雷夏先生とゆく、緑蜜高等学校ダンジョン部!!! 作:山下敬雄
迷宮迷路構造というのに行先、どこも明るいのは不思議だ。
ここの空気中に含まれる不思議なマナは、通路をゆく探索者たちの存在を感知し勝手に発光し辺りを灯す習性があるのである。
柔らかいスポットライトのように彼らを常に照らし道案内、出会うモンスターを照らし、ダンジョンの明暗をうまく演出している。
ダンジョンは取り決められたルールに則り、探索者たちモンスターたちを味方する。全ての生物に基本的に平等であるともいえる。
なぜダンジョンがこのような仕様システムになっているかはWASAの研究でも明らかではない。一説では各国の言語の礎となっているエスト語のように、昔世界がひとつであった名残、それのもっと果て──大きな規模に解釈したものである。そもそもこの世界、地球大陸各地に亜空間穴が出現するのは、我々地球、地球人という概念を超えたどこかに存在する複数の世界がひとつになろうとしているのではないかと……少数の研究者たちにはささやかなロマンときぼうも含めて推測されている。
そんな未知にみちたダンジョン環境で、未知のうごく骨たちから辛くも逃げおおせ、打ち倒し────みつけた安全な小部屋で小休憩。
まだまだこの命の先行きは不透明……心配の種がすべて解消されたわけではない、2人の脱獄者探索者は現在────────
何をされているかわからない。
ずっしりと重いおもしが視界と呼吸を塞いでいる。だがどうしようもない状況が、青年のカラダ上下で2点。
聳り立つものは言い訳ができず、言い訳を言う口すらもやわく冒険家服のお尻に押しつぶされている。
さらにこんわくの状況は進行し、
制服のチャックを下され、彼の意図せずパンツから元気にとび出てしまった。
そして冷たい手が青年の熱く充血したモノに触れた。
興味心、確信犯か、撫でる手つきに育てられていく。
撫でる手との肌温度が近付き、ふたりの興奮も高まる。
やがて、
ぬめぬめと柔らかい様変わりした感触が、一気に肉棒を伝っていく。
「んん!?」
青年は彼女の尻の下でおどろき、一瞬彼女に何をされているのかわからない、けどわかった。
柔らかい這う…うごくものに亀頭──あげく根元まで包まれ、上下に吸われる感覚を伴いストロークする。
「んっんっんんんんーーーー♡♡」
うめきながら、与えられるあたたかくヌメる刺激に耐えられず────海都はダンジョンお姉さんのお尻に敷かれながら射精した。
込み上げる甘い射精の脈動で、びゅくびゅくと跳ねるペニスと、突き上がり地から浮く海都の腰。
ダンジョンお姉さんはかわいく暴れる青年の体をお尻と、両手でしっかりと封じ込めて、甘くまったりと排出する快楽の檻から逃さない。
咥えたモノから溢れる汁を口内で受け止めた。
不意の射精に目を見開き、おどろきつつも熟練の対処。
口内にひっかけられ受け止めた熱いザーメンを────
「ぇろぇ……ん? フルーティー?♡♡」
ダンおねは舌の
「あぁ……」
ダンおねの尻がやけになまあたたかい。
ずっしりと……失礼にも座ったままだったダンおねは敷いていたものに気づいた。
「あ、そだ。ぺしゃんこーー♡じゃなくてごめんねごめんねうんしょこ、ごかいちょうーー♡──あれれー? ぺしゃんこーー♡されて茹で上がっちゃったった? お顔さんとろーんってしちゃってるよ? ダンおねのドデカお尻唐揚げがそんなに効いちまったァ? ってデカくはねぇ! いやデカい♡? ねぇねぇ、♡」
長々と押しつぶされた海都のとろけたダメな顔がそこにあった。やっと明けたぼやける視界に荒い息遣いでやっとのまともな酸素を取り込んでいる。
