ってるのは分かるしネットや身内同士のあだ名なのだろうけども、ういには思いあたる顔が浮かばなくて首を傾げる。いや、でも最近聞いたような……?
「あ、にじの七瀬ちゃん?」
「そうそう。企画で用意してた分が余ってたみたいでな。それのお裾分けだってよ」
半年前にデビューしてからほぼ毎日朝配信を行う元気一杯な女の子を記憶の隅から引っ張りあげると、正解だったらしく八幡が振り向かずに軽く頷いた。
料理が得意であることも強みとして見せる彼女のおこぼれを貰えたことにラッキーだと思いながら、カウンターに肘を付いて咀嚼するういは思い出したように口を開く。
「そういえばなんでいんの?」
「……」
振り向いた八幡の眼に気だるげで覇気のない雰囲気に加えてじとりとした湿気があるのが分かって、ういは自分の失言を悟った。
ショックを受けるほどでもない、″またかよ″と呆れを混ぜて突き刺さる視線に思わず縮みこまりそうになって瞳をぐるぐると泳がせてしまい若干気まずい空気が流れる。
「ちゃんと通知見たか?」
「さっき見てたけど何もなかったよ?」
「本当に?」
「……まさかぁ」
苦笑いしながらいそいそとスマホからチャットアプリを起動して八幡のアイコンまでスクロールすれば、そこには新着を告げる赤いマークが。しかも一回や二回ではなく、マンションに着いた直後にも入る旨を連絡していた。
アイコンをタップして覗いて見ると、その連絡の前の吹き出しには楽しみにしていることを滲ませるういからの文章とスタンプが送られている。
ひくりと無意識に口元が吊り上がって、背中に嫌な汗が伝うのがうい自身でもわかった。
「ついでに言えばインターホンも押したからな。無反応だったけど」
「うぐっ」
「今日って決めたのもういだったよな。この日なら絶対大丈夫だっていって」
「うぐぐぅっ」
強く責める口調ではないのに普段よりも冷たく聞こえるのはそれだけ後ろめたさを感じている証拠で、精神にぐさりぐさりと突き刺ささり情けない声をもらしながら項垂れていく。
つまりしぐれういは、自分から誘って置きながら多忙にかまけて好意を寄せる男との約束をど忘れしてしまっていたのである。合鍵を渡して家にいることに疑問を覚えないくらい同じ時間を過ごし、信頼もしているのにだ。
「まぁ俺がとやかく言える立場じゃねえけどよ。弁明は聞いといた方がいいか?」
「優しさにみせた追撃やめてね?」
「わざとに決まってんだろ」
自身の失態に額をカウンターに押しつけて悶えるういの様子を、ソファーの背もたれに肘をかけて半分だけ除かせた顔を向けながら八幡は呆れたように眺めていた。
やがてその光景を見るのも飽きた八幡に特にしてやれることもなく、放っておいた方がいいだろうと判断して意識を手に持っていた本に移しそのまま読書を再開しはじめる。
やらかした内容が内容だけに言い訳するにも上手く言葉が見つからないし、向こうに他責できるほど抱く感情が軽い訳でもないためしばらく悶えていたういは消えない罪悪感のまま八幡に側に寄っていった。
「へ、へへ……ねぇお兄さん、良い葉っぱがあるんですけど、どうですかね?へへ……」
どうやら下手に出て機嫌を取る作戦にしたらしい。膝をついて手を揉みながら下手くそな笑みを浮かべるういは、そこだけ切り取ると悪役の三下そのものである。無駄に口調がそれっぽくなっているが容姿が整っているせいで全く似合ってない。
「なんで機嫌の取り方が三下ムーヴなんだよ。他にもなんかあるだろ大人気イラストレーター。あと紅茶を葉っぱとかいうのやめろ」
「じゃ、じゃあクッキーあるよクッキー、すごく美味しいやつ。あ、ケーキの方がいい?」
「二つとも俺が持ってきたやつなんだよなぁ。自分で持ってきた物献上されて喜ぶやつなんていねーから」
「は?ならどうすればいいわけ?こっちだって頑張ってるんだが?文句あるなら比企谷さんだって考えてよね、他人ごとみたいにしちゃってさ」
「逆ギレして責任転嫁し始めたな……」
目付きと声色の変容振りに八幡は大袈裟に戦慄いているが、こういったやり取りはもはやお約束であるレベルで繰り返されたものであるため、言葉の割りに空間には緩い雰囲気が流れており二人の距離感を示していた。
ういは鋭くしていた目付きを緩めると軽く溜め息をこぼして八幡の隣に座る。
「いや~、うん、久しぶりにやらかしたよね……折角時間作ってたの思い出してきた~。自分のことながらアホ過ぎる~」
「素で忘れてるから質悪いよな。なんでいんのって言われた時、一瞬昔の古傷が甦ったぞ」
「追い打ちかけるのやめてよ~」
背もたれに後頭部を乗せ片手で顔を覆って反省するういに八幡は容赦なく追撃して、クリティカルにヒットしたらしい彼女はぺちぺちと反抗するように肩を叩く。
「未遂で終わったんだから気にし過ぎなくていいんじゃないか。どれだけやらかしても俺には叶わんからな。相対的に見ればマシだろ」
「受け取りずらい慰め方だぁ……。今度なんか奢らせてよ、ありがとね」
自虐の入り交じる慰労の仕方にういは力を抜いてへらりと笑い、視線だけを寄こしていた八幡は手を伸ばして雑に頭を撫でれば瞼を薄く閉じて受け入れていた。
話題が途切れたことにより無言の間が訪れて、不意に何かを思いついたういが口を開く。
「ね、比企谷さん、疲れてない?疲れてるよね?うんうん、仕事終わりで疲れて疲労困憊だよね」
「まだ何も言ってないし、疲れてても足くらい運ぶんだが」
「い、いいからいいから。そんなお疲れ状態の比企谷さんをこの、しぐれういさんが、癒してあげようと思うんだけど……どう、でしょうか……?」
最初は自信満々にしていた口調が少しずつ尻すぼみしていって、最後にぽしょりと消え入りそうな声量でういは呟いた。
ほんのりと色づいた瞳に上気する頬と溶けてしまいそうな声色が、どういった癒しであるのかを理解させられて思わず視線が集中する。数瞬交わる視線にういはこくりと頷いて、断れるはずもない八幡は栞を挟んだ本をテーブルに置くと彼女と向き合った。
「じゃあ適当に頼む。どういう感じにするかは任せるから、好きにしてくれ」
「う、うん。寝ちゃうくらいリラックスさせてあげるから、比企谷さんもしてほしいこととかあったら遠慮なくいっていいよ?」
見栄を張るようにむふんと意気込むういを八幡は怪訝な視線を向けていたが、先ほどの罪滅ぼしも兼ねているのだろうと思い口を挟まなかった。
そして、言い出しっぺのういはと言えば、
(…………なにしてあげるのがいいんだろう?)
