私は今、木村さんと一緒に自分の部屋のベッドの上にいる。昨日、木村さんと日光にドライブに行った後、木村さんが私の部屋に来て、その流れで二人でシャワーを浴び、そこで木村さんとの初めてのHをして...
そして今は、シャワーからベッドに場所を変えて、私達は裸のまま抱き合っている。時々短い会話をしながら、こうして肌を合わせるのは気持ちがいい。会話が切れるとキスをする。木村さんに包まれているような、とても幸せな時間だけど、それでも少し物足りないから、キスの時に私の方から舌を入れてみた。木村さんもそれに応えて二人で舌を彼め合う。
「んっ んんっ」
思わず出てしまった私の声に、木村さんのあそこが反応しているのが伝わってくる。木村さんの息遣いも少し荒くなって、私の背中にあった木村さんの手が私の体を徘徊し始める。徘徊する木村さんの手が私の胸をさすりはじめ、次第に揉む動作に変化した。
「んあぁっ」
私の胸を揉む木村さんの指が胸の突起を弾いた時、思わず声が出てしまう。ここはお風呂じゃないから多少声を出しても気にする必要はないはずだけど、木村さんの前だとやっぱり恥ずかしい。私の反応を感じ取ってなのか、木村さんは私の胸の突起を軽くつまんだりひねったりし始めた。
「んはぁっ! はぁっ!」
だんだん声が抑えられなくなってくる。木村さんの指が胸の先端のしこりを揉みほぐすかのようにすればするほど、その突起は大きく固く、そして敏感になっていくのがわかる。
「あぁっ んあぁン あっ あっ」
木村さんの体が私から離れるの感じた、次の瞬間、木村さんは敏感になった胸の突起を口に含んで、舌で転がし始めた。
「んぁあン はぅン あんっ あぁン」
私はもう我慢できず感じるがままに声をあげる。木村さんの手が、もう一つの胸の突起をいじり始める。二箇所同時の刺激に感じながら、男の人は感じる場所があそこだけなのに、女の人は感じる場所がたくさんあって...そんなことを思っていた。
木村さんは、ようやく私の乳首を口から開放した。暗い部屋だったけど、大きく膨らんだ私の乳首から木村さんの舌に引いている糸が月明かりに光っていた。
木村さんの口は、もう一つの乳首を含み、同じように念入りに舌で転がす。既に大きく膨らんだ唾液まみれの乳首を、今度は指で揉みしだいた。
「んああっ! きむら...さん そんなに...引っ張らないで...」
私の訴えが届いたのか、乳首をいじる木村のさんの手から遠慮が感じられる。その一方で、木村さんの空いている手が私のあそこを刺激し始めていた。私のあそこは、既に自分でもわかるくらいに濡れてクチュクチュといやらしい音が聞こえてくる。
私の手は無意識に木村さんの片腕を軽く握っていたが、彼の指がちょうどいい深さまで入ってきた時にぐっと強く握って
「きむらさん...そこで指を曲げてみていただけますか?...」
そう言うと私の胸にあった彼の頭が軽く頷き、次の瞬間私のあそこに強い快感が走った。
「んんあぁぁっ! そこっ ああっ! んあぁっ!」
心得た、とばかりに木村さんの指が私の敏感なポイントを刺激する。3箇所から同時並行で送られてくる快感に私の意識が飛びそうになる。これ...気持ちいい。私も空いた手で、木村さんのあそこを軽く握ってこすりはじめた。
「んんっ」
木村さんの声が漏れてくる。木村さんのあそこはさっきよりもずっと大きく固くなっている。早くこれが欲しい。頭の中がぼんやりとなりつつある中、そんなことを思ってしまう。
「あぁっ! んぁっ! あっ あンっ! ああぁぁンっ!!」
私の意識が一瞬飛び、上り詰めてしまった感覚の後、木村さんの手が止まった。木村さんが私の胸から顔を上げ、私の顔を見つめる。今は手を止めないで欲しい...もっと...
私の表情を見て、何か納得した表情を見せた木村さんは、一度体を起こした。そして、何やら取り出したかと思うと、ビニール袋のワシャワシャ音が聞こえた。そして、再び私に顔を近づけて
「高瀬さん...いくよ。」
「さやか...って呼んでください...」
「それじゃあ...さやか...ちゃん...」
それでも「ちゃん」付けしてしまう木村さんを、なんだか可愛いと思いながら視線を動かす。すると、薄いピンク色のゴムを付けた木村さんのあそこが薄暗い部屋の中でもはっきりと見えた。
「っ!」
手で掴んだときに感じていたことだけど、これがさっきまで私のあそこに入っていたのが信じられない大きさ、そして、これからそれが私のあそこに入るのも信じられない。でも...
