※この作品はR-18です。

比企谷八幡がいろんな女性Vとセックスする話   作:ぼっちプレイヤー

5 / 32
風真いろはは掴みたい

 

 「こんにちは!ウーバー風真です!」

 

 そう言って玄関の前に現れたのは、ホロックスの用心棒こと風真いろは。日本人とは思えない金髪碧眼が特徴的の侍を自称する少女で、八幡が知る配信者の中でも料理スキルがかなり高い人物の一人。

 手間のかかるご飯物から軽いおやつのクッキーまで作れる多彩なレパートリーを持ち、他のホロメンに度々振る舞っては胃袋を掴んでいる。勿論八幡も例外ではなく、たまに作ってもらっては舌鼓を打っている。

 

 基本的にいろはは一人で八幡宅に訪れる事はなく、誰かと付き添いで来るのだが今日単独で来訪したということはつまり、そういうことなのだろう。

 

 そんな彼女に八幡は、

 

 「……よく一人で来れたな」

 

 ひどく失礼なことを宣った。

 

 「風真に対しての第一声がそれ!?」

 

 大袈裟とも言えるリアクションを見せるいろはだが、八幡の言うことは割りと的を射ていた。なぜなら、この自称侍は自他共に認める重度の方向音痴なのである。当然のように地図は読めず一人で出歩けば迷子になり、なまじ体力がある性で長時間彷徨うこともしばしば。最近では、コンビニに行ったっきり一時間ほど帰って来なかったのが記憶に新しい。

 

 いろは本人にも自覚があるためショックこそ受けれど反論出来ず、バツが悪そうに目を逸らした。しかしすぐに視線を戻すと頬を膨らませ、不満を露にする。

 

 「むー、そんなこと言うならもうご飯作ってあげないでござるよ。せっかく今日も自信作もってきたのに」

 

 「悪かったよ、本当に一人で来ると思ってなかったからついな」

 

 「全然弁明になってないでござる……」

 

 言い訳にすら聞こえない言い分にいろはが呆れた声で薄く睨むと、八幡は肩を竦めて中に入るよう促した。

 八幡の後に続きリビングに入るといろはは早速キッチンの前に立ちテキパキと料理の準備をしていく。背負っていたリュックからタッパーと二つのカップを取り出し、カップの方を八幡に渡して冷蔵庫に入れてもらったら自分の方も処理を進めていく。

 

 「今日は何作ってくれるんだ?」

 

 「ピーマンの肉詰めとデザートにゼリー持ってきたでござるよ。タネは出来たやつをもってきたのでピーマンに詰めて焼くだけでござる」

 

 「準備がいいな。サラダは余り物があるからそれでいいとして味噌汁は……面倒だからインスタントでいいか」

 

 「お味噌汁ぐらいぱぱっと作っちゃいますよ?そんなに時間も掛からんでござろうし」

 

 「そうか?あー、いや、具がねえから無理だわ。冷蔵庫の中ほとんど空っぽだった」

 

 「ありゃ、ほんとに何も入ってないですね。……さてはまた缶詰でこざったね?」

 

 「……少し急用の仕事でな。まぁ、その分長めの休み貰ったからとんとんだろ」

 

 「比企谷さんって働きたくないっていう割りにはお仕事頑張ってますよね、新しいツンデレみたいでごさる。いや、確か比企谷さんの場合は捻デレか?」

 

 「野郎のツンデレとか誰得なんだよ……後捻デレとか言う造語は忘れろ。俺のモットーは楽するための努力は怠らないだ」

 

 「前向きな台詞なのに言ってる人が後ろ向きだぁ」

 

 適当に駄弁りながら八幡がピーマンに肉を詰め、それをいろはが熱したフライパンで焼いていく。程よく焦げ目がついてきたら取り上げ皿に盛り、サラダを添えたらテーブルの上へ。最後に味噌汁とご飯を置いて向かい合うように座ったら手を合わせる。