自分から提案しておきながら全く何も考えていなかった。
疲れた身体を癒すなら真っ先に思い浮かぶのはマッサージだが、ういの握力はぎり二桁を記録できる程度の貧弱さである。とても成人男性の筋肉を解せるとは思えない。
ならば、膝枕や耳掻きのようなスキンシップ系はどうだろうと考えてみるも、そういったものが上手い友人が頭を過って彼を満足させることが想像もできなかったので却下。
手を空中でさ迷わせながらうんうんと唸っていれば待ちぼうけにされている八幡の視線に気が付いて、ういはとりあえず思いつくままに行動してみることにした。
「比企谷さん、ちょっとこっち座って?」
「……こうか?」
一旦ソファーから降りるよう促して絨毯の上に胡坐を作って貰う。ソファーに座るういと、床に座る八幡とでは目線の高さが異なり、ういのお腹辺りが八幡の頭と同じ高さになった。頭を抱き抱えるには非常に丁度いい高さ。
八幡が座り直している間にういは服を一枚脱いで薄い格好になっていて、半袖のシャツは生地の薄さのせいで下から押し上げるライトグリーンのブラが透けて見えており、八幡は気まずそうに眼を逸らした。
不躾に凝視するどころか行き先を見失って眼をさ迷わせる様子に可愛げを感じつつ、ういは八幡に向かって両手を伸ばして広げた。
「今日は比企谷さん専用の抱き枕になってあげる。だから、ほら……どうぞ?」
なぜか上から目線で、しかし隠せない気恥ずかしさで頬を染めながらういは待ちの体勢になる。顔と胸辺りに視線を忙しなく動かしていた八幡はういの提案を困り顔で思案していて、素直に抱擁を受け入れるのを躊躇っているようだった。
未だ女性とのスキンシップが恥ずかしいのもあるし、歪な関係性的に能動的に行動を起こすのはストッパーがかかってしまっているのもあった。けれど、それを彼女らが良しとしていて、その上で向けられる好意を無下にはできない。
「…………」
散々迷っていると可愛いらしい小さな眉が寂しそうにへたれているのが見えてしまって、飼い主に構ってもらえない子犬に重さなって見えた八幡は大人しく頭をういのお腹へと埋めていった。
生地越しに伝わるほんのりと暖かい体温と柔らかな女性らしい匂いで鼓動が速まるのを自覚しながら、健康的な太腿に顎を乗せて自重を落ち着けるとほっそりとした腰に両腕を回して緩く抱きしめる。
平均よりも小柄な体躯は体格差もあって抱き心地が良く、自分の頭が丁度良く収まる感覚が無性に心地よかった。
「がつがつ来ないのは比企谷さんの良いところだけど、最近はわざと焦らされてるんじゃないかって思ってるんだよねー」
「そんな器用なことできたらもっと上手く立ち回ってるっての」
「だったらなおさら質が悪いなぁ」
後頭部まで腕を回し抱え込んだ大きな頭をういは優しく撫でていて、擽ったそうに捩る八幡を見やる眼には母性が宿っている。
普段はスキンシップを避けたり無気力に見えて警戒心が高くガードが堅かったりする分、素直に甘えてくる姿を見せてくれると存分に甘やかしたくなるのは情欲の薄いういでも同じだった。
隣にいるのが当たり前ではないこともあって男らしくも子供っぽい様子を見せてくれる八幡が可愛いくて、愛らしくて、愛おしい。
(男の人の可愛げってこういうものなのかなぁ)
守ってあげたいとか肯定してあげたいとか庇護欲ではない、ちょっとした我が儘を受け止めてあげたい母性本能が胸の奥底から溢れてくる。たまにちらりと視線を向けて″まだするのか″と伺ってくるのがなんともいじらしい。
幾らでもするに決まっている。時間が許す限り。これ以上のことも。
耳を擽り首筋を指先でなぞって顎の下をくしくしと撫でて愛でていると、満足したのか八幡が腰に回していた腕を緩めてそっと離れていく。
薄れていく温もりに名残惜しさを感じていれば彼から向けられる躊躇いがちな視線に気づいて、その視線の行き先を察したういは口元を緩めてもう一度腕を広げた。
今度はゆっくりながらもすぐに動いた八幡の頭が胸に埋められて豊かに実る果実で受け止めた。
「うんうん。このくらい素直な方が変に意地っ張りじゃなくていいよ」
「無理言うな。一つのアイデンティティーになってる性格がいまさら変わるか」
「それもそっか。素直なのがデフォになった比企谷さんとか別人だろうし」
谷間に収まる八幡を撫でながらういはくすりと微笑んで、子供をあやすように背中をぽんぽんと叩いた。
好きな男を抱きしめているせいで心臓はうるさいくらい高鳴っている。しかし、思考は落ち着いていて昂りそうな情欲は暖炉で弾ける火種のように大人しく燻ってくれていた。
