※この作品はR-18です。

雷夏先生とゆく、緑蜜高等学校ダンジョン部!!!   作:山下敬雄

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31♡べんりな回復オーラ

膨大な青い雷電を浴びた、

青い繭はやがてボロボロと焼き焦げてダンジョンの光に還っていく。

 

カランコロン──熱された白い棒槍は静寂によくひびく音を立てた。

 

 

「わォ……歯を食いしばっても痺れまーす、けほっ!」

 

雷夏の膨大なオーラ量を込めた【真田・サンダーランス】がセリーの最大防御技である【ザイデンロープ】の上から直撃した。

 

健在であるのか、どうなのか。

ビリビリと痺れる青いイチゲキの余韻を身体に残し、

繭から出てきたセリーはダウンしていない。しぶとく食いしばり踏ん張り、遠くギラつく赤目を見つめた。

 

雷夏はニヤリと笑った。自分の中では雷夏史上会心の出来であった【真田・サンダーランス】。いつの間にか顕現していた見知らぬパイプ武器にノセて放った絶対的なイチゲキであった。

 

少しも効いていないはずはないのだ。雷夏は笑う、ここで平然と立つこの金髪のケイトが次に何と言うのか…流れる汗を痒く煌めかせ笑う。

 

「まさかここまでヤラレるとは思いませんでぇーした、こさんこうさん残り10パーきりまーシールドブレイクジョタイでぇーす…ジッシツ」

 

張り詰めた緊迫の中──ついに出てきた言葉は降参、降伏宣言。

ボサつきみだれた金髪は手首につけていたDウォッチマークⅤを見る。

大技を受け止めたセリーのシールド値は残りわずか、このまま戦闘を続行するにも遊ぶにも危険な数値であり、ホワイトカノンベルでのルールでは実質シールドブレイク状態とみなされるものであった。

 

つまり────

 

「フッ、猫の手がかき集めたものがなんともバケネコに痺れ届いたようだな。あとは、雷夏お前が決めろ、お前の庭だ。私もさっきのでシールドブレイクとやらだ。何も言わん」

 

ムスイも同じく実質シールドブレイク状態、オーラもほぼ泡に変換し使い果たし、宿る黄蜜を長時間顕現させたことで肉体の負荷はとっくに限界を超えている。つかれた腕を組みながらも立つ脚はすこし小刻みに震えていた。己のことを先の戦いの勝者とは到底呼べない、かすかに笑いながら雷夏へと謎の侵入者の処遇を託した。

 

(もっとも最早、勝利者はだれかわからんがな。この金髪のバケモノが何が目的かは知らんが……まぁ、コイツなら悪いようにはしないだろ)

 

「オォソイエバ後先は考えてませんでたぁ、こわいでぇーす。罰ゲームは孫の手でお手柔らかにたのみまー。ジッシツタイショウクビ」

 

イザベラの安否は不明、だが殺めるような真似はしないと日亜の侍ガールたちとの静謐バトルを通じて、全身に冷えてきた…いい汗を流したセリーは確信している。

 

(この状況で逃げるのは愚策というヤツでぇーす、ヴァリアブルセターは半壊、やっちまったまーーでぇす。コレワァアマリアさんのエレキウルフより数段かもしれませーん……なんというスキルチプぅとつめこんだぼだーいなオーラ量でぇす。シカシィ──抵抗したらジミニィ勝てるかもしれませぇーん、でもそれはセリーとサムライガールたちのせいひちゅわっふぅの心に反しまぁー。それと博士にはモーモーイチの肉まんとシュマイもつけないとでぇーーす……カゼヒキハダザム)

 

敗者は息を飲み、この場の勝利者である青髪赤目のコタエを待つ────

 

「んや、当然罰ゲームなんてなしだ。なしなしの夏ちゃんゼリー! ははは! 2人でここまで手こずったんだ1人じゃ当然届かなかったはははもちろんソレを踏まえて────ダンジョン部に入れ金髪のケイト!!! 絶対的だ! 夏ちゃんの勝ち! シールド値は…ほら見ろ42パーセント!! 大勝ち! 絶対的勝利者権限んんん!!!」

 

