今回の話も例によって男の娘×女性なのですが、カニバリズム(食人描写)や残酷な描写を含みます
(描写的にそこまでグロくはないかもしれませんが、一応R-18Gという事で)。
また、本作の登場人物である由奈の過去話的な物も結構含まれてますのでその点もまたご注意してください。
私の願いは普通に生きる事だった。
両親の下で幼少期を過ごし、学生となって様々な事を学んで、就職して好きな人を見つけて、結婚して家族を作って、子供の成長を見守り、老衰する。
そんな当たり前の日常を私は心底
そんな願いも
当たり前の日常への願いや祈りを薪にくべて、私は悪鬼として今も戦っている。
そんな存在に価値などないというのに
軋むベッドの音が嫌に聞こえた。
日も沈み、最低限の灯りのみが点された空間に二人の男女が裸で重なり合っている。
覆い被さっているのが私で、組み伏されているのがフェイ。真っ白なシーツの上に置かれた彼の身体は肌白く、身体の細さから普段以上に華奢に感じる。背丈も私と40cm以上離れて体格差もある為に一見すると私が彼を強姦しているようにしか見えないが、私がこれからする事を鑑みればそれは間違っていない。
――ぐにゅっ゛っ♡
「ん゛っ…は、っふぅ゛っ……♡」
彼の唯一の男性として主張が可能なもの。反り立った男性器が無条件に溢れ出す愛液と共に打ち付けられて、思わず声が漏れた。此方を見上げる彼の顔がくしゃりと笑って、愛おしむ様に私の乳房や手に触れる。
「大丈夫、我慢しないで?」
「っ…ぅ、は、ぃ゛……」
口から洩れる獣のような唸り声。視界に広がる全てに彼が映し出されて、自身の情欲を抑えきれない。差し出された極上の獲物に対して狂おしい程の劣情が心に湧いて、細い彼の腕を掴んでは引っ張り上げる。
「んっ」
首を横にずらして無防備になった彼の小さくて柔らかい肩と首。
「が、ぁ゛っ……!」
私は涎を垂らして、大きく口を開けて無遠慮にそれに齧りついた。
羅刹女になってから生えた鋭い犬歯が真っ白な肌を突き抜けて、肉を食い千切りながら鮮血が溢れ出してその身体とシーツを紅く染めてゆく。
「っ……ゆっくり、落ち着いて」
表情は見えない彼が私の身体を支えて、頭を撫でながら優しく声を私に掛けていた。その優しさが酷く
溢れ出る感情と共に彼の血肉を喰らって、自身の内にある<飢え>を鎮めに掛かる。肉を喰らっては咀嚼して、血を呷って肉を食道へと押し流す。喰らい、飲み込んで、血を飲み干す。只管それを繰り返していた。
「そ、ろそろ時間かな。こっ、ちで唱えるから続け、て由奈」
子供を宥める様に、落ち着かせるようにいつもより穏やかで苦し気な声が耳に入る。彼から失われていく熱と血肉、それと反比例に満たされていく私の
「は、ぃ…ぁ…ぐっぅ…」
理性が罪悪と絶望を発露して血肉を吐きそうになり、それを食欲と歓喜で抑え付けて本能のままに喰らいながら重ね合わせた身体を上下に揺らして、浅ましくも彼を私は貪っていた。
「がとうしょしゅ、えこう。あいみん、しょうじょ」
絶え絶えな彼の声が聞こえる。顔は見ない。見たら、私は本当におかしくなってしまう。
「てん、じゅとうしょ。こうぼう、さんがい……!」
頭は目の前の現実に冷え切って今にも
「んぁ゛っふ゛っぅ゛っ♡ぉ゛ォッ…♡」
声が出る。■する者の血肉は私をあらゆる媚薬に勝る程に熱く昂らせて、幾多の絶頂を重ねる。それと共に噴き出された体液が彼の身体をさらに穢していく。
「ふ、くっ……しょうちょう、てんげ。ごじ、めつざい。ぼだい、いんどう」