いつまでもこの小さな火種の前で暖を取っていたいけれど、今日のういは一つばかりの大きな薪を放り込んでみたかった。
激しく燃え盛るのか、ちょっぴり強く火が吹くだけなのかわからないが、いつも情欲をぶつけられている彼の肉欲を受け止めてあげたくなっていて、求められる喜びを女としての本能が望んでいる。どうしようもなく彼に欲望をぶつけられて、その全てを受け入れてあげたい。
「ね、比企谷さん。もっと癒してあげるから、あっちいこ?」
優しげなういの声にはしっとりとした桃色の湿度を孕んでいた。
お互いに下着姿になってベッドに上がるとういは八幡に壁際に来るよう促し、さらに緩く脚を開かせて楽な姿勢を取らせた。
リラックスできる体勢の八幡に膝立ちで太ももに跨がり肩に手を添えると、ういは自分が上になるようにして優しく唇を重ねる。
「ん……」
柔らかな唇がふにょりと形を変えて、混じり合うぬるい酸素が隙間が溢れた。
肩をさわさわと撫でて骨が浮き出る耳を擽り、かさついて堅さのある頬を両手で包み込んで、ういは啄むような口づけを送っていく。
「ちゅ、ちゅ、ちゅうっ……んむ、はむ、ちゅぴ、あむ、んむ、ちゅる」
軽く触れては離れる口づけは八幡の理性を丁寧に剥ぐように心地良いもので、薄められた瞼から覗く微笑みを浮かべた翡翠色の瞳が男の本能を刺激してくる。
八幡は理性を跨ぎはじめた欲求に従って、だらりと力を抜いていた腕を動かすと桃尻と乳丘に触れていった。
「んっ、んふふ、ちゅ、んふぅ……ちゅるるる、ちゅりゅ、んんっ、ちゅるるる」
敏感なところを触れらたことで生まれた快感にういは一瞬だけ驚くも唇を重ねたまま嬉しそうに笑みを深めると、キスを濃いものにして交ざり合う唾液を啜った。
指先から触れて手のひら全体を柔肌に着地させた八幡は、生地の上からでも伝わる柔らかさを堪能するように指を一本ずつ波打たせ、官能の高まる心地良さに浸っていく。
「んふっ、ふあぁ、あっ、あふ、んんっ……比企谷さん、好きにしていいよ?ブラとか、んっ、ショーツも、直接触りたかったら、あんっ、取っていいからね?」
「……ならもう脱がすぞ、もっと触りたい」
ういの甘い吐息をこぼしながらも包容力のある声色に当てられて、一瞬の思案のあとに背中に手を伸ばした。
ブラジャーのホックを外せば支えを失った双丘がふるりと弾んで、肩紐が腕を滑り落ちると隠すものが無くなった乳房が露になる。
大きく実った乳肉は重力に負けることなくお椀型を保っていて、鮮やかに咲く桃色の蕾が本能を刺激して否応なく八幡の視線を釘付けにしてくる。
眼を奪われている間もういが額や頬に口づけをしてくるせいで自然と伸びた八幡の両手が柔肉を支えるように持ち上げ、本能のままに揉みしだいていった。
「うぅぅんっ、はうっ、あっ、あんっ、ひんっ」
ゆっくりと味わうように指を沈みこませれば手のひらには収まらない柔肉が隙間からこぼれて逆に指を包み込んできて興奮を煽り、ほんのりと固くなっている乳頭の感触がさらに加速させてきて、きゅっと優しく挟めばういが可愛らしい嬌声をあげた。
八幡は手のひらを上向きにすると、摘まみがいのある二つの蕾を三本の指で扱きはじめた。
「んひっ?んぁっ、はっ、はっ、あうぅっ、あっ、あっ、あっ、ひぃんっ……」
乳頭の頂点を擦ったり、強く引っ張ったりはせず指を添えてきゅっきゅっと優しく扱かれる快感にういがか細く何度も喘ぐ。
快感のはずなのに緩く絶頂には程遠い気持ちよさにういは不思議と満たされる感覚を覚えて、それが突き動かす衝動のまま唇を重ねた。
「んむっ、ちゅりゅ、ちゅぴ、ちゅるるる……れろ、れるる、ちゅるるる、んんっ、んくっんくっ」
舌を交わらせると唾液が送られてきて小さな喉をこくりこくりと嚥下させる。華奢な手は乳頭を弄ぶ骨張った指をすりすりと撫でていて、何をされても受け入れることを言外に伝えていた。
「んふぁぁぁ……ひんっ、んっ、んんっ、はっ、うぅんっ、んひっ」
弱い快感を生み出し続ける八幡の愛撫で断続的な嬌声をあげるういは乳頭を摘まむ指に眼を向けて、さらにその下でつき破かんばかりにテントを張るトランクスに視線を移した。
手を伸ばして生地越しに触れると熱いくらいに熱量を持っていて、指をしゅるしゅると這わせれば鉄のように硬いそれはびくびくと不規則に跳ねた。
これがいつも己の内側に収まっていると思うと信じられないと同時にどうしようもなく下腹部が疼いて、ご馳走を前にした時のように唾液が溢れて生唾を呑み込んでしまう。布の下で苦しそうにしている肉棒を今すぐにでも解放してあげたい。食べて、しまいたい。
「比企谷さんのこれも、癒してあげないとね?」