ムスイの予想通りでセリーの予想外であったのだろうか。

雷夏はやはり笑う、言い切って荒れ焦げたステージの上でケラケラと笑い飛ばしている。

 

オーラを使い自分の元へと引き寄せた切先のない白い棒槍は、セリーのぽっかりと開いた厚ぼったい唇の間をさしている。

雷夏は軽快にのたまった、そのギラつく赤目は冗談ではなく本気の本心で。

生の肌で実力を認めた彼女のことをスカウトした。

 

「お前というヤツは……(ダンジョン馬鹿だな)」

 

「おぉー…バカンス先のニチアンガールから逆ナンパなんとでぇーす……(ダンジョンブ?)」

 

寛大な精神心持ちで、はなくこれが彼女の素。

夏休みシーズン真っ盛り、燃えるように暑い水曜日の昼下がりに、薄暗い部室ダンジョンにいた謎の侵入者に対する罰ゲームはなし。

そして決着、ちくわ丸と名付けられた白い棒槍はコツンと床を打ち、此度の猛烈にエキサイトした事件と得難い出会いを締め括った。

 

日亜と静謐を愛するセリーは先程のたたかいを2対2の形式と潔くか何故か認めた。

お疲れの汗を赤髪からもらったタオルで拭いたセリーと、無事存命に通路でノビていたイザベラは雷夏の緑蜜高校ダンジョン部に仮入部することとなった。

 

 

「オォ、レッサムライガールのわっふぅおしょーゆニオイがしまぁー、ありがたきしあわせ」

「……おい雷夏、ここで叩っ斬るというコマンドもでてきたようだが」

 

 

 

▼

▽

 

 

 

ダイバー、探索者どうしの激戦は終わり、これ以上はお互いにノーサイドの精神ということで。

とりあえず各々に疲れ痛んだ身を休めることになった。

 

そしてなにやら赤と青が唐突にジャンケンをし、──決着がつき。

 

 

▽海都の部室部屋▽にて

 

 

がたついたピンクのドアは閉められ、中にいるたった2人の声が落ち着いたトーンで流れている。

 

 

「どうしてアソコで水を差した?」

 

「ええっと…」

 

「どうした言え」

 

「……怒りますよね?」

 

「フッ、なんだそれは。子供じゃないんだ怒りはせん」

 

「ま…」

 

「ま?」

 

「まけそぅ……だったんで…」

 

「…………」

 

「あの…! ちがくてっ──どわっ!?」

 

「言ってくれたな」

 

「ムスイさん!?まっ──」

 

不穏な赤い影はじりじりと近付き、海都を部屋奥のベッドへと押し倒した。

やがて海都の制止の呼びかけにピタリとムスイは手を止め、

 

「それは毎回イチイチ言わないといけないか? 黙ってちんぽ出してろ」

 

ぎろりと睨んだ目のまま、海都の私服をかまわず脱がしていく。

 

「ちん!? ええ!? おわっ!?」

 

「おいこれはなんだ」

 

そしてパンツごしに既にいきり勃つものを見つめ、また海都の顔を睨んだ。

男としてもっともらしい言い訳があればいってみろとでもいうように。

 

「いや…これは…」

 

「フッ、シたいならはじめからそう言え」

 

言い訳を探すも見つからず、しどろもどろの海都をムスイは笑い、

 

「えぇ…俺はべつ…あああああ!?」

 

するりするりと脱がし脱いでいっては、あれよあれよと──既に挿入。

 

あまりにも容易く挿入されてしまった海都は、いつものムスイの挿入感を味わいつつ、やがて意地悪く締まる膣壁にいじめられ声を漏らした。

上に跨るムスイは待って待ってと、問いかけるようなその意味のない両手と情けない男子の表情に、

 

「どうした? そうか、私と手を繋ぎたいか」

 

「ちがっ♡あっあああ♡」

 

要望通りにいつものように手を繋いであげた。がっしりと、腕力握力で抑え込むようないつもの繋がり。いつものように男子高生は女剣士に敵わない。

力もセックスも、赤髪に跨られてはなにもできない。

 

「はぁ、フッじゃぁお前のその情けないものの鍛錬をはじめるか」

 