 

 「比企谷さん」

 

 「ん?」

 

 「あーん、でござる」

 

 「……」

 

 少し頬を朱に染めていろはから差し出されるそれを、若干の恥ずかしさを覚えながら八幡は大人しく口に含んだ。もぐもぐと咀嚼する八幡をいろはは嬉しそうに眺めている。

 

 「いつも通り絶品だな」

 

 「そう言って貰えると作った風間としては嬉しい限りでござるよ。比企谷さんは美味しそうに食べてくれますし、いつも一言美味しいって言ってくれるのも作ってる甲斐があるってもんです」

 

 「意識しなくても口から出るくらい美味いってことだろ、実際そうだし。食べさせて貰ってる俺としてはありがてえよ。──ただ飯だしな」

 

 「途中まで喜んでたのに最後の一言で台無しでござる……」

 

 余計な一言でいろはから向けられる呆れた視線を無視して八幡は食べ進める。しかし、当のいろはに気分を害した様子はない。何故ならそれが八幡の照れ隠しである事を知っているから。

 この男は一方的に何かされることを嫌う。それは過去の教訓から来る人間不信の現れで、きっと何かしらで返してくるであろうその時を待つのがいろはの密かな楽しみだった。

 

 いろはお手製のデザートも食べ終わり二人で食器を洗ってキッチンの水気を綺麗に拭き取る。この後は適当に駄弁って解散するのがいつもの流れなのだが、今日に限ってはそうではない。

 

 二人がお互いの肩が触れるか触れないかの距離で座るとそこから緊張を伴った無言の間が流れる。そういった行為に多少慣れてきた八幡ではあるが、自分の方から手をだすのはがっついているように見えて躊躇われた。

 そんな八幡の心情を知ってか知らずかいろはは自身の手を伸ばし八幡の手に重ねた。不意に暖かく柔らかい感触に包まれ、その温度の持ち主を見ればいろはは耳まで赤くして恥ずかしそうに顔を伏せている。 

 

 視線に気づいたいろはが顔を上げ赤みの引かない肌を晒したまま碧瞳に八幡を映し、緊張で引き絞った口を開いた。

 

 「……多分間違ってると思います」

 

 「……」

 

 「本当なら蓋をしてもっと時間がたってから言うべきなのが正解だって分かってるんです。……でも抑えられないんです、抑えたくないんです──きっと後悔するから」

 

 「俺が風間を選ぶ保証なんてないぞ。時間だってずっと掛かる。それでもか?」

 

 「それでもです。──好きなんですから」

 

 耳朶を打つ純粋な好意に八幡は顔を背ける。与えらるそれに返せる物を八幡は持ち合わせていないから。どれだけNOを突きつけようと、どれだけ否定しようと彼女達は想いを紡ぐ事を止めはしない。

 それを理解する度に自分勝手に答えを先延ばしにしている自身に嫌悪して、それが自己満足でしかないことに気づいてまた嫌悪感か募る。その間、彼女らを傷つけているのは自分に他ならないのに。

 

 思考の渦に囚われそうになっていると頬に小さく柔らかい温もりを感じて、気づいたら身を乗り出して下から覗きこんでいたいろはと唇を重ねていた。

 意識の外からの刺激に八幡は一度体を跳ねらせるも拒絶することなく受け入れる。薄く開いたいろはの目が嬉しいそうに目尻を下げた。

 

 「ぷはっ……えへへ、思ったより恥ずかしいでござるが……すごく幸せな感じです」

 

 「……俺もだ。これだけされて揺れていないとか言える程頑固じゃない。……だから、返せない分くらいは幸せになってほしいって思ってる」

 

 「はい。それで今は満足です。一方通行じゃないだけ充分でござる」

 

 八幡の絞り出した言葉にいろはは満足そうに微笑むと目を閉じて唇を薄く突き出す。それに八幡はいろはの両肩に手を置いて、自分の方から唇を重ねた。

 