指先で優しく擦りながら艶やかな声色で言うういの瞳はどう見ても発情していて妖しく爛々と輝いている。
ういがトランクスに手を掛けて一息に脱がせると、ゴムに引っ掛かって目の前で肉棒が強く跳ねた。
「ひゃんっ……うわぁ、おっきっ……」
可愛いらしい声をあげたういは解放された牡の匂いと槍のように天を向く太い肉棒に視線を集中させて子宮を疼かせながら呟いた。
一度八幡の方に眼を向ければ肉欲に滾る澱んだ瞳とかち合って、下腹部がきゅんきゅんと高鳴らせながらういは逸物に顔を寄せた。
「すんすん、すんすん、すぅーっ、ふぅーっ……匂い、すごく濃ゆいのに、全然いやじゃない……」
眼を瞑って充満した匂いを取り込むようにういは鼻を引くつかせて深く酸素を吸い、吐き出すと同時にうっとりとした瞳を除かせた。
牝としての本能をさらけ出すういは興奮を掻き立ててきて八幡は思わず金糸の頭に手を置いた。
「あっ……?んふ、焦らせちゃってごめんね?今から、たっぷりしたげるから」
「いや……まぁ頼んだ。あまりお預け食らうと暴発しちまう」
頭を掴む感覚に一瞬だけ疑問符を浮かべたういだったが、眼をギラつかせた様子に微笑むと我慢を強いていた肉棒を慰撫してきて、妖艶な仕草にまた情欲を刺激された八幡は素直に下手にでるしかなかった。
さらさらと頭を撫でてくる八幡の珍しい直接的な言葉に場違いなほど胸をときめかせたういは頬を朱く染めると鈴口に唇を落とした。
「ちゅ、ちゅぷぷぷ、んんっ、んふうぅっ……」
小さな唇に少しずつ亀頭が呑み込まれていって、ういの口内にすっぽりと収まればそこで進むのを止める。
ういの口腔は人肌よりも暖かくしっとりと湿っていて肉棒を挟む柔らかい唇が気持ちよかった。
八幡の満足気な深い吐息を耳にして気持ち良くできていることの悦びを自覚しながらういは唇を波打たせ、舌でちろちろと舐めていった。
「んむ、んむむ、くぽ、くぽ、ちゅるるる、ちゅぴ……れう、ちろちろ、れるる、れろ」
舌先を固くして突ついたり、擽るように先っぽだけでなめたり、緩く唇を搾って頭を上下に揺らしたりして様々な快感を与えていく。
部位の中でも敏感な亀頭を集中的に愛撫されるおかげで八幡の意思とは無関係に我慢汁が鈴口から溢れてくる。
「ちゅる、ちゅるるる、じゅるっ、じゅちゅ、んっふ、んくっ、こくん……んふうぅぅぅっ、ぐぽ、ぐぽ、じゅるるるる」
溢れる我慢汁をういは余すことなく吸い付いて喉に通していくと、唇を進めてさらに肉棒を口腔に収めていった。
少し進んだら唇を搾って頭を揺らし、舌を這わせて我慢汁を啜り慣れてきたらまた深く咥えこんで、同じことを繰り返していく。
「んふうぅっっ……おぐっ、んぐっ、じゅるるるる、んく、こくり……んふっ、じゅちゅ、ちゅりゅりゅ、じゅるるるる、こくん、んっふぅ、じゅるるるる」
適度な温度のお湯に浸かるような快楽が八幡の背筋を昇りういの口腔で肉棒が何度も跳ねる。
口淫という卑猥極まりない行為だというのに与えられる快楽はマッサージのように極楽で、いつ吐き出してしまってもおかしくないほどの心地良さが下半身を包んでいた。
全身を脱力させて快感に浸る八幡は自然とせり上がってくる熱の奔流に気づいてういを優しく撫でつける。
「そろそろ出そうだ……このままいいか?」
「んふっ、んっくっ、んんっ……おごっ、むふうぅっ、ちゅくくく、ちゅぴ、ちゅりゅりゅ、じゅるるるる」
募る熱の塊の瞬間を告げればういが柔らかく瞳を薄くして肉棒を根本まで咥え込み、喉の奥に亀頭をこつこつとぶつけて快感を助長させていった。
ういを優しく撫でながら全身から力を抜き、亀頭の先端が小さな喉の奥に当たる感覚ときゅっと締め付けられる心地よさに加えて、肉棒を丹念に舐めしゃぶってくる唇と舌の快楽に浸っていれば体の奥底からせり上がってくる熱量を感じ取る。
──一瞬八幡が身体を強ばらせると、鈴口から火傷するような熱をもった白濁液を吹き出した。
「おぐぅっ!?んぐっ、んぐぅっ……じゅるるる、ごきゅっ、ごきゅっ、んふうぅぅっっ、ごくんっ……
んっふっ、じゅるるる、ごく、ごく、ごく、じゅるるる、こく、こく……ごくんっ、んくっ、んふっ、ちゅるるる、ちゅぴ、ちゅくくく、ちゅるるる、んっ、こくっ、こくっ、こくっ……」
どくっどくっと肉棒が喉の奥で脈動し吐き出される多量の白濁液をういは眼を瞬させながらも、抵抗するどころか自分の方から吸い付いて飲み干していった。
唇からこぼれないように緩く搾って射精を手伝うように脈動に合わせて吸い付き、最後の一滴まで吐き出させるようにゆっくりと唇を引いていく。
「ちゅぽっ……んっ……ぷはぁーっ……はぁーっ……」