尻に敷いていた青年を見下げるお姉さんのソライロの瞳は悪びれもせず、愉快に笑っている。
顔面騎乗されながらの手コキそれからフェラ、視界と呼吸を制限されながら、されてしまったコトはとても気持ちがよく……。
ピース、ぴーす、ダブルピース。
ダンジョンお姉さんは年甲斐もなくはしゃぐ。
仰向けのままソレを見た海都は何故か少し──すこしの敗北感を感じてしまった。
飲み干したそのお味の感想は──
「すっごーーい、のどごし? なんか、なんだろ…むむっ…風呂上がりのフルーツ牛乳アレだ…みたぁーい!! ねぇねぇ死鳥舎くんこれダンおねとためシたらどうなるのかなぁ!」
「え!? ちょっとまっ」
「はいだーーーーん!!!」
「ああああっ♡♡」
ぽいぽいっと脱ぎ捨てられたダンおねの下装備。ダンおねの生尻が一切の躊躇なく、海都のびくつく射精後ペニス目掛けて────打ち下ろされた。
あまりの速攻、あまりの判断の速さ。そして半勃起状態のペニスを一気にこすり食べた、食べられてしまった…無理矢理たたきつけられた快楽に海都は声をだしてしまった。
にひひ、ダンおねのつくる笑みがリアクションの良い海都を見下ろす。
「はいダンおねのダーーーーンジョン♡だだーーーーん♡」
「なっ、ああああ♡♡♡」
根元まで打ち下ろされ止まっていたのは束の間、海都が息を整える暇もなくダンおねの騎乗位ピストンは始動した。
ためらいなく…本当にためらいの一切ないピストンが海都を攻め立てる。
たんたんっと、ライドする冒険家服仕様のダンおねが茶髪を揺らし海都を遊具にしてあそんでいる。
膣壁と肉棒にこすり合わせ与えられる強烈な刺激に、このままつづけばもう海都は耐えられるはずはない。
高まっていく…
のぼりつめていく…
ちゅるちゅると…カウパーが今か今かと我慢ならない増幅しつづける快楽で半壊した鈴口から、込み上げてくる…
しかし、
止まった。
ダンおねはとつぜん動きを止め、騎乗位をやめた。
好きなようにヤラれてしまっていた海都は息を乱しながらも、口をぼけっとあけ、跨るダンおねの方をみた。
すっぽりと性器どうし繋がりながら、彼と彼女が見つめ合う────
なおも不動。
見つめとまっている…くるりと左巻きにすこしクセのついた茶色い前髪、くりくりとした青天の瞳をもつ、そのダンおねの顔がよく見える。
蛇に睨まれたわけでもない、ヘンににらまれて海都は困惑しフリーズしている。
「もうっ、ダンおね求められてなぁーーいっ、ふふんのふんっ」
「え…」
わらう真顔からむっと、表情を変えた。
唇を尖らせ、鼻息をふんふん鳴らし、何かを今言ったダンおねがいる。
海都はわからない。目の前のヒトが何を言っているのかを。
そんな要領をえない海都を見たダンおねは今度は前のめりにじりじりと…せまった。
「ねぇねぇ、ダンおねとシたい?♡」
「えっえ…」
問う…そして、迫力に圧された海都の目をターゲットし見つめたまま、胸の周りをさわさわ両手でなではじめた。
ダンおねはくるくるとゆびさきでおとこをゆうわくする。
「むー、ダンおねはそんじょそこらの通販の女みたいに安い女じゃないからねー」
「ね、ね、どうするぅ?♡」
「え、あっあぁ…♡」
困惑する海都をやらしい手つきで密着した女体が誘惑する。誘導している。
「んん?♡」
海都の反応に、痺れを切らしたのか腰が動き始めた。
ゆっくりねっとりな動きから、ぱんぱんぱんっと涎を垂らし合っていた性器どうしを上下に擦り合わせていく。
「ああっっひゃめ♡♡ああああ」
意地悪な目でじーーーーっと見つめたままダンおねのピストンが、さらに速まっていく。
「ああああっ♡♡」
「もぅ…お姉さんを焦らすイケナイ子にはぁふふんのふんっ──【ダンおねスペシャル】!!!」