 「ん……んんっ、ちゅっ、ちゅくっ、んむっ、んふぅぅ」

 

 緊張しているいろはの身体をさらさらと撫でながら唇を合わせゆっくり解していく。手を肩から二の腕に滑らせ、反対側は背中を擦ると金糸の髪を梳くように撫でて耳の裏を擽れば、八幡の緩い手つきにいろはの目がうっとりと蕩けて興奮が緊張を上回っていく。

 

 呼吸が苦しくなって唇を離せば二人の間に唾液の糸が伸びてぷつりと切れた。

 

 いろはは頬を上気させ荒い息のまま鼻が当たる距離で八幡を見つめると、今度はいろはの方からキスをした。上唇を挟んで舌先でなぞると空いた隙間に舌を差し込んで口内に侵入する。

 いろはの積極的ながらも覚束なさを感じる動きに八幡も舌を動かして入ってきた異物を絡めとれば、粘膜同士が触れる感覚にいろははぴくりと震え、内に秘める熱を燃やすように情熱的になっていった。

 

 「じゅっ、んむっ、むふぅぅ……れろ、ちゅじゅっ、じゅるるっ、んふっ、れろれる、んふぅぅっっ」

 

 八幡がいろはの舌を押し返し口腔に入ると嬉し気に目を細めて受け入れ、一緒に流れてきた二人の混じり合う唾液をすする。

 粘液が触れ合う音と水気を帯びた唾液を啜る音が響き、いろはは唇の端から伝う感覚すらも無視して堪能し、唇が離れる時も名残惜しそうに舌を伸ばして触れていた。

 

 唾液を垂らす口端に吸いつた八幡は舐めとると頭を下げていき首や鎖骨へ唇を滑らせ、空いた手で服の裾を掴かみ脱がせていく。

 いろはの服を取り払えばほとんど日焼けの無い真っ白な肌とサラシではない、可愛いらしい下着が現れる。まじまじと見つめてくる八幡にいろはは耐えきれなくなって顔を両手で隠した。

 

 「そんなに見ないでくださいぃ……」

 

 「無理だろ。こんな可愛いの見せられたら、誰だって釘付けになる」

 

 いつもの捻くれた表現ではない、素直で直接な言葉にいろはの身体がさらに火照り肩まで真っ赤になった。八幡の方も気恥ずかしさで顔を赤くしているが、目を覆っているいろはには見えておらず悦びだけが胸を満たしていく。

 

 八幡は左手を乳房に着地させもう片方のブラに隠されていない肌に口を押し付けた。白磁の肌が沈み形を変える柔肉に吸いつきながら、左手で薄い布越しに感じる果実を優しく揉みこんでいく。

 

 「ふぁっ、あっ、やっ……はぅぅっっ、ひんっ、んっ、んぁっ、あぁぁっっ、ああぁぁぁ~~っっ」

 

 晒されている肌を指先で敢えて強く揉み、掌で下着越しに分かる突起の感触を楽しむ。吸いついた唇は時折舌で舐めるとブラの縁をなぞり、舌を差し込んだり引っ込めたりして焦らしていけばいろはの声に艶が帯びてくる。

 

 熱を増していくいろはの身体が小さく跳ねるのを感じ取った八幡は、右手を背中に回すとホックを軽く二度小突いて合図を送る。ちらりと視線を上にあげれば、顔を覆った指の隙間から期待と不安の入り混じる碧い瞳が見えた。

 

 それを肯定と捉えた八幡はホックを外し、胸から離れれば支えを失った下着がいろはの肩から滑り落ちて隠されていた果実が露になる。

 

 「~~~~っっ」

 

 乳房を覆うものが無くなるといろははこれ以上ないぐらい顔を赤くし、目を合わせられないのか開いていた指を閉じた。

 丸みをある程好い大きさに、柔らかさを保証する肉付き。下着の上から触れた薄い桃色の中心にある乳頭は既にぴんと張り詰めていた。

 

