※この作品はR-18です。

剣聖外史始末旅   作:KKS

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五(朱里)

 燻り続ける最後の火種を、足で揉み消す。

 そろそろ自分も眠ってしまおうかと思うが、もうしばらく風を感じていたい気分でもある。愛刀だけを手に持ち、一刀はその場を静かに離れた。

 朱里と二人だけではじめた旅。なにもわからぬまま、風の導きだけに従い、ここまで歩いてきた。思春。それに、傾と瑞姫。気づけば、結構な大所帯になってきているのではないか。増やそうとして、旅の道連れを増やしたのではない。すべては流れであり、それにうまく乗ることで、ここまで生きてこられていると思うべきだった。

 擦れる落ち葉。枯れた枝の折れる音。振り返る意味すらないことを、一刀は知っていた。じっと夜空を見上げる。果てしなく拡がる世界。そこに、星々の輝きだけがある。

 気配を見せていた誰かが、隣にそっと腰を下ろす。甘い髪の香り。肩と肩の触れ合いは、儚いくらいかすかなものであり、遠慮というか気恥ずかしさを感じ取ることができる。

 

「夜は冷える。もう少し、そばに来ればいい」

「あっ……。は、はい、一刀さんっ! えへへ……。それじゃあ、こうして」

 

 よころぶ子犬のように、声が弾む。

 やわらかな毛髪が顔に触れる。いつもの帽子は置いてきたらしく、かわいらしいつむじが姿を覗かせていた。ちょっと促してやっただけで右腕に抱きついてくるのだから、極端なものではある。

 

「眠れないんですか、一刀さんも?」

「そうではない。ただ、静かに夜空を眺めてみたくなっただけだ」

「うーん? 空、ですか」

 

 不思議そうに呟いてから、朱里が腕に頬ずりをする。その仕草にもどこか子犬らしき要素があるのは、この前全力で相手をしたせいなのだろうか。

 

「私が子供の頃より眺めていた空よりも、この世界の空はずっと澄んでいて勇壮に広がっている。こちらに来てそれなりの月日が経つが、まだ飽きるところまではいっていないな」

「天の国の景色かあ。空なんて、どこから見ても同じなんだと思っていました。お星さまがきらきら輝いていて、それに」

 

 腕を抱いたまま、朱里が夜空に浮かぶ輝きを指さしていく。

 この子にとっては当たり前の情景。自分が暮らしていた時代から、二千年ほど遡った空を、かの諸葛孔明と並んで見上げている。そうやって考えると、あまりに滑稽な話になるような気がしていた。

 まともに取り合ってくれるとしたら、同様の経験をしたことのある剣丞くらいなのではないか。残念だが、事の仔細を知っているわけではない。久遠。織田信長といかなる出会いをし、闘いを繰り広げてきたのか。あの二人も、いまの自分と朱里のようにこうして夜空を眺めることがあったのだろうか。だとしたら、戦国時代の星空は、どんな色をしていたのだろうか。そこに対する興味は、尽きなかった。

 するすると動き回っていた朱里の指先。それが、ある一点でぴたりと停止する。

 

「そうだな。今夜は、一段と月がきれいなように思う」

「ふふっ。私も、ちょうどそう思っていたんですよ、一刀さん? でも、それってきっと」

 

 朱里の持つ、琥珀色の瞳が揺れている。身体は半分寄りかかるような体勢になっていて、つまりはそうしたことを待ち望んでいるということになる。

 唇と唇。なにもかもを捨て去り、ひとつになるべきだと思った。朱里が小さく発する甘い声。空いた腕で肩を抱いてやると、その傾向は一層強くなる。

 つながっていると、心が癒やされる。そのくらいの甘さを、朱里は備えているのだろう。

 

「あっ、んっ……。ねっ、もうちょっとだけ、一刀さん」

 

 まだ、離れたくはないようだった。

 甘い唾液を舌で堪能し、存分に飲み下す。身体の火照りは、たぶん互いに理解しているはずだった。適度にブレーキを踏みつつ、朱里のやわらかさを指でも味わう。ふわりとした頬。痩せ過ぎなくらい肉の薄い脇腹。肝心な部分には、まだ触れることはしない。

 

「ふはっ、ふうっ。んっ、ちゅっ、えへへっ……」

 

 ゆっくりと唇を離してから、朱里の頭を撫でつける。こうした時に見せられる笑顔に、どうやら自分は弱いらしい。

 かつては気づきもしなかったことを、この世界では多く学んでいる。口の端に残っていた唾液。拭った指を、こちらを見ながら物欲しげにねぶるのだから、この子も随分いい役者になったものだ。

 