「ああああムスイさんひゃめああ♡♡♡」

 

見下ろすムスイは一瞬笑い、本格的に始まった騎乗位ピストン。

はじまった騎乗位の刺激と重みに喘ぐ海都は依然彼女にやめるように訴えるが、

 

「やめてほしそうには、見えないがナッッ」

 

びくびく、ムスイの膣内で硬く膨らむものは正反対の主張をしている。当然はじまった鍛錬と称する行為をやめる気はない。先刻のたたかいで疲れた体も海都の若い特別な精を欲し求めるように上下に尻を打ち落とし、興奮と快感を擦り上げ締め上げ高めていく。

 

うねる締まる膣壁にもみくちゃにされていく……手を抜かない激しいムスイの本気ピストンにもう海都は一時も耐えられない。

 

ムスイとつよく手を繋いだまま海都は射精した。

 

ぴゅーびゅーーっと耐えきれず許可なく漏らしていく。

 

熱い回復ザーメンをひっかけながら、彼女のナカを満たしていく。

更に遅れて締まる鍛えられた体の膣壁が、暴れる海都のペニスを黙らせるように抑え込み……最後まで逃さずに絞り上げていく。

 

「んくっ…♡」

 

「ひゃぁあひもひぃ……♡♡」

 

奥から芯まで広がるあたたかないつもの多幸感がムスイのお疲れのカラダをじわり急速に癒していき、受け取った言葉に出来ない快楽の情報量にムスイは小さく喘いだ。

疲れ身に雌の疼きを撫で上げるような回復オーラが浸透していく……。

 

ぎゅっと繋ぎ合う手はお互いにつよく抱き合う代わりのように────指と指がかたく結ばれて離れない。

 

「────おい、やってくれたなお漏らしちんぽ」

 

「ひゃふぇ……すみまあっあああ♡♡」

 

だらしない顔をした海都を見下ろすムスイの顔はクールに怒りながら笑った。

また一層ナカを締め上げて、抜かずにはじまった。

 

 

 

▼

▽

 

 

 

2度の射精をし、シールド値も取り戻し安定し一段落。

部屋に2人っきりのムスイと海都はまたやんわりと雑談にはいった。

 

水色のヘアゴムで赤髪をいつものようにうしろに束ねながら、目を合わせずに補給行為後の男女の独特の雰囲気で話している。

 

「それで、本当の理由はなんだ」

 

あの時回復弾をムスイの背に撃った本当の理由、そう問われても海都はなんとなくこれまでの自分の感覚でそうしたかったとしか思えず、されどよくよく考えた答えをムスイにおそるおそる伝えた。

 

「えっと…ムスイさんとセリーさんがなんか…引き分ければいいかなって」

 

「おい、」

 

「はい…?」

 

「同じだ、ふざけるな! 天然か!」

 

「え、おな、え!? な、なにがすか!?」

 

「手を貸さないとボコボコに負けると思ったと同じということだあああ!!!」

 

「えっ、怒らないって!? ちょとムスイさん俺ボコボコなんて言って!??」

 

「安心しろ怒ってはいない……すこしばかり足腰立たなくしてやるだけだ。怪我人で後も控えているようだからな」

 

「い、いやめちゃくあっ♡ああえああああ♡♡♡♡」

 

海都はわからない。彼女に気の利く何を言ったら正解であったのかを。

 

ムスイの鋭いその目つきが本当に怒っていないのか、言動と一致しない言動と、一致しないその全く押し返せない両手のチカラに押し倒されて。

 

終わりに思えた男女のムードはまたベッドの中央へと逆戻りし、調子に乗った青年の足腰が立たなくなるまで、

 

鍛錬はつづく────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後が控えている、ムスイが途中さらっと告げたその言葉をへろへろになるまでシボられた海都は忘れていた。

おもむろに痛む腰は腰掛けのベッドから尻を浮かす──ガチャリ、なかなか開こうとしなかった部屋のドアが勢いよくすっぽ抜け開いたのもそのタイミングであった。

 

 

ダンジョンで貴重な回復役である青年はまた年上の女性部員たちに襲われてしまった。

 

 

▼

▽

 

 

