※この作品はR-18です。

剣聖外史始末旅   作:KKS

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八(朱里)

 降り止んだ雨の匂いがちょっと鼻につく。ようやく見上げられるようになった雲間。そこからほのかに洩れる月光を眺めていると、数時間前あった殺しの記憶が夢幻の如く思えてくる。

 思春の静かな寝息が聴こえている。入り口の見張りに立ちながら、一刀は様々なことを考えた。

 これまで磨いてきた技の使い道。これが正解なのかどうか、はっきりしているわけではない。それでも、この世界を覆う黒雲は、払われるべきだという思いが確かに強くなっている。

 旅を続けていれば、いずれその答えにたどり着くことができるのだろうか。その意味では、はじめから朱里に迷いはない。生まれた瞬間から乱世に放り出されているだけに、身体に染みついた決意というのが、曲りなりにも平和だった現代で過ごした自分とは異なっているのだろう。

 

「眠れなくなったのか、朱里」

「あ、えへへ……。一刀さんこそ、後ろにも眼がついているんじゃありませんか? そーっと近寄るつもりでしたのに、これじゃ計画がだいなしです」

 

 素肌にサイズの合っていない学生服の上だけをまとい、朱里が膝でにじり寄ってくる。

 思春の手で一度果てていなければ、その出鱈目な組み合わせに理性を焼かれていたのかもしれない。

 隙だらけの上着。覗いているのは肩のラインだけではない。胸から腹にかけての未成熟なふくらみ。青く危険な果実が、男の愚かな部分に誘いをかけてきているのか。

 

「あ、あの、実はですね」

 

 思春の眠りを妨げないように立ち上がり、朱里が上目遣いに切り出した。

 この姿勢になると、身体の前を隠すものはなにもない。淡い色をした乳頭。子供っぽいデザインをした下着。ちりん。首につけている小さな鈴が、かわいらしく音を鳴らした。

 

「お、おしっこ、どうしてもしたくなってしまいまして……。それで、一刀さんにご一緒願えないかなあ、と思いまして」

「ははっ。いいのか、そんなお願いをしてしまっても?」

「あっ。いま絶対、心の中で子供扱いしましたよね、私のこと」

 

 していない、と言えば正直嘘になる。しかし、軽く身体を飛び跳ねさせる朱里には、別の思いがあるようだった。

 

「よく考えてみてください。この三人のうち、私だけが身を守れる術を持ち合わせていないんです。そんな状態で外をひとりで出歩くだなんて、危機管理ができていないにも程があるとは思いませんか? 用を足しにいって一刀さんに迷惑をかけたりしたら、それこそ目も当てられない失態になってしまいます。ですから、ここは恥を忍んでついてきていただくことが、最善の策だと私は判断したわけなのですが、いかがでしょうか」

 

 この異様な状況を、理路整然と説明されるとは思っていなかった。

 ちょっと面食らわされたような気分ではあるが、これといって有効な反論があるわけではない。さすがは諸葛亮。孔明の罠ではないが、うまく丸めこまれてしまった時点で、自分の負けは負けだった。

 

「わかった。わかったよ、朱里。これも私の果たすべき責務というなら、よろこんで付き合おう」

 

 うれしそうに朱里がはにかむ。

 ほんとうに、倫理観なんてものはいとも簡単に崩れてしまうものだ。思春と互いに慰めあった矢先、半裸の朱里の小用に付き添う。いまの自分の姿を剣丞が見たら、どんな感想を抱くのか。はっきり言って、あまり考えたいことではない。

 

 

 雨露の滴る茂みの中。朱里はしゃがむと、いそいそと下着を脱ぎはじめた。

 一応周囲に警戒の眼を光らせる。雨は止んでいるから、人の気配を見逃すようなことはない。

 

「う、あぅ……。か、一刀さんがそばにいるせいで、身体が緊張してしまっているのかも。すごくしたいのに、はう……んっ」

 

 朱里の口から、苦悶の声が盛れている。おのれの意思に反して、肉体が言うことを聞いてくれないのである。そのもどかしさは理解できるだけに、どうにかしてやりたいという気持ちが湧いてくる。

 何度か再挑戦をしてから、朱里がゆらりと立ち上がった。その顔には、鬼気迫るものがある。

 

「お手伝い、お願いしたいです。責任、とってくださる約束ですよね、一刀さん」

 

 少し潤んだ瞳から、視線を外すことができなかった。

 この子は、巧みに自分を縛りつける。その声、その仕草。それに、その心が、離れることを許さない。

 

「んっ、はわわっ……。私、すごい格好させられちゃっています。こ、こんなので、ほんとに、はうっ……」

 

