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「さて、マリー……お前はハジケた訳だが、俺はハジケられてない……これは少し頑張って貰わないとならんな?」
抱きしめ合った身体が離れて、ワフールの声。
暗闇はあまりに濃くて、何も見えない。肌の触れ合いだけが、孤独を埋めている。
そしてマルローネの乳房、乳首を弄る。
「あぅっ……どうしたらワフールがハジケるの?」
マルローネは、素直におっぱいを弄られながら、暗闇を探り、ワフールの腕に手を、指を絡める。
……こちらは撫でられたりすれば大騒ぎなのに、ワフール側は、少し鼻息が強くなる程度なので、ワフールがハジケる、というのは考えづらい。
「……連続でハジケる事になる、かな」
ワフールは、そう答える。
「本当に〜?なんか、何も感じてないっぽいんですけど?」
マルローネは疑いの声を向ける。
「そんな事はないさ。少し腰を振ったら、ハジケると思うぞ?」
ワフールは、そう答える。
……腰を?今、ちんこが深く入っているのに……
マルローネは思う。
「……ちょっと怖いかも。また私がハジケそう」
そして、そう訴える。
「可愛い事を言う」
ワフールの手は、マルローネの顔へと移り、撫で掴む。
「うるさい。怖いもんでしょ?」
マルローネは撫でられる手に、手を添える。
2人は重なった姿勢のまま……
……しばらくは、闇の中でゆったりとした時間を過ごす。
「さて……」
ワフールが呟く。
「タンマタンマ!……もうちょっと待って……」
マルローネは、ワフールを制する。
制すると、ワフールは唇を寄せる。
マルローネはその唇に応えて、キスをする。
……ちゅっ……ちゅっ……
全く何も見えない闇……
田舎の闇とは違う。
目が慣れても、何も見えて来ない闇。
「こんな暗闇、初めて。エロでも何でも1人じゃないのは、良かった……」
マルローネはワフールに言う。
「……確かに。ここまでの闇は俺も初めてだ。本当に朝が来るものか……」
ワフールも言う。
ともかく、マルローネは……肩を撫でる手……合わせる唇に安堵する。
「さて……」
……全くの闇の中……
また時間を置いて、ワフールが言う。
少し声に笑いが含まれている。
「からかってる?」
おっぱいを揉み撫でるワフールの手に、マルローネも、手を重ねている。
……全くの闇の中……不安を慰める、ゴツい手に縋るマルローネの手。
そして、ワフールに言う。
その自分の声にも、なんか笑いが含まれてた。
「やれそうだな……?」
おっぱいを揉み撫でる手が、乳首を刺激するようになる。
「や……やれそう……ん……かも?」
乳首アタックに反応しながら、マルローネは苦笑いしつつ、覚悟を決める。
……ワフールの指先は、マルローネのお腹へと下がり、ヘソよりも下に……
「あっ!……それはタンマ!」
ヘソ下指先アタックに怯え、マルローネは声を上げる。
「そんなに激しく虐めたりはしない」
ワフールは言うと、指先で肌を押す。
「ん〜……なんか、臆病過ぎるよ……ね?」
マルローネは、乳首アタックとヘソ下アタックを感じながら、呟くように話す。
「そうだな……もっと安心して可愛い喘ぎ声を聞かせて貰えると、俺もハジケられるのだが」
ワフールは言い、ヘソ下アタックを強める。
「ぅうん……んうう〜……はうぅ……はうぅ〜……はぁっ……はぁっ……」
マルローネは暗闇の中、目を閉じて大騒ぎの準備に入る。
……既に入ってるちんこに、やる気が漲って行くのを感じる……
……連続でハジケたら……
ワフールも、ハジケられるのだろうか……
「んうう〜っ……ぃあぁぁっ……はぁん……はぁっ……はぁっ……」
ちんこが少し抜けるように動き、マルローネは反射的に足を開く。
指先アタックと、上手く合わせてちんこが動く。
「ひぃああっ!……あっ!……あーーーーーーーっ!……ふぐぅ〜っ!んううぅぅ〜っ!」
ワフールから逃れようと、力強く動くマルローネに、ワフールはしっかりついてゆく。
「あっ!……あんっ!……ぅぐうぅっ!……んああっ!……はぁんっ!はあんっ!ん〜〜〜〜っ!」