「わお、カイトは回復オーラもちですたか、キクハナシ」

 

「あぁ今や夏ちゃんのダンジョン部! ダンジョン攻略! に欠かせない回復系男子生徒だ♡」

 

「回復はなかなかかなりめずらしですダイバーの間ではいつの世もあがめられまー、いつもより体調がよかた謎がとけまー」

 

ぬいぐるみのようにぼけっとしていた海都をベッドにぽんっと押しもどした、新品の緑ジャージに着替えたふたりは、

 

「「じゃん、けん、ぽんっ!」」

 

何故かいきなり2人でじゃんけんを始めた。

 

「しかたないなぁ、シールドブレイクした怪我人が先だ。当然夏ちゃん!」

「たすかりまー、ユズリアイノセシーン」

 

じゃんけんに負けた雷夏は礼をし頭をさげるセリーに先を譲るということで落ち着き、

勝手に目の前で決まっていく順番に海都はすこし困った表情をみせた。

 

「えと、俺ちょっともう──うわっ!?」

「んや、またまたぁ…それそれー!! ──ほんとだな」

 

いつもであればイヤイヤ言いつつも期待し勃起させている海都のソレが萎んでいる。

雷夏はズボンを脱がせご対面したそれに首をかしげた。

ぴょこんと、同じく顔を出し観察するセリーも顎に手を置きながら元気のないそれをみつめている。

 

「ほんとですね……元気ないす。あ、ソデスネシカシィ、チューすれば復活しまー」

 

「え、!? んんーー」

 

「あこら♡夏ちゃんキスもー!」

 

2人の唇に代わる代わる襲われた────いつも味わわされる夏ちゃん先生の唇が離れたときには海都のソレはビンビンに回復してしまっていた。

 

それからはニヤつく2人は目を合わせ、下半身の方へと移動。

 

やわい唇がキスをするのは、

 

「んひゃっ!? あっあっあぁ…♡♡」

 

直立した海都のペニスに左右から唇が押し当たる。

愛するように撫でるように我が子のよううに、雷夏とセリーは海都のペニスにキスを連続し可愛がっていく。

 

熱い吐息が鼻息当たる、やわらかい感触が連続で押し寄せ、惜しげなく与えられるキスのスタンプで、甘く頭の中をおちんぽをいっぱいに支配されていく。

 

「わお、元気万端でぇーす♡コウカテキメン」

 

「んやんやまだまだここにオーラを隠し持っているなぁ♡」

 

女性たちはニヤニヤと笑う、見つめられる海都は既にピンク色の恍惚のセカイに浸り────

 

 

 

▼

▽

 

 

キスは序の口。

下拵えを十分に終えて期待はドキドキと高まる。

事前に決めた順番通りに──セリーに挿入、やわい女肉に抱かれながらさっそくの補給行為ははじまっていた。

 

セリーに正常位のカタチで海都は状況に流されうながされ…挿入している。

 

ふわりセリーの豊満なボディに迎えられ抱かれ、腰が魅力的な女性をまえに雄としての生殖本能で自然と動いていく。

 

腰をヘコヘコと打ち込んでいく、なんともトロトロでふわふわな膣内をピストンしすぐダメになっていく。腰を動かす度にもたらされる快感を自分でなんとかコントロールしながら、それでもぎこちなく突いていると──

 

さらに後ろから待ちきれない夏ちゃん先生が参戦、カイト生徒を援護した。

 

「ぬああああ♡ちょ、せんせあああ♡♡」

 

「コラっカイト生徒そんなんじゃいつまで経っても終わらないぞ♡ナマイキに順番待ちの夏ちゃんをうずうず焦らす気かぁ?このこの~♡」

 

手持ち無沙汰の先生は、海都の背に覆い被さり一緒に腰をパンパンと押し込み海都の焦ったい腰使いを補助していく。

さらに持て余していた両手は海都のカラダをまさぐり見つけたふたつのちいさな突起をイジイジといじわるに攻めていく。

 

緑のジャージ2人にサンドウィッチされた状況で。

ぐんぐんと快楽指数が急速に上がっていく。どう上がっていくのかが分からないほどに、

押されてこすれて、かすれていく意識で挿入したまま、ぎゅーーっと。

 