 生唾を飲んだ八幡は手を伸ばし乳房──ではなく、顔を覆っているいろはの手首を優しく掴む。愛撫をはじめる前に言わなければならないことがあるから。

 

 顔をよせ首にキスをすると手をどかしながら顎を伝い、唇に吸いつく。林檎と見間違うかのような顔のいろはと目を合わせ、数回啄んだら舌を入れて軽く触れ合う。

 

 「っっ……んむっ?はむっ、あむっ……ちゅっ、ちゅるっ、んっ、んっ……」

 

 羞恥によって涙を溜める瞳が幸せそうに蕩けて、顔を隠そうとする両手の抵抗も徐々になくなっていき、唇を離す頃には力が完全に抜けていた。

 物欲しげな碧い目を見つめて、八幡はできうる限りの言葉を繋ぐ。

 

 「綺麗だ。……俺には勿体ないくらいに」

 

 「あぅ……も、勿体ないなんて事ないです。今の風間は、比企谷さんだけのものだから。……沢山、触ってほしいです」

 

 いつになく素直な八幡にいろはは言葉を詰まらせ、しかし胸の内に溢れる本音を最後は尻すぼみしながら打ち明ける。

 好意を寄せる男に好きなだけ見て、好きなだけ触れて欲しかった。いろは自身も目の前の人間を眼に焼き付けて、触れた肌を忘れたくなかった。

 

 八幡の方から唇を重ねるといろはは自身の舌でもてなした。慣れてきたのか薄く目を細めて絡ませると、八幡の手をほどいて握りさわさわ撫でながら胸に誘導する。桜色の突起に触れればぴくりと反応するものの、無骨な手の感触とそれから送られてくる快感に浸っていった。

 

 「むふっ、んんっ、ちゅりゅっ、んぁっ、あっ、あぁぁっ……んっ、んむぅっ、ちゅじゅっ、じゅるるるっ、ひぅっ、んくっ、こくっこくっ」

 

 手にすっぽり収まる柔肉をスポンジを握るように揉めば小さい嬌声が漏れ、いろははそれを聞かれたくないのか誤魔化すように唾液を飲み干す。それでも硬度のある乳頭を優しくきゅっとつまめば、背筋を反らし小刻みに震えた。

 

 唇を離せば物足りなそうな顔と半開きになった口から舌先が垂れ、両方の突起をつまめば快楽に歪む。八幡は頭を降ろし乳房を根元から搾るように力を入れて突きださせると、乳頭を口に含んで吸いつきもう片方の突起をつまんだら人差し指の腹で押し込んだ。

 

 「ひああああああ!!??」

 

 不意の快感にいろはは嬌声を上げて身体を弓なりに反らせた。けれどそれは八幡との密着具合を高め、快楽を助長させる。

 快感がしっかり行き届いているのを感じた八幡は動きを止めず、乳頭をリズムよくつまんだり引っ張ったりし爪先で弾く。柔肉を揉みし抱きながら舌でタップするように押し、腹で転がして唇で挟んだ。

 

 「くひぃん!?あっ、だっ、だめっ、んはぁ!!はっ、はひっ、比企谷っさんっ……ひぐぅっ!うぁっ、はっ、へはぁぁっ、んあぁぁっ、ひんっ、ひぃぃぃん!んくぅぅぅっっ」

 

 背筋を昇る快感にいろはから拒絶の混じる嬌声が漏れるも、八幡の腕を擦る手がそれが本位ではないことを示している。

 双丘を手でこねくりまわし固い突起を緩急をつけて愛撫すれば、いろはの喘ぎ声が断続的になっていき腕を擦る手が掴む動きに変わった所で八幡は愛撫を止めた。

 

 顔を上げればいろはは瞳に涙を溜め、口の端から唾液を垂らしながら息を荒げている。

 

