拘束から解放された思春が、膝に手を置き息を荒くしている。対照的に炎蓮は元気いっぱいで、熱っぽく一刀のモノを見つめていた。
軽快な着流し姿が、ばっさりと短くした髪によく似合っている。布地の色も、燃えるような赤から、深みのある青に改めた。
これまでは、孫家の船頭として過剰に目立つ必要があったのも事実なのだ。そのシンボルでもあった服を脱ぎ捨て、炎蓮はひとりの始末屋となっている。
一刀が見ている眼の前で、炎蓮がおもむろに右腕から脱ぎだした。当然のように大きな乳がこぼれ出るが、それを見せつけたいわけではないらしい。確かめるように右腕を回す。納得がいったのか、軽く頷いたあと炎蓮が腰のあたりを手で叩いた。
「あとで、思春にさらしを分けてもらうとしよう。このくらい着崩している方が、実にオレらしいと思わないか、北郷」
「気に入ってもらえたようで、よかった。どちらにせよ、似合いの格好だよ、炎蓮」
「へっ、そうかい。だったら、こっちの用事は済んだわけだし、早速」
ちょっと嬉しそうにほほ笑んでから、炎蓮が手近な木を支えに選ぶ。差し出すように向けられた尻が、艶めかしい。これから起こることを想像しているのか、朱里が熱っぽく精液のついた指をねぶっている。
乱れた着物の隙間から、淫らな光を放つ陰部が覗いていた。そもそもやる気だったのか、炎蓮は下になにも着けていない。
青草の匂いに混じる、おのれの放った精汁の生臭さ。ゆっくりと立ち上がる一刀のことを、白濁で顔を汚した朱里と風がぼんやり眺めている。
「こっちで、もうひと勝負といこうじゃねえか。貴様もやられっぱなしでは気が済まぬであろう、思春」
「ふっ、ふふっ。いいだろう、その勝負受けて立つ。一刀の子種を、より多く搾れた方の勝ち。そうだな、炎蓮」
炎蓮の熱気にあてられて、思春が同様に尻を差し出す。どちらも魅力的な輝きを放っていて、雄の欲望を存分に駆り立てられるのだ。
しっとりと濡れた炎蓮の陰毛を撫でつつ、一刀は思春の背後に立った。心配をかけた詫びを、まだまともにできていない。素股の要領で熱くなった割れ目を擦ると、思春が甘い声でなく。
「いいな、思春」
「あ、ああ……っ。いいぞ、きてくれ、一刀。私の全部は、貴様のものなんだ。その誓いに、嘘偽りは……っ。あっ、ぐうっ、んっ、きてる。あっ、くうっ、うっ……♡」
締まりのある入り口を抜け、思春の奥に到達する。ここに迎え入れられたのは、あの夜以来二度目だった。
心なし、柔軟性が出てきている。それは、思春の心情の変化によるものなのか。甘くまとわりつく襞が、気持ちよさを増幅させる。
動く余裕が出てきたのか、風と朱里が間近で交合の様子を観察していた。時間をかけて引き抜き、再び奥の奥まで腰を沈ませる。思春のかわいいところを、見せたい気分だった。
「ふわあ……。おちんちん、あんなに出たり入ったり。ねっ、朱里ちゃん。お兄さんの大きすぎて、風だと突き殺されてしまうのではありませんか?」
「風さんが心配になるの、わかります。だけど、女の子の身体って不思議なんですよ。絶対無理って思っても、一番深いところで気持ちよくなれてしまうんですから。えへへ。それもきっと、相手が一刀さんだからなんでしょうけど」
「おおっ。これが噂に聞く、孔明の罠というやつなんでしょうか。一度足を踏み入れたが最後、もう抜け出せない迷宮にー」
観戦中の二人が、好き勝手感想を述べている。
特に朱里は、ポジションの近い風に対してお姉さんぶって愉しんでいるようだった。そうした年相応の対抗心がたまに覗くところも、愛おしく思えてくる。