 フランチェスカの学ランを羽織っただけの朱里を、後ろから抱えあげる。羽根のように軽くて、そのことが心配になるくらいだった。

 脱いだ下着。朱里が右足首に引っかかっていて、動きに合わせてぷらぷらと揺れる。産毛すら生えていない秘裂を、指でやさしく撫でた。排泄をさせるためにこんな手段を取るのもどうかと思うが、朱里は気持ちよさそうに愛撫を受け入れている。

 

「力さえ抜ければ、出るものは自然と出よう。少しの辛抱だ、朱里」

「んっ。はい、一刀さん。最後まで、どうかよろしく……あっ、んうっ」

 

 多分に甘さを含んだ声。

 事故で股座に舌を突っこんでしまったのとはわけが違う。今回は朱里が望み、そして自分が方法を選んだのだ。

 かたさのある媚肉を左右に軽く拡げ、指の腹で中の様子を窺う。さすがに、思春のように濡れてはいない。異物でしかない自分の指を拒絶していないだけ、幸いと言うべきなのだろうか。

 

「ああっ、んっ、んんっ。一刀さんの指が、私のおまたくにくにって、ぇ……」

「気持ちがいいのか、朱里。もしそうなら、その感覚に抗う必要はない」

「はう、ひゃっ……。よ、よくわからないんです、正直。本で読んだのとは、ぜんぜん違って、あっ、そこぉ……」

「本? そういう知識にも興味があるのか、おまえは」

「な、なんでもありませんっ! いいから、いま言ったことは全部忘れて……。ふあっ、あっ、はふ」

 

 暴れようとする朱里の身体を力で押さえつけ、さらに深く指を潜りこませた。

 第二関節まで、あたたかな間にすっかり飲まれている。ここまで来ると、いくらか滑りを感じるようになってくる。様々な要素が、朱里の幼い肉体を昂揚させているのか。その一翼を自分が担っていると思うと、強い背徳感に襲われた。

 

「はふっ、はっ、はうぅ。あっ、かっ、一刀さ……んっ」

 

 朱里の切なげな声が耳朶を打つ。秘裂の中はずっと熱くなり続けていて、それが全身にまで伝わっているようだった。

 あられもなく開かれた二本の足。その真ん中から少量の蜜を垂らし、朱里は体験したことのない快楽の波に揺られている。そんな姿を間近で見せられて、大人しくしていた男根がまた悪びれず鎌首をもたげている。

 

「はふっ、はっ……。全身がぽかぽかして、お股のとこがじゅくってして……ぇ。私、一刀さんにいかされてしまうんだ、こんな恥ずかしい格好で、あそこくちゅってされながら。あくっ、いっ、んあっ……♡」

 

 自身の状況をわざわざ口にすることで、朱里は興奮を得ているのだろうか。

 秘裂に飲まれたままの指。ねっとりとした汁に覆われて、そろそろ表面がふやけてきているのではないか。朱里の呼吸が荒く、雑になっている。上下するなだらかな腹部。そして、かすかなふくらみを見せる幼い胸。

 狭い膣内が、快楽を求めて余計に指を締めつける。その動きがたまらないほど切なくて、朱里のことをもっと愛してやりたくなる。

 

「はひっ……♡ い、いくっ。一刀さんに、いかされる。こんな、こんな簡単に……っ。ぞくぞくって、お腹の奥から気持ちいいのがあがってきて」

「目的を忘れるなよ、朱里。支えていてやるから、好きなだけ粗相をすればいい」

「し、します。一刀さんにいかされながら、たくさんおもらし♡ 絶対、絶対に離さないでくださいね。約束、なんですから、あっ……♡」

 

 朱里の搾り出した声が、風の中に消えていく。

 痙攣をはじめる幼い身体。濡らさないようにしっかりと持ち上げ、用を足す体勢を一刀はとらせた。

 窄まった膣穴から指を抜く。それが堰を切る合図となったのか、朱里は溜めこんでいた小水を放出する。

 

「いっ、ああっ、ひゃうぅ……。いっぱい、いっぱい出ちゃいます。一刀さんに気持よくしてもらってするおしっこ、頭がどうにかなってしまいそうで」

 

 美しく弧を描き、朱里は地面に水たまりをつくっている。

 限界までふくらんだ男根が、ズボンの内側で苦しそうにのたうちまわっている。そんな男の下劣な事情を知らずに、朱里はかわいらしい声で鳴き続けていた。

 

「あひっ……♡ ま、まだ、こんなにっ。あっ、だ、だめです、一刀さ……ん。いってるのに、あっ、だめえ♡」

 

 もう一度中を指でかき混ぜてやると、スイッチを押されたように朱里が小水を放出する。

 この倒錯的な交わりは、永遠に終わらないのではないか。そんな感覚に苛まれながらも、一刀は小さな身体を強く支えている。

 

 

