雷夏先生とゆく、緑蜜高等学校ダンジョン部!!! 作:山下敬雄
「こーれ、とろけてないでしっかり味わうのじゃ。ワシの顔を見ながらワシにそのちんぽと舌ちんぽで媚びるのじゃ♡ぬしにできることは僅かにソレだけじゃ♡はあぁ…じゅずぶじゅじゅぢゅ──」
睨むウツボが歯を見せワラう。
やがて桃色の吐息とともに近づき……交じり合う。だらんとした舌とうねうねしゅるると突き入れる長舌が、交じり合う。喰われるように一方的に繋がった口内で絡み合いながらさらにさらさらと吹き込まれていく桃色の煙。それは毒か、薬か、愛か、見知らぬ愛の暴力か、彼のナカで直接充満し思考をもっともっと深く痺れさせていく。
溺れるようなピンクの海に浸かる……そんな長い長いキス行為に、最後はかぷり────鋭い刺激が海都の柔舌を穿った。
その突き抜ける刺激と同時に対面座位で抱かれていた海都は堪らず射精した。
どくどくと注がれていく内も、深いキスはつづく。
傷口から染み出す赤いワインを味わうように口内が啜られていく。
同時にぴゅーぴゅー白い上質なオーラジュースをウツボ姫のぴったり締め付ける膣内に吐精する。
きゅぅっと締めて…また締めて…その心地よいウツボ姫の強引な脈動のリズムに促されるがままに、白いザーメンが絞り出されていく。
抵抗はできない、媚びて委ねるしかない……その甘く深い
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カタカタ揺れる大貝から、やがて──ぺっと吐き出された。
勝手に連れ去り勝手に巻きつきその獰猛なウツボの姫はようやく噛みつき飽きたのか、貝の中の異界に囚われていたかよわき獲物はやっとその身を解放された。
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ぽかぽかと温かい。
全身がほっと癒されるような心地は目を閉じながらも何かに似ている。
そんな芯までしみわたる心地に目覚めると──温水のなかに浸かっていた。
貝殻のカタチをした珍しい風呂のようなものであった。
海都は目覚めるといきなり風呂に浸かっていたという光景に驚くが、じんわりと今日か昨日分の疲れが癒され温まる心地に……飛び跳ねて驚くことはなく、何故かやわらかい背もたれにもたれながら夢でも幻でもただただあったかいのでそのまま身を委ねていた。
貝殻から不思議と湧き上がる緑の湯。
極上の風呂におのずと目を閉じる。
しみじみとしみながら……また熱帯び凝りのほぐれた濡れた瞼をひらくと────
イチゴミルクと目が合う。
いや、それはそのような鮮やかでやさしいグラデーションをした瞳と髪。
見下げる天とのぼせ顔を浮かべる水面でにらめっこしながら……やがて驚き、ばちゃばちゃと両手の翼を慌てさせ黒髪が溺れていく。
慣れない形の貝の殻底をすべり溺れていたところを引っ張り上げられると、またその色合いの女がいた。
海都がさっきの今までもたれかかっていた柔らかい背もたれの正体は、共に貝の湯に浸かっていた美しいピンク珊瑚のような色合いの女性であった。
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海扇部隊の隊長に任命されているサンゴはウツボ姫の大貝ベッドから見るも無惨に吐き出されたゲストを、とりあえず特別な貝の湯に浸からせいろいろを清めた。
そして彼女は小一時間前にカタカタとしゃべる大貝から下った指令を思い返す。
『貝よりいい出汁がでよるかその蟹味噌の海藻男のオーラをちと深く調べ上げぃ。ミゾレちゃんも未海地で探す必要も無事なくなり海扇部隊もおそらくぅ……暇じゃろう? あーあーヤツらか? バ貝柱どものことはもう捨て置いてよかろう、戻ってきたならば働かせどこぞで食われていたならばそれまでじゃ。元々貝柱はヤツらが勇んで勝手に立ち上げたものじゃ、まとめて無くなってもべつにワシの海はさほど揺らぎはせんワシがおるからのぉ? それよりじゃまた新たな海で新たないい獲物が釣れればおぬしのようなそこそこ噛み応えのあるお釣りでワシはまた儲けることじゃ、なにも薄情ではないぞ? ただの海のあり方、ワシら貝間がここで共生するための当然のサイクルと考えよ。安心せぃもちろん海賊にやられたとなれば話は別じゃがの? ……してワシの海の編成は現状しばしサンゴおぬしに一任することにした(いかにワシとて身はひとつ群れた小魚相手にいちいちウツボ姫自ら牙をといでうごくのは面倒じゃからのぉ)、まずはおぬしが〝気まぐれで〟連れて来た未海の2人を責任もって磨き上げておくんじゃな。どうやらワシらよりオーラの恵の薄い海の連中のようじゃからな、フフフよいよい…。さてワシは飽いたからそこのソレを回収してもうさがっていいぞ、またさいてい三日はくれぐれもつまらぬことで起こすなよふふふ…ふぁぁ……』
とのことだった。
ずいぶんと姫様に万事を丸投げされたサンゴはさっそく────構え、取り掛かっていた。
手術前のような仕草で、不思議な白泡がサンゴの指先から生み出されていく。
そしてごしごしごしごし……泡立っていく。
細やかな両の手つきが這う黒髪がアワアワと染まる、うしろに浸かる彼女の手で。
「……」
「……」
極楽と困惑と無言のじかんがゴシゴシと経っていく。
海扇部隊隊長のサンゴはダンジョン部の楽天海都にご挨拶がわりのシャンプーをした。