か細くなる彼の吐息。発情した犬のように大きく声を上げる私の声。肩を抉られ、腕や手すら喰らい切って粘液に塗れた骨さえ露出している彼。狂喜に浸って、快楽を貪る私。
「ふ゛ぅ゛ッ♡ぅ゛ァ゛あっ、ぅ゛く゛っ♡」
止まらない絶頂に堪えかねて、彼の身体を強く抱き締める。
「どういつ、しょうこ…!にゅうあじ……!」
そうして双方の絶頂で発現するマントラ。その最後の詠唱によって彼もまた絶頂に至り、ぐちゅりと私の子宮口を叩きながら精液を溢れ出させた。
「オ゛っぉ゛おっ♡♡ぃ゛っぐっ……♡♡」
口から漏れた私の喘ぎ声に涎に、咀嚼している彼の血肉。精液から伝わる彼の生体マグネタイトは血肉と同様に私の身体を満たして、それだけで絶え間ない絶頂が私に襲い掛かっている。
生体マグネタイトから伝わる苦しみと痛みの感情、それを上回る私に対する■情。マントラによって再生した腕も私の頭に回して、その胸で抱き留められながら私は絶頂の渦に堕ちていく意識に身を任せた。
羅刹と呼ばれる存在は人喰い・共食いを重視する特殊な悪魔人間だ。
彼らの原点はインドの人食い鬼、ラクシャーサ族であり、かつてランカー島に生息していたそれが生き残る為に人間と交配。その末裔が中国等を通り抜けて仏教に統合されながら日本に流れ着いたとされている。
仏教では肉食が基本的には禁止されており、羅刹達もまた一時的な隠れ蓑としてしか仏教を利用していなかった。表では僧として振舞い、裏では自殺者や下民等の消えても問題ない人間を喰らい続けて生き延びて、それらの事が看破されて問題になれば仏教勢力過激派の天魔衆に寄生する形で生き延びた。
閑話休題。羅刹は喰奴と呼ばれる特殊なデビルシフターに酷似していると誰かが言った。私もそれは概ね正しいとも感じている。
まず共通している点としてヒトタンパク質に内包される人間由来の生体マグネタイトの補給を定期的に必要としている点。それらを補給しない事によって発生する苦痛や発狂、肉体が黒いタール状に溶けていく<飢え>或いは飢餓とも呼称される症状。羅刹はラクシャーサ限定ではあるが、悪魔の力を両者とも用いているという点等、同一視されてもおかしくはない程に類似していた。
ただ、その上で私は喰奴と羅刹には決定的な違いがあるとも感じている。
悪魔変身者と悪魔人間、という違いではなく
しかし羅刹はそれだけではない。羅刹、ラクシャーサにとって人食いとはエネルギーを摂取する手段でもあり、自身がラクシャーサであるという証明でもあった。人間を食べて、エネルギーを得るという結果よりも人間を食べるという過程こそ彼らは重視していた。
其処から発生する問題、喰奴との差異、それは
だから、私はこうしてフェイを喰らっている。性奴隷として扱われていた彼を拾ってから、ずっと今まで。
ファントムソサリティで彼を見た時、私にとって彼はただの餌だった。顔も身体も綺麗で、性格も従順で穏やか。痛みに関しても感じているものの大きく騒ぐ事のない、とても質の良い肉。庶民が高級肉を買うような感覚で彼を購入した事は今でも覚えている。
そうして彼を喰らって、その美味しさに名残惜しさを感じて生かして再生させて、また喰らって……気づけば私は彼以外の人間を口に含まないようにすらしていた。
彼が当時の事をどう思っていたのかは分からない。聞く勇気すら私にはないが、彼はただそうある物として受け入れて私の事を労わってすらいた。何も知らない無垢な赤ん坊が母親に笑顔を浮かべるように
暫く経って、私の胸中に浮かんだのは彼に対する好意。彼の血肉を食べ続けてそれを気に入ったからなのか、その可憐な容姿に心を惹かれたのか、生まれて初めて人間として接してくれたからなのか、或いはその全てか。次第に思考の大半は彼を占めるようになり、彼を喰らい続ける事で嫌われるのではないかという恐怖も生まれた。