「ン……。私の故郷で月がきれいだと言うと、相手を好きだと言っているのと同じ意味になる」

「素敵な風習があるところなんですね、天の国は。私も、一刀さんのことが好き。お慕いしています、ずっと前から」

「私のような男を好いてくれていること、うれしく思う。だから、いまだけは」

 

 なし崩し的に。あるいは、責任という言葉に縛られるかたちで。自分と朱里との関係は、そうやって曖昧なまま進んできたようにも思えてくる。

 それでも、別に構いはしなかった。相手を大切に思う気持ちに違いはないし、していることもなんら変わりはない。ただ、真っ直ぐな表現にはやはり力が宿っているし、段階を踏むには必要な手順であることは確かだった。

 

「してください、一刀さん。大切にしてくださるのはうれしいですけど、我慢なんてしてほしくはありませんから。受け止めてみせます、私だって。あなたの、すべてを」

 

 覚悟の言葉を放つ朱里を、身体の前で抱き上げる。

 軽くて小さな、幼い肢体。下着を脱がすと、迂闊に触れれば壊れてしまうような秘部が姿をあらわした。無意味な指示である気がしてくるが、汚さないようにとスカートの端を朱里の両手につかませておく。扇情的な光景だった。どこまでも無垢なふくらみ。かすかな隙間から、涎を垂らしている。

 口づけをしただけなのに、先に待ち構える行為に対する期待が、朱里の幼い情欲に火をつけたのだろう。指の腹を割れ目にあてがう。愛液を塗り拡げるように擦り、秘肉の感触を少しずつ味わった。

 

「ひうっ、んっ。か、一刀さんの指が、私のおまたで、んっ、ふえっ……。ぬちゅぬちゅってされるの、気持ちいい……っ」

 

 スカートを懸命に抑えたまま、朱里が自分の愛撫に声をふるわせている。その事実がなによりの興奮剤となり、男根を刺激する。ズボンの中の暴れ馬を御するのはほとんど修行に近しいことだったが、朱里に負担を強いるわけにはいかなかった。

 

「んっ、ふっ、はーっ、んあっ……。ゆ、指っ、くちゅって、ぇ……♡」

 

 前にした時のように、指をゆっくりと挿入してみる。未成熟な膣肉はそれだけでもふるえていて、朱里はかわいらしく腰を揺らす。

 濡れ方に問題はない。気持ちの方は、当然やる気に満ち溢れている。時々締め上げるような動きをみせるやわらかな肉。吸い付きには甘ったるいくらいの感覚があり、無粋ではあるが最後までつながるのが愉しみになってくる。

 

「い、あっ……。一刀さんの指が気持ちよくて、腰がふるえてしまいます。はふっ、んっ、んんっ、やあっ……。こんなの見られて、恥ずかしいだけなのに」

「ははっ。これから、もっとすごいところを見せてくれるのではないのか? 最後までするのだろう、今夜は」

「は、はいっ。よろしくお願いします、一刀さん。んぅ、あっ、くふっ……。が、頑張りますから、わたしっ」

 

 いまから気合を入れすぎては、あとに支障をきたす。それがわからなくなる程度に、朱里は気持ちを昂揚させている。そして、その要因となっているのは間違いなく自分だった。

 さすがに辛くなり、チャックの間から勃起しきったモノを露出する。すぐに注がれる視線。これを見せるのも初めてではないどころか、口での奉仕を何度かさせているのだ。それなのに朱里は身体を緊張させ、挿入の場面を想像して呼吸を乱している。

 

「お、おちんちん、すごく大きくなっています。私のお腹だと、このあたりまで入ってしまうんじゃないでしょうか」

「さすがに、それはないだろう。殺されるつもりか、こんなものに」

「あ、あははっ。で、ですよね、一刀さん」

 

 へそより遥かに上の部分に手を当てながら、朱里が苦笑している。子宮の入り口には楽に届いてしまうのだろうが、いくらなんでもそれは自分を大きく見すぎだと一刀は思った。

 朱里の興奮の助けになればいいと思い、男根から溢れる我慢汁をすくい控えめな陰核に塗りつける。雌汁の分泌は至極順調で、指どころか手のひらまでもが独特の匂いで満たされている。見せつけるように指を口に含むと、朱里が唾液を飲む音が聴こえてきた。スカートを握った手。強く丸まっていて、内側にはじっとりとした汗をかいているのではないか。それ以上に秘部は濡れそぼっていて、男を迎える準備はできているように見えている。

 頃合いを逃すべきではない。一度大きく内側をかき混ぜてから、一刀はふやけた指を引き抜いた。

 