「あっああひゃめああああ♡♡♡♡」
【ダンおねスペシャル】
それは左の乳首を舐め、右の乳首をゆびさきでいじり騎乗位で一気に攻め立てるスペシャルな技。
とつじょ繰り出された破壊力まんてんの技に……準備もなく無防備なところをスパートをかけヤラれてしまった海都は耐えられない。
海都はダンおねスペシャルで射精してしまった。
びゅーーーーーーっびゆーーー
ダンおねのベージュの布地を掴みながら、そうしても逃れられないおおきな快楽が下から白濁となり、漏れていく。
勢いよく漏れたザーメンはダンおねの天井を打ち、熱い熱いザーメンが膣内をよごしていく。
「んっ♡んんんん♡♡♡」
びくっびくっとダンおねの尻が震え悦ぶ。海都のオーラが含有されたザーメンが染み渡るとても気持ちの良い快楽多幸感へと変換され、女のオーガズムへと達した。
やがて左の乳首に吸い付いていたダンおねのやらかい唇が糸を引き離れた。
「あっあっ♡すっごーーーい♡♡♡おぉなんか全身沁みてくぅーー男の子のエキス!♡うひょいこれ3年若返って健康になるヤツうううういぇいいぇいぴすぴすーーって誰が30代前半に戻りたいッッ!!? あひははははは────」
男にまたがりはしゃぐダンおねであった。
▼▼
▽▽
ラッキー…にもシールド値を満タンまで回復することに成功したダンおね、海都のパーティーはさっそくこの迷路仕様のダンジョンの先を進んでいくことにした。
『急がず慌てず、運が悪けりゃそのとき。ダンジョンを無事攻略するコツは悪運以外はコツコツと』賢そうに人差し指を立てた賢者ダンおねから聞かされた長めの格言にしたがい、足元明るく先の暗い通路をコツコツと進んでいく。
先行するベージュの服、ハーフパンツのベージュの尻……。海都がぷりっと揺れるソレについ目のいってしまったそのとき、
「しかしここダンおねの思ってたダンジョンと違うなぁ。死のダンジョンだよねぇここ? そそ途中気づいたんだわーAIカメラちゃんもいなくなってるし、ぼこぼこチューブも見れないしぃ? こんなのテンション上げ損だよねぇ。え──素もかわんない? ねぇねぇ」
ダンおねはいい顔で後ろの海都に振り向いた。
「いや!? えっとそれは知らないすけど……死のダンジョン? まぁ、死にかけたことは何度か…あるかなぁはは…」
ダンおねの言うことが時々、いやはんぶん…海都は分からずにいたが、そもそもダンジョンの事が自分にはまだまだ分からないことだらけなので当たり障りのない自らの事実経験だけを素直に答えた。
「ほぉーほおほおーー。ま、現在進行形でもギリギリやりくりなかなか死にかけてんもんねぇーあひははは(バトルカードも脱出ののど飴ちゃんもぜんぜんでないなぁ? むむ、のわりに死鳥舎くんは冷静…ダンおねは探偵…)」
「ふふんのふんははーん…ダンおねこれわかったぞいっ、犯人は……オマエだぁーー!」
大きな独り言をつぶやくベージュの冒険家はいきなりその場を駆け出した────
「ん──? なに、しゃべった?人型モンスター? はは、」
「おまえだ…え??????」
「あ、いた…うるさくて濃い影…………だけっ!? さがしものも…!」
「ええ? ど、どみこさ…ん? たち…? イザベラさんに…しでんれいらさん…!?」
「いたね、ふふふさがしもの。予感するよりはやかったね。ダンジョンおもいがけぬ、突き当たりばったりかい? ふふふふ僥倖」
光る杖をもったそばかす顔、白と黒の派手な女道化師、そこにいるみえる。
海都は銃を片手に目を見開き──ゴシゴシと幻をこすった。
嘘じゃないかまた目を凝らし、よぉくめのまえの真実をもう一度にらみ見た……。