「この、痴れ者め。貴様はいま、私とまぐわっているのだぞ。だったら、あんっ、ふっ、ふーっ……♡」
「ハハハッ。思春のような女を骨抜きにするとは、やはりただ者ではないな北郷。あ、ああっ、そこだ。貴様の指でマンコほじられると、おっ、お゙ーっ……♡ おくっ、いいっ。チンポじゃないのに、いくっ、あっ、ああ……♡」
昂ぶった膣内が、軽い攻めにも鋭敏な反応を示す。尖りかけた思春の心を宥めるように、一刀はゆるやかに腰を遣った。自分の熱を隅々にまで届かせるように、全体を念入りにほぐす。それと同時に炎蓮の中に指を突っ込み、やや乱暴な力加減でかき混ぜた。
いまさら、指ごときに負けてたまるか。地面をきつく踏みしめ、炎蓮が絶頂を堪らえようとしているようだった。濡れそぼった
「はあっ、はっ……。この、思春。さっさと、北郷を射精させろってんだ。オレのマンコが、よだれを垂らして待っているのがわからねえのか。お゙っ、またいくっ……! 北郷の指で遊ばれて、ン……ッ♡ チンポ、チンポでほじくり返されたいってのに、こんな、おぐっ、おっ……♡」
「ふっ、ふふふっ。じっくり愉しむということを知らないのか、この戦気狂いめ。勝負とはいえ、んあっ、あっ、はーっ……。ただ貪り喰らうだけの、交わりなど……っ♡」
互いに、好みが違っているというだけなのである。
黄祖との闘いで心をすり減らした思春は、もう一度支え合える仲間を求めていたのだろう。変わって、長年戦場に身を置いてきた炎蓮は、ひりつくような快楽のやり取りを欲する。
陰部から垂れた女の汁が、手首まで滴っていた。首を回した炎蓮が、わざとらしく恨めしそうな顔で睨みつけてくる。そろそろかと思い、一刀は思春に劣情をぶつける態勢に入った。
「あっ、くるっ。出したいんだな、一刀。私の中でチンポどんどん膨らんで、精液まき散らしたいんだな、ああっ……♡」
「そうだ、思春。私のすべてを、受け止めてくれるな」
「いいっ、んっ。貴様のチンポが満足するまで、子袋に精液吐き出せ。私もそれで、んいっ、いっ……! おく、はげしっ♡ ああっ、はっ、はっ……。い……っ、くぅ……♡」
爆ぜる先端を、思春の子宮口に押し付ける。精液を呑まれている、というのが感覚的に伝わってくるようだった。そのくらい、思春の中は気持ちよさそうに蠢いている。
「おおっ。お兄さん、上手に種付けできて、えらいえらい。ご褒美に、風がとんとんしてあげましょうか」
「なんですか、とんとんって。それに、一刀さんは繁殖中のお馬さんじゃないんですから」
股の間に身体を滑り込ませて、風が射精の様子を眺めているようだった。収縮する陰嚢に、時折生暖かい吐息が吹きかけられる。それで男根をふるわせてしまうのだから、雄の欲望ほど単純なものはない。
引っ張り出された風が、反撃のつもりなのか朱里の口に飴を突っ込んでいる。じゃれ合う始末屋の参謀二人は、相変わらず愉しそうである。
最後の一滴まで搾り出そうとしてくる思春の中を抜け、男根を炎蓮の尻に押し当てる。
「待たせた、炎蓮」
「ハハッ。おかげで、オレの仕上がり具合は抜群だぞ。さあこい、北郷。数発出しただけで、欲望の萎む貴様ではあるまい」
底なし沼のような膣肉の隙間に、男根を滑り入れた。
ぬりゅっ、ぬちゅっ、ぐちょっ。必要以上に濡れた穴が、卑猥な音を奏でている。待望の快楽が訪れて、炎蓮の肌が粟立っていた。
「あっ、ああっ……♡ いいぞ、北郷。これだ。このチンポが、ずっと欲しかった。んっ、クククッ……。これよりは、貴様の逸物を自由に味わえると思うと、嬉しくて頭がおかしくなりそうだ」