ワフールのちんこは前後に動き、擦られて奥を突かれて……
マルローネは、びくんびくんと身体をうねらせながら、大騒ぎする。
……ハジケてる……ハジケてるのに続いてる……
「んあ〜ぁぁっ!……ああ〜っ!……はあぁんっ!はぁん!はぁんっ!はぁんっ!はぁぁん!はぁんっ!はぁんっ!」
なんかリズミカルになっていく、自分の喘ぎ声。
全身を前後に揺らされて、マルローネはワフールの身体にしがみつく。
「あうぅっ……はうぅっ!……はおぉっ!おぉぉんっ!おぉぉんっ!ぉんっ!ぉんっ!ぉんっ!おうぅっ!ぉうぅっ!ぉうぅっ!ぉんっ!」
……力が抜けて身体を反らしたくなる。
それでも、しがみつく。
お腹の中で、こつこつしてる……
頭がチカチカする……
暗闇の中で、2人はエロに染まる。
それからも、マルローネは弱く強く揺さぶられて、頭をチカチカさせ、ワフールの為すがままにハジケ飛んだ。
……ワフールが、僅かな光で目を覚ます。
仰向けに寝ていて、右の手のひらだけ、マルローネの足に乗せている。
やたら遠い方の葉っぱの壁から、日の光が差し込んでいる。
ナナメ上に飛んで行く水滴は数を減らしていて、時折1粒、見えたりするだけになっていた。
……言葉も無く身体を起こし、マルローネを見る。
無邪気な寝相で、うつ伏せに寝ている。
まだ影の深いこの場所で、マルローネはもう少し起きそうにない。
ワフールは、幾つもの筋の光を湛えている葉っぱの壁を眺める。
……しかし不思議な場所だ。
……ひょっとしたら、ここが天国というヤツなのかも知れない……
などと思ったりしながら、タベクサを抱える無数の葉っぱを眺める。
……植物は、美しい。
完成された造形。
日の光の似合う佇まい。
戦争の最中であれ、雨であれ……砂嵐の中でさえ、力強くそこに在る。
……などと……やたら遠い目をしていると、日の光は強くなっていく。
そして、マルローネがもぞもぞと動き出した。
「う〜……」
長い髪を引き摺りながら、マルローネは虫的な動きで這いずり回る。
そして、ばっ、と顔を上げる。
「……いつもそんな感じの目覚めなのか?」
ワフールは、そんなマルローネを眺める。
「……いつもこんな感じみたい。シアにも親方にも言われてた」
髪を振り乱したマルローネは答える。
「シア?親方?」
ワフールは、知らない名前に尋ねる。
「ともかく、髪を整えるか……」
ワフールは、マルローネに手招きする。
「朝の景色、綺麗だね……」
裏を水に濡らすタベクサの葉っぱ地帯は、朝日を受けてキラキラ光る。
葉っぱの明るい緑に、可食部の白い節の付いた棒……
それらは、美しいキラキラした景色となって2人を包み、広がっている。
「俺も言葉を失った程だ」
……マルローネの金髪を整えながら、ワフールは呟く。
ひどく元気爆発の、ボリューム満点の長い金髪……整えるのも手間だが、時間は腐る程ありそうなので、退屈しのぎに丁度いい。
「この世界が変わってるの?」
マルローネは尋ねる。
かなり変わっているらしいけど……
「この場所は来た事が無いが、雨といい風といい朝日といい……」
ワフールは慣れた手つきでマルローネの髪を整えながら、話す。
「まあ、ワフールが変わったよね。生き返ったんじゃない?」
マルローネはそう話し、1粒、ナナメ上に飛んでいく水滴を見つけて、目で追いかける。
「そうだな。生き返った感じだ。だが、これから一体何をしたものやら……」
ワフールは言う。
サラサラと風に揺れる、タベクサの葉っぱの音がする。
「私を何処に送ったらいいのか、分からないんだもんね?」
「まあ、ここで過ごしている……くらいしか、食べ物さえもアテが無いからな」
「ここに住み着く?」
「取り敢えずはそうしておくか。更に世界は変わって行くだろう。食っちゃ寝生活など、贅沢な話だが……」
「……まあでも、冒険したいかな。色々探らないと、退屈だよ」
朝日に煌めく葉っぱの部屋……そんな景色を眺めて、マルローネは呟く。
「木の中を〜……」
マルローネは、結構離れた所にある、木の幹を見る。
「あれ?穴が……」
木の幹にあった穴からここに来た筈なのに、その穴が見当たらない。