そして、それらの感情を覆い隠すかのように私はフェイに教育や訓練を施すようにもなった。社会を生きていく為の知識や戦い方等、私が居なくとも彼一人の身で自身を守れるようにと時間と金の浪費も惜しまずに彼を強くすることに専念していた。凡そその理由は建前で、本音は彼が私以外に殺されて自分の手の中から零れ落ちるのが怖くなっただけだったが。
それから約数年以上共に行動し、葛葉キョウジやスプーキーズ等の手によってファントムソサリティが事実上の崩壊。泥船と化したファントムソサリティから逃げ出して追っ手を切り捨てながらデビルバスターとして活動し続け、それが今に至っている。
その数年間で私自身も大きく変わった。粗暴な口調は敬語を用いた物に変わり、デビルバスターとして受ける依頼も対人想定の暗殺や虐殺から異界鎮圧・悪魔討伐等の通常の依頼を多く受ける様になっている。多くの知り合いはこれを改心だと捉えてたらしい。ファントムソサリティの悍ましい人喰いの悪鬼が贖罪をしていると、そう見られていた。
だがそれらは私自身が心変わりした訳でもなく、単に彼と一緒に居る上でそうする事がベストだっただけの話。私自身は彼を優先する様になったという事以外に何ら変わっていない。
今のままでは彼を■する資格もないのに、力を失うのを恐れて手放す事も出来ない。かといってただ彼を守る悪魔にも成り果てる事も私には出来なかった。
人にも羅刹にもなり切れず、初めて■した存在を喰らいながら私は生きている。
私は今も私の嫌いな私のままだった。
「由奈?」
私を揺する彼の声で目を覚ました。ぼやけた視界のまま其方を見れば、私の胸の中にすっぽりと収まる様に彼が私の顔を心配そうに見上げていた。
「どう、かしましたか?」
「いや、随分と魘されてたからさ。心配になってね」
そう返す彼の小さな身体をぎゅっと抱き締めて、蜂蜜色の髪を傷つけないように丁寧に手で梳く。くすぐったそうに目を細めて、身を委ねる彼に色々とぐっと来るものはあるもののそれは抑えた。
「私は大丈夫です。飢えも治まりましたし、力も安定している。心配されるのは間違いなく貴方の方ですよ」
今回、私が彼を喰らった回数は凡そ5回。外と時間の感覚が違うこの部屋における滞在時間は約20時間。その間に右肩・左肩・右足・左足・腹部、それらに付随する血肉を喰らった上での<理趣経>の発動を行った。それによって傷は回復こそするものの失った体力や喰らう時の苦痛までは保証しておらず、彼の顔には確かな疲労が見て取れる。
「ん、っぅ……大丈夫。口移しでちゃんと水分や食事もくれたし、万が一に備えてラクシュミも別室に居るからさ」
「……そう、ですか」
此方を労わる彼の声に私は何と返せばいいのか分からなくなっていた。性交の時の食欲や高揚感は消え失せ、心中に残ったのは彼を苦しめてしまった事への慙愧と後悔。
喰らう事自体への感情は彼と出会った時の方が余程軽く、摂取量も少なかった。だが時が経つにつれて、彼を大事にする程に喰らいたいという食欲もまた増大して結果として彼を死に至らしめる寸前まで、複数回喰らわなければ<飢え>を抑えきれないように私はなってしまっていた。
喰らっている時の高揚感が増すごとに、喰らった後の絶望や罪悪感もまた深まる。自分から求めてる癖に行為が終われば勝手に沈む訳だ、私は。なんて面倒くさい生き物なんだろう、死にたくなってきた。
「ほんと、すみません。私、生きてる価値ないですよね……」
「いや、そんな事ないって」