ズブブッ
うそ、うそ...。木村さんが腰を沈め、木村さんのあそこが私の中に入ってくるのを実際に目にして、なお信じられない。そして、自分の中に確かに存在する異物感。少し苦しいような...でも気持ちいい。
「さやか...ちゃん」
下の名前で呼ばれるのは新鮮で、嬉しい。木村さんがゆっくりと腰を動かすと、異物感が徐々に薄れ、気持ちいい感覚でいっぱいになる。
「きむら...さん...」
もっと早く動かしていい...動いて欲しい。でも、それを口にするのは恥ずかしい。木村さんは、本当の私、こういうのが気持ちいいと感じてしまう私を、きっと色々な理屈をつけて受け入れてくれるだろう。でも、本心では引いてしまうんじゃないか、そういう思いも少しだけある。それだけに、あまりこちらから積極的なことは言えない。
「ああっ んあぁっ! はぁっ! あっ! あ゙あぁっ! あンっ!...」
木村さんの腰の動きが少しずつ速くなってくると、また気持ちいい感覚が溢れてくる。もう、この感覚だけで頭がいっぱいになる、何も考えられない...。
「ああンっ! そんなっ...」
腰を動かしながら木村さんの手が私の胸をいじり始めた。3箇所から押し寄せる感覚に、私の頭が真っ白になる。快感の沼に引ここまれるにつれ、溢れ出る喘ぎ声が大きくなる。それに刺激されてか、木村さんの腰の動きも更に速くなる。
「んあ゙ぁぁっ! ん゙んんっ! あ゙あ゙あンッ! あ゙あ゙あっ あ゙あっ! あぁっ! んんんんーっ! あ゙あ゙ああぁぁぁぁーっ!」
イッた後、眼の前の木村さんが少し微笑んだように見えた。それでも腰は相変わらずのリズムで動いている。さっきよりも敏感になっている私の感覚は、すぐに気持ち良い感覚に包まれる。
「んっ! あっ! あぁっ! あぁン! あ゙あぁっ! んぁああっ!」
木村さんの体から、汗が飛び散っている、私も全身にうっすら汗をかいているのか、掴んでいるシーツも少し湿り気を帯びている。さっきよりも自分の喘ぎ声が大きくなっているのがわかる、恥ずかしいけど自然に声出るの止められない。
「あンッ! あ゙あ゙ああぁぁっ!」
もうこれでイクのは何度目だろう、もうずっとイきっぱなしでずっとジンジン気持ちいいけど、それでもやっぱりイク瞬間は特別な感覚...気持ちいい、もっと...木村さん...もっとしてほしい...い...
「ああっ!」
いい、今のすごく気持ちいい、また、また気持ちよくなってきてる、もう気持ちいいのに、もっと気持ちよくなる。木村さんが胸を揉みしだいていた手を離して体を私の体に重ねた。木村さんの体温と汗、木村さんの体はもう全身汗でヌルヌルだ。
「はっ はっ はっ はっ」
木村さん顔が近づくことで、彼の呼吸が私にもはっきり聞こえる。木村さんの腰の動きがまた速くなる、私の腰も自然と木村さんの腰に合わせて動いちゃう。これ、すごくいい、気持ちいい、もっと、もっと...
「んぁっ! ああ゙ぁっ! んあぁンっ! あああぁっ!」
あっ、来る、木村さんもそろそろ来る、私も、私も...
「ああっ! きっ 木村さんっ! きむらさんっ! あぁっ! あっ! あ゙ああぁぁンっ!...」
...またイッちゃった。
「はぁ はぁ はぁっ 」
木村さんもイッたのか木村さんの体重を感じる...。木村さんの顔が私の目の前で微笑んだように見えた、なんだか嬉しいので私も微笑み返した...。
「木村さん...」
木村さんが私の手の届くところにいる。思わず木村さんの背中に手を回して思い切り抱き寄せた。一瞬驚いた表情をした木村さんだけど、そのまま私に口づけをしてくれた...嬉しい。
....
