炎蓮と再会し、隅々まで旧交を温めた。黄祖との闘いを前にして、あるいは自分はこのようなかたちでの交わりを期待していていたのではないか、と一刀は思う。気高く、強く、そして埒外の器を持つ女。抱いていると、この炎蓮が歴史に記されているごとく、黄祖にあっさり討ち取られるとは思えなくなってくる。
無人の厩舎だから、暖を取るには互いの熱を頼るしかなかった。炎蓮は、一刀から奪った学生服の上着を肩にかけているだけである。
密着し、唇を重ねる。そうしていると、ひとまず収まったはずの熱が、ふつふつと湧き上がってくるようでもあるのだ。
「ンッ、むぅっ……、ンッ。ハハハッ。旅の間、オレ様の肌がそんなにも恋しかったのか。貴様が所望するなら、鍛えられた肉の味、死してまで忘れられなくしてやってもよいのだぞ。それに、なぁ……? 腹いっぱい種付けしたばかりのくせに、貴様のチンポ、もう勃起しているではないか」
唇での戯れを続けながら、炎蓮が手で男根をしごいてくる。指。絡みつく。雁首。竿。さらには重くなった陰嚢まで、たっぷりと指で愛された。
自分の身体は、やっただけ気力の漲るような体質なのだろう。これで宿っている精神まで未熟なままだったなら、死ぬまで色に狂っていたに違いない。
「もう少しだけ付き合え、北郷。こうして、ンッ……。
膝の上に乗った炎蓮が、男根を搾るように腰を動かす。眼の前で揺れる大きな乳房。捨て置くのが、申し訳なくなってしまうくらいの色気を放っていた。
ちょっと塩気のある肌に唇を寄せる。尖った先を力強く吸い上げると、低く唸るような声で炎蓮が鳴いた。
「ハハッ、これだ、これっ……♡ マンコも乳も、痺れてたまらねぇ。オレの子宮が、本気で孕みたがっているのがわかるか、北郷。なあ、どうする。孫家の大将の腹をでかくした責任、貴様に取れるのか。ククッ……♡」
「無責任だと、なじってくれて構わない。ただ、私は風の吹くに従い旅を続けたいのだ」
「ああ、だろうなぁ。誘っておいてなんだが、貴様のような剣士は、どこか一箇所に留まるべきじゃねえ。どうせ、まともに扱える太守もいねえだろうからなぁ。んっ、おうっ、んっ……。いっそのこと、オレも全部捨てて旅に出てみるか。始末屋のメンツに、元孫家の棟梁が加わるのだぞ。それなら、貴様も嬉しかろう。あがっ、お゙っ……♡ チンポ、またいいとこに、うっ、お゙お゙っ」
黄祖との戦が終われば、おのれの仕事にもある程度きりがつく。炎蓮自身が、そう直感しているのかもしれなかった。
子宮の入り口が、またしても亀頭を甘く吸ってくる。何度も精液を吐き出し、埋め尽くしてやったというのに貪欲さの失せることのない肉穴だった。
「おまえとの旅、確かに愉しそうだ。始末屋の仲間も、歓迎してくれるだろう」
「このチンポとやって、殺して、汚え銭で酒を飲む。それで、またやっての繰り返しだ。んなもん、愉しいに決まっている」
自分の手で尻を支えて、炎蓮が激しく腰を打ち付ける。乾いた音が弾ける毎に、ぐっちょりと滴る愛液が飛び散る。しっかりと背中を引き寄せてやると、炎蓮が蕩けたように全身をふるわせた。
「北郷。ああ、北郷……ッ。チンポ、チンポ深いところにきるの最高だっ♡ マンコずっとバカになって、精液欲しくてたまらなくなってやがる。ハハッ……♡ どうだ、武門の棟梁にぃ、あぐっ……♡ 牝の腰遣いで奉仕させる感覚は。ふーっ、んんっ。甘イキ、とまらねえ。本気でこのチンポとやるだけの牝に、堕とされる……ぅ♡」
「いいぞ。好きなだけ、快楽を貪れ。私が、すべて見届けよう」
「あーっ、ああっ。はっ、はーっ……♡ くる、いぐぅ……っ♡」
一際大きな声を発し、炎蓮が絶頂を迎えた。タイミングを合わせて、一刀が溜めた精液を膣内でぶちまける。
こうなっては吐き出すというより、呑まれているといったほうが表現としては正確なのかもしれない。炎蓮の腹がひくつき、男根を締め上げる。精液の熱を受けるたびに、強い快楽を味わっているのだろう。汗ばんだ尻肉をもみ込むように刺激してやると、炎蓮がかわいらしく表情を歪ませた。
「んあっ、あーっ、はあっ……。き、貴様も、たいがい意地の悪い男だな。ああっ、まだくるっ」
炎蓮の中で、塊がこぼれ落ちたようだった。
果てしなく続く熱。互いに爪痕を残すような交わりは、いつまでも終わりを迎えないように思えた。