「いっぱいぎゅーしてびゅーーしまー」

 

「いいぞぉカイト生徒そのまま」

 

 

「「ぎゅーしてびゅーーーー♡♡♡♡」」

 

 

「ちょっ、まっ♡♡♡で、でりゅでちゃ、ああああああ♡♡♡♡」

 

 

2人の女体に上下から圧し潰されながら海都はあえなく射精した。

すこしも我慢はできない、ぎゅーーっと2人に抱かれながらびゅーびゅーーと勢いよく熱い興奮が漏れ出ていく。

 

セリーの収縮する膣壁にもやさしくきつく鉄のように硬くなったおちんぽを抱かれながら────最後の一滴までながくながく豊満な肉と雌たちの匂いに溺れびゅーーーー……していく。

 

そしてセリーは受け取る、しぼりだされた多量の回復ザーメンを。

シールド値がぐんぐんと回復していく、それはもはや回復魔法のようであり、ともなう多幸感にカラダがカラダの芯がぱぁーっとしあわせに満ちて、火照っていく。

この美味しい汁を逃さまいと海都のおちんぽをセリーの膣肉がもっともっと熱烈に抱き締め最後まで離さない────

 

やがて脱力する青年のカラダはやわらかなジャージ姿の女性たちに挟まれたまま……汗ばむ汗染みる熱こもる快楽幸せのナカで、蒸されて、とろんと目を閉じていった……。

 

 

 

その後順番待ちの雷夏にも絶対的にしぼられ、

 

 

 

『ところで夏ちゃんのダンジョンになんか用?』

『日亜せいひちゅカンコウツアーのがてらきましたでぇーす』

『ははーん♡ってコラ部室魔王城は観光地じゃないぞーぉ♡ずいぶんと壊れて絶景だけどなはは』

『アハッハハ反省してまー、ソノセツハ』

『んやそうかそうかはんせいはんせい反省したしぃ…いっちょ晩飯いくか!』

『いきまー、ソデスネシカシィ焼き物ロードは今日は制覇ノーセンキューでぇーす。ゴメンナサイ』

『おおー焼き物ロードに行ったのかー! わざわざおこしの熱心な観光客だなぁーははは、(アレ食べた? タレのうまいイカ焼き? ──そかそかナイスセンス! ナナ夏っちゃんセンス!)んやんやそだなー、それなら行くのはもちろん餃子の猛将伝! 新入部員はみんなここで夏ちゃんの奢りになっているのだ!! 絶対的儀式!!』

『わお! ゼッタイテキ?熱烈サービスたすかりまー! いですねいですねー。トコロトデー、ギョウザ以外もありまー?』

『はははあるぞー、だがラーメンだけはやめとけ♡やめとけ夏ちゃん♡そだなーレバニラ炒めにドデカ唐揚げはおすす────』

 

ベッドで伸びた青年生徒を謎のウインクとともに置き去りにし、

栃木県緑蜜市の地元民である女教師はすこぶる上機嫌で、お腹を空かした外国人旅行客を行きつけの飯屋へとこころよく愛車に乗せて案内したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

青い夏と金髪の静謐が去っていく────

玩具のようで機能的な雷のボックスライトに照らされた…いつまでも翳りゆかないダンジョン部屋で。

 

一度、シールドブレイク状態になると丸3日以上は安静にしないと失われた保護膜は治らない戻らない。そこからさらにシールド値を安全圏まで人間にそなわる自然治癒能力にまかせ回復していくとなると、個人差はあれどまたさらに少なくはない時間がかかってしまう。

 

⬜︎

ちょうじゅうようミッションでぇーす。調査結果でまー、回復オーラもちのニチアンボーイをホワイトカノンベルに引き抜きまー。イチゲキかえりうちのイザベラさぁんわかってまー?