二回目の絶頂を迎えた木村は、先程とは違う感情に包まれていた。以前から友人、知人達から初めての経験で人生観が変わったなどの衝撃体験ぶりを聞かされて木村の中での期待値が上がっていたこともあるのだろう。木村の初体験の感想は肉体の快感はあったものの正直「こんなものか...」といったところだった。しかし、二度目の行為は少し違っていた、肉体における表面的な快感もそうだが、高瀬さやかとの一体感を強く感じるとともに彼女に対する想いが以前にも増して深くなった気がしていた。
(精神的な快感...というべきなのか...)
そんなことを考えながら、ふと賢者モードという言葉があったことを思い出していた。
「あンっ!」
高瀬さやかの体内から自分のイチモツを引き抜いた時、彼女が軽く声を上げる。肩で息をしながらぼんやりと空中を見ている高瀬さやかをよそに、次の準備を済ませ、彼女の体をうつ伏せにする。高瀬さやかも次の展開を想定して体を捻り脚を開きあそこを突き出す。
「ん゙ん゙ん゙んんぁあっ!」
入り口はややきつい感じがしたものの、高瀬さやかのあそこは、そのままずっぽりと木村のイチモツを包み込んでしまった。尻を突き上げるようにしつつも、上半身は布団の上に委ねぐったりとしている高瀬さやかの姿を眺める。夜の光が、彼女の汗ばんだ尻から背中にかけてのラインを照らす。美しい、木村はそう思いながら一方で、表面的な知性のベールを剥いでしまえば高瀬さやかも、そして自分もただの動物に過ぎないなどと感じていた。
「はぁ はぁ はぁ んんっ! んあっ! はぁ はぁ...」
おもむろに腰を動かし始めると、高瀬さやかの息遣いが荒くなり、時折色気のある声が合いの手のように入る。彼女は最初、上半身の体重を布団にあずけていたが、徐々に腕の力で上半身を支えながら木村の動きに合わせて腰を動かす。勃起した自分のイチモツが、高瀬さやかの細い体に飲み込まれているのか確かめるかのように木村は彼女の下腹部に手を当てる。手を当てただけで高瀬さやかの中にある自分のイチモツを感じることはできないが、指先で少し下腹部を押し込むようにすると、高瀬さやかの体内を動くモノの存在が感じられた。
「んあぁっ! きむらさん...それ...」
そう言って高瀬さやかが身をよじる。押さえる場所と強さを少しずつ変えながら、木村は高瀬さやかの反応の変化を楽しんでいた。
「んはぁ...あ゙あ゙っ! ああ゙あ゙あ゙んっ! んああ゙っ!」
高瀬さやかの喘ぎ声が、徐々に雑味を帯びてくる。手を当てる強さや場所によって、身をよじってみたり、腰をふるリズムが変わったり、彼女には申し訳ないが楽しい。下腹部を探る手は、より下へと移動する。
「んあぁっ!」
ひときわ大きい声を上げた高瀬さやかの腰がビクッと動いた。良くは分からないが、特に敏感な場所に触れてしまったのだろう、木村の手には、はっきりとした突起に触れた感触がないが彼はそう推測した。複数の指を総動員してその位置を特定しようとしたが、はっきりそれと分かる感触は得られなかった。しかし、高瀬さやかの反応から大体の場所を掴んだ木村は、その周囲を指先で刺激した。
「あっ! んっ! んんっ! あぁっ! あ゙あっ! んっ! あ゙あ゙あ゙んっ! あぁっ! んんっ!」
ピンポイントに攻めることができないことで、刺激のタイミングがつかめず、あるいは、もどかしさのようなものもあったのかもしれない、高瀬さやかの腰の動きが速くそして激しくなる。「いい反応をしていたんで楽しんだ」、かつて大場がそんな事を言っていたことを思い出し感覚的に同意すると同時に、理性では大場のような男と同じ感性であることを恥じた。とはいえ、このときの木村は理性よりも本能が勝っており、そのまま高瀬さやかの反応を楽しみながら自らも興奮する木村だった。
「やっ! あンっ!」
今までとは違う甘い声が高瀬さやかの口から漏れる。クリトリスを探ることに飽きた木村は、今度は彼女の胸をいじり始めた。高瀬さやかの胸は、大場曰く「思ったよりある」程度で決して豊かとは言えないが、大場によって、そして高瀬さやか自身によって開発された乳首にはかなりの存在感があり、特に乳首に触るつもりがなくても指に緊張しきったそれの手応えを感じる。
「んあっ! あっ! ああンっ!」