短髪を汗で野性的に濡らし、炎蓮が貪欲に腰をふっている。男根を突っ込まれて、いよいよ服を着ているのが鬱陶しくなってきたらしい。帯。投げ捨てると、炎蓮は素早く生まれたままの姿になった。手伝った思春がちょっと気の毒に思えてきたのか、朱里が背中を撫でてやっている。
掛け値なしの気持ちよさだった。立ち遅れると、きっとすべてを持っていかれる。
前後に揺れる大ぶりな乳房を掴んで、一刀が炎蓮を引き寄せる。獣欲をぶつけ合う様子を見て、ぼんやりしていた思春の瞳にも再び火が宿ったようだった。
「おおう、ほうほう。見てください、朱里ちゃん。お兄さんって、やっぱりお馬さんなのでは? とんでもない量なのですよ、このお射精」
「だ、だめですってば、風さん。あっ、でも……、ほんとにすごいです。思春さんのここ、とっても気持ちよさそうにひくついて」
風にとっては、刺激の連続なのかもしれない。
思春の呼吸に合わせて、閉まりきっていない膣口がいやらしく動く。無遠慮に貫かれた穴からは、夥しい量の白濁が流れ出て地面を汚していた。
内部構造を確認するかのように、風が思春の中に指を挿入する。予想外の快感に驚いたのか、腰がびくりと跳ね上がった。
「き、貴様ら、いい加減に。あっ、このっ。んっ、んあっ……。風、なにを……っ♡」
「なるほど。風の中も、こんな感じになっているんでしょうねぇ。せっかくですし、一緒にいじくってみましょうか。はんっ、あっ、ああっ、んっ……♡」
「はわわっ!? な、なんだか、みなさんすごいです。こうなったら、一刀さんの参謀として私も」
一刀から見える位置に移動して、朱里がスカートをまくり上げる。羞恥心が完全に消えたわけではない。それでも、この異質な空間が朱里の背中を全力で押しているようだった。かわいらしい下着を足首にひっかけ、朱里が自慰を開始する。甘酸っぱい香りが、いまにも届きそうな状況だった。
腰遣いにも熱が入る。自分の興奮を察知したのか、炎蓮の吸い付くような膣内の締まりがよくなった。
「最高だなぁ、北郷。こんなに愉しい職場が、この世にあるとは知らなかった。んあっ、お゙お゙……おっ……♡ といっても、まだなにも仕事はしていないのだが」
後ろから犯されながら、炎蓮が豪快に笑う。退廃的な空間の生成を後押ししているのは、間違いなくこの女傑だった。歯止めがきかなくなってきたのか、朱里が濡れた秘所を三本の指で攻めている。少女から雌の顔へ。それは、未知の快感を味わう風も同じである。
「お兄さんのおちんちんなら、確実にもっとこう……♡ ひあっ、んっ、んーっ……♡ いけない声、たくさん出てしまうのですよ。それもこれも、ぜんぶ悪いお兄さんのせいなんですからねぇ……?」」
「はははっ。炎蓮、おまえという女は、ほんとうに底が知れないな」
「はっ、ハハッ……♡ その言葉、丁寧に包んで貴様に丸ごと返してやろうか、北郷。オレのマンコを、お゙っ、ぶっ壊しながら……♡ まだまだ、ぁっ、んあっ……! 平気そうな顔をしやがって。これでは……、おお゙っ♡ 勝負もなにも」
欲に染まった肉と肉のぶつかる音が、野外の静謐さを尽く蹂躙していく。これだけ強烈なマーキングをされては、動物たちもしばらくここには立ち寄れないのではないか。
精液を欲しがって揺れる炎蓮の肉厚な尻を手のひらで打ち据え、一刀がギアを上げた。緊張にふるえる膣肉の感触が、一段と心地いい。
「もっと、もっとだ北郷。チンポで屈服させて、オレを雌にしてくれ、ん……ひぃっ♡ ああ、甘イキとまらねぇ。こんなチンポ、ガキが味わったらおかしくなるに決まってる……♡ おっ……、お゙……っ♡」