手紙はちゃんとライターで処分してくださぁーい。

⬜︎

 

セリーからの置き手紙を読み込んだイザベラはだんだんと曇るそばかす顔で意を決した。

 

「寝てる。やるなら…今のうちに…」

 

 

瞼を閉じている、確認した手のひらには寝息がこそばゆくあたる。

 

イザベラ・ゴールドは俯かない、上司からの与えられたミッションをこなすために作戦行動へと移った。

 

 

 

▼

▽

 

 

 

海都は目覚める…目覚めたが、それが現実であるとは思わず開けかけた瞼をまた閉じ、それでもなまあたたかな刺激がつづくので、飛び起きパッチリと目を開けた。

 

海都はたしかにぼやけた視界で下半身の感覚で目撃した。起きたら見知らぬ女性にフェラチオをされていた、されていたに違いない……。

 

「なんで起きたの…」

 

海都が目覚めたことにより咥えて舐め舐めしていた海都のペニスから驚き飛び退いたイザベラは、困惑した目を右往左往させ伏目がちにそう一言。

 

「いや、こんなことされたら…」

 

お互いに自己紹介もなしにそう言うと、お互いの顔を見合いフリーズしたふたり。

 

(き、気まずい……)

(……なんで…見れる?)

 

しばし見つめ合い──そばかす顔は彼を警戒しながらもそっと近づきやわく握った。

 

「え!?」

 

警戒していた黒猫のような女は顔を近づけ、緊張の伝わる吐息が根本─陰茎─亀頭にこそばゆく吹く。

そして舐め舐めと、伸ばした舌を押し当てて下から上にていねいに舐め上げていく。

 

「なん!? え、あ、あっ♡」

 

「んぁ、はふ、ぁふ、にゃふ」

 

イザベラはつづける、おどろき飛んだハンチング帽にも構わず。湿っていくぬめっていく、数々交わりとても青臭いニオイのする青年のソレを一心不乱に舐め上げた。

 

やがて積み重なっていくヒトナメヒトナメのご丁寧にかさねられた刺激の層に海都は耐えられない。

 

「あっあっ♡♡もう…で、でるうう♡♡♡」

 

びゅーぴゅーぴゅーーーー、

 

舐め上げていた硬い肉棒から噴射した白いザーメンは、辺りに飛び落ちていく。

 

「…………」

 

黒い髪のキュートな西洋風そばかす顔を容赦なく、白く染め上げていく。イザベラは呆然としている。

 

見知らぬ女の子の顔を汚してしまった海都は気持ちよく息を乱しながらも申し訳なさげな顔をしている。

 

そんな彼の表情にドキっとしながらも、

熱い液体を浴びたイザベラは黙りこくり、作戦行動中なことを思い出し、身につけていたDウォッチを見た。

そこに映る0から回復した数値を見て、目を見開いた。

 

「本当に回復……回復オーラ……すごい……ひかって」

 

影はにおい立つ光を浴びた。その伏せていた黒目に光をやどして──

 

 

▼

▽

 

 

「なんか勝手に、体が動いて!?」

 

「うしろの影に押されてる。間違ってあなたのしらない影が目覚めたみたい。こんなのしらないだけ…さっき触れたからかも…だけ…」

 

後ろの影に背を押されて勝手に体が動く。影使いのイザベラの能力に影響されてか海都の中に棲んでいたしらない影がいたずらをしているようだ。

そんな奇怪な状況を説明されても海都は飲み込めない、ついに知らぬ興奮をする影に操られてかソバカス顔の彼女をベッドへと押し倒してしまい。

 

「ええ!? 意味がちょとまら!?」

 

着ていた邪魔なオーバーオール、彼女の服をあれよあれよと脱がしていった。

そして最終的に、はぎとられた黒いブラジャー1枚だけが、ひどく恥じらい困る彼女の胸元をなんとか隠している。

 

「ご、ごめんなさ…こ、これは俺じゃなくて!? すぐに──」

 

「うん影がやったなら仕方ないだけ……影…だけ…」

 

守るべき場所は紅潮する顔か、見られてもそんなに価値のないとおもう胸か、それともスースーとがら空きの────

 

「うぎぎぎぎ…あっ!? ぁあああ♡」

 

「ふんにゃ♡はぅ…♡」

 

そのままおせおせとでもいうのであるか、背を腰を居候する影人に強くおされていく海都は踏ん張りむなしくイザベラの膣内へと挿入してしまった。

 

(なんでとまらッ…あぁこれひもひ…)