敏感なのか、固い感触を指先に覚えるたびに高瀬さやかの口元から吐息とともに甘い声が漏れる。木村は、普段の彼には見られない感情が沸き起こるのを感じながら、高瀬さやかの緊張した胸の突起を指で転がす。
「ああぁっ! んあぁっ! ああぁンっ! はぁン! ...」
強い刺激によって、よりはっきりと喘ぎ声をあげる高瀬さやか。木村は自分の興奮がエスカレートしていくのを止められない、豆のようになった高瀬さやかの胸の突起を指で転がし、つまみ、捻り、引っ張る。
「あぁあンっ! やぁんっ! きむらさん...ちょっと痛いです... そこ...ひっぱらないで...伸びちゃう...」
一時間ほど前の木村なら、高瀬さやかの今の言葉で手を止めただろう。だが、木村もまた人間という動物の一匹のオスであり、今は視覚、聴覚、触覚、あらゆる感覚が彼の理性の働きを抑え、目の前の感情と欲望に支配されている。木村の感覚は、高瀬さやかの言葉とは裏腹に胸の突起への刺激のたびに窪の締め付けが強くなることを感じ取っていた。このまま高瀬さやかがもっと乱れさせたい、もっとぐちゃぐちゃにしたい。
普段は友達のように話をし、どこか妹のようにも感じているバイト先の後輩である高瀬さやかが、自分の目の前で自分の肉棒に突かれながらいやらしく喘いでいる。自分の好きなものが壊れていくのを見るときのような、だからこそ今まで以上にかけがえのないものに思えながらも、わずかに裏切られたような感覚が混じっているかのような、木村にとっては新鮮な感覚だった。
「あっ! やっ! んんっ! あ゙あ゙あンっ! んんっ! やぁンっ!」
一方、下腹部と胸にジンジンするような若干の痛みと快楽の刺激を受けながら、高瀬さやかはこのまま木村にめちゃくちゃにされたい、そして心のままに乱れた姿を見せてもいいと感じていた。そして、木村の行為は、自分の言葉とは裏腹な欲望を汲み取っているもののように高瀬さやかには感じられた。もっとして欲しい、もっと強い刺激が欲しい。
パンッパンッパンッパチンッパンッ...
「あああぁンっ! あっ! あっアッ! んあぁっ! あぁっ! あっ! あ゙ああぁぁンっ!...」
月明かりだけが照らす暗い部屋の中、二人が本能のままに肉体をぶつけ合う音と高瀬さやかの喘ぎ声が響く。僅かな小休止を挟みながら、一晩中二人はお互いを求め貪るようにして行為を続けた。
....
次の日の朝、高瀬さやかが目を覚ますと隣には全裸の木村が寝ていた。朝と言っても既に日は高くなっており、昨晩の行為で布団はかなり荒れている。普段ならすぐに起き上がって服を着て、部屋を換気して掃除をするところだが、高瀬さやかはこのどうしようもなくグダグダな状況をむしろ楽しんでいた。起きたら横に木村がいる、それだけで高瀬さやかは幸せだった。
(それにしても、酷い匂いね...)
汗と精液とその他色々混じった匂いが部屋にこもっているのが分かる。それでも、高瀬さやかはそのままベッドの上で木村の顔を眺めながらそのまま横になって昨晩のことを思い出していた。風呂場でもベッドの上でも何度も絶頂を迎えたこと、普段の木村からは想像できないほど激しく、疲れて休もうと言っても全然聞いてくれず何度もイかされたこと...
(やだ...もう濡れてる...)
ふと、自分のあそこに手をやるとクチュという音とともに手に湿り気を感じた。
(思い出しただけでもうこんなに...)
体の反応を自覚することで、昨晩の感覚が体全体に蘇ってくる。
(あ...やっぱりここも...)
既に乳首は昨晩の張りを取り戻しており、軽く触れただけで声が出そうになるほど敏感になっている。
(木村さん...)
すぐ横に寝ている木村を全身で感じられるように抱きついてみるが、木村はそのまま寝ていた。
(...)
ふと高瀬さやかが、仰向けに寝ている木村の股間に目をやると、見事なまでに勃起したイチモツが目に入る。
(これが私の中に入っていたのね...)
木村のモノをしばらく観察した高瀬さやかは、その肉の棒を掴んでみた。一瞬、木村の体がピクリと動く、その時、高瀬さやかの中にちょっとした好奇心が芽生えた。高瀬さやかの男性の体に関する知識は、大場に「仕込まれた」もの以外はほとんどなく、自分からこういった好奇心を持つこともなかった。
(男の人の体って良くわからないけど、ここは感じたりしないのかしら?)