「だって元犯罪者で今もカニバってますし」
「それはそう」
「貴方の事、食べないと生きていけない癖にこうやって終わったらすごい落ち込みますし」
「それもそう。いい加減慣れたけど」
気づけば私は彼の胸に抱き留められた上に頭を撫でられていた。大人としての面目がまるでない。年で言えば彼は恐らく二桁にも達していないというのに。
「大体レベルの低い時期なら兎も角、今のレベルならそんな後遺症とかも引き摺らないし、色々他の喰奴とか世話してる人にコツとかも聞いたりしてるから君が思ってるほど負担も重くないよ」
「……それでも生きたまま喰われる痛みは軽減出来ません。この数年で<飢え>を鎮める為の摂取量も増えています。私は、貴方をこれ以上傷つけたくありません。」
「んー…まぁ、でも僕は君に僕以外を食べてほしくはない」
私を抱き留める手が緩まって、彼が私の顔が見える位置にまでもぞもぞと移動する。面と向かい合って映される蒼い瞳から目を逸らす事が出来ない。
「元々僕はその為に買われた訳だし、今でもその為に存在してるといっても良い。だから僕が居る以上、他の人を代用にするというのは無しかな。」
「……嫌じゃないんですか?私にその、食べられる事が」
「痛いのは事実だから、他の事で済むならそれに越したことはないけれど……でもまぁうん、そうだね」
あっけらかんとした口調で話す彼は向日葵のように彼は満面の笑みを浮かべながら
「僕は君ならいいよ。君だからいいんだ」
何処までも優しく、真っ直ぐな言葉でそう返されてしまった。
「………」
「由奈?」
枕を手に取って、自身の顔を埋める。
「……はぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁっ」
「由奈?由奈さん?」
「なんでもないです、別に」
「その割には耳まで赤いけどもしかして恥ずかしか「ふんっ!」いたい!」
あんまりな物言いをする目の前の奴に枕を投げつけた。彼はひりひりと鼻を抑えながら涙目を浮かべている、いい気味だ。
「でも、ありがとうございます。その、いつも」
「まぁ普段から年の割に変な所で素直じゃない君にはこれ位はっきり言った方が丁度い「デリカシーの欠如!!!」照れ隠しで枕殴打するのやめない?」
枕で殴打しようとして手で防がれた。納得がいかない、マウントを取られたままで私だけ一方的に辱められている。
「……その様子だともう元気ですよね。もう1回、今度は普通にしますよ」
「えっ、でも僕疲れて「エリヤに頼まれたら続きやる癖に……」ごめんなさい。します……」
反論をどうしようもない現実で叩き潰して、部屋外にいるラクシュミからバイタルも問題ないとオッケーサインも出た。彼をベッドに押し付けながら、マウントポジションを取る。
「いいですよ、ね?」
「僕もその気になっちゃったからね。いいよ、きて」
傍目から見れば金髪の少女にしか見えない彼に圧し掛かり、両手を彼の頭の横に押し付けながら股を浮かせて亀頭をぐちゅり♡と秘所の入り口に入れる。
「っ……ぅ゛っ、く゛……♡」
彼と身体を重ね続けてもう数年以上。凡そ抱いた男性も彼のみで、上手いかどうかの比較をする事は出来ないが凡そ私の身体は彼に屈服していると言ってもいい。喰らう為の性交は別だが、それ以外の性交では必ず私が抱き潰されている。
現に今も少しの挿入でイきそうになって堪えており、それを彼はいつも浮かべている微笑みで見届けている。
「動かないの?」
「はっ゛、いまからうごくんですよ…!」