構えていた銃をゆっくりとさげていく。
出会い頭、パチンと音の鳴る──元気の良い右ストレートを右手に受け止めた黒いパジャマ姿の女剣士は、金魚のようにぽっかりまぬけに口を開け目をなんどとも瞬きする……謎のベージュのダンジョンモンスターにワラった。
運か、運命か、出会いか、導きか、懸命かどちらにせよ僥倖。
さがしものとさがされものが今ここに。
迷子の2人が通路を左へと曲がり躍り出たその一寸先、拳をお見舞いしたのは骨でもモンスターではなく……。
出会ってしまった3人のしゃべるにんげんらしきパーティーに────つきあたりでばったりと。
砂浜に、青い火花が乱れ咲いた。
赤髪に握られていた柄は受け止めたその速さと遅さに、調子を崩され、くるくると宙を舞い────やがて変哲のない地に突き刺さった。
何合とも切り結んだ秘刀はその緑の鞘に仕舞われ、青髪の天才が編み出したというその技の5度目のお披露目を終えた。
神牙流の当主代行古井戸神子から受け取った設計図をもとに修行をはじめてから、もう何時間か。
雷夏はたしかな手応えを、相手をしたムスイもその身に、その剣に、今までとは明らかにちがう手応えを受け取っていた。
「剣で斬る=花火だと?」
「ざんざんざんざんひゅー…どんっ…ぱっ! てこと、そう夏の花火」
「……なるほどな。それで遅れて斬撃が咲いた……というわけか」
「んや正解。だからおそらくムゥちゃんはいつものような夏ちゃんの真似はできないってこと。夏の花火はもちろん夏ちゃんの領分!」
「……バカらしいが(アレをやるのは獣だな…むしろ花火なんて華麗なものではない、剣に受け取った手応えは合わせて素速い獣の連撃のようであった……たしかにコイツは自信通りにできている、もし全力の剣ならば──至難だな)」
「んやそれでこの技でも使ってるド神子にいわれたボタンで内側のスピードを上げるとき夏ちゃんはボタンというよりは電池、ONがOFF、OFFがONのバチバチとカラダを速く流れる電池の抜き差し!」
「それは何度かきいたが相変わらず意味が分からない説明だなお前は。私はそんな馬鹿げたものはない。(体から離れた秘刀を雷夏のようにそこまで長時間操ることはまだできないようだな)今まではイメージでもなく水のオーラの流れを単純に速くし剣に纏わせていた、剣を速くすれば伝播し…カラダも間合いも自ずとそれに合わせついてくる。(すなわち握る剣が私には当主代行の言う雷夏の言う…チカラを込めればレスポンスがどうとでも上がるボタンともいえる…だがここから先の壁を壊すのに必要なのはきっとこれだけではないな……。握手した当主代行はたぶんこう言いたいのだろう…水がただ蛇口から垂れ流れるだけではなくもうひとつの性質、剣を握る手だけではないごく当たり前の──)」
手合わせ後のイメージの共有、雷夏はもったいぶらない。
いち早く完成させた設計図を夏の花火に例えて、ムスイに共有した。雷夏の言いたいことはひどく感覚的ぇ一見意味不明なものではあるが、長らく何度も雷夏の相手をしてきたムスイには雷夏の言いたいことがそこそこには伝わった。
時空を超える剣とうたわれている…神牙流時空剣術のタネであり仕掛けであり基本である〝ボタン〟。
雷夏にとっては抜き差しするその身に宿る緑蜜の電池。
ムスイにとってはやはり鍛錬しその手に握りつづけてきた剣そのもの。
どちらも長年付き合ってきた剣であることには変わらない。
その各々のボタンをどうアレンジし用いるかが古井戸神子から受け取った半端な設計図のつづきを完成させる肝であった。
▼▼
▽▽
またも青い火花──花火が幾度も咲き誇り、やがて失せた。
ムスイの握っていた武器チップの刃は砕け散り。