と、木村の乳首を指で探ってみた。女性のそれとは大きさも膨らみもかなり小さく、指で触っただけではあまり凹凸が感じられない。しばらく指で触ったりしたが特に反応もなく、乳首をつまもうとしてみたが無理そうだと諦めた。
(それなら...)
ほとんど膨らみを感じられない乳輪ごと口で吸いながら乳首を舌で舐めてみた。口で吸うことで少し乳首が浮き出て、舌でも僅かな凸を感じることができる。その瞬間、木村の息が一瞬大きくなり、彼の肉棒を握る手にはトクンという脈動が感じられた。
(男の人もここは感じるのね...)
新しい発見をしたとばかりに効果的に刺激を与える方法を色々と試しているうちに、木村のモノを握る手の感触に異変を感じた。今まで感じられた弾力が急になくなってしまったのだ。振り返った高瀬さやかは瞬時に何が起こったのかを理解した、木村の下腹部から胸にかけて彼の精液が飛び散っていたのだ。彼の乳首を弄んでいた彼女の指先にも少しかかってしまっていたが、少量だったので気づかなかったようだ。
ふと、精液にまみれた木村の体を見て高瀬さやかは思った
(なんてこと! 木村さん...くちゃくちゃだわ。)
高瀬さやかにとって、木村はバイト先の頼れる先輩であり、次第に一緒に話をして楽しく知性的、尊敬できる兄のような存在であり、さらにずっと一緒にいたいと思う居心地のいい年上の友人のようなものになっていった。そして今は何よりも大切で愛おしい人。
そんな人が、自分の前で裸のままこうして自らの精液にまみれたまま横たわっている。
(私はこの人がもっとぐちゃぐちゃになる姿を見てみたい...)
高瀬さやかは、自分でも変だと感じながらそんなことを思っていた。昨晩から、高瀬さやかの木村に対する想いが強くなることはあっても損なわれることはなかったが、いつもの知的な木村が自分の前で獣のように堕ちるのを見たい、そんな気持ちが生まれていた。
チュプっ!
先程木村の精液が出てきたところを舐め始める。大場によって強制的にやらされる形で覚えたものだが、今は自分の興味と意思でそうしている。高瀬さやかには、それとは別に、大場との記憶を木村との行為によって上書きしたいという思いもあった。
「んっ んっ...」
大場のイチモツを強制的に咥えさせられた時はあれこれダメ出しをされたものだが、その後、そのスキルは彼に褒められる程度には上達している。高瀬さやかは、木村にとっても気持ち良いものであるよう持てる知識を総動員して愛撫を続ける。
「うッ ムゥっ ンンッ!...」
何か感じるものがあるのか、あるいは夢でも見ているのか、眠っているはずの木村がかすかに声を上げる。木村のイチモツは、高瀬さやかの口にはかなり大きく、彼女の頑張りによって更に大きく固くなっているため、歯を当てずに加えているのはかなりきつくなってきていた。それでも、木村が快感を得られるよう全力を尽くす。
「んっ ううっ うーん...あっ」
ふと目覚めた木村は、下半身に異変を感じたため目をそちらに向けたところ、一瞬目を疑う光景が飛び込んできた。あろうことか、高瀬さやかが自分のイチモツを加えている、しかも裸で。
「えっ?! 高瀬さん?」
高瀬さやかが、声の方に目をやると木村の驚いたような顔。彼女は、一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに開き直ったかのように、木村のイチモツを口に含んだまま彼の性感帯探索を続行する。快感の沼に堕ちた木村を見たい、露骨な言い方をすればそれが彼女の興味だった。
「高瀬さん?...」
そんならしくないことは止めて欲しい、そう言いかけた木村だったが彼の下半身からの信号がそれを押し留めた。
(何だこれ、気持ちいい...)
木村もこういうプレイがあることを知っていたが、それを実際に体験するのはこれが初めてである。自分の性器を女性にしゃぶらせるなど、男性側のプライドをくすぐるだけの行為だと思っていたが、木村はその考えを改めた。そして、高瀬さやかが自分のためにこのようなことをしてくれるのは純粋に嬉しい気持ちもあった。その一方で、高瀬さやかこんなことをするのは、あの大場の「仕込み」があったことはほぼ間違いない、そうを考えると木村の思いは複雑だった。
ジュルッ...