(はいってく……だけ…はいってる……)

 

この先は、これは、もう完全にセックス。

腰が前のめりにイザベラの入り口に引っ付き、根元までずっぷりと奥まで挿入しているのがわかる。

 

こうなったからにはもう引き抜くしかなく、海都はみちみちとした心地よさを味わいつつも気を込めて腰をゆっくりと引いていったが────またすぐに謎の背にぐいと押され彼女の膣内へとみちみちと掻き分け押し戻されてしまう。

 

「え、え、どあぁっ♡♡」

「はふぅゅ♡♡」

 

おもわずお互いの甘い吐息が声が漏れる。

何度か脱出をこころみるも抜くとそれ以上に強く背を押されるを繰り返し、トマラナイ。

もはや傍からは海都がイザベラを正常位でなんども往復ピストンしているようにしか見えず。

 

ひどく甘い快楽を味わいながらも申し訳なさげな顔と、ずっと紅潮したままのそばかす顔の目が合った。

 

目が合うのは、顔を見られてしまうこの体勢はやっぱり恥ずかしい。

赤面のイザベラは影を伸ばしベッド上にみつかったデニムのハンチング帽を影の手に取った。そしてそれを赤面に乗せて自分の目元を隠した。

 

海都にもわかった、このままどうぞつづけていいということを。

 

さらに謎の影に押される背を理由に、

みちみちと狭い坑道をゆき掻き分けるような…恥じらう乙女の膣壁の感触が甘く病みつきになる。

もはや勝手に夢中に腰を振り続け抜き刺ししていた。

迎え入れるために分泌され続けるだくだくの愛液をローション代わりに、卑猥な水音がパンパンとピストンする度に立つ。

そんなエッチなリズムをききながら、もはや興奮は最高潮に高まり限界のラインを意図もたやすく越えだした。

 

「ああああでりゅうぅうう♡♡♡」

「んっんっ…んにゅぅぅゅううう♡♡♡」

 

膨らみ続けたモノはイザベラのナカで爆発した、欲望のままに。

あまくあまく育て上げた爆弾はついに坑道内で破裂し、イチメン白く膣壁を染め上げていく。

 

迎えたお互いの絶頂の瞬間、

素手で帽子をもち赤面を隠しながら、裏腹にイザベラは己の影、のびる影の手でつよく海都を抱きしめて離さない。

 

長々と電撃が走り、やがてじわっと心地よい熱がいつまでもひろがっていく。

 

帽で隠された黒い視界のナカで光がパッとひろがる。

どちらもとろけ顔をしていた。

おおきなおおきな快楽をぎゅっとシェアしながら────────

 

 

 

▼

▽

 

 

 

「んにゅっぅ…はぁはぁ……シールド値は……すごい80%……すごいあたたかな…光…」

 

行為をひと段落終えて、すこし落ち着いた息遣いでDウォッチの数値を確認した。

おおきく回復していたシールド値に上体を起こしたイザベラはおどろいた。

 

おどろいたやいなや、

 

『ぐぅぅぅぅぅ』

 

おおきな腹の虫が鳴いていた。

 

 

そんなのは予想外、イザベラはまたすこし耳を赤くし黙りこくり。

 

 

「なんか腹すいちゃいましたね……」

 

海都はなんでかしずまった状況に見合う言葉をしぜんと発していた。

 

「うん……」

 

イザベラはひとことそれだけ言い、さっきまでつながっていた少年との会話をつないだ。

 

「あ、よければ俺作ります! たしかここに兵糧庫を作ったってシデンレイラさんが……何かリクエストありますか?」

 

思いもよらないことを少年は言う。腹の虫をさすって寝かしつけていたイザベラはおそるおそるそのやさしさに甘えて…つぶやいた。

 

「…ピザ。デスピザでむかしはたらいてたからよく食べた……だけ……」

 

「ピザ!? えっとぁぁ、それならいけます! たしかシデンレイラさんがチュチュンさんたちに大量のチーズを────」

 

ピザと言ったのは無理せずデリバリーでいいということであったが、少年はなにやらヤル気に満ちた目をしている。ながらく影の存在であるイザベラに対し光に満ちたおなじ黒目を、

 