彼の挑発の乗る様に腰を落としていく。戦いの中で鍛え上げられた足腰は見る影もなく、ゆっくりと震えながら落ちていき、愛液に濡れた膣内が肉棒をきゅうきゅぅと締め上げて私の意志とは無関係に穿られては白濁とした汁を漏らす。
「ぉ゛、っ♡…ふ゛、ふぅ゛っ♡ん゛っ…♡」
漏れる喘ぎ声を手で抑えながら、背を少し仰け反らせて快楽を何とか発散する。ゆっくりとゆっくりと、起爆しそうな爆弾を慎重に解除するかのように恐る恐る腰を降ろし切って
――ぱちゅん♡
悪戯に微笑む彼がもどかしそうに肉棒を突き動かして、膣内を軽く叩いた。
「ぁ゛、ふ゛っぃ゛っ!?♡ぉ゛、オ゛ぉっ…!?♡♡」
瞬間、それだけで腰砕けになった身体はストンと力を失っては落下し、膣内に肉棒が串刺しにされて大きく仰け反っては深く絶頂してしまう。
「ごめんね?僕もちょっと我慢効きそうになかったからさ」
「ぉ゛、どの口でぇ゛っ……♡」
両手で口を押えて絶頂を押し殺すように声を留める。おかしい、普段はもう少し抵抗出来ている筈なのに今は少しこずかれただけで酷く感じてしまう。愛液も駄々洩れで、意識していないと腰が揺れ動いてしまう程に発情している。下腹部に妙に熱が籠って、視界もチカチカとして落ち着かない。
「ぅ゛、っ゛♡ほっ、っ゛ふっふ゛♡♡」
それでも、と何とか快楽にも身を任せて腰を緩やかに振う。彼の肉竿を膣内がきゅぅうっ♡と吸盤のように吸い付いて、その全てを包み込むように専用の形になっていくのを感じる。
「んっ、ふ、っ……由奈、気持ちい、いよ……」
彼の顔が直に見える様に顔を近づける。彼のの頬が桃色に、声に色が宿った吐息を漏らして瞳もいつもより虚ろに恍惚になっているのを確認する。今では私が唯一……最近また唯一ではなくなったが、何にせよ見る事のできる彼の表情。それだけで法税に達してしまって軽い絶頂に襲われてしまいながら、ピストンを重ねていく。
「っぇ゛っ♡ふ、ぅ゛っ♡ぁ、ひ゛っ♡ぉ、ぅっ゛♡へ゛、はぁ゛っ♡」
彼もまた私の動きに合わせて緩やかに肉棒を突き上げている。弱い所は知り尽くされて、というより彼の手があれば何処を突いても感じてしまうようになった膣は否が応でも反応しては痙攣し、突き上げられる度に潮を噴き上げて、互いの身体を濡らしていく。
身体もさらに密着して、彼の薄い胸にそれなりに大きいという自負のある私の胸が押し付けられてはむにゅりとマシュマロのように形を変えていた。擦り合わされながら押し潰される乳頭から甘い快楽がじんわりと広がってもどかしい。
「は、っ…ふっぅ…由奈、そろそろ……」
とろんとした瞳と鳥の囁きのような声を漏らす彼の姿。その瞳越しに涎を垂らし、舌も出したまま法税に達し続ける自分の姿が垣間見えた。平時なら真っ赤になって押し黙ってしまいそうなその姿も今はこの行為を止めるに能わずに腰を上下に横に振って、ただただ膨れ上がっていくその快楽に身を委ねる。
「ゆ、な…ぁ、っ、ふっ、はむっ…れるっ…」
ぷくりと膨れ上がった亀頭と共に彼の上体が微かに起こされ、私の頭を両手で抱き抱えると共に唇を重ね合わせる。舌が私の歯茎をなぞり、舌を絡ませて、唾液が混ざり合う。
「ぅ゛は、ひ゛っ♡っぉ゛オっ、ふぅ゛っぅ゛ゥっ♡♡♡」
ざらりとした舌で口内を蹂躙されながら、子宮口にぐちゅり♡と押し付けられる亀頭。突き上げられて、それで身体を固定化されたまま溢れ出す白濁とした精液の奔流が子宮を直接満たしてゆく。
「ぉ゛っ♡ふ゛ぉ゛、っ♡ぉ゛、ぉ゛オ゛っ♡ァ゛あぁ゛っ♡♡♡」
口や子宮へと甘く注がれていく彼の体液。体温や感触、匂い、視覚……その全てを彼に包まれて、脳が蕩けてぐちゃぐちゃにイく。全身から力が抜けて、理性が絞り出されるかのように私の声が漏れていた。過剰なまでの快楽に意識は朦朧として、濁流のように押し寄せる精液の一部がごぽり♡と秘所から零れ落ちる。