「近づいてみれば、向こう側に穴があるかも知れないから、見てみるか」
ワフールは立ち上がる。
マルローネの髪は、かなり大人しくなっていた。
密集している丈夫な葉っぱの上を歩き、木の幹へと歩いて行く。
時折、隙間があるのでその隙間に注意なんだけど、それよりも葉っぱ1つ1つが抱えてる、びよ〜んと伸びるタベクサ達を避ける方に意識を割く。
……蹴っても踏んでも、そうそう折れないんだけど……
「こっちにも無いね」
デカい木の幹を回り、マルローネは言う。
「こちらには小さい穴があって、中は空洞……この穴が、大きくなったり小さくなったり……しているように思えるな」
ワフールはそう呟き、更に光を強くする朝日の方を見る。
タベクサの壁から漏れる光と、壁と天井の間から大胆にこちらへとやって来る光。
「ヒマしてるしか無いのかぁ〜……」
マルローネも朝日の方を眺めてみる。
また1つ、水滴がナナメ上に飛んで行くのが見えて、ワフールは不意にマルローネを後ろから抱きしめた。
「ん?あれ?」
マルローネは、そんなワフールに振り返る。
「昨晩はどうだった?」
そう聞かれて、マルローネは顔を赤くする。
「……え?……いや、まあ……悪く無かった……かな?」
しどろもどろになって、答えづらい質問に答える。
ワフールの手は、マルローネの乳房を柔らかく掴み、マルローネは身体をぴくん、と脈打たせる。
「き、昨日は結局、ワフールはハジケたの?」
しどろもどろな声を少し立て直して、マルローネは尋ねる。
「ああ。ちゃんとハジケられた。だが、まだ足らない感じがしてな。こういう風にヒマなんだとすると、そう考えてしまうものだ」
ワフールはそう言うと、マルローネの肌に、少し指を立てる。
「……そういうものなの?それより、ワフールが盗賊だった頃の話が聞きたい……かな?」
マルローネは、そう言ってみる。
……なんとなく、この状態から逃れたいかな……とか考えた。
「なら、座るか……」
ワフールはマルローネを抱き、捕まえたまま座り、マルローネは背中から捕まったまま、ワフールの上に座る感じになった。
「こんな感じで座る〜?」
マルローネは頭を後ろに倒す。
ワフールの肩を、枕にする感じになった。
「退屈はしないだろ?」
ワフールはそう言って、マルローネの乳房を少し揉んだ。
「……まあ、そうかも。で、盗賊ってどんな事をしてたの?」
マルローネは天井……というか、1つ上のタベクサの群れを眺める。
この大木の、1つ上の幾つも伸びる枝から始まる、タベクサの
葉っぱ達の、強固な塊。
「盗賊と言ってもな……」
ワフールは話し出す。
戦争で親を失い、村を失い……
ワフールは当ても無く彷徨う流浪の民となった。
そして、そんな流浪の民はワフールだけではなく、他にも大勢居た。
盗賊と言うのは、そんな彼等の集団に付けられた名前。
ワフール自身は、それほど攻撃的な人間じゃないものだから、誰かを襲ったり奪ったりはしなかった。
けれど、その集団の中には、攻撃的に誰かを襲ったり奪ったりする者達が居たのだ。
その者達は、明らかな戦利品を調達する事が多かった。
リーダーも、そんな攻撃的な者達を纏める、更に攻撃的な男だった。
攻撃的ではないワフールには、彼等を止める事など出来なかった。
そして、盗賊として共犯者となったのだと話した。
「……そこに居たら、私もきっと盗賊になってたと思う」
マルローネはそう言う。
……マルローネも、そんな攻撃的な者達を止める勇気も無いし……と思う。
「そう言って貰えると、有難いかな。とはいえ、しっかりと共犯者だ。俺は直接的には襲ったり奪ったりはしていないが、それだけに……卑怯者として生きた……」
そう話して、ワフールは話を続ける。
……リーダーを始めとする攻撃的な者達は、その戦利品や獲物を、気前良く振る舞い、ワフールもその分け前に与った。
リーダーの名前はデイドリオンと言う名前で、彼は狡猾に、また時には直接的に、他の流浪の民を纏めたり、皆殺しにしたりしてきた。
そうして2年程で、2つの宿場を牛耳り、安定した生活となった。
ザールブルグに程近い、デイドリオン・アイン、デイドリオン・ツヴァイと言う名前で定着した宿場は、それぞれに温泉を湛えていた。