 

30分後、

 

ホットプレートで焼き上げたのはいつものクレープ、チーズを包んで折りたたみそれをピザだと海都は言う。メープルシロップをかけていただくシンプルなデザートピザに、具材にサラミとピザソースを入れただけのこれまたシンプルなアーメリガスペシャルの二種類であった。

 

カイトママ直伝海都お手製のクレープピザを、腹をすかせた2人で食べながら────

 

 

「あふっ、おいしい…」

 

 

とてもお熱いので火傷に気を付けつつイザベラは胃に収めていく。

海都は追加のクレープを焼き上げ皿の上に慣れたように重ねていき、おおめの軽食をとりながら自己紹介を終えて彼女との雑談をしていた。

 

 

 

雑談❶取り憑いた影?

 

「男が女の人の影なんて珍しい。何か新種のモンスターが取り憑いている?」

「そうなんすか? って押してたのって女の人だったんすか?? えぇ…身に覚えがまったく…モンスター?」

「影の世界で飼える。あなたも飼いやすい体質なのかも」

 

目の無い黒い猫がイザベラの足元の影から海都の足元まですたすたとあるいていった。

そして何故か海都の影の下で黒猫は寝だした、日向ぼっこならぬ影涼みのつもりなのだろう。

 

「うおっと!? ね、ねこ? かえる……俺はたぶん無理だと思うんすけど……あ、そのスキルってなんかすごくて便利っすね?」

「他人の影はそんなに操れないだけ…あんまり便利じゃないだけ…やってることは偵察だけ……影もほら、つかったら薄くなってる。ぜんぜん万能じゃない……だけ…」

「そ、そ、そうなんすね? え、ほんとだ? 影の濃さが……不思議っすね」

 

オーラ量のように影は使い取り戻せなければ減る薄まる。増やして減らして伸ばして縮めてやり繰りをする、決して万能なスキルではないとダイバーとして海都の先輩であるイザベラは弱点を明かしながら言う。

 

 

 

雑談❷わたしたちのオーラ

 

「部室だなんてそんなの聞いたことない…」

「と言われても…ダンジョンから部室チップを持ち帰ったとしか俺はきかされてないっすね……?」

「オーラが失われているから」

「……?」

「博士にきいた、オーラが失われているから私たちはダメなんだって」

「えっとそれって? つながる話がみえないっすけど? オーラはみんなあるんじゃ、」

「みんなじゃない……この世界のオーラ持ちってだけでけっこう珍しいの。オーラを持つ人は例えば吸血鬼や狼人間のきょうだい…みたいなもの。そういううわさ伝説もオーラの変異してそれが表面化した仕業なんだって……だけ…」

「きゅ、きゅうけつき、狼人間……。はぁー、俺にはさっぱりっす。みんなあるものだと勘違いしてました……?」

「つよいオーラがスキルがあれば、ダンジョンをふかく探索できる。今はそれだけ……」

「べ、勉強になりました…っす…!」

「そう……わたしは聞かされた……いった…だけ……」

 

ダンジョンの先輩であるイザベラは独特の間でしゃべるが丁寧によく話してくれる。

海都にとっては知らないことだらけでダンジョン部の一員としてはところどころすごく勉強になるお話でもあった。

その後も影との雑談は嫌な雰囲気はなくそこそこつづき、皿に焼き重ねていたクレープが薄くなっていく。

 

「いちばん好きな音楽はえっと【エメクロ】……すかね」

「え、それって【エメラルドクローゼット】??」

「はい? はいそうっすね! テストのアーメリガ語習うときにハマっちゃってあはは」

「わたしも…けっこうすき……だけ…」

「え、そうなんすか!? うわぁーエメクロ好きな人がいるなんてあはははそれってレアっすね? あれ? ちがいます…か?」

「うん、それってけっこうレア……だけ…ふふ」

 

影の中にほのかな光を宿す比較的暗めな音楽性が特徴であるほどほど有名なアーメリガ帝国の多国籍バンド、エメラルドクローゼット。そんか2人の意外な共通の話題は、輝いた黒目黒髪どうし、同志で……かなりながくディープな歌詞の解釈に至るまでつづいたのであった。

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