吐き出された白濁液を余すことなく飲み干したういは唇の端に残っていたものを舌で掬いとって喉を動かすと、肺に溜め込んだ酸素を深く吐き出した。
白濁液を飲み干すために止めていた呼吸を取り戻し、深呼吸を繰り返すういの息づかいには確かな喜悦が交ざっている。
「んぁ……あむ、ちゅるるる、ちゅうっ……」
そして残りを確かめるようにもう一度根本まで咥えて肉棒を嬲りながら緩慢な動きで吸い上げた。
一度の射精程度では衰えない肉棒を見やるういは唇に蠱惑的な弧を描かせて妖しい笑みを浮かべる。
「もう、あれだけ出したのに元気すぎでしょ」
「仕方ねぇだろ……仕事でも体力使うんだからこうもなるわ。お前だってすげえ可愛いし興奮させてくるだろうが」
「比企谷さんの反応が良すぎるのが悪くない?あんな気持ちよさそうにしてくれるなら、一杯してあげたくなるもん」
快楽に眉を寄せて重苦しい吐息を吐き出す姿と、自分が彼にそうさせている事実が胸を満たして何度もしてあげたくなるのだ。
肉棒を撫でながら口元を緩めるういに八幡は降参のポーズを取ると、お返しに耳を擽り双丘を下から掬い上げ優しく指を沈めていく。
「んふっ、ふぁ、あっ、あんっ」
与えられる快感でこぼれる甘い嬌声を耳にしながら、肌を滑らせてショーツに指をかけるとういは当然のように腰を浮かせたためするりと引き抜いた。
口淫をしていただけなのにショーツは吸水容量の限界まで水分を含んでおり、隠すものが無くなって露になった秘部は目に見えてわかるほど愛液で溢れている。
八幡がういに視線を飛ばせば顔をを朱くして恥ずかしいそうにさっと逸らした。
むっちりとした肉感のある太腿を撫でて、双丘を堪能していた手をういの頬に添えた八幡は優しく自分の方に向かせると唇を重ねる。
「んむ、んふぅっ……ちゅる、ちゅぴ、ちゅるるる、んくっ、んふあぁぁっ……あっ、はあぁぁぁぁっ……」
舌でじゃれあいながら太腿を撫でる指を秘部に近づけ、濡れる割れ目にそってゆっくりと挿入していく。
きつく閉じる肉壺は進入してきた指を強い締めつけとゼリーのような愛液で迎えいれ、小さな肉の群れをざわめかせると隙間なく密着させてきた。
八幡は馴染ませるようにゆっくりと進めていき、指を折り曲げるとくっと上向きに力を入れてういのお腹側を刺激し始めた。
「はひっ、はっ、あっ、あっ、あうっ、ひんっ」
敏感な肉襞の中でも一際弱いところを刺激されてういが可愛らしい嬌声を断続的に漏らし、快楽に瞳を蕩けさせながらひくひくと卑猥に腰を浮かせてきゅっと肉襞を締めつければ、暖かく滑った愛液を秘部から溢れさせている。
「んっくっ、ひんっ、ひあっ、あひっ……んあぁぁぁっ、はっ、はくぅぅっっ、うぁっ、あっ、あっくっ、ひいぃんっ」
指を根本まで呑み込む自身の秘部に眼を向けながら八幡の手首を掴むういは、丸まらせた身体をぴくぴくと電気を走らせたように跳ねらせ指の動きに合わせて声色を変えて喘いだ。
徐々に快楽に対する反応が強くなっていく肢体を八幡は絶頂に向かわせるべく、顔を寄せてふるふると揺れる乳頭をぱくりと口に含むと肉襞を刺激する指を抉る動きに変えて、親指でクリトリスにそっと触れた。
「んはあぁぁぁんっっ!?ひぐっ、あっ、あひっ!はひぃっ!はっ、はあぁぁっっ!……あっ、これっ、あくっ、いくっ、あんうぅっっ!はっ、はっ、いくっ、いくっ……」
敏感な三ヶ所を責められて強烈な快感にういが大きな嬌声を上げ、びくりと身体を跳ねさせれば肉襞を収縮させて際限なく愛液を溢れさせている。
身体を支えるため置かれた後ろ手はシーツを強く握りしめ、愛撫を重ねる手首を掴む手は爪が食い込まんばかりに力が入っていて快楽のピークを指し示していた。
八幡は弾力のある乳頭を唇で挟んで舌の上で転がし肉襞をこりゅこりゅと抉りながら、一際敏感なクリトリスを優しく擦り絶頂へ導いていく。
「いっ、いくっ、いっ……いあぁ~~~~っっ」
全身を貫く絶頂の快感にういはぎゅっと眼を瞑って堪えるように身体を強ばらせ、肢体を小さく何度も跳ねさせる。
達したことで一段と熱量を強くした肉襞はきゅむきゅむと指を締めつけていて、八幡の余韻を長引かせる動きに呼応してとろとろと愛液をこぼし続けていた。
「はっ、はぁーっ……はぁーっ……ひんっ」
絶頂の硬直が無くなって全身を脱力させたういが上半身を倒しベッドのスプリングを軋ませる。
目元を腕で隠し薄く開いた唇から舌を覗かせて繰り返す深い息づかいには疑いようのない喜悦が混ざっていて、八幡が乳頭に吸い付いたまま指を引き抜くと弱い快感で可愛らしく鳴いた。
八幡はどれだけ味わっても飽きそうにない乳頭から唇を離すと華奢な腰を掴み肉棒の切っ先を秘部に添え、溢れる愛液を潤滑油代わりに纏わせて位置を合わせる。