そんな宿場は売春婦が多く、それで栄えた宿場だと話した。
「ザールブルグに近いの?」
身体をゆっくりと撫でられたりしながら、マルローネは尋ねる。
「近いな。ザールブルグからマイヤールートで2日目、3日目に辿り着く宿場が、デイドリオン・アインとデイドリオン・ツヴァイだ」
ワフールは答える。
「マイヤールートって南だよね?盗賊とか危ないから行かないように言われてるルートだなぁ……」
マルローネは言う。
そんなアカデミーからの説明を思い出した。
「まあ、それがいいんだろうな。ザールブルグに住んでいるのなら、ザールブルグで平和に過ごすのが良いと思うぞ」
時々、ナナメ上に飛んで行く水滴を眺めながら、2人は穏やかな時間を過ごす。
「……まあ、そこでもなんか捨てられて、ここに居るっぽいけど」
マルローネは、1つ上のタベクサを眺めたりしながら、呟く。
「そうだったな。だが、ここの世界を変えるぐらいの力がある、と」
また少し手を動かして、ワフールは言う。
……別にあまりエロく感じなくなってきた……
「お股の汁に価値があるとか言われてもねぇ……複雑な心境だなぁ……」
そんなワフールの、おっぱいを揉む手を眺めて、マルローネは話す。
……なんか、反対のおっぱいに移動した……
「まあ、なんであれ価値があったのなら、それはいい事だな。死んでゆく者を沢山見て来た俺としては、そうとしか言えん」
ワフールは言う。
日の光は陰り、そしてまた日の光を取り戻す。
そんな、穏やかな時間が流れてる。
「確かに……そうとしか言えんわなぁ……」
マルローネも、ワフールの口マネをしてみる。
「……こういう時、私もワフールをぺたぺたしといた方がいい?」
少し時間を置いて、マルローネは聞いてみる。
「ん?どちらでもいいな。大人しくしてもらえるだけで、有難い」
ワフールは答える。
少し温い風が吹いた。
「ん〜……バイシュンフって何?」
更に時間が経って、マルローネは尋ねる。
「……知らないもんか?……カネとか食事で身体を売る女の事だ」
ワフールが言い、マルローネは反射的に自分の身体を見る。
「え!?もしかして私も……」
そして呟く。これで転職扱い……!?
「……売春婦は登録制だ。貴族様だって、男女の営みはあるだろうさ」
ワフールは言い、辺りのタベクサ世界を眺める。
……余程の貴族様でさえ、いっそ王様でさえ、こんな不思議な環境で、金髪美少女を抱けたものか……
……余りにも身に余り過ぎる光栄……
また、ナナメ上に飛ぶ水滴を眺めて、ワフールは思う。
「……じゃあ、バイシュンフってどんな人なの?」
マルローネは尋ねる。
日の光を浴びているタベクサ世界は美しいけれど、それだけではやはり退屈だし。
「俺と同じような感じだな。俺は男だから売春婦にはならなかったが、女であったなら……と思うと他人事でも無かった……」
ワフールは話し出す。
……男は女を求める。
それは生き物としての本能として、そう出来ている。
盗賊として暮らす、暴力的な仕事をしていない女は、求められ、男を受け入れ、その代わりに対価を受ける者が多く居た。
デイドリオン・アイン、デイドリオン・ツヴァイでは温泉があり、身体を清めやすく、身体を清めては男を受け入れ、また身体を清め……
と、女をメンテナンスしつつ、商売にし易い環境にあり、また盗賊団の宿場という事もあった。
売春婦を使って商売する男が居て、トラブルがあれば男がそれを代行する。
兵隊付きの売春婦、という格好となった宿場は、温泉と売春婦で栄える宿場となった。
ワフールは、その売春婦の調理師として働いて居たと話した。
女を抱く時、直ぐにちんこを出し入れしては、売春婦に嫌がられ、兵隊の出番となってしまう。
それを避ける為、場合によっては調理師が、女を弄り倒し、エロエロに染めてから客に供する、と話した。
「……じゃあ、女の子のハダカってのは慣れてるのね?」
マルローネは話を聞いて、そう言ってみる。
「まあ、そうだが、マリー。お前みたいに見事な白い肌、下の毛の金色の見事な女など、居なかったな。ここまで容姿が見事なら、誰かしらの専用となったりするものだ」