「すごい濡れ方をしているな、朱里。指を挿れているだけなのに、私も妙に興奮してしまったくらいだ」

「だ、だってぇ……。一刀さんにしてもらえるんだって思うと、んっ……」

「ありがたいことだな、こんなにもおまえに思ってもらえて。覚悟はできているな、朱里」

「んっ……。できています、覚悟なんて最初から。だからもらってください、私のはじめて。あなたにだけ、全部、ぜんぶ……っ♡」

 

 草の上に拡げた学生服の上着。そこに朱里を仰向けに寝かせ、少し中身を覗かせるようになった膣口に、男根の先を優しく重ねた。

 一度線を踏み越えたら最後、もう戻ることは叶わなくなる。気持ちのいい粘膜が、吸い付いて離れない。軽く押し込んだだけでも、切なく甘いしびれに亀頭を包まれるような感覚があった。

 そもそもこの行為事態が理性的ではないにせよ、自分を制御することには慣れている。幼い中を傷つけないように押し進め、じっくりと拡張することだけを考えた。

 

「わかるか、朱里。私のものが、三分の一ほどおまえの中に入ったところだ」

「は、はい、一刀……さん。ふふっ。大きくて熱いおちんちん、私のおまんこの内側で、早く暴れたいって言っているみたいです。気持ちいいんですか、私のここ」

 

 少し表情を歪めた朱里が、腹の肉越しに男根を撫でてくる。それだけでとてつもなく倒錯的な快楽が生まれるのだから、この子とのつながりはある種の麻薬だと一刀は思う。

 

「あっ。おちんちんの先が、ぐいって奥のほうにまで。と、届いています。指じゃ絶対に触れられない部分にまで、一刀さんの太いのがあ……っ」

 

 緩やかに体重をかけ、小さな入り口を押しつぶす。ちょっとでも気が紛れるようにと、朱里の服を乱し控えめな乳房を揉んだ。

 肉体の昂揚に応えて、色の薄い乳首がかわいらしく勃起していた。いまは刺激の強い部分を嬲られるくらいがちょうどいいのか、乳首を指で強く転がされて、朱里は甘い声を洩らしている。

 

「気持ちいいのだな、ここをいじられて。あと少しだ、朱里。一番奥にまで、あと少しで」

「は、んうっ、んあぅ……。はあっ、ふう、んっ……。胸、傾さんや瑞姫さんみたいに大きくするには、どうしたらいいんでしょうか。やっぱり、お肉かな……? 一刀さんだって、触り甲斐のあるおっぱいのほうが絶対好きだと思うし……」

「ははっ。いま気にしてどうなる、そのようなこと。それに、私は」

「ひゃうっ、んっ、ああっ、あふっ……♡ ぴ、ぴりって、すごいです。おまんことおっぱい、両方同時にぐりってされるの、んっ、気持ちいい」

 

 念入りに愛撫を重ねることで、大きさなど気にしていないことを伝える。実際、それぞれの良さがあるというのが正直な感想だった。朱里の薄い乳房は愛おしく感じるし、触れていると大事にしなければ、という思いがずっと強くなる。

 傾は少々乱雑に扱われるのが好みのようだし、そこは個性が色濃くあらわれる部分だった。

 

「あっ、くる、きてます……っ♡ 太いおちんちんの先、お腹の奥にとんって当たってる。ここが、私の赤ちゃんのお部屋の入り口なんですね、えへへっ♡」

 

 子宮口を感じられたのが嬉しいのか、朱里はしきりにその部分を撫でている。甘い締めつけ。時間をかけてつながったから、それなりに余裕を持てているのかもしれない。

 状況的には生殺しが続いている分、こちらのほうが追い込まれているのか。一度出しただけで終わるくらいなら最初から手を出してなどいないし、これまでの流れで自分の精力の程度は朱里にも理解できているはずだ。

 

「んっ、はっ、はっ♡ あっ、これっ、んっ……。優しくとんとんされるの、好きです。一刀さんのお優しさが、つながっている部分から伝わってくるみたいで……ぇ♡」

 

 炎蓮や傾と交わった時にしたような腰使いは、しばらく封印するべきなのだろう。

 それにゆるやかなピストンをしているだけでも、狭い肉道が男根全体を搾り上げてくる。月明かりに浮かび上がる、火照った身体。朱里の覚えの早さには特筆すべきものがあり、送りこまれる快楽に反応し、次第に息を荒くしていた。

 この子が情欲に染まっていく様子を、いつまでも眺めていたくなる。そんな気分にさせられているのは確かで、煮えたぎる欲望が下腹部から先端に向けてせり上がる。

 