 「はーっ、はーっ、ひきがやっさんっ……」

 

 呼吸を整えながらねだる声で名前を呼ぶいろはの口に八幡は吸いつき、ちゅっちゅっと口づけを繰り返して落ち着くのを待つ。

 

 「っ?……~~っっ!!」

 

 じゃれ合うようなキスを続けていると、腰をもぞっと動かした拍子に何かに気づいたいろはの顔がみるみる内に茹で上がっていく。

 何事かと八幡が視線を下に向けるといろはを中心にシミが大きく出来ており、身を捩れば僅かに広がっている。

 

 「……ベッド、いくか」

 

 八幡の言葉にいろははこくりと頷いた。

 

 寝室に入ってベッドの上に乗ると胡坐をかいた八幡の向かいにいろはが女の子座りで位置取り、上体を倒して身を寄せ八幡の頬を両手で包むとそのまま唇を重ねて舌を混じり合わせた。

 

 舌を差し出していろはの好きにさせる八幡は手を伸ばすと片手で双丘に触れ、反対の手を太ももに添えて撫でる動きで局部に近づけたり離したりを繰り返す。

 乳頭を弾きながら撫でている手でスカートを掴むと八幡の動きを察したいろはが手伝うように腰を浮かせたので、ショーツごと脱がせていく。

 

 完全に裸体になったいろはは羞恥を誤魔化すように舌の動きの熱を燃やした。その様子を眺めながら八幡は秘部に触れると、既に直接愛撫した後かと勘違いしてしまうほど密を溢れさせている。

 触れた瞬間ぴくっと反応したいろはの身体を感じ取り、指を前後させて肉が吸いついた所にゆっくり沈ませていく。

 

 「んんっ!んふっ、ちゅじゅっ、ちゅぴ……んふぅぅっ!んむうぅぅっっ」

 

 指が動く度にいろはが身を跳ねらせ、それがしっかりと快感を生み出していることを八幡は読みとる。

 愛液を溢しながらも固さを感じる密壺に一気に押し込むことはせず、指の注挿を繰り返して少しずつ受け入れられる幅を大きくしていけば、いろはの荒い吐息と共に収められていった。

 

 乳頭を摘まむと同時に指を曲げれば肉襞が収縮して奥へ誘い、手に吸いつく柔肉を揉みながら反応の強い所を何度も小突くと声をくぐもらせて快感に震わせる。

 

 「むふっ、んんっ、んぁっ、はっ、ひんっ!あぅ、あっあっ、んあぁぁぁ~~っっ……んへぁ?ひぃんっ!はっ、はひっ、うあぁぁぁ~~っっ」

 

 重ねる愛撫に膣内が解れていき快感の強度が大きくなると、誤魔化しが効かなくなってきたのかいろはが背を反らせて喘ぐ。八幡の頬に添えていた手を首に回してもたれるように寄りかかり、生み出される快楽に耳元で何度も鳴いた。

 

 突起を摘まむリズムが加速し肉襞を擦る指が抉る動きに変われば、いろはの身を跳ねらせる間隔が短くなっていき身体を縮こまらせる。

 

 それはまるでマグマを溜める活火山の様で、絶頂がすぐそこまで来ていることを感じ取った八幡は止めとばかりに乳頭を引っ張り、指をぐぷっと折り曲げると、

 

 「──あ」

 

 いろはの震えがを止まり、小さく声を漏らす。その次の瞬間──

 

 「ぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁあああぁぁぁぁっっ!!」

 

 いろはが首に回した腕に力を入れ密着したまま背筋をのけ反らせて達した。膣内が指を食いちぎらんばかりに収縮し、熱を保つ愛液が八幡の腕に止まらずシーツにまでたぱぱっと降り注ぐ。

 

 「かはっ、はっ、ひぃんっ、はっ、はっ、はっ……んぁっ、んはぁぁぁ~~……」

 