ワフールは、そう話す。
「……そんな褒められても……そう?」
マルローネは、身体をくねくねさせてみる。
「そういう無邪気な所も最高だ。なぜ捨てられたのか、不思議で仕方ない」
ワフールはそう言うと、マルローネを揉む手をエスカレートさせてみる。
「あははっ!もうっ!ひゃ〜っ!あはっ!ははははっ!」
マルローネはくすぐられて笑い、じたばたする。
「マルローネ、お前はザールブルグで産まれたのか?いや、田舎出身と言っていたな」
今度はワフールが、マルローネに尋ねる。
「故郷はね、ザールブルグからは西の、グランビル村って所。シアって友達と一緒に、ドナースターク道路って会社の仕事をしながら、ザールブルグを目指したんだ」
マルローネは、ワフールに座り直して話す。
それはそれで楽しい思い出。
「ドナースターク道路?土木業してたのか?」
ワフールは驚いてもう1度、尋ねる。
街道整備を専門に、各地に住み着きながら働く集団が、ドナースターク道路の働き手だ。
「そういうのは少しだけ。子供だったから、宿のお手伝いが多かったかな。食事にも寝る所にも苦労しなかったし、オジサン達に襲われる、なんて事も無かったんだよね」
マルローネはそう話す。
……道を整備する仕事は、あまり手伝わせて貰えなかったものだった。
「結構タフだな……」
ワフールは呟く。
金髪美少女なのに、似つかわしくないストーリーがあるもので。
そして、またマルローネの見事なハダカに注目してみる。
「……シアは病気になっちゃったけど。そしたらドナースタークの家に引き取られて、シア・ドナースタークになった」
そんなワフールの視線は気にも留めず、マルローネは話す。
「そりゃ、幸運だな。デイドリオン・アインやデイドリオン・ツヴァイにもドナースターク道路、ドナースターク建設、ドナースターク組とよく来ていたもんだ。結構羽振りが良いんだよな」
ワフールは話す。
かなり大人数で仕事に来ていたり、長い休暇を使って来ていたり、それぞれだ。
「……凄い色んな人が働く会社みたいなんだよね。ザールブルグにもダムを作ってて〜……、シアが社長さんと、良く釣りに行くって言ってた」
マルローネは、日の光に輝くタベクサ世界を眺めながら話す。
「ドナースタークの社長……大貴族筆頭じゃないか……」
ワフールは言う。
勿論会った事は無いのだけど、ドナースタークという名前は非常によく耳にしたものだ。
「そうなの?釣り好きで読書好きなオジサンだって言ってたけど」
マルローネは話す。
シアを釣りの世界に引き込んだ張本人。
なんでも、凄く素敵な竿と糸を持っていて、また水の豊富な場所は、シアの療養にも向いていて、居心地も良いらしい。
ちなみに、マルローネはその素敵な竿と糸を拝んだ事もあるけれど、年季の入っただけの、普通の竿と糸にしか見えなかったものだけど。
「……まあ、田舎から、苦労して来たんだな?」
ワフールは、マルローネの身体を少し撫でて、聞く。
この静かな世界に、その声だけが……いや、風に揺れる葉擦れの音はあった。
「ん〜……結構楽しかったよ?苦労した〜……って感じしなかったけど……」
マルローネは答える。
ドナースターク道路での仕事の日々、旅の日々は、道路作業の人達も宿作業の人達も、汗臭かったけど、みんな笑顔が多かった。
「苦労はしてなかったか……」
ワフールは辺りを眺めながら、なんとなく呟く。
「ワフールは、苦労が多かった?」
マルローネも、すぐ近くのタベクサの葉を見ながら、そう会話を続ける。
「どうだろうな……辛い日はあったが、大体は能天気に生きていたように思うな」
マルローネの肩を撫でながら、ワフールは自分の過去に思いを致す。
……そんな、ゆっくりとした時間……
「んっ……」
緑に煌めくタベクサ世界で、ワフールはマルローネの乳首を、1つ掠める。
マルローネはひくん、と身体を反応させて、1つ声を漏らした。
「しかし、暇を持て余すな」
ワフールはそう言って笑う。
「そうだけど、こうなる?」
マルローネは、触れる程の近さでその顔を見て、両手を上げて、ワフールの顔を捕まえる。