「はへっ、ふっ、はっ……♡ き、気持ちいいの、ずっと終わらない。んひゃっ、はーっ、んあっ、あっ、くふ……ぅ。ああっ、こんなに素敵なこと、私はほかに知りません。大好きな人にたくさん気持ちいいことしていただいて、こんなのっ」

 

 熱に浮かされているかのように、朱里は言葉を間断なく発している。

 愛液は結合部を汚し続けていて、敷いた上着には言い逃れようのない大きさの染みが拡がっていた。

 

「好きっ。好きです、一刀さん。ああっ、んっ、んやっ、あっ。大好きが、お腹の奥から溢れてきて止まらないんです。はうっ、あーっ、んっ、はう、んあぁあっ。す、好きっ。あなたの全部が、好きなんです。だから、もっと」

 

 いま以上の快楽、それに愛情を求めて、朱里は手を伸ばす。

 乳房への愛撫をやめ、一刀は両手を結ぶことを選んだ。握り返してくる力が強い。快楽に負けじと浮かべるほほえみ。それが一層、下腹部で煮える熱を燃え滾らせる。

 

「しあわせ、これっ、しあわせなんです。あっ、んあっ、あっ♡ 一刀さんも射精、いつでもいいですから。ふーっ、んっ、うあぁあぁ……っ。おまんこでもどこでも、たくさん、あんっ♡ びゅーって、射精してください♡」

 

 甘く催促するような言葉。それで昂りが頂点に達するのだから、自分も単純な精神構造をしているものだ。

 朱里に本気の一端を見せておくつもりで、ピストンの強度を少しだけあげる。抱きついた状態の膣肉がちょっとめくれ上がる。呼吸を荒くしているのは上下どちらの口も同じで、朱里は内側を抉られる心地よさに理性を限りなく削り取られているのだ。

 

「きて……っ。あっ、うっ、んうぅう、んっ。ひゃふっ、あっ、ああっ、あぁああぁああっ♡」

 

 抽送の最中、膣肉の滑りがよくなり過ぎていたのか、射精の直前に男根がずるりと抜ける。

 快楽の塊。目標を失ったまま宙に飛び散った。降り注ぐ。顔、乳房、腹。自分でも驚くほどの濃厚な白濁が、朱里の全身を汚していった。

 

「はわっ……♡ んっ、お顔にまで飛んでくるだなんて、射精すごいです。ふふっ、んっ、んんっ、はあっ……♡ お好きなだけ、汚してくださって構いませんから。一刀さんとのはじめての証、いつまでも感じていられるくらいに」

 

 精液を垂れ流す男根を、朱里が愉しげな手つきでしごいている。

 どぷり、と粘っこい汚濁がきれいな身体に落ちていく。このくらいで尽き果てることがないのを知っているゆえに、小さな手が容赦のない刺激を与えてくるのが、見ていておかしくなってくる。

 けもの同然に盛り合うのも悪くはないが、はじめての余韻を愉しむことができるのはいまだけだった。

 朱里、とあらためて真名を呼んでみる。それで察しがついたのか、朱里はゆっくりとまぶたを閉じて、かわいらしく唇を突き出した。

 

 

 わずかに気だるさの残る朝。あれから朱里の眠気が限界を迎えるまで交わり、野営地で折り重なるようにして眠った。

 正直なにかあったのがまるわかりなのだが、別に気にすることではないと思った。朱里を着替えさせることもままならなかったせいで、服には残滓を拭ったあとがいくつもついている。

 一番早くに起きていた思春が、朝飯の用意をしている。その次が自分と瑞姫で、最後がやはり朱里だった。

 

「ふわあ、んんっ……。ゆうべはお愉しみだったようね、誰かさんが。どうやら犬や猫が盛っていたわけではなさそうだったけれど、うふふっ」

「ああ。起こしてしまったのなら、悪かった。今後は、注意するよう心がける」

「はわわわっ!? わ、私の声、そんなに大きかったんでしょうか、一刀さん……?」

 

 眠そうにしていた朱里だったが、瑞姫から浴びた一言で強制的に意識を覚醒させられたようだった。

 

「ふん……。せいぜい、闇から肉切り包丁を投げつけられないようにすることだな。なにせ、相手は見境のない、いかれた女だ」

「おっ、なんだなんだ? 陰険女の、湿気くさい匂いがぷんぷんしているではないか。なあ、貴様も気にならないか、始末屋?」

 

 慌てふためく朱里を置き去りにして、妙なところで火花が飛び散っている。さり気なく絡め取られる腕。傾の隠しようのないくらい豊かな乳房が、押し付けられてぐにゅりと潰れていた。

 思春の大きすぎる舌打ちが、野営地に響き渡る。

 これ以上なく平和な朝だな、と一刀は寝癖のついた朱里の髪をかき混ぜた。

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