 八幡が余韻を伸ばすように指を動かして甘い快楽を送れば、いろはは空いた口から舌を垂らし脱力して快感を享受する。呼吸を整えた後に吐き出された吐息はひどく満足感に満ちていた。

 八幡がいろはの頭を撫でると甘えるように上半身ごとすり寄せ、

 

 「──したいです」

 

 耳元でも聞こえるか聞こえないかわからない、けれど八幡の鼓膜をしっかりと震わせる声で囁いた。

 急な台詞に心臓を高鳴らせた八幡の動きが止まる。しかしそれに気づいていないのか、いろはが更に言葉を重ねる。  

 

 「比企谷さんと……したいです」

 

 今度はちゃんと聞こえる声色で言った。いろはの願望に聞こえる台詞はしかし、どこか決意を持ったように響く。

 

 いろはが頭を離して顔を見合わせればふわりと微笑んで、唇を重ねて来る。はむはむと啄んだりリップ音を鳴らして軽く行う口づけは、いろはの今抱いている感情を伝えようとしている様で可愛いらしく、素敵に見えた。

 少なくとも八幡の目にはそう映った。

 

 八幡からもキスを送り優しく押し倒す。胸の前で手を組むいろはを見て、八幡は素早く衣服を脱ぐと覆い被さった。いろはの碧い瞳には期待と喜悦の色が浮かび、今か今かと待ち望んでいる。

 

 合図として八幡から唇を重ねるといろはが背中から肩に腕を回し、離したくないのかきゅっと引き寄せた。

 八幡は最後に額にキスをして男根を密壺に収めていった。

 

 「あっ、んあぁ……ふっ、はあぁぁぁ~~っっ」

 

 肉棒が膣内を掻き分け進んでいけばいろはからため息にも似た嬌声が漏れ、腕の力が強まる。その様子は熱湯に身体を慣らして行くものに近く、受け入れていく程生み出される快感が大きくなっていった。

 一方八幡はゆっくり腰を進め、たまに引いたり弱い所を刺激したりを繰り返して快楽を送りながら進めていく。

 

 こつこつと小突けば喜ぶように竿を締め上げ、引き抜けば止めるように無数の肉が絡みつき快感を貪ろうとしてくる。

 やがて亀頭が子宮口にたどり着くと肉襞がうねって締まり、いろはが脚を八幡の腰に巻きつけ抱く力がさらに強くなった。

 

 「~~~~っっ……ふっ、ふっ、ふっ、ふーっ!」

 

 一瞬快楽の衝撃に震えたいろはは息を荒げ八幡の首筋にすり寄ると鼻や額を押しつけ、肌に吸いつくと唇を耳まで滑らせた。湿度を纏う吐息を漏らして甘噛みをし、自身の温度を届けようと何度も繰り返す。

 

 自分の熱が彼の何かを溶かせればいいなと願って。

 

 顔をすり寄せるいろはの様子から痛みなどが無いことを読み取った八幡は腰を動かし始める。

 ゆっくり注挿を行い敢えて時間をかけて子宮を貫けばいろはから間延びした嬌声が漏れ、竿が肉襞を掻き分ける際には快楽を堪能するように絡みつき扱いてくる。

 

 「うぁ、あっあっあっ……んあぁぁぁ~~っっ、はっ、はっ、ああぁぁぁ~~っっ、んはぁっ!?あっ、はひっ、んくぅぅぅっっ!はぅっ、ひっ、ひぃんっ!んぁへはぁ!?かはっ、はっ、へぁぁぁ~~っっ」

 

 途中で角度を変えて突き上げれば肉襞がざわめいて締めつけ、注挿の速度を上げると大きく喘いで爪を突き立てんばかりに握りしめる。

 リズムを不規則にし、子宮を貫き、敏感な所を幾度なく責め立てる。快楽の種類が変わればいろはの反応も変化し、それが八幡の興奮を煽った。

  