ちらりとういの方に眼を向ければ蕩けた瞳が隠せない期待を孕んでいて、火照りによって白磁の頬には朱が滲んでいた。
こきゅっと生唾を呑み込む音が聞こえて、八幡は肉棒を挿入していった。
「はぁぁああぁぁぁあぁぁっっ……」
ぴっちりと締まる肉襞を掻き分ける存在にういが肺の酸素をすべて吐き出すような深い吐息をこぼして、悩ましげに眉をよせながら快感を逃がすように腰を浮かしふるふると震える。
体格差故に窮屈さを感じるほど狭い肉壺は無数の小さな舌で肉棒を迎えいれ、ういが息を吐き出せばきつく締まり、肺を膨らませれば馴染むように柔らかく蠢いて熱量を高まらせた。
一番奥まで挿入せず粘膜同士がじっくりと馴染んでいく心地良さに浸り、膣内を満たす暖かな滑りと締めつけによって滾る肉欲に従って八幡はゆっくりと動き出した。
「んあぁぁぁっ……はっ、はあぁぁぁっ……あぁっ?はうぅんっ、んあぁっ……あっ?あぁんっ、なんでっ?おくにきてよぅっ」
角度を変え、腰を捻って抽送を繰り返し異なる快感を送る八幡は先端が子宮に届きそうになれば腰を引いて焦らし、求めている熱が触れそうで届かないもどかしさに肉襞をざわめかせるういが言葉と身体の両方で卑猥にねだった。
こぽこぽと結合部から溢れる淫液に膣内の具合を把握した八幡は同じ速さで腰を進めていき、また肉棒を抜いていく。しかし、ういが引き止めるように肉襞を締めつけたのを感じた瞬間、腰を打ち付け肉壺を貫いた。
「あっ?」
不意打ちでずんっと奥底に響いた衝撃に、ういが何が起こったのか分かっていない乾いた声を漏らし、
「ああぁぁぁ~~~~~~っっ!」
遅れてやってきた快楽で達した。
堪えるように顎を引いて眼をぎゅっと閉じ、電流を流されたように肢体をびくびくと震わせる。
ういは子宮を貫かれただけで達していて、肉棒を根本まで受け入れた肉襞は悦びに蠢いて熱烈な収縮を繰り返し、焦らされた反動もあって強烈な快楽を生み出している。
射精を求めてうねる肉襞の快感に再燃した獣欲を滾らせて、八幡は小さな瑞々しい肢体を貪りはじめた。
ういの腰をがっしりと両手で掴んで固定し、加減をしながらも本能のままに腰を打ち付けていく。
「ひぐっ!あっ、そんなっ、きゅうに、はひっ!はげしっ、んはあぁんっ!あひっ、ひいぃんっ!うぁ……まらっ、いっく……っっ」
ばちゅっ、どちゅっと粘液を叩く鈍い音が結合部から響いて増大した快楽にういはまた達した。
背中が弧を描きびくりと強く全身を跳ねらせると、小刻みに震わせがなら肉壺から洪水のように愛液を溢れさせている。
快感の波が過ぎ去ると八幡は動きを再開させ、肉壺を貫く度に反動で魅惑的に弾む柔肉が眼を惹き付けた。
おもむろに手を伸ばすと二つの桃色の蕾をぎゅっと摘み上げる。
「ひぎっ!?あっ、はっ、やっ、らめっ、あひっ!まらいくっ、いくっ、いっ……んはあぁぁぁっっ!!」
新たな強烈な快楽に驚きまじりの嬌声を上げ、与えられる快感に肉襞をきゅんきゅんと収縮させてきた。
腰と指の動きを止めず一際反応が大きくなる瞬間に合わせて、乳肉の形が変わるくらい乳頭を引っ張り子宮を貫けば弓なりに背筋を反らして絶頂を迎えた。
「へぁぁぁぁっっ……へぁぁぁぁっっ……」
八幡が絶頂による熱烈な締めつけに浸りながら子宮をぐりぐりと押し上げれば、ういは蕩けきった顔を快楽で歪めて嬌声の代わりに深い吐息を吐き出し、震える肢体が柔らかさを示すように双丘を何度も揺らした。
愛液を溢れさせる肉襞の締めつけと快楽によって乱れる官能的なういの姿に、八幡は身体の奥底からせり上がってきている熱量に気づく。
「うい、このまま中に出すぞ。いいな?」
「はひぃっ!らすのっ?いいよっ、ひひはやさんのっ、んくぅっっ!ひてっ、らかにっ、しきゅうにっ、らひてっ」
腰の動きをやめず八幡が告げると、軽い絶頂を繰り返すういか膣内の締めつけを強くしながら呂律の回らない舌で脚を巻きつけてきた。
獣欲の矛先を向けて腰を打ち付ければ快楽に震えるういが唇を薄く開き、口内に作られた唾液の柱に本能が刺激されて唇を重ねる。
「んちゅ、ちゅりゅりゅ、んぷはぁぁぁっ、んくっ!ちゅるるる、こく、こくっ、んんっ!?んふうぅぅぅっ!」
唇を重ねるとういは当たり前のように自分から舌を絡めて唾液を啜り、蕩けきった表情で飲み込むと肉襞を締めつけてくる。幼げな顔立ちが妖艶に歪む様を眺めながら八幡が腰を打ち付ければ、容易く果てて射精を促してきてたまらなかった。
くぐもった嬌声と粘液がぶつかる鈍い音を響かせういの豊満な肢体が一際強く跳ねるのに合わせると、八幡は亀頭を子宮にぴったりと押し付けて下半身に集中する熱量を解き放った。