緑の鞘にいきおいよく納刀し、ギラつく赤目で雷夏は気合いを入れた。
「やはり夏ちゃんは天才──よし、準備万端! ムゥちゃんはまぁ…宿題居残りだなっ!」
「馬鹿言えいくぞ。既にどうすべきか、当主代行の考えていたぶぶんの見当はこの手についている。余った時間でお前の試し斬りに付き合っていただけだ」
「ほぉー! ふむふむ絶対的ライバルの雷夏ちゃんには秘密にしたいみたいな? ははは──じゃ、いっちょボーンクイーンをとっちめに行くか! カイト生徒もついでに!!」
「だれがライバルだ…むしろ腐れ縁。──当然だ、一度手合わせしたぐらいでスベテ負けたことにはならん、これ以上の鍛錬は疲れるだけの逆効果だいくぞ!」
ムスイは水色の道着の襟を正して、巾着袋に武器チップを補充し袖の下にしまった。
同様にテントからかっぱらったリュックを背負い、新しい緑のジャージに着替えた──今度の雷夏に準備抜かりはない。
意見は合致し赤髪と青髪、ボーンクイーンへのリベンジマッチ、楽天海都救出へ向けての2人の士気は高まる。
まさに今勇ましい各々の一歩を踏み出した、そのとき────
「ただいまー、んもす、はは、え?何これからバカンス、薬局? はは、」
「はいだーーーーーん!!! ただいまんもおおおおおおうおおおおおおダンおねは生きてるッッ」
「ただいま……ふ……だけ…ふ」
「ふふ、もどったさ。おふたりはこれからチケット期限の切れた遊園地かい?」
「んや? おー【ミスブル】おっかえりーー、んやんや?」
「ん──当主代行、戻ってきたのか?? …やはり一度では敵城までの一筋縄では…いかなかったということか」
雷夏とムスイがちょうど並じゃない冒険へと旅立とうとした時に、意気揚々とダンジョンに向かったはずの【ミスブル】、まとも三人衆(+1)ミステリアスビューティーアンサンブルの面々が青い渦から続々とあらわれ帰還してきていた。
思ったよりもお早い帰還に、居残り組の2人はクエスチョンマークを浮かべつつ訝しむ。
何故か表情の読めない真顔で近づいてくるまとも三人衆、+1。
その4人の影からやがて────ひょっこりと、
「ただいまっす…せんせい、ムスイさん…」
よごれた緑のブレザーを着たさがしものが4人の尻裏にかくされ、持ち帰られていた。
「ってえええええええええ」
「なんだと……」
リアクションはうるさく、しずかに、それぞれ。
さりさりと頭を掻く、見慣れた青年の苦笑いに、
赤髪と青髪のオンナの開いた口が塞がらない。
「「なんで帰ってきたんだああああ」」
「ただいええ!? な、な、な、なんでぇ…??」
修行をしている間にも心の片隅に留めて悶々と燻らせ思っていた、その青年の顔に──2人は声を揃えて絶叫。
「まったくなんで帰ったあああこれからダンジョンへとパワーアップした夏ちゃんが颯爽とド神子たちのピンチに駆けつけて絶対的に助けにいくつもりがァァ!!! 生徒想いの雷夏ちゃん先生の絶対的救出プランが水の泡だぞおおおカイト生徒おおおお」
「海都、何故私が来るまでおとなしく待っていられない! 魔王に攫われた一国の姫が勇者の助けを待たずに勝手に帰ってきてどうする!!! 王道シナリオをぶち壊すじゃじゃ馬の馬鹿か!!!」
「え、えぇ、だからな、なんでぇ……ええ!??」
逆ギレとはこのこと。生還した海都は、襟をぐいと、駆け寄った赤青2人のオンナに掴まれながら、間近に飛ぶ唾、飛ぶつよい言葉を浴びせられつづけている。
雷夏、ムスイ、パワーアップ…なんと修行の成果の見せ場はなく。
まとも三人衆【ミスブル】の迅速な対応と活躍により緑蜜ダンジョン部は無事……大切な部員の楽天海都(とダンジョンお姉さん)の救出に成功した。