 「ひぐぅっ!はっ、ひきがやっさんっ、ひきがやさんっ!くひぃん!!」

 

 いろはは増幅する快感に振り回されながら名前を呼ぶ。自分の存在を知って欲しいから。

 

 風間いろはという女の子は、比企谷八幡にこれだけ乱れてしまえるというのを知って、感じて欲しかった。

 

 八幡はその想いに少しでも応えるべく、いろはの背中と腰に手を回して抱きしめると腰の動きを激しくさせた。肉と水を打つ卑猥な音が響き二人の熱が沸騰寸前まで加速する。

 

 先に限界を悟ったのは八幡の方だった。

 

 「そろそろ出そうだっ、いいかっ?」

 

 「きてっ?かざまの中っ、ひきがやさんでいっぱいにしてくださいっ」

 

 切羽つまった声色で言う八幡に同じく絶頂の迫るいろはが囁いた。お互いに快楽を送り合い貪欲と言える程に貪っていく。

 そしていろはの身体が小さく跳ね、遅れて八幡から呻き声が漏れた。

 

 「ぁぁあああぁぁぁぁああぁぁあああっっ!!」

 

 いろはの身体が激しく痙攣して肉棒を締め上げ、八幡は内から沸き上がる奔流を我慢することなく吐き出した。

 

 「ぁぁっ、すごいっ、なかっ、あつっ……んぁぁっ、おなかっ、あついのっ、いっぱいきてる~っ」

 

 蕩けた表情でいろはは吐き出されたそれを受け止めた。子宮に注がれる熱とぴったりと張りつく肌同士がいろはの心を満たして果てしない幸福感に包まれる。

 人の体温はリラクゼーション効果があると言うけれど、この男の温度はそんなもんじゃない。

 

 触れていないのにいつの間にか侵食して、月のような冷たさで暖めてくれる不明瞭な安心と幸福を運んでくれる。

 

 この幸せがいつまで続くかわからない。ある日ぱったりとなくなるかもしれないし、もしかしたら独占できるかもしれない。

 それはもう明日からの自分に任せるとして、いろはは離しがたい感覚を求め、浸ることにした。

 

 いろはは唇を重ね八幡と一緒にころんと横に回転すると腹の上に跨がり、衰えを見せない肉棒を疼いて仕方がない秘部に擦りつける。

 

 「もっと、いいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~おまけ~

 

 

 「なぁ、気のせいだったらいいんだか……」

 「?」

 「……最近トマト多くねぇか?」

 「バレちゃいました?」

 「やっぱりわざとか……いや、作ってもらってる以上文句は言わんけどよ。何で急に?」

 「えーっと、ですね、その、なんと言ったらいいでござろうか……」

 「なに、そんな言いにくい事なのか?俺はてっきり日頃の仕返しを込めた嫌がらせだと思ったんだが」

 「思考がネガティブ過ぎるでござるよ……というかそんなこと気にしてたら最初から比企谷さんのこと諦めてますって」

 「お、おう。そうか……じゃあ何でだ?お前たちって人の嫌いなもの使ったりしないだろ?」

 「うーんとですねぇ…………比企谷さんって嫌いなものでも食べてくれるじゃないですか」

 「まぁ、作ってもらってる身だしな」

 「それでトマトとか食べる時、すごい嫌そうな顔して食べたりとか、噛まずに呑み込んだりしてるのが子供っぽくてかわいいなーって……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「何か言ってほしいでござるよ!?」

 「いや、ほらぼっちって繊細でコミュ障だから。予想外のこと言われると故障するんだよ。ぶっちゃけどう反応すればいいかわからん」

 「聞いてきたの比企谷さんの方なんだが?……まぁ、バレちゃったのは仕方ないのでもう使わないでござる」

 「……別に文句があるわけじゃねぇって、好きにしてくれ。頻度は減らして欲しいけどな」

 「……なら他の子たちにも使っていいって連絡しとくでござる!」

 「それはやめろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。