「炎蓮さんが終わったら、私たちもたくさん愛してもらいましょうね、風さん。んいっ、んっ、あはぁ……♡ そのためにも、しっかり準備をしておかないと♡」
「自分の指でしているだけなのに、もうびしょびしょなのですよぉ。お兄さんのおちんちん挿れられたら、くふふっ……♡」
「あっ、ああっ……♡ よくもまあ、本物の痴れ者ばかり、始末屋に集めたものだ。んっ、くそっ……。風の指と、中に残った一刀の汁のせいで、疼きがとまらない。一刀のチンポが欲しくて、私も……っ♡」
ありったけの汁が、地面にまき散らされている。
溜め込んだ熱が、外に出たいと叫びを上げている。
「出すぞ、炎蓮。おまえの欲しがっていたものを、くれてやる」
孫家の敵を討ち、血を浴びるために鍛え上げていた肉体が、男の汁を搾るためだけに全力を出している。本能のままに雌の声でなき、炎蓮が首を縦に振った。
むっちりとした尻を両手で抑え、意識を中心に据える。炎蓮のもっとも感じる部分を擦りながら、一刀が腰を前に出した。
炎蓮のしなやかだった脚がぴんと強張る。本気の絶頂。雌として、雄の子種を受け入れるための態勢。精液がほとばしる。一刀に射精されることを想像して、ほかの三人も同じ様に至福のときを迎えていた。
「はっ、はーっ、はっ……♡ チンポも、種汁もきく……ぅ♡」
中に出されながら、炎蓮が掠れた声を搾り出した。ぎゅっと収縮した膣肉に反応して、男根が精液の塊を送り出す。それでまた、炎蓮は気持ちよさそうに背中を仰け反らせた。
これも、始末屋に入るために必要な儀礼のひとつと言えるのか。
尻の赤くなった部分を撫でてやりながら、長い絶頂を愉しむ。しばらく息を整えていると、朱里と風が左右から抱きついてきた。ねだられた順に、唇を重ねる。最後に、ふらつく足取りでやってきた思春に背後を取られた。
腕の力が強い。情欲に衝き動かされたのではなく、これは意志によるものだと一刀は感じた。
「んっ……。これからは、勝手に離れてくれるなよ、痴れ者め。今回は早く見つかったが、探し歩くわれらの面倒も考えてみろ」
「心に念じておく。朱里と風にも、悪いことをした」
「別に、謝ってほしいわけじゃない。私のすべては、貴様にくれてやった。それは、つまりだな」
背中に顔を擦りつけるられるような感触。表情こそ見えないが、思春は確実に真っ赤になっているのだろう。
旅を重ね、なにかを始末するごとに、背負うものが増えていく。業も、愛情も、時にはひとの生き死にすら背負い、自分は歩いていく。
「むうっ。抜け駆けは許しませんからね、思春さん。というか、ご自身で設定されたことを、最近忘れていませんか? そう、あれです……。私は一緒に旅しているんじゃない、むしろ貴様たちが粘着して同じ方向に来ようとしているんだ、みたいなやつとか!」
「おかしな誇張をするんじゃない、痴れ者二号。一刀も、朱里の保護者としてなにか言ってやれ」
「ああっ。また、思春さんはそうやって私を子供扱いして。しかも、二号ってなんですかぁ」
妙な方向にこじれているのは、二人の話の方だった。それに、これまで心と身体の両方で深く繋がりを得ているのだから、抜け駆けもなにもあったものではない、と一刀は思う。
これだけ強い個性が集まっているのだから、無理もない。一刀が苦笑しながら、挿れっぱなしの膣内を大きく突く。密かに復活した炎蓮が、奇襲を目論んでいたからだった。
阻止された炎蓮のつまらなさそうな顔が、こちらを向く。その表情があまりにも子供っぽくて、口論の真っ只中にいた二人も、笑うしかないようだった。