……おっぱいをさらけ出すポーズ。
……マルローネとしても暇だし、まんざらでもない感じ……
「こうなるしかないだろう」
ワフールはマルローネの唇に唇を寄せて、そう話す。
その両手はしっかりと乳房を撫でて、乳首を掠め回る。
「ぴりっ、ってする。はんっ」
足を落ち着かなく動かしながら、マルローネはその感覚を愉しむ。
時折、唇を触れ合わせながら、ワフールはそうしてもじもじさせる、マルローネの下腹、陰毛、太ももを見つめる。
「……闇の中よりも、マリーの気持ちいい顔を見ておきたいもんだな」
ワフールはイタズラな笑みを見せる。
そんなイタズラな笑みは、マルローネにも伝播して、なんか笑みがこぼれる。
「それ、見られたくないでしょ普通」
マルローネは伏し目がちに言う。
「その顔が、最も魅力的なもんだけどな」
そう言うマルローネを揉み回す手が、少しエスカレートして、マルローネは身体をくねらせる。
「もう!エロい人になっちゃうじゃん!」
そう言いながら、マルローネは身体を閉じる。
「魅力的になるって事で納得しておけ」
ワフールは身を乗り出して、うねうねするマルローネを追う。
そしてすぐに捕まえる。
「う〜……エロい人って魅力的なの?」
マルローネはワフールを見上げて尋ねる。
「そりゃそうだ。子供は子供の魅力があるが、やはり女の魅力って言うのは、そこだろう?」
ワフールは、覆い被さるようになったマルローネを見て話す。
「そう?……そうかも?」
マルローネは思い出そうとする。
エロくて魅力的だった女性……というのが、イマイチ出てこない。
「まあ、そうかも?……ってのが正解なのかもな。別に必須という話でも無いだろう」
ワフールは話す。
また、少し温い風が葉擦れの音と共に、マルローネの肌を撫でた。
「へへ……でもなんか、逃げられないし、私もエロいの、興味あるかも?」
マルローネはワフールの顔を、瞳を見つめる。
「そう来なくちゃ、だな。マリー……お前は本当にいい女だ」
ワフールはそう言って微笑む。
「まあ、ただの強がりかもだけど」
マルローネも、そう言って微笑みを向ける。
「さて……エロい所を見せて貰うとしようか」
ワフールはマルローネの片足に、腕を入れる。
そうすると腕の上に足が乗り、片足を持ち上げられる。
片足が持ち上がると、足を開く格好になった。
「……これはエロい……」
マルローネは呟く。
……なんかまたドキドキしてくる。
……ハジケさせられる期待にワクワクしてる……みたいな下心もあったりしてる……
「まあ、エロいな……」
足を開くマルローネの顔を見て、ワフールも呟く。
……そしてなんか、沈黙が訪れる。
「……なんか話してよ?」
足を開いたままのマルローネは、こんなタイミングで止まった事に文句を言う。
「……やはり、ここまで金髪美少女というのが……」
ワフールは視線を股に落として話す。
少しニヤケた感じがした。
「そう!それ!……金髪美少女でも、コッチは金髪美少女じゃないものなの?」
マルローネは、ズバッと身体を起こし、尋ねる。
「……そもそも金髪のヤツを相手にするのは、マリーが初めてだな」
やたら食い気味のマルローネに、ワフールは少し身体を引く。
危うく頭突きを食らう所だった……
「じゃあ、謎のままかあ……」
マルローネは、起こした身体を戻す。
「髪の色と一致してるって事は少ないな。髪が紫、茶色というのが多かったが、下の毛は黒である事が大半だった」
ワフールは過去を思い出して、そう答える。
「黒が多かった……ふむふむ」
マルローネは間抜けなポーズのまま、納得して頷く。
「丁度良い太さだな。マリー……お前が相手なら、このままいつまでも退屈しないで済みそうだな……」
そんなマルローネの下腹を、太ももをワフールの手が撫で始めた。
「んう〜……っ……退屈しのぎにされるぅ……」
マルローネは、ワフールの肩に乗せた右足を揺らして、両手を上げて身体を伸ばす。
仰向けに寝た状態で上を見上げると、日の光を受けて煌めく、タベクサの葉っぱ世界が鮮やかに見えた。
ワフール・ハイラム
デイドリオン
デイドリオン・アイン
デイドリオン・ツヴァイ