「んふううぅぅぅぅ~~っっ!!」
火傷するような熱を持った白濁液がういの子宮に殺到して瞬く間に埋めつくしていく。
自身の最奥に叩きつけられる熱量と交わる粘膜の快楽でういは背中を弓なりに反らせて一段と激しい絶頂を享受していた。
肉襞に包まれる肉棒は幾度となく脈動してどくり、どくりと子宮と膣内を白濁液で満たしており、収まりきらないものがごぽりと結合部から押し出されてくる。
快楽でぱちぱちと視界が明滅を繰り返す中、ういは白濁液を注がれる度に喜悦と多幸感で満たされていた。
「はへあぁぁぁっっ……おなかっ、あつっ、あついのっ、すごいっ……ああぁぁぁっ……」
絶頂から意識を取り戻したういはくたりと全身を脱力させて、快感の余韻と子宮に残された温度に恍惚な表情で呟きながら精液を絞りとろうと肉襞を締めつけくる。
充分に出しつくした八幡が体重がかからないようにしながら脱力してういの横に突っ伏して頭を置くと、両腕を回してきた彼女は労うように撫でた。
子宮に注がれた熱量と内側に収まったままの彼の存在感に、柔肉が形を変えるくらい密着する肌と耳にかかる荒く深い吐息が実感を増大させていて、ういは無意識に唇から幸福の溜め息をこぼした。
「んあぁっ……ひんっ……二回目なのに、こんなにだしちゃって……」
しばらく慰撫に身を委ねていた八幡がゆっくりと肉棒を引き抜くと秘部から白濁液が流れ出てきて、肉襞を擦れる快感にういが甘く喘ぐ。
溢れる多量の白濁液を見やるういは呆れた声色ながらも頬を紅潮させていて、瞳と唇は幸せそうに蕩けていた。
少しずつこぼれる白濁液に注いでくれたものが薄くなる寂しさを覚えていると、自身を貫く獣欲の滾る熱い視線に気付いた。
その方に眼を向ければ、いつになく澱んだ眼をギラつかせた八幡と視線が重なって、ういはどきりと心臓が跳ねらせた。
好きな男に求められる悦びに身体は素直に反応していて、満たされたはずの下腹部がじくじくと疼く。
彼に与えられる圧力と本能を受け止めてあげたい。肌を重ねて、心を通わせるこの時くらい肉欲の衝動に任せていいんだと抱きしめてあげたい。
「まだ、したいなら、いいよ?比企谷さんがすっきりするまで、いくらでも受け止めてあげる」
自然と柔らかくなった声色はどこまでも母性に溢れていて小さな身体で受け止めるように両腕を広げるういに、ゆっくりと理性を溶かし始めた八幡は唇を重ね、首筋に吸い付き、乳頭をかぷりと口に含んで赤ん坊のようにちうちうと吸い上げる。
「んあぁぁっ、はぁっ……ひきがやさんの、すきにしていいから……いああぁぁぁっ…………うぁっっ……」
乳頭を舌で転がし唇で堪能しながら見上げてくる八幡が可愛らしくて、ういが吐息をこぼしながら微笑むと肉棒がゆっくりと肉壺に進入してきた。
感度を保ったままの肉壺はきゅむきゅむと柔らかく収縮して肉棒を高い体温で包み込み、一番奥を押し上げられるとびくりと肢体を跳ねらせる。
軽く達しているういに構わず八幡は背中に腕を回して固定させると、乳頭を口に含んだまま空いている方の手で柔肉を揉みしだき硬度のある突起をきゅっきゅっと扱きあげていく。
「あっ、もうっ、そんな、はやっ、あんんっ!んっくっ、えんりょっ、なさすぎでしょっ、ひんっ!ひあぁぁっっ!はひいぃぃんっ!!」
双丘を責めると肉襞が熱く滑って締めつけを強くし、快楽の心地良さに従って八幡が子宮を貫くとさらに収縮して射精を促すように肉襞が柔らかく蠢いてきた。
ういの強がるような口調は快楽と幸福感であっという間に蕩けて、肉欲を求めるように華奢な脚を腰に絡めてくる。
「れろ、ちゅりゅりゅ、れろろ、じゅるるるるっ……こくっこくっ、んふうぅぅぅっっ……」
八幡が乳頭から唇を離してういに顔を寄せれば当たり前のように舌を垂らしてきて、絡めとるとねっとりと交わり混ざり合った唾液をういは恍惚な表情で啜った。
唾液を飲み干すだけで快楽を得ているういはふるふると小刻みに震えながらも、絡めた脚と腕で男らしい身体をすりすりと撫でていて八幡が動きを激しくすれば幸せそうに眼を細める。
「うい。悪いけど加減しねぇからな」
「はぁっ!あっ!いいからっ、ひきがやさんのぜんぶっ、んひっ!あうぅんっ、あっ、わたしにちょうだいっ?」
下半身に再燃し始めた熱の度合いに一度では終わらないことを察した八幡が告げると、ういは快楽で嬌声をあげながらも額を押し付け包み込むように微笑みを浮かべた。
本格的に獣欲を解放し始めた八幡の責めに甲高い嬌声を響かせるういは快楽に犯される思考の片隅で、好きな男を受け止める喜びと多幸感に満たされており、貪欲に貪ってくる肉欲を時間も疲労も忘れてずっと受け入れていた。