 生あたたかさに、男根の先が包まれている。

 見下ろせば足もとにしゃがんだ朱里がいて、しかもその可憐な口には、劣情にふくらんだものが咥えられているのだ。

 

「はむっ、ちゅっ、んむむっ。ひゃふぅ……。私のお口には、えへへ……、大きすぎますね、一刀さんのおちんちん」

 

 そう言ってほほえむ朱里の顔と、醜悪なまでに膨張した男根が横並びになっている。

 これは、自分の欲望からきている夢なのか。そう思ってしまう程度には、まともな光景ではなかった。

 

「お礼、して差し上げたいのですが。その、たくさん気持ちよくしていただきましたし」

 

 そんな朱里の一言がきっかけとなり、この不浄な遊びは開始しているのである。

 正直、ちょっと趣旨からずれている話ではある。快楽を与えたのは放尿を助けるための副産物に過ぎず、なにも返礼してもらうようなことではない。

 小さな口に、再び先端が包みこまれる。思春の手で果ててから、当然洗うようなことはしていないし、ひどい匂いと味であることは想像するに難くなかった。

 そんなものを、朱里は文句ひとつ言わずに舐め回している。舌と唇の動き。錯覚でなければ愛情にあふれていて、淫行をしているというのにあたたかさが心に湧いてくる。

 

「上手にできているぞ、朱里。これも、本で知識を得たのか?」

「むぅ……。そのことをいつまでも仰るのなら、もうして差し上げませんからね。あむっ、んっ、もごっ……」

「この状態で捨て置かれるのは、さすがに辛い。私の失言を許してはくれないか、朱里」

 

 謝罪に対する返事をすることなく、朱里は口による奉仕を続行してくれる。いまはそれだけがすべてで、じゅぷじゅぷと淫らに鳴る唾液の音が、心地よく耳に届いていた。

 

「ほんとに、んぅ、大きすぎれふよぉ、んむっ♡ はぁ……。私の顎、そのうち外れてしまうかもしれません。そうなったら、わかっていますよね、一刀さん?」

「ははっ。責任を取る覚悟なら、とっくにできている。それでいいかな、朱里」

「ふぁ……い♡ れろっ、くぷっ、んっ、ちゅうぅ」

 

 健気に上下する朱里の頭。やさしく撫でられるのが好きなようで、つい髪に触れてしまうのだ。

 激しい昂ぶりがなくとも、せり上がってくる熱さはある。そもそも、指で達する朱里の痴態はかなりのもので、そこから連続して与えられる口淫の威力は相対的に増していた。

 

「ふわぁ……。しょっぱいお汁が、おちんちんの先からこんなにたくさん。ふふっ。射精、されたいんですか?」

 

 粘ついた汁を、朱里が指の間で遊ばせている。

 きっとどちらも、理性のタガが外れすぎているのだろう。腰を軽く動かし、喉奥に男根の先を侵入させてみる。嗚咽。それでも、朱里は奉仕を中断するようなことはない。なんとか体勢を立て直すし、懸命に自分の求めに応じようとしてくれる。

 

「らひて……。らひてくらふぁい、わらひに」

 

 甘ったるい声による囁き。そんなものでわかりやすく最後を迎えてしまうのだから、自分もまだまだ修行不足だということを実感させられる。

 こうなれば、あとは流れに身を任せるだけだった。

 

「飲んでほしいな、おまえに。我慢してくれるか、朱里」

 

 こくこくと数回頷き、朱里が唇の窄まりを強くする。

 衝動的な願いだった。朱里の幼い身体を、内部から自分の色で染め上げる。燃え盛る情念の炎。焦がれるままに、解き放った。

 朱里の表情が苦しそうに歪む。一度果てたことなど関係なしに、多量の精液が口内に送りこまれているのだ。

 

「あぷっ……♡ んっ、んくっ、んっ、んむぅ……」

 

 吸い付きがさらに強くなる。

 溺れそうになっても、朱里は食らいついてくる。だから、自分も加減などするべきではなかった。

 

「んぷぷっ……。はむっ、んちゅ、んあっ……」

 

 最後の一滴まで、朱里の口の中で搾りきる。そのくらいの覚悟をもって、残った精液を吐き出していく。

 かなりの濃厚さがあるのか、朱里はそれを必死になって嚥下する。献身的な姿勢がうれしくて、男根はいつまでもかたさを維持している。

 

「ふはっ、ふっ……。一刀さんのおちんちん、まだとってもかたいままで。もしかして、私のお口が物足りなかったのでしょうか」

「そんなことはない。最高だったよ、朱里」

「えへへっ。だったら、よかったです。はじめてのご奉仕、私もすごくどきどきしちゃいました」

 

 なにもかも終えて、朱里がやりきったという表情を浮かべている。

 空を覆っていた分厚い雲。それも随分流れてしまったのか、月明かりがあたりをやさしく照らしていた。

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