それが数十秒或いは数分、私にとってはそれよりもっと長く感じられたそれは収まり、心地よい疲労感と共に身体を彼に体重を預けた。
「ふっ、ふぅっ…ぉ゛…♡」
「お疲れ様。いつもより感じてたみたいで可愛かった」
絶頂の余韻によって震える身体を抱き締められ、時折労わる様に頬や首筋にキスを落とされる。じんわりとした高揚感と胸に満たされた多幸感で気分が良い。
「満足した?」
「は、ぃ……暫くこのままで、いいですか…?すこし、ねむたいの、で」
「勿論。ゆっくりお休み、由奈」
頭を彼の胸に置いて、抱き締められたままに目を閉じる。
彼は私で感じてくれただろうか、貴方の痛みを和らげる事が出来ただろうか、私は貴方と一緒に居ても良いのだろうか。それらを聞く勇気を私はやはり持ち合わせていない。彼ならば頷いてくれるという確信はある。だが万が一、憶が一にそうではないと言われてしまった時に自分がどうなってしまうのか想像もつかず、それが何より世界で一番恐ろしかった。
だからこうして今はただ、私は彼の好意に甘えている。許されるのであればずっと一緒に居たい。それは間違いなく私の願いだけれど、それで彼が幸せになれるかが分からない。だから答えを出さなければいけない。それがどんな結末になるとしても、彼と私自身の為に。
そう遠くない未来のその先で。
TRPG基本編出典。男女交合しながらこれを唱える。
男女双方ともにHP/MP、さらには毒から昏倒までのコンディションは完全に回復する。
術には2時間をかけねばならず、両名が昇りつめねばならない。
男性が行動不能であると行えない。マントラに分類されるカルトマジック
・キャラ紹介
<久遠 由奈> 属性:Dark/Chaos
ラクシャーサの血を引く現代に残った唯一の羅刹女。
紆余曲折あり他の羅刹女はもうこの世に存在してはいない。喰奴のように人を喰らわなければ<飢え>によって暴走する危険があり、ラクシャーサの人食い鬼の伝承により、人を喰らうという工程を強制されている。そういう生態である為にヤタガラスを頼る事も出来ずに消去法でファントムソサリティに所属して食料である人を喰らって生きてきた。フェイに会ってからはそれも変わり、フェイのみを喰らうように変化。結果として物理的にも精神的にもフェイに依存して今のような状態になっている。喰らいたくないのに喰らいたいという自己矛盾により昔は気にしていなかった人喰いという行為に関しても非常にナイーブになっており、いっそ何処かのタイミングで離れて自死した方がいいのではと悩んでいる。それはそれとしてヤンデレで非常に嫉妬深いグラビティカニバ女である。
<久遠 フェイ> 属性:Light/Neutral
ファントムソサリティにて由奈に買われた性奴隷及び餌。
何故ファントムソサリティで性奴隷として扱われていたのかはまだ明かされる事はないがそこで由奈に買われて、それ以来は食料兼相棒として振舞っている。言語も教育や戦闘方式等は全て由奈から教わったものであり、由奈に合わせて生きていく為に非常に貪欲に強くなっていった過去を持つ。人喰いに関しては由奈なら別にいいかと考え、万が一喰われて死んだとしても後悔はなくそれも一つの終わりだと思っている。それはそれとして自分が死んだら由奈が洒落にならない状態になるであろう事も把握してるので生きねばと色んな人に相談中。こっちもこっちで由奈があらゆる意味合いで初めての人なので色々重い。マントラは理趣経だけ由奈から教えて貰った(ないと死ぬ)