高瀬さやかは、口から木村のイチモツを出し、十分な大きさと張りを得たそれを確かめると一瞬満足げな表情を浮かべ、すぐに木村に対して馬乗りになった。そして、自らの陰部を手で広げながら木村のイチモツにそれを当て、そのまま腰を沈めた。
「んんんんーんぁはぁぁっ」
目を閉じながら吐息のような甘い声を上げる高瀬さやかの表情は、それまで木村が見たことがないもので、木村はそこに女を感じた。男に媚びを売るような軽薄な女性に対しては嫌悪に似た感情を持っていた木村にだったが、このときの高瀬さやかの表情は嫌ではなく、むしろ彼女の別の魅力を見出していた。
最初は何かを確かめるかのように、高瀬さやかは、木村の上でゆっくりと腰を動かす。高瀬さやかの体内に包まれたペニスの感覚と、眼の前で彼女が体をくねらせている視覚的な感覚とで、木村はすでに興奮状態にあった。
「あンっ」
軽い声を上げ、高瀬さやかはそこで一瞬腰の動きを止めた。その瞬間、木村は高瀬さやかの体内がキュッと締まったことを肉棒ごしに感じ取り、その感覚が木村の肉棒の緊張度合いを一段上げる。
それが今度は高瀬さやかの窪内に伝わり、僅かに彼女の口から吐息が漏れる。
高瀬さやかは、今度はその体勢のまま腰を小さくゆっくりと前後させた。
「んっ んんっ んっ あンっ! んんっ ...」
高瀬さやかの肉壺と木村の肉棒の相対運動による確率的な接触によって、どちらかが快感刺激を受け肉体的に反応する。すると、他方がその反応によって刺激を受け双方が快感を得る。二人の行為は、この快感の連鎖反応によって徐々にエスカレートしていった。
「んあっ! あンっ! あン! あぁン! んはッ! ンあぁっ!...」
しばらくすると、木村の腹の上で高瀬さやかは激しく腰を上下させ、木村の両手は彼女の胸を揉みしだいていた。高瀬さやかの指先は、木村の乳首を指で弄び、二人はそれぞれに喘ぎ声を上げていた。自分の上で喘ぎながら腰をふる高瀬さやかを眺めながら、木村は体だけでなく心にも一通りの満足感を得ていた。一方、眼下にだらしなく喘ぐ木村を見下ろしながら、高瀬さやかもとりあえず望みを叶えたという達成感を味わっていた。
そして、どちらからともなく二人は唇を重ね舌を絡ませた。
二人はそのまま会話らしい会話のないまま獣のような行為を重ね、日曜日はずっとベッドの上で過ごした。部屋は昼間の陽の光と室内の熱気でかなり蒸し暑く汗などの匂いで充満していた。
「...いっぱいシちゃいましたね...」
ベッドの上でクタクタになった高瀬さやかがこう言ったときには、既に部屋は暗くなり始めていた。1日中こういった行為をするのは初めてではない彼女だったが、下腹部にジンジンとした余韻が残る。
「ああ、そうだね...」
木村は、一日運動会を乗り切ったかのような達成感の中にいた。そして、理性が戻って来るにつれ、自分の中にこんな一面があったことに改めて驚いていた。そして、高瀬さやかの中にも同種のものが眠っていたことにも。
「...俺達...結構似たところがあるのかもな...」
ぼんやり考えていたことが口から漏れる。
「...そうですね...ちょっと恥ずかしいです...」
高瀬さやかは、木村よりも自分の性欲に自覚的だったが、それでも自分の中に眠る願望みたいなものを新たに自覚させられていた。また、それらを一番わかって欲しい相手である一方、一番知られずに済ませたかった相手である木村の前でさらけ出してしまったことに恥じらいの気持ちが沸き起こっていた。
「...お腹空きましたね、何か買ってきて食べましょうか?」
「そうだね...」
二人は、重くなった体を起こし、汗を流すべく二人一緒に浴室へと入っていった。
シャワーを浴びるだけにしてはやや長い時間が経過してから浴室から出てきた二人は、服を着替えて近くのコンビニまで出かけ、昼食と夕食を兼ねる分量の食料を買い込んだ。
「ただいまー」
「ははは、いつもの高瀬さんだ」
木村は、ふと安心したかのような笑顔を高瀬さやかに向ける。木村の表情に誘われるように微笑んだ高瀬さやかは、次の瞬間にその裏に隠された意味を勝手に感じ取って赤面した。
部屋に入った二人は、1日分の栄養摂取の後、お互いの感情に流されるまま昼間の続きを始めた。
最終的に木村が高瀬さやかの部屋を出たのは、終電近くになってからだった。