~おまけ~
時間の感覚が無くなるほどに情事に耽り、事を終えた二人は少しばかりの休憩を取った後で一通り処理をしたベッドの上にいた。
「あのさー、確かに好きなだけしてもいいって言ったけどさー、もう少し限度ってものがあるんじゃないの?」
胡坐を作った自身の股座に収まるういの呆れた視線に八幡はバツが悪そうに眼を逸らした。
行為の疲労でシャワーを浴びる気力すらなかった二人は一通りボディシートで汚れをとるだけに留めていてるが、実のところは八幡から与えられた快楽にういが耐えきれず腰を抜かしたせいである。
今でも内側が拡張したままの感覚が残っているし、下半身に上手く力が入らずろくに身動きがとれていない。
「腰抜かすまで続けるってどういう体力してるの?っていうか何回出せば気が済むの?ねえねえ」
「途中からはういも腰押しつけてきただろうが、理性が無くなってる時にあんな風に求められて止まれる訳ねぇだろ」
「それでもでしょ。こんなにお腹一杯になるくらい注いでくれちゃってさ。
……わたしとするの、そんなに気持ちよかった?」
「めちゃくちゃ良かったよ。顔も声もすげえ可愛いかったし、ぶっちゃけまだやれる」
「えぇ~、それはちょっと引くかもぉ」
そうはいいつつもういは背中を胸板に預けたままで、八幡の頬を撫でるのとは反対の手でぽっこりと膨らんだ下腹部を愛おしげに擦っている。
ついさき程まで欲望を受け止め続けていた子宮は未だに充分な熱を残していて、目に見えるくらい八幡に残されたものの存在感にういは幸せそうに頬を緩めていた。
腰を掴まれて後ろから目一杯貫かれたり、ベッドに押し潰すように全身の体重をかけられたり、横向きで片足を持ち上げられながら一突き一突き力強く腰を打ち付けられたり、対面座位でねっとり舌を絡ませながら一番奥をずっと押し上げられたり、柔肉をひしゃげさせるほど肌を密着させてキスをしながら桃尻を鷲掴みにされて下から突き上げられたり。
他にも口でしゃぶって舐めまわして何度も飲み干したし、乳肉で包んで揺らしたり、その状態で腰を打ち付けられて顔や谷間に噴き出されたりもした。
文字通り腰を抜かすほど身勝手に貪られて、苦しくなるくらいの快楽で犯されたのに、情事の記憶を思いだすと一方的だったとは思えないくらい胸が多幸感で溢れてきて、行為の激しさとは裏腹にういはずっと微笑みを浮かべたままだった。
包容力のある笑みに満たされた女の表情を含ませて撫でてくるういの愛情を八幡は大人しく受け入れいるものの、その視線は膨らませた下腹部に不安の色を滲ませている。
「なぁに?赤ちゃんができちゃうか心配?」
「まぁ、避妊はしてるとはいえここまでやった後だと流石にな……」
するりと腕を回した八幡は小さな手に自分のを重ねて欲望を受け止めてくれたお腹を優しく撫でた。ゆったりと肌滑るその掌は無理をさせたういに対する労いであり、慰撫であった。
擽ったくて暖かい手に自然と柔らかくなった声色でういが悩ましそうに見やる理由を問えば、申し訳なさそうにしながらも八幡は首肯する。
「自分でやっときながら言うもんでもないが、子供を考えると正直不安だ。急にできたりするっていうし」
「ゴムしてても可能性はゼロじゃないからねー、ピルで済ませてる分可能性はある方でしょ。
ま、わたしは全然いいけど今はまだいいや。やりたいこと一杯あるし、比企谷さんとの時間も減らしたくないしー」
「……作るならちゃんと言葉してからにするさ。ここまでした責任はちゃんと取りたいし、大事な子供のせいにもしたくない」
「んふふっ、ならしっかり悩んでもらうのは当然として、まずは動けなくなるまでめちゃくちゃにした責任とってもらおうかな。お風呂連れてって」
「はいはい。ドライヤーで乾かすまでがセットとして、他に何かしてほしいことあるか?」
八幡から充分な言葉を引き出したういは人差し指で頬から胸板を弄ぶようになぞりながら淡い笑みを浮かべていて、多少疲れの取れた身体の汚れを流してもらうことにした。
ベッドから降りた八幡が華奢な肢体をお姫様抱っこで持ち上げつつアフターケアの要望を聞けば、耳にかかった髪を払われてういが小さな唇を寄せてくる。
「お休みとおはようのちゅー、してもらおうかな」
鼓膜に囁かれたういの声はしっとりと濡れていて蠱惑的に響きながら脳に溶けていく。
予想していなかった甘く蕩ける声色に一瞬フリーズした八幡に構わず流れるように頬に口づけをしたういは、再起動して照れながら何か言いたげな視線を向けてくる彼に悪戯っぽく舌をだして見せた。